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総合評価

427件)
3.8
79
207
91
19
7
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    『代償』 伊岡瞬 著 2014年。 1.購読動機 「この本を読み逃した 代償 は大きい!」 と訴求され、手にとった一冊。 2.総括 結論は、⭐️ 5個の読了感でした。 謎解き ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 運命のいたずら ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ タイトルの納得感 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 3.著者のコメント 解説より 「過去の作品。  犯人、悪役にも事情あり。    代償の作品は、根っからの悪人。  それを描いてみたかった。」 「捕まるのラストで終わらせるのはどうかと。  根っからの悪人にふさわしいラスト。  それを描けた。」 4.あらすじ 両親と仲良く平和に暮らす小学生。 彼に、突然の事故が振りかかります。 自宅全焼。 両親は死亡。 検体から睡眠薬が出るも事件性はなく事故処理。 その後、従兄弟の両親に引き取られ、歯車は狂いだします。 食べるもの、着るものに事を欠き、両親の遺産は全て従兄弟の両親へ承継されることに、、、。 そんな彼がどのような成人し、どのような代償をどんな理由で背負う理由があったのか? 1.幼少期の自宅全焼、両親死亡 2.従兄弟の父親の失踪 3.従兄弟の回りで起こる不審な事故、事件 4.従兄弟が成人。殺人未遂で逮捕、拘留。 5.4.の事件重要参考人の失踪。 少なくても、この5個の事象がラストにむけて結合していきます。 2021年の名刺代わりの小説10選。 こちらにノミネートする小説となりました。 #読書好きな人と繋がりたい。

    21
    投稿日: 2021.05.29
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    読んでて(言葉は悪いけど)胸くそ悪くなってきた。 途中で辞めたくてもそれでも先が気になって、辞めちゃいけない気がして読むスピードは止まらず。 特に第二部からの疾走感がページを繰る手を止められず、これ以上不幸が起きないで〜とドキドキしながら読了。

    3
    投稿日: 2021.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気読みミステリー。難しい用語はなく登場人物も絞られていているので、頭に負担がかからず非常に読みやすい!しかし、主人公圭輔の境遇があまりにも過酷すぎて、終始心が苦しい…。達也の生い立ちもまた壮絶。異常な家庭環境が要因となり、最悪の犯罪者が出来上がってしまったのかな。なんにせよ、達也がこのまますんなり断罪されるとは思えない。これから更に、圭輔は辛い過去と対峙することになるんだろう。どうか、彼の過去が救われますように…。

    1
    投稿日: 2021.05.23
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    ほぼずーーっと不快だけど面白い! どうにもならない怖さ、一気読みじした。 が、これ嫌いな人は全然ダメでしょうね。

    2
    投稿日: 2021.05.17
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    平凡な少年圭輔は、ある日突然家が家事になり、 嫌いな少年達也と一緒に暮らすことになった…。 というところから始まる物語で、結構気持ち悪いシーンが多かったが、色々な出来事がうまく繋がっていく感じが気持ちよかった。 文体が読みやすく、真相が気になって、1日で読破。 イヤミスは初めてだったが、また別のイヤミスも 読んでみたい。

    1
    投稿日: 2021.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直な感想を述べると 「もっとスカッとしたかった」 というのが本音である。 ラストでの達也に対して。 それぐらい酷い、絶対的な悪人であり姑息な人物として描かれているのである。 特に第一部で圭輔に降りかかる悪夢のごとき不幸は、小説であるにも関わらず息苦しくなるほど。 達也というあまりにも強すぎる悪に対して太刀打ちできない状況で、束の間の平和もある意味予想通りに壊されてしまう。 どうやらこの手の描写に弱いらしい。胸糞悪くなった。 そして第二部。 またしても彼らが近付いてきて苦しくなる。 そして翻弄される圭輔。 それでも昔と違って少しだけ強くなった圭輔が、周囲の協力も得て何とかしていく様子に安堵する。 何だか小さい子を見守る親の様である。 最終的には友人の寿人が名探偵っぷりを発揮して達也サイドの内部崩壊を呼ぶわけだが、 ここは少し上手く行き過ぎな感も。 でもスッキリした。 兎にも角にも久々の当たり小説である。 苦しい思いをしながら前半を読み切れば、徐々に明るい兆しが出てくる。オススメ。

    6
    投稿日: 2021.05.04
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    しょーもない男、達也に好きなように人生を振り回されていてイライラしたけど…最後は気持ち良い終わり方でイライラ解消!! 圭輔の未来が明るくなりそうで良かった良かった。

    5
    投稿日: 2021.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2021.4.27読了。 ああああー胸糞悪い。 幼少期は読んでて鬱々してしまったが、最後の50ページくらいで一気に物語が加速して、なんとか後味の悪さにやられないように読み切った。 屑人間の親子に関わってしまったが最後、人生で失ったものがあまりに大きすぎる主人公。 達也みたいな人を苦しめても罪悪感もないような奴がノウノウと生きていることが辛い。 中学生までは、恐怖と無気力で立ち向かうことができなかったのは仕方ないとしても、弁護士になってからもあまりに達也の言いなりすぎないか?それも達也のマインドコントロールなの? 両親に睡眠薬盛られて、母親を凌辱されて、 弁護士として業務停止になるかもしれないのに紗弓を告訴しなかったことも、プライドないんか?ってちょっとイライラした。 未果のその後を気にかけていなかったのも… 伊岡瞬の作品は悪寒に続き2作目だけど、主人公にそこまでの魅力を感じられないんだよなぁ。 最後は母親が達也を裏切って代償を与えるってのもスッキリしない。きもすぎ。 結局出火の原因は圭輔だったのかなぁ…

    0
    投稿日: 2021.04.28
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    悪人の企てがことごとく上手くいく。被害者である主人公の目線で読むと苦しくてたまらない。家族や好きな仲間にも悪影響が及び、生きる苦しさが増すばかりの話が最後になってようやく・・といった流れでした。 現実にはここまでの悪人が身近に居ないので、もし居たらと思うと背筋が少し寒くなる。こんなに苦しい現実に直面したら、耐えられずに復讐を考えるかもしれないと思ってしまった。

    2
    投稿日: 2021.04.10
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    伊岡瞬さんの作品、本当に面白いです!! この作品の設定や構成には、びっくりしました。 主人公の、あまりにも綺麗すぎる考えが時折、わたしを苛立たせるんですよね。こんな気持ちは初めてです。真っ直ぐな根を持った主人公の境遇は、次第に汚れていく。ここでも主人公は何もできないと悟っているんです。 この作品は、主人公の成長の物語だと解釈しました。そこに題名、代償の意味が浮かぶのではないでしょうか

