
総合評価
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powered by ブクログ単に田舎暮らしが良いという話ではありません。里山の生き方に学びつつ、それを今の生活に取り入れていくこと。今のマネー経済とともに里山の暮らしを取り入れていくこと。その素晴らしい具体例が書かれています。近年、今の社会に不安が出ることがたくさん起こりました。その解決手段の一つ、いや唯一の方法かもしれません。
1投稿日: 2014.05.07
powered by ブクログ安全保障と地域経済の自立をもたらすバックアップシステムとしてのシステムを提唱。 分析も明瞭で説得力もあり、考え方としては納得できるが、草の根的運動で、システムと呼べるところまで構築できればよいが、実際はどうだろうか。
0投稿日: 2014.05.07
powered by ブクログNHKの本は「奇跡のりんご」もそうだったけど、ちょっと書きぶりが大げさかなぁという感もあるけれど、この本がたくさんの人に読まれるベストセラーになっているということはいいことじゃないかと思う。 私的には、それほど目新しいことじゃなかったけれど、こんな風に書ける藻谷さん、すごい、と思って本屋に行ったら、藻谷さんの本、めっちゃたくさんあった。売れっ子なのね~。
0投稿日: 2014.05.07新たな発想
里山から学ぶ循環型経済の構築 新たな発想を起こさせられる本だと思います。 本書のように里山の成功例がどの地域にも当てはまるとは思いませんが 日々の生活で身の回りを見直すきっかけなると思います。 自分が今後どのように行動を起こしていけるか。 それが大事になってくるのかな。
2投稿日: 2014.05.06
powered by ブクログ地域の赤字はエネルギーとモノの購入代金とか、地域でスローライフスタイルを送っている人の価値観は、今後の日本人の生き方の参考になるものである。
0投稿日: 2014.05.05
powered by ブクログマネー資本主義からの脱却、すなわち里山での域内活動の活発化で、これからの時代を豊かに生きていこうという提案。 考え方には非常に共感をおぼえた。 ただし、『里山資本主義の内包するマネー資本主義へのアンチテーゼ』とか『この矛盾の先にどのようなアウフヘーベンが起きるのか、』など、ここでその外来語を使う意味があるのか、個人的に非常に残念に思った。
0投稿日: 2014.05.05
powered by ブクログこういう考え方、とてもありだと思います。お金が回らないとなにも出来ないという考え方だけから、改めないといけないですね。
0投稿日: 2014.05.05
powered by ブクログ「マネー資本主義」がもたらした画一化・均一化の矛盾と限界を示していると思う。 方向性としては、「マネー資本主義」的価値観をベースに、いかに地域の特性を活かして「里山資本主義」を生活の質的向上に活かせるかが重要になると思う。
0投稿日: 2014.05.05
powered by ブクログエネルギーを外から買うとグローバル化の影響は免れない。 岡山県真庭市 山の木を利用 バイオマス産業 電力買い取り 一キロワット3円が、間伐材であれば今は33.6円 オーストリア ペレットボイラー オーストリア ギュッシング 地域外に支払っていたエネルギー代 毎年 600万ユーロ これを地域内で循環させれば、まちはもっと潤うのではないか 毎年何千トンもの木材が廃材として森のなかで朽ちていくのに、なぜわざわざ数千キロも離れたところから天然ガスや石油を運んで家やアパートを暖かくするのか、と疑問に思った CLT クロスラミネートティンバー 木材の高層住宅可能加工貿易モデルが資源高で逆ざや基調 ペレットによる発電は製剤屑の再利用では充分に採算にのるが、新たに木を砕いて木くずに してからペレットにするコストまでは賄えない 地下資源から地上資源へのエネルギーのシフト 日本では国に出来ないことを先に地方からやってしまうことが、コトを動かす秘訣 マネー資本主義に染まると、自分の存在価値は稼いだ金銭の額で決まると思い込む 地域の赤字は、エネルギーとモノの購入代金 里山資本主義 赤字部門の産業を育てることで、外に出て行くお金の減らし、地元で回す経済モデル 対価を地域の中でしか使えない仕組みにすると、豊かさが地域を巡回する 地域通貨 経済的な繁栄への執着を捨てられれば話は早い GDPは増えていない 生産年齢あたりのGDPを計算すると、いまでも日本の伸び率は先進国最高 日本が赤字を貢いでいるのは、資源国ばかり 中国、韓国、台湾、シンガポール、タイ、インド、米国、英国、ドイツなどに対しては引き続き日本が貿易黒字 刹那の繁栄のための問題の先送り 赤字国債、原発
0投稿日: 2014.05.05
