
総合評価
(614件)| 136 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
草野球が舞台のスケールの小さい「フィールドオブドリームス」です。 タイトルのより、駅伝女子高生のほうがファンタジー抜きでもストレートな青春もので良かった。
0投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログテーマが駅伝に野球か、爽やかな青春の物語、かな、と軽い気持ちで読み始めましたが、どちらも、最後にグッとくる言葉があり、そしてホロリと泣けて、いい物語でした。若者に読んでもらいたい。
7投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ万城目学さんの作品を初拝聴。 短編2話の構成で、1話目は女子高生の駅伝大会、2話目は草野球大会の話。 どちらも舞台は京都、かつ、歴史的な偉人が現実世界に現れ、それがリアルなのか不思議現象なのかがわからなくなるような展開で、ジャンルとして面白い。 題名にもなっている2話目の八月のの御所グラウンドはすごく面白いです。 2作目もあるようなのでこの勢いで読みます。
21投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログなんか、いいなぁ。京都とか奈良にはこんなことが起こりそうな粒子が漂ってるのがよくわかる。2篇あるけどどっちも好き。全てが満点花丸というわけでは無いけれど、だから人生なんだし、だから人がいるのかもしれない 8月と12月、真逆な気候なのにページから季節を感じられる万城目さんの筆もすごい
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ令和の現代の話なのに「京都」というフィルターが掛かるとノスタルジックな気配が漂ってくるのが万城目さんらしいですね。 「十二月の都大路上下ル」は高校女子駅伝の話。本編では「駅伝」が一選手からの目線で語られる。しかも補欠の1年生が突然アンカーに抜擢されるという展開にハラハラドキドキ。そこに現代には存在しない幕末のあの人々が何故かふっと現れて…。「駅伝」を描いた三浦しをんさんや池井戸潤さんらの作品とはまた一味違った面白さ…。 表題作の「八月の御所グラウンド」は草野球の話。夏の京都はそれこそ殺人的な暑さに目も眩みそうになる。そんな早朝のグラウンドにメンバーなんて集まりそうもないのに、何故かプロ野球草創期のあの人が「草野球」を楽しむためにやってくる。あ、これは『フィールドオブドリームズ』の京都版か…? これはもうホント、一気に読み切ってしまいました。
23投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ駅伝と草野球の2作の短編 サラサラと読めるが、過去からのカムバック的な捻りは無いほうが個人的には良かったかな
12投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ直木賞受賞作ということで巡り合った本作。 読み易くさらっと読めたけど、京都の情景が目に浮かぶような作りで心に残った。 万城目学氏の他の作品も読んでみようと思った。
1投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログおなじみの近畿が舞台の二作。 ベタつき感のない青春モノと思わせておいての奇天烈ファンタジーが万城目ワールド。 でも今回はアッサリしてたような。 もう少し引っ張るというか掘り下げるというか食い下がるというか。ちょっぴり物足りなさを感じました。 でも、キュッと胸にくるところもあり。 ただ、文にもありますが、尋常じゃない暑さの京都で、夜とはいえ、そんなに冷静に喋っていられるものか??と疑問。若さかな。
23投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
京都にゆかりのある亡くなった人達によって、スポーツで実力よりも少し上の力を発揮できた2つのお話。 方向音痴の女子高生の、憎めない愛されキャラ感が、可愛らしくて好きだった。
3投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
都大路を走る全国女子高校駅伝中に新鮮組が亡霊として走ったり、京都の御所グラウンドでの草野球に沢村栄治が参加する奇妙な青春物語。 万城目学氏の本はいくつか読んで、物語のスケールの大きさに感動したけれど、今回の本は短編2作ということもありそういうものではなかった。 内容で気になったのが、 「十二月の都大路上下ル」で新鮮組の亡霊が出てくるが、何故ここに新選組が出てくるのかが分からない。例えば、駅伝当日が池田屋事件があった日だとか。。 「八月の御所グラウンド」で沢村栄治が出てくるが、何故ここに沢村栄治が出てくるのか、沢村栄治でなければならないのか。。 等々、直木賞受賞作ということで楽しみしていたが、疑問が残り期待外れだった。それとも私の読解力不足??
1投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログさらっと読めて、じんわりした温かさやほろりとする切なさが心に残る素敵な2作。 万城目学のこの路線は初めて読んだけど、とても良かった。
2投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ『なぁ、俺たち、ちゃんと生きてるか?』 《八月の御所グラウンド》の中で一番刺さった台詞はこれかな。 2つの意味で取れる言葉だよね。どんな2つの意味かは、読めばわかるはず。 《十二月の都大路上下る》 すごい方向音痴の女子高生サカトゥー、駅伝の補欠だったはずが突然出場することになり… 万城目学の小説にしては、どちらもコテコテさは薄めで、読みやすい入りやすい世界。
1投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ万城目さんの作品は、いつも映像が頭に浮かんでくるから不思議だ。 NHKでドラマ化して来年の8月に放送して欲しい。
1投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログ駅伝と野球を題材に、中編の二部構成となっている。 二話とも少し不思議な体験が絡んでいるものの、感想は、爽やか、である。 駅伝の方は、なぜ新選組?と思いつつ、新選組好きの私としては、思いがけない登場で嬉しかったが、新選組でなくてもいいわけで、もうちょっと深い仕掛けがあったほうが面白かった。 野球の方は、戦時中の若者が助っ人として登場するという話だが、飲み屋のバイト明けで絶賛二日酔いの現代の若者と戦争に動員される運命にある当時の若者が、同じチームで野球をする。同じ若者なのに置かれている状況の違いに考えさせられるものがあるが、野球を介すことで、そこまで重たく引きずられるわけでもない。なんだか、すごい仕掛けなのかもしれないと思った。 万城目学の小説を読むのは2冊目で、万城目学に限らず、文章の癖、みたいなものは作者の個性なんだなぁと、思いながら楽しんだ。 小説の帯にある、感動や感涙は全く感じなかったが、中編なので、軽くさっくりと楽しめた。
1投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ万城目学さん初めて読みました。 直木賞や芥川賞という作品で自分と合う物はあまり多くないのですが、こちらはとても面白く読めました。 「十二月の都大路上下ル」 女子全国高校駅伝のお話。京都の都大路をピンチランナーとして走る事になった1年生ランナーが沿道で目撃した物とは… 「八月の御所グラウンド」 早朝の御所グラウンで行われる「たまひで杯」という大会に借金のカタに参加する事になった大学生が共に戦ったチームメイトの正体とは… まず文章がとても読みやすかったです。内容も途中から思わぬ展開が待っていてどんどん引き込まれました。沢村栄治…フルネームまでは知らなかったですが、野球の沢村賞は聞いた事があったのでWikipediaで検索してしまいました。 不思議な体験はしたことないけど、こんな体験ならちょっとワクワクしますね。
18投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログブクログでの評価がよかったので手に取ってみました。短編というよりは中編?くらいの長さの話が2つ。駅伝の話と野球の話。特に関連性はなく同じ名前の店が出てくる程度。野球の話が直木賞なんですかね? 爽やかなそして少し不思議なお話でした。白黒付けずに終わるあたりがよいですね。上手く口にできないのですが独特の空気感があり、そこが気になるので同じ著者さんの別の作品も読んでみたいと思います。