    1
    投稿日: 2021.03.24
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    根っからのクズが最後にちゃんと報いを受けるのはスッキリする。とはいえ主人公の受け身体質は好きじゃないし、相手の言うことも聞かずにボロクソ言う女も好きじゃない。太田愛の幻夏と続けて読んだのがタイミング悪かったかなぁ…あなたちょっと甘いんじゃない?って言いそう。

    1
    投稿日: 2021.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白すぎる!本性、悪寒も読んだけどダントツで面白い。描写がリアルで、最後の最後まで徹底した伏線回収。複雑な主人公の気持ちと絡む鬼畜すぎる犯罪者のやりとりが幼少期の丁寧な土台から作り上げられていて、物語に嫌というほどのめり込む。 手を下さないで人の心を操って高見で笑うそいつを、最後はトラウマと向き合って乗り越え、代償を突き付けることができてすっきり。

    2
    投稿日: 2021.03.20
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    巻末の解説で、香山二三郎さんがこの作品を「後味の悪い嫌なミステリー通称”嫌ミス”人気の高い昨今の犯罪ミステリーで話題に取り上げられる人の心を操り、命までもてあそぶ個人中心のあやつり犯罪小説の典型というべきか」と紹介している。 現実にあるよねって、ところが、確かにいい。達也の生い立ちは、どう形成されたのか気になる。寿人の存在が救われる。伊岡瞬さんの著書は、本性に続き2冊目。他も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2021.03.15
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    面白かった。途中読んでいて胸糞悪いし、ここまで出来る奴はまあ、でも、いるんだろうなと気分が悪くなったが、信頼し協力してくれる友人がいて救われる。ラストもよかった。もう少し達也には制裁を加えたい。

    12
    投稿日: 2021.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    割とメンタル弱ってる時に読み始めたので、第一部はまじキツかった。 途中で読むのをやめようかと思ったけど、ここでやめたらもっとメンタル弱るー、早く圭輔に救いをーっと思いながら頑張って読んだ。 もう本当に達也と道子が気持ち悪くて胸糞悪くてため息つきながらページ捲った。 そして第二部、圭輔が弁護士になってて、あいつらからも離れられたのに、再会して弁護を引き受ける圭輔にイライラしたけど、一度支配されてしまうと簡単には抗えないのかなと思うと圭輔が不憫で仕方なかった。 そして少しずつ真相が明らかにされていくけど、本当に救いはあるのか?とモヤモヤ止まらず。 達也の言ったことをそのまま鵜呑みに行動する紗弓も腹立たしかった。 最後の最後までモヤモヤしたまま読み終えたけど、、わーーーまったくスッキリしない!!! え?これが代償? 人生をめっちゃくちゃにされた圭輔に対して、この程度が代償??? 達也に人生めちゃくちゃにされたのは圭輔だけじゃない。 圭輔の両親や美果以外にも自殺者が何人もいたし、達也に対してこの程度で済んでしまったことになんともやるせない気持ちになった。 もー本当に読後感悪い。。 でもこれが作者の狙いなのかー?!

    0
    投稿日: 2021.02.27
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     ドキドキが止まらないまま物語が進んでいきました。人によっては心苦しく思うような場面も多々あるのではないかと思います。しかし、最後まで読んで良かったと思えました。久しぶりに一気読みしてしまった作品です。

    3
    投稿日: 2021.02.13
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    こんなにも酷いものかという物語で、読んでて心が痛くなってきた。そして最後もすっきり終わる展開ではなくて歯がゆい。 世間にも同じような輩がいないことを切に願った。 ただこれが井岡瞬作品の特徴でもあるのだなと感じた。

    1
    投稿日: 2021.02.02
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    ミステリー史に残る“胸糞な展開”に内臓を鷲掴みにされる。 意外が意外を呼ぶ法廷内外の攻防劇に息を呑む。 時を忘れページを繰る手がどうしても止まらない…本書は、手にとった読者にすら、その『代償』を求める!! ************************************* ・テーマ/世界観 ★★★★ ・背景描写    ★★★★ ・キャラクター  ★★★★ ・インパクト   ★★★★★ ・オリジナリティ ★★★★ ・テンポ/構成  ★★★★★ ・文章/語彙   ★★★ ・芸術性     ★ ・感動/共感   ★★★ ・余韻      ★★★★

    1
    投稿日: 2021.01.29
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    奥山圭輔ー主人公 前半は辛すぎて読むのが苦しかった。泣くと言うより慟哭に近い。年端もいかない子供、女性ものは 弱いのです。途中で投げ出したかった。 本来なら何不自由なく暮らせたはずなのに 縁「それも悪縁」によって人生が変わっていく。 浅沼達也は 自ら手を汚さずに人を地獄に落とし、 それを悪とも思わない、 平気で人を操り、思うがままに他を陥れていく。 気味が悪い、吐きそう〜、逃げたい 圭輔が操られていく。 世界中で1人であっでも、たった1人の理解者 味方によって、人は生きていけるそれが諸田寿人の存在。また、牛島家族である。 達也からの痛ぶり 本文よりー あまりに理不尽な仕打ちを受けると ある一線を境に恨みに思う気持ちが薄れていく と、犯罪心理学の世界にそんな説がある この作品はそのままだ。 これでもか、これでもかといたぶられていく。 最後の方には圭輔は こいつには逆らえない。 生きている限りきっとこの男には逆らえない。 こうした習性から 圭輔にはいつしか身についた癖がある。 「世の中には理不尽が満ち溢れている あらがうよりも 受け入れた方がずっと楽だ。」 実際、代償「表題」の意味 わかってないかもしれない。 誰が? 何の? どれが?どなたか教えて! 感情ばかり先に走り この理解力のなさ、ー情けない。

    26
    投稿日: 2021.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    達也とさえ出会わなければとしか言いようがないです。 100%自分に非がなければ大人になってからの物語は変わっていただろうに、そうはいかない所、自分のせいではなかったり悪事を働いた犯人がわかってようと、自分の行動が100%正しいと言い切れないことが仇となっている所が、現実味がありしんどい。が、物語るとしておもしろみがある所。 達也親子とさえ親戚でなければ。 そう思いながらも、達也と道子がなぜああなったのか、どうやってそうなったのかとどうしても気になってしまう。 もはや達也親子がなによりも可哀想にも思えてくる。 最後も上手く締めてくれていて、もやっと終わることもなく、無駄にスカッとしすぎる内容でもないので割と好みでした。

    2
    投稿日: 2021.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    平凡な家庭に育った小学生の圭輔は、彼にとって不幸な事件のため、遠縁で同学年の悪魔のような達也の家で暮らすことになる。読んでて辛くなる(何でここまで卑屈なの?)。 その後長じて弁護士となった圭輔のもとに、逮捕された達也から弁護の依頼が来る(何で卑屈を引きずったまま断れないんだ!)。そして達也の巧妙な罠で裁判でも翻弄される。 450ページの長編の内330ページくらいまでは、圭輔の弱さと達也の悪魔的な巧妙さで人間の醜さとそれに屈する弱さから来る無力感にイライラする(結構「吉田修一」っぽい)。 しかしその後、332ページ目くらいから友達の寿人の友情により巻き返しが来て最終的にほホッとする(勧善懲悪的な爽快感まではない)。 最後まで耐えて読めばリーガルミステリーとして非常に面白い。好きな作品。