powered by ブクログ見開きの「著者略歴」を見たときに強烈に過剰な自意識を感じてちょっと引きましたが、最初の2章は興味深い話だった。オーストリアの10%にあたるエネルギーが木質バイオマスエネルギーによって貢献されているというのは、驚くべき数字だ。日本のエネルギー白書を見ると、2011年の原子力発電エネルギーが10.7%だから、いかに凄いかが良く解る。でも後半の内容は、あまり驚きがなかったし、まだまだこれからだな、と思いました。
0投稿日: 2014.05.04
powered by ブクログ「地域」という言葉を終始使っているが、極端に言ってしまえば、要は田舎に帰ろう、マネー至上主義ではないスローライフの中に幸せを見つけよう、ということで理解した。 幸せはお金じゃない。これには同意。 「メキシコの漁師とMBAの旅行者」のジョークを思い出した。 魚や野菜を買うためにお金を稼ぐことと、魚を釣って食べ、余った魚を野菜と交換してもらう生活に豊かさの違いはあるか? というのは極端な例えだけど、その考え方を忘れてしまってはいけない。 -- memo p14 3.11、生きることのすべてが、自分の手の届かない大きなシステムの中に完全に組み込まれることのリスクが、一気に顕在化した p119 2011年 資源を買ってきて製品にして売るという加工貿易立国モデルが、資源高のせいで逆ザヤ基調になってきている p121 「里山資本主義」とは、お金の循環がすべてを決するという前提で構築された「マネー資本主義」の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築しておこうという考え方だ。 p143 物々交換が重ねられると、そこにネットワークが生まれる。このネットワークがまた、いざというときには思わぬ力を発揮したりする。とはいっても結局金銭換算できない話なので、GDPにはカウントしようがない。だがそうだというだけで、その価値を否定できるものだろうか。 p285 現役世代が半減しないようにその前で止めることはもうどう計算しても無理だ。 p286 そういう地域の住民は、足元では富を生まない簿外資産を残すことなどに多くの力を割いてきた。刹那的な経済的繁栄だけでなく、その先にある本当に大事なものにも目を向けてきたのである。
0投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログ★★★2014年5月レビュー★★★ これからの日本の進むべき道を示してくれる本だった。 よく地域間格差といわれるが、地方のほうがむしろ自然や資源に恵まれ、本当の意味での豊かな暮らしができるという事がわかった。エネルギーを外部に依存するのではなく、出来る限り自給する、しかもそれを金儲けのためでなく、楽しみとして行うのが「里山資本主義」。 その考えに諸手をあげて賛同したい。 ☆☆☆2017年7月レビュー☆☆☆ 何度読んでも、勇気づけられる本だと思う。都会に住んでいる人間でも、工夫次第で「里山資本主義」を実践できるのは励みになる。「マネー」に依存するのではなく、目の前にある資源を生かして原価ゼロで、人と人のつながりを大切にして楽しく暮らす里山資本主義。都会に住む僕は、例えば普段の買い物で生産者の顔が見えるものを買う。残業代が減っても、きちんと早く仕事を終わらせ家族との時間を作る、等々。 イケイケどんどん的な、成長、成長・・・・だけが大事なのではない。今後、人口減少、資源の枯渇など多くの問題を抱える日本の指針となる一冊だろう。
0投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
食料やエネルギーなど、何でも金で買わずに、地産地消すれば日本もまだまだやれる実例をいくつか挙げて、「マネー資本主義」と決別しましょ、という提案。日本は今後、成長社会から成熟社会へのソフトランディングが必要なのは自明なんですが、その方法論が見えた気がして、わくわくしました。ただ「里山資本主義」だとわかりにくい。内容から言うと「社会資本的エコ生活」くらい。つまり、地域のつながりを大事にしてエコを収入の代わりにする。外国から油を買うくらいなら地元でバイオマスしましょ。市場で買う形のいい野菜より、地元の曲がった奴の方が新鮮だし、みたいな感じ。金はなくても楽しい生活なんていくらでもできる。日本と海外の実践例があるので説得力あり。最近のイチオシです。
0投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログもう一度今の生活を見直す機会となる本でした。 将来の子供にツケを残さない生き方、お金だけではない大切なものに気づくことの大切さ、 木くずのペレット、エコストーブ、オーストリアの木くずのペレット活用などとても参考になりました。 人は自然と共存共栄しながら生きていかなくてはいけないと改めて感じました。
0投稿日: 2014.04.29
powered by ブクログファンタジーみたいだけどリアルな話。これからの話ではなくてもう始まっている話。大きな話だけど足下の話。経済の話だけど生き方の話。数字の話だけどロマンの話。さて、人の話ではなくて自分の話に出来るかどうか?
