Reader Store
64(ロクヨン)(下)
64(ロクヨン)(下)
横山秀夫/文藝春秋
作品詳細ページへ戻る

総合評価

390件)
4.0
128
137
79
13
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    記者クラブとの軋轢や、ロクヨンをめぐっての刑事部と刑務部の軋轢。それに失踪した三上の娘の話。 こんなに広がった話をどうやってまとめていくんだろう・・・と思ったら。 あぁそうきたか!という展開に驚かされた。 ラストまで目が離せなかった。 結局最後までわからなかった三上の娘。それが現実だよね、と思う反面続きがあるのなら読んでみたい。

    0
    投稿日: 2015.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久々の横山秀夫 いやぁ やはり読ませますねぇ 警察小説はホームグラウンドだと思いますがやはり記者あがりだからなのでしょうか、切り口が新鮮です。 続編はあるのかな、結末を見たい事案が残留しながら 音楽でいうとフェードアウト的に終えたところも とてもイイです。

    0
    投稿日: 2015.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いろいろ貼られていた伏線が最後に回収されていてスッキリできた。 それにしても14年前の記憶はそんなに定かか?ってところにはリアリティが感じられなかったのが残念。二渡の真意もあまり理解出来なかった。 なんども読み直すほどではないものの、十分に面白かった。

    0
    投稿日: 2015.06.27
  • 壮絶な14年

    上下巻まとめてのレビューです NHKにてドラマ化された作品。 警察ものを書かせたらこの人の他にいないでしょう。 どの作品も面白いですがその中でもこの「64」は秀逸だと思います。 あれこれ書く必要もないでしょう。 読んで損は無い1冊です。

    9
    投稿日: 2015.06.24
  • 一気読み必至の重厚な警察小説の佳作!

    横山秀夫による長編ミステリ。 主人公は刑事部から広報に異動した広報官・三上。その娘は失踪しており、気が気ではないが、そんな最中に警察庁長官による視察と未解決になっている誘拐事件「ロクヨン」の解決に向けた会見を開くという話が持ち上がる。これが刑事部と警務部の対立を激化させる火種となる。 ロクヨンにまつわる不可解な謎や、刑事部と警務部の確執、刑事に戻りたいがあゆみの捜索を警務部長に依頼したことで弱みを握られている三上の葛藤などをおり混ぜ、ストーリーが展開する。 本作には非常に魅力的な男たちがたくさん登場する。主人公・三上も弱みを握られてどっちつかずな態度でモヤモヤしていたが、後半の覚悟を決めてからの漢っぷりがカッコいいし、松岡参事官がまたシビれるほどカッコいい。広報室の諏訪でさえも、この事件を通して大きく成長し、カッコよくなっていく。そんな男たちのカッコよさも本作の魅力を高めている要素の一つだろう。 物語はラストで一つの終結を見るが、いわゆる本格ミステリのようにキッチリと全てが解決するわけではない。しかし、それでこそ人の人生の一部を切り取った物語としてのリアリティが生まれるのではないかと感じた。

    7
    投稿日: 2015.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み応えあり。 警察物だが推理主体ではなく、人間ドラマ。 警察広報官の主人公三上が、苦難につぐ苦難の中で、泥臭くも一歩一歩前に進もうともがく姿がリアルで心に響く。 人の心の動き。みえるもの。その裏にあるもの。 三上を取り巻く一人ひとり、人間が濃く丁寧に描かれている。

    0
    投稿日: 2015.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    警務部と刑事部の間で葛藤する主人公。 居場所を求めて暴走する主人公は「64」の再現とも言うべき新事件の捜査の中心に飛びこんでしまう。 ずっしりと重い読書体験が味わえる悦楽の一冊。

    0
    投稿日: 2015.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一気読み。 しばらく本をよめてなかったので久しぶりの感覚です。 そして圧倒的に面白かった。 警務部と刑事部、二つの組織の狭間で翻弄されながら、広報官としての職務を全うするようになる三上。 ーー娘は小さな棺に眠っているーー 雨宮の執念と幸田の正義感 日吉の14年前の後悔 松岡の刑事としての勘と手腕 ロクヨンの顛末が本ボシ逮捕で公になった時の記者と広報室の関係も見てみたい。 記者クラブと広報室との確執の発端、「匿名」問題をロクヨン模倣事件で上手く使っているなぁと思った。 被害者一家が全て匿名報告の時には、本当に存在しているのか?事件自体がでっち上げではないのか?と考えてしまう三上。 ロクヨンの真相が明らかになった時のことを見据え、被害者家族の名前を「言えないものは言えない」と突っぱねる松岡。 あと、やっぱり、、 あゆみには帰ってきてほしかった。 時間がどれだけかかっても、いつか三上と美那子のところに帰ってきてほしい。

    0
    投稿日: 2015.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    参事官松岡がカッコ良すぎ!概して登場人物はみんなカッコいい。そこにやや非現実感。構成も謎解きもサイドメニューも面白い。全編息苦しいほどの緊迫感。もちろん話の中心は広報室。みんなよく頑張った。

    0
    投稿日: 2015.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    (上)でいろいろ先の情報が見えたようで(下)に突入したら、思ってもみなかったことが起きて!なかなかびっくりの展開で本当に下巻は目が離せず一気に読んでしまった。そして警察小説らしからぬ終わり方というか。それもまた普通の警察モノとは違った、特徴的なストーリー。

    0
    投稿日: 2015.06.13
  • 環境違えど…。

    環境違えど、父親であり夫である。部下であり上司である。 それぞれの立場に感情移入が出来てしまい、何度も読みかしてしまった! 登場人物の数年後が気になるので、また別のかたちで読んでみたいと思う。