    3
    投稿日: 2021.01.09
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    代償  他人に与えた損害のつぐないとして、それに相当する金品や労力を差し出すこと。 って事なんやけど、こんな損害与えたら償えんな!差し出すのが自分自身としても… 作者が、根っからの悪を描きたいというのには、合ってるけどね。達也… でも、描きたいものには合ってるかもしれんけど、読む方は、ムカつくこと頻り。 キッチリ代償払って貰いまっせ!というほど払ってないのが悔しくて… でも、実際には、ずっと悪のまま、何も払わず終わるヤツもおるんやろな…ってイヤな考えが浮かぶのもあって…余計にツラい…

    25
    投稿日: 2021.01.09
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    主人公が達也にいいように弄ばれて、全てを達也の考えてる通り、やりたいように、動かされる。 最悪の結果になるまで行動ができない主人公と、弱者をこき下ろしてなぶり倒す達也の性根の悪さにとにかくムカつく笑 本の2/3まではかなりムカつきながら読み進めてて、こんなに腹が立った小説は今までにない! ※勿論、物語上の達也に腹を立てた訳で、本の内容自体の批判ではないですヨ ここまで感情移入ができる本も珍しく、高評価とした。

    3
    投稿日: 2021.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友人何人かが読んでた本 おすすめっていう人もいれば、胸糞悪いよほんとっていう人もいて、結構な評価だなあと思ってたけど、後者に完全に同意、読んでてずっと良い気はしなかった、むかむかする感じ 小さい頃と大人になってからの話で構成されている本、構成も文章も難解ではなくて本自体は読みやすいけど、いや本当に、主人公の少年期が不憫すぎて、達也が嫌なやつすぎて、全然進まなかった

    1
    投稿日: 2021.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幼少期と大人になってからの二部構成。 幼少期はこんな悲痛なことがあってなるかと、ほんとに心臓を雑巾絞りされてるみたいな感覚になった。タイトルの「代償」の意味を考えながら、圭輔に幸あれ〜と思ってた。 大人になってからはびっくり、努力して弁護士になったんだ…弁護士からの話は、達也にやられっぱなしなのか、意図してやられてるのかがわからなくてやや不思議だった。大人なんだからやり返せばいいのにとも思うし、そうさせない、従わざるを得ない達也の不思議な力があるのかなぁとも思う。達也はやばすぎるやつだけど、サイコパス感はちょっと薄いというか、帯を見るまであまり感じられなかった。(あ、これサイコパスの話か。みたいな)あえてそういう書き方なのかもしれないけど、もっと達也のサイコパスをガンガン出していったらもっと怖かったかも。。もう少し考察してみよ〜っと

    1
    投稿日: 2020.12.29
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    素敵な両親に恵まれて生活を送る主人公の圭輔が、たびたび家に顔を出す親戚の不気味な親子に人生を狂わされる物語。 圭輔の幸せな人生からの転落の過程は、読んでいるだけで苦しく、吐き気を催すくらいにおぞましい内容だった。しかし、苦しくつらい場面を乗り越えたあとは展開が早く、目を離せなかった。久しぶりにわくわくしたミステリーだったので、同じ作者の他の作品も読みたい。

    2
    投稿日: 2020.12.17
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    不幸な境遇のため、遠縁の達也と暮らすことになった少年・圭輔。新たな友人・寿人に安らぎを得たものの、魔の手は容赦なく圭輔を追いつめた。長じて弁護士となった圭輔に、収監された達也から弁護依頼が舞い込み。(e-honより)

    0
    投稿日: 2020.12.14
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    リーガルミステリーで面白いと感じたが、人間関係があまりにドロドロして、というか胸がムカムカするような題材で、読んでいる最中も、読み終わったあともあまり後味の良い内容ではなかった。 自分には合わなかったが、こういう作品が響くタイミングもあると思うので機会を見てまた読み直したい。

    0
    投稿日: 2020.12.10
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    帯にあった通り、こんなにイライラするヤツも珍しい。 それでも一気読みに近い読み方でした。 誰の代償の話なのか? それにしても、イライラしすぎて、 面白かったけど 当分再読はないだろうなぁ。笑

    24
    投稿日: 2020.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第一章 読みはじめてから、何度も何度も手が止まり... こりゃ、久しぶりに放置本になるか? って思うほど。 少年犯罪は苦手だ。 悪意の意味も、罪の善悪も、 実感できずに犯すからだ。 処罰もされず、被害者の怒りの拠り所もない。 無抵抗な少年は、口も心も閉ざして 壊れていく 第二章 主人公が弁護士になっていて、 彼が地獄から救われたのだとほっとした。 更なる被害が訪れるのは想像どおりだが。 嫌悪感で苦しくて、止まり止まり読み続けて 次第にがっつり掴まれて 怒りのあまり読み続け 厳罰に処される達也を見届けなければ 怒りがおさまらん!~_~; と一気に読み切りました。 ずぶずぶに濃い内容だったから、 できればラストはもっと断罪部分を明確に 描いてもらえたら スカッとできたなぁ スカッとしたかったです。

    4
    投稿日: 2020.12.08
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    初伊岡瞬作品。 長きに渡り積読で寝かし続けていたが、もっと早く読めば良かったと思うほど夜を徹して一気読み。 登場する悪役の非道たるや否や(あかん、めっちゃ腹立つ、ごっさムカつく)と久々に怒の感情が湧き上がったほど、物語に惹き込まれた。 結末に望んだ悪への制裁は、罰は、正義への代償は、私には少々物足りなかったのだけが残念だったが、他の積読本も楽しみに感じさせてくれた作品であった。

    41
    投稿日: 2020.12.06
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    おぞましかった。 こんな極悪人、身近にいなくて幸いだ。「全く人を顧みない、全く反省しない根っからの悪を書いてみたい」との思いから生まれた作品とのこと。 現実に転がっている話かもしれないが、もちろん私は無縁でいたい。

    12
    投稿日: 2020.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    始めから最後まで達也と道子は悪いやつで、どうやって成敗できるかという話。 達也は悪いやつそうな見た目と態度で悪いやつで、道子も醜い容姿で悪いやつ。 そこに意外性とかは全くなかった。 楽しめた。途中から面白くなってきて、そっからはそんなに盛り上がりもなく終わったなという感じ。

    0
    投稿日: 2020.11.22
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    電子ブックにて、読了。 一気読み。こんなやつ、いるのかなあ、というのは、自分が能天気すぎるのか?子どもの頃からの悪って、家族の中で培われるんだろうなあ。 最後が、ちょっと中途半端かな。4.5くらいでしょうか。

    4
    投稿日: 2020.11.08
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    第一部、幼少期受難編と第二部、法廷&推理編の二部構成のストーリー。 感情移入してしまうと、とにかく辛かったです。出来るだけイライラしない様に心掛けながら読みました。 良く言えば、それだけ引き込まれてしまうストーリーなんだと思います。 伊岡作品要チェックかも…

    11
    投稿日: 2020.11.05
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    お話だと分かっているのにこれほど吐き気がするくらいに気分悪くなる小説に出会ったことはない。後味もすごく悪い…。でも読み出したら途中で止められず一気読み確実!!