0投稿日: 2014.04.27
powered by ブクログ「今日本人が享受している経済敵な繁栄への執着こそが、日本人の不安の大元の源泉だと思う」。いわゆる田舎暮らし礼賛本、ぽい面もあるけれど、いかに実生活をしているか具体的な記述もある。でも、具体性を求めちゃいけないのか。そういうのがマネー資本主義的な考え方と書かれている。幸福度は金銭的にも数値的にも表示できない価値だから。人口減少社会は一人一人の価値が高まる社会という捉え方は目からウロコな気分。
0投稿日: 2014.04.25
powered by ブクログお金で換算できないものもある、ってことかな。マネー自身を目的とせず、幸せには何が必要か考えることは重要だろう。グローバルなマネー資本主義に対するアンチテーゼではある。要は、できるだけ自立した社会の構築。その経済規模として相応しい大きさがどれくらいか、グローバルじゃなく里山レベルで何とかしようと、と言う問題な気もする。ほとんどは日本とかオーストリアの里山(田舎)で元気な人々や会社の紹介です。最後が藻谷さんの総括で、日本経済の将来へのなかなかするどい提言が豊富です。
0投稿日: 2014.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
金銭的には質素でも、精神的には豊かな、田舎暮らし。助け合いと地域循環型の経済システムが、グローバルなマネー資本主義の対極にあると。
0投稿日: 2014.04.23
powered by ブクログマネー資本主義の横に、お金に依存しないサブシステムを構築しておこうという主張。「マネー資本主義は全部ダメだ!廃棄しろ」というのではなく、あくまでもその中にサブシステムを構築するという主張で、極論ではないため馴染みやすかった。 心の片隅にあった「いざと言うとき、自分は何もできないのではないか?」という不安を和らげる術として使える。 NHK広島が携わっているため、中国地方の実例が多く、実際に見て回りたい気持ちになる。まずは周防大島のジャムズガーデンに行ってみたい。
1投稿日: 2014.04.20
powered by ブクログ高度経済成長以降、放置されている里山の資本をもっと積極的に使っていこうよ!てな話。 木質バイオマスからおばあちゃんの家庭菜園野菜まで様々に積極活用していけば、貨幣資本主義によって地域から都会へ流出するばかりだったお金を内部循環できる可能性を示す。 ただし、浅薄な自然原理主義とは一線をひいて、里山自体に日本を養うだけのキャパが無いことは前提で、比重をシフトする方向で。 311以降否が応でも考えざるを得ないエネルギーや食料の問題、脊髄反射のような議論に値するところまでいかないものも多いなか、大きく興味をそそられた一冊。
0投稿日: 2014.04.19
powered by ブクログエネルギーの新しい技術と流れが知れた。 確かにエネルギーを無尽蔵に垂れ流している現状がいつまでも続くとは考えらない。こういった循環的なエネルギーの利用というのは、今後全てとは言わないまでも一部取って代わっていくだろう。
0投稿日: 2014.04.15
powered by ブクログ消費者と生産者という構図が定着した生活が当たり前の環境になりました。しかしながら,経済と環境そして人間関係の持続可能性に影を落としているのも事実です。里山という伝統的資産のポテンシャルが示されています。栃木県も7割が里山地域です。地域を考える機会にして欲しいと思います。 *推薦者 (教教)K.S. *所蔵情報 https://opac.lib.utsunomiya-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00362679&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB
0投稿日: 2014.04.14
powered by ブクログ「豊かさ」の意味を考えさせられる。 森をうまく生かしていく生活。地域を生かす生活。 どれもとても憧れるのだけれど、私はどうやってそれを自分の生活に取り入れられるのか、途方に暮れてしまうのだ。いつも。
0投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログP30 「大事なのは、発電量が大きいか小さいかではなくて、目の前にある物を燃料として発電ができている、ということ」=会社や地域にとってどれだけ経済効果が出るか。 P112 木材は、投資は少なくてすむ一方、地域に多くの雇用が発生する、経済的に優れた資源。 P121 「里山資本主義」とは、お金の循環がすべてを解決するという前提で構築された「マネー資本主義」の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築しておこうという考え方。 P124 高度経済成長期以降の地域振興の三種の神器:高速交通インフラの整備、工場団地の造成、観光振興
0投稿日: 2014.04.07
powered by ブクログよく売れているらしいので、購入。タイトルはあまりピンとこなかったが、内容も読んでも読んでも同じ事の繰り返しであまり面白くなかった。マネー資本主義ではいけない、特に日本の未来を考えると、とは分かる。里山資本主義を実践する事が循環社会型のマネー資本主義とは対極の世界をつくる事も分かる。そういう生活ができればいいなぁとも思うが、じゃ自分が今の生活を捨ててそんな事はできない。しかし日本の林業が里山資本主義で変わっていく事は素晴らしい事だとも思う。応援はしたいが、自分は外野だと感じた。
0投稿日: 2014.04.06
powered by ブクログうまいこと自分の中で消化できなかった。また読むかもしれない。 マネー資本主義が超主流なのにお金とは別の豊かさを求めて田舎暮らしを始めるのは中々根性がいることだなと思った。まだお金持ち=豊かって思ってるから。 kobo 「社会が高齢化するから日本は衰える」は誤っている! 原価0円からの経済再生、コミュニティ復活を果たし、安全保障と地域経済の自立をもたらす究極のバックアップシステムを、日本経済の新しい原理として示す!!
