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Brownさんのレビュー
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  • ノーゲーム・ノーライフ 10 ゲーマー兄妹は過去(ツケ)を払わされるようです

    ノーゲーム・ノーライフ 10 ゲーマー兄妹は過去(ツケ)を払わされるようです

    榎宮祐

    MF文庫J

    エルフとドワーフの仲はこの世界では?

    ノーゲームノーライフ第10巻です。 これまで順調に拡大してきたエルキアと空白に大きな変化が起きたところからスタートです。そして、2人が新たな標的に選んだ敵は有名なあの種族、ドワーフです。よくある設定のエルフとドワーフが嫌いあっているというのがこの全ての種族が憎みあっている世界でもうまく利用されているのが非常によかったです。 戦いそのものはいつも通り、とんでもないところまでいきついて想像がつかない感じでしたが、空の敵に対する台詞はすごいよかったです。 あとはこの巻でヒロイン役と頭がおかしい役をステフから奪ったクラミーが印象的で、笑えました。 あとこの巻ではこれまでになく、空を争う戦いが激化した感じです。というか白がより本気になったという感じでその面はすごい面白かったです。 これまでの巻楽しめた人なら楽しめる一冊だと思います。

    0
    投稿日: 2018.03.29
  • とんがり帽子のアトリエ(3)

    とんがり帽子のアトリエ(3)

    白浜鴎

    モーニング・ツー

    キーフリー先生が不穏さを駆り立てている

    魔警団も登場し、より不穏さが増してくるとんがり帽子のアトリエ3巻です。 今巻ではキーフリーの隠れた暗い面がでてきており、そこらへんが物語全体をより不穏で何が起きてもおかしくない雰囲気にしており、よかったかなと思います。 また、それでけでなく魔法の明るい面も描かれており、そこらへんバランスとれていたのもよかったと思います。明るい面に関してはココの成長なども少し感じられ、そこも楽しめました。 コマの組み立てなどもいつも通り工夫されており、よかったと思います。 いい一冊だったと思うので、2巻まで買った人は是非買ってほしいなと思います。

    0
    投稿日: 2018.03.18
  • りゅうおうのおしごと!8

    りゅうおうのおしごと!8

    白鳥士郎,しらび

    GA文庫

    2つ大きく気になる点が・・・

    りゅうおうのおしごと!のライトノベル8巻です。 内容としては月夜見坂さんと供御飯さんの山城桜花タイトル戦がメインとなっています。 流れとしてはいつもと同じ感じで将棋を打つ二人が悩みなどとぶつかりながらも挑戦し、熱い戦いを演じるという感じで、その点ではいつも通りの満足感が得られる一冊だったかなと思います。 しかし、個人的には今回の巻には大きな不満点が2つあります。 1つ目が無理やりの短編のねじこみです。メインキャラを活躍させるためやアニメ化中に一冊だしたいなど色々思惑が絡んでいたようではありますが、これまでに書いた短編を無理矢理作品に入れ込むような構造は非常に気になりました。 もう1つは今回の主要人物2人です。サブキャラクターのはずの2人が戦うことが外伝などでもない本編の主題となっていることに違和感を感じました。もちろん主人公以外がメインをはってる話が悪いという気はありませんが、これまでの登場頻度などを考えると、この2人の話しかメインの話がないっていうのは作品として何か違うんじゃないかなと感じました。 個人的にはこの2人の対決も中編のような形にまとめて、他に収録された短編と合わせ、短編集みたいな形で出した方がよかったんじゃないかなと思う一冊でした。 将棋の部分自体はいつも通り面白いので、これまで楽しめた人は買っても問題ないと思いますが、上に書いたようなこれまでとは少し違う点も知ったうえで買った方がいいかなと思います。

    1
    投稿日: 2018.03.18
  • 魔王の秘書 1

    魔王の秘書 1

    鴨鍋かもつ

    デジタル版コミックアーススター

    斜め上な戦略にいきついたりするところが好き

    魔王に優秀で冷酷な人間の秘書がついたらという話。 魔王の少しゆるゆるな感じと人間の秘書の徹底した魔王軍管理が面白い。 福利厚生を意識して魔物を集めたり、魔物の意見を聞きながら魔王軍を改革したりなど会社風な魔王軍の改造が笑えました。 また、ただいい改革をするだけでなく、魔物の個性などを生かしていった結果、斜め上な戦略がとられたりするのも面白い。 また、最後の方にはただ笑えるだけでなく、愛着をもってきたところでちょっとだけシリアスな感じの話も個人的には印象に残ってよかったなという感じです。 今のところ、1巻しかないので、興味がある人は気軽に読んでみるといいかなと思います。

    0
    投稿日: 2018.03.12
  • 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員II」

    本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員II」

    香月美夜,椎名優

    TOブックス

    レオノーレの暗躍にびっくり!

    本好きの下剋上第四部2巻です。 ローゼマインが他領や王族関連で1巻以上に騒動を起こすという内容になっています。 そして、その中心で好き放題暴れまわり、周りに影響を与えまくるローゼマインという構図がいつも通り面白かったです。 また、プロローグやエピローグ、SS2つはいつも通り書き下ろしでそれが非常に面白かったです。 特にレオノーレ主人公のSSがよかったです。レオノーレの隠れた面が面白く、特にあの話の裏でレオノーレがあんな暗躍してたなんてすごくびっくりでした。 いつも通り、非常に満足感の高い一冊です。 小説家になろうで読んだ人も読んでいない人も是非読んでみて下さい。

    2
    投稿日: 2018.03.10
  • キングダム 49

    キングダム 49

    原泰久

    週刊ヤングジャンプ

    蒙恬が一番好きなキャラになりそう

    さすが李牧という感じの一冊でした。 少しツッコミどころがある気もしますが、戦場を一変させるあの働きはまさに李牧という感じですごいよかったと思います。 また、表紙にもなっている蒙恬も前巻に引き続き、ものすごい活躍。蒙恬のすごさがビシビシ伝わってきて、すごくかっこよかったです。蒙恬は今回の戦では、策、武勇が抜けており、また精神的にも周りを支えていてまさに大活躍という感じですごくいいと思います。個人的に48,49巻だけで蒙恬がキングダムで一番好きな作家になりそうです。 敵味方ともにかっこいいシーンが多く、非常に楽しめる一冊だと思います。 是非読んでみて下さい!