    1
    投稿日: 2020.10.31
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    物語の始まりで起こる事が辛すぎて なかなか読み進められなかった 〝お話” なんだって割り切れない切なさで… 読むのに時間かかったな~

    4
    投稿日: 2020.10.30
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    第1部は、小学生時代 第2部は、新人弁護士となった圭輔。 奥山圭輔  小6の時火事で両親を失い、中3迄浅沼家へ 奥山正晴  圭輔の父 奥山香奈子 圭輔の母 佐和子   圭輔の伯母、秋田の角館で母を介護 浅沼達也  小5の時に近所の古団地に越してきた 浅沼道子  達也の継母、香奈子のまたいとこ? 浅沼秀秋  達也の父 死神のよう 姿を消す 富樫    道子を圭輔の後見人にする手続を行う 諸田寿人  中学同級生、読書家、実家は北海道 木崎美果  中学同級生、達也達から性的暴行受ける 松田    中学の先輩、美果に性的暴行を加える 牛島肇   寿人の親戚、大学教授 35才 牛島美紗緒 肇の妻 32才 稲沢    弁護士。肇の友人 氏名不詳  作業ジャンパーの男、道子の愛人 奥山圭輔  新人弁護士 24才 諸田寿人  ライター助手 萱沼勝   ノンフィクションライター 白石慎次郎 法律事務所オーナー弁護士 白石真琴  慎次郎の娘、弁護士 海老沢公一 先輩弁護士 渋谷美和子 事務員 安藤達也  旧姓浅沼 本間殺害の被告人 安藤道子  浅沼、門田を殺害。達也と関係あり 本間保光  丸岡運輸勤務、事務所で殺害された 本間寿々香 保光の妻 茂手木一之 検事 佃紗弓   道子のスナックで働く 美果の妹 田口優人  紗弓と同棲 浅沼秀秋  群馬県山間部の土砂から白骨で発見された 木崎美果  薬の大量服用で多臓器不全、享年19才 門田芳男  作業ジャンパーの男 55才 浜田みち恵 門田の元妻

    6
    投稿日: 2020.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後があっけなかった印象。 あの暴露会議の後で、逆上した道子が何かしてくる可能性は容易に想像できただろう。いかに久しぶりに酒が入ったとはいえ、あまり細かい芸当の出来なそうな道子が、達也に気付かれずに毒を入れることも、達也が警戒せずに飲み物を口にするのも、かなり難しいのでは? 前半の圭輔の無抵抗な状態は、いわゆるラーンド・ヘルプレスネスに近いと思うけれども、そういうことを知らない人も少なくないので、そこをもう少し書いても良かったかな、と思う。 あまり説明的になると話の流れを妨げるので、難しいところだけど、そういう現象があることを知らないと、圭輔が単に気骨のない人みたいに見えてしまうかも。

    1
    投稿日: 2020.10.21
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    自分の手を汚さずに、言葉巧みに人を陥れていく達也。両親を火事で亡くし、多感な中学時代を達也の家に身を寄せなければいけなくなった圭輔。唯一の救いが圭輔に寄り添ってくれる友人の寿人とその叔父さん叔母さん夫婦だった。 とにかく久しぶりに物語に入り込んだ。

    0
    投稿日: 2020.10.19
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    伊岡瞬さん初読みでした。最初はやっぱりこの作品をと思い読みましたが、これは伊岡作品ハマる予感。小説の帯にも書いてありましたが…これほどまでにムカつく悪役は本当に出会ったことがない。読書中の胸騒ぎ・ムカつきがすごかったです。ラストはホッとしました。

    2
    投稿日: 2020.10.11
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    不幸と言っても良い少年の生い立ちを作る、一人の男。 悪の天才。 どこか感情移入をしてしまい、胸糞の悪さを感じる。 人間って簡単にマインドコントロールされてしまうのかと。 中盤のどんでん返しでかなり物語の真相への期待値が上がるが、期待値が上がり過ぎたのか、少し淡々と進む感じもあったかと。 とはいえ、面白かった。

    2
    投稿日: 2020.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読書記録です。まだの人は絶対に読まないでね。 平日仕事で疲れた週末、本を読むことが楽しみのひとつなのに、なんでこんなに重い本を読んじゃったんだろう…最初の方は読んでて辛かった。途中でやめようかとも思ったけど、タイトルを信じて読みきった。すっきりしたような、ちょっと不完全燃焼っていうか…なので星は3つ。でも、すっきりした後日談まで書いて欲しいと思うようになったら「○○警察」的正義感になっちゃうんだろうか。 怪物が出来上がったナゾ、だけど。私的な感覚だけど、家庭内に「見下していい存在」があるシンデレラ家庭で出来上がりやすいような気がする。それも幼少期から刷り込まれたらどんな怪物が出来上がってしまうのか。主人公にとっては、問えない罪を償わせたい息子の代償が大きくうつるだろうけど、それよりも大きな代償を払うべきは、問うことのできる罪(殺人)だけでなく、怪物を育ててしまったという問えない罪の方が重い母親だと思う。

    3
    投稿日: 2020.09.13
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    胸糞小説!だけど、展開が気になって結局ほとんど一気読みだった。終始胸糞悪い。やられたら、さっさとやり返せよ!!と思っている自分の力動にも胸糞悪かった。でも、ほかの作品も読んでみたくなった。

    6
    投稿日: 2020.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく胸糞悪い話だった。幼少期に親レイプされて殺されて、初恋の人も自殺に追い込まれて、何年も経って現れたすべての犯人に、弁護士になった自分もハメられて…。どの話もイライラして読んだ。スカッとする瞬間がない。

    1
    投稿日: 2020.09.07
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    読みやすかったが、前半の細かい描写に対して最後はあっけない印象。 達也の数々の悪行に対し、これが代償?という感じでした。

    0
    投稿日: 2020.08.24
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    嫌な気分になるのに、読み進めてしまう。 設定に無理があるのに、こんな人いるかもって思ってしまう。 これが筆者の力量?とすれば、参りましたとしか言えない。続編の『悪寒』も読みたくなった。 タイトルの『代償』は、達也に向けてだけではなく、圭輔にも当てはまるような気がする。