0投稿日: 2014.04.04
powered by ブクログ里山に眠ったままの資源をうまく生かしてグローバル資本主義のサブシステムとして生かす、そんな発想がちょうどいい具合だと思いました。 昔は経済圏もそんなに広くなかったので地球にも無理のない範囲でやっていけたのが、交通網や情報網の発達によってお金があれば地球の裏側からでも資源や製品を持ってこれるようになりました。 すぐそこにもあるのにわざわざ遠くから持ってくるのってもったいない。すぐそこにあるのを利用できる人は利用するようにすれば地域の経済も少しは潤うだろうし、利益は全て東京の本社に持って行かれるという構造もちょっとはましになるんじゃないか?そんな気持ちになりました。 地方が東京のやり方で豊かになるのではなく、地方は地方なりの自分たちのやり方で豊かになる、その一つの解(もちろん他にもあるんだろうけれども)がここにあると思います。
0投稿日: 2014.03.23
powered by ブクログ思えば、東日本大震災の前の年の秋くらいから、仕事以外の人のつながりが急速に発展していったのだった。 たとえばとある勉強会では、医者、政治家、経営者、クリエイター、公務員が集まっていた。 教育歴史行政、日本のあらゆることを話した。 その中で、地域経済とは結局、なんだかんだといっても、政治行政に頼らない経済作りをしないと意味がないよね。 という話にもなる。 では、どうすれば? ・・・土地のものを土地で産み出し、地域で回すシステム作り、しかないよね。 例えば、山口県の上関では、原発立地問題をもう30年近くやっている。 東日本大震災後の町長選挙では、それでも原発推進派の町長が当選する。 その裏の本音の一つは、中央とのつながりが欲しいお金が欲しいとのことなのだ。 お金とはなんぞや。経済の中に回るエネルギーだ。お金そのものに、実は罪はない。 問題点は、「それでなければダメだ」とみんなが思い込んでいる点だ。 上関問題に疑問を持つ、他の市の会議にも参加。 「結局、問題なのは、経済システムを生み出せない自分たち自身で・・・」 行政から来る補助金に、鯉のように口をあけてパクパクと食べるだけ食べるのだろう。 「住んでいる人に力がつかないと、そもそも、意味がないじゃないですか」 と私が言うと・・・あぁ、ととある地元の政治家が頭を抱えた。 私はテレビ屋だったのにテレビそのものを捨て、自分で世の中のことを考え始めた。 結果、その原発の島は、具体的には解決策は当時思いつかなったけども、私から見ると資源の宝庫に見えていたのだ。 日本全国、問題は原発だけでなく、高齢者の問題や農業などについても、同じような事が言える。 ところでこの本には、国内外の具体的な答えがすべて詰まっている。 時代はシフトする。 豊かさは多様性であり、シェア(共有)するもの。 それは人も自然も区別はない。
1投稿日: 2014.03.18
powered by ブクログ人間は衣食住が足りていれば生きていけます。現在の日本では十分に足りています。それなのに、都会では餓死する人がいます。空き家がたくさんあるのに、ホームレスがいます。地方では働き手がいないといいながら、都会では職がないという一方で過労死する人がいます。お金を持っていないことが、努力していないとみなされ、役立たずとされ、常に競争にさらされています。そのためか、年間3万人もの人が自殺しています。日本の社会システムは確実に歪んでいます。 私は都会にしか住んだことがありません。30数年サラリーマンとして何不自由なく暮らしてきました。過疎地といいながら人間が暮らしているのが不思議でした。暮らしの糧は「お金」でしか考えられなかったからだと思います。 昨年11月、四国や九州をドライブし、地方に暮らす人と会って話をしました。皆さん仰っていたのは、「田舎では餓死しない。」。食は都会に供給しているのでから、当然自給できます。住むところも十分あります。住民間で融通しあえば生きていくための必須条件は地方の方が整っています。都会では「お金」による価値観しか認められないけど、そうでない生き方ができることを実感するための旅になりました。 とは言いながら、日本全体がお金という得体のしれない価値観だけで動いているのも確かです。そうでなければ、3年前に絶望的に危険であると証明された原発の再稼働なんてありえません。間違った意味での「経済」のもとに、再生可能エネルギーは経済的でない、原発がなければ日本の「経済」が立ちいかないと、まるで日本が滅亡するかのように脅されています。 「反原発」や「脱原発」を主張し、原発を推進する人々を説得するのは必要だと思います。しかし、現状では、彼らを翻意させることは難しいと思います。国民の半数以上の人が原発を止めた方が良いと思っているのに、それを無視しようとしている人々が日本の政治と経済のトップにいるのだから。原発の無い日本を実現させるには、日本の中枢と認識されているところ、中央政府や電力会社に依存しない、彼らの脅迫が通用しない世の中を作るしかないと思います。地方が自立し、中央の庇護がなくても、(本当は庇護されているわけではないと思いますが。)平気な状況を作るのです。 多くの人がそんな世の中にしようとしています。そんな人たちのことがこの本に書かれています。経済一辺倒の現代社会「マネー資本主義」の対角となる「里山資本主義」。私たちを脅迫している得体のしれない「経済論者」たちは、認めてくれないかもしれません。彼らは全てを「グローバル化」しないと死んでしまうからです。「里山資本主義」は多様な考え方を受け入れ共存することができます。今はまだ、大きな発言力や影響力を持つほどではありません。「里山資本主義」がもっと多くの人に認知され、実践されれば幸せな世の中になると思います。 大袈裟かもしれませんが、この本は私のバイブルになるとも思えるほどの衝撃でした。