
あの女(オンナ)
岩井志麻子
MF文庫ダ・ヴィンチ
あの女(オンナ)に心当たりあり…。
なんてコスパの良い本でしょう。セール中だったので、何気なく買って大当たり。騙されたと思って読んでみてください。ぞっとすること請け合いです。 何が怖いって、フィクションが織り交ぜてある実話だからです。 そして、わたしもあの女(オンナ)が身近にいるからです。それも身内に。 この本に出てくるようなブッ飛び感はないですが、程度の差こそあれ、紛れもなくあの女(オンナ)なのですよ…。 本人の口から発せられるゴミのような嘘やホラ話。わたしはもう慣れて右から左に聞き流す術をわかっているのですが、初対面の人は面食らいますわねぇ。しかも自信満々にそれを言ってのけるので、実話だと信じる人様はいると思うのですよね。 普通人は嘘をつくと時に後ろめたさを感じたりして目が泳いだり挙動不審になったりするものですが、あの女(オンナ)のような種類の人種はそのためらいがないんでね、厄介なんですよ。ホント。 親族はわりと善良なごく普通の凡庸な人たちなんですが、アレだけ突然変異みたいにそこにいるんです。 なんでしょうね。ご先祖様にすごい咎人でもいたんですかね…。 やはり作り話より現実の人間の方がオソロシイです。 そんな人と関わりがない方も今後騙されないために読んでおいて損はありません。
1投稿日: 2017.12.03
宇宙兄弟(32)
小山宙哉
モーニング
ブギーめっちゃ喋る
待ってました‼ 楽しみすぎて深夜に起きました。今回も色んなエピソード盛りだくさんです。 せりかさんの帰還、ムッタたちのシャロン天文台の建設、そしてわたしの大好きなブギーも地味に活躍します。 いままで不気味な存在だったアンディもここに来るまでの道のりは長かったんだなぁとしみじみしてしまいました。宇宙飛行士なんて夢のような職業についている人がこの世に存在するなんて、本当にどれだけ密度の濃い人生なんだとドキドキ、ワクワクしてしまいます。 ブギー、かわいいな。ムッタに超失礼だし。 でも次巻、なんだかヤバいことになりそうです。命かかってます。頑張れ~‼
5投稿日: 2017.11.22
信長協奏曲(16)
石井あゆみ
ゲッサン
サブロー、勉強してればね…。
本能寺の変にジリジリと近づいていくサブロー。教科書がなくなってしまったいま、サブローの命が狙われている術を知ることは出来ないのがもどかしい。 でも相変わらずサブローはマイペースで、毎回ほっこりしてしまう、戦国の乱世をどうやって乗り切るのかしら。興味は尽きませぬなぁ。 秀吉のこと、サブローがもっと勉強してたら、こんなにヒヤヒヤしなくて済むのにな。サブロー現世に帰ってこられたらいいのにね。 今回もほっこりしちゃう内容でした。 歴史苦手な人でも何となく戦国時代って面白いな、と思えちゃうコミックです。 お正月にまとめ買い一気読みは楽しいのではないかしら。しかしサブローもてもて。意地悪なところがないし、ホトトギス殺しちゃうキャラの反対ですよ^^
0投稿日: 2017.11.21
銀の匙 Silver Spoon(14)
荒川弘
少年サンデー
この巻最強‼
いや~、笑いました。 大川先輩、途中で顔が変わっちゃうんですけど、和みました。アニオタの西川くんも良い味出してます。 御影と八軒くん…言わずもがなですが、こんなに長い時間かけてみんなに見守られて、なんだかこっちまで親心芽生えますね。 昨今の切った貼った、浮気だ、不倫だと騒いでいる世界とは無縁!思いやり大事‼ 農業に携わっている方、マジ尊敬です。 あぁ、もう一度丁寧に読みなおそう。何度でも笑えてほっこりできる一冊です。 …ちなみに、ついうっかり「銀のスプーン」なる別の作品17巻が、我が本棚に鎮座してました…。またやってしまった…。みなさんお気をつけあそばせ…。
0投稿日: 2017.11.14
ちはやふる(36)
末次由紀
BE・LOVE
ヒリヒリします…。
