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総合評価

977件)
4.0
252
420
208
24
2
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    今回も最高の伊良部先生!!!!!破天荒な無邪気さは、学生時代からだったとは。 ここまで自由奔放に自分を解放することで患者さんは知らず知らずのうちに心を開いてしまうことを計算しているのだろうか(笑) 個人的には伊良部先生のもつ味なのだと信じたい。 どれも抱腹絶倒でこんなこと実際にあったら面白すぎる内容だったが、ラストの作家さんの想いはご自身の本にかける情熱なのかも。マユミさんのイラストがとても気になる❗️

    9
    投稿日: 2023.08.18
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    気分転換にもってこいの本。 患者は、サーカスの団員、やくざ、医師、野球選手、小説家。 一線で活躍し、いたって真面目で真剣に生きているが、抱えきれなくなった悩みを持っている。かなり変人の精神科医伊良部と関わっているうちにいつの間にか気持ちが楽になる。どの話もハッピーエンドなので読後感が良い。 ・・・「原因究明とその除去。精神医学の基本だよね」 それができないから人は悩むのだろう。・・・・P.242 真面目すぎるとか神経質とか言われたことのある私は、読んで良かった。 伊良部医師くらい極端な主人公だから、解りやすいのかもしれない。 ちょっとしたきっかけで治る場合もあれば、治らない場合もある。 生きてると色々あるよね。

    6
    投稿日: 2023.08.02
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    中学生?の頃に読んだものを再読 ハリネズミのやつとか少し内容覚えてた 伊良部先生の運動神経良さが披露されている

    4
    投稿日: 2023.07.31
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    精神科医・伊良部シリーズ第2弾 久々に新刊(第4弾)が出たので復習。 直木賞受賞作!! 『空中ブランコ』 サーカス団の中で生まれ育ったので、新入りを信じて飛ぶ事が出来なくなった空中ブランコ乗り。 『ハリネズミ』 先端恐怖症のヤクザの話。 『義父のヅラ』  大勢の前でやらかしたくなる精神 大学病院の精神科医である伊良部の同級生が、大勢の人の前でイタズラをしたくなっちゃうって症状に悩んでます。一番まずいのは外科部長の義父のカツラを剥がしたくなる事。冷や冷やそわそわ面白かった。 『ホットコーナー』 イップスに苦しむプロ野球選手。 「三女流作家』 過去に同じテーマで執筆したんじゃって不安になり過ぎて書き進められない女流作家。 「義父のヅラ」が面白かった。 治療の一環として看板に落書きするんだけど、「大井」→「天丼」が天才過ぎる。

    4
    投稿日: 2023.07.04
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    前作で伊良部先生像が確立され、非常にとっつきやすい オキニは「ホットコーナー」 考えれば考えるほど悪い方向に行く …なら考えなければいいじゃん  Don't think,feel!  よい頭の休止になりました

    38
    投稿日: 2023.07.02
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    まあ実在すると思えない漫画キャラの伊良部先生がちょっと気持ちの折れた患者たちの立て直しを計る。 今回の患者さんたちはエリートや凄腕や人生の勝者にのしあがってきた人たち、それでもいろいろ苦労や挫折はある、ということを周りも本人もなかなか気が付かない、という所に精神科医の助けというか治療が役に立つんだと少し納得。多分この医者の世話にはならない、と思っている自分ももしかすると明日訪問したくなっているのかも。

    6
    投稿日: 2023.06.21
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    精神科医と5人の患者の話。 「イン・ザ・プール」に続く第2弾。 年齢を重ねるごとに周りを気にしたり、過去に囚われたりで、不自由になって色々な症状が出ている患者が、周りを気にせず自由に行動する主人公の精神科医に付き合ううちに、自分が気にして来たことが馬鹿らしくなったり、吹っ切れたりして回復していく。 「イン・ザ・プール」を読んだ時ほどのインパクトは無いが、相変わらず気楽に読める楽しい一冊。 分かっているけれど気にし過ぎちゃう、ってことは、大なり小なり身近にあって…その度合いか

    1
    投稿日: 2023.06.15
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    伊良部シリーズ2作目『空中ブランコ』です。 標題のほかに、『ハリネズミ』『義父のヅラ』『ホットコーナー』『女流作家』を収録。  伊良部シリーズに新作が来る、ということで、『イン・ザ・プール』以来読んでいなかった当シリーズを読み進めることに。  今作は「気にしすぎている」人たちのお話という共通点がありつつ、ドクター伊良部の軽妙な語り口はシリーズ共通の面白さです。  個人的に好きなのは『義父のヅラ』。伊良部に怖いものなし! という感じが読んでいて本当に面白かったです。

    11
    投稿日: 2023.06.14
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    伊良部先生の独特の雰囲気が 小説だと浮き立ちます。以前みたドラマでは視覚からの情報で混乱してちっともおもしろくなかったのてすが、 小説になると自分の中の偶像が生き生きと動き出すので改めて小説の良さを感じました。

    1
    投稿日: 2023.06.11
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    2023年47冊目 奥田英朗さん/空中ブランコ 精神科医の伊良部先生シリーズ、第2弾。 今回も2日で読んでしまいましたꉂ

    0
    投稿日: 2023.06.11
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    前作はまぁ面白いかな、という程度だったけれどもこれは第2作目の方が断然面白かった。 直木賞受賞作だったんですね。知らなかった… 今回患者の職業がちょっと普通に生活しているだけではお目にかかれないようなのが多いけれども(普通なのは医者ぐらい?)その苦労は凡人にも想像がつく、というのが絶妙なチョイス。 伊良部のキャラも前作よりほんの少しマイルドになったような気がして、その分面白くなった。前回はぶっ飛び過ぎてイラついた点もあったので。 『義父のズラ』と『ハリネズミ』が特に良かった。それにしても義父のズラって‥タイトルだけで笑えるんですが。

    0
    投稿日: 2023.06.10
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    直木賞受賞作。 いいのかそれで、と不安になるような納得しちゃうような作品。 伊良部のキャラも癖になる。次は何をやりだすのか、ワクワクしてくる。 マユミちゃんのキャラもいいが、ラストは普通っぽくて、新たな一面を見た気がした。

    1
    投稿日: 2023.06.10
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    第二弾、ますます面白くなってます! 伊良部は現実にはいそうもないし、もしいたら大変だけど、どこかに実在していて欲しいような先生です。 所々でさり気なく、ちょっといいこと言うところが好き。

