
シェルター 終末の殺人
三津田信三
講談社文庫
もう誰も信じられない!
いきなり訳のわからない閃光によりシェルター内に逃げ込んだ私と初対面の人々…。 シェルターへ逃げ込んで三日目から、1人ずつ死んでいく恐怖。自殺なのかそれとも他殺なのか?犯人は誰なのか? 本作はホラーというよりミステリーです。 著者のミステリー好きがひしひしと伝わってくる作品です。 オチは…(笑)是非読んでみてください。
1投稿日: 2015.08.15
牛家
岩城裕明
角川ホラー文庫
怖いというより気持ち悪い
『牛家』と『瓶人』の2篇からなる作品。 両篇とも現実にはありえない話でものすごく不気味です。 気持ち悪いシーンの描写は鳥肌もの。 でも怖いというにはいま一歩なので星3つにしました。
0投稿日: 2015.08.08
玩具修理者
小林泰三
角川ホラー文庫
不思議な感覚
『玩具修理者』と『酔歩する男』の2篇からなる短編集です。 両篇とも不思議な空気感をもつお話ですが、とりわけ『酔歩する男』は頭の中がこんがらがってしまうのでご注意を! ちょっと変わった読み物をお探しの方は、試して損はないと思います。
2投稿日: 2015.08.06
ドロップ
鈴木光司
アドレナライズ
ショートストーリーです
日本語版、英語版の両方で楽しめる本。 各々40頁弱のショートストーリーです。 正直言って全然怖くありません(笑)…が、お値段もお手頃価格なので星3つです。 ちなみに横書きで頁は右から左へ捲ります。
1投稿日: 2015.08.05
観覧車
柴田よしき
祥伝社文庫
失踪したパートナーを待ち続けられますか?
探偵業を営む夫が突然失踪し、妻である主人公が慣れないながらも探偵を続けていきます。 夫が戻ってきたときの帰る場所を必死に守りつづける1人の女性の姿がそこにあります。 筆者のあとがきにもありますが、本作では夫の足どりを掴み、解決するまでには至りません。 10年もの間、夫のかえりを待ちわびることが果たしてできるのでしょうか。 この物語をどうやって終わらせるのか、非常に興味深いところです。
0投稿日: 2015.08.05
ラブコメ今昔
有川浩
角川文庫
一気に読めちゃうこれぞ有川節ラブコメ!
有川さんの描く自衛官ってみんなキャラが立ってて引き込まれてしまうんですよね~。 あ~またもややられた(今となっては死語の胸キュン)という気分で読了! 『クジラの彼』もお読みになってない方は試してみてくださいね。 あ、でもその前に『塩の街』、『海の底』、『空の中』は必読です。
0投稿日: 2015.08.04
天使の屍
貫井徳郎
角川文庫
えー?そんな理由で…
14才の子供たちが次々と高所から身を投げるさまはぞっとするが、私には納得いかない結末。 でも、予想外ではあったので、星4つつけました。
0投稿日: 2015.08.04
SPEED
金城一紀
角川文庫
頑張れ!佳奈子&ザ・ゾンビーズ!
平凡な女の子がザ・ゾンビーズと知り合い変わっていく様が面白い。 ザ・ゾンビーズの面々は相変わらずで、飄々と軽々と世間の常識を飛び越えていく。 学歴がなんだ!体裁がなんだ! ザ・ゾンビーズのように生きて行けたら楽しいだろうなあ。 いつもながら最高の読了感。 ごちそうさまでした。
2投稿日: 2015.08.03
フライ,ダディ,フライ
金城一紀
角川文庫
ザ・ゾンビーズシリーズ第2弾!
どこにでもいるありふれたサラリーマンが愛娘のために立ち上がる! 相変わらずのゾンビーズの面々が、一から十までサラリーマン鈴木一のために復讐のお膳立てをする。実際にはこんなことありえないよ…と思いつつどんどん読み進んで読了。 痛快青春グラフィティ! これを読む方はレボリューション No.3を読んでからにしてね。
0投稿日: 2015.08.02
執着 捜査一課・澤村慶司
堂場瞬一
角川文庫
イマイチ…
ストーカー加害者の動機がイマイチ分からなかった。 被害者と加害者の関係性が細かく描かれていないので、読み進めながらも???感が拭えずに最後まで読みきってしまった感じ。 また、犯人を追い詰める刑事達もどこか抜けていて全然魅力を感じなかった。 キャラを立たせるのって難しいんだなーとあらためて思った。
0投稿日: 2015.07.31
