
総合評価
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powered by ブクログこの小説は64の解決ストーリーを期待させて、実は警察組織のいざこざを描いた小説なのではないか?と思い始めた頃に、唐突に64に絡む新たな事件が始まるという展開。 最終的には伏線回収して、それなりに話はまとまっているのだが、64事件の解決捜査ストーリーを期待して本を買った私を含めた大多数は肩透かしを食らった感がある。 警察組織のドラマが本筋なのか、64解決に向けた動きが本筋なのか分からないが、両方をとろうとした挙句上下2巻の長い話になってしまった感がある。64に絞ってもう少し警察組織のドラマ部分をそぎ落としても良かったかも。 まあ、全体としては出てくる全てのキャラが立っていて話にも引込まれたので、自分としては好き本であるが、もう一つの主人公の娘に関わるエピーソドが最後どうなるのか分からない終わり方なので、不完全燃焼というか少しストレスの残る終わり方なのが残念。
0投稿日: 2016.08.16
powered by ブクログ「組織の中での保身」 誰も得をしない上にやり切れない結果ばかりが連鎖する… 自他共に組織の中で本当の自分よりも大きく見せようとする虚栄心… 誰しもこんな日常に身を置いているのではないのかな? とても切ない…
2投稿日: 2016.08.16
powered by ブクログ超ビックリ!な結末でした。 三上の心の揺れが固まっていく様にどんどん読み進んでしまった。 仕事意識の高い人たち、ステキだなあ。 にしても。。。彼ら(たくさんの彼ら)に幸あれと願いたい。
4投稿日: 2016.08.01
powered by ブクログロクヨン自体はホシが分かって明るさを少し見たけれど、逃げた上は得をし、尻拭いをさせられるこれからを思うと辛い。汚いところは解決されていない。悔しい。 三上、いいことをしてるんだからかえってきてほしいと願うばかり。
0投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画化されて知った小説。 上下とあって、とても長い。 昭和64年に発生した未解決の事件(ロクヨン) …組織ぐるみの隠ぺい あいつこか、こいつもか… しかし長官が被害者宅に行く許可、ぶら下がり会見 について進展がなく、同じような文言が繰り返されて長い。 1巻にかいつまんで欲しい、と思いながら 頑張って読み進めると、 模倣事件が起きて、しばらく、あれロクヨン はどうなった? と思っていたら 自体は急展開。 三上さん、松岡さん、素敵です。 ところで三上さんの娘さんはどうなったんでしょうか。 映画は、たぶんいつか DVDを2枚一度に借りて、家で続けて観ます。
2投稿日: 2016.07.24
powered by ブクログさすが、横山秀夫。読み始めたらやめられなくなって家事もそこそこに一気に読んでしまいました。映画やドラマになってしまうと俳優さんの顔を思い浮かべて本を読んでしまうので嫌な事があるのですが、警察小説が初心者の私には、警察言葉と組織図がなかなか難しかったので64は俳優さんの顔で読んで正解でした。と言っても映画を観ていないのですが。是非映画も観てみたいと思わされた小説でした。
0投稿日: 2016.07.15後半の展開がすごい
上・下巻まとめてのコメントです。 前半部分はじっくりとストーリーが進んでいき、 全体(というもののかなり広い範囲)をつかむ ことを一生懸命やっていたが、後半での展開が早く、 ジェットコースターのような感じで吸い込まれた ように一気に読んでしまった。 エンディングも途中からの予想に対し、見事に 裏切られたという感じで楽しく読めた。 思い出深い1冊となりました。
0投稿日: 2016.07.10
powered by ブクログとうとう読み終えた。 悪いことした人が捕まって一件落着。。。というようなよくあるミステリー小説のような結末ではない。やはり他の横山作品と同様、読後はずっしりと何か重いものを背負わされたような(笑)そんな重厚な感覚が残った。 本庁と地元警察の双方でうごめく陰謀に翻弄される広報官三上の心の移り変わりが手に取るようにわかる。最後は彼なりによく頑張った!スマートではないけど、三上らしく事案に喰らいつき、愚直に自分の職務をこなした。この人間臭さが良い。 結末。。。そう来たか!すごいなぁ雨宮さん。 本来なら5つ星なんだけど、登場人物が自分の中でどうにも整理できず、突然現れた人物に、へ?!誰だっけ?!ってのが数回あって(私の記憶力が悪いだけなんだけど汗)それが残念。相関図がほしい。 三上一家に幸あれ。本作が平成14年の出来事だからその後の三上警視とか。。。 それはないかな。。。(笑) ドラマ化映画化両方されてるけど、どちらもまだ観てない( ゚Д゚) 私のイメージとしては、三上さんはピエール瀧さんがピッタリかな。 佐藤浩市さんは。。。かっこよすぎるから違う(笑)
0投稿日: 2016.07.04
powered by ブクログ次から次へと黒幕が、陰謀が、結末が明かされていって息を呑んだ。前半の、八方塞りで重苦しい感じが打破されていくのが心地よい。 結局は己の信念を貫き通すというか、自己の職に背かない生き方が1番で、三上が男前! でも男性の権謀術数、人事の妬み嫉み系が絡んだ話は好きではないなと思った。
3投稿日: 2016.07.03
powered by ブクログ長かったです。素人には難しすぎる警察内部や記者クラブとの軋轢、ジレンマ、戦いがたいした説明もなく長々かつ繰り返されるのが原因で、途中放置してから半年以上。 うろ覚えでしたが、終盤に差し掛かってからは、臨場感があり一気に。さすがドラマ、映画化し注目されているだけあるなぁと思い知らされました。驚きの展開と感動のラストは素晴らしい。刑事物が好きな人はかなりハマると思いますが、私はどちらかというと読みきった感が強かったです。
0投稿日: 2016.06.29重厚感が凄い
映画のテレビ宣伝で気になって購入誘拐と言う思い話なので暗いだけのストーリーと思いきや主人公の気持ちや警察としての正義感等が素晴らしい描写でさすがとしかいいようがない❗ テレビのせいで佐藤浩一が常にいましたが 内容からいくと佐藤浩一がお父さんなら格好良すぎるけどね鬼瓦じゃないし
1投稿日: 2016.06.28
powered by ブクログ他の人のレビューが良かったので購読。 …の割りにはあまり。 ハッキリ言ってつまらなかった。 刑事部と警務部との確執、マスコミとのやりとりは正直イライラさせられた。 言葉使いに。 確かに最後のあたりは、ああこーゆーことだったのね、とは思ったがたいして衝撃でもなかった。
1投稿日: 2016.06.18
powered by ブクログちょっとわかりにくかったです。ただ、全部が全部、すっきりするわけでもないという部分が、逆にリアルだなぁとも思いました。描写にムダがないので、場面や登場人物がいろいろ出てきても、それほど混乱することはなかったのですが、主人公や、その妻などに感情移入も特にできず、結末が知りたくて淡々と読み終えたという感じです。