    3
    投稿日: 2015.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の文章力が極めて高いのもあり、物語にグイグイ引き込まれる。最後まで、あゆみが生きているのか気になりながらも、三上に立ちふさがる壁にハラハラ感が止まらない。子供を持つ社会人であれば誰もが感情移入するのではないだろうか。

    0
    投稿日: 2015.06.08
  • 広報官は大変だ

    後半はテンポが速くワクワクして読み続けられます。 記者はそんなに強かったのか、記者をコントロールしようとして失敗。 組織内部の権力争い、隠蔽など翻弄されながら真実を追求していく。 意外な結末が待っていた。

    2
    投稿日: 2015.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まさか、新しい誘拐事件の黒幕が、14年前の64事件の被害者父だったとは!! 結局あゆみは見つからないまま話は終わるけれど、三上が警察という組織の中で自分の生き方を決断し、妻との関係も光明が見えた展開で、落ち着いた終わりでした。

    0
    投稿日: 2015.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表題の時効目前の事件を何とかしてくれるんだろうなぁ・・・とは思ってましたが、こういう展開になるとはね。 さすがというか、期待を裏切ってはくれませなんだ。 上巻はややウンザリ感も抱きつつ読んでましたが、下巻は一気読みになりました。 (2015/5/17)

    1
    投稿日: 2015.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    横山秀夫の作品は読み始めが少ししんどいのですが、読み進めるとそのままぐいぐいと持っていかれてしまいます。今回も同様でしたが、途中緊張感が予想以上に続き、どうなる事かと思いましたが、読了してみればやはり傑作でした。組織論的なところでは大きなカタルシスのある結末ではないのはしかたありませんが、それでも作中でこの人、と思った人に裏切られる事無く希望のもてる終わり方だったと思います

    0
    投稿日: 2015.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新たに発生した誘拐事件とロクヨンとの繋がり方に大興奮。そこに至ったある人物の行動には狂気と執念を感じた。三上の決意と松岡との絆が感じられるラストシーンには奮い立つものがある。

    0
    投稿日: 2015.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わった後は、ああ〜と言う展開であったがでも非常にまとまっていて良かった。 三上の娘がどうなったかとは思うが主題はうまく出来て久々に後味がスッキリであった。

    0
    投稿日: 2015.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    横山秀夫の「64」上下巻を読み終えました。 正直申し上げて、上巻の1/3ぐらいの所で、 投げ出してしまいました。 こんなにギスギスした世界、ほっと息つく所もない社会、 ああ~、いやだなと思ってしばらく放置していました。 でも、昔県警の記者クラブに詰めていた時代のことが頭をよぎり、 再びゆっくりと読み始めました。 そう、ローギアからセカンド、サードに行った頃でしょうか、 にわかに盛り上がりを感じ始め、 上巻終わり頃にはトップからオーバートップにギヤチェンジしていました。 そして、下巻が欲しくて本屋さんに駆け込んでしまいました。 作家の筆の力なんでしょうね~。 あの市川崑が「おとうと」という映画の銀残しといわれる手法を使ったような、 気持ちの昂ぶりをぐっと抑え、カミソリのような切り口で語っていく。 そしていつしか胸がいっぱいになってくる。 いい作家ですね、これは続巻ありですね(笑) 最後に、私が現役時代にいた記者クラブの雰囲気はもう少しゆるく、 明るかったような記憶があります。 これは私がのう天気だったせいかもしれません(笑) でも、時が経つにつれ、記者クラブだけでなく会社、いや世の中全体が 何かこちょこちょとせせこましくなり、 杓子定規のような世界になって来たような気がしております。 車のハンドルで言えば、「遊び」の部分が少なくなってきたようなー これは現役を離れて久しいせいでそう感じているのかもしれません。 人をあざ笑う世界ではなく、友と心の底から笑いあえる職場、 そんな世の中が私は好きです。

    0
    投稿日: 2015.05.30
  • これでドラマ版の3話、4話が観れる

    いろいろ考えさせられる終わり方だった。救いはあったのだろうか。これ以上は言えない。 ますます横山秀夫のファンになった。

    2
    投稿日: 2015.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    警察内部のいざこざ絡みの話には特に何も感じませんでしたが、ロクヨン絡みの話はなかなかに惹き込まれました。特に無言電話のカラクリが分かったときは脳汁出たような気がします。(声だけで?という気もしなくもないですが、よほど特徴的な声だったと解釈。) ただ、あゆみ関連の話が結局もやもやしたままなのは微妙でした。

    0
    投稿日: 2015.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生まれ育った場所が故郷であるように、 初めて赴任し、生涯の仕事を覚えた場所もまた故郷。 故郷があるからこそ、どんな場所でも頑張れる。 自分の役割を認識し、全うできる。

    0
    投稿日: 2015.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょっと期待しすぎたかも。中盤から終盤にかけての物語の推進力はよかったのですが、最後が…。次作への伏線?

