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saneyukiさんのレビュー
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  • ガールズ&パンツァー リボンの武者 3

    ガールズ&パンツァー リボンの武者 3

    野上武志,鈴木貴昭,ガールズ&パンツァー製作委員会

    MFコミックス フラッパーシリーズ

    プラウダ校 まさかのニーナたん登場

    改筆しました。改悪になってたらごめんなさい。後半が今ひとつでしたので、付け足しています。ネタバレがあり、根拠のない妄想が含まれているので、気になる方は読まない方が良いと思う。 見どころの多い本巻だが、話としては大きく2つ。 主人公と大洗女子の対戦。現状の敵役であるボンプル高校の掘り下げだ。 まず前半部分大洗女子との対戦だが、アヒルさんチームの参戦である。 アヒルさんチームは一見火力不足で目立った戦果が無いように見えるが、斥候から敵主力の無力化までこなす大洗女子の軍団中核である。 大洗女子の戦力不足はアヒルさんチームが走り回り敵主力を引き付けることによって補っていると言っても良いぐらいだ。 ラブラブ作戦でもアリサがアヒルさんチームを高く評価している。サンダース戦ではアヒルさんチームは早めに戦闘不能となったが、アリサにとっては印象の深い相手だったのかもしれない。 本作、リボンの武者でもアヒルさんチームの高評価は揺るがない。 微動だにしない。 やはり圧倒的な実力を見せつける。勝敗の行方は本作にて。 後半は、ボンプル校とプラウダ校の対戦である。ダージリンに焚き付けられた?カチューシャがタンカスロンに参戦することを決定。 そのタンカスロンチームの指揮官にニーナが任命される。 わたしの中では泣き顔とセットのニーナたんだが、本作でも泣き顔カットが多い。 最初にレビューを書いた時は知らなかったのだが、ニーナは特典映像か何かに登場していたらしい。私は観ていないので残念である。劇場版の活躍はうれしい限りです。 試合の方はプラウダ校が圧倒的な物量を投入。ボンプル校を包囲するのだが、結果としてプラウダ校は敗北する。 プラウダ校の基本戦術を是とするなら、やはりプラウダ校は戦力が不足していたと思われる。後続の部隊が事実上の遊兵になっていたのだろう。  無意味な結果論を書くなら、最初から全軍を投入すれば良かったのだろうが、第三勢力の介入も考えられるタンカスロンとなると、予備兵力は必要という判断があったのかもしれない。 いずれにしてもプラウダ校の基本構想は圧倒的な物量による包囲、殲滅である。完全な包囲ができなかった時点で作戦は瓦解する。 ヤイカの作戦勝ちと言える。ボンプル校は大洗女子とプラウダ校の対戦を相当研究したのだろう。  大洗女子との対戦の時とほぼ同じような負け方をしたプラウダ校だが、私の中ではむしろ納得の展開だと思っている。字数が足りなくて理由を書き切れなかったのだが、あの戦いカチューシャの判断ミスはほぼ無かったと思っている。どちらかと言えば89式に負けたようなものだ。  なので、基本戦術を変更する必要が無かったと考えている。  前半に89式が頑張っていたのは大洗女子とプラウダ校の戦いを示唆していたのかもしれない。  とりあえず続刊を待つしか無いようです。

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    投稿日: 2015.11.21
  • 風の如く 水の如く

    風の如く 水の如く

    安部龍太郎

    集英社文庫

    ある軍人さんは、関ヶ原の合戦の両陣営の配置を見て三成側が勝つと言ったそうな

    私の役に立たない私的見解と、妄想が含まれてますので、くれぐれも信じないで下さいませ。 歴史にそれほど強くない人でも、関ヶ原の合戦は聞いた事があると思います。 少し詳しい方なら、とある軍人さんが両軍の配置を見て三成側が有利との見解を示した話も聞いた事があるかも知れない。 そして史実は裏切りが起きて三成側が敗北。と言うのが史実。劣勢を覆して勝った家康スゲーが、大体の認識だと思いますし史実です。 では、関ヶ原の陣形を見た事がある人はどれだけいるだろうか? 私が陣形陣形を見て思ったのは多分私がひねくれているか、無知だったのでしょう、三成が万全の態勢を取っているのではなく、家康側がおかしいのでは?と。 野戦の名手家康が、秀忠の合流を待たずに不利な戦を仕掛けるか? 歴史は史実を学ぶのも大事ですが、それだけではチョット勿体無いと思っています。史実を疑いだすともっと楽しめます。 で気になったので調べてみます。関ヶ原の合戦は想像していたより、奥が深いです。無知な私では全容が全く分かりません。 で、本作ですが、関ヶ原の合戦のあと本田正純が関ヶ原の合戦を調査します。黒田官兵衛が謀叛企てていた可能性があるとして。 調べます。調べます。調べます。 俺の知ってる関ヶ原じゃねぇー! 多分、正純はこう叫びたかった筈です。 年後の丸暗記に飽きた人ほど読んでほしい一冊です。 歴史の見方に幅が出る事と思います。

    0
    投稿日: 2015.10.03
  • アンゴルモア 元寇合戦記(1)

    アンゴルモア 元寇合戦記(1)

    たかぎ七彦

    ヤングエース

    敵は大軍、舞台は対馬で逃げ道無し

    分かりやすい舞台装置で、ストーリーにスピード感がある。 細かい事は考えずに、英雄戦記物として楽しむのが一番だと思います。 次巻からいよいよ大暴れといった感じの終わり方が良いです。