2投稿日: 2016.06.18
powered by ブクログ次々に回収されていく伏線が気持ち良い。 執念がすごい。自分がその立場で同じことが出来るか…など考えたが、きっと無理だと思う。
0投稿日: 2016.06.18
powered by ブクログ今まで読んだミステリーの中で最高の一冊。冒頭から気にならない程度に何回か出てきた無言電話が、事件が解決すると、重要な意味を持っていたことが明らかになり、伏線の隠し方に脱帽。三上の娘に対する考えの変化は寂しいものがあった。三上が刑事の魂を脱ぎ捨て、最後に自分の仕事だけに、葛藤もなしに専念するようになった姿はかっこよかった。「いいことをすれば、かえってくるさ。」という台詞が気に入った。
3投稿日: 2016.06.14
powered by ブクログとんでもなく面白かったです………!!!!!! 正直上巻は警察内政治のお話でロクヨンは?ってなってた。 でも下巻のあのページ、上巻からの沢山の登場人物と横に広がる話が全部つながったあの瞬間。鳥肌ではなく血がサーッと冷めていくような感覚。沢山の人の時間が64年で止まっていた。ただ一人、孤独に一人、諦めずに番号を押し続けた人が、人が…ああ、つらい。 三上の沢山の苦悩から自分の道を決めていくまでが苦しく暗く長い道のりだからこそ上巻はしんどかったけど、光が射して道が見えてからは俄然ページをめくる手が早くなった。心を決めた三上に、人が集まりだす。人を変えていく。警務部も刑事部もない、「広報官」であるということ。いや~警察官が全員刑事なわけなんてないのに、そんなことテレビを見てると忘れそうになるね。 まだまだ書きたいことあるけど書ききれないからここまで。私は実質的には何も解決してないラストで良かったと思う。最後にあゆみ帰ってきたら都合よすぎるし。ロクヨンのホシは、必ず松岡があげる。そして地獄の記者会見が始まる。そこで三上は松岡と仕事をする。同じ思いを秘めて。同じ志を持って。
4投稿日: 2016.06.10
powered by ブクログなるほど…確かに触れ込み通り衝撃の真実。 娘を失い犯人への執着心、後悔だけの毎日からの執着心がこういう結末に繋がるとは… これだけの長編なので最後の畳み掛けにはスピード感を感じたけど、最後までが本当に長かった。三上さんの立ち位置を含めると警察内部の確執問題は必要だとは思うけど長い… 半落ち的な事件の経過に沿った物語の方が私は読みやすいという発見ができた。 2016.6.9
0投稿日: 2016.06.09
powered by ブクログ刑事小説は初めてだったので最初は慣れなかったが、文体でも緊迫した感じが伝わった。 特に後半は伏線回収や事態急変で非常に面白かった。
2投稿日: 2016.06.09
powered by ブクログ警察の内部事情などにも踏み込んだ内容で、一つの事件を解決するだけでなく、複合的な事象が並走して収束していく構成はとてもおもしろかった。 ただ、肝心のあの"核心"へのアプローチ。個人的にはあまり納得のいくものではなかった。 遺族の執念という強烈な"想い"があるにせよ、あそこまで頼りない手がかりで核心に迫れるというは…。 ダウンタウンの「ガキの使い」の企画で、よく"きき○○"というのがやっていて、目隠しをした状態で食べたものを当てるんだけど、これがものすごく当たらないんですよね。人間の知覚の信頼度って、でも確かにそんなもんだと思うんですよ。 それを覆すだけの"想い"。 子を持つ親としては、子への"想い"はそれを覆すだけのものであると信じたいけれど、それをミステリーの肝として使うのはちょっと腹落ちしないなーという感じです。 謎解きが中心の物語ではないとはいえ、ここにもう一つ納得の行く理由が欲しかったです。
3投稿日: 2016.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本書の題名である64は昭和64年に起こった未解決の誘拐殺人事件である。 上巻では主に主人公の三上の娘の行方不明、刑事部から警務部への異動に伴う葛藤等がメインになり、題名である64事件はあまり関係ないような感じで進んでいく。 下巻で64事件にまつわる一連の刑事部と警務部の確執は 警察庁長官を阻止しようとする刑事部の狙いのために利用された、という結論のような形をみせるが、後半で一気にどんでん返しのような展開が待ち受けていた。 面白いのだが、刑事部と警務部の確執のようなことが、文字では理解出来るのだが、実際の営利業務社会ではちょっと考えにくいので、なかなか感覚として理解しにくかった。 一旦は、ここが着地点かと思わせ、あの前振りは何だったのかと思わせるのだが、着地点はすごい! ただ、三上の娘の行方が不明のまま終わるのでそれが気になった。
2投稿日: 2016.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻よりも怒涛の展開で、夜更かしして最後まで一気に読んでしまった。 64事件と同じような事件が起こるとは聞いていたのに全く出てこず、下巻でやっとか!と思ったけど、ラストにかけての伏線回収と予想外の展開がとても面白かった。まさかそうくるか…と。 ただ、結局この本の中では犯人逮捕には至らず、娘のことも、刑事部の今後も、根本的なことは何も最後まで書かれていないので少し物足りなかった。 そこまで詳しく書くと蛇足になるのかな、でも気になる。
0投稿日: 2016.05.29
powered by ブクログん?あれ? あゆみちゃんは? 良かったのか?これで? んーなんだかなぁ でも、松岡さん?の又三上と働きたいという言葉が 結構、ぐっときた ほんでもって、広報官として、松岡がマスコミと戦わなければいけない時見届けたいという三上の思い あーこういう上司と部下の関係は、いい なかなか、作り上げられない信頼感だよね 働いたことのある私には羨ましい関係です こういう上司に出会いたい そして、私もいつかそういう上司になりたい はい、あくまでも三上目線でした。笑
0投稿日: 2016.05.28
powered by ブクログ途中単なるお仕事小説的な感じで中だるみして、肝心の64の謎はー??ってなってたんですが、まさかああ繋がるとは!! 結局主人公のご家庭の問題についてはって感じなのはなかなか煮え切らないけど、それにしてもな大胆な展開に興奮しました。久々のがっつりミステリ、面白かった。
2投稿日: 2016.05.28
powered by ブクログようやく読み終わった。長かった。上巻はもちろん、下巻も怒濤の展開で引き込まれた。三上の心理描写がすごい。すべての伏線がスッキリした訳ではないが、かなり丁寧に書かれていたように思う。映画の配役を知ってしまうと小説の中に顔を出してしまうから、あえて情報を遮断して読み進んだ。映画ではどう描かれているのか楽しみだ。
0投稿日: 2016.05.27
powered by ブクログおもしろかった!! 警察内部の力関係のいやらしさ、読んでて反吐が出そうなところ、よく表現されてるな~~と、大満足。 刑事魂を持つ男たちのかっこよさにもシビレたし。 決して甘くないのに希望はある終わり方も好みだった。 読んでよかった!!
