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あきばさんのレビュー
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  • 起業して成功するための7つの秘訣

    起業して成功するための7つの秘訣

    佐藤剛司

    幻冬舎メディアコンサルティング

    起業家からの熱い招待状

    学習塾、名学館を起業した方から、起業を考えている人、サラリーマンとしての生き方を変えたいと思っている方、何かしら今に不満を持っているかたへの、起業への熱い招待状のような本です。 自身のご経験を踏まえて、起業する際に気を付けた方がいいことや、心構えなどが7つの軸で紹介しくれています。 最初にかいたように、熱い招待状なのですが、ただ起業を進めるのではなく、本当に辛いことがあることも伝え、それでも、起業を進める理由も、裏付けとなるデータとともに説明してくれます。 すごく熱い本です。 起業には想いが大事、そしてなにより行動が大事。知識が邪魔になることもある。 確かにそうだと思います。 個人的に壁があると思うのは、自分でやりたい、やらなきれば、という当事者意識や、動機を持てるか持てないか。ここは大きいと思います。 でもまずは行動しないと始まらない。リスクの管理は必要ですが、やっちゃったもん勝ち、ということなんですかね。 個人的には面白くて、一気に読んでしまいました!

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    投稿日: 2017.02.22
  • 地域再生の失敗学

    地域再生の失敗学

    飯田泰之,木下斉,川崎一泰,入山章栄,林直樹,熊谷俊人

    光文社新書

    地域再生に向けて、民間、行政、住民が直面する課題。

    地域再生、地域活性をテーマに、有識者が登場し、講義形式で語ったり、著者と対談する形式で話が進んでいきます。 漠然と捉えていた地域再生というテーマで、民間、行政、住民、それぞれの視点から、実態と課題が描かれており、改めて地域再生の難しさと、その兆しを感じました。 地域再生に関して、何かしら携わりたい、関与したいという方には、何かしら新しい発見があるのではないかと思います。ただ、何か答えを提示しているものではないので、あとは私達一人一人が主体的に創っていくことが大切ですね。

    1
    投稿日: 2017.02.22
  • ざっくり分かるファイナンス~経営センスを磨くための財務~

    ざっくり分かるファイナンス~経営センスを磨くための財務~

    石野雄一

    光文社新書

    経理と財務の違い。企業価値、とは。

    会計の知識を付けたい、バランスシートを読めるようになりたい。 そんなことを感じているビジネスパーソンの方は多いのではないかと思います。 私もそんな軽い気持ちで読み始めたのですが、これが面白い。 経理と財務とは何か。そもそも企業と債権者、株主の関係性とは。そして、キャッシュフローを考えるためのお金の価値とは。。。 個人的には、今までわかったつもりでいたものの、本当は分からずモヤモヤしていたものを、すごくクリアにしてくれた本です。 もし、この分野の知識を付けたいと思っているなら、入門書としておすすめです!

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    投稿日: 2017.02.22
  • すべての疲労は脳が原因

    すべての疲労は脳が原因

    梶本修身

    集英社新書

    疲労の原因と対策を科学的に。

    たとえば、栄養ドリンク。疲れたときに飲めば、疲労回復するイメージがありませんか? たとえばうなぎ、夏バテに効くイメージがありませんか? 本書では、そうした疲労に対して、科学的アプローチで原因と対策を教えてくれます。ポイントは脳です。 好みの問題ですが、感覚的なものを納得のいく形で説明されるものに弱いため、すごく楽しく読めました。 科学的根拠が正しいのかどうかは、正直信じるしかないのですが、、、。 感じている疲労は、脳の問題であり、疲労回復には睡眠が大事。 ネタバレになるので、後は読んでいただければと思いますが、疲労に関して悩みのある方、新しい発見がある本だと思います!

    6
    投稿日: 2017.02.15
  • 新しいニッポンの業界地図 みんなが知らない超優良企業

    新しいニッポンの業界地図 みんなが知らない超優良企業

    田宮寛之

    講談社+α新書

    食料、高齢化など、ジャンルごとに光る企業を紹介。

    著者のこれまでの経験に裏打ちされたサマザマナ切り口から、光る企業を紹介してくれます。 本当にたくさん紹介してくれるのはすごく楽しいのですが、何故その企業がそこまでの強みを持っているのか、今後の展望などは薄いかもしれません。 日本にはこんなすごい企業があるんだな~という形で読むにはすごく面白いと思いますが、情報が薄いので雑学知識に近いかと思います。そうした情報を吸収したい方には、面白い本だと思います!

