Reader Store

総合評価

977件)
4.0
252
420
208
24
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    精神科医というとカウンセラーとかそういうのをイメージしてたのですが、ものすごい適当な医者が出てきました。 私はメンタルが弱いほうなのでこの小説を読んでなるほど!っていうことが結構ありました。笑 客観的にはわかっていても、自分ではわからないものなんだぁと改めて実感。 落ち込んでいるときに読んでみてはいかがでしょうか。

    0
    投稿日: 2013.12.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【推薦文】 様々な悩みをいらっしゃーいと呑気に迎えてくれる。 読めば絶対、この医者と友達になりたーいって思うはず。 この人は深刻にさせない天才なのだと前のシリーズで書かれていました。 今回も良いですが、いいなと思ったら前作のシリーズも見てみてください。 きっと、こんな悩みバカみたいだったって思わせてくれるはず!! <情報学部 T> 企画コーナー「成長する本棚」は(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。 展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2013/11/26〜】 湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1531355

    0
    投稿日: 2013.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イン・ザ・プールから続けて、あっという間に読了(*≧pq≦)職場の人の進めで読んだケド、面白かったです♪奥田英朗作品に目覚めてしまいそう。文章も読みやすくて、情景が頭の中にリアルに浮かんでくる♪時々電車の中なのに、クスッと笑ってしまったww

    0
    投稿日: 2013.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    以前読んだ「イン・ザ・プール」の続編です^^ 今回も色んな患者さんがやってきて、それにたいして伊良部先生が どう対処するのかがわくわくするんですよね★ 「義父のヅラ」は笑いました!悩みなのに思わず笑ってしまう(=▽=) 「女流作家」は何だかほほぅーっと興味津々で読んでしまいました★

    0
    投稿日: 2013.11.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の精神科医"伊良部"その看護婦"マユミ"がおりなす短編集で患者がサーカス団員、ヤクザ、野球選手、医師、女流作家との絡みで其々、相談から最後は吹っ切れてハッピーとなる内容で楽しく、幸せを感じれた。太った巨体の伊良部が"いらっしゃ〜い"と患者を迎い入れるとこから始まり、精神治療の狙いは無いが、患者の職業に興味を覚え経験し始め患者もその過程で和んで行く。。その中でも主人公がヤクザの"はりねずみ"が最高だった。

    0
    投稿日: 2013.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと昔の特別ドラマから。 このシリーズ大好きで、前述の特別ドラマ、アニメ、ドラマと見ましたがそれぞれが、それぞれの味を出してて大好きです。特にアニメは、自分の中でトップクラスに好き。 やはり、原作は原作で面白いです。 書かれたのが一昔前なので、モデルにした人物?もちょっと時代を感じるかも(笑)

    0
    投稿日: 2013.11.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    常識外れだけれど、決してバカじゃない精神科医の伊良部一郎。患者が話すことで完治していくのは、伊良部も聞き上手なのかな?看護婦マユミもいい味出してます。

    0
    投稿日: 2013.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    精神科医・伊良部シリーズ第2弾。『イン・ザ・プール』を読んで伊良部のキャラが受け付けないなぁ〜と思って、続きをずっと読んでいなかったんだけど、たまたまCSで『イン・ザ・プール』のアニメ(「ホットコーナー」の回)を見て、続きが読みたくなって借りてきた。しばらく期間をおいて読んだら伊良部のキャラクターに拒否反応もなくなってなんか可愛く見えてきた。「女流作家」の最後のマユミちゃんの台詞にグッときた。『町長選挙』も読んでみようかな。2012/041

    0
    投稿日: 2013.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白いしすごく読みやすい。 本が苦手だけど何か読みたい!と聞かれたら真っ先にこの本をオススメしてます。 みんな読みやすかったと言ってくれるので嬉しいです。

    0
    投稿日: 2013.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心療内科に行こうかなと考えてる人はまずこの本を読んでほしい。抱腹絶倒、心が軽くなること請け合い。続編の町長選挙も必読。

    0
    投稿日: 2013.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部シリーズ二作目とは知らず、これから読んでしまった!短編。登場人物のキャラが濃い。読みやすかった。んー。でも症状改善までの描写がもうちょい欲しかったかなぁ。じゃっかん物足りない感じ。

    0
    投稿日: 2013.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最後の最後でまさかの号泣。どんどん伊良部とマユミちゃんが好きになっていくよ、どうしよう(笑) 「空中ブランコ」「ハリネズミ」は、身近で無い題材なのに共感させられるのが凄い。 「義父のヅラ」は、気持ちがよく分かる…!壊したい衝動との闘い…。 「ホットコーナー」は、ちょうどリアルに野球が熱い時期に重なり、胸に響いた。 「女流作家」が、この中では一番お気に入り。あっさり解決した感はあるけど、本気を出して作ること、挫折への恐怖、誰かの言葉に救われる一連の流れに泣いてしまった… 伊良部は、やってる事は突拍子もないんだけど、「もっと気楽に生きて良いんだよ」って言ってもらえてる感じで、読んでてすごく気持ちが良い。あったかくなれる。

    0
    投稿日: 2013.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっとこれ読めたー。面白かった。短編だったのね。 それにしても、最近私が読んだ本の映像化阿部寛多すぎ。これもそうみたいだけど、これ絶対田口浩正だろ。