    0
    投稿日: 2023.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読な伊良部さん。これ、直木賞なのね。笑える。 「空中ブランコ」サーカスの空中ブランコノリが失敗する。 「ハリネズミ」ヤクザなのに先端恐怖症。 「義父のズラ」嫁の父は大学病院の偉い人なのだが、明らかにわかりやすいズラをかぶっている。取りたくてたまらない。 「ホットコーナー」三塁のことをこういうのだね。初めて知った。 「女流作家」きちんと取材した渾身の小説は評判は良くても売れなかった。売れる恋愛ものを書いているが、以前書いたものを忘れてしまう。突然吐いたりする。 これら、伊良部の患者たち。あいかわらず注射を眺めるのが好きで、マユミさんも健在。

    1
    投稿日: 2023.05.26
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    シリーズ第二弾。 評判通り第一弾より面白かった。 精神科医の伊良部一郎の無邪気度は増しているし、看護師のマユミも伴って好き放題やっているし、ただただ楽しそう。 第一弾に比べて、患者の職業が多彩で、伊良部がノリノリ。 何にでも首を突っ込んで、体当たりの姿勢で取り組んでいく。 子供の職業体験のようだけれど、患者のこともよく診ていて、最終的には救われていくから読後の余韻も良い。 「性格っていうのは既得権だからね。あいつならしょうがないかって思われれば勝ちなわけ」と、自分で言っていて、伊良部はまさに勝ち組なんだと納得させられた。 実際、患者はみんな伊良部のやりたい放題に対抗できず、諦めて受け入れる。 特に「伊良部といい看護婦といい、この診察室は観覧車だ。乗ったら一周する間、そのペースに合わせるしかない。」というフレーズはお気に入り。 今回はどの章も面白かったけど、義父のヅラと女流作家は特にお気に入り。

    6
    投稿日: 2023.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『コメンテーター』発売に合わせて文庫で再読。 過去作3冊一気に再読したのだけど、いや、面白いね。 忘れてる話もたくさんあるけど、初読として読めて面白かった。 尖端恐怖症のヤクザの話は余韻がいい。この人、要チェックね。 そもそも伊良部シリーズはそれぞれの章の終わりがいいのだよ。 精神科にかからざるを得ない「病」を抱えた視点人物たちの心の変化。 伊良部、おそるべし。 そして「義父のヅラ」はとてつもなく笑う。

    9
    投稿日: 2023.05.21
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    前作に引き続き、テンポ良く読了。 特に「義父のヅラ」は読んでいて思わずニヤけてしまうほど面白かった。伊良部のような生き方が少しでもできたら…と少し憧れてしまう。

    1
    投稿日: 2023.05.03
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    重いテーマ内容の作品や、ノンフィクションを 読む合間に読みたい一冊。 これを読めば他の作品もつられてサクサク読み 進めることができますよ。

    13
    投稿日: 2023.04.12
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    いやー、久しぶりに読んだけどどの話も面白かったです! 最初に読んだのがかなり前だったので、そういえばこんな話だなと思い出しながら読んでいました。 どの話も読後感が清々しくて、特にハリネズミと女流作家は終わり方が良かったです!

    1
    投稿日: 2023.04.12
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    コメディー調で読みやすい! 気持ちが落ちたときに読むと、今の出来事の考え方の消化方法がわかる気がする。

    0
    投稿日: 2023.04.01
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    シリーズ2作目だと知らずに読んでしまったのが悔しい。短編だからサクサク読めた。 伊良部のキャラクターがキモいはずなのに憎めなく、はちゃめちゃなはずなのに何故か病気を治していってしまう様が面白かった。 面白かったけど、「抱腹絶倒!」の触れ込みで手を取っただけに、そこまででもなかったな…となってしまった。

    0
    投稿日: 2023.03.15
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    伊良部シリーズ② 直木賞受賞作品。 やっぱり名医なの⁈ それともアノ怪しいビタミン注射が本当は効くの⁈ 中年色白デ○‘‘の伊良部精神科医の精神年齢は幼児並み。でも患者たちはなぜか何度も通院してしまう、そして回復するのだ。 空中ブランコで上手くジャンプできなくなったサーカス団員、尖端恐怖症ヤクザ、義父のヅラを剥ぎ取りたい衝動に駆られる婿、イップスプロ野球選手、強迫症&嘔吐症の女性作家(マユミ看護師の挿し絵を入れて欲しかった) 歯茎をだしてニッと笑う伊良部に、やっぱり正面切っては会いたくない私だけど。

    16
    投稿日: 2023.03.03
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    奥田英朗の空中ブランコを読みました。 主人公は伊良部総合病院の息子で神経科の先生です。 5歳の子供が大きくなったような性格で、注射フェチ いろいろ、面倒な患者さんを結果的に治して言うのが面白かったです。

    8
    投稿日: 2023.02.22
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    すごく読みやすくて面白かった! 久々の一気読み。 伊良部先生、どんな感じか想像できる。笑 この能天気なキャラが患者を救うんだな〜と思った。話しやすいって大切。 この著者は初めてだから、他の本もチェックしたいなと思った。

    0
    投稿日: 2023.02.15
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    先輩に借りて読んだ本。 まさに痛快!抱腹絶倒!最高な1冊‼︎ まんまと伊良部先生シリーズにハマった。マユミちゃんが大好きだ。 笑ってしまうので、移動中に読めないのが難点。

    9
    投稿日: 2023.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アニメタイトルにもなった空中ブランコ 伊良部先生の妙な憎めなさみたいなものが発揮されていて好きです。 女流作家の本当にやりたいことはなかなか評価されない部分が胸に痛い…ですが最後のマユミちゃんのくだりが本当に良い。

    3
    投稿日: 2023.01.27
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    自分の担当医がこんな人だったら凄く苦労しそうです・・・。 ですが、それと同時にどんな珍道中に巻き込まれるのだろうとワクワクしました。 「遊びで息が切れたのなんて、二十数年振りだった。」

    8
    投稿日: 2023.01.25
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     精神科医・伊良部シリーズの第二作。  「ハリネズミ」「義父のヅラ」が破天荒さ、エンドの爽やかさが素晴らしい。 その他も申し分なしでシリーズでは突出した出来になってると思います。 

    4
    投稿日: 2023.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊良部一郎おもろすぎやろ。空中ブランコしてるとこ想像したらほんまおもろい。最後まで読んでもう一回空中ブランコしてるとこ想像したらより一層おもろい。 個人的には医師たちが悪戯する回が1番好き。歳を重ねて悪戯したりふざけたりできんくなるのは寂しいしもったいないよなぁと思う。いつまでも少しふざけた人でいたい。 あと最後の作家はちょっと自分にも似たところあって怖かった。俺もこうなるんじゃないかとか思ったね。こわいこわい。 全部の話に共通してちょっと泣きそうになるのが腹立つわ。伊良部医師のふざけた感じ見てにっこにこで読んでたら、最後泣かされるみたいな。まんまと感が悔しかったけど、またそれも一興か。