随分前、今年の1月に読んだのですが、その衝撃ゆえにレビューを書くことが出来ませんでした。書きたいことが沢山あったからです。なるほどと思ったところのマーカーだらけになってしまいました。その中から二つだけ引用します。 日本人が昔から大切にしてきた里山暮らしを現代的にアレンジし、真の「豊かな暮らし」として広めようとしている和田さんの言葉。 「地方が元気でなかったら、最終的には都市も元気になりませんよ。商工業が発達しても、買い手の農民が周りにいなければダメだし、経営者が儲けても、消費してくれる国民が豊かでなければ、その経済は保障できないんです。」 藻谷さんの「おわりに」から 「問題は、旧来型の企業や政治やマスコミや諸団体が、それを担ってきた中高年男性が、新しい時代に踏み出す勇気を持たないことだ。古いヴィジョンに縛られ、もはや必要性の乏しいことを惰性で続け、新しい担い手の活力を受け入れることもできないことだ。」 「里山資本主義は、マネー資本主義の生む歪みを補うサブシステムとして、そして非常時にはマネー資本主義に代わって表に立つバックアップシステムとして、日本と世界の脆弱性を補完し、人類の生き残る道を示していく。」 現在失業中の私ですが、新しい時代に踏み出す勇気をもって、新しい担い手の為に、少しでも役に立つ仕事ができたら幸せだと思っています。
0投稿日: 2014.03.17
powered by ブクログ読了後、積んであったバーナンキの[リフレガが正しい]を読もうと思った。真逆。 また著者藻谷浩輔介が書ないでほのめかしているデフレの正体は早く読みたいな。
0投稿日: 2014.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった。真庭市の話はしっとったけど、CLTのこととかは初めて知った。さらになぜ今安部政権が原発を継続使用とする理由の一つがわかった気がする。 デフレを脱却するために円安をすすめて経済の活性化を目指すアベノミクスには、輸入の経費を抑える必要があって、そのためには原発を稼動させて原油の輸入を押さえる必要がある。今のままでは藻谷さんの言うとおり、経常収支が赤字になってさらに経済が危機的状況に陥る可能性があると。ま、難しいことはともかく、実家に帰ったらエコストーブつくってみよっかな。そんでもって退職後は農業やな。
0投稿日: 2014.03.11
powered by ブクログ表紙のカバーの上にさらにもう一枚のカバーが付いている。そこには、「15万部突破!!」とある。さらに。「世の中が変わる、あなたが変える一冊」の文字も。 里山に住む者としては、見逃せない。 里山には、「水」、「燃料」、「食料」という「資本」がいっぱいあるから、それをうまく遣いまわそうという。グローバルな「マネー資本主義」に対する「里山資本主義」は、お金に依存しないサブシステムを再構築して、安全安心のネットワークを用意しておこうという発想だ。山から流れてくる「水」を生かし、木材という「燃料」を生かし、田んぼや畑、山で採れる「食料」を生かすと、人とのつながりが生まれ、自然とのつながりが生まれることがよく分かる。 読み進めるにつれて、「これって、日本が高度成長期に入る前の生活じゃないか。しかも、我が家では、祖父母、両親の時代から、現在に至るまで継続しているぞ」と気付く。 最終総括の後の「おわりに」の章では、「里山資本主義の爽やかな風が吹き抜ける、2060年の日本」と題して、明るい未来像まで提示されている。 里山に住んでいて、自然の恵みを享けながら生活することの価値を改めて見直すことができた。この「里山資本主義」の考えが広まり、日本の各地で地域のネットワークが生まれていくことを期待したい。 そして、私も、そのために自分で何ができるかを考え、ささやかでも行動に移したい。来るべき2060年の明るい未来のために。 追記 この記事を書いた後、この本についてのレビューを読んでいたら、すばらしい言葉を発見したので、紹介しておきます。 その1 「懐かしい未来」 ・・・言い得て妙です。 その2 「宝の山」・・・山は比喩ではなく、本当の宝そのものだったのですね。
0投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログエコの精神論には抵抗があるのですが、この本で紹介されている例は現実的で理にかなっていると感じました。 ビジネスの転換期はひっきりなしに来るわけなので、ビジネスのシステムのひとつとして真剣に向き合っていくべき頃かもしれないと感じました。
0投稿日: 2014.03.04
powered by ブクログ【読書その60】これもインフルエンザ闘病中に読んだ本。都市部の高齢化対策に関する検討会でお世話になった藻谷浩介氏の著書。様々な地域の創意工夫を生かした取組。
1投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お金ですべてを換算しお金を介在しないと生活できない「マネー資本主義」の世界とは別に、時にお金に換算できないがお金がなくても生活できる「里山資本主義」の世界をもう一つのバックアップの世界として提案する本。 中国地方の過疎の村で実際に行われている林業や農業による地域活性化策などの事例が詳細に豊富に掲載されている。お金がなくても里山には水も燃料もある食糧もある。それにコミュニティがある。311によって一時的に電気や水が止まり、スーパーの陳列棚には食糧が消えたことを思うと、生活様式の多様性をよみがえらせることも必要だと思った。また「里山資本主義」の社会があることで、ストレス社会に疲弊した人、弱者と称される人たちの居場所の確保にもなるではと思った。 グローバル競争で大量生産大量消費の製品を限界まで安く売って世界と競争することだけでいいのか。グローバル経済の弱点は地域の自然環境を無視していることだと思う。その土地に無価値のように転がっている宝の山を再発見し、価値あるものとして利用することが必要ではないかと気づかされた。 自由貿易で各国間の結びつきを強めることも大事だが、その土地、国特有のものを活かし多様性を育むことが、大局観に立つと日本の発展、ひいては世界の発展に繋がるのではと思いをはせる。今後の世界を考える上で必読の書であると思う。