    0
    投稿日: 2013.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『イン・ザ・プール』に続く、トンデモ精神科医・伊良部の、シリーズ第2弾。 というわけで、『イン・ザ・プール』を読んで以来、ずっと楽しみにしていた文庫化です。 で、感想は…やっぱりこのシリーズ、めちゃくちゃおもしろい! 期待を裏切らない作品です。直木賞も納得。 なんといっても、伊良部が好きです。すごい自由。 子どものように、自分の欲望に忠実に生きてる感じが、すごく、いいなぁと思います。 人の目を気にしなければ、人間、いくらでも自由になれるんだなぁと…。 うらやましい。 ただ、自分の周りにそういう人がいたら、やっぱり傍迷惑なんだろうけど。 でも、一方では、周りの人が、そういう人たちをはた迷惑だなぁと思うのは、なぜなんだろう? って思います。 きっと、みんな、そういう人を見たら、「いいなぁ」って思うと思うのに。 それこそ、この短編の「義父のヅラ」に出てくる患者のように、実際に、自分も自由にやりたいことをやってみれば、絶対楽しいと思うのに。 たぶん、みんな、やっぱり人の目を気にせずに生きていくほどの度胸はなくて、いろいろ、余計なことを考えちゃって、そうそう自由には振る舞えなくて、でも、ホントは、自由に振る舞えた方が楽しいこともわかってて…。 自由な人の存在っていうのは、そういうことをいちいち思い出させてくれちゃって、そういうところが、イライラするんじゃないかなぁと思います。 あと、不公平感。 自分たちは日々、こんなにいろんなことを我慢してるのに、世の中には自由な人もいるってことと、そういう自由な人たちが、こんなにいろいろ我慢してる自分たちより楽しそうだってこと、に対する不公平感。 そういうのも、イライラの原因なんだろうなぁ…とか思います。 …ただの憶測だけど。 んで、小説の話に戻って…。 このシリーズは、そんな、自由だけど、それゆえに傍迷惑な、トンデモ精神科医と、それに振り回される患者のお話。 で、それが絶妙におもしろいんです。 伊良部を「変な奴/迷惑な奴」と思いながらも、なんでか伊良部にノせられていく患者たちと、伊良部の会話がもう、すごい笑える。 なんだかんだで、最後はイイ話だし、患者の神経症も治るし、読後はスッキリ。爽快感。 奥田英朗は、ホントに、巧い作家だなぁと思います(でも実は、このシリーズ以外は読んだことない。『サウスバウンド』の上下巻は持ってるけど、2冊続けて読む時間がなかなかとれない…) さて、で、すでに単行本では公刊されている、シリーズ第3弾の『町長選挙』。 これも文庫化が楽しみです☆(でも、『空中ブランコ』は、話題作だったにもかかわらず、文庫化まで4年…)

    2
    投稿日: 2013.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一見支離滅裂でわけのわからない伊良部だけど,それがなんだかんだで特殊な患者のケアになっているからおもしろい。 医者の話がおもしろかったかなあ。

    1
    投稿日: 2013.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    トンデモ精神科医 伊良部一郎シリーズ第2段。 相変わらず、皮膚に刺さる注射針を恍惚の目で見てる見てる…(笑) ただ、伊良部本人が文中で「性格は既得権、あいつならしょうがないって思われれば勝ち」と述べている通り、プロットがまんま前作のトレースでブッ飛び変人キャラも薄く感じてしまい残念。 カタルシス暴走セラピー5編成。表題作と女流作家が好き。あと装丁も♡

    0
    投稿日: 2013.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2013/9/25 やっぱり好きな奥田英朗。 ドラマもちょっとみてたので既視感あるけど面白い。 今をときめく堺雅人がこのサーカスの人やってたのはスペシャルドラマ? 連ドラでやってたのとは違うやつ? そんな何回も映像化されてるの? 記憶が錯綜しておりますが別によい。 伊良部先生は名医だ。 結局全部治しちゃった。 そして最後のマユミさんが驚いた。 心底驚いた。 全くなかった人間臭さがなんかあったかい気持ちで本を閉じさせてくれた。 ちょっと「なんてね、アホが見る~」的なオチがくるかと疑ったけど。

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは外で読んじゃだめ(笑)人前で読んでもだめ(笑)吹き出しそうになるわ、顔がニヤけるわ(笑) 狙ってるのか天然なのかよく分からないけど伊良部先生おかしすぎ(笑) 子どもの発想そのまんま(笑) ただし身の回りに伊良部先生が常にいたらかなりイライラするだろうし、ストレスたまるだろうなあ。 こういう人は一歩引いて見られる位置にいるくらいがちょうどいいかも(笑) 個人的には空中ブランコがイチオシ。

    0
    投稿日: 2013.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     ブックオフで購入しました。百五円でした。  伊良部というやぶ医者なんだかよくわからない精神科、グラマーな看護師、伊良部のもとに訪れどんどんすっきりして症状が緩和していく笑いとほのぼのさが混じり合った楽しい作品でした。

    0
    投稿日: 2013.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 伊良部が神経科の医師としてやっていけてる理由は、患者が伊良部の能天気さや破天荒な言動と比べたら自分の悩みなんてちっぽけなものと思って、結果、すっきりして治るからではないかと思えてきた。。。

    1
    投稿日: 2013.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こころの病は、 意外とこんな感じの医者にかかると、 治っちゃうものかもしれないなと感じた。 現実としては認められ難い医者であることは間違いないが、なぜか勇気づけられた。

    0
    投稿日: 2013.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イカれた医者がイカれた患者を治療する面白い話しと思いつつ読んでいましたが、この本で言いたいのは、実は、物事に固執せず軽くイカれた位な生き方をすれば、精神疾患とは無縁の人生を送れるという、ライフスタイルを教示するお話かも知れないと思いました。

    0
    投稿日: 2013.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    変態医者の話 関節的に患者を回復させてるのがいい ヅラの話ではしょーもないことをとことん書いているのがお気に入り やっぱきっかけは外的なもの、人との関わりが大事なんだなあとぼんやり思った

    0
    投稿日: 2013.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ぶっ飛び精神科医・伊良部一郎シリーズ第2弾。 直木賞受賞。 サーカス団の空中ブランコのエースが 仲間とうまくタイミングがあわなくなってたり、 先端恐怖症のヤクザ、 大学で義父である院長のヅラをはずしたくてたまらない 娘婿だったり。 設定も面白いけれど、 伊良部一郎その人が面白い。 色白のデブで、能天気で、めちゃめちゃなことを言い出したり、 だけど、ふっと患者が楽になるための ヒントを話してたり。 笑わせてもらいました〜

    6
    投稿日: 2013.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    女流作家・空中ブランコが特に面白かった。 自分を客観視しない・そのことに恥じらいがない・貪欲な好奇心ってある意味最強の武器だよなぁ。

    0
    投稿日: 2013.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部先生の空中ブランコで、電車の中で思わず吹き出しそうになった。義父のヅラは状況が目に浮かぶようでハラハラドキドキしながらもおもしろかった。前作同様、読後感最高^^

    0
    投稿日: 2013.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一作目よりはキャラクター色が出てきたかも マユミちゃんの態度も含めて ただ、扱っている内容はそんなに変わらない これはキャラクター小説だな

    0
    投稿日: 2013.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イン・ザ・プールが衝撃だったから、ある意味「普通に」読めてしまった 人はふとしたことで迷い、ちょっとした気付きで立ち直る