31投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ読み始めたのが7月末、8月の〜と言うタイトルにに惹かれて読んだのですがこの時期に読めてなんだか良かったと思えました。 京都を中心に巻き起こるファンタジーは、行った事もない見たこともない景色や匂い感じさせてくれたり、優しい気持ちになったり切ない気持ちになったりすごく私に合っている作品とも感じました。 2025年7月29日
2投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ京都を舞台にした二篇からなるお話。知った土地の名前が出るとその時主人公が見たであろう景色が容易に想像できる。京都は通り名があるからそれがわかりやすい。本のタイトルにもなっている二篇目は送り火に合わせたタイミングと相まって、どう言えばいいのか、心が澄むというか、静かに目を閉じたくなるというか、そんな気持ちにさせてくれる。実写で観てみたくなる。
9投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ八月に読むべきだった。ジリジリと暑い大文字焼きの頃終戦記念日の頃に。 駅伝の物語から始まり、草野球のメインストーリーへ。関係ないようで微妙に繋がっている。 方向音痴の駅伝ラストランナー、サカトゥーが疾走する横で、新撰組が刀を振り走る。 笑った。 御所Gでは、クラブのママのちゅーのご褒美獲得を目指して、30年間真夏の野球大会が続いている。 『フィールドオブドリームス』を彷彿とさせ、余韻が良い物語。万城目ワールドにハマり込み、『しゅららぼん』読み直したくなった。
14投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ表題作の感想。 エンターテインメント作品で 読者年代、時季、地域文化への親和性が マッチすると非常に楽しめるものと 感じた。 自身は京都に住んでいた時期もあり 楽しめた作品ではあるが もう少し長編で、ひと盛り上がり あってもよかったかな。 ただ建勲神社からの大文字送り火は 見たいと思ったし、そこからは 妙法も見えるのではと 勝手に考えている。
5投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ直木賞受賞作 とても良かった。高校女子駅伝部の大会のお話は、少しグッときて涙が浮かぶような青春の輝きが感じられた。 表題作は、クラブのママの名前を冠した野球大会で、学生や友人をかき集めてなんとか試合をするお話。大学卒業のためには優勝するしかないのだが、素人も混ざって毎回人数集めだけで四苦八苦する。ようやく集まったメンバーは、実は戦前の大学生だったという、万城目ワールドな展開。真夏に朝6時から集まって、知らない人たちと試合をする楽しさ。想像だけはできる。
2投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログすごく読みやすかった マラソン、野球、二つのテーマで、どちらも万城目さんらしいミステリーがあり心が温まる
1投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アメリカのユダヤ系作家、バーナード・マラマッドの「Natural」(汚れた白球)やケビンコスナーの「フィールド・オブ・ドリームス」を思い出した。
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目次 ・十二月の都大路上下(カケ)ル ・八月の御所グラウンド タイトル作が直木賞受賞作であることは、忘れていた。 でも、読み終わった時「狙いに行ったな」と思った。 万城目くんの真面目路線は嫌いではない。 もちろんゲハゲハ笑える愉快路線も大好きだが、少し切なくてビターな読後感の真面目路線の読後感は結構癖になる。 『とっぴんぱらりの風太郎』なんて、未だにひさご様を思い出したら泣きそうに切なくなるくらい。 しかしこの作品、そこまでの感動はなかった。 もちろん少し切なくてビターであるこの作品に、じんわりとした感動を覚えはしたけれど。 でも、何か違う。 何度も直木賞に挑戦して、講評を受け止めて、受け入れられるように調整したのではないだろうか。 万城目学特有の、そこはかとない可笑しみが絶対的に足りない。 もう、直木賞取っちゃったんだから、リミッター外していこう。 だって、彼はそれができる人だから。
4投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ直木賞受賞作品。 マラソンと野球の2部構成。 京都が舞台で不思議な現象が起こるファンタジー。 面白くはなかった。
3投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
京都の少し不思議な女子駅伝と野球のお話。 本当にそのスポーツチームに入ったように没頭できて楽しかった。 お盆だからなのか、京都だからなのか。それともよく起きることなのか? こんなことが自分にも起きるかもしれない、 今まで時を超えて出会えた人がいたのかもしれない、 と思わせてくれるとても素敵な話だった! シャオさんが誰よりも男気溢れてたかも。シャオさんの勤勉さと行動力と向上心、どれも見習いたい!
4投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログ夏のこの時期に読んでとてもタイムリーでこの本を読もうと思った自分に少し驚いた。昨年父がなくなって、父は大好きなことをやりに戻ってきたりするのだろうか、仕事人間だったか大好きなことはあったのだろうか、家族の身の回りや尻拭いに追われていて戻ってくるほどやりたいことはこの世にあるのだろうか?この世で生きてる人、思い出となった人、全ての人が愛おしいと感じさせてくれたし、悔いのない人生を送りたいと思い直した。
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ2本立てとは知らずに読み始め、野球の話だったはずが一向にグラウンドも出てこない?と首を傾げながら読み、中盤以降にやっと気づく体たらくぶり。『十二月の都大路上下ル』も良かったが、やはり表題作の素晴らしさが際立つ。ただ純粋に野球がしたかった彼らの無念を思うと心が痛む。嬉しそうにヤンキースの帽子を被るシーンを思い返すと涙が滲む。 主人公・朽木が炎を燃やし始める様子も清々しい。彼がえーちゃんら3人の想いに触れたことで火が灯るも、そこで一気に燃え上がらないところが良い。8月の終わりに相応しい余韻が残る素敵な物語だった。
7投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ8月の今だからこそ、読んでおきたかった作品。切なさと愉快さの合わさったファンタジー。80年以上前、野球をしたくても出来なかった若者たちがいたのだ。京都という舞台がいい塩梅に利いている。この著者の作品はボリューム感にいつも圧倒されてしまうが、この作品は夏のひと夜にちょうどよく、楽しく読了。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ8月が終わる前に読んでみたいと思ってた作品。 京都が舞台で引き込まれていきました。 パロディさが抜けてしまった感があるのですが、どことなくもの悲しさが歴史ある京都にはあってるようで、不思議な光景がスローモションで再生されると心残りが浄化されていくようでした。
98投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ登場人物たちがゆる〜く一生懸命になっていく感じがよかった。しいて誰かにオススメするなら…やっぱり高校生かな。 京都の夏は、たしかに暑い。 身も蓋もない言い方になってしまうけど、暑くてアタマおかしくなった人がこういうことに遭遇したら…ある意味おもしろいよなぁ。私は駅伝も野球も見るのは好きなので、エンターテインメント小説として読みやすくてサクサク読んだ。 この本は、夫が長いこと図書館で予約して待っていた。 「おもしろいから読んでみて」と渡された。京都の土地に詳しい夫にとっては、「あそこを自転車でな、うんうん、曲がるとあの道や、そうそう」という感じで、頭の中で容易に地図を描けて臨場感をたっぷり味わえるのだろう。 私は京都にそこまで馴染みがないし、万城目学を読んだこともない。この本はあらすじも全く知らないまま、夫からどんな話なのか聞かないまま最後まで読んだ。この作品が直木賞を取っていたことも知らなかった。あらすじも、直木賞のことも、私は読後に感想を書こうとしてブクログで知った。 結果的に、読み終わってから知ってよかった。 先入観ゼロで読めたからだ。 1話目を読み終え、表題作も半分くらい読んで、「おもしろいには、おもしろいけど…だから、なに?」と思って読んでいた。最終的な感想もそんな感じではあったけど、ちょうど季節柄ピッタリではあった。 しばらく毎年夏になったらこの本を思い出すことになりそう。 文庫版の解説は誰になるのかなぁー。 私の勝手な希望としては、栗山さんに書いて欲しい。日ハムの元監督の、栗山さん。夫に言ったら鼻で笑われてしまった。まぁたしかに、栗山さんはピッチャーじゃなかったしな…。 「毒は溜めると身体に悪い」というシャオさんの烈女エピソードは、私も真似してぜひ夫に使いたい。 ひとまず、「アナタの刀は、錆びすぎです」とシャオさん風に言ってやりたい。