今回緊張感半端ないです。あ~、堪えられない。早く勝負ついて~。複数の対戦が同時進行するのですが、ちはやと太一と新、あと原田先生の繋がりが半端なくて、読んでいるこちらも力が入ってしまいました。 どこの世界もトップになるのは厳しいですね。でもこれどういう終わりがハッピーなんでしょう。 誰かが勝つと誰かが負ける…。それぞれに思い入れがあるので複雑です。 次巻で勝負の行方が決まるのでしょうが、読みたいような、読みたくないような…。でもちはやとクイーンの対戦、見たいですよね~^^ みんな頑張って! 何気に原田先生推し。夢を追う中年、泣けます。
0投稿日: 2017.11.14
主婦と演芸
清水ミチコ
幻冬舎文庫
センスを感じる文章
なんだか褒めたい気持ちが先走り、思いっきりセンスのないタイトルになっちまいました。でも、他にこう…言い表せないのです。日常の中で見過ごされがちなことを見過ごさず面白がれる才能って、本当に神さまから与えられたギフトですよ!読んでいるこちらまで、思わずニヤリとしちゃうのです。 光浦さんが陰なら、みっちゃんは陽。そしてわたしは両方好きです。いいわー、交互に読みたいです。 頭をゆるゆるにしたい人にオススメの一冊です^^
0投稿日: 2017.11.10
モーニング Mourning
小路幸也
実業之日本社文庫
一気読みしてしまう上手さ
大変読みやすい作品でした。 寝食を共にした5人の大学生が大人になって、再会したのはそのうちの一人の葬儀だった…なんて、特別なことではないですよね。 いつでも会えると思っても、いつでも会えなくなる。仕事や家庭を持つと学生時代にはあんなに自由になっていた時間が持てなくなる。 そう考えると、人の人生というものは、ほんの一瞬の時間なのだな…と気づかされます。 しかしこの作品は、人におすすめしたくなりますね。 友達や愛する人や大切な人の存在が、自分を形作っているんだなと年甲斐もなくジーンとしてしまいました。 友達には会えるときに会っておこう。たまには電話でもしてみるかな^^ 秋の夜長におすすめです!星5つ、文句なし!
0投稿日: 2017.11.04
相性
三浦友和
小学館
三浦友和の意外な一面
いや~。真面目。 俳優として渋味が出てきたなぁと思っていましたが、やはり俳優として思い悩み、頑張ってきた男の姿に惚れ惚れしました。 私が小学生の頃、百恵ちゃんは大・大・大スターで、人気絶頂のときにお嫁さんになると言って引退しちゃったんです。憎し三浦友和と思っていたのも大昔の話で、今は山口百恵を知っている人も少なくなり、百恵ちゃんの旦那さんという不名誉な冠はもはや外れましたね^^ 素敵な夫婦で、良かったです。私も喧嘩は誰が相手でも時間の無駄だと思うので、大いに共感できました。 スターもただの人なのだなぁ、と思った一冊でした。
0投稿日: 2017.11.04
ブラディ・ローズ
今邑彩
中公文庫
人間の底知れぬ悪意を知る
読み終えて、ものすごく小さな世界で渦巻く悪意にやられたな…というのが感想です。この作品には優しさとか思いやりがありませんので、どこまでも嫌な気分を味わいたい方におすすめです。 作品の終わり方も、そのあとどうなってしまうのか気になるところではありますが、ハッピーエンドは期待できない予感ビシビシです。 次はほっこりした作品を読もう…。
0投稿日: 2017.11.03
盲目的な恋と友情(新潮文庫)
辻村深月
新潮文庫
ひー、怖い
読み終わって、これ以上のタイトルはないと思った。 最初は盲目的な恋はわかるけど、盲目的な友情とはなんぞや?と思っていたけど、ある意味本作では友情の方がずっと、ずっと盲目的だった。 友達が彼氏を優先する時期があることを知っている。それはどうしようもないことだし、それでも良いと思える。友達の相手に問題がなければ。 でも大事な親友を蔑ろにするようなダメ男だったら?何度も別れるように諭しても、それでも恋だの愛だの勘違いしていてダメ男と縁が切れずに堕ちていく親友を止められないとしたら? わたしは、盲目的な友情の方に共感する。親友は、男と違って簡単にできるものではないのだから。 かといって、この作品のエンディングはあまりに救いがないけれど。最後の最後に絶句すること請け合いです…。これ、誰が幸せになったのかしら。
2投稿日: 2017.10.25