    3
    投稿日: 2017.02.15
  • 覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

    覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

    池田貴将

    サンクチュアリ出版

    「志」のあるぶれない生き方。

    維新の原動力となった吉田松陰の言葉を、ジャンルごとに分け、紹介してくれます。 志を立てることは、決して簡単なことではないと思います。そして、この吉田松陰自身も、何か上から指導をするというよりは、本人自身も悩み、葛藤をしながら志を立てていった苦労人であることが伝わってきます。 実際に、松下村塾では、教えよう、という姿勢ではなく、ともに学ぼう、という姿勢で一緒に過ごしたことを見ても、すごく人間くさかった方ではなかったのではないかと思います。 自分の判断軸を強く持ち、信じること。 そしてその判断軸においても、執着しないこと。 決めたらとことん動くこと。 この強さとしなやかさを持った生き方に憧れます。 だからこそ一つ一つの言葉も深く伝わってきます。 現代版にアレンジされている為、会社や上司という言葉が出てくることが少し違和感ありますが意味は伝わってくると思います。

    4
    投稿日: 2017.02.12
  • カラー版 マンガでわかる 個人事業の始め方

    カラー版 マンガでわかる 個人事業の始め方

    糸井俊博

    西東社

    実際に起業が決まっている方、起業した方へのテクニックハウツー本

    登場人物が実際に企業していく様を漫画で紹介し、その章ごとに補足説明が文章で入る。この構成で進んでいきます。 起業のストーリーに沿って進む為、起業を検討している方にとっても参考になるとは思いますが、具体的な内容も多く、テクニックに該当するものも多いため、すでに起業が決まっている方や、起業した方の方が、より参考になる内容かと思います。

    4
    投稿日: 2017.02.12
  • 400年の流れが2時間でざっとつかめる 教養としての日本経済史

    400年の流れが2時間でざっとつかめる 教養としての日本経済史

    竹中平蔵

    KADOKAWA

    経済の流れとそれを決めた偉人たちのお話。

    日本の経済が、どんな歴史をたどり今に至るのかをすごく分かりやすく書いてくれている本です。 また、難しい専門用語もほとんで出てこないので、素人の私でもわかりやすく読めました。 当たり前ですが、国内だけの話ではなく、世界との関係の中で決まる部分も多いため、中には世界情勢を絡めた話も多いですが、肝となるのは、それを決めた人たち、偉人たちの思惑が書かれていることです。 政策と産業の関連の中にも書かれていましたが、それぞれの裏側には、人の思惑があり、一定の必然のもの経済は動いているし、それくらい重要なものだという意識をもって、国民が関与していくことが、重要なんだろうな、と改めて感じました。 日本がここまで経済的に豊かな国になった理由、そしてこれからの日本に課せられた課題、このあたりを知りたい方には、すごく親切で楽しめる本だと思います。

    3
    投稿日: 2017.02.12
  • トワイライト

    トワイライト

    重松清

    文春文庫

    過去・現在・未来、そして自分と他人。

    40手前になった主人公が、小学校時代にみんなで埋めたタイムカプセルを開けにいくところから物語が始まります。 40手前を迎えた登場人物には当たり前ですが、いろいろな人生模様があります。天才と呼ばれた少年の今、ガキ大将の今、アイドルの今、地味だった少女の今、など、それぞれが重ねてきた人生をもとに、見栄を張ったり、うらやましく感じたりしながら、それぞれの物語は進行していきます。 この時間軸としての変化感もそうですが、自分の状況と他人から見た状況の乖離、一見幸せそうに見える人の裏側の想い。など、過去・現在とそれぞれの視点から描かれているため、それぞれの人生を想い、切なくなる場面がたくさんあります。 人生は、なかなか思い通りにはいかないもの。 若い時に描いた人生はこんなイメージではなかった。年を重ねた今、現実を受け入れるしかない自分。 登場人物たちがどんな結論を出し、歩んでいくのかはぜひ読んでみてください。

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    投稿日: 2017.02.12
  • やり抜く力

    やり抜く力

    アンジェラ・ダックワース,神崎朗子

    ダイヤモンド社

    天才と普通の境目。

    「あの人は自分と違って才能があるからすごいんだ」 「自分はこれといった能力がない」 「今から努力しようにも、本当に成果につながる自信がない」 こんなことを感じる方、僕だけではないと思います。 この本は、そんなことをなぜ感じてしまうのか、そして、高い成果を残すためのポイントは何なのかを、科学的な側面から詳しく説明してくれます。 この本の根底にあるのは、高い成果を残す人と、そうではない人の違い。これまでの多くの実験の結果から導かれていることを、一つ一つ説明してくれます。また、科学的側面からの説明なので、非常に説得力があります。 そしてその結論が「GRIT」(やり抜く力)であると結論づけています。 また、それで終わらず、なぜそう判断したのかはもちろん、その力を身に着けるためには、何をやればいいのかまでまとめられているので、人生の長い期間で、参考になり続ける本だと思います。 本のタイプとしては、マグゴニガル博士の本やハルバーソン博士の本に近い印象です。 年齢や職業問わず、多くの方に参考になる本だと思います!

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    投稿日: 2017.01.22