3投稿日: 2016.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
つか、 上巻から気になってた電話な。 そう持ってきたか! って、 ちょっと想像はできましたよね。 無言電話? いたずら電話? どっちでもなかったその電話の正体に涙はできませんでした。 帯びなんかにある、 煽り文句の「その結末に涙する」って、 いろんなところでみかけるけど、 そう書かれてる小説ってそうでもなかったりするんですよね。。。 個人的に64はそうでもなかった。 そこまで感動しないし、 涙もしなかったなぁ。。。 ただ、 その執着心には感嘆を覚えますけどね。 僕が雨宮さんだったらと思うと、 記憶力の弱い僕は無理ですなぁ。。。 かなり、 特徴があっても覚えてられないです。。。 絶対に忘れる。 つか、 声って変わるしさ、記憶違いかもって見つけても確かめないと! でも、 確かめるって難しいよねぇ。。。 これで、 間違っていたらバカだしさぁ。。。 そもそも、 「二渡」さんがあまり活躍しなかったしねぇ。。。 と、 言うか活躍0じゃないか? と、 「あゆみ」ちゃん問題をある意味で棚上げしちゃってないかな? 「あゆみ」ちゃんは結局放置ですかね。 夫婦は、 生きてるとも死んでるともどっちでもいいけど、 自分の居場所を見つけて、 そこに居続けるのだ的な感じですよね。 微妙やわぁ。。。 でも、 ある意味で夫婦の居場所は作れたのかな? やっぱり、 結婚はしても子供はいらないなぁ。。。 と、 言う僕の立ち位置は変わらんなぁ。。。 容疑者Xの献身なみの恋がしたいものだ! 64の模倣事件が起きる! つか、 起こしたのか。 微妙である種で賭けににも似た勝負の64模倣事件発生! 最後は、 お金を燃やして個人的に満足できる限りの勝ち名乗りをあげた! それは、 勝利なのか復習なのかライフワークなのか。 お金は燃やさなきゃいけないよね。 水に流しちゃアカンもん64事件みたく。 やっぱりこういう時は燃やすんでしょうね。 煙は天へのお手紙です! テーマ的には「再生」なんですかね? 三上のね、 剣道の面の話はちょっと泣けました。 むしろ、 そこかよ! と、 思うけど、 こういうのが心に響くお年頃なんです。 「面をつけてる時だけが・・・」 そんな狭い世界だけで生きてた時期もあったって悲しいね。 今は剣を握っていないのであれば、 卒業した世界なんでしょう。 なにが、 きっかけだったんでしょうね? コンプレックスの解消ってなかなか難しいのですよ。 「あゆみ」ちゃんも、 どっかで生きてて欲しいですね、強く生きてて欲しいですね。 お父さんのように。
0投稿日: 2016.05.24
powered by ブクログ昭和64年に起きた未解決事件、「ロクヨン」、僅か7歳の幼女が誘拐され殺害、二千万円という身代金も奪われるという最悪の結末を迎えたこの事件は、D県警にとっても最大の汚点でした。このロクヨンの未解決事件という背景を伏線にしてお話は進んでいきます。 巨大な警察組織の論理と警察官としての職務の遂行と立場、更に以前にロクヨンの捜査に関わった主人公の元刑事、三上義信いう広報官の私情も絡ませながらの展開です。上巻は殆んど三上を取り巻く人々との心理的な動きを追う描写が続きました。この辺りは警察の縦社会の論理の面倒臭さに正直、辟易したり、同情したりで読み進めました。下巻になって、場面は動き出し、ロクヨンとの繋がりが徐々に顔を覗かせ、広報官としての立場で動き廻る辺りはさすがにダイナミックでした。匿名か実名報道かの記者クラブとの攻防など、誘拐事件報道の経緯も含め、こうした事件報道の問題点も取り入れられていて考えさせられる部分でした。
3投稿日: 2016.05.21
powered by ブクログ昭和64年に起きた誘拐殺人事件を終え……警察ものの題材としては、なんと魅力的なネタなんでしょ! ワクワクドキドキして上巻を購入。 なかなか事件の話が進まないなぁと思っていたら、上巻の途中で思い出した。作者は横山秀夫だったと。 事件捜査がメインのおハナシではない。知ってはいた。“その感じ”も、嫌いじゃない。いや、わりと好きでもある。 事実「陰の季節」は好きな作品だし…その主人公二渡さんも出てくるし…… だけどねえ。下巻も半ば近くまで進んで、まぁだ警察内の政治のハナシが続いていると、さすがに飽きてくる(苦笑)。 と……思ったその直後くらいからかな? 物語が急加速しはじめたのは。 いよいよもって追い詰められた主人公。彼が自分の心に区切りをつけ、身近な部下を信頼してみようと思い始めたくらいから、俄然面白い展開に。 突発的に発生した誘拐事件は息をもつかせね勢いで進行し、まさしく当初求めていたワクワクドキドキを味わわせてもらえた! ……で……、実はその事件にはもうひとつ裏の顔が!と知らされた驚きは、横山作品の面白さを改めて実感させてくれた。 ★4つ、9ポイント半。 2016.05.20.古。
2投稿日: 2016.05.20
powered by ブクログ私が間違っておりました。申し訳ございません。 上巻を読んで、「男の人が好きそうな小説だよね~」なんて知った風なことを書きましたが、まったくもって浅はかでございました。 だってさー “己の信ずるまま職務を遂行した。明日のためにではなく、今日のために今日を使い切った。” とかさー “「上は変わるが職務は不変だ。広報のことは広報室で決める。今ここにいる俺たちが決めるんだ」 「上イコール組織です。組織の意志を無視した広報なんて広報と言えません」 「個人の集まりが組織だ。個人の意思が組織の意志になることがあっていい」” とか、男の人の好きそうなお仕事小説。組織論なんだもの。 女の私はたいがいこういうのの外にいさせられますから、「け」と思って読んでいた部分があります。 けど、残り200ページ、第二の誘拐事件が起きたことによって、大きく話が動きます。 まさに怒涛の展開。 ページを繰る手が止まりません。 そして事件の全貌が明らかになったとき、第二の誘拐事件の犯人たちの人生を思うと涙が止まりませんでした。 ネタバレになってしまいますから詳しくは書けませんが、実行犯の彼の義に殉じた人生と、彼の家族の今後を思うと…。 上巻を読んで感じた数々の小さな違和が、最後まで読んだときにきちんと決着がついていました。 そもそもこれは三上目線の語りなわけです。 彼は刑事という仕事、つまり人間を見きわめることを生業としてきたので、彼の人間観察は多分正しい。 だけど、彼が揺れると、私も揺らいでしまう。 誰が本当に信じられる人なのか。 どれが先入観で、どれが客観的な判断なのかを、常に整理しながら読まないと流されてしまう。 そう思いながら読んでいたのに、雨宮の「大丈夫か?」には、そんな意味が込められていたとは。 上巻を読んでいたとき、誘拐がメインじゃないのなら、タイトルに偽りありなんじゃないの?なんて思っていましたが、これはもう、このタイトルでなければなりません。 全てはそこから始まったのですから。 ただひとつだけ疑問な点を。 三上が佐藤浩一ってミスキャストじゃないの? 彼がお父さんだったら、娘の家出はないんじゃない?