    0
    投稿日: 2015.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「―――その俺を信用できるかどうか見極めろと言っているんだ。」 お気に入りは56章。広報官vs記者クラブ。刑事の道をそれるとも、警務の道をそれるとも、踏み外せぬは人の道。

    0
    投稿日: 2015.05.24
  • 警察だけの問題ではない、情報の統制とあるべき未来の「安全」の形

    物語の中心は、情報が一元的に集まる窓口でありながら、内部からもっとも切り離され「離島」と化した広報室。 実名公開をしぶり、情報をコントロールしたい警察上層部。 上から何も明かされないまま会見に臨み記者から集中砲火を浴びる担当者。 「匿名の壁の向こうでは、どれほど奇天烈な作り話も命を得られる」。 原発事故の東電会見も修羅場だった。 2号機タービン建屋でのありえないほど高い放射線測定値。 発表数値を取り消し、データ確認のためと、1日の会見回数を4回から2回に減らそうとする。 反発する記者たちとの押し問答。 共通するのは、役割の明確化と外部化。 生活圏から切り離し、つながりを細くし、幻想を抱かず「機能」のみを期待する。

    3
    投稿日: 2015.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    書店で文庫本を目にし、数年前の単行本ではなぜか読んでいなかったことを思い出し購入。真面目で確かな筆力は相変わらずで、読み応えがあった。 警察小説ではあるが、主人公は刑事ではなく、異動により心ならずも公報官となった中年男性。時効の近づく誘拐殺人事件と、その手口をなぞるかのような新たな誘拐事件が発生し、さらには主人公自身の高校生の娘も行方不明になっている。 警察署内での古い体質による人間関係、公報官として記者たちとの軋轢や、娘の行方など、前半はすべてがうまくいかない主人公の苦悩や圧迫感がひしひしと伝わってきて、読みながら眉間にしわが寄るようなストレスを感じるほど。 何より、作者の新聞記者経験に裏打ちされた、警察と記者との会話や関係のリアリティ、臨場感はさすがだ。笑いも色気もないけれど、その読者に媚びない地味で冷静な文章には、ぐいぐい引きずり込むような力強さがある。 武骨で地道な中年の警察モノを書かせたら、やはりピカイチだと改めて感じた。

    2
    投稿日: 2015.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん。盛り上がりは対してないが、警察組織の知識がまた一つ増えた。新たな切り口の刑事もの。流石横山氏。

    0
    投稿日: 2015.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。 ラストの展開は、ちょっと駆け足な気がしたけど、あんなオチになると思わなかった。 次は何を読もうかなー。

    0
    投稿日: 2015.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あ、そういうことだったんだ!という、ラストの爽快感。 警察の広報に視点を当てているとこが、新鮮だった。 作中の専門用語、隠語の使われ方が、かつて新聞記者だった作者の過去を匂わせる。うまい。

    0
    投稿日: 2015.05.09
  • 組織と個人の在り方とは

    前半ジリジリした分、後半の急展開にページを捲るスピードも加速して一気読み。三上広報官をはじめ、広報室、記者クラブが成長していく様が清清しくて良かった。蔵前さんの実名報道がメディアの目指すべき姿だと思う。前半のテーマだった巨大組織や社会の調整は、結局その自浄作用に期待するしかないとの結論かな。その自浄作用は、各々の立場の個人が、他所に介入せずに、まず其々の役割を懸命に果たしていくことで生まれる。間接的で遠回りだが後半の展開を見てると希望は持てるメッセージだと思う。それにしても松岡参事官、かっこよすぎた。

    3
    投稿日: 2015.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    濃密な刑事小説を読んだ。時効間近の誘拐事件を主軸とし、家出した娘と現実に起こる事件が水面を波立たせる。刑事と報道は水と油だ。情報を人質にとり互いを削り合う。交わることはない。現実をみた。

    2
    投稿日: 2015.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。 前評判で想像してたストーリーとは ちょっと違ったけど、広報官という視点からの話は面白かった。この作者らしいというか。 NHKでピエール瀧がやるって聞いて、ピエール瀧で想像して読んだ。 鬼瓦みたいな顔らしいし、まさにピエール瀧にぴったりかと。 終盤、犯人が捕まるあたりは少し唐突かとも思ったけど、全てが繋がるし。 ただ、娘のあゆみが最後までみつからないのだけモヤモヤして終わった。気になる。

    0
    投稿日: 2015.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    途中間延びした部分もあるけど、最後の事件が起きてからは読む手が止まらなかった。最初は警察小説の色が強かったから内部抗争だけを描くのかと思っていたら、表題の64の事件も知らず知らずに最初から伏線が出ていたのに気づいたときは、驚きと凄さを感じた。著者作品は初めて読んだので、他作品も手に取ってみようと思う。

    0
    投稿日: 2015.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    警察物だけど、ありきたりな刑事物ではなく、警察内部の抗争も単なる権力争いだけではなく、勧善懲悪でもなく、けれどいろいろな伏線が繋がった時はすとんと納得できる、そんな話だった。心の内面の描写も細かくて、いろいろな人に感情移入してしまった。

    0
    投稿日: 2015.05.06
  • 意外な結末。

    上巻のテンポ良さは下巻の中ほどまでも続き、一気に物語の中に入り込んで行った。 しかし結末にワクワクしなかったしエ~~これが事件の真相???と感じてしまった。 主人公の娘は?警察協力した妻は?そして主人公の今後は?私の中ではまだまだ物語は終わっていない、 そんな未消化な部分が残った。

    3
    投稿日: 2015.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本年度4冊目。 あっという間に読んでしまった。引き込まれたなぁ。 警察ものはすごく好きで、場面設定が秀逸。 クライマックスも良かった。広報という警察でいうと裏方だからこその葛藤、娘のこと、ずっと心に残っている未解決事件。いろいろなものが重なり、読む人に訴えかけるものが多い作品。 このミス1位になるわけだ。僕はすごく好きな作品でした。

    0
    投稿日: 2015.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    素晴らしく面白い。 あえて悪い所を言うと、漢字が多いくらいか。 だが、一気読みするくらい引き込ませてくれる。