25投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログ世の中、ちょっとした幻や奇跡が困ってる人を密かに助けているかもしれないと想像しちゃった☺️ そういえば今日、フットサルの人数足らなくて友達が助っ人を呼んでるらしいのだけど、まさか、、、ね、、、? #読了
2投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログAudibleにて。 ある夏の盆の入りから、京都五山送り火までの物語。 自分が今まで読んだ万城目ワールドとは一味違うおはなしだった。 かつての名選手との邂逅を通して、身近で、亡くした人のことを静かに思い出させてくれる。たまたま盆の時期に読んだ(聴いた)が、この時期にこそ読むと良いと思う。映画フィールド オブ ドリームスを思い出したが、あちらはベトナム戦争の頃のノスタルジーと絡めて、こちらはこの国独特の真夏の年中行事を背景に置いている。あちらはラストが壮大で静かな祭りに繋げておわるのだが、こちらは極々個人的なエピソードで終わる。対比させても面白い。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ「六月のぶりぶりぎっちょ」を読んだ後に、「八月の御所グランド」のシリーズだと知り、こちらも読みましたが、話的には、つながってはいなかったです。 京都が舞台で歴史上の人物達が現代に紛れ込んでくるお話のシリーズって感じかな? 「十二月の都大路上下ル」と「八月の御所グランド」の2篇。 どちらも良かったですが、「八月の御所グランド」は、ちょうどお盆の今、読んだこともあり、こんなことあったらいいなと思う話でした。 最後、どうなったのかなぁと思わせる終わり方も良かったです。
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログいいですね。 万城目さん、楽しく、さくっと、お盆の時期に読みました。 有名な賞ゆかりのレジェンドの若き日のこと、初めて知りました。 サカトゥーも、無事で良かった。
1投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ1つ目は駅伝の話。1位を目指して…となりがちな駅伝ものだが、本作はそこにこだわっていない。なのに、心動かされるのが素敵だ。「がんばれー」だけが応援じゃない。応援ってされる側の人間性に関わるのかな?って読後すぐに感じた。仲間の何気ない一言が力になる。 また、ライバルの存在も力になる。そしてそのライバルと同じ時間を共有するからこそ得られるものがあるんだなと感じた。2人にしかわからないものを共有できた時点で特別な存在だな〜と読後にしみじみした。 2つ目は戦争で亡くなってしまった名投手を思わせるストーリー。
1投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ八月の御所グラウンドは8月に読みたいと、ここまで待っていた。読み始めたら、あっという間に読了。 しっとりと胸が熱くなったのは今夏の暑さや湿度のせいではなく、間違いなく、御所グラウンドの熱にやられた。 「とにかく、野球がしたかった。」 自分の意志でなく、奪われた人生を取り戻すかのようにひっそりと現れた3人。 摩訶不思議な現象に気がついた現代の若者たちが 「俺たち、ちゃんと生きているか?」 と心に火を灯すシーンは、五山の送り火と相俟って胸アツでした。
16投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ京都で現れる、すこしふしぎな人たち。 京都駅伝に現れる新撰組、御所Gの野球大会にあらわれる現れる戦死した野球選手。 京都とスポーツを舞台にした、日常に潜んでいる万城目学ワールド 「本当にあるかもよ。ここ、京都だし」
2投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ読むなかで3回ぞくっとしました そんな展開ありかよと。 偶然にも8月の上旬に読んだんですが、このタイミングで読めた事を本当にラッキーでした
1投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ八月だし、夏らしいものを そう思ってふと思い出し、この作品を手に取りました お盆に読むのがお勧めです そうも言われたらちょうどのこの時期 読んだら確かに八月のお盆の時期に読んだらいいと思いました お盆って、いろいろな想いがある 亡くなった人が帰ってくると言われているこの時期 今年も、沢山の人が帰ってきているのでしょう どうか思い思いに楽しい日々を過ごせていることを願って
8投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログ単純明快!気持ち良い。恐らく京都大学に出入りし京都で遊んでた人なら情景が浮かんで面白いと思う。青春時代を思い出せたなー。選手のイメージは「巨人の星」の一話を彷彿させる感があったので親しみも湧く作品です。
0投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
8月にこの作品を読むとは…。 初読みの作家さんであり、恥ずかしながら、直木賞受賞作という情報しか知らずに読みました。 亡くなった青年達。野球がしたかったんだな、生きたかったよな。 丁度同年代の息子を持つ身としては、戦場に送り出す親の思いも想像してしまった。
3投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ八月の御所グラウンド、まさしく 今この八月に読むことができた。 ――もしも明日、三人が御所グラウンドに現れたなら――本文より 京都が舞台の話。大文字焼きが 人気だという、五山の送り火が 終わったらあの世の方々は無事 あちらへ帰っただろうか? 京都の暑い夏の朝、朽木は多聞の 為に野球大会に出る。 野球なんて、できないのに・・・・ 欠員だ!人数が足りないと不戦敗 になる!その時、木陰にいた人を チームメイトにしてしまう。 その人は・・・・何故そこに・・・・ この本には、表題作ともう一話、 「十二月の都大路上下ル(カケル)」と いう女子高校生駅伝の話がある。 駅伝は私の大好物だ! 主人公は前日になって、アンカー を任せられる!補欠だったのに・・・ 走っている時、まるで新選組の ような一団が見えて・・・・ 駅伝の話は、読後感が良かった! やはり、高校生の爽やかさには 勝てない! この二話で、共通していたこと、 言葉がある。「誠」という文字。 お香の店「蘭奢堂」のこと。 京都に、蘭奢堂は実際にあるのか と思う。あったらいいなぁ~ この本のおかげで、初期の野球の ことを少しだけ、知ることができ 当時、ニューヨーク・ヤンキース 来日時にベーブ・ルースと、あの 沢村栄治が試合をした!という。 なんとも、貴重な話。 京都御所の中に、グラウンドが あるなんて本当?と思う。万城目学さんの作り話ではなく、本当に あってほしいと願う。 この本が直木賞、うん、頷ける! 夏に、この本が読めて本当に 良かった! 2025、8、2 読了
63投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
◇八月の御所グラウンド/万城目学 (2025/07/27読了) Facebook友からの紹介で9か月ほど前より図書館予約待ち開始し、あと少しと迫った最近になって別方法でゲット。もう、こうなったらどういうモチベーションで予約したのかもあまり覚えていないです(図書館はそんな予約ばかり溜まってます) お盆の京都を舞台にしたファンタジックな青春物語。 ひょんなことから、元芸妓さんスナックママの"ちゅう"を賭けた草野球勝負「たまひで杯」での勝利を託された友人に付き合わされ、灼熱の京都御所グラウンドにていきなりの試合に臨む展開。そもそもメンバー集めるのもままならないなかで不思議な助っ人が現れてなんだかいい感じで勝ち進んじゃう…。やがてその理由が解明されてきて…、、、というストーリー。 些か強引な設定と展開だとは思うけれど、なかなか面白くてどんどん読んでしまいました。 「直木賞」受賞作品。 冒頭に、同じく冬の京都の風物詩である全国高校駅伝(女子)を舞台にした短編「十二月の都大路上下ル」。 (亡霊ということで)共通点のあるファンタジーだ。
