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総合評価

427件)
3.8
79
207
91
19
7
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    450頁超えでそこそこ分厚い。面白くはあるので思ったより短時間で読めましたが、生理的に嫌悪感を抱かずにはいられず、一応ハッピーエンドと言ってもいいのに気持ちドンヨリ。継母と小学生男子がデキてるって、フランス書院かよ。いや、フランス書院では醜女と小学生の絡みなんてありえない!?(^^; 両親と幸せに暮らしていた小学5年生の圭輔の人生が、近所に遠縁の一家が引っ越してきてから暗転する。一家の息子で、圭輔と同い年の達也に、初対面のときから悪意を見て取っていた圭輔。しかし、達也は人の心に取り入る天才。彼の企みによって圭輔の家は火事に遭い、両親は還らぬ人に。その後、達也の家に預けられた圭輔は地獄の思いを味わう。大人になり、弁護士になった圭輔のもとへ指名があり、なんと依頼人は強盗致死罪で逮捕された達也で……。 子どもは子どもらしくあってほしいという気持ちがあるからか、悪意に満ち満ちた子どもの話は苦手。邪悪で卑猥、自分の手は汚さずにどんな酷いこともやってのける達也にはヘドが出そう。第一部で描かれる少年時代の話は本当に辛い。第二部では胸のすく展開を期待しましたが、どこまで悪賢いんだという達也に翻弄され、すっきりとはできず。誰だって性善説を信じたい。だけど、絶対に更生などしない人間って、この世にいると思いませんか。

    1
    投稿日: 2017.04.27
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    伊岡瞬著 「代償」 生まれながらの悪人などいないと思うが、作品に描かれている達也などはもしかしたら「善」というものを知らずに生まれ育ったのではと思ってしまう。 「悪い子供はいない、悪い大人がいるだけだ」とはある教育評論家の言葉だが、ではその大人を悪くした一番最初のワルは誰? もしかしたらそれこそ生まれ持っての悪人なのか? 達也の恐ろしさが自分に降りかかって来るようでイッキ読みの面白い作品だった。

    2
    投稿日: 2017.04.14
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    99.9%の有罪率を誇る日本の刑事裁判。 その裁判を自分の思う方向へと誘導し、操り、そして翻弄する。 達也という人間の在り方を考えたとき、こんな人間に生きていく価値はあるのだろうか?と寿人と同じように感じ、そう感じてしまう自分に愕然とする。 幸せだった圭輔の家族に突然訪れる不幸な出来事。 その予兆は少し前から現れていたのに、まだ小学生だった圭輔にはどうすることも出来なかった。 生まれながらにして悪人はいないという性善説は、残念ながら達也には当てはまらない。 自分の手は汚さず、周囲を操り、常に自分の望み・・・他人の幸せは許せない、他人を不幸にしたい・・・を、淡々と叶えていく。 たったひとり生き残った圭輔には、子どもだからという配慮のもと、すべての事実が知らされることはなかった。 大人になってから聞かされた当時の事実に、衝撃を受けた圭輔の心情を思うと胸が痛くなる。 終盤に向けての展開には、ただただ驚かされた。 隠されていた真実、用意周到に張り巡らされた達也の思惑。 過去に光があてられたとき、ようやく見えてくる汚され傷つけられ、虐げられた人たちの辛い思いが浮かびあがってくる。 まっすぎに、自分の中に後ろ暗いものを抱えずに生きていけたら幸せだ。 けれど、100%真っ白な人間なんているのだろうか。 圭輔のどこか優柔不断で臆病な性格は、達也たち親子によって心に深く刺しこまれた楔によって形成されたものだ。 けっして爽快感が残る物語ではない。 辛く、苦しく、やりきれない痛みが、心にじわりと傷をつけていく物語だ。 それでも、読んでよかったと思わせてくれた物語だった。

    7
    投稿日: 2017.04.11
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    最初から胡散臭い感じが伝わってきた。そして、どうしようもないじれったさ、あまりに欲深く人間性の欠如した親子。そんな状態の中で、味方になってくれる人と出会え少しはホッとしたり出来る。しかし、社会人になってまた奴は現れる。関わりたくなくてもその網に自分から懸かってしまう。いつその網から逃れリベンジ出来るのか?天才的な悪人はこれでもかと攻めてくる。じれったさとなんとか一矢報いてくれと願いながら読み進めた。奴が最後までなめた態度でいたことと圭輔が弱腰に感じたところはもうひとつスッキリしない。それにしてもこんな悪人と関わるような事が死ぬまで無いことを願うばかりだ。