    1
    投稿日: 2020.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    圭輔に理不尽につきまとうサイコパスの達也。ことあるごとに圭輔を不幸にする。両親を睡眠薬で眠らせ、母親を凌辱、直ちに起こる火災により両親が死亡。身元引受人となった達也の母親。この母親がさらにサイコパスだった。圭輔の両親の保険金、財産全てを我が物にするサイコパス。10年後、圭輔が弁護士となっても、達也は自分の事件で圭輔に弁護を依頼し、サイコパス2人は圭輔を陥れる。圭輔には小学校からの知り合いである寿人が傍らにいてくれ、圭輔を支援した。最後には2人から代償を勝ち取るが、あまりに失ったものが大きく、重すぎた。

    29
    投稿日: 2020.08.20
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    あんま〜り主人公が報われてない感。失った物が大きすぎる割に得たものが少ない。主人公が不幸すぎるので本当に幸せになって欲しいけど、達也&道子はこの後も主人公の人生に影を落とし続けるんだろうな。

    7
    投稿日: 2020.08.19
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    割と読みやすいミステリーだった。最近ミステリー読んでないな〜っていう人におすすめ。他の方が言うように、やや重めなストーリーではあるけれど。 ただ、先輩弁護士との淡い恋模様とか、歪んだ性癖みたいな描写ってそこまで必要かな?とは思った。 読みやすいミステリーとしてはよかったので、この作者の他の作品も読んでみようと思う。

    1
    投稿日: 2020.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんといっても序盤から中盤にかけては、主人公圭輔の悲惨さを耐えるのが辛い。全く上向かない人生に読んでいるこちらまで悲しくなってくる上に、達也の所業の胸糞悪さは、正直今まで読んできた小説の悪役でも群を抜いてた。あとがきを見ると、敢えて狙っていたらしいが、ここまで悪役を悪に徹しさせることができのは素晴らしいとさえ感じてしまう。 しかし、肝心のオチ(代償?)が少し弱いうえに、推理パートはほぼ寿人の独壇場になっていた点からすると、圭輔はもう少し活躍、報われても良かったのではないかと思ってしまう。まぁ、そう思わせてしまうのも達也の凄さなんだろう。

    4
    投稿日: 2020.08.17
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    話題作とは知らなかった。 あっという間にのめり込み、流石 沢山の方が面白いと認めた作品だなと感服。1章と2章のタイムトラベルがやや気になるが、それでもこの内容をこのサイズ感まで抑え手に取りやすく、そしてとても読みやすい。 気付いたら、悪に侵された人間の不幸を望むのは正義だと、私自身も歪んだ正義感を振りかざしていた。気付かせてくれてありがとう。

    35
    投稿日: 2020.08.09
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    『悪の教典』くらい胸糞が悪くなる作品。 とは言えどもノンストップで読み切るほど展開が気になって面白い。 早く代償を払わせろ、という期待があるからかもしれない。 主人公がいきなり弁護士になったのが奇跡だとは思うが。

    4
    投稿日: 2020.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで飽きずに読めたのはよかった。 が、とても不愉快な人間 欲しいから奪い取る ムカつくから奪い取る 寿人くんとみかさんとの友情もきっと妬ましかったから壊したのだろう。 主人公に、寿人くんが話しかけてくれた瞬間は私まで嬉しくなった。 感情の揺れ幅が大きくなる作品 最期、もっと苦しめと思ってしまった 全ての罪を白日の下に晒すのは難しいんだろうな…

    2
    投稿日: 2020.07.19
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    胃もたれするようなリアルな描写ばかりで、それが少し癖になるというか…… 読みやすいですし次が気になって一気に読み進めてしまいました。おもしろかったです。

    1
    投稿日: 2020.07.18
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    本を買ってその日に一気に読み終えました。 残酷で、一部の少年期から二部の青年期に一気に飛んだ感じがして、もう少し詰めて書いてあってもいいかもしれません。読み応えはありますが、この感じが良いものなのか、疑問は残りますが、描写がとにかくエグいですね、いわゆる大人向け。

    1
    投稿日: 2020.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が首謀者でありながら、罪に問われないよう相手を心理的に誘導し、犯行を行う人物が主人公を翻弄していく。「いやミス」的な要素もあるサスペンスミステリーである。 主人公の少年時代と成人してから、という二部構成になっており、その時間おいた展開も面白い。 第二部は法廷劇をメインである。主人公が少年時代に精神的、肉体的に痛めつけられた悪の根源であるような人物を弁護しなければならないという、矛盾をはらんだ立場で話は展開していく。「一体、主人公は諸悪の根源のような登場人物に打ち勝つことができるのか」とハラハラしながら読み進めることになる。最後の最後まで安心できない展開で息つくことができない。本の帯に「一気読み絶対保証」「イッキ読み必至」の文が踊っているが、まさに私も睡眠時間を削って一気に読んでしまった。

    1
    投稿日: 2020.07.13
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    全体通して、気分の良いものでは全くなかった。前半は主人公の少年時代。ただただかわいそうで、見ていられない。後半はどうにか反撃してくれという思いだけで読み進めた。

    1
    投稿日: 2020.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく圭輔の子供時代が辛い境遇で、子供故に抜け出す術もなく、読んでいて辛かった。 一方、一緒に暮らすことになった遠縁の達也は他人の痛みを微塵も理解しない自分勝手な子供。 友人の親戚の計らいで達也と離れて暮らすようになった圭輔はやがて弁護士となり、疎遠になっていた獄中の達也から弁護依頼を受ける。 中盤、圭輔とジャーナリストになった親友の寿人の調査で達也の悪事が明らかになっていく。 後半は失速した印象で、満足いくラストではなかった。 2人で達也を追い詰めて、悪事の代償を支払わせて欲しかった。 達也が受けた罰は、あれだけの悪事に対する代償にしては軽いのでは。

    4
    投稿日: 2020.06.17
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    もうイライラにまかせてイッキ読み。主人公圭輔は、自宅が火事になり両親を失い、遠縁の元で暮らす事となった。この家の子供、達也は超極悪人。辛い時期を乗り越えて大人になった圭輔。しかし悪夢の再会が待ち受けていたー。少年時代は達也の極悪非道ぶりで胸が悪くなる。しかし大人になってからは圭輔の方にもイライラ。弁護士にまでなったのに何だか不甲斐なく「あかんたれやなぁ...」とガックリ。終盤も友人の寿人の方がよっぽど活躍している。この寿人のおかげでちょっとはスッキリした。でも達也にもっと代償、与えてやってもいいのでは?