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ八月になると、戦争を題材にしたテレビ番組が増える 先日も、つい見てしまったテレビ番組で 特攻隊について語られていた。 やっぱり、なんとなく心が重くなってしまう。 けれど、今日読み終えた本は ある雑誌で、作家のインタビューを読んで 気になってた本で 作者が、 「主人公と同い年の大学生が、 戦争に行って死んでしまったという事実を センチメンタルな感情を入れずに登場させたかった」 と話していて、 現代の青春小説なのだけど 「死者」との優しい出会いがあって なんだか心がぽっと温まるというか その先は。。。?と いろいろ想像できる、素敵な物語になっていました。 おすすめです。
1投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ万城目学さん、初めて読みました。 空気感を書くのが上手く、読み手もそのコミュニティの一員のような目線になって読める文章だなと感じました。 表題作、伝えたいメッセージを書いたところで潔く終わっているのが凄い。 潔く終わっているんだけどしっかり余韻もあって、パタンと本を閉じ、あ〜いいもの読んだな、としみじみする読後感。
2投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ女子全国高校駅伝大会を描いた「十二月の都路上下ル」の短編と、表題作の「八月の御所グラウンド」の中編からなる直木賞受賞作。 久しぶりの万城目作品だったが、相変わらず飄々とスラスラ読めるし、ライトな作品2作なので、読むのも疲れない。 「八月の御所グラウンド」は、彼女に振られて夏休みの旅行の予定がなくなった主人公が、大学の同級生に誘われて、真夏の野球大会に参加することから始まる。 クラブのママのご褒美をかけた歴史ある「たまひで杯」に参加する面々は夜のお仕事をして、そのままスーツ、革靴で野球しちゃったり、なかなかユニークな面々。 主人公も野球の経験もなく、ただのメンバー合わせ。 ほぼ中1日で行われる真夏の試合には次第に1人、2人と参加者は減り、困っていたことろに現れたのは「えーちゃん」を筆頭とした3人の青年。 彼らの活躍で三富会も順調に勝ち星を上げるが、あと2戦というとろこで、惨敗してしまう。 そんな中、朽木のチームで唯一の女性である、中国人のシャオさんが、「えーちゃんは沢村栄治」なのではないかと言い出す。 少しファンタジー色もある著者の作品あるあるだが、戦争でやりたかった野球を、もう一度やりに御所Gに戻って来たかったって、気持ちを思うとファンタジーでも、ラストは涙が止まらなかった。 かなり遅れて読んだ直木賞だったけど、戦後80年の今読めてよかった。 戦死はしてしまったけど、きっと遠い見知らぬ土地で、もう一度野球をしたいと思って、最後を迎えたんじゃないかなぁ、と思ったら、本当に涙が止まらない。 御所Gで少しでも野球が出来て、えーちゃんたちは少しは楽しかったのかな。
29投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
八月の御所グラウンド 短編「十二月の都大路上下ル」と中編「八月の御所グラウンド」の二話を収録。 第170回直木賞受賞作です。 万城目氏の小説は京都という街の中の不思議の裂け目に日常生活からスーッと入っていく印象があります。 本作も都大路の駅伝大会の最中に新選組が疾走したり、夏の御所グラウンドに沢村選手が現れたりします。 それが、とても自然に感じられるのは、氏のちょっとおどけた文体故なのか、京都という街のせいなのか?・・・ たまひで杯という野球トーナメントにひょんなことから参加することになったヘタレ主人公が、助っ人として参加してくれているえーちゃん、遠藤くん、山下くんがどういった人たちなのかに気づいていく中で、戦争で若くして散っていった人々に思いを馳せていきます。 「もっと生きたかった、もっと野球がしたかっただろうな」「自分はちゃんと生きているのか?」という主人公の問は、下手な反戦小説よりも胸をうちます。 さすが万城目氏、終わり方も余韻を残した形でとても好ましく思いました。 これからも楽しくてちょっと不思議な物語を期待しています。 竹蔵
5投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログ一気読みしてしまった。自分も御所Gユーザーだった懐かしい思い出と共に、鮮明に描ける風景に登場人物たちが生き生きと野球をしていて、そうだ、セカンドハウスまでが御所G練習のセットだった…などと自分の思い出を物語に混ぜ込みながら、遥か昔の思い出もそこにまざってくる、とても爽やかで胸が痛くて、でもどこか懐かしくて優しい物語。さすが、万城目さん。大好き。
4投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ万城目学さんの小説を読んだのは、3作目でしょうか。かなり、昔…10年以上前だと思います。 「プリンセス・トヨトミ」「鹿男あおによし」を読んだような…?映画化もされていますよね。 現在と過去を行き来する物語がお得意なのでしょうか。 中編が2編、どちらも面白くて、一気に読んでしまいました。 ◾️十二月の都大路上下ル 女子高校駅伝のお話し。 1年生の坂東は、体調不良の先輩に代わり、駅伝のアンカーを務めることを前日に言われた。 無理と拒否するも、先輩達や先生からの期待にこたえるべく出場した。 一緒に、第4走者からバトンをもらい、アンカーをになった人とは、お互いいいペースで走れて、坂東は区間10位のタイム、32位から29位に順位を上げ、チーム目標の20位台に。 坂東は、駅伝を走っている最中に、観客の中に、7〜8人新撰組の仮装をして伴走している人を見かけた。ゴールした後、その事は忘れていたが、翌日、一緒にアンカーを走った人に会い、彼女もそれを見たと知る。彼女は、ビデオなどを見たが、新撰組の仮装をした人たちは、一切何処にも映ってなかったと。それって…新撰組の幽霊??? ◾️八月の御所グラウンド こちらは、直木賞受賞作。 万城目学さん、今頃ですか? 随分前から、売れっ子作家ですよね? 大学4年の朽木は、就職活動をする気も起きず、彼女には振られ、のんべんだらりと大学のある京都で暑い夏休みを過ごしていた。 悪友の多聞に呼び出され、何故か、多聞の研究室対抗の野球大会に参加することに。朝6時に御所グラウンド集合して試合。全6チームが総当りで、優勝を決める。ただ、その対抗試合は、祇園のママ(70歳オーバーの)ファンの叔父さん達がチームを組んで開催。 1試合目から、寄せ集めチームだったが、何故かゴールド勝ち。 2日後、2試合目は、2人の病人が出るが、急遽、朽木の女性の先輩と、彼女が見つけたその辺にいた男性をチームに入り、勝つ。 1日空けて、3試合目は、もう2人欠場…その辺の男性が、職場の後輩2人を連れて参戦。ギリギリ勝つ。 最初は、全くやる気の無かった朽木だったが、だんだん楽しくなって来た。女性の先輩から、気になる事を聞かされる。試合に参加している3人は、実は、戦時中の人かも…。 この話の謎めいていて、ミステリーのような感じも面白いです。
11投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
直木賞を好きになれないのは、文春主催だから…なんだが、それを一度置いておくにしても、こういうことになるから直木賞は好きになれない。 この本に掲載された2作の中編は面白いし、感動も味わえるけど、直木賞がこれでええのか?そこまでか?このレベルの作品なら他の作家にもたくさんあるだろうし、万城目さんの作品でもこの本を凌駕する出来のものは挙げられるし。 万城目さんを貶めるつもりは全くないけど、直木賞自体はなんとも嘘くさいなぁ、と、そんなことが気になること自体、作品に対して失礼やとは思うが…。 余談 8月15日に向けて彼らが現れたんなら、12月に現れた新選組には何あったんだろう?と思ってWIKIで調べたら慶応3年に天満屋事変っていうのがあって近藤勇が暗殺されかかったらしい。それなんかどうかは知らんけど
2投稿日: 2025.07.19
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万城目学さんの作品を初めて読んだ、大好きになった! 1番目の女子全国高校駅伝に出場する方向音痴な女子高生のお話も、2番目の早朝の草野球大会のお話もどちらも登場人物たちが可愛らしくて、身近な感情や言葉に共感もできて、読んでいるといっしょに体験しているような感覚になって心が温かくなり最高に素敵な時間だった。 京都に行きたい!