    0
    投稿日: 2015.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2015.05.04 長官視察阻止 刑事部のリーク 誘拐事件発生 ロクヨンの再現 14年間の執念 二渡の真意

    0
    投稿日: 2015.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このミスベスト10、2013年版1位、本屋大賞2013年度2位。正当派警察小説。しっかりした人物造形と緻密な表現でリアリティあふれる個性がくっきりとかき分けられてる。いつもながら、丹念に心の動きを追いかけた人間ドラマが素晴らしい。中盤、膠着状態が続き飽きてきたところもあったが、登場人物の熱い行動に感動するシーンも多々あり、後半は、予想、期待を超えて大きく話が動く。ミステリーとしてもすばらしく、ドキドキ感が半端なく一気に読ませる。色々な課題は完全な解決を見ないが、解決に向けて動きだすところで終わる、エンディングも絶妙で爽快な読後感が残る。

    1
    投稿日: 2015.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半はうだつの上がらない広報官だった主人公が、後半は自身の仕事の職責に気付き、自信を取り戻して突き進む。 実際の事件の解決、失踪した娘の行方など、まだまだこれからな要素を抱えたまま、なのに物語は清々しい気持ちで終わる。 長編で、しっかりと心理描写も含まれ、読みごたえのある作品だった。

    0
    投稿日: 2015.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「究極の警察小説」の称号に間違いない著者完全復活作品であり最高傑作作品。 地方警察内部の権力闘争と記者クラブとの確執に重きを置きながら、未解決事件である通称ロクヨンの真相を、あっと思わせる伏線の張りかたで解決に導くという、文句のつけようがないストーリー。 ロクヨン事件が組織だけでなく、個人それぞれに影を落としているという人間ドラマも作品に重みを与えている。主人公三上の家族問題に決着はついていないが、全てを一件落着にしないところが横山氏らしい。

    0
    投稿日: 2015.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    後半はあっと言う間に読み進めました! 全てが解決したわけでもなく、全ては三上の想像、推察に過ぎない。 でも、読み終わった後はモヤモヤもなく、スッキリとした気持ちでした。 内容が濃いと言えばいいのだろうか…三上側の気持ち・視点・推察を細やかに描かれており、そこから上司・部下・家族・記者・ロクヨンに関わる者や場の雰囲気がリアルに想像できます。 最後の判断を読者に委ねているのだろうと思いました。

    0
    投稿日: 2015.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者7年ぶりの長編小説。警察を舞台にした濃厚かつ入り組んだ、しかし、違和感のない人間ドラマ。内向きの組織文化は、保守的でリスクテイクせず、有効な成果を生まない。しかし一部は、外向き(事件、世間)の文化を心に秘め活動を続ける。 インタビューによると、かなり難産だったらしいが、ここまで凝縮されたストーリーは類を見ない。さすがです。

    0
    投稿日: 2015.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    眠れなくなる程夢中にはならなかったな。長いので、ストーリーが分かる程度に斜め読みしちゃった部分も多い。

    0
    投稿日: 2015.04.19
  • 気を配ってるなあ

    広報の視点から見た、内部闘争、マスコミの動き、過去の事件の扱い、事件発生から解決、までという全然異なるディテールを「64」というキーワードで綺麗にまとめてあります。読んでて何の不具合も感じなかったので、本当に細部まで緻密に、気を配って書いてあるのがわかります

    4
    投稿日: 2015.04.18
  • ピエール滝と佐藤浩一か

    下は目まぐるしい。三上や広報室(警務部?)を機関銃のように問題が襲いかかる。その都度苦渋の選択を迫られる、もう吹雪吹雪氷の世界、更に思いです。 三上は、首を覚悟して上からの指示を無視した。その時初めて自分の部下をもった気がし。ここいいシーン 後半辺りから急展開してエーこうなるの~最後は上手くまとまるのか期待し、緊迫しながら読みました。シリーズ物なのであゆみもどこかで登場してくれたらいいです。

    4
    投稿日: 2015.04.18
  • なりきった気分に・・・

    上巻以上にストーリー展開が速くなり、最後に一つの線でつながる瞬間まで、自分自身も誘拐捜査に加わっていたかのような徒労感におちいりました。 想像力に任せる部分も残しながら、ストーリーの根幹は爽快に解決していくような展開は頭を使います。 無駄だと思っていたあの箇所も、巧みに描かれた意図のある文章だったと思い、2度読みしました。

