Brownさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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進撃の巨人(4)
諫山創 / 別冊少年マガジン
登場人物紹介!
6
次の瞬間には死んでいるかもしれないという恐怖がすごい伝わってきます。そして、その恐怖と戦いながらも自分の進むべき道を選ぶキャラがすごいかっこいいです。
また、この巻では進撃の巨人の話で主要人物になるエ…レン達の同期について紹介のようなものがあり、このキャラってこれまでにも出てきていたけどこんな奴だったんだみたいなのがけっこうあります。
これを読んでからもう一度最初から読みなおして、ここであれをしていたのはこのキャラだったんだみたいな確認をしてみるのも面白いと思います。
続きを読む投稿日:2013.10.10
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五匹の子豚
アガサ・クリスティー, 山本やよい / クリスティー文庫
有名ではないがクリスティーの傑作!
6
あらすじ
名探偵ポワロの前に一人の女性が現れた。彼女の母は16年前に父の殺人犯として捕まり獄中死していた。しかし、あることをきっかけに母の無実を信じた彼女はポワロに16年前の真実を見つけることを依頼…してきた。16年も前に起こり、犯人は誰から見ても明らかだとされたこの事件の真実をポワロは推理できるのか?
あまり有名な作品ではないですがミステリー好きの人にはクリスティーの最高傑作にあげる人も少なくない評価の高い作品です。
この作品のすごいところの一つは推理のための重要なセリフがほんとに大きく何度も出てくるところでしょうか。事件の解説を聞くとこのセリフからこんなことが導けたのかとすごい驚かされます。
ミステリー好きなら必読の一冊だと思うのでぜひ読んでみて下さい。 続きを読む投稿日:2014.06.14
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葬儀を終えて
アガサ・クリスティー, 加島祥造 / クリスティー文庫
トリックが非常にうまく用いられている!
6
巻末では解説として作家の折原一氏が"『葬儀を終えて』クリスティーの全作品中でも最上位にランクされるべき傑作なのである"とも評しているようにクリスティーの知られざる名作の1つであり、個人的にも好きな作品…の1つです。
トリック自体はクリスティー作品では何度か使われているもののアレンジですが、それを劇的な台詞などとうまく絡めることで同じトリックを使うどの作品にも勝るインパクトを生んでいます。さらに推理の過程なども巧みで、うまくヒントが隠してあります。
登場人物についても1人1人の個性がはっきり描かれており、途中なども非常に楽しんで読めます。
非常にオススメの作品なのでぜひ読んでみて下さい。
続きを読む投稿日:2015.01.11
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進撃の巨人(14)
諫山創 / 別冊少年マガジン
憲兵団、強し!
6
すごい読まされる巻でした。
これまで大したこと無さそうな感じが出てた憲兵団の強さや策略がヤバイです。本当に人と人との戦いが激化してきた感じです。それに合わせジャンたち調査兵団も恐れることが変わってきま…す。そこが非常によく書けているように感じました。
また、物語の謎も新たに明らかにされたことがいくつもあります。あれにはそういう意味があったのかと驚かされまくりです。
そして、新しく気になるのは敵やリヴァイの名字!これは何を意味しているのか、非常に先が楽しみになる巻でした。
本当に面白いと思うのでぜひ読んでみて下さい。
続きを読む投稿日:2014.08.08
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緋弾のアリア
赤松中学, こぶいち / MF文庫J
すごいラノベらしい作品!
6
主人公の神埼・H・アリアと遠山キンジが他の仲間と共に敵と戦ったり、キンジが少しずつアリアや他の女性キャラと親密になっていったりとすごいラノベらしい作品になっています。
世界観としては現実世界が少し物騒…になったような世界に少しファンタジー的なものが出てくるような感じになっており、すごい良くできています。
物語は予想外の展開にびっくりさせられることも多く、また、キンジの性質によりシリアスなストーリーとラブコメ的なところがうまく組合わさっており、すごい面白いです。
出てくるキャラも男女ともにしっかり個性があってよくできており、特に女性のメインキャラは見た目だけでなく性格もすごいかわいくなっています。
自信をもって薦められる作品なので、ぜひ一度読んでみて下さい。 続きを読む投稿日:2014.03.30
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大学の話をしましょうか 最高学府のデバイスとポテンシャル
森博嗣 / 中公新書ラクレ
中学生ぐらいから社会人まで広い年齢層に進めたい一冊!
6
この本では今の大学の制度、また、今の教育への考え方などについて大学助教授の森博嗣さんが聞かれたことをことを答えていくという形式で進んでいきます。
この本では今の社会でいいとされていることなどについて森…さんが独自の考えを語っていくのですが、それについては同調できるものも多かったです。
例えばゆとり教育については世間一般のような点数が下がったから悪いという感じではなく、むしろ肯定的な考えをしているのですが、わかりやすくそう考える理由などを述べており、ゆとり教育を悪いなどと考えている人には是非読んで欲しいように感じました。
また、「ゲームをやる子供は好奇心が強い」など他にもさまざまな独自の考えがあり、面白く感じました。
また、大学の内部にいるからできる話などもあり、例えば大学の学科の名前がよく変更されたりする理由などについても述べられています。この話などは大学の今まで知らなかった問題などを知れ、大学というものについて大きく改革していく必要性を感じさせられたように感じます。
あと筆者の森さんは作家でもあるのですが、なろうと思った理由や作家になるために重要なことなどもかいています。森さんの小説が好きな人や作家になってみたいなどと考えている人も読んでみるといいかもしれません。
また、この本の大きな長所としてこの本が話が会話で進んでいくので非常に読みやすいことがあると思います。中学生ぐらいからでも楽しめる本だと感じましたし、進路を考えていく高校生や大学生には是非読んでほしい本だと思うし、社会人も読んだら楽しめる本だと思います。
全ての意見が賛成できるかというとそうではありませんが、筆者独自の見解が多くのっており、非常にいい本だと思うのでぜひ読んでみて下さい。
続きを読む投稿日:2016.03.30