    1
    投稿日: 2015.10.03
  • 【電子版】紅殻のパンドラ(2)

    【電子版】紅殻のパンドラ(2)

    六道神士,士郎正宗

    ヤングエース

    パンドーラ・デバイスの凶悪な性能

    この巻で主な登場人物の初期配置が完了した感じです。 次巻は福音の内面の掘り下げになるので、動きがあるのは少し先ですが、余力を持たせながら充分に面白いのが凄い。

    0
    投稿日: 2015.10.03
  • 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 1

    俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 1

    七月隆文,閏月戈

    一迅社文庫

    原作の雰囲気が良く再現されています

    良くも悪くも原作のままと言えます。 絵については、だいたい表紙通り。 世間から隔離されたお嬢様だけの異世界物と言う見方もできるかも。 アニメやゲームのネタが分からない人には、少し辛いかもしれません。 この巻の見所は、3回まわってワン・・・かな?個人的にですが。 このシーンは是非アニメ版でも観てみたい。

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    投稿日: 2015.09.30
  • 源博士の異常な××(1)

    源博士の異常な××(1)

    寄田みゆき

    BE・LOVE

    幸福も不幸も脳によってもたらされる・・・か?

    脳科学を基に実験と検証を重ねて薄幸の女性を幸せにしようと言う物語。 あまりお目にかかったことのない題材。科学モノではあるが、気軽に読める。 癖の強い研究者の面々だが、何しろ人を幸せにしようと言うのだから、悪い人などいる筈がない。 どの様な幸せを手にするのか、展開が気になります。

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    投稿日: 2015.09.24
  • 【電子版】紅殻のパンドラ(1)

    【電子版】紅殻のパンドラ(1)

    六道神士,士郎正宗

    ヤングエース

    大金を得たら君はなにに使うね?

    作品の概要については、他の方の秀逸なレビューを参照していただくとして、私はピントの外れたコメントを。 漫画と原案の組み合わせを見た時、いまひとつ中身が想像できなかったのですが、とても良いものです。 とても良い仕事をしております。 百合っと日常が続くとは毛ほども思っていませんでしたが、まさか変身するとは・・・。 変身も光学迷彩の仕業となれば、流石 攻殻(紅だけど)。 初見の方も多分楽しめます。 大金を得たら君はなにに使うね?のシーンで主人公の回答が好きです。 彼女のひととなりがよく分かります。 そちらは本作をご参照下さいませ。

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    投稿日: 2015.09.23
  • ガールズ&パンツァー リボンの武者 2

    ガールズ&パンツァー リボンの武者 2

    野上武志,鈴木貴昭,ガールズ&パンツァー製作委員会

    MFコミックス フラッパーシリーズ

    奥が深いぞタンカスロン

    今回は私の役に立たない独自の見解と、ネタバレが若干含まれるので、気にする方は読まないでくださいね。 字数制限があるので前置きなしで書きますが、本編を読む限りタンカスロンは競技としては成立していない。少なくとも、戦車戦としてはですが。何しろ三つ巴、不意打ち、魔改造となんでもありの世界。この競技に求められているのは、戦車ではなく経済力でしょう。 こうして文章にして見ると、本編より乱暴な印象を受けますが、勝つためならある意味なんでも実行した大洗女子の拡大解釈とも受け取れる。目先の勝利よりも優先させたものがあったとはいえである。 しかし、そしてそんな面倒な理屈は吹き飛ばし、何でもありならではの何が起こるかわからない部分に面白さを追求した本作品は、本編とはまた違った魅力を持った作品だと思います。 各登場人物のポジションも決まり、敵の強さもこの巻で見えてきたので、次巻から本番と言ったところでしょうか? いよいよ大洗女子が登場するみたいですが、どうするんだろう? 次巻が楽しみです。

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    投稿日: 2015.09.21
  • ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 1

    ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 1

    弐尉マルコ,ガールズ&パンツァー製作委員会

    MFコミックス アライブシリーズ

    ガルパンの好きな人が、気軽に読める内容。深く考えてはダメ

    好みによりますが、コミックアンソロジーよりこちらの方が好きです。二巻目から安定感が増してきます。 ちょっと暴走気味に感じますが、こう言うのは深く考えちゃダメでしょう。

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    投稿日: 2015.09.21
  • ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影

    ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影

    鎌池和馬,凪良

    電撃文庫

    お姫様は善戦していると見るべきか、やられメカの道を歩んでいると考えるべきか

    空気あるいはミストと化しているお姫様が珍しく前面で頑張っています。シリーズも三巻目になると、安定感も増した感じ。 お姫様の不運は彼女が苦戦する事で主人公に活躍の場面が出るというルーチンに組み込まれていることだろうか? ベイビーマグナム(色々誤記してました。ごめんなさい)の戦闘能力がそれ程高くはないと言う事にしても、あんまりのポジジョンだ。アニメ版では声優さんに愛らしく演じてもらうことを祈ります。 それにしてもこの作品、コメディーとして見るなら気にならないのですが、ミリタリー物として見ると作戦のずさんさが気になってくる。 ヘヴィーオブジェクトで戦争が決まるのなら、敵よりも一機でも多くのヘヴィーオブジェクトを投入すれば事足りる。十分な機数を確保できないなら負け。深く考える必要はない。 殺し合いはヘヴィーオブジェクトのみが行うと言う作中で言うところのクリーンな戦争ならば尚更だ。 ワザとやっているのなら、ちょっと面白いかも。

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    投稿日: 2015.09.21