    4
    投稿日: 2015.04.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2013年このミス1位という触れ込みでしたが、確かに面白い。久々に読み応え十分なミステリーであり、警察小説でした。 主人公はD県警の広報官。仕事は文字通り、事件が発生した場合、その事件の内容をマスコミに伝える仕事。私生活では一人娘が家出をし、それがもとで家庭の危機にも見舞われている厳しい状況な人物。 D県警では昭和64年に発生した幼女誘拐殺人事件が未解決のままであり、その捜査員たちを激励するため、警察庁長官が視察に来るところから物語は始まる。 「踊る大捜査線」ではよく、キャリア(室井)とノンキャリア(青島)の戦いがあったり、キャリアの中でも上官に対する絶対服従とか、派閥争いとか、ポスト争いとかが、面白可笑しく描かれていましたが、ここではそれがまことシビアに描かれております。本当に警察の内部は凄いところだ。 また、警察組織には、事件を追う刑事部と、警察組織を運営するための警務部があり、この二つの組織は犬猿の仲ですが、警察庁トップの視察の裏に隠されていた警務部の企みや、その長官視察を阻止しようとする刑事部の暗躍が、その仲の悪さを見事に描いています。 そんな中、主人公の広報官は、長官視察のスケジュールに則り、被害者遺族への挨拶や墓参りが出来るように、遺族側と交渉したり、マスコミ対応で組織の上層部と方針の違いで対立したりする中、警務部と刑事部の怪しい動きを察知して、長官視察の真の理由を知り苦悩します。 しかし長官視察の前日に事態は急変。その未解決の幼女誘拐事件とそっくりな事件、女子高校生の誘拐事件が発生して、D県警は蜂の巣をつついたような大混乱に。 広報官として事件捜査の指揮官に密着して状況を把握していく主人公は、この事件が単なる模倣犯ではなく、64年に起きた誘拐事件の真犯人を突き止めるための事件であることを知り、最後は見事に二つの事件は解決されます。 ミステリーなので、さすがにネタばれの話はやめておこうと思いますが、実に面白い。最後幼女誘拐の犯人が見つかる、その見つけ方がなんとも悲しい。全ての伏線がこの見つけ方に繋がるように仕掛けられていたとはお見事でした。確かに、読んでいく中で、登場人物たちの名前がどうも不自然な気がしていましたが、、、というのが犯人当てのヒントでしょうか。 実はこの本を読む前、もう一冊刑事ものの本を読んでいましたが、そちらがどうしようもなくガッカリな本で、ここにも載せたくない内容でした。自分の選考眼のリベンジと思ってこの本を選んだのですが、選んでよかった。刑事たちの厳しい仕事が描かれていますが、実は人も死んではおらず、血も流されてもおらずで、そんな話が苦手な人にもお勧めの刑事ドラマです。

    0
    投稿日: 2015.04.18
  • 警察官が警察官らしく頑張るとは? マスコミ・上級庁である警察庁・他部署との虚々実々の駆け引きが面白い。

    上巻読了後にあえて一呼吸入れてから(他作家の短編集を読んでから)、下巻のページをめくった。いきなり上巻からの重苦しい雰囲気が蘇る。相変わらず、マスコミ・警察庁・他部署と主人公・三上(広報官)との駆け引きがつづき、紙面の多くが三上の思索・思いで占められているが、スピード感を削ぐことなく、むしろストーリーのテンポは上巻よりさらに上がっていく。そして14年前の誘拐殺人をなぞった新たな誘拐事件発生でピークを迎える。かっての誘拐事件で娘を無くした雨宮の執念、これに準じた元警察官・幸田の人間臭さが良い。松岡参事官(一課長)も渋い。しかしながら、何重にもテーマを抱えたストーリーの最後はあっけなく終わる:失踪した三上の娘は?、14年間引き籠った日吉は?、64真犯人・目崎を送致できたのか?、雨宮・幸田の刑は?、憎まれ役で登場した二渡のこの先は?人によっては欲求不満の残る終わり方であるが、それでもこの小説の終わり方はこれで良い。

    4
    投稿日: 2015.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    評判の高い「64(ロクヨン)」。思っていたほどのめりこめなかった。 元刑事で、現在は広報官として勤務している男が主役。マスコミとの軋轢、キャリア率いる警務部と地元生え抜きの刑事部との対立、過去の未解決事件(64)と、新たな事件etc,etc…と、とにかく濃い内容。常に緊張状態で、読んでいて疲れてしまった。物語と自分との温度差を感じたのはこれが初めて 笑。

    0
    投稿日: 2015.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    "苦悩"という印象が強い。 刑事畑からの左遷ともいえる広報課へ異動になった、主人公三上の刑事として、娘が家出し行方不明となった父親としての苦悩。作者が数年の空白を経て出版した経緯を知って、なるほどと思った。 記者クラブや警察内部での駆け引きは予想を裏切る展開で、未解決事件のロクヨンも絡みながら、あっという間の上下巻。後半は思わず泣けてしまった。今のところ、今年一番の作品。

    1
    投稿日: 2015.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下巻の小説で広報官三上の過去の誘拐事件と家族との葛藤。後半の新たな事件への繋がりはさすがと読ませる。最後は家族の行方についてもスッキリさせて欲しかったな。

    0
    投稿日: 2015.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    刑事ではなく、広報官が主役という珍しいミステリー小説。 主人公は三上。 広報官が主役とはいえ、奥深いストーリーでグイグイ引き込まれる!

    0
    投稿日: 2015.04.07
  • 一揆読み

    警察社会の内側を描いた作品 どんどん内容に引き込まれ 一揆に最後まで読みました。

    5
    投稿日: 2015.04.07
  • 一気読み間違いなし

    久しぶりに一気読みしました。いや、させられたというほうが正しい。息もつかせぬ展開に、詳細な心理描写。自分だったらどう行動するか。いろいろ考えさせられる時間でした。ぜひお勧めです!

    8
    投稿日: 2015.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どう終わるのか、どうなるのか、ゆるゆる読んでたら急にジェットコースターに乗っていたような急転直下具合だった。以外とみながみなのことを考えている。いい終わり方だったと思う。

    0
    投稿日: 2015.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2015/4/5読了。 長い。もう少し、圧縮できるのでは、というのが、正直な感想。 主人公、三上の心の声が細かく描かれているが、時々、くどく感じるのは私だけだろうか。 ただ、さすがに横山秀夫。 話の内容とも相まって、骨太で、読後に達成感がある。 警察官であることは、こちらが思っている以上に大変なのだということはわかったけれど、それでもとても魅力的な職業に見えてくるのも不思議。 やはり作者の力量なのだろうと思う。

    0
    投稿日: 2015.04.05
  • 何を書いてもネタバレに

    上巻に引き続き下巻読みました。 感想は? 良かったとしか書けません。 どう良かったかを書くとネタバレになってしまい、これから読む方から面白さを取ってしまいそうです。 そうは言っても・・。 ということで、ひと言だけ、 物語は思いもよらぬ方向へ進む。 上巻を読まれた方は、是非下巻もどうぞ。

    6
    投稿日: 2015.04.05
  • 64下

    64上を読み終え64下を読みたくてすぐ購入しました!三上広報官の次回異動は、刑事1課に間違いなし。娘の所在が不明なので続編があるかも? テレビドラマが楽しみです!!!