    0
    投稿日: 2013.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    奇人・ドクター伊良部はともかく、いろんな悩みを聞いてるうちに自分も少し肩の力を抜いていけそうな気がする。

    2
    投稿日: 2013.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    インザプールの続編。 病理は違う人が出てくるが、 続編だけあって展開が読めたため すぐ読み終わった。 ヘヴィな精神病というより ごくごくライトな神経症が取り上げられてます。

    0
    投稿日: 2013.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっとした待ち時間、電車で(走っていないけれど)、など、軽くささっと読むのにいいかも。くすっと笑えて、でも悩んでいる主人公の成長にほろっとして。 軽くて面白い短編。

    0
    投稿日: 2013.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    『イン・ザ・プール』に続く、おとぼけ精神化医・伊良部一郎シリーズ第2弾。 『イン・ザ・プール』よりも面白かった! 最初の「空中ブランコ」「ハリネズミ」「義父のヅラ」までは、いつものコミカルシリーズだったけれど、最後の2編「ホットコーナー」と「女流作家」がすごくよかった! 伊良部自身が患者を治すというよりも、治すのは患者自身で、彼はその背中を押したり何かキッカケを与える存在なのかもしれない。だから嫌味がなくて、不思議で、コミカルで、最期は何かホッコリした感じになれる。 ◆空中ブランコ ベテランサーカス団員の「山下公平」が、ある日、急に空中ブランコができなくなる話。原因は、長い間の団員生活で、よく知らない相手に対して無意識に拒否反応が出てしまっていたこと。それが空中ブランコの技にも影響を及ぼし、腰が引けちゃう病に。巨体の伊良部が逆にサーカスにのめり込み、キャッチャーの内田は慣れない伊良部すらしっかりキャッチするところで、原因は内田ではなく自分(公平)にあることに気づく。最期は伊良部がサーカスデビューまで果たして、観客を驚きと爆笑の渦に巻き込むというオチ。 ◆ハリネズミ デリケートなやくざ「猪野誠司」が、突然、尖端恐怖症にかかって伊良部にお世話になる話。伊良部は逆療法(無理やり注射)を施したり、サングラスや分厚いメガネをかけることをアドバイスさせたりするが、それが意外と(ひょんなところで)役に立ったりもする。内縁の妻のお店が、隣のシマの吉安のところで開店したことで一悶着あるが、実は吉安も刃物が手放せないブランケット症候群だった。で、最後は二人仲良く、伊良部病院にお世話になるというオチ。本当は弱いのに、周りに対して常に牙をむくハリネズミたち。 ◆義父のヅラ 大学病院学部長(野村)の義理の息子、「池山達郎」が、義父の野村のヅラをはずしたくてしょうがない病に憑りつかれ、同期でかつ同じ精神科の伊良部にお世話になる話。若い頃はやんちゃで奔放だった池山が、生粋のエリート一家の婿になったことで、遊び心が失われ、そのはけ口が義父のヅラはずしに向いてしまうというコミカルストーリー。伊良部は池山の遊び心に火をつけ、交通看板にイタズラしたり、最後は本当に野村のヅラはずしに挑戦する。一度肩の力が抜けたら、自分の家族にも遠慮しなくなったという話。 ◆ホットコーナー ゴールデングローブ賞も何度もとってきた一流プロ野球選手の「坂東真一」が、突然、送球コントロールが効かなくなり、伊良部にお世話になる話。伊良部とキャッチボールしているうちに、ノーコントロールの原因が明らかになっていく。結局、新しいルーキー「鈴木」に警戒し、嫉妬していたことが、「イラップ」の原因だった。だったら彼を何か罠におとし込めばいいという伊良部のアドバイスを受けて、あるとき鈴木が悪酔いしてヤクザに絡まれたことが絶好のチャンスになるも、彼を見捨てられず助けてしまう。野球ではどんなにまわりから注目を受ける大型ルーキーであっても、野球を離れると一端の若造であることを知り、最後は伊良部病院vs都民病院の草野球で、幼い子供とキャッチボールしていたら、子供の成長が手に取るようにわかり、嬉しくて、急にコントロールが戻ったというオチ。これはよかったなー。子供を育てるように、(仕事じゃないところで)後輩を育てる機会があれば、嫉妬や警戒なんてなくなるのかもしれない。 ◆女流作家 もはやストーリーが定番化した女流作家:牛山(星山)愛子が、「ひょっとしてこのシチュエーションもう書いたことあるのでは?」という強迫観念や、それがストレスとなって心因性嘔吐症まで発症し、伊良部のお世話になる話。この話では伊良部は特に役にたってはいない。どちらかといえば、彼女の唯一無二の友人で映画のムックを職業としている「中島さくら」が彼女を助け出す。編集者としてダメな田中、ひとりよがりで自信を喪失している愛子、両方を考えなおさせたのは、さくらの経験からの一言。そして、最後はこう思う。 「きっと大丈夫だ。そんな気がする。負けそうになることは、この先何度でもあるだろうでも、その都度いろんな人やものから勇気をもらえばいい。みんあ、そうやって頑張っている。さくらの昨日の言葉には、本当に励まされた。反省もした自分の小ささを恥ずかしく思った。」 これ、ほんまいい話やった~。

    0
    投稿日: 2013.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすい短編集だった。話も面白かった。ただ、患者にはそれぞれ特徴づけていたが、話の流れが一定では。注射を無理に打った描写の後には必ず、打たれた方の「こいつ本当に医者か?」っていうセリフがあって、くどい感じはした。そして、「女流作家」という話を読んで思ったのは、これは著者自身のこと?それは深読みしすぎかもしれないけど、私はそうじゃないかと思ってしまった。まぁ、こういう風に作家を評価してしまっているから"星山愛子"みたいに作家は苦しみ、悩んでしまうのだろうかなと。 作家が書きたいものと、読者が求めているものとは違う…ということなのか。

    0
    投稿日: 2013.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    インザプールに次ぐ伊良部一郎シリーズの第2弾。相変わらず魅力的なキャラクターだが登場人物(患者)と内容は前作のほうがインパクト大。

    0
    投稿日: 2013.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2013.6.15 妙ちくりんな伊良部センセイにいつの間にやら嵌ってしまう。ユーモアの中にも人間の弱さが描かれ、大笑いしつつもホロリとしてしまう作品。

    0
    投稿日: 2013.06.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ひとりのおかしな精神科医を中心としたオムニバス形式。内容も文章もテンポがよく軽快でおもいろい。暇つぶしにさくっとどうぞ。