3投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ大学卒業と引き換えに、教授から託された「たまひで杯 優勝」を目指す多聞。その多聞に借金があり、仕方なく参加させられる朽木。試合開始は午前6時。いったい「たまひで杯」とは何なのか? 6チーム総当たりの戦いが始まる── 野球は1チーム9人。草野球をされる方ならよくお分かりでしょうが、このメンバーを集めるのはとても大変。でも、野球でなければならない理由が、徐々に分かってきます。 確かに野球を描いていますが、ルールが分からなくても全然問題ありません。物語にも、野球を全然知らない(これから知りたい)シャオさんという女性が出てきますが、同じ立ち位置で楽しめると思います。 …でも、野球好きの人の方が、きっと何倍も楽しめます。 もし、この本を面白いと思われて、他の作品を読んでいない方がいたら、ぜひ『鴨川ホルモー』と『ホルモー六景』を読んでほしいです。万城目学×京都のはじまりですから。 ところで、御所グラウンドって、誰でも野球できるんですね。一般的な公設の野球場と同じような感じで、前月10日に抽選会があって、以降は空いてる枠を早い者勝ちで押さえることができるみたいです。息子が少年野球をやってた時に、チームを背負って抽選会に行ってたのが懐かしいです。 『十二月の都大路上下ル』は、駅伝がお好きな方なら高校駅伝全国大会が舞台であると、すぐにお気付きでしょう。これも12月の京都ならではの邂逅が描かれています。 オーバーツーリズムで、なかなか京都に足が向きませんが、彼ら/彼女らがいた場所に、私も立ってみたいと思っています。
29投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログ鴨川ホルモーから久しぶりの万城目学さんの作品。なになに?あの「ちょんまげ姿のホルモー!!!」の作家さんの直木賞受賞作品。興味津々。 1作目の高校駅伝。青春だ。頑張れ。そこで、えぇーーー??ここでも出てくる?ちょんまげ???思わず吹き出してしまった。 2作目は、じんわり切なくじんわり感動。フィールドオブドリームスを思い出した。 「なぁ、俺たちはちゃんと生きてるか?」 そう、私たちにはちゃんと生きる義務がある。 えいちゃんにここで会えて良かった。
22投稿日: 2025.07.08
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チームで試合することの大切さ、昔の偉人の力の影響など、この本を読んでいていろいろと学ぶことがありました。表題作の他の「十二月の都大路上下ル」も面白かったです。どちらも素晴らしい小説でした。
0投稿日: 2025.07.06
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うわー、これめちゃくちゃ好きです! 「十二月の都大路上下ル」駅伝の最中、沿道を並走するコスプレ集団とは!? 「八月の御所グラウンド」野球をしたかったえーちゃんの想い 勝手に「御所グラウンド」も新選組が現れるんだと思って待ってました。 野球はね、壬生狼はしないですね。
4投稿日: 2025.07.05
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【きっかけ】 直木賞が読みやすいと聞いたので、この本を図書館で借りてみる事にした。 【よかった点】 内容がとにかく読みやすく1人ケラケラ笑いながら読む事ができた。 【残念だった点】 最後の結末は白黒つけて欲しいと思ってしまった。 【まとめ】 読書初心者おすすめ度:5/5 小説の種類 :長編小説 小説の面白さ :5/5 登場人物 :少ない 物語 :200ページ程度 本の種類 :一般書 読みたい季節 :夏と冬 内容 :『十二月の都大路上下ル」の 駅伝の話 『八月の御所グラウンド』の 草野球の話
7投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログ「直木賞受賞作!!」地元の図書館に張り出されてて、気になりつつも中々借りて読めなかった1冊。続編も一緒に借りて読み始めたら、面白いじゃないか!?2冊とも2日程で読み終えました。
0投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログ早朝の野球試合に参加することに。人数不足の危機も何故かそろってしまう。代役で参加してくれた選手は過去の時代の人、、、、?よほど野球がやりたかったのか。 何でもできたはずの学生時代、帰れないけどもっと色々熱中しておけば、、。まだ間に合うか?時間は死ぬまである。
1投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログ図書館に予約して何ヵ月経ったっけ?ようやく順番が回って来た。 大好きな小説家なので、特に前知識も仕入れず読んだ。「グランド」ってことは、何かスポーツの話なのかな?という感じ。 万城目さんの小説といえば、いつも、どうやって思いつくの?という奇想天外な物語がくりひろげられるわけだが、『八月の…』を途中まあまあなところまで読み進めた時、はたと気づいた。 あれ?何の変哲もない青春小説?おかしいなあ、ヘンな出来事も人物も出てこないじゃん? って。 それでも、猛暑の京都で暮らす気合の足りない男子大学生の日常が、ときどきクスリと笑える文章で生き生きと描かれていて、軽快に読める。やっぱり、万城目学はすばらしい!こんな普通の情景を描くときにも退屈させないどころか、どんどん読める! すると、 キタキタキタキターーーッ!!!やっぱり、こうじゃなくちゃね!ってことで、怒涛の後半戦に突入したのであった。 図書館で借りて読んだけど、やっぱり蔵書に決定。さて、単行本にするか、kindle本にするか、文庫本が出るまで待つか、悩み中。単行本は場所を取るから(この本はそれほど厚くはないが)、とりあえずKindle本買って、文庫本が出たらそっちも買おうかな。なんとなくね、紙の本、好きなんだよね。 『八月の御所グラウンド』は、クスリ、クスリと笑いがちりばめられているが、しみじみ、しんみりとなる物語だった。それでも、読後感はさわやかなのである。
0投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログ204ページ 1600円 2025年6月30日〜7月1日 『十二月の都大路上下ル』と『八月の御所グラウンド』の2つの話。全然別の話だけど、どこか根っ子の所で繋がっていて、不思議な体験のその後が知りたくなる。どちらもおもしろくて、すぐに読み終えてしまった。両方とも、そしてどうなったの?と先が気になる終わり方。
14投稿日: 2025.07.01
powered by ブクログこの平和な日本で、何をしているんだ私は あえて言うなら我々は それとは別として、森見登美彦の感じで読んでて、途中我にかえった。ちがうよ、万城目学だ。 先入観っておそるべし
1投稿日: 2025.06.21
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表題作「八月の御所グラウンド」 ちょっと不思議な夏の草野球のお話 鴨川ホルモーのイメージが強い万城目学さんの作品なので、今回も京都が舞台だし…と思っていましてが、どこか温かく優しい物語りでした どこからか現れた助っ人が、戦争没者だったのかも…それが分かっても本人に追求しない、ただ一緒に楽しい時間を過ごせればと思い至るところに、無頓着でありながら追悼の想いを感じられほんわかとした気持ちになりました
