Reader Store
arikaさんのレビュー
いいね!された数35
  • のりりん(1)

    のりりん(1)

    鬼頭莫宏

    イブニング

    破綻なし

    全巻セットで購入しました。 自転車嫌いな主人公が自転車にどんどん取り込まれ・・というストーリーです。舞台は湘南とか箱根あたりが多かったみたいです(詳しくないけど)。 読み終えて、何故主人公が自転車嫌いなのか、輪の博多弁がおかしい、とかいったところは、最後には(駆け足ですが)収束して、話としても破綻はなかったかなと思います。 出てくるバイクはたくさんありますが、今では見ることすら難しい、とても個性的なフレームがどんどん出てきます。作者は自転車についてかなり詳しく(道交法なんかもね)、しかもキャリアが長いんじゃないかと。

    1
    投稿日: 2016.12.28
  • 鬼頭莫宏短編集 残暑

    鬼頭莫宏短編集 残暑

    鬼頭莫宏

    月刊IKKI

    好きですね

    自転車からみで「のりりん」を偶然手にして、初めてこの作者さんを知りました。そのつながりで読んでみたのですが、結構キャリアが長い人だったんですね。 この作品集もキャリアの長さの反映か、絵のタッチも色々変化していて、初期先品はあだち充的な線もあり、その点でも楽しめました。内容としてはさすがに新しさはないけど、ほんわか楽しめる作品が組み込まれていました。

    1
    投稿日: 2016.12.28
  • 山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門

    山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門

    藤岡換太郎

    ブルーバックス

    面白いです。

    この著者の「川はどうして・・・」を読んでかなりガッカリしたのですが、性懲りもなくこの本を読んでみました。 こちらは結構面白いです。プレートテクトニクスのことが延々と書かれていたのはちょっと残念でしたが。 これまで読んできたなかで、著者はおそらく海洋地形が専門なのかなと思います。そのつながりで、山の形成についてこの本ができたのかと思います。 「海はどうして・・・」も、いつか読んでみようかなと思い直しました。

    1
    投稿日: 2016.12.28
  • ハレンチ(1)

    ハレンチ(1)

    浅井さらさ

    qap comics

    絵は綺麗です

    タイトルと表紙絵で「ん?」と目にとまって、バーゲンなので買ってしまいました。 表紙のように綺麗な絵ですが、タイトルが全く繋がりません。 主人公はいじめられっ子で、 紹介文にある「僕とエッ◯してくれませんか?」は、高校入学時に主人公が無理矢理ギャルに無理矢理告白させられた流れでした。 そのギャルが何と○○で、二人は仲良くなり、いじめる側を撃退します。 表紙絵の少女は主人公が何となく惹かれるクラスメート。でも絵に描いたような不幸な生い立ちのせいで笑ったことがない。 その後は方向性が今ひとつはっきりしないまま、少女が初めて笑ったところで2巻で唐突に終了、残念ながら打ち切りだったみたいですね。 作者名をネット検索しても残念ながら出てきませんでした。

    1
    投稿日: 2016.12.28
  • さよならパヨク

    さよならパヨク

    千葉麗子

    青林堂ビジュアル

    少し危うい?

    私も左寄りの時期がありました。 著者のいう「パヨク」の浅さ、偏った見方、批判しか能のない本質を見て、政権交代の少し前に左から脱出したので、著者のおもいはよくわかります。 ただ、この著者、考えの振れ方が少し極端じゃない? まるで何かに洗脳されたみたい。 もしかして将来、別の方向に転換するかもしれない危うさを感じました。

    0
    投稿日: 2016.11.06
  • 川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ

    川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ

    藤岡換太郎

    ブルーバックス

    期待が大きかっただけに

    川の話は結構好きなので、求めました。 いくつかは面白い話題もあったのですが、これまで読んできた川、山を扱った素人向けの本のどこにでも書かれているような内容がたくさんで、残念ながら深みを感じられませんでした。 そして、後半の著者独自の解釈に基づいた大胆な仮説・・・とありましたが、憶測を超えて妄想になっちゃっていますね。こりゃトンデモかも。 この方、川は詳しくなさそうだなと思いました。 山と海を扱った本がこの方の前著にあるようで、どちらかといえばそっちの方が専門ぽいのですが、買うのはためらわれました。 ちなみに私は医療系の人間で、本当の自然科学はそれほど知りません。それでもこの違和感は・・・