    1
    投稿日: 2023.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イン・ザ・プールに継ぐ第二弾! 跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗りは空中での自分のフォームが悪かったから失敗してたんやと認め素直に相手に謝ることで心が軽くなり 先端恐怖症のヤーさんは他にも短刀がそばに無いと不安になるヤーさんの存在を知ったことで自分だけじゃないんやと安堵し 義父のカツラを取りたくなったり皆の見てる場面で何かをやらかしたくなる衝動に駆られる医師は、夜な夜な伊良部と公共の看板にちょっとした遊び心で落書きしたり伊良部と義父のカツラを取って童心に返ることで心が楽になったり 送球のコントロールが上手く出来なくなってしまった野球選手が伊良部と交流する中で徐々に感覚を取り戻したり 過去に書いたネタではないかと強迫症に駆られる女性作家は、自分の自信作が世間に受けず辛い経験をしたのは自分だけじゃなかったことを知り、最後ナースのマユミちゃんがあの作品良かったですと言ってくれたことで読者はいるんやと再認識し自信を取り戻す

    3
    投稿日: 2023.01.11
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    前作同様にライトにサクサク読めた。精神科医の伊良部とセクシー看護師のマユミのもとに、様々な患者がくるという設定がしっかりしているので、とても読みやすい。

    3
    投稿日: 2022.12.21
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    アニメから入り本をみる。 なんというか、もちろん、これはお話のなかのやりとりなんだけれども、この先生は患者だけでなく読者をも楽しませてくれるので、読了後は前向きになれます。 内容を忘れた頃に読んでは少し笑ってしまうような……何度も読めるすきな作品です。

    0
    投稿日: 2022.12.17
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    伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒やされる名医か!? 直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾。 型破りな伊良部先生の処方は、ますますぶっ飛んでいて、例えば先端恐怖症の患者には、対立するヤクザとの抗争に参加して先端恐怖症をカミングアウトさせたり、前作以上に笑えます。

    0
    投稿日: 2022.12.13
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    2021.10 図書館借本 * 直木賞受賞作。あらすじ読んで面白そうだったから全編読んでみたけど残念ながらあまりハマらなかった。 伊良部は周りにはあまり居てほしくないタイプだと思ったしいい歳して小学生風な振る舞いもあまり好かなかった。 それでも登場人物みんな伊良部に頼っていくのは不思議でしょうがなかった。現実にいたら意外と許せちゃうのかなあ…? という感じであまり共感性も感じられず、、精神病にかかると大変なんだろうなという感想。

    0
    投稿日: 2022.11.04
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    自分のことは、意外とわからない。一見、おかしな精神科医が、患者と同じようば行動をすることで、自分を客観視することができる、という構造は面白い。ソウルフルワールドのジョーが、猫の視点から、自分自身の人間関係を見ることで、自分の人生を見直す構造と同じだ。自分を客観的に見る方法を身につけたい。

    3
    投稿日: 2022.10.23
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    この本そのものが精神薬みたいなところがある。 肩をはらずにサクッと読めて、医者はちゃんとキモおもしろくて、実は患者ときちんと向かい合っている。 型破りな医者のように見えてしまうのは日本人だからか?外国だとこのくらいの医者はそこらじゅうにいそう。

    1
    投稿日: 2022.10.22
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    イン・ザ・プールに続く第2作 1作目以上にハマった 伊良部とマユミを知れば知るほど、続きが気になってくる 作家の話のとこの、マユミの一言は胸キュンしたし、 ちょっと泣いてしまった 人も死なないし、モヤモヤもしない サクッと読めるし、読後の爽快感もいい 重い本を読んだ後のリフレッシュにおすすめ 箸休めのつもりでも、ハマると思います イン・ザ・プールの感想でも、同じこと書いてた(笑) 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 伊良部みたいな強メンタル人間になりたいわ

    2
    投稿日: 2022.10.05
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    1冊に5作品詰め込まれてる短編小説だが、決まってユニークな精神科の先生がなんだかんだ患者の心の病いに温かい空気を送り込むストーリーに和む。 こんな精神科の先生がいたら少なくとも全体の5%は救われる気がする。

    1
    投稿日: 2022.10.02
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    インザプールに続いてこっちも読んだ 久しぶりに伊良部先生に会った感覚で やっぱりおもしろかった 精神科の患者さんって 自分自身のことを客観的に見るのが苦手な人が多いけ 伊良部先生は狙って わざと誇張して真似しよんかなー とか思った 患者さんの立場に立って考えることって精神科の基本やけ、 なんか明日も仕事頑張れそう

    3
    投稿日: 2022.09.11
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    バランスよく書かれているなぁ、というのが最初の印象。 結局それは最後まで崩れることがなかった。 なんだかんだで伊良部先生は患者と向き合い続けているし。 有り体に言えば、この本は鉄板だ。

    1
    投稿日: 2022.09.11
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    読み進めるほどクセになっていく、奇妙な精神科医伊良部。悔しいけど惹かれる人物でもある。伊良部と看護師まゆみのミステリアスな診察室の雰囲気が想像できて、ツッコミ側になる患者達に感情移入していく。 そんな稀な症例にかかるなんてと、患者たちを一歩引いた目線で読んでいると、自分とも共感する悩みや葛藤があったりして気付かされる。一歩ズレれば自分もそうなるのかもしれない。 この小説を読んでいると、現代人は縛られすぎているのかもしれないと客観視させられる。社会のテンプレートにハマりながら生きていく窮屈感と安心感。子供の頃のように、自分らしさも見なくてはならないなあと感じた。 かといって笑えるポイントも多くて、読みやすい小説なのが良い。軽いけど内容は薄くない良作でした。

    2
    投稿日: 2022.09.07
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    『イン・ザ・プール』に引き続き相変わらず子供みたいな伊良部がクセになる。義父のヅラが一番バカらしくて面白かった。