8投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ【十二月の都上下】京都を舞台にした女子高校駅伝大会、急遽走ることになった主人公とチームメイトやライバル達との絆があたたかい物語でした。
1投稿日: 2025.06.17
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鴨川ホルモーの作者さんだし、と読んでたら、全然違った。一作目も少し不思議なんだけど京都という場所を舞台にしているからか、何故か納得というかそんなことも あるかもなぁと思いながら読んだ。表題作は…どこにでもありそうな幽霊話がなんでこんなに胸に響くのか不思議。雨で順延になってしまった、たまひで杯最終戦に想いを残した彼らは参戦できたんだろうか。京都だから。野球ができていてほしい。
1投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ万城目さんの話は血がポコポコするような、ワクワクするものが多いけど、これは2篇とも、ワクワクする感じはありつつも暖かい印象だった。新京極商店街と御所グラウンド、京都で行きたい場所がまた増えてしまった。
2投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ2025年20冊目 かなり久しぶりの万城目学作品。 やっぱりいいなぁ〜好きだなぁ〜 切ないのに楽しい、楽しいのに切ない
1投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ表題作の「八月の御所グラウンド」。 京都の猛暑の八月なら何かが起こりそうな気がする。 ゆるく始まった草野球大会。最後はほんのりしんみり、切なかった。 「なあ、朽木。俺たち、ちゃんと生きてるか?」 「それがーーー、俺たちとの約束だろう」 明日、えーちゃんたち三人は来るのかな?来てくれてたらいいな。
4投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ私にとって初めて読了した万城目学さんの作品であり、直木賞受賞作品。『十二月の都大路上下ル』と『八月の御所グラウンド』の2篇からなる作品。京都を舞台にした不思議な世界観を楽しく味わった。どちらの作品も登場人物が個性的であり、愛おしくも感じた。また、中心的な登場人物が出会う登場人物が現実に存在しないものであるといった世界が楽しくて、味わい深く感じられた。万城目学さんの別の作品を読んでみたくなる作品との出会いとなった。 『十二月の都大路上下ル』の舞台は、女子全国高校駅伝。実際に開催されている京都での駅伝大会が舞台になっていて、私の記憶と繋げながら読み進めた。中心人物は坂東、高校1年生。坂東の高校は27年ぶりに女子全国高校駅伝に出場する。1年生の坂東は補欠のメンバーとして京都に来ていた。 坂東は補欠要員として大会前夜を迎えていた中、監督に呼ばれエントリー変更によってメンバーとして走ることを告げられる。しかも5区でアンカー。坂東の複雑な心境が伝わってきてドキドキする。補欠とはいえ、走るつもりのなかった大会に参加するという心境は、想像を超えていく。本番を走るというプレッシャーの要因となっていたものに、坂東の弱点があった。それは、方向音痴だということ。それは、坂東の魅力でもあり、この作品の展開に大きく影響していく。そこが、万城目さんの構成の面白さであり、登場人物の設定の面白さだなと感じる。 大会本番に不思議な現象が起こる。そのシーンは、坂東が方向音痴であることが原因で起こる。だからこそ、何か滑稽な感じがして微笑みながら読んでいた。 坂東が走る区間には、自信に満ちて対抗心を露わにしている荒垣新菜がいた。そういうランナーと走ると持っている力以上のものが出ることもあるだろうな。坂東は荒垣と競り合いながら、必死についていく。その様子は、感情が昂るぐらいの描写が続く。万城目さんの描写が胸を揺さぶる。 そこに、突如現れる歩道を走る集団。それは、羽織袴で新撰組のマークが入っているコスプレのような衣装。「誠」の旗もかかげている。京都ならではかなと感じながら読み進めていくが、違和感も感じる。その正体は何なのだろう。しかし、その集団のおかげで、坂東はコースを間違えそうになるところを助けられた。何とも奇妙な話であり、面白さが増す。そのレースで現れた集団は、レース後の坂東と荒垣の会話で、実在しないのではないかという方向へ。幻を見たのだということ。しかも、坂東と新垣にだけ見えたところが面白い。二人にしかわからない、走っていた競り合っていた心情が伝わってくる。 そして、来年の大会で競うことを誓う二人。青春であり、ライバルであり、まだまだ伸びゆくであろう二人の今後を想像して、明るく前向きな気持ち膨らむ。過酷なレースであるからこそ、分かり合えることもあるのだろうな。競い合った二人にしかわからない、これからのライバルストーリーに胸がワクワクしてくる。競っているのに、高め合おうとしていている感じがする。スポーツの世界には起こりうるかもな。だから、技能が高まり、記録も更新されていくのだろうな。来年での対決を誓い合う二人に清々しさと強さを感じる。駅伝に懸ける熱量が大きいな。競技を目指す人の気持ちには、こういった思いが強くあるのだろうな。それは、他のものでも当てはまるかもな。仕事や生活の中に、メリハリのある目指すものを持つこと、それがあるといいかな。 『八月の御所グラウンド』の舞台は御所グラウンド。そこで、開催される草野球の「たまひで杯」。「たまひで杯」のそもそもの開催理由が面白い。京都のクラブのママであるたまひでを尊んで開催される。何か単純でそこを目指して男たちの争いに滑稽さも感じつつ、のめり込んでいく登場人物たちの描写に引き込まれていく。 この作品の登場人物たちも魅力的で、万城目さんの描写の細かさに魅力を感じる。中心人物である朽木は大学4年生。苦学生だったため、借金の返却の延期の代わりとして参加した。借金していた多聞に誘われて。多聞は大学卒業の単位習得のため、担当教授の指示に従った。つまり、この大学教授がたまひでに好意を寄せているということ。単純な思いを想像すると可愛さすら感じてしまう。別に野球で対決しなくてもとも思うが。それに夢中になる登場人物に感情移入してよっていってしまう。すごいな万城目さんの描写。 その他の登場人物にえいちゃんがいる。このえいちゃんと連れの二人、合わせて計3人が、何やら不思議な存在となってっくる。いや、作品の中で実在しないのではないかという展開に。これは前作の新撰組と同様な状況となる。面白いな。こういう作品を読んだことがなかった私は、その面白さを感じ続けていた。不思議だけど、あったら面白いなとも思う。過去に生きた人が、現在に登場するなんて、そんなことはないといえないのでは、とすら思いながら楽しく読み進める。 この展開に中国人留学生のシャオが加わり、さらに展開が面白くなる。シャオがえいちゃんと沢村栄治の関係を推理していく。そこには、様々な資料から紡いできたシャオなりの立証があった。沢村栄治について詳しく描かれていて、沢村賞やジャイアンツの永久欠番になっている理由も納得がいく。 多聞が率いるチームは、良い成績で1位が狙える位置につけていた。その3人の大活躍と野球素人であるシャオの活躍も重なり、チームは好成績に。いよいよ決戦となる試合。そこに3人の姿が現れるのかという展開にドキドキしながら、ページを捲るスピードが速くなる。 ラストは、緊迫感ではなく、ほのぼのとしたものに。こういう終わり方に万城目学さんの余韻を感じさせる描写がいいなと思う。どちらも競い合う中に描かれる登場人物たちの真剣さと滑稽さが面白かった。読んでいて、ずっと作品世界の中に参加できた。
