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【合本版 第一部】本好きの下剋上(全3巻)
香月美夜, 椎名優 / TOブックス
どんな年齢層や性別でも楽しめる一冊!
6
本好きの下剋上第一部の3冊が合本版になったセットです。
あらすじは以下のような感じです。
本が好きすぎる大学生が死んで目を覚ますと、小さな女の子になって、異世界にいた。そして、彼女にとって悲劇…的なことに彼女の周りには本が存在しなかった。そして、彼女は決意する「本がないなら作ればいい!」
自分が最もオススメするラノベです。
世界観としてはファンタジーな形ですが、この第一部に関しては中世ヨーロッパのような世界になっています。
そんな世界のため、本どころか紙もインクも高すぎて買えない中でどうにか文字を記録できるものを作ろうと苦戦する姿が非常に面白いです。
また、キャラクターが個性的なため、主人公の本を読みたいという願望に周りがどんどん巻き込まれていく姿などが大変面白い作品だと思います。
そして、面白いだけでなく、泣ける場面が多いこともこの作品の特徴だと思います。第一部の最後など最高です。
あとこの作品で感じるのは現在の多くのラノベのように他のラノベやゲームの影響を大きく受けたような作品と異なり、オリジナリティーの高いファンタジー的な世界感が素晴らしいことです。内容的にも世界観的にもどんな年齢層や性別でも受け入れやすい作品になっていると思います。
ラノベ好きな人だけでなく、ラノベに興味がない人なども是非一度読んでみて下さい! 続きを読む投稿日:2017.10.25
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緋弾のアリア
赤松中学, こぶいち / MF文庫J
すごいラノベらしい作品!
6
主人公の神埼・H・アリアと遠山キンジが他の仲間と共に敵と戦ったり、キンジが少しずつアリアや他の女性キャラと親密になっていったりとすごいラノベらしい作品になっています。
世界観としては現実世界が少し物騒…になったような世界に少しファンタジー的なものが出てくるような感じになっており、すごい良くできています。
物語は予想外の展開にびっくりさせられることも多く、また、キンジの性質によりシリアスなストーリーとラブコメ的なところがうまく組合わさっており、すごい面白いです。
出てくるキャラも男女ともにしっかり個性があってよくできており、特に女性のメインキャラは見た目だけでなく性格もすごいかわいくなっています。
自信をもって薦められる作品なので、ぜひ一度読んでみて下さい。 続きを読む投稿日:2014.03.30
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進撃の巨人(4)
諫山創 / 別冊少年マガジン
登場人物紹介!
6
次の瞬間には死んでいるかもしれないという恐怖がすごい伝わってきます。そして、その恐怖と戦いながらも自分の進むべき道を選ぶキャラがすごいかっこいいです。
また、この巻では進撃の巨人の話で主要人物になるエ…レン達の同期について紹介のようなものがあり、このキャラってこれまでにも出てきていたけどこんな奴だったんだみたいなのがけっこうあります。
これを読んでからもう一度最初から読みなおして、ここであれをしていたのはこのキャラだったんだみたいな確認をしてみるのも面白いと思います。
続きを読む投稿日:2013.10.10
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HUNTER×HUNTER モノクロ版 34
冨樫義博 / 週刊少年ジャンプ
この時を15年待っていた!
6
暗黒大陸を一旦置いてこの巻の最初からヒソカ対クロロの夢の対決が始まります。
某サイトによるとヨークシン編は2000年から2001年に連載していたらしいので、まさに自分にとってもヒソカにとっても15年…待ち望んだ戦いであり、去年ジャンプ本誌で読んだ時にはまさに対決することがわかっただけでわくわくが止まりませんでした。
そして、その内容はまさに期待通りの素晴らしさ。初めて見るクロロの全力、ヒソカのピンチ、そして戦いの決着、最後まで興奮し続けでした。
しかもそれで終わりではなく、それが暗黒大陸編の新たな一面の幕開けであることを気づかされ、暗黒大陸編の楽しみも数十倍に膨れ上がる感じの内容でした。
自分の駄文では面白さが伝わった気がしませんが、とにかく面白い一冊なので、ハンターハンターが好きな人はもちろん、昔読んでたという人や凄い好きというわけでもない人も是非、是非読んでみて下さい!
続きを読む投稿日:2017.06.26
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ワールドトリガー 14
葦原大介 / 週刊少年ジャンプ
新たな敵現る!
5
次のランク戦が楽しみだ!と言いたいところですが、ここでランク戦は少しおやすみで別の話がこの巻からはじまってきます。
この巻自体ではあまり戦いはありませんが、迅の予知や玉狛の新たな戦略などがどう生かされ…るかなどこれからがすごい楽しみになる内容でけっこう楽しめました。
また、この巻でもう一つ気にさせられるのがヒュースのこれからです。迅の予知や本人の考え、また新たな敵の思惑など様々な情報が出てくる中、どうなっていくのかがすごい楽しみにさせられる一冊でした。
続きを読む投稿日:2016.03.06
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ポアロとグリーンショアの阿房宮
アガサ・クリスティー, 羽田詩津子 / クリスティー文庫
死者のあやまちとどちらか読めばいいかなという感じ
5
クリスティーの最近まで未発表だった作品として紹介されていますが、これを直して長編にしたのが死者のあやまちなのでほぼ基本のストーリーは同じです。ただこっちは中編なので死者のあやまちに比べ短いので物語の根…幹に対するところが多く、脇役のキャラなどについて扱いが小さいという感じでした。
よっぽどのクリスティー好きなどでなければ「死者のあやまち」を読んだことがあるなら読む必要はないように思います。物語自体は面白いので、読んだことない人にはどちらかを読むことをオススメします!どっちが好きかは人によって異なるかなと思いますが、個人的には先に読んだ死者のあやまちかなという感じです。 続きを読む投稿日:2015.09.26