    1
    投稿日: 2022.08.22
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    1.著者;奥田氏は小説家。文章を書くのが得意で、広告のプランニングやメディアの仕事を経験。新人賞をとって作家になる人が多い中で、氏は出版社への持込み、「ウランバーナの森」でデビュー。少年時代は、マンガを好んで読み、歴史本や太宰治・夏目漱石にも目を通しました。”小説は、人をどう楽しませるかが大切で、必要なのはサービス精神”が持論。「空中ブランコ」で直木賞、「オリンピックの身代金」で吉川英治文学賞・・など、多数受賞。映像化されたヒット作も多い。 2.本書;精神科医の伊良部(主人公)の元に来る、精神的な悩みを持つ患者に破天荒な診療を施し、悩みを解決していくという5つの短編。短編は、①空中ブランコ(患者;サーカス団員)、②ハリネズミ(患者;先端恐怖症のヤクザ)、③義父のヅラ(患者;伊良部の同期生)、④ホットコーナー(患者;プロ野球選手)、⑤女流作家(患者;女流作家)。5人の患者は、順調な人生を送っていたが、躓き始め、伊良部と出会う。そして、天真爛漫な伊良部の行動で患者が自分を取戻していく話。 3.個別感想(印象に残った記述を3点に絞り込み、感想を付記); (1)『第1話;空中ブランコ』より、「(患者)子供の頃、転校に次ぐ転校の生活だった。新しい友達が出来ても、二カ月で否応なく別れが訪れた。悲しい想いをしたくないので、ある時からバリヤーを張るようになった。新しい付き合いを遠ざけるようになった。・・身内意識が強くなったぶん外に対しての警戒心が敏感になった。たぶん自分は、閉じているのだ。本当は人恋しいくせに、近づこうとしない。友達が増える事に慣れていないのだ」 ●感想⇒私は、幼稚園に行かず、祖父母に我が儘に育てられ、小学校の集団生活に馴染めない少年でした。低学年の頃、自分から人に話かけられず、寂しい思いをしました。「人恋しいくせに近づこうとしない」という気持ちは痛いほど分かります。私が変われたのは恩師(女性)のお陰です。先生は、私の長所を見つけ、自信をつけてくれました。頃合いを見て、学級委員にさせられ、対人関係に対する免疫もつけてくれました。悩みは誰にもあります。悩みのある人は、一人で抱え込まないで、解決の糸口を導いてくれる人との出会いがあると良いですね。私は、先生に救われた恩を忘れず、人から相談された時には、本人の悩みをよく聞いてあげます。余計なアドバイスを避け傾聴に徹し、問われた事にだけ答える。本人の立場に配慮しつつ、「余分な事は言わない、押し付けない」がモットーです。私のやり方は生温いかもしれません。本書の精神科医のような真似はとても出来ません。 (2)『第3話;義父のヅラ』より、「(患者)おれは[息子には]雑草の様に逞しく育って欲しい。・・・俺、思うんだけどさあ。体裁を取り繕うって、人生を生きにくくしない?開けっ広げの人間の方が絶対に楽なんじゃない?・・例えばの話。子供の頃からかしこまってばかりいたら、羽目を外せない人間になっちゃうぞ」 ●感想⇒「一に勉強二に勉強、三四がなくて五に勉強」という言葉を耳にすることがあります。親は、「我が子に学歴を付けて人並み以上になって欲しい」と願うもので、気持ちはよくわかります。自分を振返ると、塾はソロバン位でした。学校から帰ったら、皆で秘密基地に集合。昆虫採集や川での魚とり・・、自然の中で楽しい時間を過ごしたものです。私は、現在の学歴主義を否定する訳ではありません。子供達には、もう少しだけ自然と接したり、好きな本を読んだり、という自由な時間をあげたら良いのになあと思います。そして、自分なりの夢を描かせてあげたいと思うのです。私は変人なのも。 (3)『第5話;女流作家』より、「“(患者)負けそうになる事は、この先何度もあるだろう。でも、その都度色んな人やものから勇気を貰えばいい。みんな、そうやって、頑張っている”・・人間の宝物は言葉だ。一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。その言葉を扱う仕事に就いた事を、自分は誇りに思う。神様に感謝しょう」 ●感想⇒私は人に頼るのが好きでなく、自分の力を信じてきました。しかし、振返れば、独学でも希望大学に入れたのは、受験勉強のコツを教えてくれた、恩師のお陰です。先生は、「科目ごとに名著と言われている受験書を決めて、徹底的にマスターしなさい」と。この助言がなければ、失敗していたでしょう。その後の、会社生活でも、仕事に行き詰った時に、上司や先輩が救ってくれました。「人という字を見なさい、左に立っている人を右の人が支えるんだ」とも教えられました。相互扶助が大切ですね。また、書物からも多くの勇気(言葉)を貰いました。好きな本の文言です。「人間の生き方とは、あくまで一人一人が決めるのである。迷った時には、人生の先輩・先人に学ぶほかない」です。 4.まとめ;正直な所、奇想天外な精神科医の話には少しついていけません。そんな医師がいる訳ないと。しかし、こうしたストーリーを組立てる、奥田さんはどんな頭脳の持ち主か、興味があります。出版社への持込み、なんかすごいですね。氏は、「説明的な小説、説教している小説、自分の事を書いている小説が嫌い」と言います。奥田さんは、計り知れない魅力ある人ですね。(以上)

    128
    投稿日: 2022.08.22
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    くっそー!こんなやぶ医者の本なんかもう読まない!とイン・ザ・プールを読んだあと思っていたのに、なんか知らんけど手に取っていた続編。...くやしい! 前作で患者はなんで通院をやめないんだろうかと思ってたけど、自分もその一人になってたなんて!なんという中毒性...読んでみるとやっぱり腹立つ(笑) もう!ホントになんなんだコイツは!

    1
    投稿日: 2022.08.13
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    メンタルを病む子供はいない。。 5歳児のように、他人の目を気にせず、やりたい事をやって、言いたい事を話して、出来るか出来ないかなんて考えずに行動していたら、、精神の不調なんてほとんど起きないのかな。

    1
    投稿日: 2022.08.04
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    「インザプール」から伊良部ファンになりこちらも読んでみました。 相変わらず伊良部先生自由だなぁ〜(笑)「義父のヅラ」なんて自由奔放すぎる話の展開でとっても面白かったです。 小説でこんなに笑わせてくれるのって奥田英朗さん以外まだ出会ったことないかもしれない。(笑) なんだかんだこれを読むと自分も診察してもらったかのように心軽くなってる気がする。(笑)