7投稿日: 2016.05.18
powered by ブクログ掛け値なしに面白い。ストーリーに引き込まれて最初から最後まで一気に読めた。事件は転々とするが、ストーリーにこじつけ感がなく、読者の疑問にきちんと答えながら進んでいくので納得できる。少し大げさな感じの部分もあるが、非常に面白かった。
0投稿日: 2016.05.16
powered by ブクログ一気に読み進めてしまった。どんでん返しの突飛なストーリーでないぶん、リアリティと寂しさを強く感じる。
0投稿日: 2016.05.16
powered by ブクログいやー上巻に引き続きおもしろかった!久々に睡眠時間を惜しんで読んだ勢い。 よくよく考えると「いやこれは現実ではちょっと無理でしょ」なところもあるが、そんな理屈をねじ伏せるくらいの勢い。 こういうおもしろい小説に出会えるのはしあわせですわ~ さて映画観に行くか、どうしようか。 ドラマの方も観たいなぁ、再放送しないかな。
2投稿日: 2016.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
広報と記者クラブ、警務部と刑事部、三上と二渡、三上と広報の部下たち。対立し、攻撃し合い、深まっていく溝を埋めるものは? 無言電話にすがる妻との関係、刑事と広報で揺れる三上、いくつもの場面で心が試され、引き裂かれ、そしてそこからたどり着く第三の選択。 すべてがギリギリのところで起こる誘拐事件。それは64に酷使した内容で、不自然に満ちている。 広報官として腹をくくった三上はそこで驚愕の事件の結末を知ることになる。 三上が部下の蔵前の渡してきた銘川老人の資料を記者の前で読み上げる場面。大舘の家に電話を掛ける約束を反故にしたことを謝りにかけた電話での大舘が口にした「ありがとう」。雨宮と幸田の関わり方。三上がかけた日吉への電話。 胸が熱くなる言葉がいくつもあり、ミステリとしての面白さも勿論引っ張っていくのだけれど、三上をはじめ広報の諏訪、蔵前、美雲、刑事部長の松岡、元科捜研の日吉、64での隠匿をきっかけに警察をやめた幸田、64の被害者の父である雨宮、それぞれの人生がきちんと立ち上がり、そして混ざり合い、最後の場面の浩然とした美しさに呑みこまれた。 映画を観てから読み始めたのだけれど、映画の作り手の人たちは本当にこの原作を大切に作ってくれたのだなと感じられる作品になっていた。
5投稿日: 2016.05.11犯人追跡と記者発表、同時進行で怒濤の急展開
すべてがすっきり解決したわけではないけれど、それがむしろいい余韻となって残る。 そのあたりは横山さんの真骨頂。 最後は怒濤の急展開に釘付けになること間違いなし。 色々なしがらみや因縁が複雑に絡み合いながら、事件解決へ一気に話が進む下巻。 知り合いの警察官に聞いた話だが、最近ではガサ入れ当日になっても行き先を捜査員に知らせないらしい。 それほど捜査情報のリーク、漏洩という問題は深刻らしい。
1投稿日: 2016.05.11
powered by ブクログいやー本当に面白かった。 下衆な人間には本気で腹がたつし、広報室の人々には拍手を送りたいしで、読んでて忙しかった笑 映画化にあたり読んだ本なので、登場人物が映画の配役で頭の中で動き余計に面白かった。
3投稿日: 2016.05.10
powered by ブクログ試写会で映画の後編を見せてもらった。 なので、いま読んでいる。 この小説は、本から入っても、映画から入ってもどっちからでも大丈夫な気がしている。映像にするために作ったと思われるシーンもいくつかあったので、ストーリーがけっこう違っているらしいし、読み終わるのが本当に楽しみだ。 映画もとても良かった。それぞれの立場でぶつかり合い、生きていくために前に進もうとする姿がとても印象的だった。前編、後編とも映画館で見られてとても幸せだ。
3投稿日: 2016.05.07長編だけど面白いですね
久しぶりの横山秀夫は、映画化したらしい長編作品。読み流し気味だったせいか何だかごちゃごちゃしてるかな?と思わなくもないけど、ぐいぐい引き込まれて面白かった。
4投稿日: 2016.05.05
powered by ブクログベトナム旅行のお供①。映画化されて話題のせいかkindle電子版で目に付いたので購入。超久々横山秀夫。 山場を多く含むストーリー展開、緊張感、オチ、ともすれば嘘くさいと思われそうな警察内の駆け引きも恐らくものすごい下調べと信頼の文章力でリアル感すらあり、小説としてすごく良く出来ている。登場人物が多くて、ん?誰だっけとたまになったが、(組織図とか書いて欲しかったな)特に主要メンツの男臭い渋いおじさんの機微を描かせたらうまいねー。その分女のキャラに現実味がないけど笑 何箇所かうるっときました。総合点の高さに5を差し上げたい。 是非、警察関係者の方にこの本の感想を聞いてみたい。ここに書かれている警察内の力関係や駆け引きみたいなもの、んなもんナイナイ!なのか、あるあるなのか。 なぜか松岡がワートリの篠田本部長で再生されてました。映画キャスト、、綾野剛諏訪かー?どっちかっつうと二渡、、
3投稿日: 2016.05.04
powered by ブクログ刑事部vs警務部。 県警広報官vs記者クラブ。 男くさい攻防戦が繰り広げられる 警察小説。 昭和64年に起きた 少女誘拐殺人事件「ロクヨン」の真相は? 誰が誰だか登場人物多すぎて こんがらがりながらも 後半のドキドキ感に煽られて 一気読み。 これは映像化 されて間違いないっっ。 個人的には、主役の三上夫妻。 NHKドラマ版の ピエール瀧さんと木村佳乃さんが ハマってる印象だけど 映画の豪華キャスト版も観たい〜。
0投稿日: 2016.05.03
powered by ブクログ横山秀夫の64(ロクヨン)を読みました。 D県警には昭和64年に起きた未解決の誘拐殺人事件、通称64(ロクヨン)が大きな汚点として残っています。 刑事部から広報官に異動した三上は上司からの命令で交通事故の加害者を匿名にしたことから記者たちとの調整に手こずっています。 そんな中、警察庁の長官がロクヨンの視察にD県警に来るという情報がもたらされます。 上司の命令で被害者と交渉していた三上は64に関する幸田メモという秘密の文書が存在しているという情報を得てその調査を開始します。 幸田メモはD県警を破滅に導く内容が書かれていたことを探り当てます。 地元生え抜きの警察官とキャリア組の対立、被害者の警察に対する不信、広報官と記者との軋轢、三上の個人的な事情、ひりひりとするような言葉と行動の対立が描かれていておもしろく読みました。
0投稿日: 2016.04.28
powered by ブクログまさに一気読み必至だなあと。これはもう一気に読まないと伏線回収できないし、登場人物忘れちゃうし、人間関係とかいろんな人のいろんな意図が分からなくなっちゃう。これは相関図見ながら読みたい感じですね…。最後まで読んで思ったことは、なんてリアルなんだろうと。警察内部の対立や記者クラブとの対立なんて全然知らないし分からないけど、なんかこう、ああきっとこういう感じなんだろうなって思わせる凄さが、横山さんなんだなあと。あゆみが帰ってくるとか、ロクヨンの犯人が見事に逮捕されるとか、そういうラストだったら、フィクション感がすごい伝わってきて、綺麗すぎる終わり方だしわたしはそうじゃない感じがなんか好きです。三上さんの心の葛藤とか、すごい苦しくて、つらい。だけどかっこいい。こんなものすごいお話を考えちゃう横山さんてほんとすごいなあ。映画も見たい。
3投稿日: 2016.04.26
powered by ブクログ読み応えありすぎ! 読むのに疲れましたが、面白かったです。 この物語をストーリで語るのは難しいです 下巻は上巻と違って一気にストーリが進みます。 ・警察庁長官の視察を阻止しようとする刑事部の動き ・そして、警察庁と県警の対立 ・さらに悪化する記者クラブとの対立 その中でも三上が自分の立ち位置、職責について、吹っ切れたところが大きなポイントかと思います。 ここから大きく流れが変わります。 しかし、さらに事件が発生 警察庁長官の時期に合わせて、ロクヨンと同じの手口を誘拐事件が発生し、警察庁長官を阻止するための意図的な狂言が疑われます。 そして、この新たな誘拐事件の描写がすごい。臨場感ありいったい何がおきているの?犯人はいるのか?誰なのか?どうなるどうなるといったところでぐいぐい読み進みます。 最後に、その謎がすべて明かされ、今までの伏線が回収されていってスッキリ といったところです。 いくつか、この話は?というところもありますが、これで十分おなかいっぱい。 上巻でこれでもかと思うぐらい暗い心理描写も伏線のひとつだったと思われます。 警察という組織の中で、組織と個人の関係や、組織間の壁、組織のあり方、その中で自分自身の仕事のあり方、などなど語られ、これらは私たちビジネスマンにも同じような話だと思いました。同じように葛藤し、考えさせられる物語です。 面白かったです! ちょっと心理描写が重過ぎました(笑) お勧め!