    1
    投稿日: 2020.06.14
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    前半と後半で読みやすさが随分と違う本。 前半は酷く悲しい少年の話。 後半はその少年が大人になり、悲しかった理由となる人物達について調べていく。 前半は読むのをやめようかと何度も思ったけれど、読了後は読んでよかったと思っている。 世の中にはこの本に出てくる「どうしようも無く悪い人間」がいる。 最後はハッピーエンドなので安心して読んでほしい。 ひとつ思うのは、弁護士事務所の美人先生、登場しなくても良かったのでは。

    1
    投稿日: 2020.06.14
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    先が気になりサクサク読んだ。 犯人がわかった前提での謎解きだけど、最後まで楽しめました。 しかし、達也が本当に悪人すぎて時々読むのが辛くなりましたが。

    5
    投稿日: 2020.05.26
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     絵に描いたような悪人。それをリアルな存在として感じさせるのは難しい。しかし、十分に腹立たしく読めた。その一点が一番の作品の特質。 (気のせいか解説あまりノって書いてない感じがする。)

    1
    投稿日: 2020.05.07
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    一気読みした。スリリングな展開に一息つく間もないという感じ。筆者の純粋な悪を描きたいという気持ちがでており、タイトルにどう繋がるのか、とても楽しめた作品だった。

    2
    投稿日: 2020.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて読んだ伊岡瞬作品。 イヤミスな本を探してこの作家さんの本を見つけて、目当ての本がなかったからこれにしました。 読みやすいし、先が気になって読み進められて、おもしろかったです。 主人公の圭輔がだいぶ不幸な状況なのに、楽観過ぎず卑屈過ぎないところが読みやすかった。 少しずつ出てくる新事実ももったいぶらずに出てくるのも良かった。タバコの灰を落としたのは…とか美果はもう死んでいた…とか。 達也は怖かった。直接手を出さずに狙った相手に攻撃するという…頭が良くて、人をあやつれる才能だけは長けていた。こういう奴いるよね。 女子に対する暴力はひどいもんだけど、細かい描写はないこともあって最後まで読めた。 中学生でもこういう発想はあるし、不良男子グループなら十分ありえるところがリアル。 実際にここまでうまくいかないけど、でもある程度のリアルさはミステリーにある方がよりおもしろい。 イヤミスで見つけた作家だからこれがイヤミスだったら嫌だなと思いながら読んでた。最後の方は力が入っちゃった。 どうか圭輔と寿人の努力が報われますようにと。 一応、平和に終わってくれて良かった。 伊岡瞬の本はまた読んでみようと思った。

    0
    投稿日: 2020.05.06
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    ぞくっとくるミステリーが好きな方にはお勧め作品。この作者の作品は初めて読んだが、他の本も読んでみたいと思わせる作品

    1
    投稿日: 2020.05.04
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    そこまで悪い人間が存在する?って思わされる。話の先が気になって引き込まれるけど、最期まで誰も幸せになれないお話でした。

    1
    投稿日: 2020.05.03
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    あれ? これ、なんか知ってるかも。。。と思い出した。 そうだ!!! 小栗旬が主演で演じてた あのドラマだ!!!! と。 あれは衝撃ドラマだった。 何回か再放送をCSではしてるけど、もう一度見ようと どうしても思えないほど重たくて 苦しくて つらい内容で。 でも、小説、原作ではどんなふうに描かれるのか 俄然興味がわいてきて 読みすすめるうちに すっかり引き込まれやめられなかった。 普通の幸せな父、母に囲まれて育っていた圭輔。 しかし、母をたずねて遠い親戚だという女性と その子どもがやってくると、なんとなく憂鬱な気持ちになる圭輔。 それが、のちにとんでもないことが起きる前触れだった。 ドラマのほうは、少年時代は回想シーンで 少し描かれるけど 原作では、時系列順に少年時代から描かれているので より細かい関係性や出来事が描かれていて リアル。 何より一番の違いは、ドラマでは中学時代の話しになってるけど 実際、原作では小学校6年のことだということ。 達也ってやつは。。。 この小学6年のときに出会った達也は 小学生にしてはガタイが大きく、大人っぽい また興味のあるものも、とてもませていて 心の闇がやることなすことからにじみ出ている。 ものすごく賢くて、ずる賢い達也。 どんなに悪いことをしても 絶対に自分はしっぽを見せないやりかたをする。 人の人生を人生とも思っておらず 平気でそれをきれいに崩していく とんでもない才能の持ち主。 そんな達也と決別して 圭輔は弁護士となり 違った人生を歩み始めていたのに。 再び達也と再会してしまう。 圭輔の弁護士という職業につけこんだ 達也の目論見。 これがまた、弁護士相手なのに みごとな計画性。 近親相姦や(実際は血の繋がりはないのだけど) 強姦や、目を覆いたくなるような出来事が 圭輔を傷つけていく。 やっぱり原作はすごかった。 これはものすごい小説だった。

    3
    投稿日: 2020.04.28
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    初っ端から嫌なやつがでてきて とても気分が悪かったです 主人公の悲惨な子供時代が第一章 大人になってからが第二章 弁護士になったが、嫌なやつから弁護の依頼が・・・ って流れでした 読みごたえはありました

    10
    投稿日: 2020.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊岡瞬さん初読み。主人公の圭輔が、達也にどんどん不幸にさせられるのが途中つらくて…。圭輔の両親はなんでそんなに道子達に振り回されるのだろう。なんで金の無心も達也のめんどうも見るわけ??弁護士になってからの後半も、達也のペースに翻弄されるが、圭輔が少しずつ強くなり、助けてくれる仲間もいて、道子と達也に対峙する。個人的には、達也をもっとギャフンと言わせてもいいくらいだ。達也と道子は本当にクズの中のトップクズ。

    0
    投稿日: 2020.04.24
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    オススメされて読んでみた。 面白くて第一章は寝る間も惜しんで読んだ!! あんなにひどいことをされていたんだから、最後はもっとひどい代償でも良かったのでは…(ひどいかな)

    1
    投稿日: 2020.04.18
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    2020.2.21 旅行の帰りから読んでいたけど旅行の帰りから読むようなものではなく、残酷な第一部で嫌悪感がすごかった。達也が圭輔に対してする仕打ちが酷すぎて考えたくもなかった。恩を感じるべき友人の両親を平気で殺し(見殺しにし)てなお他の人をまことしやかに操る姿がただただ恐ろしかった。第二部は反撃という感じで、自分の想像を上回る裁判展開でとても面白かった。たしかに弁護士を志す者として読んでおいてよかったと思う。

    0
    投稿日: 2020.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんどん読み進めた。 忌まわしい。 今更なぜ関わり合いになるのがと苛立ってしまったが、結果的に全て報いたのかな。 圭輔と寿人の関係性が羨ましい。真琴もいいな。 寿人は仏のような人。 逆に達也は悪魔みたいな人間。いや、悪魔そのもの。

    0
    投稿日: 2020.04.04
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    東野圭吾風の書き味。 濃い作風だ、作品は2部構成、1部は幼少期、二部は青年期、因果応報物語だ。 ラストはあっさりだったが、読み応えがあった。 これ以上はネタバレになってしまう。

    1
    投稿日: 2020.03.27
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    圭輔の子供時代と弁護士になってからとの二部構成.不幸になってしまってから出会った寿人との友情がが光だとすれば,真っ黒なのが達也.悪の権化ともいうべき達也を創造したことでこの小説が俄然面白くなっている.他人をマインドコントロールする力,その狡猾さ,読みながら気分が悪くなった.主人公は圭輔なのだろうが,私の中では寿人である.