    1
    投稿日: 2022.07.20
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    「義父のズラ」で伊良部先生の過去を知ると、やっぱりヤブ医者なのでは?と、思うような部分もあり、そう思いながら読むと、全てにおいて伊良部先生は処置らしい処置はしておらず、患者が自力で勝手に治してるようにも見えてしまいます。 しかし、結局、精神的な病というのは、自分自身が何かきっかけを得て治していくしかないのだと思うと、伊良部先生の処置というのは案外適正なのかもしれない。とも思うようになりました。 どちらにしろまだヤブなのか名医なのか判断出来ないし、「女流作家」でマユミちゃんのギャップにやられたので、3作目も読むことになりそうです。

    0
    投稿日: 2022.07.19
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    「人生、長いよ。今のうちに吐き出すものを吐き出しておかないと」 どうやって頑張っていいのかわからない。仮に頑張れたとしても、結果が怖い。 負けそうになることは、この先何度もあるだろう。でも、その都度いろんな人やものから勇気をもらえばいい。 人間の宝物は言葉だ。一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。

    0
    投稿日: 2022.06.21
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    伊良部シリーズ第二弾。 第一弾「イン・ザ・プール」を読んでしまったがために、すぐに第二弾の本書も手に取らずにはいられなかった。そして今回も存分に楽しませてもらった。 特に3話目「義父のヅラ」はかなりヤバかった。 電車の中などといった不特定の人が居る場所で読む行為は危険です。

    20
    投稿日: 2022.06.16
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    伊良部総合病院神経科の<医学博士・伊良部一郎>シリ-ズの第2弾は、トンデモ精神科医と堕天使ふう看護師のコンビが、トビッキリ破天荒な荒療法で、来診患者5人の治療にあたる出たとこ勝負篇。 跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、先端恐怖症のヤクザ者、強迫観念症の大学講師、心因性嘔吐症の女流作家など病める患者に応える先生の型破りな説明が、まるっきりの〝痴愚魯鈍〟の類いでなく理に適ったものだと悟り、通院を繰り返すうちに治癒していく痛快人情劇。 (第131回直木賞受賞作品)

    5
    投稿日: 2022.06.10
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    ーこれぞ、エンターテイメント。 〈あらすじ〉 なんだか人生がうまくいかなくなってきた人が訪れる伊良部総合病院の地下にある神経科。扉を叩くと「いらっしゃーい」と素っ頓狂な声で、色白のトドもとい伊良部一郎が出迎えてくれる。まともに相談もできない宇宙人のような伊良部に困惑する患者たち。イン・ザ・プールに続く第二弾。 〈感想〉 イン・ザ・プールを読んで大分期間が空いてしまいましたが、続編をついに読みました。 いや、もう文句なしに面白いんですよね、これが。 終始ニヤニヤしながら、たまに声出して笑っちゃうくらい、伊良部先生面白すぎます。 ヤブ医者のような名医のような、、、とにかく未知の生物ですね。 久しぶりにこんな、プププとなる小説を読みました。 ちょっと疲れた夜とかに読みたい、元気の出る小説です。

    3
    投稿日: 2022.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一作目「イン・ザ・プール」は、伊良部の変人っぷりにただただ驚くばかりだったが、二作目ともなるとさすがに慣れてきて、ちょっとやそっとのことでは驚かなくなる。 ……はずだったのだが、やっぱり今回もすごかった。 『空中ブランコ』 奥田英朗 (文春文庫) さて、今回の患者は… 跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り。 先端恐怖症のやくざ。 破壊衝動に悩む精神科医。 ボールが投げられなくなった野球選手。 自分が過去に書いたものが気になって、小説が書けなくなってしまった女流作家。 神経科に来る患者は、神経科にわざわざ来るくらいなんだから、当然普通とはいえない状態である。 けれど伊良部の治療は、どうも患者が普通ではないことを前提とはしていないように見えるのが不思議だ。 患者は自分が異常だと自覚してここに来たはずなのに、「なんなのだこの病院は!」「この男本当に医者なのか !?」とツッコんでいるうちに自然と肩の荷を下ろしている。 伊良部とマユミちゃんの最強コンビに「はぁ?」と目を丸くするところから回復の一歩が始まり、私たち読者も、患者さんたちと一緒にツッコミを入れているうちに、何だか癒されていることに気付く。 私は、先端恐怖症のやくざ、猪野さんの話「ハリネズミ」が一番好きだ。 彼は先の鋭いものはほとんどすべてダメで(ちなみに“とんがりコーン”もダメなんだそう)、症状も日を追うごとにどんどん酷くなって、机の角もダメになってしまう。 ところがある日、敵対する吉安一家と対峙した際、相手の親玉もある神経症を持っていることを知り…。 「ハリネズミ」というタイトルは、やくざ稼業はいつも相手を威嚇していないといけないハリネズミみたいなもの、と伊良部が言ったことから。 やくざを全然怖がらない伊良部とマユミちゃんの診察室が、唯一猪野がハリを寝かせていられる場所だったというのがいいなと思う。 ライバルの吉安だって、本当は結構いい奴だったりするのだ。 「義父のヅラ」も面白かった。 伊良部の同級生、精神科医の池山は、強迫神経症である。 物を壊したくなったり他人のひんしゅくを買うようなことがしたくてたまらず、いつもその衝動と闘っている。 そんな彼が一番やりたいことは、義父であり自分が勤める大学病院の学部長、野村のカツラを剥ぐことだった! 結局伊良部がやっちゃうんですけどね、それ(笑) 「性格っていうのは既得権、あいつならしょうがないかって思われれば勝ち」 「精神科の基本はトライ・アンド・エラー」 二人の精神科医の会話が何かとてもいい感じだ。 代償行為と称して、いい歳をした大人ふたり(しかも医者)が、歩道橋の地名を改ざんしていくところが面白い。 「金王神社前」に点をつけるとか…。 この本には5つの短編が入っているが、どれもラストシーンがいい。 ボールが投げられないスローイング・イップスの野球選手の話「ホットコーナー」のラストの、幼児とキャッチボールをするシーンとか好きだなぁ。 「女流作家」では、小説が書けなくなってしまった星山愛子が、なんと最後、あの普段無愛想なマユミちゃんの一言で救われるのだ。 マユミちゃんの意外な一面見たり。 「人間の宝物は言葉だ。一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。その言葉を扱う仕事に就いたことを、自分は誇りに思おう。神様に感謝しよう。」 愛子のこの言葉は、作者の気持ちでもあるのかもしれない。 今回伊良部は、結構ちゃんとしたことを言っていて、本当にちゃんとお医者さんに見える。 色白で太っていて、おぼっちゃまでマザコンで、注射フェチで非常識で、行動は五歳児並みの伊良部だが、やっぱりこの人って名医なんじゃないかと、今回すごく思った。 愛すべきキャラですね。 精神的に煮詰まっている人におすすめ。 心が軽くなること請け合いです。