1投稿日: 2014.02.23
powered by ブクログNHK広島が制作した「里山資本主義シリーズ」にナビゲーターとして出演した藻谷浩介さんと、NHK広島取材班がまとめた一冊です。 【目次】(「BOOK」データベースより) はじめに 「里山資本主義」のススメ/第1章 世界経済の最先端、中国山地ー原価ゼロ円からの経済再生、地域復活/第2章 二一世紀先進国はオーストリアーユーロ危機と無縁だった国の秘密/中国総括 「里山資本主義」の極意ーマネーに依存しないサブシステム/第3章 グローバル経済からの奴隷解放ー費用と人手をかけた田舎の商売の成功/第4章 “無縁社会”の克服ー福祉先進国も学ぶ“過疎の町”の知恵/第5章 「マッチョな二〇世紀」から「しなやかな二一世紀」へー課題先進国を救う里山モデル/最終総括 「里山資本主義」で不安・不満・不信に訣別をー日本の本当の危機・少子化への解決策/おわりに 里山資本主義の爽やかな風が吹き抜ける、二〇六〇年の日本 本書は中国山地で行われている木屑を使った自家発電の話から始まり、海外の電力事情や取り組みなどが紹介されて行きます。 例えば、岡山県真庭市の建材メーカーでは工場で出る木くずでをペレットにして自家発電を始めたところ、年間1億円の電気代がゼロになっただけでなく、余った電気を売電して毎月数万円もの収入を得られるようになりました。 また、オーストリアでは自家発電を国が率先して推進していて、他国からの電力輸入に頼らない仕組みを作ることによって、石油や天然ガスの輸入価格に頼らない国づくりを進めています。 こう書くと「自然を大切にして里山を保全しながらノンビリ暮らすことを推奨した本」だと捉えられかねませんが、本書はさらに踏み込んで「日本経済は実は衰退していない」「高齢化社会で必要なこと」など国全体の経済や今後のライフスタイルに関しての提言も加えられています。 木材で作る高層建築の話はなるほどなと唸るような感覚を覚えますし、休耕田の活用などに関しても非常に現実的な提言だなと感じました。 今まで価値がないと思われていた里山にあるものや暮らしそのものに、実はとても価値があり経済的にも優れた仕組みを持っているんだと言うことを教えてくれる一冊ですし、今後のライフスタイルを考えさせられる一冊でした。 15万部を突破したというのは伊達ではない内容ですし、とても読みやすい内容だと思います。
0投稿日: 2014.02.23
powered by ブクログふるさとでわいわいがやがや、ああでもなくこうでもなくと面白おかしく暮らしていきたいそう思いながら生きていて、でもそれって、ふるさとに戻っただけでは決して叶えられない夢。 でも、自分のふるさとで立派にそういう夢を叶えているパイオニアがいることをこの本が教えてくれた。ぼくは勇気づけられた。 改めて、ぼくはリーダーになって、みんなを幸せにしたいと思った。
1投稿日: 2014.02.17
powered by ブクログたまには違う分野の本を、と思って読んでみたのですが、本質は自分の分野と同じで、一周まわって戻ってきた感じです。 里山資本主義。 おもしろいですね。 里山で生活しなくても、街にいてもできる、始められるというのがいい。 豊かさとは何か。 私たちの不安や、不信や、不満はどこから来ているのか。 深く、深く、掘り下げてみること。 その先で、見えたもの。 その上で、「懐かしい未来」へ。 読前と読後で世の中が違って見えてくる、そんな一冊でした。
5投稿日: 2014.02.17
powered by ブクログNHK取材班の取材に基づく「マネー資本主義」の補完としての「里山資本主義」について書かれたルポルタージュに、藻谷氏のデータ的な裏づけ・意味づけが加えられた形の本。 頻出する「マネー資本主義」という言葉の正確な意味については、同じくNHK取材班による『マネー資本主義』(http://booklog.jp/item/1/4101283729)を参照する必要があると思われる。 中国山地を始めとした日本でも経済的衰退が激しい地域を舞台とし、お金でモノを買う、お金でお金を買う、お金だけで生きていく、といった生活と異なった生活があることを、個人単位で実例を挙げて紹介している。 人口減少地域が「日本の最先端」であることは、山崎亮『コミュニティデザインの時代』(http://booklog.jp/item/1/4121021843)などでも触れられていて、特に新しい主張ではないけれど、その最先端地域での生活モデルを具体的に紹介しているのが良い。 一方で、良い点ばかり取り上げすぎな感もある。例えば病院への通院とか、山村・島の生活で起こりそうな問題については書かれていない。 とはいえ、本書の中で「里山資本主義」的な手法により、空家を利用したデイサービス事業から、レストラン事業と保育所を自分で作ってしまい、それで雇用まで生み出したという紹介があったので、「小さな地域における社会的な課題は自分たちで解決可能」という考えがベースかもしれない。 『コミュニティデザインの時代』でも書かれていたように、将来的に日本は「行政まかせ」ではやっていけない。本書では「楽しく自分たちでやっている」事例ばかり取り上げられているけれど、「それが楽しくなくても、自分たちでやらざるを得ない状態」になることは想像しやすい。(やらなければ、財政危機でゴミ収集がストップして街中がゴミだらけになった、イタリアのナポリのようにになるだけだ) でも「どうせやるなら、みんなで楽しくやろう」というメッセージがこの本には込められている気がする。