    0
    投稿日: 2013.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    様々な業種での成功者のスランプをぶっ飛んだ精神科医が治療する、前作同様のパターン。途中少々飽きるものの、ユーモア教訓などあり面白い。 女流作家の章でのマユミはかわいくていいなぁ。

    0
    投稿日: 2013.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    131回 2004年(平成16)上直木賞受賞作。ファンタジー短編集。表題作の主人公は空中ブランコのエースとして活躍する一方で深い悩みをかかえている。精神科医に診てもらうことにしたが、そこには浮世離れした医者伊良部と無愛想だが超セクシーな看護婦マユミが待ちかまえていた。笑えるし、話の締めもクールである。おすすめ。 2007年にアニメ化されている。電気グルーヴの曲を使ったOpeninng/Endingや実験的な演出がおもしろかった。なぜかマユミ役は実写で杉本有美が出演していたが、これはこれで小説のイメージにハマッていてよかった。DVDが出ているのでこちらもおすすめ。 本収録作:(カッコ内は各編主人公の職業) 空中ブランコ(サーカス団員)、ハリネズミ(やくざ)、義父のヅラ(医者)、ホットコーナー(プロ野球選手)、女流作家(そのまま)

    0
    投稿日: 2013.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部シリーズ2作目。 跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗りや、義父のヅラを取りたくてしかたない男など、今回の患者もバラエティ豊か。大笑いして、最後ちょっとホロっときた。伊良部のぶっ飛びっぷりが前作より増した気がする。

    1
    投稿日: 2013.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    想像していたよりずっと面白かった。好い意味で裏切られた感じです。 主人公の伊良部一郎は、基本的には「何もしない人」であり、「自分のしたいことだけをする人」。その点,子供に近いんでしょう。それぞれの短編に出てくる患者たちは、彼に何をしてもらうわけでもなく、でもいつの間にかそれぞれにとって必要な「治療」を受けていく。伊良部の単純な言動で患者たちの心の動きが変わっていくのを見ていくのは面白い。 このシリーズの前の作品があるようなので、そっちも時間を見つけて読んでみたいと思います。

    1
    投稿日: 2013.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部シリーズの第二弾♪ もちろんお馴染みの伊良部先生と看護師のマユミが登場!今回は五話収録です。 個人的には『義父のヅラ』と『女流作家』が好き。 どちらとも最後が良くて、心がポカポカと温かくなれると思います♪ 伊良部シリーズはどれを読んでも元気が出るし笑えるし、時には目頭が熱くなったり……本当に癒される。 やっぱり読者も、伊良部先生とマユミに治療(?)されてるんだろうなぁ♪

    0
    投稿日: 2013.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今、うつ病の治療中なのだが、この伊良部一郎シリーズは、精神疾患の原因は自分の中にのみ存在している、ということを痛感させてくれた。 そろそろ、復職できそうなので、精神的な強さをトレーニングしているのだが、意外とこの本は、その補助教材としても使えるかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2013/05/01 【好き】表題作(不眠症のサーカスの空中ブランコ乗り)、『ハリネズミ』(先端恐怖症のヤクザ)、『義父のヅラ』(強迫神経症の医者)、『ホットコーナー』(イップスの野球選手)、『女流作家』(嘔吐症の作家)の5編。 どの話も好きだが、表題作と女流作家の話では何故か涙が出た。 伊良部に治してもらうワケでもなく、病がスッキリ完治してバンザイでもなく、自分の日常の中で答えを見つけ、受け入れて乗り越えていく感じ。 弱い自分と向き合い受け入れることの難しさに激しく同意しつつ、他者への寛容は自分を赦すことに繋がる気が何となくした一冊。 綺麗な答えがない曖昧でモヤッとしてしまう読後感が好き。

    0
    投稿日: 2013.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    インザプールに続く伊良部先生シリーズ。 やっぱり読みやすいし、面白いし、伊良部先生変だし…笑 最後の女流作家はちょっとウルッときました*

    1
    投稿日: 2013.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1作目同様、面白かったです。2作目ともなるとちょっとパターンが見えてしまうけれど、それでも楽しんで読めました。すぐ注射を打ちたがる伊良部先生→マユミちゃんが注射を打つ→患者さんが「痛てててて」。という一連のやり取りがけっこう好き。最後の話のマユミちゃん、最高!

    0
    投稿日: 2013.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作を上回るぶっ飛びの面白さだった!伊良部先生って天才かもしれない…(笑) 表題作の空中ブランコ…まさか先生がチャレンジするとはっ!出るだけで笑いがとれるなんて最高! あとヒョウ柄服を着てヒョウの檻をずっと見てる看護婦マユミちゃんも最高にウケました! つい強烈なキャラクターばかりの感想になっちゃいましたが、心を病んだ患者さん達が、違った角度から見たらぽろりと鎧が取れてそこに青空が見えたんだーってなほっこり感も全編通してあります♪

    0
    投稿日: 2013.04.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    さらりと読める。軽いタッチだが、些細なことで躓く人間の弱さと、ふとしたきっかけでそれを乗り越える人間の強さを上手く描いていると思う。

    0
    投稿日: 2013.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「今の世の中」に暮していれば こんな風な「病」をもってしまうって いつでも あるよね 私たちは 自分の中に いつでも 伊良部センセイを 持っていたいものです

    0
    投稿日: 2013.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「町長選挙」にてレビュー。 http://booklog.jp/users/footprints/archives/1/4167711036

    0
    投稿日: 2013.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部先生が面白すぎる!こんなぶっ飛んだ人が医学博士だなんて! 各話、結構深刻な状態の患者が来ているはずなのに、伊良部先生とのやり取りがコントの様に思えてくるから不思議。「義父のヅラ」がとっても笑えました。 シリーズ2作目と知らずに読んだので、1作目から読んでたらまた違うのかな? 1と3も読んでみる。

    0
    投稿日: 2013.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    精神科医伊良部シリーズの第1巻。といっても主人公は伊良部医師ではなく、各短編は患者自身の目線からの描写。少し歯車がずれたおかしくももの哀しい患者たちの様と、天然の伊良部医師の対比が面白い。

    0
    投稿日: 2013.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ただの短編集ではなくて、不思議な医者、伊良部先生だけキーポイントとしてどの作品にも登場しているところがよかった。短編集は飽きる私も、伊良部先生のお陰で楽しくあっという間に読み終わってしまった。 内容も、気軽に読めるし笑えるし、おもしろかった。