    1
    投稿日: 2020.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半は、読むのが辛かった。後半の反撃に転じてからは一緒に謎を紐解く感じから一気に引き込まれていきました。ただ、後半の展開が友人の寿人の方が引っ張っていく内容だったため上手く感情移入出来ずスッキリしなかった。続編を執筆していただけたなら、圭輔の成長した弁護士が読みたいです。

    1
    投稿日: 2020.03.20
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    胸糞度星3つという感じ。少年時代は本当にもう、読むのが辛い。大人になってからはそう悲惨でもなかったけど、寿人の無双具合に笑った。ほぼ寿人が主人公では???個人的には最後の一行でひっくり返るような展開を期待してたけど、何となく丸くおさまったので星マイナス1。

    2
    投稿日: 2020.03.20
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    良い。タップリと読ませてくれる。 迫真の裁判が終わった時点で、まだまだ頁数が残っており、この後の展開にワクワクできた。 伊岡瞬は2冊目やけど、この出来の悪い弁護士圭輔君の続編はあんのかいなぁ?

    1
    投稿日: 2020.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ものすごく苦しかった。読み進めるのが。 あとがきを読み、作者が完全な悪役(読者に同情の余地を与えないような)を書きたかったとあり、サイコパスな(しかも頭はかなりいい)設定、納得。しかし読み直したところ、達也(頭の中ではEXITかねちを浮かべながら読んだ)の少年時代の母への「あのこと」に関する言及。武勇伝と心をごまかしつつも、やっぱりつらかったと思う。現実社会であれば「ここで時を戻せたら達也も更生できたかも」という一抹の光がぬぐえない。重松清さんの「疾走」を思い出しました。(奇しくも放火という共通点があり)

    0
    投稿日: 2020.03.10
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    面白かった。 幼少期の主人公の惨めさ。辛かった。 本当にあのような親子は日本に存在してると思う。 ゾッとするよ。 けど必ずいる。 全ての子供が幸せを保障される世界になればいいと思う。

    0
    投稿日: 2020.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確かに一気読みでした。 とにかく、また達也に騙されないでーと、そればかり考えてました。 結末が、中華料理屋での会話だけで終わってしまって、少々物足りなかったかな。 もっと圭輔が達也を、完膚なきまでに叩きのめしてほしかった。

    0
    投稿日: 2020.03.05
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    平凡だけれど幸せな普通の家庭で育っていた少年圭輔は、ある事故をきっかけに人生が一変する。 預けられた遠縁の親戚の家で過酷な思春期を送ることになるが、諦めることなく努力した圭輔は弁護士になる。 無実を訴えて弁護を依頼してきたのは、かつての親戚の息子、達也。 巧妙に仕組まれた達也の悪意に満ちた罠に翻弄される圭輔。 犯罪を犯してでも復讐してやりたくなるほどの達也に打つ手がない、敵わないと言う焦燥感さえ出てくる。 追い詰められる圭輔が選んだ結末は最高!

    2
    投稿日: 2020.03.04
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    弁護士となった主人公が不遇な少年時代の最も忌まわしい時間を共有した相手と交わす因縁試合、といった内容ですが、帯にあった「一気読み必至」はその通り。不穏と緊張と不快さに引き込まれ頁をめくる手が止まらない。薄気味悪い雰囲気の中、心底おぞましい犯人の所作に吐き気がします。そういった話が苦手な人は読み続けるのも難しいのではないかと思います。

    1
    投稿日: 2020.02.20
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    星5つをつけるつもりでした。が 私としては最後期待外れ感が強かった分星2つ。真相に迫るまではグイグイと引き込まれるものがあり時間を惜しんで読んでましたが最後の真相を暴く形が説明だらけで終わったのが「あ〜」と(T_T)

    0
    投稿日: 2020.02.13
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    前編は何とも言えない不快で濁った空気の中を彷徨った感覚。しかし後編では不快感は拭えないものの、わずかに見える光に希望を感じるのだ…が、後半大急ぎでの店じまい。ガッカリ!もっと丁寧に光りを描いて欲しかった。

    1
    投稿日: 2020.02.03
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    登場人物全員がクソで終始イライラするだけ。ミステリーも微妙で、特にすっきりするわけでもなく、本屋大プッシュのわりに期待外れだった。胸糞は結構好きだけど、これは読んでいてただ嫌な気持ちになるだけだった。

    1
    投稿日: 2020.01.27
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    蛇ににらまれた蛙の如く、達也と圭輔。 両親と小学生の圭輔は、幸せな穏やかな生活をしたのに、血のつながらない親戚に翻弄される。 そして、小学生では、想像もつかないような事を達也は、さも自分がヒーローの如く、精神的に圭輔を操るようになる。 幸せな圭輔の一家を奈落の底へ陥れるような事が、、、火災発生で、両親が焼死という悲惨な事に。 そして、達也の母親の道子が、圭輔を引き取るのだが、圭輔の両親の財産と保険金が、目当てであり、どんどんと、圭輔を精神的にマインドコントロールしていくのには、、、怖さを感じる。 唯一 寿人という友人とのつながりで、圭輔は、弁護士になって行くのだが、、、反対に達也は、犯罪者に、、、、 やっと、今までの呪縛から、離れたのに、達也は、圭輔に弁護を依頼しながらも、ジワリジワリと、真綿で首を絞めるように、昔の事を、そして又もや、マインドコントロールしていく。 自分の手を汚さずに、殺人をも教唆し、何事も無かったようにふるまう達也に悪寒を感じる。 達也と継母の道子とのつながりも、吐き気がしそうな位であり、邪魔になったら、葬り、そして、他人の幸せを奪い取るという最低な人間が、、、、天罰でも、何でも、起きて欲しいと思った。 パラコートを飲まされただけでは、、、納得できないような気になってしまった。 圭輔と寿人も幸せになって欲しいと、、、願いながら、本を閉じた。

    1
    投稿日: 2019.12.19
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    「おすすめ文庫王国」のベストテンを決める話し合いの中で『伊岡瞬は「代償」が面白かったので…』という件りがあり、表紙の裏の角川の広告にも載っていたので、読んでみることにしたが、最初からあまり興が乗らず、読み進めては段々と嫌な気分になってきた。 まだ最初のほうだけど、これがまだ続くのかと思うと、結末を知りたいという気持ちよりも読むに堪えないという気持ちが勝ってしまい、途中で読むのを止めた…。 (「読み終わった」に登録するのはどうかと思うが、他にないので止むを得ず)