9投稿日: 2016.04.24
powered by ブクログ記者クラブとの軋轢、ロクヨンをめぐる刑事部と警務部の全面戦争。その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、長官視察の本当の目的を知り、己の真を問われる。そして視察前日、最大の危機に瀕したD県警をさらに揺るがす事件が―。驚愕、怒涛の展開、感涙の結末。ミステリベスト二冠、一気読み必至の究極の警察小説。 そこまでやるか!という感じ。
0投稿日: 2016.04.22
powered by ブクログきっかりすっぱり全てに説明がつく推理小説の方が好きなので、上下巻共にハラハラさせられた分、少しがっかりしてしまいました。 ストーリーも書き方もとても面白いので、推理小説ではなくサスペンス物語を読みたいならぴったりだと思います。
0投稿日: 2016.04.22
powered by ブクログ無言電話の伏線の回収が見事でした。下巻は気になって一気読み。緻密で濃密なストーリーは本のボリュームが気にならなくなるほど。おすすめです。 強いて言えば、あゆみの行方については、希望を持たせる要素を仄めかす程度は触れてくれても良かったかなーと。
0投稿日: 2016.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
警察小説。 わずか7日間で幕を閉じた昭和64年、D県警管内で幼女誘拐殺人事件が起きた。その呪縛に捕らわれ続けているD県警が舞台。 不細工な顔の元刑事の広報官が主人公。 警察組織に生きる葛藤は警察事情がよく理解できず。記者クラブとの駆け引きは緊迫感はあるもののリアルなのか判断できず。登場人物もやたら多く、相関図が欲しくなる。家庭問題やいろんな要素を盛り込みすぎ。 正直、前半はなかなか読み進められなかったです。 後半は前半の重苦しさから解放され一気に読ませます。打って変ってスピード感ある展開には惹きこまれますが、犯人を探しあてた方法がひどい。無理な設定すぎる。 伏線もばらまきすぎて回収しきれていないように感じます。あゆみはどこに? ところどころで作者の熱い想いが伝わってくるような小説でした。ただ、最後まで主人公の顔が想像できないくらい感情移入ができなかったです。
0投稿日: 2016.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を観て再読。女性警官のセリフにすごく共感し、このくだりだけ何度も読み返してしまう(映画でもそのあたりが丁寧に描かれていて、すごく大事にしたかったのだろうなぁ、と思ったり)。個人的には主人公の娘の失踪理由をもう少し深く掘り下げてほしかったかな。ちなみに映画の後篇はロクヨンの誘拐模倣事件発生から描かれており、原作よりも事件のハラハラドキドキ感が味わえます。ラストは原作と少しだけ違うんだけど、私は映画のラストの方が好きです。改めて横山さんの警察小説、熱量が凄い。。オススメです。
0投稿日: 2016.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻の後半から、それまでが前置きかのような急展開。結局、犯人が捕まるに至ったわけでもなく、娘が帰るわけでもない。本書では、警察内の不毛な抗争は市民を置き去りにする。また、マスコミは正義感をかざすが、必ずしも正義を全うしていると言えず、むしろ独善的だ。そんな中、どちらにつくとも言えず、どこからもつまはじきにされていた三上は、広報官としての立ち位置を自ら定めたところで終わる。
0投稿日: 2016.04.11
powered by ブクログ読了と共に脱力。圧倒されました。物語が血肉になって体に染み渡っていくような感覚で読み終えました。5月、6月公開の映画も楽しみです。
0投稿日: 2016.04.11
powered by ブクログ警察内で起こる隠ぺいにつぐ隠ぺいに不穏な動きしか感じない。 一体誰が敵で誰が仲間なのか、この裏には何があるのか?? 泥臭さ全開の刑事物の話が進んでいった先にまさかの64模倣犯登場。 いや、そう言う結末なのか・・・・と後半の怒涛の展開にページをめくる手がノンストップでした。
2投稿日: 2016.04.03
powered by ブクログ面白かったが、期待しすぎだったかも。 色んな思惑が重なり合っていて、リアルだった。 早く映画を見たい!
0投稿日: 2016.03.26
powered by ブクログこの組織の中の戦いは自分には理解できない。こんな中では働きにくいだろうな。自分は働きたくない。そもそも刑事って警官の中でそんなに崇拝されている魅力的な立場なの? これだけ組織内で戦っていては外で仕事などできるはずないね。また、マスコミもひどいね。人を人とも思わない扱いを平気でするんだ。 いくらフィクションとは言え、作者は確か元地方新聞社の記者であったので、警察や記者の実態はかなり正確に描かれてると思う。それだけに衝撃は受けた。 作品そのものは、緊迫感に富み一気読みの面白さであったが、実際に事が起こってからが、少しあっさりしていて、もう少し書き込まれていても良かったと思う。 ともかく濃いお話で、読み進めるのに体力も入ります。
4投稿日: 2016.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 最初の数十頁、警察官の役職や出てくる名前を覚えられる気がしなくて不安に思いつつ頁を捲っていたけれど、上巻を読み終える頃には、それが杞憂であったと思うことも忘れて下巻に手を伸ばしていた。 灰色の緊迫感に覆い尽くされた世界で、繋がらない謎がじわじわと結ばれてゆく様に感動せずにはいられなかった。 ロクヨン事件、警務部・刑事部の軋轢、記者たちとの関係、自身の娘の家出など、主人公三上がぶつかるのはどれも深刻で切実で、蔑ろにされてはならない大事ばかりだ。 排他的な刑事部の様子は、以前そこに三上がいて、彼も同様のもしくはそれに近い態度をとっていたのだ、と思うと三上の複雑な胸中や遣りきれないだろう想いが一層迫った。もし三上が刑事部にいた人間ではなかったら、この深みは生まれていなかったと思う。 容赦のない板挟み描写は読んでいて苦しかったけれど、現状を打破しようともがく三上の強かさが際立っていた。 無言電話の正体が明かされたときの衝撃は凄まじい。嘆息せずにはいられなかった。序盤に娘・あゆみの声なきメッセージとして表れ夫婦を支え、ほかの登場人物たちとの小さな共通点となっていた無言電話。終盤で三上が点を線に繋げた瞬間、雨宮の積年の思いが、読んできた頁を重くした。 警察内での軋轢や情報を得るための駆け引き、登場人物の私生活、部下や周囲との関係の変化などに憤ったり感動したりしている間も、雨宮はずっと、ボタンを押し続けていたのか、と。 事件がすっきり解決されるわけではない。犯人とおぼしき人物は特定できたけれど、逮捕には至らないまま物語は終わる。それでも、希望の光が仄かに射す、素晴らしい終わりかただと思う。 情に流されてはいけない、芯を貫き通さねばならない、そんな生き方を選んだ男たちは泥臭くて格好いい。好きなキャラクターは松岡さん。終盤の、「会う人間すべてに目で問い掛けることにしている──お前はロクヨンのホシか?」は、彼もまた昭和64年から脱け出せていなかったのだ、と込み上げるものがあった。 二渡と三上の会話の、やっと終わった、終われたんだ、と実感できる明るいやり取りは、読んでいて頬がゆるんだ。去り際に異動はなしだ、と「貸しを作った」三上の、全マスコミを敵に回す時を迎える覚悟と自らの仕事を誇らしく思う晴々しさに胸が熱くなった。 とても緻密で骨太な小説だった。長く感じることはなく、無駄のない筆致で紡がれた濃厚な読書を堪能できた。内容も頁を薄っぺらだったり、厚さのわりに中身のない小説が跋扈する昨今、このような読書体験がでこることは幸せだ。 ミステリ・警察小説をあまり読まないわたしにも十二分に楽しめる作品だった。