    4
    投稿日: 2017.03.24
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    読みやすい文章だし、先が気になって、どんどんよみすすめられたが… うーん。 代償も思ったほどじゃなく(これが限界なのかもしれないが)、登場人物の行動にイマイチ納得できない部分もあり。

    1
    投稿日: 2017.03.08
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    因縁の出来事がおこる少年時代と、成人してからのパートに分かれるが、一貫して悪人の描き方がムナクソ悪くていい。 文章もテンポがよく読みやすい。主人公の行動など若干ひっかかる部分はあるが、それほど気にはならない。 最後はキチンとスッキリさせてくれたので満足。

    0
    投稿日: 2017.03.08
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    少年期に両親を亡くした主人公が、その原因となった遠い親戚の友人の弁護士をする事になり、弁護士として危機に立たされる。根っからの悪党の狡猾な恐ろしさを翻弄される周りの人を描いて際立たせている。

    0
    投稿日: 2017.03.07
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    どんどん引き込まれるように読んじゃえたけど、内容が怖すぎる。こんなこと世の中でホントにあるのか…?ってなる本でした。

    0
    投稿日: 2017.03.01
  • 最後まで止められない

    代官山の蔦屋でお薦めのだったので読んでみました。 物語の大半はとんでもない奴の邪悪な行為に、精神を痛めつけられる主人公 が描かれます。うんざりするぐらいです。 最後は代償を払う訳ですが、想像していたのとは違う最後でしたね。 紹介された通り最後まで止められない感じで読みきりました。

    2
    投稿日: 2017.02.23
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    いやいやこれはなかなかに面白かった! 素直に負けなくて良かった! 小公女セーラみたいだった。→いや違うだろ。笑。

    0
    投稿日: 2017.02.19
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    映画化するし、どうせ邦画だから見ないし、原作を読んでみたくなってはじめて手に取りました。 かなり読み応えがありました! 少し前に、どの描き方も不充分で、主人公にも周囲の人物にもまったく感情移入できない駄作を読み、ものすごくフラストレーションがたまりましたが、この小説はあらゆる意味でパーフェクト! 主人公の幼少期のこと、、、そしておとなになってから裁判でのことが、自然に流れて、とてもおもしろかったです。 早く結末を知りたいと思って読み続けてしまいました。

    0
    投稿日: 2017.02.12
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    本屋の平置きを見て購入。面白かったけど、主人公の壮絶な人生は読んでいて心が痛んだ。世の中、こんな奴がいるのか!?というくらい悪い奴に人生を滅茶苦茶にされてしまう。最後は多少救われるが、読後感は爽快とまではいかない。前半の悲しみが大き過ぎます。

    0
    投稿日: 2017.02.05
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    彼ほど他人の心を操る事が出来る人間はいないと思う。弄ぶことにとんでもない歓びを感じるのだろうか。私には恐ろしさしか感じられない。やっとの事で対抗できた二人と周りの人達に拍手を贈りたい。

    0
    投稿日: 2017.01.30
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    伊岡さんの描く悪人は一欠けらでも情が残るものが多かったが、本作のそれはまさに外道のようであった。伊岡作品としてはとても新鮮でした。 あらすじ(背表紙より) 平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。運命は一転、過酷な思春期を送った圭輔は、長じて弁護士となるが、逮捕された達也から依頼が舞い込む。「私は無実の罪で逮捕されました。どうか、お願いです。私の弁護をしていただけないでしょうか」。裁判を弄ぶ達也、巧妙に仕組まれた罠。追いつめられた圭輔は、この悪に対峙できるのか?衝撃と断罪のサスペンスミステリ。

