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でんきぶらんさんのレビュー
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  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    占星術殺人事件 改訂完全版

    島田荘司

    講談社文庫

    ある事件について語り合う本格トリック小説

    ある程度内容を知った上で読んでたら感想も違ったと思うが、半分までずっと登場人物二人のトリック解説を読まされる。さっさと外に出て事件を解決に出向けよってなんど思ったことか。ラストもまた数百ページに及ぶトリック解説。 種明かしはたしかにすごいと思ったが、ラストの衝撃ではなく長ったらしく読まされたあとにそうだったのかよ・・・と溜息が漏れるような感想。また再読したら印象は変わるかもしれませんが・・。

    0
    投稿日: 2014.09.18
  • ラッシュライフ

    ラッシュライフ

    伊坂幸太郎

    新潮社

    独特の作風に魅入られます!

    同時進行で物語が交差しそして繋がっていく。すべての伏線が1つずつ繋がっていく感動物です。 読者をだますわけでもなく、自然にそれぞれの人生が交差していく。 デビュー作の「オーデュボンの祈り」ら読み始めて伊坂幸太郎の2作目ですが、どんどん完成されていくほんわかした作風に魅入られました。

    3
    投稿日: 2014.09.10
  • オーデュボンの祈り

    オーデュボンの祈り

    伊坂幸太郎

    新潮社

    ファンタジーの要素の強い独特の世界観

    伊坂幸太郎は初めてなのでデビュー作から手に取ってみました。 外界から遮断された小さな島で目を覚ます主人公。 そこには反対言葉だけを発する人、人を殺しても問題にならない人、話をするカカシなど 独特の世界観に圧倒されました。ラストはもうちょっと厚みのある展開やどんでん返しを期待してたのですが中々スッキリした終わり方でした。

    1
    投稿日: 2014.09.07
  • ハサミ男

    ハサミ男

    殊能将之

    講談社文庫

    再読必至

    第3番目の殺害を模倣犯に奪われてしまったある猟奇殺人犯の視点で物語は始まります。 中盤までぐいぐい引き込まれて最後はどうなるのか楽しみではありました。 しかし、終盤にかかって別な人が現れた頃から頭がこんがらがって、そのまま一気に読んじゃったのでいまいち消化不良な感じで終わってしまいました。また再読したときにゆっくりと読んでみたいと思います。

    3
    投稿日: 2014.09.05
  • 向日葵の咲かない夏

    向日葵の咲かない夏

    道尾秀介

    新潮社

    怖い怖い・・

    最後の100ページは驚きの連続ではあったけど、ネタバレHPの別の真実を知って驚愕した。その出来事に寒気がする・・・・。

    1
    投稿日: 2014.09.01
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    十角館の殺人〈新装改訂版〉

    綾辻行人

    講談社文庫

    今も色褪せない衝撃的なラスト

    昨年読んだ時にはいまいち記憶にも残らなかったのですが、ゆっくりと再読してみてラストの犯罪告白の緻密な計画と、プロローグで気にも留めてなかった出来事との繋がりに気づいた時衝撃はすごい。一度読んでた時「まあまあ」とか恥ずかしい^^;

    0
    投稿日: 2014.08.29
  • 新世界より(下)

    新世界より(下)

    貴志祐介

    講談社文庫

    下巻は貴志祐介らしい殺戮と破壊の描写がすごい。

    敵を徹底的に排除する対応しかなかった。主人公が残した1000年後への3冊(上・中・下)の書物に託した願い。たった一人で数万人も村1つも無くすほどの圧倒的な力を持ったものが現れた場合どう対処するのか。貴志祐介さんらしい読者への問いかけに私は平和的な解決方法は出てこない。

    0
    投稿日: 2014.08.24
  • 新世界より(中)

    新世界より(中)

    貴志祐介

    講談社文庫

    人をコントロールするためにとった最終手段がこの世界

    いくつかの伏線も出てきます。下巻に向けて次の展開がどうなって行くのか気が抜けません。

    1
    投稿日: 2014.08.22
  • 新世界より(上)

    新世界より(上)

    貴志祐介

    講談社文庫

    貴志祐介のSFファンタジー

    1000年後の日本、それが古き良き時代の日本のようでいて力を持つ者達が居る小さな集落。主人公が語る歴史には何が書かれてるのか。何を警告しようとしているのか。これから中巻へ。

    0
    投稿日: 2014.08.19
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    森博嗣

    講談社文庫

    緻密で難解なトリック

    20年経って初めて読むと今の時代と遜色のないネットを駆使したコミュニケーションなどが形成されてることに驚く。一般化し始めたのはその5年後の2000年あたりからだと考えると、当時はリアルタイムで本紙を読んだ方は驚きだったのだろう。 ミステリー小説として読むと正直物足りない。確かに緻密で難解なトリックを駆使してはいるんだけどイマイチ感情移入出来なかった。

    7
    投稿日: 2014.08.15