    8
    投稿日: 2019.12.16
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    このアプリのホームでたまたま誰かの感想読んで買った一冊。 読む前に皆さんの感想をちょっと読んで、読むのをちょっとためらった。 読んでみてやっぱり胸くそ悪い話だったが、この先どうなるかとか、いつからこの主人公が救われるのかとか早く知りたい気持ちがありムカつく話でもズンズンと読み進めれた。 こんだけムカつく話が続いたのだから、最後はもっとスカッとする結末が欲しかった。 この話に出てくるクソみたいな奴らと似たような奴は現実にいるかもと思った小説でした。

    6
    投稿日: 2019.12.14
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    かなりの胸糞。 続きが気になり一気に読んでしまった。 メンタルやられる。サイコパスとも違う、人たらしという表現が的確かな? 個人的には絶対出会いたいなくないが、じりじり追い詰めていく描写がはまる。おすすめです。

    12
    投稿日: 2019.11.26
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    2019/11/4読了 第一部は、主人公が悲惨すぎて読むのがきつくなるくらい救いようがないイヤミス 辛すぎて読むのをやめようかと思っていたところで、第二部。 大人になった主人公が、またしても達也に翻弄されながらも、 親友の助けを借りて達也に打ち勝つ物語。 達也がどうしてここまでの悪人に育ってしまったのかが気になる。 小学5年生の時点ですでに危険な人間の要素を含んでいた。 生まれ持ったものなのか、10歳までの環境が人間形成に与える影響がそこまで大きいのか。 物語とは別のところにすごく興味がわいた。 数年前に、小栗旬さんによるドラマ化があったみたいだけど、 道子と達也親子のイメージが全然違って、 またドラマは雰囲気が違って面白いかも。

    5
    投稿日: 2019.11.06
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    あまりにも胸糞悪い話が続くので苦手でした。序盤だけで読むのやめようかと思いましたが、なんとか最後まで読みきりました。サスペンスミステリというより延々と悪人の不快な描写が続く本っていう印象。 タイトル代償ってなってるけど、正直そこまで代償払わせた感が無いように思いました。

    2
    投稿日: 2019.11.04
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    達也のような人っている。人たらしで調子がよく見た目にも悪くなく。 嫌な気分になる物語。かなり終盤まで救いが有るのか無いのかわからない。テンポは良かった。 でも本当に嫌な奴だな、やったこともだけど 会話の仕方が本当に嫌な奴。

    6
    投稿日: 2019.11.03
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    かなり不愉快な奴の登場に読むのを止めようかとも思った。が、読みやすくテンポもかなり良い。別の作品を読んでみるつもり。

    2
    投稿日: 2019.10.31
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    思春期に両親を失くし、遠縁の家に引き取られ過酷な日々を送る男の子。成長して弁護士となったものの過去の呪縛から逃れられず、遠縁のかかわった事件の弁護をすることになり、その罠にはまっていく。 根っからの悪を描きたかったという作者の言葉どおり、胸の悪くなるような出来事が次から次へと積み上げられていく。 ただ、こういう素材の作品ににありがちなように、全体的にうわべだけをなぞったような安易な「悪」が目につき、寝る前に詠むんじゃなかったと後悔。例えばこれが宮部みゆきだったら、もっと「悪」を掘り下げて説得力のある重厚な作品に仕上げるだろうと思った。

    1
    投稿日: 2019.10.30
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    読んでる時はなんとか主人公が救われないかと思ってどんどん夢中で読み進めて行きました。 構成とか、文章とかは上手だったと思うのですが、読み終わってみれば中途半端に不快な気持ちが残っちゃいました、、、

    4
    投稿日: 2019.10.27
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    衝撃的な作品で、一気に読みました。。 終始、嫌な気分になってた… こういうコトがあるのか。。って気持ちと いそうだよなーこういう奴。っての繰り返しやった。 殺された方がマシじゃない?って思ってしまった… ある意味、主人公は強いよな…

    2
    投稿日: 2019.10.25
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    確かにこういう生まれながらの悪魔いそうだと。 オビに惹かれて読んでみて確かに一気読み。けど小説の世界を楽しむというより、気になるので読むだけで、読まなきゃよかったと、後悔。あまり気分の良い内容でない。最後はハッピーエンド?か、一応。中学時代から友情とかやはり大事だな、というのが中学生の子を持つ親としての感想。

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    投稿日: 2019.10.21
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    気分が悪くなる物語! いわゆる「いやミス」でした! こういう小説は嫌い 帯には「面白すぎて止まらない!一気読み絶対保障」とあったので、期待して読みましたが、悪役のあまりの悪行、主人公のへたれぶりで、前半はかなり読み進めるのが嫌になりました。 ストーリとしては、前半は、主人公啓輔の受難がこれでもかと語られます。 小学生の啓輔は平凡な過程で育ちますが、遠縁にあたる同学年の達也と知り合うことで、さまざまな受難が! 両親と家を火事で亡くし、達也の家で暮らすことになります。 達也やその母親の悪人ぷりがとても気分が悪くなります。気持ちが沈みます。 後半は、弁護士となった啓輔に、逮捕された達也から弁護の依頼が.. 全く改心することないく、裁判を弄ぶ達也、そして、啓輔を嵌める罠。ここからようやく、リーガルミステリーとしてまともに読み進めることが出来ました。 事件の真相は? 啓輔は達也を断罪出来るのか? 東野圭吾の「殺人の門」を思い出しました。 悪意の積み重ねで、暗く、重く、いやな気分だけが高まっていくところや主人公のへたれ具合は、まさにこの手の小説の典型なのか.. ということで、お勧め出来ません。

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    投稿日: 2019.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半(1部)は少年圭輔が達也と出会い、そしてどん底に突き落とされていく読みは進めるのが辛い悲惨な少年時代が語られている。何度も涙腺が緩んでしまった。後半は成人した圭輔が弁護士となりそして再び達也と絡んでしまい、過去の事件を紐解いていく。 圭輔の人生で両親を早くに亡くすのは悲劇に違いないけど、寿人と出会えたことが最大の喜びでありその幸運はその後感謝してもしきれないだろう。2人の友情が暗い物語に明るい材料になっている。 冷静な圭輔が弁護士の資格をその明瞭な頭脳だけでなく適正もあると思える。まだまだ感情をコントロールしきれない駆け出しの弁護士を先輩女性弁護士という存在も少なからず明るいエッセンスとなっている。それにしても直接手を汚さない極悪人、他人をマインドコントロールしてしまい策略家の達也みたいな奴とは人生で出会ってしまったら不幸の始まりだ。ラストはタイトルにピッタリで終わった。

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    投稿日: 2019.10.12