3投稿日: 2016.03.13
powered by ブクログ体言止めが多く、テンポよく読める。64の事件より警察内部の組織の記述が若干多過ぎるが、組織にいるとよくわかるような気もする。日本国民の治安の為の仕事ではなく、警察の為の仕事になってしまうのだ。後者はもちろん無駄な仕事である。が、組織にいるとおうおうにしてこの手の仕事ばかり多くなるのだ。そして、仕事をした気になるのだ。
2投稿日: 2016.03.12
powered by ブクログラスト近くの展開には驚いて、そこは少し読ませるところだったが、全体を見るとやっぱりどうもイマイチ。 たとえば、誘拐事件があったならば、その犯人探しや動機、経過などがストーリーの主流となるだろう、普通のミステリー(警察小説)ならば。 横山秀夫はちょっと趣向を変えて、その誘拐事件をめぐる警察内部の動きであるとか、外部への対応、組織としての矜持であるとか、保守的な側面とか、そういった「警察」という会社を運営していく人たちの動向をドラマティックに描写している。 そういった側面をエンターテインメント的に描くのは、確かにうまいと思う。 だけど、匿名をめぐって、警察の広報と新聞社の記者クラブとの丁々発止のやりとりなども熱く描かれていたりするけれど、それがそんなに熱くなることなのか、そんなに大事なことなのか、という冷めた、穿った見方をしている自分がいる。 それが悪いとは言わないけど、はっきり言ってそんな会社の面子だとか欺瞞とかをいくら熱く語ってもらっても、一向にこちらが熱くならない。 妙に冷めた自分がいて、話にのめりこめない。 これは、「震度0」を読んだ時の感想にも似ている。 もちろん、これはあくまでも一個人の感覚であって、ものすごく面白く読めたという人もいると思う。
3投稿日: 2016.03.10
powered by ブクログロクヨン事件を模倣した事件が起きる。公報官として、その謎を追いかける三上。 公報官として。父として、夫としての三上。組織の中で守るべきもの、壊すべきもの。組織の正義。警察の正義。様々な角度からひとの在り方や組織の在り方を考えてしまいました。 最近の警察の不祥事なんかを見ていると、硬直化した組織や、無難に過ごそうというひとが多いのかなと言う気がします。
0投稿日: 2016.02.27
powered by ブクログ下巻になって、怒涛の展開。読む側も怒涛の勢いで読んだ。最後、ムスメさんは?という疑問は残ったままだけど、多少のうやむやを良しとする人なら許せる範疇。組織の中で、自分の希望するセクション以外に配属された経験のある人なら、共感するところも多いはず。警察組織は、役職の上下がイマイチ分かりにくいから、その辺りが読みにくさを感じさせた。でも、怒涛の展開は臨場感があって、楽しませてもらった。
0投稿日: 2016.02.15
powered by ブクログ特有の揺れる心情描写が遺憾なく発揮されている。 一つの事件に向かうのにも多くの人間が様々な感情を持ち捜査や報道に当たっている、そんな当たり前の事を見事に面白い小説に落としこんでいて、改めて気付かされる。 テーマやそれぞれの主張のせめぎ合いで雰囲気が重めな中、肝心の事件についても解決が薄くならず、最後まで緊迫して読めるのが素晴らしい 終盤の一気呵成感も安定!
0投稿日: 2016.02.11
powered by ブクログ騒動師。分かりやすくて良い言葉だ。 騒動を引き起こすのは良いが、目的為しに騒いだところでバカだ。いったいなにがしたいのか、はっきりせぬまま大騒ぎするのにはあきれる。 で、娘さんはどうなった? 最期、つじつま合わせのように話がまとまってくるが、どうも、受け入れられない。余りにも現実から乖離しているからなのだろうか? とはいえ、組織の内紛、外への抵抗、政治的な動き、この辺りの描写は上手いと思う。 あと、難しい漢字を多用する人だね。もう少し、分かりやすい平易な漢字で表現してもらうと、尚良かったのだが。
0投稿日: 2016.02.04
powered by ブクログテレビドラマを先に観ていても全く問題なし。 (※テレビドラマはどうやら視聴率が悪かったらしい、当方が気に入ったドラマは結構そうなるんですよ何故か。うーん、素直じゃない輩ということか?いやいや、結構良い作品だったと思うんですが。) 人間のあらゆる感情を全て詰め込んで、物語はジリジリと、そして濃密に進み、最後に爽快さと苦さを併せ持って終わる。登場人物全てに共感でき、かつ、感じ悪さも覚える。小道具や都会いやグローバルという名の画一的発想含めた時代の使い方もお見事という他なし。そしてオチへの導き方を見るにミステリーとしても一級品かと。 まさしく作家の代表作の一つであろうことは疑う余地もないです、はい。こりゃこぞって映像化したがる訳です。
2投稿日: 2016.01.23
powered by ブクログ後半一気に面白くなる。 途中、主人公の考えてることが行ったり来たりするので、割と頭を使って読まないと話に置いていかれるかも。 最後は少し物足りなさを感じるが、そういう「匂わせ」で終わる作品が好きな人にはオススメできます。
2投稿日: 2016.01.12
powered by ブクログ管理職である自分と三上が重なる部分が沢山ありました。刑事部と警務部の間で悩む描写など。脇役もいい。松岡参事官、諏訪、雨宮などなど。長い話しだが終わらないで欲しいと思ってしまうぐらいでした。二渡との会話も痺れます。
0投稿日: 2016.01.11
powered by ブクログ上下読み終えて圧巻の一言につきる。俺の職場はここだ。と、匿名問題で腹をくくった三上の演説。部下への労り。鬼気迫り迫力があった。新たに起こった誘拐事件から物語は怒涛の如く進み、ページをめくる手を止めることができなかった。64を追いかける捜査一課の松岡、事件に関わった幸田、雨宮の思い。上巻からちりばめられていた伏線が見事に回収されていき、お見事としかいいようがない。私生活に関しても結果が書かれなかったのは悲しいが美那子の受け止め方に共感を覚えた。わたしにも誰か、がいるのかな?わたしも誰か、になれるのかな。。
4投稿日: 2016.01.11
powered by ブクログ警察には刑事だけがいるわけではないと、横山さんの作品はずっと言い続けている。この本の主人公も広報官としてかなりラストまで事件の蚊帳の外にいる。それでもここまで濃厚な小説に仕上がるのは本当にすごいことだと思う。大きな組織の中にいると、自分の持ち場をなんとかすることしかできなくて、本当は一枚岩であるべき組織も内側から見るとけしてそうではない。自分の社会人生活も重ねてため息が出た。
2投稿日: 2016.01.09面白かった!