1投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログ地域の赤字は「エネルギー」と「モノ」の購入代金。木くずから生まれるペレット、灯油とほぼ同じコスト、同じ熱量。地域でエネルギー需要が賄える。超効率燃焼の新技術。 能力も、それを発揮する場もほとんどなくなってしまっている都会人。どれだけの人が里山能力を取り戻せるのだろう。
0投稿日: 2014.02.14
powered by ブクログデフレの正体の藻谷浩介氏著。 この本では、デフレの正体に書いてあったような人口減るよっていう話から、軸を違うところ(里山)にも軸足を置きましょうっていう提案書。森林っていう資源を生かしましょうっていう話と、CLTっていう新しい集成材のお話し。 山口県出身ってこともあってか、中国地方の面白い試みを取り上げてる本書。特にCLTについては覚えときたい。一読する価値ありだと。
0投稿日: 2014.02.06
powered by ブクログ自給自足の促進、地域主導の経済活性化の事をどうやら、里山資本主義と言っており、前半は、バイオマスエネルギーの活用における木屑の可能性。途中に、ご当地品のブランド化の成功例、老人力を活用した自足社会、などに触れる。最後部は、何やら里山里山と宗教みたいに薄弱な論拠で推測論を押し切ろうとしてきて、煩く、気持ち悪い。自給自足や地域交流が幸福度を向上させ、エコに繋がるのは自明。CLT建材などは面白く、最後部のゴリ押しが無ければより良かった。
0投稿日: 2014.02.03
powered by ブクログ発想の転換。 アベノミクスで経済再生をし、日本「企業」は徐々に豊かさを取り戻している。しかし、日本「人」が豊かさを取り戻すには、それで大丈夫なのか。 仕事がない、生活できない、という理由で都会に出てくる若者が多い。 しかし、里山にも、隠れた資源があり、それを活用することで、十分に生活していくことはできる。 GDPを押し上げ、労働者の賃上げ、インフレ、、、とは逆行するようなことでも、人は豊かに暮らしていくことができる。
1投稿日: 2014.02.02
powered by ブクログもっと踏み込んで、幅広いジャンルを期待していただけに残念。本の内容の半分くらいがまきの話。ただ、エコストーブを作ろうと思った。
0投稿日: 2014.02.01
powered by ブクログ瀬戸内海周辺の山や島はどんどん限界集落化が進んでいるが,そこでかつては注目を浴びることがなかった資本に着目してビジネスにしようという内容. 資本主義で効率化を求めると規格外のものをつい排除してしまう.里山ではせっかくできた野菜も規格外であれば値段がつかなかったり,あるいは豊作すぎると価格均衡のため廃棄することもある.食料自給率が高くないのに耕作放棄地が存在することと同じくらい矛盾しているといえよう.そうした現状から「余りものこそ資源にすればいいのではないか」とピックアップし,現地での実際の取り組みを紹介してくれている. NHKの番組を見た後で読んだが内容はほとんど同じだった.だから見た人は読まなくともよい. 星を1つ減らした理由としては,著者の藻谷さんは鋭い指摘をしているにも関わらず,NHKの取材班の数ページがあまりにもドキュメンタリ作家の陶酔のような一般論であり,チープに感じたからである.
1投稿日: 2014.01.31
powered by ブクログ『里山』というキーワードにひかれて読んでみた本。実際に日本各所やオーストリアなどで行われている取り組みを知ると、自分でも試したり、日本の向かう方向も少しずつでも変化しないかと、いろいろ考えさせられる。
0投稿日: 2014.01.27
powered by ブクログ興味深い、単なる田舎暮らしのための本ではなく、今の日本経済再生の方向性と真逆なモデルが里山にあってその一部を紹介している。 エネルギー革命の話は非常に興味深い。岡山県真庭市やオーストリアのことはもっともっと知りたい。
1投稿日: 2014.01.25
powered by ブクログ287ページに、こんな文章がある。 “少子化というのは結局、日本人と日本企業(特に大都市住民と大都市圏の企業)がマネー資本主義の未来に対して抱いている漠然とした不安・不信が、形として表に出てしまったものなのではないか” この「漠然とした不安」は、個人の中で明確に意識されていない。 アンケートでもはっきりと示されず、街頭インタビューでもつかめない。 だが相談したわけでもないのに、皆が「生まない」という選択をする。 その結果が統計的な数字となって表れる。 これは恐ろしいことなのではないか。 http://roku-diary.ton19.com/?eid=666
1投稿日: 2014.01.14
powered by ブクログ初めて藻谷氏の本を読んだが、この方の経済に関する記述は正しいと思った。 良くある経済本のように「!」を使っていない点も知的な深い思慮を感じた。 本当に幸せな経済システムのヒントが散りばめられている。 願わくば藻谷氏には年一冊ずつでも良いから執筆を続けて頂きたい。
1投稿日: 2014.01.14
powered by ブクログ里山資本主義読了。 デフレの正体同様、藻谷さんの思いがそのまま炸裂する過激な一冊であります。行き過ぎたグローバル資本主義の先にある疲弊した消費社会を否定し、新しい価値観を地方コミュニティから創造するという、読んでいてワクワクする事例が散りばめられています。 これらを否定するのは簡単なのだけど、では現在の都市間競争によって生まれている格差は、果たして人を幸福にするのか、その補完的位置づけとしても里山社会は重要なのではと著者は提唱します。 林業、六次産業、木造高層建築、エネルギー自給などテーマは多岐に渡りますが、どれも今までは「要らないもの」として衰退してきたものばかりです。本書の提案は、それを再利用しようというのではなく、新しい価値観のもと再興しようというものです。 通読すると、誰もが田舎発の新ビジネスをやりたくなってしまう、そんな元気に溢れた本でした。
