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saneyukiさんのレビュー
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  • とある魔術の禁書目録(4)

    とある魔術の禁書目録(4)

    鎌池和馬,灰村キヨタカ

    電撃文庫

    本来神裂火織のターンなのだが、ミーシャの方が印象強い

    今回も割といい加減に好き勝手な事を書いています。 御使堕しが起こる話。確か後々にも登場する単語なのだが、本巻はむしろ上条刀夜の方が重要だと思っている。当麻のご両親初登場の回だ。 何しろ刀夜は記憶喪失である、当麻の過去を知っている現在唯一(母親もいますが)の人物だ。後々再登場する。 御使堕しは、何故か私の中では重要度が低い。それより天使語と言うべきだろうか、読めない台詞が出てくる。これが意外なところで再登場するので、記憶に留めておいた方が良いだろう。 そして、当麻の実家が爆発四散する・・・。今思えば凄いストーリーだ。

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    投稿日: 2016.04.30
  • とある魔術の禁書目録(3)

    とある魔術の禁書目録(3)

    鎌池和馬,灰村キヨタカ

    電撃文庫

    新約の14巻まで読んだが、この巻はやはりシリーズ最高傑作だ

    わりと好き勝手に当てにならない事を書いているので、気になる方は読まないことをおすすめします。 後に大活躍するアクセろりー・・・じゃなく、アクセラレーターの初登場の巻だ。以降一方通行と記載します。 そしてついに私の大好き美琴さんのターンであり、自動販売機(これ重要。この名脇役の自動販売機さんは何か一言苦情を言っても良い気がする)が登場する。 アニメ版の14話「最強VS最弱」(これは、さいじゃくVSさいきょうと読む)は、とにかく見所が多すぎて何度も観てしまった。学園都市最強と戦うというシチュエーションも重なり、テンションが上がる。 後に重要な役割を果たす妹達や白井黒子も確かこの巻からの登場だったような気がする。 余談だが、白井黒子は本編での登場は少ない。超電磁砲の影響で主要キャラクターのように映ってしまうが、意外にも素性がほとんど分かっていない。私の知らない所で公開されているかもしれないが、彼女の方こそお嬢様なのかもしれない。美琴は一般家庭(?)の娘さんで彼女の実家は、後に引っ越しする当麻の実家とそこそこ近いと思われる。 ストーリーについては本作を読んでもらうとして、一方通行は確かに凄い能力だ。美琴の能力、電撃使いの上位版と言っても差し支えが無い。学園都市の上位能力者(レベル5)で恐らく唯一の普遍的な能力(第六位が不明)の持ち主である美琴にとって、その自身の上位能力者が相手なのだ。元々彼女にはどうする事も出来ない相手だったのだ。 その一方通行と妹達は要所要所で重要な役割を果たす。この巻が本シリーズの形を整えたのかもしれない。

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    投稿日: 2016.04.30
  • ゴルゴ13(155) PKO プライス・キーピング・オペレーション

    ゴルゴ13(155) PKO プライス・キーピング・オペレーション

    さいとう・たかを

    SPコミックス

    師として戒めておきたい事が、あります

    この155巻は全体的に読み応えがある。表題のPKOも面白いが、やはり一射一生だろう。何しろゴルゴに武術を師事した女性が登場するのだ。ゴルゴ13の読者でこの巻を未読の方には推薦できる一冊だ。 父を事故で失い、鞍馬竹林流の継承者となった弥生という女性が登場する。夜間の暗視狙撃に特化した弓術の使い手だ。無意識に背後に来た人物を攻撃してしまうゴルゴの一撃を防いでしまうほどの達人。依頼の都合上ゴルゴは彼女に弓術の指南を求める。 私の知っている範囲では、ゴルゴに武術を指南した人は居なかったと思う。恐らく今回限りの登場なのが残念なぐらい要素盛りだくさんの登場人物だ。 自分の教えた弓術で人を殺める事を最後まで戒めた彼女と、ゴルゴがその技で何をするかが本作の焦点だろう。 心地よい結末だった。

    0
    投稿日: 2016.04.30
  • 覇剣の皇姫アルティーナ(1)

    覇剣の皇姫アルティーナ(1)