    0
    投稿日: 2018.02.28
  • 緋弾のアリア XXVII 那由多の弾奏

    緋弾のアリア XXVII 那由多の弾奏

    赤松中学,こぶいち

    MF文庫J

    世界にせまる脅威などがはっきり見えてくる話

    緋弾のアリア27巻です。 26巻エピローグで登場した妹に対し、絆を深め、狙ってくる敵を倒すというアリアらしい内容になっています。 最近の巻としてはNの狙いや世界の状況のようなものに最も近づいた一冊であり、そこらへん知れたのがすごいよかったかなと思います。 また、キンジのやばい新技がでてきたり、遠山兄弟が集合したりするシーンなどがすごくよかったです。 逆に気になったのがキンジが少し変態っぽかったかなと思います。なんか妹に対するリアクションとかかなりやばくなってる気が・・・。 また、キンジにせまるかなめのやり方などもこれまでよりもかなり大人な感じになっていてけっこう気になりました。 全体的にもう少しラッキースケベ的だった昔の方がよかったかなって気がしました。 物語自体は進展など感じれるものだったと思うので、この作品好きな方は読んでみてほしいかなと思います。

    1
    投稿日: 2018.02.25
  • 月とライカと吸血姫3

    月とライカと吸血姫3

    牧野圭祐,かれい

    ガガガ文庫

    登場人物こそ変化しているがこの作品らしい内容!

    月とライカと吸血姫第三巻です。 2巻エピローグから予想できるように連合王国側の話になります。 登場人物など変化はありますが、全体的には1,2巻と似たような感じで楽しめました。 ただ、レフとイリナが純粋な目標だけで動いている印象だったのに対し、連合王国側の主役2人は目標の他にも色々背負っているあたりに変化があり、そこがよかったかなと思います。 また、特にヒロインに関しては孤高なイメージだったイリナと逆で周りと支えあったりしているところもよかったです。 1,2巻とは登場人物こそ違いますが、同様な雰囲気があり、1,2巻楽しめた人には後悔なく楽しめると思います。

    0
    投稿日: 2018.02.24
  • 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部 「本がないなら作ればいい! 6」

    本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部 「本がないなら作ればいい! 6」

    鈴華,香月美夜,椎名優

    コロナ・コミックス

    27話の最後の1ページがたまらない!

    本好きの下剋上コミック版第一部6巻です。 まずこの巻の一番の印象は泣ける!って感じです。 これまで通りすごく笑える部分もあるのですが、それだけでなく、作品有数の感動シーンがあり、泣けます。特に個人的にはその泣ける話の最後の1ページがよかったです。正直、泣ける話と言っても原作を読んだことある自分にとっては最後の方まではたんたんと読み進めていたのですが、最後の1ページで涙がでました。 漫画だからこそあのシーンは泣けると感じさせられました。 あとライトノベル版など読んでいる人が一番楽しみにしているであろう最後のSSですが、こちらも面白かったです。マインを冬の間待ち続けるフリーダの話なのですが、1つ間違えばこういう展開もあったのかという印象。もしそうなってたらこうなってたかもなんて色々妄想が膨らんでワクワクさせられましたw とにかくいい一冊です。 本好きの下剋上好きな方は是非!

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    投稿日: 2018.02.24
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか1巻

    ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか1巻

    大森藤ノ,ヤスダスズヒト,九二枝

    ヤングガンガン

    戦闘などの多い内容と漫画という表現手段があっている!

    ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかのコミック版第1巻です。 まず作品を説明していくと世界観は完全ファンタジー。 ダンジョンという地下深くまでつながる迷宮とそれを中心にした町オラリオが舞台であり、主人公ベルもそのような冒険を求め、オラリオにやってきた冒険者の1人です。そして、ベルはある出会いをきっかけに大きな冒険に踏み出していくという感じの話です。 作者も言っていますが、作品のイメージとしてはゲームに近い感じで、ゲームのステータスやレベルアップなどを上手く作品として説明しているという感じの作品になります。 また、この作品で協調しておきたいのが、その題名と内容の大きな差異です。題名を見るとすごいゲスい感じの主人公を思い浮かべてしまいますが、むしろものすごい純真な感じの主人公です。また、内容も主人公ハーレムなところこそありますが、内容の中心は冒険であり、強敵を倒しながら成長していくという超王道な内容になっています。 そして、その好感の持てる主人公や絶体絶命の状況からの打開、また主人公がどんどん成長していく感じなどが作品の魅力だと思います。 そして、ここまではライトノベル版でも当てはまることでしたが、このコミックス版での魅力としては戦いが絵として見れることだと思います。先ほど説明したように冒険を中心とした内容であり、戦闘なども多いので、そこら辺を絵で見れるのはよりピンチやかっこよさなどが伝わってきていいように感じました。 また、キャラクターの表情などがゆたかな感じで、そこも魅力的だと思います。 ライトノベルはライトノベル版で緊張感のある文章などで素晴らしいと思いますが、漫画版も同じぐらいいいなという感じ。 好きな方で是非読んでみて下さい!

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    投稿日: 2018.02.24