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  • 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 9

    無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 9

    理不尽な孫の手,シロタカ

    MFブックス

    シルフィーがメインと言えましょう

    9巻はなかなか心温まる話でした。シルフィがけなげです。ラブコメは苦手な自分ですが、クライマックスではちょっと感動してしまいました。そして、二人の恋は見事にルーデウスのインポを治すのでした・・・・あれ?・・・・見事にEDを治すのでした・・・・んん?・・・不能を治すのでした・・・・・・だーー、どう言い換えても事実は変わらんがな。よく考えたらインポを治す話なんだな、これ。 真面目に考えるとアレですが。なかなかよかったですよ あと、新たな魔王とか、この世界の謎とか、ストーリーも進みます。新キャラもそれぞれ魅力的です。数巻前に魔大陸に飛ばされて学園に入ったときは、話がバラバラになるのでは?とやきもきしましたが、ここに来て上手にからみあって面白さが復活しました。良い感じです

    3
    投稿日: 2016.02.25
  • この素晴らしい世界に祝福を! 8 アクシズ教団VSエリス教団【電子特別版】

    この素晴らしい世界に祝福を! 8 アクシズ教団VSエリス教団【電子特別版】

    暁なつめ,三嶋くろね

    角川スニーカー文庫

    エリスがらみの話です

    エリス祭VSアクア祭というのは少し面白かったです。でも、アイデアがなあ。全体的な流れもなんとなく読めちゃうし ただ、新キャラ?の聖なる鎧は良かった。出てくると、ほかのキャラが輝いてとても面白くなっていました。彼を前面に押し立てた方がよかったんじゃないかなあ 後書きでは幕間話にしたかったとのこと。たしかにおなじみの皆さんがワイワイしているかんじでした。 前巻より大分持ち直した感じです

    5
    投稿日: 2016.02.21
  • 最弱無敗の神装機竜≪バハムート≫

    最弱無敗の神装機竜≪バハムート≫

    明月千里,春日歩

    GA文庫

    かなりテンプレでした

    流行の設定で、ファンタジーパワードスーツを着た主人公が、学園バトルをしてハーレムウハウハします。 導入は工夫があって少し面白かったですが、その後はかなりテンプレでした。うーむ、この後面白くなったのかしら

    2
    投稿日: 2016.02.21
  • ハンドレッド(1)

    ハンドレッド(1)

    箕崎准,SASAYUKi,大熊猫介(ニトロプラス)

    ドラゴンコミックスエイジ

    はやりの設定でした

    アニメ化ってことで原作を買おうとしてこっちを買ってしまいました。 ファンタジーパワードスーツで学園バトルするという流行の設定のようです。あとは多分これからハーレムになるかな

    2
    投稿日: 2016.02.21
  • この素晴らしい世界に祝福を! 7 億千万の花嫁【電子特別版】

    この素晴らしい世界に祝福を! 7 億千万の花嫁【電子特別版】

    暁なつめ,三嶋くろね

    角川スニーカー文庫

    二番煎じでは?

    本巻のプロットは既に終わったのでは?一応、因縁にけりが付いた形ですけどね。 バニルとの因縁など、それなりに話は転がってはいますが・・・

    4
    投稿日: 2016.02.11
  • 盾の勇者の成り上がり 13

    盾の勇者の成り上がり 13

    アネコユサギ,弥南せいら

    MFブックス

    ラフタリアの過去編1

    Web版ではラフタリアの過去は割とさらっと流されていました。本巻ではラフタリアの故郷を冒険します。 本巻の立ち位置はラノベでよくあるキャラ掘り下げ短編とか、外伝ですね。読んでも本筋には影響ないと思います 問題は恐ろしくつまらないところです。最後のナンパ男のくだりくらいかなあ、面白いのは 星2か3で迷いましたが3で 本編はもっと面白いですから見捨てないでやって・・・

    2
    投稿日: 2016.01.07
  • [新訳]戦争論 隣の大国をどう斬り伏せるか

    [新訳]戦争論 隣の大国をどう斬り伏せるか

    クラウゼヴィッツ,兵頭二十八

    PHP研究所

    一種の奇書

    クラウゼヴィッツといえば、「戦争とは外交の延長である」で有名な戦略論の偉人です。そして、「戦争論」といえば、今なお研究の対象とされる名著・・・・と思いましたが、案外訳書がないんです。「ビジネスで役立つ~~」的な本は一杯有るんですけどね。 本書の煽り文は、現代人に分かりやすく訳した戦争論ということでしたが、読んでみると文章と構成がすごく気持ち悪い本でした。気持ち悪さを味わっていただくために、一文を引用しましょう 「(前略)オレは捕虜になり、フランスに送られたのさ。 1812年開始のナポレオンによるロシア遠征は、ロシア皇帝からフランスに有利な媾和を引き出すことにまったく失敗したのであるが、前古未曾有の大兵力をあえて一本の道路に集中させて、はるばる敵首都モスクワまで到達させたその行軍の流儀だけは、全くかった。(後略)」 分かりますでしょうか。とつぜん口語文が入って、唐突に文語文にもどります。なんなのこれ?「戦争論」はかなりの部分が草稿だったようですから、クラウゼヴィッツが実際にこういう書き方をしたのかもしれないのですが、作者は他にもたとえばクラウゼヴィッツが名前を伏せて非難した指揮官を勝手に実名に書き換えたり(作者註で初めてわかりました)、作者が勝手に取捨選択、書き換えをしたんじゃないかという部分が頻繁にみられます。本当に原文がそうなっているのか、著者のアレンジなのか分からずとても気持ちが悪いんです それから、本文の構成ですが、クラウゼビッツの主文(か作者の作文が混じっているのかよく分からないのですが・・・)があって、章の終わりに解説が入ります。その目印が 「【兵頭いえらく】」 というタイトルなんですが、なんでしょうこれ。古典の言い回しと思いますが、アンタ、この本の売りは「現代語訳」でしょうに。 それから、解説の内容が現代の戦争論からみた「戦争論」や、クラウゼヴィッツ個人の限界を批判するが多すぎです。古典が限界を抱えているのなんて当たり前じゃん。そうじゃなくて、現代人が「戦争論」をよむなら、どこで発想の転換が起きていて、現代にどのような変遷をへてたどり着くのか記載してくれなきゃ。 欠点だらけの本書ですが、時代背景の解説は面白いところも多いし、とりあえず「戦争論」をとにかく読みたいという希望はかなえてくれます。・くれるかも。・・くれるかな?・・・くれるといいなあ・・・・・・ 電子書籍では、他に訳書は無いようなんであきらめるしかないかもしれません