    青峰翼・鉤虫,むらさきゆきや,himesuz,エンターブレイン

    ファミ通クリアコミックス

    今まで納税に苦労していたのに、問題なく納税できている村

    原作既読を前提に書いており個人的な主幹も強いので、気になる方は読まないことをおすすめします。 本シリーズはライトノベルのコミカライズ版だ。原作と原作のシリーズの後に登場した「アルティーナ」の両方を読んだのだが、このコミック版は遜色が無い。 この1巻では、レジスの赴任から盗賊をとらえて、ジェロームに一騎打ちを申し込むところまで描かれている。 原作の一巻分には少し届かない。 さて、どのくらい遜色が無いかと書くと、原作を読まなくても良い位のレベル。もちろん原作と併せて読み進める方が楽しめるのは間違いないのだが、このコミック版で十分なぐらいの完成度だ。 小説と漫画では表現方法が異なるため、原作小説をなぞらえただけでは、違和感が出ることが多い。原作小説の再現度が高いコミカライズ版も存在するが、私はその場合原作小説を読んだ方が良いと記載する。同じなら原作を読んだ方が良いという理屈だ。なので、コミカライズ版は作家の個性が出ている方が私好み。 そしてこの本作は恐らくだが、コミック用に脚本から見直されていると思われる。もちろん基本的なストーリーはしっかり踏襲している。 盗賊をとらえる話は、原作のレジスより、本作のレジズの方が一枚上手かもしれない。 気になる絵の方だが、十分過ぎるクォリティだ。原作小説の挿絵と共に渡し好みの絵なので甲乙付けがたい。表情が豊かな分コミック版の方が好きかもしれない。 気にはなっていたが原作を読むのを躊躇していた方は、コミック版を読んでみても良いかと思う。恐らく続きが気になって原作を読み出す人も居るかもしれない。人によっては原作の方がじれったいと感じるかもしれない位だ。

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    投稿日: 2016.04.30
  • コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法

    コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法

    永井孝尚,阿部花次郎

    中経☆コミックス

    読み物として十分面白く、本来万人が知っておいて良い知識

    マーケティング理論というのは経済学同様、万人が知っておいた方が良い知識だと考えています。 本作自体は、会計ソフトをいかに販売するかという話です。競合他社と比較して自分に有利な点は何か、足りないなら何をすれば他者と渡り合う事が出来るのか・・を検討して、商品を販売するストーリーです。 この考え方、実は応用範囲が広い。 極端な話、自分自身を商品と見立てて、自分の有利な点、足りない点、を検討し不足している部分があるなら、強化し必要とされる人材になるべく自身を育成する。人間の集団の中にいる限り、ほぼ万人に適用できます。 実際の事例を織り交ぜ、物語に組み込まれておりますので、イメージしやすいです。 2巻の後半は凄い展開が待っています。3巻はネットをよく利用している方なら、割と身近な事例だと思います。 ただ、価格はそれなりです。

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    投稿日: 2016.04.24
  • ヘヴィーオブジェクトS 01

    ヘヴィーオブジェクトS 01

    さいとー栄,鎌池和馬,凪良

    電撃G'sマガジン

    アニメから入った方には手頃であります

    原作の1巻、親指トムは油田を走るから収録されています。 ガリバーを縛る雑兵達は犬江しんすけ先生の作品で、本巻とは作者が異なります。 さいとー栄先生の本作品は画力も高く読みやすいです。 アニメ版に慣れた人はこちらの方をおすすめします。原作を読んでいない方、アニメを見ていない方でも、この巻から読み始めてもさほど問題ないです。ガリバー~の部分についてはダイジェストで読む事が出来ます。式典がやや残念。 原作をコミック化した作品というのは、何を重視しているかによって好みが分かれます。前述の犬江しんすけ先生とさいとー栄先生ではやはり作者の考え方が異なり、雰囲気も違ってきます。同じ原作なのに・・ですが。 それなら原作を読んだ方が早いのですが、肝心の原作は難読です。人を選びます。 ぶっちゃけアニメ版が一番楽で、次に本作が良いかと思います。本作のストーリーは原作に沿っており、アニメ版とは異なります。順序逆ですが。 犬江しんすけ先生の作品はちょっと原作を読んでいないと、凄さが分かりにくいと思われます。 Sの次にAが続きます。 さいとー栄先生が引き続き執筆します。この頃になると安定感が増してきます。 ある程度世界観が分かっているなら、Aからでも良いかもしません。

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    投稿日: 2016.04.24
  • 【合本版】とある魔術の禁書目録 全24冊収録

    【合本版】とある魔術の禁書目録 全24冊収録

    鎌池和馬,灰村キヨタカ

    電撃文庫

    個別で持っているならわざわざ購入するまでも無いです

    禁書目録のシリーズをまとめて購入できるので便利といえます。 巻毎にジャンプできるので、読みたい巻に飛ぶ事が出来ます。 しかし、やはり冊数が多いです。 ページをめくるためのスライダーは全巻分となっており、少し動かしただけでも軽く一冊分ぐらい飛んでしまう事があります。 金額的に差が無いなら、個別で購入した方が扱いやすい感じがします。

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    投稿日: 2016.04.24
  • ガールズ&パンツァー リボンの武者 4

    ガールズ&パンツァー リボンの武者 4

    野上武志,鈴木貴昭,ガールズ&パンツァー製作委員会

    MFコミックス フラッパーシリーズ

    諸君 楽しんでこい!