    0
    投稿日: 2022.04.06
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    イン・ザ・プールに続く 伊良部精神科 第二弾! シリーズ通して【義父のヅラ】がダントツで好き。 破壊衝動や不謹慎なことがしたくなるの 少しわかる気がしてニヤニヤしちゃう。 漢字に点を付け足したくなる衝動、いいなぁー笑

    2
    投稿日: 2022.02.25
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    伊良部先生が直木賞⁉︎笑 そんな第一印象(失礼)でしたが、 読んでみて十分に納得出来るストーリーでした。 特に表題の空中ブランコは、 伊良部先生らしさ出ていてとても良かったです! 伊良部先生の、抜け抜けなんだけど、 医者の本質を時より見せるのがまたいいですね。

    36
    投稿日: 2022.02.22
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    シリーズ第二弾。 期待に違わず今回も面白い! はちゃめちゃだけど、何故か患者は治っていく。 読んだ私たちの心まで元気になる本です。 オススメ!

    5
    投稿日: 2022.02.19
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    それぞれの話の患者さんが晴れ晴れするのを見てこっちも晴れやかな気分に。登場人物の中に自分に似た部分を見つけてつい感情移入。 伊良部シリーズの2作目だったらしいけど、1作目を読まなくても十分楽しめました。また読みたい! ドラマ化するなら誰が適役かな〜と考えながら拝読。個人的には岡崎体育とかムロツヨシあたりかなぁ。(既にドラマ化してたみたいですね)

    2
    投稿日: 2022.02.04
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    短編集なので読みやすい。 色んな仕事の人が出てくるから知らない職業について知ることができて興味深い。

    2
    投稿日: 2022.01.29
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    2022/01/06 読了。 ドクター伊良部シリーズ第2弾。 いきなり、一作目を飛ばしてしまったけれど、難なく読めてしまう面白さ。この続きで3作目も読んでしまおうか。 さまざまな事情を抱えて、この本に出てくる5人の主人公たちは、神経科の伊良部の元へ足を運ぶ。 薄暗い地下に診察室を構えて、悩み事を話せば、特効薬と称してビタミン注射をしてくる。 普通に考えれば、いや、普通に考えなくとも、医師免許剥奪されてもおかしくないような行為をしでかし、偏屈という言葉ではスケールが収まりきらない。 どの話でも、登場人物たちが悩みに立ち向かおうとしていることに、悪ノリしたり、邪魔したりばかりしているから、果たして精神科医の役割とは何か、と考えてしまう。 でも、悩みを聞いた人にできることなんてほとんどなくて、結局は、扉を開ける取手は、内側にしかついていないのかもしれない。 もちろん、きっかけはあるのかもしれないけれど、それも自分でしか見つけることはできない。 「いいこと言った」つもりのアドバイスが、全く役に立たなかったり、「何気なく言った」ことが、その人の人生を大きく変えてしまうこともある。だから何かで悩んだときには、ドクター伊良部みたいに、思い切って「悪ノリ」するのも、アリなのかな、と。 ガチガチになって動けないよりは、きっとマシだから。 悩んでない人でも、肩がスッと軽くなる一冊でした。 おすすめの短編は「女流作家」。

    12
    投稿日: 2022.01.06
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    めちゃくちゃ本能で生きている精神科医に、いつの間にかペースを奪われていく。 そういう意味で、悩みは人に解決してもらうものではなくて自分で気づいて乗り越えていくものなのかもしれない。ただ、確実にこのおちゃめな精神科医がキッカケにはなっているはず。 ああ、まぁいいや。なんとかなるさ! そんな気持ちにさせてくれますw

    3
    投稿日: 2021.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々にするっと読めて、よい小説に出会えた気がする。 なんで、伊良部先生のこと嫌いになれないんだろう。1巻より確実に好きになってる。 特に義父のヅラとホットコーナーが好き。義父のヅラみたいな友達がわたしにもいたらいいな。 そして、女流作家のラストも素敵だった。マユミさん、、。可愛いかよ。 意外と伊良部先生才能あるよね。 次も読みます。楽しみ。

    1
    投稿日: 2021.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自由とは、きっと自分でつかむものなのだ。 溺れている人間は、自分を救えない。 「だってそうだろう。言わせてもらえば、最初からできた人間は、自分がどうしてそれができるかを考えないんだ。だから一旦歯車が狂うと、修正に手間取るんだよ」 きっと大丈夫だ。そんな気がする。負けそうになることは、この先何度もあるだろう。でも、その都度いろんな人やものから勇気をもらえばいい。みんな、そうやって頑張っている。 消えたっていい。風に飛ばされたっていい。そのときどきで、一瞬だけ輝いてくれれば。 人間の宝物は言葉だ。一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。

    3
    投稿日: 2021.11.12
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    やはり面白い!! 伊良部先生も良いがマユミさんも凄い魅力的なキャラ。 皆それぞれ悩みを抱えて生きてるが 悩みなんてバカらしくなる 話は変わり(かわんのかよ!) インザプール、空中ブランコとも 映画化?映像化?…予告編を見たが やっぱり小説も漫画も【原作が良い】ですね 最近の映画やドラマは【原作はだいたい漫画でしょ?】と思ってたし、【実写化しても成功するのは一握り】で 実際【この作品面白いな!!と思った実写化作品】はただ「俺が原作知らない作品」なだけなんだよなぁ… 原作見ちゃうと、知ってると駄目… 映像作品を生業にしてる方には悪いけど…映像化するにあたって、事情で内容や登場人物やその性別、設定まで 変えなきゃいけない事も多いだろうから… 映像作品も良いけど、やはり本が好き 自分よりオジサンだったり、おじいさん達は ラジオ聞いてるだけで【野球が観れた】【野球が伝えられていた】【打席が、ボールが見えていた】 自分もオジサンになってきて なんかそれって「カッコいいなぁ」と思うようになった。 まぁ…私…野球に興味ないんですけどね 【ねぇのかよ!!!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!】

    57
    投稿日: 2021.11.07
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    イン・ザ・プールに続き、2作目も読了。 1作目以上の荒療治にて(公共看板にいたずら、ズラ外し、ヤーさんの現場に突撃)患者たちを治していく。 「女流作家」が1番面白く、実際に奥田先生も感じていることが綴られているのではないかと思いました。 看護師マユミの絡みも良かったです