    5
    投稿日: 2015.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    最高に面白かった。 終わり方も最高。 うまく行き過ぎないのがリアルで良かったです。これで犯人も捕まって事件解決万々歳って結末だったら興醒めしてたかもしれません。あゆみの件も。 「この男の下で、もう一度働きたいーー」 ここで目頭が熱くなりました…。働いてほしい…。参事官がカッコよすぎます…。こんな上司どこにいるんでしょう(笑) あと"ウチの記者"たちにも少し泣かされました。三上さん本当にお疲れ様でした! 初横山秀夫でしたが素晴らしかった。二渡が主人公みたいなので陰の季節も読んでみたいです。最後の三上さんと二渡の会話良かったな〜! 病院の3時間の待ち時間。この驚異的な時間に暇つぶしのため買いましたが本当に面白かったです。

    0
    投稿日: 2015.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上はテンポ良く読めたけど、下巻に入ったら警察vsマスコミの要素がメイン?っぽくなり、だんだん読むペースが遅くなってしまった。残りページが少なくなるにつれて、「あれ。ラストの展開間に合うのかな」と思いながら読んでいたけど、やはり最後は全てが描かれているわけではなかったー、もやもや。。エピローグがあるのかと、期待してしまったが、そこは想像しろということなのかな。

    0
    投稿日: 2015.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。ストーリーがどうというより、自分の仕事観を問われてるような。でも新聞記者と警察官にはなりたくないかも。

    0
    投稿日: 2015.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み応えがありました。上巻はストーリーが進まず、読むのに時間がかかりましたが、下巻の半分を過ぎた頃から一気にストーリーが展開し、意外な結末に。普通の刑事小説ではなく、面白かったです。

    0
    投稿日: 2015.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    長かった(良い意味で)本当に長かった、色々な意味で。 上巻から引き続き、上からの圧力と部下とマスコミの圧力に板挟みのままの三上。ただ、その中でも自分の仕事や立場、信念を確たるものにし貫いていく姿には引き込まれた。そして、長官視察前日に起こったロクヨンを模倣した誘拐事件と本当の真相。 雨宮が毎日毎日、かけ続けた無言電話。 執念としか言いようがない。 結局、家出した三上の娘が本文の中で戻ってくる事はないが、無事でいることを祈らずにはいられなかった。もし、また機会があるならこの物語の続きを読みたい、そう思った。

    5
    投稿日: 2015.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    結局あゆみの行方がわからずもやもやした。 しかし、警察内部の権力争いが面白かった。それを利用する雨宮、そんな中でも深い信頼関係で繋がる松岡と三上のやりとりが面白かった。

    0
    投稿日: 2015.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去の未解決事件の呪縛に囚われる関係者の苦悶が見事な伏線となり、新たな事件の発生以降はページを繰る手が止まらない。やがて明らかにされる真相にはぼんやりとした不満を覚えるが、「究極の警察小説」という帯の惹句に偽りはない。

    0
    投稿日: 2015.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    佐藤浩市さん主演で映画化される、ということで読んでみました。 途中までは、政治にうつつをぬかす警察官たちの描写に、日本の治安は一部の現場の方達の正義感によって成り立っているんだなと、感じてしまいました。 未解決の事件の行方に多くの人が翻弄され、そこにその事件をなぞるような事件が起き、人と人の繋がりが試されていく。 警察内部の組織論など、どこも同じだなと思う反面、それでも職務や自分の信念に正対する人がいる。フィクションなんだけど、そういうの自分ごととして信じたいですね。

    0
    投稿日: 2015.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ☆5。今後は好きな作家と聞かれたときに横山秀夫の名も語れるようにすべきかな、と。 仕事終わりに自宅で読んでも、それが例え休日だとしても「あ~仕事してぇ~!!!」と感じられる秀作。 仕事には信念がつきものだ。でも信念だけで仕事が出来ないのも事実だ。自分の信念・仕事の流儀を突き通すことが、大切な家族を蔑ろにすることと繋がっていると感じたら、誰だって組織の歯車になることを検討するはずだ。 三上は悩む。揺れる。読者は「自分の信念を突き通せよ!!」などとは無責任に思えない。読者自身も揺さぶられるからだ。社会は、仕事は、カイシャは理不尽で不合理だ。それでも誇り高い仕事をしたい。たとえ仕事に胸を張れなくても、家族のこともクライアントのこともも身を切る思いで守りたい。 あ~、仕事がしたい!!

    0
    投稿日: 2015.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    多少強引な所や無理っぽい所もあるが、話しの展開がスリリングでのめり込んでしまう。 未消化な所もあるが面白い。 もう少し書くべき話しがあるとは思うが、これで良いのかなとも思う。

    0
    投稿日: 2015.03.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻は若干読み進めるのがきつかったですが、上巻の後半から下巻は一気に読みました。二渡がもっと見たいなぁ。

    0
    投稿日: 2015.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    さすが、横山秀夫の作品は一気に読みたくなるほど引き込まれます。主人公の娘がどうなったかが気にはなりましたが…。

    0
    投稿日: 2015.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    記者クラブとのやり取りのボリュームが多すぎて冗漫だ。一冊で良い展開だ。半落ちの横山秀夫に期待して読んだのにややガッカリ。ところで三上の娘は放ったらかしかい〜!