    0
    投稿日: 2013.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    変人精神科医。 期待を裏切らない変人ぶりでした。 注射嫌いじゃないけど、 刺してるとこ刺されてるとこは見たくないな。。

    0
    投稿日: 2013.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部先生のぶっとびキャラが魅力的。 しかし、どの章も話がワンパターンでだんだんに読みたい意欲がそがれていってしまった。

    0
    投稿日: 2013.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ2作目ということで作者の迷いが消えたような気がする。 結局どのエピソードでも主人公は問題解決に中心的な寄与を果たしておらずただただかき乱しているだけにしか思えないが、最初の注射や細かな登場人物の巻き込み方で巧妙さが感じられるのがよい。最終的にだいたいみんな幸せに慣れてるしね、結果としては。 読みやすいしある意味癒されます。

    0
    投稿日: 2013.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    同じオチだけど、何かが違う気がする。1作目より何かが良い。 「伊良部先生の暴走治療シリーズ」?2作目です。 こんなクスクス笑える小説もナカナカ無いですね。通勤とか会社の昼休みとか、ニヤリに注意です。 今作では、伊良部先生の学生時代がチラリ。 プラスして、まゆみちゃんの読んでいる雑誌名が判明しました。(確かあの雑誌名はかなりアレな雑誌だった気がします。) そんな感じで、相変わらず名医なのか、迷医なのか、超自己中的に見える治療で患者を導きます。 次の3作目でラスト(らしい)です。 もう少し、伊良部先生に楽しませてもらいます。 所で、著者の奥田さんはこんな感じの本が多いのでしょうか?

    2
    投稿日: 2013.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    飛べなくなった空中ブランコ師、先端恐怖症のヤクザ、ノーコンのプロ野球選手がトンデモ精神科医伊良部のところにくる。伊良部が非常に魅力的。

    0
    投稿日: 2013.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大衆ウケする作品。 「THE 直木賞」な匂いプンプンプンだった。 奥田さんの描く 登場人物は誰も彼も、みんな自分の身近にいる感じで 精神ギリギリのところを頑張って生きているのを ユーモラスに描かれているので 「わかるわかる」と共感できた。 ______________________________________________________ 5人の主人公がそれぞれのストーリーで出会う精神科医がナイスキャラ! 不思議な魅力を持つこの精神科医に、自分も患者になったかのように癒される。 軽い読書がしたい時。 ちょっぴり笑いが欲しい時。 はっちゃけたキャラに出会いたい時に。 by副社長

    0
    投稿日: 2013.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部総合病院、精神科。 笑ってしまうほど些細に見えて本人達には深刻な、悩み・衝動を抱える患者が訪れる。 数いる患者の どこかはわたし どこかはあなた …かもしれない。 「ふうん。大変だね。 じゃ、まず注射打とうか。 おーい、まゆみちゃーん」 *** 伊良部さんシリーズ第二弾。 コメディタッチの短編集。 医者の伊良部も看護婦のまゆみちゃんもめちゃくちゃで、そのめちゃくちゃぶりが面白い。 読者の共感は常に、予想外に振り回される患者側にあるでしょう。上手に肩の力を抜いてくれる物語です。

    0
    投稿日: 2013.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    太っていて奇行が目立つ精神科医、伊良部と、彼の元を訪れる患者の短編集。先端恐怖症のやくざや義父のカツラを外したくなる衝動に駆られる医者など、本人にとっては人生の一大事であろう患者の病状がどこかユニークに描かれている。それに対して放たれる伊良部の不謹慎な言葉に笑える場面が多々あった。文章もわかりやすく、さらりと読めた。人気シリーズの第二弾で直木賞受賞作品らしい。おもしろかったとは思うけど内容はあまり好みじゃなかったので☆2つ。

    0
    投稿日: 2013.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    直木賞受賞作。 「イン・ザ・プール」の神経科伊良部先生の短編集、第2弾です。 「イン・ザ・プール」での衝撃が凄すぎたので、 ちょっとインパクトに欠けた感じ。 だけど、おもしろくて爆笑することには、かわりありません!! 何事も直感で生きている、子どものような伊良部先生。 そんな先生に、調子を崩される患者。 患者の病の元は、 世知辛い世の中で、ひねくれた大人になってしまったのが主な原因。 そんな単純なことを、身をもって気付かせてくれるのが、伊良部先生。 単純な話なんだけど、 どれも味があるお話です。

    0
    投稿日: 2013.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    阿部寛・堺雅人・釈由美子のドラマが印象的でした。3人ともハマり役だったなぁ。 相変わらずさくさく読めるお手軽な感じが良いです。 義父のヅラが一番笑いました。あたしも上司のたばこを全部シガレットチョコに変えたり、先輩の好きなアイドルの写真を国語の教科書ばりの落書きを施してやりたいと思ったことありますし。チョコは笑って許されそうですが、写真の落書きはビンタものかもしれません。 この話は伊良部先生が同年の友達(ではないけど)と接するとこんな感じなんだなーっていうのが知れて面白かったです。基本いつもと変わりませんが、やっぱ患者さんとしゃべっている時とは違う感じしました。 オッサンたちがもつれ合ってはしゃいでるのが微笑ましかったです。はしゃいでたのは伊良部先生だけかもですが。

    0
    投稿日: 2013.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部先生シリーズの2作目。人は誰しも弱い部分があること、挫折をしても周りの人に勇気づけられ生きてゆくこと、何でも話せる家族像、童心に帰って楽しむこと、などを気付かせてくれた一冊です。義父のヅラは思わず笑いが出てしまいました。女流作家の一節、「人間の宝物は言葉だ。一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。」 がぐっときました。

    0
    投稿日: 2013.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部シリーズ。 跳べないサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざ、義父のカツラを剥ぎ取りたい衝動に駆られる娘婿の医師、スローイングイップスのプロ野球選手、前に同じ設定で執筆したことがないか不安でたまらない小説家。 二冊読み終えたら伊良部を変人と思わなくなってきた。 奥山英太郎の「毎回作風変えるし、偏屈だし」評に笑った。 直木賞受賞作。

    0
    投稿日: 2013.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ーーー人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手。 困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。「イン・ザ・プール」から2年 トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す! かすみからの借りもの 正確には☆3.5ってとこかなー 心因性の症状で悩む患者を、注射好きの型破りな精神科医と周りの人が気づかぬうちに救っている。 ってな感じの物語。 会話も軽く、読みやすくて面白い。 …面白いんやけど、主人公の伊良部が「テンプレート通りの型破り」といった風で 何をするか見当がついてしまうというか、でき過ぎている感じが少し鼻についたのが残念やった。もう一捻り欲しかったかな。

