
白暮のクロニクル(11)
ゆうきまさみ
ビッグスピリッツ
また一つ終わっちゃった
うーむ、あの人が・・・だったとは。そして一気にラストへ。いくつかの謎を残して終わっちゃいましたね。 また、あーる君のように、後日譚が書かれる日が来るのか。その時、全ての謎が解けるのか。待ってますよー、ゆうき先生!!
0投稿日: 2017.07.17
地獄堂霊界通信 全8冊合本版
香月日輪
講談社文庫
文庫版合本版も出たんですね
香月先生の訃報から、随分月日がたちました。このシリーズには、先生の作品の種がほとんど入っています。三人悪の成長を存分に楽しみました。未完のシリーズもありますが、ほとんどの作品は小学生からおっさんまで楽しめますよ。先生、霊界から原稿を送ってと頼めないのが悲しい。ご冥福をお祈りしながら、またはじめから読み直そう。学校の図書館に是非揃えていただきたい名作ですよ。 三人悪が力に目覚め、その力を使うことの意味やリスクを知り、覚悟を持って事件に立ち向かうステキな作品。主人公たちがキラキラしていて、子供らしい純粋さがあって、毎度毎度目頭を熱くしながら読んでます。友情と信頼、そして己の限界を知ること。ジジイが三人悪を正しく?導いていく様子に、親として背筋が伸びる思いです。 親子で、または孫と一緒に、是非読んでいただきたい作品です。特に小学生には妖アパの前に読んでもらいたいなあ。
2投稿日: 2017.06.25
陰陽師 螢火ノ巻
夢枕獏
文春文庫
蘆屋道満って、いいヤツ?
晴明の良き?ライバル、道満老が大?活躍。通りがかり・偶然・気分次第というあたりはいつも通り。 晴明のクールでしたたかなイメージとは違って、老いて剽げてチョイ悪な道満がとっても魅力たっぷりに描かれています。 夢枕先生の作品には、こういう笑うとチョッと怖い人がよく登場しますよね。 でも、こういうキャラクターのおかげで主人公が更に素晴らしく見えてくる。切磋琢磨して更に成長していく。 単純に善と悪、と割り切らないのがいいんですよ。 それを全て包み込んで浄化してしまうような博雅の笛があってこその陰陽師の世界。 静かで、チョッと不気味で、安心して楽しめ、これからも楽しみな作品です。 熱くて汗臭い 東天の獅子 地の巻も楽しみだなあ。
0投稿日: 2017.06.25
ファンム・アレース 全6冊合本版
香月日輪,K2商会
YA! ENTERTAINMENT
異世界ファンタジーの秀作
香月先生の作品は、どれもキャラがたっているが、本作品は異世界が舞台なので、更に個性が際立っているのが面白い。老成しているかに見えた主人公が、ちらりと見せる年相応の反応がいとおしい。6冊なんてあっという間に読めます。未読作品が裸男だけになってきたなぁ。 本作の前日譚 エル・シオンも是非お読みくださいませ。細かいところが補完されてさらに理解が深まります。 妖アパアニメ化は嬉しいけれど、本作のアニメ化もアリかなと思います。想像力を全開にして異世界譚を大いに楽しみましょう!