    1
    投稿日: 2015.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    素晴らしい作品です。 上巻の序盤から所々に敷かれた伏線を本当にラストで全部回収した展開は圧巻の一言。 上巻や下巻の前半はまさにこのラストの展開のためにあるようなもの。 普通の刑事ものと異なった広報からの目線のストーリーに新鮮味を感じた。 刑事と刑務、広報とマスコミ、広報と上司など様々な対立軸のでリアリティがあって濃い内容でした。 伏線の再確認をしたくて、連続で二度読みしてしまった。

    2
    投稿日: 2015.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    博多から爆睡する連れの横で上巻を読み終え、乗り換えの姫路駅構内でダッシュしてゲット、そこからさらに在来線の中で夢中で読み耽り、眠い目をこすりながら明け方近くに読了。 上巻に意味ありげに出てきた『幸田メモ』が明かされますが、内容は結構肩すかし。 後半まできて、これが大きな意味を持ってきますが、64の事件そのものより、警察の中の対立や思惑、隠蔽体質、マスコミの善し悪しなどに焦点があてられているので、このメモの存在はその象徴のように描かれてます。 捜査員やキャリア組たちの対立。 マスコミ代表として広報叩きの秋川の汚いやり口。 影のエリートこと二渡の謎の動き。 そして、その緊張感が限界まで高まった時に64をなぞらえたような事件が勃発、さらに報道協定も怪しくなり事件は一気に進んでいくわけですが、基本主人公は蚊帳の外の立場っていうのが凄い。 蚊帳の外の案件を処理することに徹底する話というのは面白くなかったりすることもあるけれど、ちゃんと面白い。 最後は収まるところにいろいろなものが収まりそうな気配を見せて終了。 いろいろなことは解決していないけれど、心の区切りはそれなりについている。 一応シリーズものらしいので、別の話でまた広報課の64その後が読めたらいいな。

    3
    投稿日: 2015.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻は今までの伏線を全て回収し謎を明らかにせしめる。下巻だけで素晴らしいと思わされる。 ここから全体感想 - - - - - - - - - - D県警警務部広報官を主人公に刑事部、警務部、マスコミの対立、翔子ちゃん誘拐殺人事件、新たな少女誘拐事件等D県警内の出来事を描く。 なるほどこれは面白い、伏線の回収も素晴らしい。 が、そう思ったのは下巻までで、上巻は説明や主人公に心情などくどすぎて、この時点ではなんでこれが賞をと思って待ったぐらい。 下巻できれいにまとめ上げられて納得はできたが、もっと短くきれいにまとめることができたのではと思う。 ただ刑事部、警務部、上層部、マスコミの対立などは、踊るや相棒などの掲示物とは明らかに一線を画しており、リアルで生々しい。 リアルを追求したという意味では仕方ないだろうが、できれば娘の家での事件や64事件を解決して欲しかった思いが強くなったラストだった。

    0
    投稿日: 2015.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻からは物語が急転直下。結末が気になってページをめくる手が止まらなかった。 ただ、どの事件も最後は含みをもたせた感じで終わったしまったのが消化不良。ただ、余韻を残したのがこの作品の良さなのかもしれないが。

    0
    投稿日: 2015.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一山越えたら、さらに別の大きな山が…。後半、それまでの暗闘を打ち破る怒涛の展開に息をのむ。7年のブランクがあってもやっぱり横山秀夫だった。

    2
    投稿日: 2015.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ストーリーとしてはおもしろいかもしれないが、語り手の三上がああじゃないのこうじゃないのと、まどろっこしい。しかも登場人物が多くて、それって誰だっけ?が何度かあった。最後にいたっては、それでわかるかぁ?って感じ。とにかく疲れる文章だわ。

    0
    投稿日: 2015.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     記者クラブとの軋轢、刑事部との対立と長官視察が迫る中問題山積みの広報部。長官視察の目的を知った時三上はある決断を迫られる。そして長官視察前日に起こった大事件とは。  個人の思いに忠実に生きるか、組織に生きるか。苦悩し続ける三上が何に真を見出し、自分の行動を決めるのか。  長官視察の目的を知り三上がその選択を強いられ真を見出そうとする描写は、一人の人間の人生の大きな岐路を見事に描き切った描写でとにかく圧倒され文章に惹きこまれました。横山さんが魂を込め、命がけで書いたということが伝わってきます。  記者クラブの記者たちとの奇妙な戦友のような関係も熱いです。単なる職務上の関係でもなく、敵同士でもない。そこにあるのは一人ひとり個人の良識にどう問いかけ、どう自分をさらけ出し相手を信じるのか。  そうした人としての矜持をこの小説では、これでもか、これでもかと問いかけてきます。  記者会見の場面の迫力もさすがの一言に尽きます! 情報を出せない警察に対しいらだつマスコミ、その会場の険悪さいつ爆発するか分からないマスコミの緊張感、それを必死で抑えようとする三上たちの描写と圧倒的なリアリティで描かれます。  ミステリとしても伏線回収が素晴らしく全ての線が一本でつながる様子は圧巻です。  横山さんの小説は一見冷静な描写のように思えるのですが、読めば読むほどにその下には熱い血が流れているのだろうな、と思います。 組織に縛られながらも自分の道を模索し、自分の矜持を問いかけ続ける三上の姿は、読んでいる人たちにもきっと多くの気づきを、そして勇気を与えてくれると思います! 2013年版このミステリーがすごい!1位 2013年本屋大賞2位