    0
    投稿日: 2012.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすく心に響く言葉もあるけど、伊良部の自由奔放ぷりというか無邪気さがパターン化していてあまりのめり込めず。看護婦のマユミはわりと好き。

    0
    投稿日: 2012.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「空中ブランコ」 とんでも医師・伊良部が暴れまくる。かつらを奪い、空中ブランコにぶら下がり、大物っぽい奴になりきる。誰もこいつを止められない。 患者の為に動いているようで、自分の為に動いている、いや、自分の為に動いているようで、患者の為に動いている・・・、まぁ、考えてもどっちかさっぱり分からない。そんな伊良部医師を具現化すると、きっとラジオで毎週暴れまくっている伊集院氏に限りなく近くなると思われる。 空中ブランコに患者そっちのけでぶらさがったり、編集者に自分の小説を患者そっちのけで、押し付けたり、義父のかつらを、これまた患者そっちのけで、剥ぎ取ったり、公共物に落書きをしたり、と、まさに傍若無人w だけど、結局患者は救われていく。さらに、驚きなのは、なんだかんだ言って、「伊良部は奇人。伊良部はああだから」とある種周りに認められ、嫌われそうで嫌われていないところw。しかし、それだけで、「伊良部は、もしかしたら人格者かも知れない」なんて前向きに考えちゃあいけません。伊良部は絶対に奇人ですよw。勿論、奇人であり人格者でもあるという稀有なケースもあり得るがw 面白かったのは、旧友が悩む義父のズラ問題です。大人になったらはしゃげなくなるし、子供の感覚を忘れてしまうという、なにやらマトモなことにも触れながらも、結局、一番楽しいようにしちゃう伊良部には、もう驚きもないのですが、それに巻き込まれる旧友がかわいそうで仕方がないw 後は、「女流作家」も良かったです。作家や映画監督の現状を訴えるシーンには、現実味を感じてしまいます。東野圭吾氏の笑シリーズに近い印象を受けました。 伊良部の凄いところにも気づいた一冊。

    0
    投稿日: 2012.12.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最高に面白い。精神科医の太っちょ先生とそこにくる患者さんのおはなし。短編小説がまとまっているけど、それぞれ、読み終わった後にすっきりする気持ちよさがある。お勧めの1冊

    0
    投稿日: 2012.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現代は全ての人が何かしら心の病をかかえているようで、ときに想像を越えた痛ましい事件が起きます。でも、それを描いた小説は読むのが辛かったりします。この本では、現代の病からおきるちょっとした事件をトンデモ精神科医が不思議と明るく解決してくれて、ホッとします。ああ、現代小説にはこんなアプローチもあるのだなあと目からウロコ。

    0
    投稿日: 2012.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    インザプールに続く伊良部一郎シリーズ。 評価が高くなったのは私が彼に慣れて嫌悪感のようなものが減ったからだと思われます。 行き詰った大人たちに、一見めちゃくちゃな打開策を与えてくれる。私がもっといろいろな経験を積んだらより楽しめるのかも。こうゆう物語がオトナを救うような気がするのです。

    0
    投稿日: 2012.12.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    精神科医伊良部医師とちょっと変わった患者さん達の 痛快話の第二弾。イン・ザ・プールの続編です。 いやぁ、前作以上に伊良部医師が大暴走 でもなんらかの事情で病んだ心に対して 案外シンプルな対応が正解だったりするのかも。 だからこそ、この5歳児が妙にマッチする…のかも そして、伊良部医師の行動力の凄さ。 笑えます。 悲しいときー、落ち込んだときー、思いっきり笑いたいときーっ!! 是非読むことをおススメします(笑)

    0
    投稿日: 2012.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    トンデモ精神科医、健在。なんか悪ノリというか読んでて疲れてきたのだが、『義父のヅラ』はおもしろかった!

    1
    投稿日: 2012.12.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部先生シリーズ第2作目。 なにやっとるんじゃあ!的な痛快あばれっぷりは 健在。 読後の爽快感も健在。

    0
    投稿日: 2012.11.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり、いいね~、伊良部先生。 心が落ち込んでるときは、伊良部先生に限るね。 落ち込んでるのが馬鹿馬鹿しくなるっていうか、何でこんなことにクヨクヨしてるのか?って思うよ~。 今回は、上手く跳べなくなった空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざ、義父のカツラを剥がしたくてたまらない医者、コントロールを失ったプロ野球選手、そして、今まで自分が何を書いてきたか忘れる女流作家が患者さんです。 私としては、第一作目の『イン・ザ・プール』の方が強烈的で面白かったなぁ~。 今回の作品は、最後の2つがイマイチだった感じがするんだよね~。 もちろん、先生はおもしろいし上手く患者に仕掛けるんだけど、先生と患者の絡みがそんなになかったような気がするのよね~。なんか、先生のおかげというよりも、周りのおかげで患者が立ち直った感じがするのよ~。 しかし、最初の3つは伊良部節炸裂でおもしろかった~。 笑ったね~!! 特に大笑いしたのは『義父のヅラ』で、『金王神社前』を『金玉神社前』に変えちゃうとことか、結婚してからまじめ一筋の患者がだんだん回復していく過程で、いきなり 『ぼくにもコーヒー、入れてチョー・ヨンピル』 とか言っちゃったり、突然欽ちゃん走りしちゃったりするとこ。 私の年代のツボにマンマとハマッたね~。 書いてても可笑しいもん。 ほんと、私も伊良部先生のように生きられたらいいな~。 特に、今の時期、Washingtonに引っ越してきて間もない今、伊良部先生のように出来たら楽しいだろうな~。どこでも何でも溶け込んじゃう先生は最高!! でも~、これドラマ化されたんだってねぇ~。しかも、伊良部先生役は阿部チャンだって。 ちょっとイメージ違う。 私のイメージはねぇ~、ホンジャマカの石チャンとかイメージしてたんだけど~。 絶対、石チャンの役だよね~、これ。 映像化したものは見たくないな~。 ここまで強烈だとね、本だけ読んで良い印象を残しておきたいもん。 第三作の『町長選挙』楽しみだわ。

