相変わらずギャグと狂気のバランスが良い。強い想いに人はたやすく歪む。だが詩郎の過去を垣間見ても、微塵も揺るがない光路郎は強い。どこでもかしこでもノーフンで現れる詩郎のしどけなさよりも、光路郎の無自覚なタラシ属性の方が危険な気がする。ラスト辺り、危うい方向へとストーリーが進みそうな予感。

大正～昭和初期辺りで、アジアンテイストの入った世界観。ストーリーは分かりやすく単純ですが、ギャグと狂気のバランスが良いですね。無駄なオイロケも…アハーン。馬鹿がつく程に真っ直ぐで真面目な熱血巡査・山田光路郎＆美形、物腰柔らか、丁寧な言葉遣い…だがノーフンを好むゆるーい傘屋・吉原詩郎のダブル主人公は友情から踏み外し気味。詩郎の兄・安里はきっと変態。

現世での視察として派遣サラリーマンとして働くワーカーホリックな鬼灯様。久しぶりのジブリネタやら、マキちゃんとくっつけてしまおうとする閻魔大王と篁の画策やら、今回も面白いです。そして、シロさんは今回もお莫迦で可愛いです。犬・猿・雉と一緒にエジプト旅行も裁判見学やらで、やっぱりワーカーホリック。アヌビスの決めポーズとトト神の微妙な知識が笑えます。宋帝王と補佐官の禊萩さん登場。この庁に居る、鬼灯様曰く「イケ猫」のインパクトすごかった…ニャニャ～ン。

烏天狗警察にて弁慶登場。出会い頭にガスン…鬼灯様の「弁慶の泣き所」に対する素朴な疑問。検証の仕方が酷いです。シロさんのピックアップに続いて今回はルリオのピックアップ。色んな意味でギリギリな記録課…ハゲィ（葉鶏頭）さんの死滅した毛根の謎が明らかに？ 鬼灯様の金魚草の下半身（いや、茎？）の強さ。な、茄子…恐ろしい子。第５６話「雪鬼」八大地獄と対をなす、氷の世界…八寒地獄が本格的に登場。雪鬼の春一登場。好き。珍しく続きます。楽しみ…まて次巻！

目の付けどころが…モフモフな鬼灯様です。破天荒・小野篁登場。金太郎登場。葉鶏頭登場。白澤と過去に因縁があった鬼灯様ですが。他にも過去の色んなアレコレは実は鬼灯様の仕業では疑惑。そして謎のメモ。白澤の子供時代登場。何歳だお前…。バレンタインと節分ネタ。カマーさんのキャラが濃いなー

相変わらず作者さんの地獄への蘊蓄の多さに驚きます。確かに意味のわからない地獄は多い。第３４話「シロの一日」可愛い。シロさん可愛い。あざとい可愛い。芥子さんも素敵。金魚草コンテスト開催。小さい頃の鬼灯登場。大王になる前の閻魔との出会い。名前の由来。伊邪那美登場。好き…かも。

十王が揃って登場。一寸（だった）法師登場。リリス登場。岩長姫・木花咲耶姫登場。ますます賑やかになってきました。鬼灯様と白澤の意外（でもない）過去の因縁が発覚。パンダやウサギ…やっぱりモフモフ好きな鬼灯様。茄子のー芸術は爆発しましたよー！ 白澤にその才能を少し分けてやれ…。シロさんは今回も可愛いです。アニメにもなったダイエット回…嬉々としています鬼灯様。本領発揮というか。

うさぎどん、芥子さん登場。インパクト特大です…モットーが素敵。残念なイケメン、源義経公登場。ＥＵ地獄の蠅登場。鬼灯様との間に若干芽生えた男の友情…くだらなくて大好きよ。 そして意外とモフモフ動物好きな鬼灯様。

今回も小ネタ満載。作者さん…きっと同年代だと思ってニヤリとするネタが満載。小ネタと地獄＆天国に関する蘊蓄と、手書きの細かいネタが面白いです。 そして登場する動物がどれも可愛い。とても可愛い。シロさんお莫迦でとても可愛い。

基本的に一話完結。テンポの良いギャグコメディ。想像していたよりもシュール系ではなかったけれど、仕込まれている小ネタは半端でなく、ミステリーをハントする女性や日本で一番有名な滅びの呪文など、元ネタを知っているとより楽しめる内容。 作者さんの地獄に関しての蘊蓄は相当なものがありそうです。 アニメは原作に割と忠実につくられていたようですね。