    4
    投稿日: 2021.10.31
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    前作の流れそのままに、精神科医伊良部と闇を抱える患者とのやりとりが繰り広げられている。徐々に一般的な人からレアな人へと変遷していると感じるが、奥田ワールドはそのままで、楽しく拝読できた。しかし2作目というより、1作目がそのまま続いているイメージであったので、なぜこの作品が直木賞だったのだろうという疑問は残った。

    5
    投稿日: 2021.10.26
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    伊良部先生シリーズ第二弾。このシリーズの中で、ダントツのお気に入りが「義父のヅラ」。やってる事はありえないほど滑稽なんだけど、そこに至るまでの気持ちの抑圧は、大人なら誰でも多少は経験のあることだと思う。視野が広くなって世間の全容を見ることができるようになると、それに反比例して自分の気持ちをどんどん押さえ込んでいくようになる。常識のないオトナコドモの伊良部先生は、そんなことはお構いなし。自分の好きなことだけを好きなだけやっていく。だから本質もちゃんと見えている。読んでいると、時々先生が眩しく見える。

    2
    投稿日: 2021.10.07
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    以前職場でヅラの方がいたので、親近感湧かせながら読んだ、「義父のヅラ」。 それを含む短編が5作。 マユミちゃんが良い。 映画やドラマで、それぞれ女優さんが演じていますが、僕の頭の中は野波麻帆さんです。

    3
    投稿日: 2021.09.27
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     2004年第131回直木賞受賞作「空中ブランコ」含む5編収録の連作短編集。精神科医・伊良部一郎が活躍するシリーズ第2弾。  前巻に引き続き、伊良部はほとんど治療しない。あくまでも患者の回復力に任せている。精神的な疾患はほとんどがそういうものなのかもしれない。人間には様々な感情があって、それによって気分がよくなったり悪くなったりしてしまう。外科的治療や内科的治療とは根本的に向き合うものが違うため、手を施してどうのこうのという話にはならない。そういった意味で、この作品は様々な患者が自分の苦しみとどう向き合っているのか、という観点で読んでみるのも面白いかもしれない。  前作「イン・ザ・プール」以上に伊良部の幼稚じみた行動がパワーアップ。「何も考えない」ことが重要ということか。

    4
    投稿日: 2021.09.19
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    喜劇を観ているようで楽しく、面白かったです。 家で読んでいて何度も笑いましたし、電車では何度も笑いを堪えてニヤニヤしました。 あまりものを考えずに読むことができるので、何も考えたくないときや暗い気持ちのときにおすすめです。

    1
    投稿日: 2021.09.16
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    マユミさんのイメージは肉感的な椎名林檎さんで読ませていただいています。 描写が精密になった代償にテンポが死んだという印象です。前作のようなポイポイ投げられる爽快感はあまり感じません。 伊良部医師の怪しい雰囲気もなぜか減った気がしていますし、もしかすると荒削りの作風の方が私の好みだったようです。

    1
    投稿日: 2021.08.27
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    お馴染みのパターンに慣れてきてしまったせいか新鮮味が薄れてしまった感。 伊良部先生の相変わらずのマイペースさと傍若無人さは健在だけども。

    3
    投稿日: 2021.08.16
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    自分はそこまで前作との違いがわからなくて、直木賞の選評でこうもガラッと評価が変わったのには「まじか」という印象。 たしかに小説的な仕掛けで言えば、表題作は面白かったけど伊良部自体が名医になってる印象はなかったし、彼自身変わっているとは思わなかったかな。 でも面白かったは面白かった。

    1
    投稿日: 2021.08.07
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    伊良部シリーズ第2弾!今回もハズレ無しの期待通りな展開で楽しませてもらいました。 いやぁ~好きですねぇ,伊良部シリーズ! 奥田英朗氏の小説は振り幅が広くて大好きです。

    1
    投稿日: 2021.07.31
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    読んだことある気がするんだけどなぁ。 伊良部先生、インパクトありすぎ。 この本の最大の見所は、最後のマユミさんです。

    1
    投稿日: 2021.07.29
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    登場人物のそれぞれの悩みは誰しもが日常生活の中で少なからず抱えている悩みなのであろうと思いました。伊良部医師の治療はさておき、これから先悩んだときに、考え方のヒントを与えてくれるような小説であると感じました。

    4
    投稿日: 2021.07.20
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    直木賞、取った作品です。短編集。空中ブランコは相手を信頼できなくで、演技できなくなったサーカス団員、ハリネズミは 尖端恐怖症のやくざ,義父のヅラは 場違いなところで 暴れたいと妄想する医者ホットコーナーは ストライクの入らない野球選手、女流作家は書くと 嘔吐する作家。それをひっちゃかめっちゃかな伊良部先生が 治していく。 場違いなところで暴れたい…これ,なんとなくわかります。ちゃぶ台ひっくり返してみたいとか、思うことあります。注射を打たれるので、このクリニックには通いたくないけど,なんだか伊良部先生が優秀に思えてきた。あーあ病気かも

    3
    投稿日: 2021.07.09
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    本でも笑えることってあるんだって気付かされて、読書に興味を持つことができた作品。義父のヅラは声出して笑った。

    1
    投稿日: 2021.07.06
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    辛いことがあったときに読むと、 いや、大体のことって意外とどうにかなるんだなぁ〜って気持ちになれそうな作品。くすっとくるので通勤電車で読むことはお勧めしません。

    1
    投稿日: 2021.07.06
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    前作を読み、なんだかハマってしまった伊良部先生! 患者も伊良部先生に振り回されながらも、結果良い方向に行くのが面白いです。

    1
    投稿日: 2021.07.06
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    3.7 前作に続き一気読みしてしまった。個人的には義父のヅラに伊良部の良さの全てが詰まってるような気がして好きだ。こんな友人が欲しい。

    1
    投稿日: 2021.06.24
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    精神からくる病気には色々な原因があって、全ての気持ちを味わったことがあると感じた 伊良部の治療というか人柄?で解決できてるか?という疑問は残るが、まあ可もなく不可もなくという感じ

    4
    投稿日: 2021.06.13
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    前作と変わらず伊良部のくだらなさが面白くて、 それに翻弄される各話の主人公がまた人間味があり愛おしい。 前作も良かったけど、今作も元気が出る一冊だった。 最近しんどいこと続きで参ってたけど、元気もらえたな。

    0
    投稿日: 2021.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊良部総合病院地下の神経科に通院するのは飛べなくなったサーカスのブランコ乗り先端恐怖症のヤクザ、投球をコントロールできない野球選手、義理父のカツラをとりたくて仕方ない医者、自分が過去に出版した本の内容を何度確認しても忘れてしまう作家たち。伊良部とセクシー看護師まゆみちゃんは来る患者にビタミン剤と称して注射を刺したがる。 こいつはヤバイ医者だと思われながらも、小学生のような伊良部をどこか憎めず不思議と通院してしまう。 少し変わった解決法を導き出し、患者達を救っていくなんとも不思議な短編物語 p.2019/06/10 11:39