    0
    投稿日: 2012.11.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    期待を裏切る1作目と異なり、十分おもしろかった。特に空中ブランコ。 子供を大人にしたような医者という伊良部のよさが、こちらのほうが存分に発揮されていたと思う。 ただ、直木賞をとるほど面白いのかといわれると、うーん。 読み終わった後に、なんだか自分を変に押し殺さないで、のびのびしよう、と思わせてくれた。

    0
    投稿日: 2012.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    精神科医伊良部シリーズ第2弾 第1弾と同じ短篇集 『空中ブランコ』 空中ブランコが成功しなくなったサーカス団員の話 『ハリネズミ』 先端恐怖症のヤクザ 『義父のヅラ』 ついやっちゃうんだ♪ 『ホットコーナー』 ベテラン三塁手が一塁に送球するのが怖い 『女流作家』 どこかで書いたような・・・

    0
    投稿日: 2012.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったです。 注射フェチの中年精神科医がその天然ぶりで患者たちに大事なことを思い出させてくれる話。予定調和なテレビドラマな感じ。楽しめます。

    0
    投稿日: 2012.11.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ二作目。伊良部は前作と変わらず、独特で、我が道を突き進みながらも精神科に来た患者を独自の手法で治していく。 サーカスの話が好きだな。

    0
    投稿日: 2012.11.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「いらっしゃーい」の言葉とともに出迎えられ、風貌に胡乱げな視線をおくり、ついでにナースにも同じような視線おくり、とりあえず注射をうたれて、もう来ないと思いつつもまた来てしまう。 そして最後には問題を乗り越える。 決して話の中心に精神科医・伊良部一郎はいない。 物語の中心はいつだって患者。 きっと精神病の治療がそうであるように。

    0
    投稿日: 2012.11.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い(*^ิ艸^ิ*) 精神科医の伊良部先生がまた個性的すぎる笑 看護士とは思えない程、セクシーでエローいまゆみちゃん笑 現実にいたら、診察は受けたくないけど、友達にしたい!!! 悩みなんて、ちっぽけな物のようにバカらしい。

    0
    投稿日: 2012.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    精神科医である伊良部が、患者の悩みを解決していくストーリー。 登場人物は様々だが、どの話も共感できる。 疑心暗鬼になって自分の殻に閉じこもってしまいたいが、社会との繋がりは切れない。そのせいで、余計に自分が見えなくなっていく。そんな人達が憧れる理想の人間が、伊良部先生。 イイね。臆病にならず、相手の胸に飛び込んでいけるようになりたい。

    1
    投稿日: 2012.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一気読みできる。 サラッと笑いながら読めるけど、深くてなんかお得感さえある。 伊良部という精神科医が患者と面白おかしく関わりながら いつの間にか気づきを促し症状を和らげてる話。 自分を苦しめているのはたいてい自分なんだよね。

    2
    投稿日: 2012.10.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読。 人から借りて読んで面白いと思って、 自分でも買った本の第一弾。 やっぱり面白いなー。 心が荒み気味なときには是非。

    0
    投稿日: 2012.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ―――この診察室は観覧車だ。 乗ったら一周する間、そのペースに合わせるしかない。――― 伊良部神経科第二弾。 直木賞受賞作だが、個人的には「イン・ザ・プール」の評価のほうが高い。 伊良部初心者で新鮮さがあったというのもあるが、題材に親近感が湧いたところが大きい。 とはいえ今回もおもしろかった。 そして今回から伊良部の外見が私の中で原作に忠実となった。 松尾さんより子供っぽく、色白の肉感プニプニになった。 ・スランプのサーカス団員(空中ブランコ) ・先端恐怖症のヤクザ(ハリネズミ) ・伊良部、同窓会にて破壊衝動のある逆玉婚の精神科医と再会(義父のヅラ) ・ルーキーの出現に、投げられなくなった野球選手(ホットコーナー) ・スランプに陥った嘔吐症と強迫症の作家(女流作家) 他人に嫉妬することで強迫症や神経症になってしまう、職人のお話が続いた。 「義父のヅラ」は良作。 「女流作家」では、いつもクールで愛想のない露出狂の看護婦「マユミちゃん」が珍しい一面を見せてくれる。

    0
    投稿日: 2012.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部先生と真剣にお友達になりたいです。 彼みたいに生きられたらどんなに良いか。 けれど、苦しんでいるのは自分だけじゃないって思える。変な安心感。もっと肩の力を抜いて、どうなってもいいや!って開き直りの気持ちを持てるようになるのが目標です。 自分を苦しめているのは、自分だ。

    1
    投稿日: 2012.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    神経科の伊良部先生シリーズの2巻目。 相変わらず伊良部先生は面白い! 今回もいろいろな病気の患者がやってくるのだが、独特な治療法?で解決していくのが面白い! 1巻と違って少し感動するようなお話が多いのが嬉しい(もちろん、笑いもあるよ) これもすぐ読めるのでオススメ!

    0
    投稿日: 2012.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    先日読んだ、奥田英朗のイン・ザ・プールの続編。 とんでもない精神科医 医学博士・伊良部一郎が繰り広げる、現代の精神病の根源を斬る作品。 昔の家族主義をよしとするサーカスの空中ブランコ乗りの花形スターが、実は村意識が強くから外部から来た人間を信じることができず、空中ブランコで飛ぶことができなくなってしまう。 それを人にすぐに溶け込む伊良部が身をもって諭す『空中ブランコ』。 先端恐怖症で先の尖った箸さえも怖くなってしまったヤクザが、精神科のもんを叩く。ひょんなことから隣のしまのボスが、ドスを持っていないと不安で不安でいても立ってもいられないことを知る、『ハリネズミ』。 『義父のヅラ』は、医学部の教授の娘と結婚した、医者が義父のヅラを見ていると、どうしても引き剥がしたい激情に駆られてしまうという医師の、まじめにしていなくてはという潜在意識を、斬新なイタズラで開放していく。 ほかに、後輩にスターの座を奪われてしまうのではないかという恐怖から、送球ができなくなってしまった、花形野球選手を描いた『ホットコーナー』、渾身の作品が売れなかったことを引きずる、流行女流作家の心をえぐる『女流作家』の全5編が収められている。 前回同様、まさに現代病とも言える精神疾患を、まったく違った観点で、原因を見せていく、なかなかに面白い作品です。