288投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ京都が舞台 女子高生駅伝、大学の草野球、二つの短編小説 怪奇現象込みの心温まる内容 一般人でも自由に入れる皇室関連施設である京都御所、そこには野球場がある
1投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二編収められている。 二編目の「八月の御所グラウンド」を読み始め、いつ駅伝の話につながるのかと思ったら全く別のストーリーだった。ちょうど「燃えよ剣」を平行して読んでいたこともあり、新選組との絡みを期待してしまった。でもどちらも良いお話だった。 「八月の~」の方は、毎年夏に青春を取り戻しているのかなと思うと切ない。でもそれを受け入れる人たちに温かい気持ちになった。また、時々クスっと笑える箇所があり、楽しく読めた(ちなみに著者の講演を「あの本、読みました?」で拝見したが、面白いおじさんだった)。基本的にライトな文体なのでさくさく読める。歴史ものとファンタジーを掛け合わせたものを得意分野とするそうで、ほかの作品も読んでみたい。
7投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログおそらく10年ぶりくらいに読む万城目学。 京都、八月、万城目学とくればなんとなーく展開の予想がつくというもの。大枠では当たっていたけれど、そうきたか!の展開だった。 直木賞の選評で、林真理子が「日常にふわっと入り込む非日常が、もう本当に巧みである」と言ったそうだが、まさにそれ。するーっと非日常が現れてきて、じわじわ明らかになっていくところにドキドキした。 学生時代を京都で過ごしたので、懐かしい地名や店の名前に触れたのも地味に嬉しい。 とにかく読後感がよい。誰も不幸にならない、優しい、だけどちょっと切ない。 ラストの続きを妄想して勝手に胸が熱くなり、さらに幸せな気分に浸れた。 以下、ネタバレ。 好き!ポイント: ・シャオさんの「アイヤー」 ・シャオさんの「オリコンダレエ」 ・えーちゃんの「真っすぐ、真ん中」 ・朽木の「みんな、野球がやりたかったんだ」 ・懐かしい出町柳、賀茂大橋、セカンドハウス ・真面目なのにどこか可笑しい数多のセリフや描写たち
0投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ彼女に振られ、予定のなくなった夏休み、借金のカタに参加することになった、たまひで杯。 お盆の早朝に野球をしに不思議と集まる面々。 戦争の悲惨さを戦争そのものを書くのではなく、ただ野球がしたかった、と等身大の気持ちだけでライトに書いてあることで、一層の悲惨さを感じます。 表題ではなく1話目の短編は新撰組絡み。 京都という場所が日常と地続きに不思議なことを引き寄せるのにとても合っていました。
35投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログジャンルとしては、感動系のホラーなのかな。不思議で少し切なさもあって、生きてる今を大切にしようと思える物語。直木賞受賞作品ではあるけど、読んだ感触としては、さらっと読めるライト文学という印象だった。
28投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログ八月の御所グラウンド 戦争の惨さを感じさせられた。みんな 生きたかっただろうな、これに尽きる。 京都ならこういう不思議なことが起こってもおかしくない気がする。 シャオさんはどう思ったのだろう、当たり前だけど被害だけではなく加害の歴史も忘れてはいけないと思った。 十二月の都大路上下ル うらやましい!私も高校で駅伝走りたかった!!駅伝出たからといって都大路を走れるなんてことは多分万に一つもなかったけど、駅伝走りたかった!!!トラックが好きで駅伝走れなくてもいいやと思ってたけどいまさらこんな気持ちになるとは... 補欠に入ってるのに試走しないとかあるか?と思いつつ襷渡しの場面とかいろいろリアルで胸がギュッとなった。他校の人とあたたかい会話ができるのもいいな。青春すぎる、これぞ青春。レース中に並走してた2人だけが見た新撰組も京都らしくて良い、京都ならそんなこともありそう。なぜこの2人だけに見えたのかとか謎のままだけどそれがいい!
2投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログなんか、新しいファンタジーというか、一瞬ホラーか!?と思ったけど、スポーツ×ファンタジー的な新たなジャンル、、、なのかなって思った。 野球ファンには感動の一作かも、、、。 最初の新撰組はなんだったのかの方が気になる笑。 自分の中に、「火」はあるのか、自分は「生きている」のか、主人公の自問自答が、読者である自分にも響いてくる。 読書感想文にいいのでは、この本
3投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログなあ、朽木。俺たち、ちゃんと生きてるか? 怠けてしまった時、逃げたくなった時、落ち込んだ時、この言葉を思い出したい。自分で自分を鼓舞するために。 お盆は、平和な時代をちゃんと生きることを、先人と約束する日。生きたくても生きられらなかった人もいるのだから。今、私たちが生きられる時間を、あの頃の若者たちが築いてくれたのだから。
2投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログ万城目学さんの本を久しぶりに読みましたが、おもしろかったです。 野球の話で、不思議な話で、せつない話でした。
0投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ2つの物語は、不思議な体験をするお話であった。 『俺たち、ちゃんと生きてるか?』この言葉にドキッとした。悔いを残して亡くなる方も少なくはないだろう。私は、今を大切に、懸命に生きているか?やれることがたくさんあるのに、何に対しても熱くならず、適当に過ごしてない?今日はいいやとか、いつかやれたらいいかもとか、先延ばしにしてないだろうか。 熱を持った人になりたいなと思わせてくれた、素敵な本でした。
13投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログえぇ〜 どっち〜 とても気持ち良く読ませていただいていたんだ。 こういうエンディングは望まない気分だったのにぃ 爽やかな読書時間を爽やかなまんま終わりたかった。 楽しくプレーしてるとこで終わって欲しかったぁ
0投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごーい短くざっくり概略を書くと 駅伝の出場者も野球しに集まった人たちも 思いを残した地縛霊?に遭遇する話(*´艸`*)
1投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ京都×青春×スポーツ×かつて京都に生きた人々 の物語2篇 表題作の八月の御所グラウンドには若くして戦争で亡くなったであろう人々が登場する 本人たちが自分たちを語る訳ではなく 周りの想像という形で描かれているが、 想像するだに切なくやりきれない 夏という季節もまたその想像が膨らむ 日本人(とはいっても一定以上の年齢の人かもしれないけれども)戦争=夏のイメージがあるからかもしれない
0投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログなめてた!めちゃくちゃ面白かったー!7割くらいまではスポーツと学生と京都のことをなんとなく書いてるイメージだったけど、7割超えたあたりからグーっと内容が変化して、捲る指が止められなかった!最後の終わり方もよかったなー!