松岡さん、あんた最高だよ!三上もこんな人と出会えて幸せだな。
1投稿日: 2016.01.03
powered by ブクログとても面白かった。読み終わった後、まだまだその作品の世界を覗いて居たいような気持ちになり、さみしい思いがした。
3投稿日: 2015.12.30
powered by ブクログ横山秀夫の長編警察小説の後篇。 記者クラブとの軋轢、刑事部と警務部との板挟み、その狭間で広報官としての職責に真摯に向き合い、邁進して行く主人公を描いています。 とにかく!一気読みでした!! 組織内の確執、マスコミとの対決、張り巡らされた幾多の伏線・・・一級の警察小説であり、ミステリであり・・・読ませます。大満足の作品でした!
0投稿日: 2015.12.24
powered by ブクログ一気に読み終わった。読んでるときはとても面白かったけど、落ち着いて考えてみるとちらほら心の動きがわからないところも…。でも記者クラブの描写など楽しめた。
0投稿日: 2015.12.18
powered by ブクログ傑作でしょう。ラストに向けての運び、想像を超えていました。全編を通じて「曇天」ですが、ラストに光が差し込む。すごいです。
0投稿日: 2015.12.17上巻に続いて下巻も。
上巻をのめり込むようにして読んだが、下巻でそのポテンシャルはさらに大きなものとなった。もっとじっくり読みたいと思いながらも先へ先へとはやる気持ちを抑えることができなかった。 上巻で提示された数々の問題が、水が排水溝に集まるがごとく解決していく。それが待ち遠しくもあり、まだそこまで行きたくないという気持ちもあった。 上巻まで読んだなら間違いなく下巻も読んだほうがいい、期待をそらさないことは請け合える。それほど面白かった。
1投稿日: 2015.12.01
powered by ブクログ警察内部の争いや、マスコミとの争いが主な作品。正直、普通の推理モノの方が面白かった。そんなことよりも、被害者の事を思いやってやれよと思った。
0投稿日: 2015.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
疑惑、葛藤、失望、憤懣、屈辱を乗り越え大円団の後半。 前半からちらみせしてきた無言電話の伏線回収で64関係者がそれぞれの答えを実践する圧巻の展開。松岡参事官の漢が光る、、、幾重にも重なった秘密が暴露されて、先が読めず、読もうとも思えないままどうなるどうなると手に汗握った。 苦しい中で見せられる情動や覚悟の人間的な局面が響く一方、各自の仕事に対する真摯さは自分と照らして苦しくもある。なんにせよボリュームのある重厚な、確かに良質なミステリを読んだというかんじ。
0投稿日: 2015.11.24
powered by ブクログ警務部、刑事部、キャリア、叩き上げ、本庁、地元、 報道、情報操作、隠蔽、機密、被害者・加害者の保護、周囲への配慮、 まさかの結末が。。
4投稿日: 2015.11.23
powered by ブクログ上巻は退屈でしたが、下巻はあっという間に読み切ってしまいました。下巻後半の全く予測すらしてなかった展開、結末に驚きです。
2投稿日: 2015.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
警察機関内の刑事部、刑務部の確執について三上の独白が下巻でもつづき辟易する。64事件に割かれるページ数がすくなくそれに比例して事件の印象もだんだん薄くなる。最後の最後に事件の全容が判明してもどこかスキッとしない。不細工な三上ときれいな奥さん、家出して行方しれずの娘っていう振りは必要だったのだろうか、無言電話とつなげたかったのは分かるが・・・枝葉を広げ過ぎて回収しきれていない。
0投稿日: 2015.11.12
powered by ブクログ警察内部、刑事と警務の泥臭い関係や心理、読み応えありました。 14年前の未解決幼女誘拐殺人事件が、最後100頁位から一気に動き出すのが迫力。
2投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログ昭和64年に起きたD県警史上最悪の幼児誘拐殺人事件が、時効直前の「今」と複雑に絡み合うミステリー。 後編は、テンポが早い! 刑務としての仕事を全うしているところに、幼児誘拐事件を彷彿させる事件が発生。 刑事と記者対策室のメンバーが奮闘する様が行き良いよく描かれていて、そわそわ。 ラストの方は、そうきたかー…と思う繋がりを見せました。 警察という一括りで見ていたけど、その中にある葛藤や人間関係など、複雑さがあることを感じ取りました。
2投稿日: 2015.11.03
powered by ブクログああ、そういうことだったのかー!と驚きはしましたが、思ったほど楽しめず……。 マスコミ対策関係の箇所が、長いうえに同じことの繰り返しのような気がして。 ブーブー言うマスコミに三上、はったりをかます、だけど結局約束破ってまたマスコミ怒る……的な。 読みながら「またこれ?」と思ってしまい、尻拭いする諏訪くんの立場を考えると、息苦しさを感じました。
0投稿日: 2015.10.28
powered by ブクログずいぶん時間をかけながらの読了になってしまったが、話の筋はシンプルなので読み直すことなく最後まで進められた。
2投稿日: 2015.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
それぞれの社会的立場、使命感、心情などが丁寧に描かれ、物語のリアリティ度を上げており、ストーリーも良く練られていて、評判の良さを実感できた。 上巻のスローな展開から下巻で一気にペースアップ。その分、最大のポイントであるロクヨンが絡んで話が収束するであろうことが想像できてしまった。 どんな展開でそこに至るかまでは想像できなかったが。。。 娘さんの無事が分かってのハッピーエンドであれば尚良かった。
0投稿日: 2015.10.22おもしろかった。
組織の中で、広報官三上が、苦悩する様子と複雑なしがらみに、結構疲れてしまったけど、三上が覚悟を決めてからは、スカッと読みすすめることができた。娘が失踪してしまうほどの、三上の顔はどんな感じだったのかな?なんて興味を持ってしまい、''2016年の映画化に、佐藤浩市が、''と聞いたところで、イメージができなくなってしまった。(かっこいいじゃないかっ!) 雨宮と幸田のことを考えるととてもせつなくなる。
1投稿日: 2015.09.26
powered by ブクログこの本、最後がすごい。 電話の謎がきれいに解ける。最初の方は重たいが、ぐいぐいと引き込まれていく。
2投稿日: 2015.09.23
powered by ブクログ痛恨の予告5点破棄!いや!面白かったんですよう。面白かった。 でもここまで引っ張らんでもよかったのではと思う瞬間が何度か・・・。 やはり少し盛り込みすぎたのではないかという気がする。序盤で重要と思われた人物群が途中から影が薄くなっていき、そのまま走り続けていくので序盤の長い話が余計に感じたのも事実。4点もつけているのだから愚痴るなと言われそうですが、期待が勝ちすぎただけかもしれません。 しかしながら広報官の使命と刑事としての魂、父親としての存在との狭間で揺れ動く三上が、最後には今自分が出来る最も在るべき姿へ向かって正道を貫いていく姿はかっこ良かった。64を模倣したと思われる誘拐事件が発生してからは駆け抜けるように読みきりました。 充分に面白かったです。 以下ぽろりとネタバレ むすめさんは一体どうなったんでしょうね。見つからないのでしょうか?そこが気になりますです。
0投稿日: 2015.09.21
powered by ブクログ上巻に引続き他部署や記者との関係は良くないですが仲間内では信頼関係が生まれてホッとしました。事件は下巻半ばより加速的に動き、あっという間に展開します。さすがという圧巻な展開。それでもミステリーというよりヒューマンドラマです。三上の今後活躍に期待を残す形になっています。
2投稿日: 2015.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻で張り巡らされていた伏線が回収され、緊迫の展開に釣られ一気に読みました。 でも、主人公のお宅の娘さんがどうしているのか、それだけが心に引っかかる…。年頃の女の子が経験する外見の悩み、 自分にもあったなぁと共感するところがありました。
0投稿日: 2015.08.17
powered by ブクログ自分には刑事部と警務部の確執なんてどうでも良かったので、その点でいまいち入り込めない作品でした。 ただ、最初から頻繁にある「無言電話」の意味が分かった時は驚きました。なるほどね!