    0
    投稿日: 2012.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「イン・ザ・プール」読破の勢いそのままに、続編を一気に読む。 第131回の直木賞受賞作品で、タイトルが「空中ブランコ」なもんだから、 なんとなくシリアスな雰囲気を感じる。いや、ついこないだまで僕もそう 思っていた(^^;)。もちろんそうではない。伊良部シリーズと呼ばれる ブラックコメディの傑作である。 前作と比較すると、さらに笑いが研ぎ澄まされている感じ。 デブでワガママな精神科医、伊良部一郎は狂言回しとしての地位を完全に 確立し、意気揚々と狂っているし、各篇の主人公たちが持ち込む深刻なの だけど妙に笑える精神疾患のアイデアがイキイキし過ぎなくらい。 空中ブランコを失敗し続けるサーカス団員、スローイングがままならなく なったプロ野球選手、今書いている作品が過去と被っていないか気になっ てしょうがない女流作家。このへんはまだ普通(^^;)。 尖端恐怖症のヤクザや、人前で義父のカツラを剥ぎ取りたくてしょうがな い医者なんてのが登場してしまうと、もうただただ爆笑するしかない。 ・・・いや、そりゃあ直木賞取るよな、コメディでも(^^;)。 だってかなりブラックな方向に由っているコメディなのに、読み終わりの 清涼感が凄いんだもの。取り敢えずこのシリーズは全て読破することに決 めました。もう完全にノッちゃってるので♪

    0
    投稿日: 2012.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わったあとは、もうちょっと気楽に生きてもいいかなって気持ちになれるシリーズ第二段。所々笑えて、元気になれる。きっと人間に愛情を持った作者なのだと思う。伊良部先生とまゆみちゃんに会ってみたい。

    0
    投稿日: 2012.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    電車で読むとキケン! 吹き出しそうになる表現が不意に出てきて、思わず口元がゆるんじゃいますよ。 人の温かみも感じられる、ステキな作品でした。

    0
    投稿日: 2012.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    キモカワ精神科医 伊良部と患者たちのシュールなやりとり。『女流作家』では謎のセクシー看護師マユミの評価が急上昇!テンポが良くて楽しくて、減点するところが見つからない。

    0
    投稿日: 2012.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ㊗伊良部先生シリーズ初読み☆めーっちゃ面白かった!基本暗怖系の本が好きですが、気分転換に読んでみたら、伊良部先生のキャラにがっつりハマりました。他のシリーズも買おう(´✪‿✪`)

    0
    投稿日: 2012.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    医学博士 伊良部一郎”シリーズ第二弾。 今回も5人の患者たちを主人公とした連作短編集である。 「義父のヅラ」では、伊良部の医学部時代の同級生(しかも同じ精神科の医師である)が患者として訪れる。 伊良部の過去に触れられ、この奇妙な医者の謎が少し解けるか…と思いきや、昔から変人だったことが分かるのみ。だが、そこもこのシリーズっぽくていい。 ちょっと難癖をつけるなら、最後の「女流作家」で露出狂の看護婦マユミがラストで見せる行動。 マユミがマユミでなくなったようで嫌だ。 ☆直木賞

    0
    投稿日: 2012.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部シリーズの第2弾。 伊良部総合病院の地下1階で、「いらっしゃーい」と甲高い声で患者をむかえる伊良部一郎。 注射される患者の患部を見ることに異常な執着を持ち、助手の看護師はセクシーだけどロックなマユミさん。 そこを訪れる患者たちは最初戸惑いをみせるが… 伊良部のぶっとび加減があまりにすごくて驚かされるが、 読んだ後に暖かい気持ちにさせられる。 いい加減なようで名医なのだ。 その行動ぶりが、まるで無邪気な子供のようなので、あきれたり、ほっとさせられたり。 伊良部の事が好きになってしまい、つい読まされてしまう1冊。

    0
    投稿日: 2012.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    (メモ) おとん図書館より。 ちょっと病んでいってしまう心の動きがおもしろい。 一気に読んだー

    0
    投稿日: 2012.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    インザプール読み終わり、続編があるということで、即日本屋に。読み終わった後に、なんだか伊良部先生が恋しくなって笑。 前作と変わらぬクオリティ。というか、3本の中で一番好き。 空中ブランコも、女流作家も、院長も、モデルのやつも、全体的に伊良部の磨きがかかった?破天荒ぶりが笑える。それで患者の病気がなおるもんだからおもしろい。 こんな生き方もあるんだな、ってのが見てて安心するのかもしれない。もちろん、読んでても。

    0
    投稿日: 2012.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    傍若無人な伊良部先生にふりまわされつつも、なんだかんだ言ってまた病院へ足を運んでしまう患者さんたちがなんだか可愛らしいと思う。「ハリネズミ」「女流作家」が特に好きです。

    0
    投稿日: 2012.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    難しい本や長編を読んだ後におすすめです。軽い気持ちですらすら読めました。引き込まれていく感じはないですが、もうちょっと読もうかな〜と次の話に手が伸びていた。 息抜き的な作品。

    0
    投稿日: 2012.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伊良部シリーズ第二弾。 装丁が今回も可愛らしくて。 飛べないサーカス団員の「空中ブランコ」 先端恐怖症のヤクザの「ハリネズミ」 強迫神経症で「義父のヅラ」を剥がしたくなる婿医師 送球の出来なくなったプロ野球選手の「ホットコーナー」 強迫神経症で書けなくなった「女流作家」 今回も破天荒な伊良部が大活躍します。 ワー!!っと叫びだしたいのに、 悶々と抱えてるような人が 伊良部と出会い自分を見つめなおしていきます。 前作とパターンは似ていて、 基本的に読みやすいです。 通勤中にサラッと読めちゃいます。 人って他者の視線と関係で、 自分を少しずつ囲いの中に閉じ込めちゃうことがあるのかも。 芸能人がキャラを作るような感じで。 そこで現実と自分の間のストレスが 体に出てきちゃうような人たちが登場します。 好き嫌い、 前作と比べちゃったりもありますが 私はやっぱり伊良部シリーズ好きです。 読んだ後、すっきりできるから~! さて、第三弾も読まなきゃ。

    2
    投稿日: 2012.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    6年ほど前に読んだことがあるが、今回友人のおすすめもあって再読。 短編集なのですらすら読める。 主人公の精神科医、伊良部のキャラが変態的で面白くてだけど憎めなくて、癒される。 コメディタッチに描かれているけど、作者のメッセージを感じます。

    0
    投稿日: 2012.08.14
1
...
456
...
10