1投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ不思議で切なくて優しい、そして京都の綺麗な物語たち。 今は居ないものに対して少し怖さを感じながらも 彼らを思い自分を鼓舞したり, 彼らを思い共に時間を過ごそうとする。 良い人たちばかり出てきて、読んでて安らかな気持ちになった。 新しい青春小説!
2投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログスポーツ青春小説かと思ったら、ファンタジーだった。 京都を舞台にした短編2作品。 プリンセス・トヨトミの原作者なんだ。わかる気がした。ストーリーの面白さ。
1投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ万城目さんらしい、令和と歴史が京都の街でクロスする、現代小説。京都には、あり得ないはずのことも有り得てしまう魔性、想像を超える、畏るるべきものがある。
2投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「みんな-、生きたかっただろうなあ」 「なあ、朽木。俺たち、ちゃんと生きてるか?」 ちゃんと生きるってなんだろう。 突然現れた彼らは、威厳だけをかけたくだらないともいえる代理試合を楽しむことを求めた。 守られた生活を送る私たちは、どうやってちゃんと生きようか。そんなことを考えた。
3投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ図書館にて借りる、第674弾。 (京都市図書館にて借りる、第139弾。) 直木賞受賞作品。 まさか万城目学作品が直木賞を受賞するとは。 私のなかで、万城目学といえば奇想天外なお話を紡ぐ事で有名なのだが、そんな彼が直木賞とは、驚いた。 しかも、直木賞受賞が決まった日に読み始めたので、何だか運命を感じる。勝手に、だが。 短編と中編からなるファンタジーのようなお話だが、これがなかなか味わい深い作品となっている。これで直木賞か、という思いと、これならまぁ直木賞獲るかな、という思いのせめぎ合いだ。 ただ、読後感は悪くないし、私は楽しく読んだ。 星は4つだし、満足度はそこそこ高い。4.0としたい。
0投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログユニークな本を提供してくれる万城目さんの作品です。真夏の京都で寄せ集めの人が野球をする話ですが、とても不思議な気持ちになる作品で、真夏に読むのがいいと思います。 望月信介(流体工学・教授)
0投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログほんのりファンタジー漂う2つの物語。特に表題作がよかったです。京都という土地が時代を超えて出会わせた不思議な幻は、先祖を思う気持ちに似た懐かしさや優しさが込み上げました。ホルモーとはまた違う作風と京都の夏の灼熱を文章を通して味わえます。
0投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった まず京都駅伝で急に補欠から選手に抜擢された高校生が 本番中、なんか変な奴らいるなあっと思っていたら のちにどうもホントの新撰組が走っているのを 見ていたらしい、というのに気づいちゃう話 なーるほど、こーゆー感じの短編集ねーと思って 読み進めてたら 次の話で最後までいった。 メインはこっちになるのかな 灼熱の夏の京都で朝っぱらから野球をする羽目になった大学生 どうやら毎年毎年開催されている、正直やらされる方としてはなんやそれ、と言いたくなるような目的の大会で 優勝必須 友人の卒業のためにイヤイヤ手伝っていたけれど そのうち一本打ちたくなってきて と夏の青春ものになるかと思いきや 人数合わせに加わってきたメンバーがどうも今の人間じゃないのでは、というあり得ない疑問が出てきて俄然面白くなってゆく 野球をやりたくても時代にさせてもらえなかった青年達が 夏の京都に蘇る 送り火が終わっても現れるところに京都の闇?の深さを感じるーーー
1投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ万城目作品、もしかしたら初めてかも。 野球がやりたい、ただそれだけの希望が叶わない時代がほんの数十年前にあった。 ただ楽しく野球がしたい、そんな思いを叶える、年に一度の野球大会。 五山の送り火は終わってしまったけれど、えーちゃんたちは最後の試合には出られたんだろうか。 どうかこの夏も 一試合でも多く、野球を楽しめていますようにと願わずにはいられなかった。
2投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ「十二月の都大路上下ル」と表題作「八月の御所グラウンド」の2作が入っている。 どちらもスポーツを題材に扱った作品で、万城目氏が青春キラキラな作品を書くわけもなく、いえ、青春キラキラなのだけど、そこで終わるわけもなく、おお、そう来たか!と「十二月」はそれでも爽やかな読後感を抱くに至ったのだが、「八月」はややもすると個々の顔が見えずに、ただの《数》として捉えられがちな若い戦死者それぞれの顔を、決してセンチメンタルになりすぎず、でも真正面から個々の素顔を浮かび上がらせた素晴らしい作品だった。 「八月」は直木賞作品だけど、万城目氏が新人だったら芥川賞になったんじゃないかなと思う作品です。この作品は永久保存版。
5投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ終わり方が良いな〜。ストーリーを広げるのではなく、もっと知りたいと読み進んでいくとあれっと終わる。けど納得出来るのがステキ。
1投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ直木賞受賞作。 巻頭の京都での女子駅伝の話。ライトノベル風で、今回のマキメワールドの雰囲気が掴める。 そして表題作。夏休みの京都で芸妓のキスを目指して野球をする。その設定の馬鹿馬鹿しさと人物の軽妙さ、そして野球をやりたいと現れる人々。クソ暑い京都を舞台に手練れた作家の手による蜃気楼のような出来事。
1投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「みんな一、生きたかっただろうなあ」 沢村栄治は野球選手だったことぐらいしか知らなかったが、戦争に翻弄されて命を落とした若き魂に、涙が出た。彼だけでなく、10代20代で出征し、現地で儚く散った若者たちがどれほどいただろう。どれほど生きたかっただろう。 万城目学さんの「不思議体験」と「涙」をセットで描く小説は本当に好き。 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』も然り。
0投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ初めて万城目学さんの本を読んだ。 直木賞受賞作ってだけで、他の予備知識は全くなし。 二作品とも、サクサクと読み進めることができた。登場人物も親しみやすく、作品全体が常に「適温」のような心地がした。淡々と進んでいく物語には、春の散歩のような気持ちよさがあり、物語が転換に差し掛かる場面にも、秋の風のような快さがあった。 なんだか詩人めいた表現をして恥ずかしいが、とにかく心地良い作品だった。 休日の昼下がりに読みたい一冊。できれば土曜日。
0投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ思いっきり京都の色が強い、若者の日常生活の中に紛れ込んでくる不思議なおとぎ話。鴨川ホルモーほどの派手な奇妙奇天烈な感じはないが、余韻を残す不思議さ。若干細かな説明が多いような気がしないでもないが、でもこの雰囲気は好きだった。
8投稿日: 2025.03.12
powered by ブクログ読み終えると、八月、御所Gというワードにあぁ、と納得させられる。あらすじをサラッと読んで、徐々に解像度が高くなり、確かめるためにまた数ページ前に戻って読んで…とあっと言う間に読み終えた。なんとも温かい気持ちになる。これは野球をやるのも見るのも好きなわが子らにも読ませたい。
1投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ表紙が綺麗で且つ直木賞受賞作ということで以前から興味があったので読みました。駅伝と野球を扱ったスポーツの小説ではありますが眩しいくらいの青春小説でもあり心が癒される傑作です。 駅伝のお話や野球のお話に共通して京都が起こした奇跡のような出来事が関係してきます。ものがたりの2編収録ですが少々関連するワードが出るのも好きなポイントです。
0投稿日: 2025.03.09