    6
    投稿日: 2015.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初から主人公に負荷をかけっぱなし。 最初から最後まで突っ走る。 すぐに本に入り込んでしまい、周りの音が聞こえなくなった。 重畳した対立構造の中、苦悩し、揺れ動きながら、自分が今するべきことを見つめ直し、対立構造に引き込まれず、自分を、そして部下と広報室を自立させる。 とにかく皆に勧めたくなる本だ。

    0
    投稿日: 2015.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。でも同時に苦しかった。警察官と行ってもサラリーマンなのか。組織間、マスコミとの争いに加え、家庭の問題も。

    4
    投稿日: 2015.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻に入る ワクワクの筈だったが、相変わらず刑事と警務の間で自分の立ち居地が定まらず、逡巡し疑心にかられ切れたり塞いだりする三上に多少イライラしながら頁を捲る。 しかし、この鬱屈が後半への伏線。三上が刑事も警務もなく広報官として職務に向き合うと決めた時から物語は一気に動く。 腹を括って匿名問題にケリを付けたのも束の間、“ロクヨン”を模倣したと思しき誘拐が勃発し、再び、今度は東京も含めたマスコミとの対峙の時が来る。 身代金を運ぶ親の車を追って物語は緊迫の度を深め、全てが収束する思いもかけぬ真相へと雪崩打つ。最後まで精緻に積み重ねられた物語の紡ぎ方には身震いする程の物凄さ。 もとより作者が得意とする警察を舞台にしたミステリー仕立ての話にして、仕事にどう向き合うか(これも作者が描いてきた“矜持”)の話であり、更にはその矜持を胸にしながら家族とどう向き合うかの話であった。 昨日の朝刊の広告に『たちまち重版、累計80万部突破!』の文字が躍ったが、さもありなん。

    8
    投稿日: 2015.02.21
  • ドラマ化&映画化 決定!!

    上巻から続き。 次第にタイトルの64が主人公に降りかかってきます。 確かに64の結末に向かうのですが えーそうなの?という展開に。 ネタバレになるので書けない!ですが、 ただ読みごたえはばっちりですよ! NHKのドラマも原作の雰囲気が出てて、良かった。

    13
    投稿日: 2015.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    対立しているときの一方への怒りや、 苦悩する側の重さ、権力を握った者の他人事感、 家族愛、仲間との団結、読んでいると、 とにかく気持ちが昂るだけではなく、 感情が上下前後左右に揺さぶられる。 弱さや、物足りなさを感じる人物、 一方の側からは正義かもしれないが、 他方からは「敵」とも見える人物が激しく動き回る中、 フッと、信頼できる男が現れて痺れたり。 警察内部の争い、マスコミとの争いが熱すぎて 皮肉にも捜査車両が動き出してからが落ち着いて 感じられる。人間関係、権謀術数はリアル?に感じて 事件関係はエンターテインメントに感じるから?

    0
    投稿日: 2015.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昭和64年の殺人事件を見直す話。 殺された少女がいるのに 警察には自分が1番な輩がいっぱい。 被害者も遺族も関係なくて 出世と保身ばかり。 そんな中にも信頼したい人がいることが救いだな。 ずっと横山秀夫が読みたかった。 新刊出てないとは思っていたけど 書けずに苦しんでいらっしゃったとは知らなかった。 ゆっくりでもまた長編が読みたいです。

    0
    投稿日: 2015.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ほぼ一気読みでした。刑事部と警務部の対立、未解決事件、記者クラブ、警察ファミリー、なかなか知る機会のない警察内部を舞台に、確かに、究極の警察小説です。面白かったー!2015/2読了。

    0
    投稿日: 2015.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻に入ると、物語は大きな展開を見せる。未解決の昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件は… 面白い。広報官を主人公にした珍しい警察組小説であると同時にミステリーとしても素晴らしい。 横山秀夫という作家は、寡作ながら次々と傑作小説を上梓している。これだけ高いレベルの小説を書き上げるのには並大抵の努力ではないと思うし、大きなプレッシャーもあることだろう。横山秀夫の空白の7年間は、我々、読者にとっても大きな損失だった。様々な理由があっての空白の7年間だと思うが、我々は、このような素晴らしい作家を大切にすると共に後押ししなければならない。

    4
    投稿日: 2015.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    7年ぶりの新刊。文庫化に2年。 待った時間の分だけ味わいも増したか? 否、元々が佳いからである。 複雑に絡み合う個々人の思惑を丁寧になぞり、読み手に若干の忍耐を求める中盤までの展開から一転、クライマックスに向けて目まぐるしく状況が変化する一気呵成のスピード感。 これまでにも何度となく読み返してきた横山ミステリに、これからも幾度となく手に取ることになるだろう一冊が加わった。

    0
    投稿日: 2015.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    記者クラブとの軋轢、ロクヨンをめぐる刑事部と警務部の全面戦争。その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、長官視察の本当の目的を知り、己の真を問われる。そして視察前日、最大の危機に瀕したD県警をさらに揺るがす事件が-。驚愕、怒濤の展開、感涙の結末。ミステリベスト二冠、一気読み必至の究極の警察小説。

    0
    投稿日: 2015.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【2012年のミステリー二冠! 究極の警察小説登場!】昭和64年に起きたD県警史上最悪の事件を巡り警務部と刑事部が全面戦争に突入。その狭間に落ちた広報官・三上は己の真を問われる。NHKで4月にドラマ化

    0
    投稿日: 2015.02.06