    0
    投稿日: 2016.11.06
  • にっぽん地図歩きの旅 古道、旧道、旧街道

    にっぽん地図歩きの旅 古道、旧道、旧街道

    堀淳一

    講談社+α新書

    ちょっと残念

    紀行文は結構好きですが・・・ 旧道を求めて歩く紀行ということで、期待して求めました。 確かに新道がそばにある、旧道を色々歩かれているようです。 しかし、残念ながら、とても退屈でした。 新道から別れて、こんな坂があって、こんなカーブがあってとか、そればかりで景色も浮かんでこないのです。 司馬遼太郎の「街道をゆく」と比べるわけにはいきませんげ、 多くの紀行文と比べても、なぜか楽しくないのです。 そう、道を歩いているときの驚きとか、よろこびが文から読み取れないのです。 郷土の道とか、好きな北海道の道とかは何とか我慢して読んだのですが、それ以外は読み終えるとができませんでした。

    0
    投稿日: 2016.11.06
  • 1/11 じゅういちぶんのいち 1

    1/11 じゅういちぶんのいち 1

    中村尚儁

    ジャンプSQ.

    知るのが遅すぎた、泣けた

    結構前に、BSで紹介されていました。キープリストの片隅にこっそり潜んでいて、セールの時に購入して、それからも未読でした。 今日読んで、何故今まで読まなかったのだろうと後悔しきり。 そう、第1話のサンプルで、四季がどうなったのか知らなかったんです。 結末読んで泣けました。 そして、そのあとに続くエピソードも素晴らしい。 共通するテーマは、無駄かどうかは別にして、とにかく今を生きることじゃないでしょうか。それに引き込まれる皆んなが羨ましい 続編も一気買いします。良かったです。

    0
    投稿日: 2016.11.06
  • ライオンはとてつもなく不味い<ヴィジュアル版>

    ライオンはとてつもなく不味い<ヴィジュアル版>

    山形豪

    集英社新書

    タイトル買い

    奇抜なタイトルのみで購入。 アフリカに魅せられた著者の想いは十分に書かれていると思います。 けど、それで終始してしまっています。 タイトルに期待していたような、ちょっと外連味のある内容を期待していましたが・・・ タイトルの内容は、最終節に少し書かれているだけです。 タイトルから色々期待する内容ななかったです。

    1
    投稿日: 2016.11.06
  • 君は山口高志を見たか 伝説の剛速球投手

    君は山口高志を見たか 伝説の剛速球投手

    鎮勝也

    講談社+α文庫

    阪急ファン感涙の書

    「どのチームのファンですか?」「阪急です」「あ、オリックスですね?」「いや、阪急ブレーブスです」 そんな方にはたまらない一冊です。 西本監督時代のパ3連覇の頃にファンになり、高校時代に阪急最盛期を迎え、その後に阪急が消え、ブレーブスの名前もなくなり、土井監督になったとともに野球に興味がなくなった私の感想です。 この本は、山口高志投手の大学時代から始まり、中高、社会人の頃が記載されています。その頃から彼のすごさ、人格が詳細に書かれています。それは良いのですが・・・ なんと言ってもプロ入りしたあとの記載が圧巻です。選手生命は短かったけど、その中でのとてつもない輝きに感涙を覚えました。 上田監督はもとより、当時のチームメイトである、足立、山田、今井、中沢、河合、加藤英、大橋、大熊、長池そして福本などの回顧談が交えられており、「そうだそうだった!」と思い出すことひとしきりでした。もちろん、対戦した他球団の選手の談話もあります。 そう、この本は山口高志が中心ですが、その当時のチームやプロ野球全体の熱気などがとてもにじみ出ているんです。 日本シリーズでの、対広島戦、福本の大飛球背面キャッチからの併殺、対巨人戦、3勝からタイに追いつかれて完全アウェイの状況でで足立が「もっと騒げ、もっと騒げ」と冷静に投げきったこと、とても忘れられないエピソード満載です。 山口高志は本当にすごい投手でした。 一塁側内野席やバックネット裏からみて、球が本当にホップする、ホームベース側を見ずに投げている?ようなフォームが焼き付いています。 ただ繊細なコントロールはなく、3四球で満塁にしてから3三振など、ひやひやのイメージも強く残っています。 ただ、身長が169cmとは今回初めて知りました。福本と身長は変わらない、福本はそれなりに見えていたのに。それだけマウンドで大きく見えていたのですね。 そしで、現役引退後のコーチ、スカウトとしての地味ながらも誠実な仕事ぶりも丁寧に描かれています。自分は凄い人なのに、自身の理論を押しつけず、相手の才能を伸ばす。今でも凄い人なんだなと感心します。 しかし、土井監督の時の記載がほんの数行だけというのには笑ってしまいました。やっぱり皆から嫌わ(ry)・・・

    0
    投稿日: 2016.09.26