    1
    投稿日: 2017.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気読み間違いないです! 夢中になって読みました! タイトルの「代償」は、犯人に対する報いとしての意味が主だと思います。 けれど、登場人物、特に大人になってからの主人公の生き方や考え方(直ぐに諦める所など)が実は過去の自分の行為の代償であり、最後には仲間と共にそれらの代償と決着をつける、という意味もあるのだなと思いました。 著者の方が「悪人に報いのある終わりかたを」と話をしていたので、最後はコイツがいかにスカッとする結末になるのかと期待しながら読みすすめ......。 確かに最後に犯人の終わりかたは報いのあるものですが、物理的に痛い思いをするものの、結局は裁判にかけられて..ってそれだけ?? なんて思ってしまいました(笑 けれど、時代劇ヨロシク悪を正義の味方が暴力でこらしめる、勧善懲悪なハッピーエンドな終わりかたをしてしまっては「悪には悪で対処」で、これまで主人公が選択して来た生き方を否定してしまう事になるんですね。 作品中に何度も、主人公の真摯で誠実、法を殊更に守る場面が出てくる。 なぜここまで主人公の誠実さを全面に出したのかは、 そこまで誠実な主人公をなぜ犯人の「悪」と対峙(或いは対比)させたのか。 それこそが、この本で著者が一番言いたい事なんでは、と感じました。

    0
    投稿日: 2016.12.30
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    読みやすかったですが、こんな人いるんだろうか…何故、子供の時から人を操るような方法や言葉を使えたのだろうか? でも、1番不幸なのは、達也だと感じた本でした。子供の時に生き物を殺せるって、やはり怖いことなんだと。 一方で素敵な友人に巡り会えて良かったと、後半は特に一気に読み終えました。

    0
    投稿日: 2016.12.24
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    イヤミス。 他にも読んだことがあるかもしれないけれど、こんな嫌な気持ちになった小説は他にない。 達也が本当に嫌なやつで、気持ち悪さが勝って。 でも先が気になって、読みやすい文章も後押しして、サクサク読めてしまったことが、なんとなく悔しい気もする。 「いつ代償が支払われるんだ」と、ひたすらその時を待っていたからかもしれない。 その「代償」は思っていたほどではなかった。なんだかスッキリしなかった。 でも現代日本でできることで考えると、主人公の性格を思うと、これ以上はないのかもしれない。 ドラマ化しているという情報は知っていたけれど、キャストが自分のイメージとかなり違った。 ドラマオリジナル要素もいくつかあるようだし、どうなっているのか気にはなるが、イヤミスを映像で見るのはもっときついかもしれない。

    0
    投稿日: 2016.12.14
  • Hulu見てから続きが我慢できず…

    原作もHuluと同じく強烈な吸引力で作品に吸い込まれ、一気に読み終えました。先に数話分ドラマをみていたので、登場人物はドラマの俳優さんのイメージで。 多少強引な展開や「ん?」と思って読み返してもよくわからないところがありましたが、続きが気になる気持ちが勝ってしまい、途中からは気にならなくなりました。 読み終えてから、またHuluを見ていますが、それはそれで楽しめています。

    2
    投稿日: 2016.12.09
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    読んでいると、胸にどす黒いシミが広がっていくようにいやーな気持ちになる。序盤は辛くて長時間は読み続けられなかった。 この話に救いはあるのかと、先に最後のページをチラッと見てしまったくらい(笑) 終盤はもう途中で止められないね。 読み終わるまで他のことが手につかなくなる。 いやーな気持ちになるけど、それだけ夢中にさせたということで★4つ。

    0
    投稿日: 2016.11.23
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    ちょっと手に取ったらうっかり読み終わってしまった。いわゆるイヤミス系の話だった。最後までもやもやするし,特に誰かが成長するということもなく,ただただ加害者たちの嫌なところだけが目に付く話でした。

    0
    投稿日: 2016.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全くストーリーを知らずに読んだので意外な展開で楽しめた。普通の家庭に育った少年とそこに絡みついてくる闇を抱えた友人、火事による両親の焼死を契機に主人公の少年の人生が一変するさまが切ない。 しかも弁護士となって身を立てた主人公のもとに再び、大人になった友人が絡んできて、ここからが面白くなる。 多少、脚色が過ぎてドラマティックすぎるきらいはあるもののラストまで一気に読めた。 そこまでの話が派手な分、ラストが少し弱いのが残念?