     独断と偏見と妄想で凝り固まっている割に役に立たない事を書いているので、気になる方は読まない事をおすすめします。  待望の4巻であります。  展開が全く読めなかったのだが、前半は竪琴高校の共闘戦。そして後半は黒森峰の登場です。連載の方では読んでいない故に気づいたのか、このシリーズは一冊のコミックの中に対比という脚本の技法が織り込まれている。  幸せな家族を描きたかったら不幸な家族を用意する。そのことによって、際立たせる。  冒頭で校名を引き合いに出したのは、竪琴高校と黒森峰は真逆といえる存在だからだ。 竪琴高校のアウンさんは私好みの髪型に半袖短パンの薄着スタイルが素敵な・・・ではなく、個人としては好印象の方なのだが、基本的に後ろ向きだ。ポジティブとも受け取れるがあきらめから来ている。本当のポジティブな人はあきらめない人だ。  そんな竪琴高校とムカデさんチームが共闘してアンツィオ高校と戦うのが本巻だ。 ガルパンの劇場版で大洗女子が知波単高校(修正しておきます)と共闘していたのを彷彿させる。結末も含めて。  前述で比較の話をしたが、アンツィオ高校は竪琴高校がこれから通るであろう道を通ってきている。それ故に存在感、説得力が強い。今回も好勝負だった。やはりアンツィオは強い。  知波単高校(修正しておきます)は劇場版の後半大活躍(活躍より個性の方が目立ったが)するのだが、竪琴高校も活躍の場があるのだろうか?これがファンサービスなのか、それともしずか姫を西住みほの通った道を歩ませているのかは現時点ではちょっと分からない。  後半の注目点は、鈴のポニー・・・ではなく、しずか姫の黒森峰スタイルでもなく、西住まほだろう。ガルパンのファンの間で西住まほがどのような評価を受けているのかは分からないが、指揮官としての西住まほの評価は私の中ではかなり低い。理由はコミュニケーション能力があまりにも乏しいからだ。  西住まほの名誉のために補足しておくと、ガルパンの決勝戦である大洗女子と黒森峰の決勝戦、私の妄想では西住まほは大洗女子に勝つ事をある意味捨てていたと考えている。あの戦力差なら大洗女子に勝つ事は難しくない。方法は色々あるが、一番簡単なのはフラッグ車をマウスにすれば良い。私が気付くぐらいだ。西住まほが気付かないわけが無い。西住まほは西住みほに勝ちたかったのだ。なので受け身一辺倒の戦いになったと考えている。西住みほの策を全て受けきって完勝するつもりだったのだろう。無駄にハードルを上げた母親には一言言いたいが、目先の勝利では無く本当の意味で戦車道を追求していたのは、西住まほだけだったのかもしれない。まさに傑物である。  私の中の西住まほの評価はこんな感じだ。くれぐれも参考にしないように。それよりも本作で描かれている西住まほだろう。やはりすばらしい。  具体的には本作を読んで頂くとして、黒森峰は大きく変わろうとしている。その先にタンカスロンへの参戦へと繋がっていく。 諸君 楽しんでこい!  西住まほが、黒森峰のタンカスロンチームを送り出すときの台詞だ。この一言だけでお腹いっぱいだ。間違いなく強いだろう。  ムカデさんチームも負けていない。BC自由学園をさらなる成長を遂げたアスパラガスたちを引っ張り出して黒森峰に挑む。  刮目して待て、以下次号というやつだ。

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    投稿日: 2016.04.23
  • ヘヴィーオブジェクト

    ヘヴィーオブジェクト

    犬江しんすけ,鎌池和馬,凪良

    電撃G'sマガジン

    原作で言えば、ガリバーを縛る雑兵たちの部分をコミック化

    アニメで言えば1話目から3話目に該当します。 大江しんすけ先生の作品はこの巻のみで、次巻から別の方が執筆しています。著者が交代した理由は知らないのですが、ちょっと勿体なかったような気がします。 おほほが出る当たりからこの方の本領が発揮されたかもしれません。 アニメ版を観た人には少し違和感が強いかも。 説明文が多く難読な原作に比べると、すっきりしている・・・のですが、何故か私にはちょっと読みにくい。コマ割りか、吹き出しの位置が私の中でちゃんとかみ合っていないかもしれません。 なまじストーリーの組み立てが好きだった分、普段以上に気になっただけかもしれませんが。 総評として、ヘヴィーオブジェクトを全く知らない人にはやや不向きで、それでもコミック版の方をを読みたいというなら、次のヘヴィーオブジェクトSの方が、アニメ版の雰囲気に近いです。

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    投稿日: 2016.03.12
  • 狼陛下の花嫁 13巻

    狼陛下の花嫁 13巻

    可歌まと

    LaLa

    ついに幽閉。バイト后の運命は如何に?という見出しを付けても、これまで読んでいる読者で驚く人は居ないかもしれない。

     ネタバレを含んでいるので、気になる方は読まないことをおすすめします。  この物語はこの巻で一応の決着を付けます。具体的にはバイト后のやんちゃにたまりかねた王様がついにバイト后を幽閉・・・。  なのに微笑ましい展開は失われないのが本作の魅力。幽閉後正式な后となります。ちょっぴり私見も交えて箇条書きにすると、なんだか凄い展開だ。  詳しいいきさつは本作を読んで頂くとして、個人的にはここで終わっても良かったような気もします。何しろ主人公の目的は叶ったし、バイト后という個性的なステータスも失ってしまうので、この後いったい何を描くんだろうと思ったり。  しかしどことなく消化不良感もあり続きが読みたいと思ったりする。読み手の贅沢な悩みなのでしょう。  観念して続刊を待つことにします。

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    投稿日: 2016.03.12