    3
    投稿日: 2016.01.07
  • 転生したらスライムだった件6

    転生したらスライムだった件6

    伏瀬,みっつばー

    GCノベルズ

    クレイマンとの決着

    前巻はリムルが魔王になる話でした。第二部完ってやつです これからは魔王になったリムルが世界の謎に挑むいわば第三部になります。で、本巻はクレイマンとの対決です。これまでの悪巧みの首謀者と戦うわけですね。ただ、迫力という点では前巻の方がはるかに上で、落ち穂拾いと今後の布石が打たれたというところです。ですから、純粋に第三部ともいえず、つなぎの巻ですね 主な舞台は魔王達の宴(ワルプルギス)で、全ての魔王が出てきます。それぞれがなかなか個性的です。なろう系で人気のある作品はこの辺がいつも上手ですねえ。 魔王で一番好きなのはやっぱりミリムさんですね。いい感じに場がぶち壊れます。 ところで、本作品は典型的なパワーインフレでして、もうリムルがどんなに凄くなってもピンと来なくなっちゃいました。なろう系で人気の作品は俺Tuee系が多く、話が進むと強くなりすぎてバトルに迫力が無くなってしまうのが難点ですねえ 星3か4か迷いましたが、星4で

    2
    投稿日: 2016.01.07
  • 灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって

    灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって

    十文字青,白井鋭利

    オーバーラップ文庫

    黄昏世界編、第2巻

    内容は煽り文のとおりです。本巻は途中で終わっています。上下巻の上巻というかまったくけりがついていません。前巻が黄昏世界編の導入とすると、本巻は世界が広がる話となります。ま、広がると言っても、奇妙な世界にとんでもない化け物が増えるだけなんですが・・・。 新たなキャラクターはベテラン冒険者アキラと彼が率いるパーティーです。本巻はハルヒロたちよりも、トッキーズ、ソウマのパーティー、アキラのパーティーが話の中心なんでですが、全員がとても魅力的でよかったです。とにかく頭のネジがとんでるトッキーズ、とにかく天才なソウマ達。そして、伝説のパーティーであるアキラ達。 特に、アキラ達は、ハルヒロがこのとんでもない世界で生き抜けるのかという疑問に対する回答のように思います。やー憎い演出ですなあ>作者 ラストシーンは色々急展開です。クリフハンガーじゃないですが、次が気になる展開で尾を引きますね。それから唐突に本作におけるもう一つのテーマが提示されます。これまでは、バトルを書き込むのに専念していた作者ですが、終わりに向かって走り始めたようです。 うん。本巻も面白かった。

    3
    投稿日: 2016.01.05
  • 新世界より(下)

    新世界より(下)

    貴志祐介

    講談社文庫

    最後はアクション、アクション

    本巻は、先の2巻を下敷きにしてハードな冒険が描写されます。呪力とバケネズミの知力のぶつかり合いや、一筋の可能性に賭けて突き進む探索行など大変読み応えがあります。 架空世界を描写するという側面は薄れていますが、そのぶんアクションに集中できてよいのではないかとも思います。 さて、全体を通しての感想です。 本作は、娯楽ものとしてのスペクタクルな側面も一級ですが、呪力を手に入れ、メンタルコントロールによって階梯を一つあがったようにみえた人類が、バケネズミにたいして如何に差別的に振る舞っているかが浮き彫りになったり、あるいは、汚らしく卑劣なはずのバケネズミがが、知略によって強大な敵に立ち向かうさまについ応援したくなったりと、文明批判としても読めますし、あるいは現在の自分を裏から見つめ直すきっかけを与えてくれる本でもあります。 別の刺激を受けるひともいるでしょう。多様な読み方のできる作品といえます。といって、教条的なわけではありません。 評価ですが4としたいと思います。上巻は強烈なインパクトがあって、星5ですが、最終巻はつらい冒険の描写が長く、自分はいわゆる鬱展開が苦手なのでなかなか読み進めませんでした。まったくの個人的な嗜好の問題ですね。公平な目で評価すると5となるでしょう でもまあ、とにかく読んでみてください。おもしろいから

    2
    投稿日: 2015.12.30