0投稿日: 2015.08.13
powered by ブクログ面白かった。 上巻では、どこに着地するのかわからない、ぼちぼちの展開でありましたが、下巻にて、伏線は全てすっきりと回収。久々に帳尻合わせを感じさせない心地良い余韻を残した読後感でしたね。張りつめた空気を感じさせる攻防、感傷的になってしまう人生、とても伝わってきました。 とてもすきな小説でした。他の横山作品も読んでみようと思います。
0投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログドラマは見ていない。見ればよかった。 上はスローペースでしか読めず、しかし、下に入ると動きも早く、どんどんページがすすんだ。 刑事部と警務部との確執、どこの出身がトップになるか、警察内部のいざこざよりも、記者会見でのマスコミの取材体制や、協定を結びながらも警察をつぶさんとするかのような質問の応酬と態度など、嫌な部分をたくさん見たような気がした。警察とマスコミ、立場が違うから何とも言えないが、 何が被害者のためで、何が事件解決につながるのか考えさせられた。 身代金誘拐事件を実際に追う場面は、緊迫感が伝わってきた。 昭和64年に起こった事件から、14年たっているが、そこから前に進めていない人達がたくさんいた。 犯人特定までにこぎつけた雨宮、14年前の事件をきっかけに警察を辞めた幸田、64事件の犯人を警察に知らせるために起こした模倣の身代金誘拐時間、この二人はどんな罪に問われるのか。どうか救われて欲しいと思う。 64事件の捜査が長引き、最終的には広報官として、続けることを決めた三上。窓となって活躍する姿を感じた。 三上の娘が見つからないのも、妻が親ではない「誰か」が見てくれている、必要としてくれていると思うのも その結論でよかった。あえて、何かの形で戻ってくるのも出来過ぎているような気がしたから。 映像で見てみたかったな。ドラマ、そして、映画を見てみよう。
0投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログ警察の話となるとどうして内部抗争の話ばかりなのだろう。ミステリ部は秀悦なので、もっと濃くして欲しかった。そういうジャンルだから、自分が未熟なだけかも。
1投稿日: 2015.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻読了後すぐに読み始めたので、最初は軽い早歩きペースでしたが、三上に火が付いたのと同時に一気に全力疾走になりました。上巻は冷たくて暗い感じで憂鬱だったのですが、下巻は胸が熱くなり全てが一点に収束していく感じが秀逸。何度でも立ち上がる。這い蹲ってでも自分の信じた道を貫き通す。泥臭くて、綺麗じゃなくて、でもそんな所がカッコよい!また、妻や同僚のさり気ないフォローに非常に心打たれました。もうすぐそこ!というところだったので犯人逮捕まで三上と一緒に見たかったですね!
0投稿日: 2015.08.05
powered by ブクログこれはおもしろい。 中途半端なミステリーが多い中、これだけちゃんと重厚なのはありがたい。 伏線の数が勝負だと勘違いしているミステリーが多い中、これだけ正しく回収してくれるのもありがたい。 …おまけ 美雲といつかの若者もちょっとだけ重なる。 私の勝手な、彼女の2年後、3年後のイメージとダブる。
0投稿日: 2015.08.03
powered by ブクログ上巻では登場人物が多く、やや複雑であったけれど、下巻はかなりスピーディーに話が進み引き込まれた。綿密で面白かった。
0投稿日: 2015.08.03
powered by ブクログ主人公に警察の広報官という、まったくミステリーっぽくない人を持ってくるあたり、横山秀夫らしいと思う。 最初は全くミステリーっぽくない展開に、今回は期待はずれかな?って感じながら読み進んで見ると、色んな伏線が少しずつ繋がって、もう最後はとても想像できないものすごい展開に。 もう一度読み直してみたい。
0投稿日: 2015.07.28
powered by ブクログドラマを見たあとに読んだせいか、各場面でドラマのシーンが蘇った。 ドラマも本書もその後がとっても気になる終わり方でちょっと消化不良気。
0投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログ昔の事件、今起こる事件、警察内部の話、記者クラブとの攻防戦…色々な事が起こり過ぎて全部解決するのかドキドキしながら読みました。 結果、ほぼスッキリします。 スッキリしない問題もありましたが、それはそれでありなのかな…と。 個人的には広報室と記者クラブのやり取りが好きです。 ハマり過ぎてしばらくはかなりの登場人物の名前を覚えていました。笑
0投稿日: 2015.07.19
powered by ブクログ読書日数 14日 14年前に起きた誘拐事件の謎を巡って、刑事部と警務課の熾烈な駆け引きが繰り広げられる。連続ドラマになった原作の後編 前半ではどうしても説明が多くて、理解するのに大変だったんだが、核心部が見えてからは、ストーリー展開がとても面白く感じた。 最後に起こったのは「14年前の事件」になぞらえた誘拐事件が起こるというものだった。 しかも、やった犯人というのが… 今まで、本を読むという行為があまり好きではなかったのだが、こういった小説なんかを読む習慣が少しばかりついてきたように思う。 今後はビジネス書は1割程度にして、こういった向け文芸も読んでいこうかと思う。また、際限なく読みたいだけ読んでみて、とにかく冊数をふやしていこうと思う。
0投稿日: 2015.07.10
powered by ブクログ興奮した。面白かった。 正直、組織と個人の軋轢を扱った本は苦手。でも読み始めると集中してしまう。 軋みが大きいほど後からやってくる解放感に期待してしまうからでしょう。 面白かった、そのうえでいうと、 ゴールの位置が変わってしまったような感じ。 それと説明部分が長すぎたかな。
0投稿日: 2015.07.07
powered by ブクログ事件そのものは解決したが、そもそもの問題はどうなったのかというところがややモヤっとして後味がスッキリしないかな。
0投稿日: 2015.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻のもたつきで先を読むことをためらう読者もいるとは思うが、だまされたと思って最後まで読んだ方がよい。現実世界はもっともたついているので、そういう意味ではリアリティがあるし、また、物語で張られた伏線が全て都合よく収れんしていない点も、それはそれで現実的。
0投稿日: 2015.07.05
powered by ブクログたしかに傑作でしょうね。 しかし、期待が大きかったせいか、手放しで感服とはいかなかった。 クライマックスの畳み掛けは凄まじい。緊迫感にさいなまれ、焦ってページをめくる手が止まらない。 真実がさらされると、14年間の人間の執念に戦慄する。見事な仕掛けになっている。 人物も魅力的だ。黙して真意を語らぬ男たちの思いが終盤、じわじわと燃え上がってくる。 そう、これだけの作品だからこそ、私にはもうちょっとスッキリさせてほしい部分が際立ってしまった。 前半のもたつき具合が半端ない。 伏線を張り巡らせたのはいいが、回収が完全ではない。 余韻を持たせた終わり方は、私は消化不良。 この傑作には後日談も続編も邪魔になる。 64に翻弄された者たちがすべて報われてほしいとは思わない。ただ結末が見たかったのだ。
0投稿日: 2015.07.05