    0
    投稿日: 2016.10.20
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    少年時代のひと時を共に過ごした2人 1人は弁護士に1人は犯罪者に… と言う今まで何度もどこかで聞いたことのある設定だったのだけど、中身は想像と違っていた 薄気味悪さは宮部みゆきさんの『模倣犯』さながら 迫力ある悪役が出てきます 最後まで夢中になって読みました

    0
    投稿日: 2016.10.10
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    嫌ミスという言葉を初めて知った 第一部は嫌すぎて、かなりナナメ読み どうしようもない悪ってのは、やはりいるもんだなと、物語でありながら考えさせられる。 しかし一気読み

    0
    投稿日: 2016.10.08
  • 腹立つ悪意の天才ヤロー…

    直接自分の手を汚さない悪意の天才と、 その悪意により大切なものを次から 次へと奪われる弁護士。 小学生でそんなヤツいねぇよ!とか、 あんな悪意の天才が終了間際まで 余裕見せてたのに、あまりにもラストが あっけなかったのは残念。 でも、そこを差し引いても僕的には 大変面白かった。 あとほんの一歩←ってとこですが、 何事も完璧過ぎると、つまらんですからね。 一騎打ちではなく、結果的に解決したのは 友達だったけど【笑】 まぁ、謎解きものは好みじゃない割に、 この話しは好きだった。 反吐が出る悪意ヤローに、もっと代償を 払ってほしかったけど。

    15
    投稿日: 2016.09.08
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    この作品も一気読みさせる内容だった。 ラストまで緊張感が続いて、これどうなる?どうなるんだ?とページを捲る手が止まらなくなった。 と同時に、ものすごく胸糞悪くなる感情も湧くので、昨今 流行の"イヤミス”的な立ち位置にあるんだろう。 この作者の本は初めて読んだのだが、よくもここまで悪人の中の悪人を書き出したなあ、と。 読んでもらえれば分かると思うのだが、本当にここに出てくる道子、達也の親子は心底腐ってる、色々な意味で。 主人公、圭輔もこの親子によって大切なものを随分失って運命を狂わされたのだが、唯一の救いは友人の寿人と牛島夫妻の存在ではないだろうか。 最後の最後、汚名と数々の非道のツケを正面切って返した部分には拍手を送りたい。 そして、圭輔の今後の人生が幸せと安穏の日々であることを願わずにいられなかった。

    16
    投稿日: 2016.08.27
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    ○まさかこんな人間がいるとは。テンポよく、どんでん返しだらけのサスペンスミステリとして満足の一冊 なんの「代償」なんだろう、 表紙カバーの写真は何を指しているんだろう。 こんなに分厚いけど、どんな物語なんだろう。あ、二部構成になっている。 ・・・という疑問が生まれつつ、2時間くらいでイッキ読みしてしまった。 第一部。小学生だった圭輔は、楽しく両親と過ごしていたが、そこに入り込んできた遠縁の達也によって、きっと壊されてしまった、と思ったのではないかと読み手が思えるほどには、鮮やかに、楽しい生活は崩壊してしまった。達也の家に居候することになった圭輔は、中学校まで、肩身の狭い思いをしながら暮らすことになる。 第二部は、大人になった圭輔。弁護士として駆け出しだった圭輔に、達也からの弁護依頼が舞い込む。しかしその依頼が状況証拠で絶対有罪な中から無実にせよという案件で、はじめは疑ってかかるのだが・・・ はじめはとっても優しい小説で、そこに単に頭の悪いガキが潜り込んできたのかな、と思っていた矢先に起こる重大な事件。 こんな小さい時から達也は頭が回ったのか、と思うくらいに人を動かし、自分の手を染めない、しかし自分の目的は遂行する要領のよさがあり、件の重大な事件をきっかけに圭輔と達也の関係性が逆転してしまう。 第一部から払拭できなかった圭輔の達也に対する何を言っても逆らえないような感情は、第二部になっても払拭はできていなかったのだが、第一部からずっとパートナーであった寿人の熱意にほだされ、仕返しを誓うのだが、果たして。 はめられてしまう圭輔。はめられ続けると言ったほうがいいだろうか。 途中何度か「えー」とか「ありゃりゃ…」とかを叫んでしまうくらいには、あちこちにどんでん返しがたくさん。達也は阿鼻地獄に落ちてしまえ、と思ったほど。人間が人間を操作できてしまう恐怖も相まって、展開が高速、テンポもよい。サスペンスミステリとしては満足の一冊。

    2
    投稿日: 2016.08.07
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    読みすすめてるなか、嫌悪感を覚えて胸くそ悪くなったが、 この悪人ぶりを描くことが作者の狙いなら大成功なのだろう。 見事に嵌められたということになる。

    1
    投稿日: 2016.07.23