    0
    投稿日: 2021.06.04
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    精神科医・伊良部シリーズ2冊目。ありえない設定と荒療治が過ぎるのは健在。前作を読んだときは、まあ悪くないという感想だったが、今作は素直に面白いと感じた。現実味はない。それでも患者が不調を訴え、一時的な症状の改善と悪化を経て、やんわり快方に向かう流れに、読後の気分はスッキリしていた。とくに『女流作家』は、万人受けしない良作に対し、ここにちゃんと読者はいますよと、誰に向けてではないが主張したくなった。

    3
    投稿日: 2021.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女流作家が好きやった。 他の作品もまったり読めてとても好き。 好きやった文 ・誰が降らせた雨か、すぐにわかった。(かっこよい) ・図々しい人間は、その図々しさを周囲に慣れさせ、どんどん図々しくなっていく。(マジでその通りと思った…)

    0
    投稿日: 2021.03.30
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    伊良部総合病院地下の神経科には、今日も悩める患者達が訪れる。妙な性癖のある伊良部先生の治療とは…? 前作「イン・ザ・プール」を読み終えて早々に伊良部先生に会いにやってまいりました。 期待通り本作もさすがです! 伊良部先生って変人で破天荒だけど実は天才肌では?と思えてきました。 暗闇の中、そっとナニを持ち上げるシーンや懐かしの“欽ちゃん走り”に飲んでいたカフェオレを危うく吹き出すところでした。 あー、面白かった! 笑ってスッキリ♪元気でます!

    4
    投稿日: 2021.03.28
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    酔狂なお坊ちゃん精神科医・伊良部。伊坂幸太郎の「チルドレン」に出てくる陣内と通ずるものがある。出てくる患者たちはうざったくて面倒くさい人ばかりだが、伊良部に対しては不思議とイライラしない。こういう形のヒーローもありだ。

    0
    投稿日: 2021.03.16
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    中学生の頃に読み、なんとなく思い出してまた読みたくなって購入。 本を読むようになったきっかけの本で、読みやすい。この本を読んでまた読書ブームが来ました。

    3
    投稿日: 2021.02.23
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    伊良部シリーズが大好きで、何度も読み返している。 とても面白いだけでなく、人間の本質的な部分もついていて、考えさせられるシーンも多々ある。悩んでいることがある時こそ読んでほしい。 大切な一冊。

    7
    投稿日: 2021.02.20
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    インザプールに続いて読んだ。 やはり単純に面白い。 特に「義父のヅラ」はニヤニヤして読んじゃった。 マユミちゃんが少しだけど感情を出したので、何となく嬉しかった。

    3
    投稿日: 2021.02.08
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    短編で読みやすく、ひとつひとつおもしろかった。 いっぱいいっぱいになった人にとっては 気の抜けた伊良部みたいなが案外救いになるのかもしれない。

    3
    投稿日: 2021.02.02
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    こんな先生実際いたら嫌だなと思うけど 絶妙な気持ち悪さと子どものような無邪気さ?はクセになります笑 不思議と今の悩みがどうでも良くなっていく笑

    3
    投稿日: 2021.01.30
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    表題作というだけあって、空中ブランコが面白かった。 どれも伊良部先生の気持ち悪さとそれなのに人馴染みする感じが、テンポ良く、読み進められる。

    3
    投稿日: 2021.01.11
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    前作から続けて読んだけど相変わらず面白かったです。伊良部一郎像に想像の余地のできる小説という形態が、一番活かされていると思いました。(イン・ザ・プールの映画は面白かったですよ)

    3
    投稿日: 2020.12.23
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    面白かった!個人的に人の怖がる対象が違うこととか、簡単にトラウマって出来てしまうこととか興味があったから精神科の話は興味深かった!それでいて、重くなくコメディとして書かれてるから読みやすいし伊良部先生の調子に流されていく主人公に愛着が沸いた笑  私は先端恐怖症なので「ハリネズミ」は凄い共感したし、自分の面子的に逃げられない状況に感情移入してドキドキした、、

    1
    投稿日: 2020.12.18
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    表題作を含む5つの短編集。 前作に続き、精神科医である主人公・伊良部の元へ心の悩みを抱えた患者たちがやってくる…。 個人的には前作のイン・ザ・プールの方が笑えた。 しかしながら、相変わらず最終的には伊良部のぶっ飛んだ治療法の発想で患者たちを救っていく展開は前向きな読後感を与えてくれて好きだ。

    50
    投稿日: 2020.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素敵な本だった。短編で精神科医が、患者を救ってく話。なんだけど、精神科医は医者らしいことはなんもしない、注射を打つだけ。あとは患者の横でふざけたり、遊んだりしてるだけ。だけど、いつのまにか、患者が悩みを解決していく。登場する患者は、シンプルに鬱の人とかではなく、社会的には成功してる人が出てくるんだけど、自分の世間体を気にしすぎたり、プライド故に、医者にかかるはめになっている人だった。そういう人達が自分の本心に気付いていく。もっと気楽に生きてこーよ。プライドなんか捨ててこーよってメッセージが見えるそんな作品。面白かった

    11
    投稿日: 2020.11.02
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    2020/10/25 読了 ぶっ飛んでるけど、最後はちゃんと上手く着地できている。 ドラマ化したら面白いかもしれないなぁと思いながら読めた。

    1
    投稿日: 2020.10.25
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    安定のぶっとび具合で読んでいて逆に安心。癒される。 研修医時代の話もちらり出てきたり、空中ブランコにトライしてみたり、相変わらず面白い先生。

    4
    投稿日: 2020.10.20
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    直木賞と聞いて読んでみた一冊。 最初は空中ブランコ乗りという、自分の日常とは離れた設定だったため、楽しめないかと思ったが、主人公が抱える問題の描き方が面白くどんどん話に引き込まれた。 主人公を治療する医師もとても奇妙で面白い。 医師のキャラクターが飄々として明るいので読んでいて楽しい。 この医師がシリーズとして他の作品で描かれている様なのでたくさん読みたいと思わせてくれる作品。

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    投稿日: 2020.10.08
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    読みやすくて面白かった。 最後の女流作家の話は、出版業界を志望している私からしたらとても考えさせられた。

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    投稿日: 2020.09.17