2投稿日: 2017.06.25
忍びの国(新潮文庫)
和田竜
新潮文庫
人ではない
さっきまで殺しあっていた相手と、戦闘終了の合図でいつもの旧知の間柄に戻って一緒に行動する。オンとオフの切り替えが物凄い。しかし、それができない者が現れることも織込み済みで仕掛けてしまう冷徹さ。たとえ身内であっても、仕事のとあれば道具としてしかみない。忍者とはそんなにも厳しい世界か。この後も、時の権力者に擦り寄って江戸時代迄は活躍の場もあったようですが。こうした冷徹な判断は、権力者に求められる才能で、戦国から江戸までの名だたる武将は、皆この様な判断を迫られた時に、どう対応するかで生き延びてきたわけで、そうすると忍者は、一人一人が一国一城の主であることを求められている様なものかと。感情を棄てて、正しい判断を下すことが出来るかどうか。それが生き残りの才覚。現代の外交にも同様の判断必要かもしれませんね。諸外国に「草」をおき、情報を集め、マスコミという感情を煽る、モノに惑わされず、正しい判断をすることがいかに難しいことか。
1投稿日: 2017.06.18
田中くんはいつもけだるげ 8巻
ウダノゾミ
ガンガンONLINE
ほっこり!!(仕事も人生も忘れそうなほどに)
みやーの神対応!!白石さんガンバレ〜! 妹ネタもほっこり感満点。 太田は相変わらず見事な田中捌き。 加藤と志村もいいカラミで、力の抜けどころ満載。 ヘラっと笑って、ほっこりして、兄妹愛にホロリとして。 こんな素敵な作品を生み出し続けるウダ先生に感謝!!
5投稿日: 2017.04.24
アトム ザ・ビギニング1(ヒーローズコミックス)
手塚治虫,ゆうきまさみ,カサハラテツロー,手塚眞
月刊ヒーローズ
アニメ始まりましたね。
鉄腕アトムは頭の片隅に追いやって、「コンセプトワークス ゆうきまさみ」の表記にワクワクしながら読みました。もちろん5巻まで一気に。カサハラテツロー先生の作品は初めてですが、とてもいい雰囲気描けていると思います。オリジナルアトムの時代には、SFの世界だけだったAIも、今やPCレベルである程度の実行(哲学ゾンビか?)ができる時代。A106&A107の先行きに不安を感じつつ、6巻を待っている状態。感情や欲求をプログラムして、知識は自ら獲得させる方が、AIとしての自我のようなものを獲得してくれそうな気もするけど、マイクロソフトの一件もあったし。PC操作しなくても、ネット接続できそうな気もするけど、そうすると絵的にどうかということか・・・。色々余計なことを考えて読んでいました。 今の時代にはまだ思いもよらない「その先」まで描いていただけることを期待しつつ、そうなるとついてこれない読者がでるかなーと思いながら、ガルちゃんやあーる君のような展開にも・・・ とにかく、楽しみかつ考えさせられる作品。攻殻のように、後世に引っかかりを残す作品に育っていくように見守りましょう。
6投稿日: 2017.04.18
文豪ストレイドッグス(12)
朝霧カフカ,春河35
角川コミックス・エース
社長と森先生
共に組織を率いる二人の覚悟と責任。そしてあの人の登場で物語はさらに深みへ。街に平和が訪れるのは、そしてみんなの運命は。次巻を待つしかない我ら読者の運命は・・・。 新作映画も楽しみ。 でも、あっという間に読み終わっちゃうので、星4つ。
7投稿日: 2017.04.04
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~
三上延
メディアワークス文庫
ついに本編終了
過去から現在へ張り巡らされたワナ。古書をめぐる人々の執念。そして最後の・・・ 読んで良かったと思うと同時に、本編終了を惜しむ。でも、番外編等ありそうなので、期待してまちます。 大船に親族がいるので、本作の舞台はなんとなくわかる土地。一巻から楽しく読ませていただきました。 二人のぎこちない愛に祝福を。家族は仲良くできるのが一番。 qちゃんのシリーズとちょっと似てるかな。でも、本好きには楽しい作品でした。
10投稿日: 2017.03.25
亜人ちゃんは語りたい(1)
ペトス
ヤングマガジン サード
アニメ いい感じです
原作のニュアンスや想いを大事にアニメ化してくれてるようで、中二の娘と時に涙ぐみながら見てます。なんと言っても、原作が素晴らしい。キャラクターも可愛い。 デミも個性と扱ってあげることの本質 それぞれの個性をお互いに尊重し合うことの大切さを改めて感じさせてくれる作品。遅ればせながら、改めて一巻の感想でした。
6投稿日: 2017.02.17