1投稿日: 2014.01.12
powered by ブクログ確かにそうかも、と思うところは多々あり、逆に本当にそうだろうか、と思うところも。何にせよ、考えるべき問題ではある。
0投稿日: 2014.01.03
powered by ブクログモモを読んだ後で更に考えさせられた、「資本主義」の欠点。経済成長とともに、なるべく早く、お金が回るような仕組みの中で、いつの間にか、大事なものを落としていったのではないか。そこに一石をとうじ、「里山資本主義」の可能性を論じている。今、私達が考えるべきは、再生可能エネルギー、地域力だと改めて感じた。
0投稿日: 2014.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014/07/09:読了 里山資本主義は、スマートシティの志向は驚くほど似ており、さらに、両者ともコミュニティ復活目指している。 ------------------- 以下書評 「里山」は世界に誇れる優れた資本だ マネー資本主義一辺倒を見直そう 藻谷浩介氏に聞く「地方復興」への道 (1/3) : J-CASTニュース URL : http://www.j-cast.com/2013/12/31193104.html
0投稿日: 2014.01.02
powered by ブクログ新年読了第1冊目は、やはりちょっと明るいのがいいなと思って、この本をセレクト。 筆者の藻谷さんはシンクタンクのエコノミストだけに、いろいろな数値を出してきちんと説明してくれている。 地域住民の決断と地域のトップの協力があれば、エネルギー問題や過疎化、地域経済の行き詰まりや無縁社会さえ解決できるとか。 こんなにうまくいくかしら、という気持ちはまだぬぐえないけれど・・・ こんな未来が待っていたら、生きるのが楽しみになるかも。
0投稿日: 2014.01.02
powered by ブクログ単なる「田舎暮らし」ではなく、日本各地に眠る里山という大きな資源を活用することの経済的な効果を解説した本。 「シェア」という言葉はかつては 市場占有率という意味で使われていたが、今では分かち合いという意味合いになっている。成熟経済に対する理解が広まっているのではないか。 自分のための消費ではなく「つながり消費」を求め、所有価値ではなく使用価値に重心が置かれるようになってきた。 世界は経済成長を競う、表のグローバル競争と並行して、一見静かだが激しい、草の根グローバル競争を加速させている。 里山資本主義はたおやかで、猛々しく主張するわけではないが一応「主義」なので、里山に暮らしていない日本人にもささやかな実践を可能にする。 と説いた上で、実現を2060年と設定。今の経済施策のように即効性はないが、子や孫の世代に引き継げる世界を作るためには、今、直ぐに始めなくてはならない活動だと力強く思う。
1投稿日: 2013.12.31
powered by ブクログ『デフレの正体』でデフレが日本の人口構成から説明可能であることを説いた藻谷さんが、NHK広島取材班と組んで中国地方のいわゆる過疎地のローカルな地産地消に基づく経済活動の可能性を探ったものである。 リサイクルや域内の交換・相互扶助の活動は「マネー資本主義」で捉えるGDPには表れないが、過疎地を活性化させることができると、その可能性を見てとる。 読んでいて感じるがやはり活性化させるのは人だ、ということ。こういう本や情報、そしてNHKからの取材はやる気を起こさせるのにも有効だと思う。葉っぱビジネスを成功させた徳島の「いろどり」の社長の横石さんの話を聞く機会があったが、田舎であってもモティベーションを上げることができれば、予想を超える成果が得られるということだ。そしてインターネットはその手助けをしてくれる。補助金はそれをくじく。 過疎地ではなく"里山"と呼ぶことで、豊かな自然や農作物、木材などそこから得られるを想起させる。ネーミングは重要だが、本書がそれなりに売れていることからも魅力的なネーミングだと思う。 それでも、実際に田舎暮らしをしたことのない自分はそこに行こうとはどうしても思えない。しみついた価値観の大幅修正が必要な人は多いだろうな。
1投稿日: 2013.12.30
powered by ブクログ本書は、NHK広島取材班と「デフレの正体」の藻谷浩介さんが、中国地方の山村で生まれ始めた里山資本主義の可能性を掘りおこしたものです。 山・田んぼ・畑など地元の資源を活用して、農村や地域の暮らしを補うのが里山資本主義。 製材するときに出る木屑を使う暖房器具を作り地元で循環させる、過疎地で一人暮らしの高齢者が食べきれず捨てられていた野菜を町のケア施設で使うなど、その土地の(主に)第一次産業の資源を回すコミュニティを作る新たなエコシステム。 消費とお金がすべての「マネー資本主義」に対する考え方として問いかけられています。 お金を使う生活を捨て、自給自足をしろと言うのではなく、あくまで地元の資源をスマートに使ってあまりお金はなくとも豊かな暮らしをしていこう、という資本主義を「補う」考えです。 里山資本主義に、過疎地を再生させる可能性を感じ、地方での生活についていろいろと考えてしまいました。
1投稿日: 2013.12.23
powered by ブクログ新しい暮らし方の提案があったように思う。 地方からの新しい産業、ビジネスモデル、中国地方に行って みたいと感じた。 林業、農業、地産地消、衣食住、どれも生活の基本。
0投稿日: 2013.12.23
powered by ブクログ里山的な循環経済を原理とする考え方を、さまざまな事例を紹介しながら描き出している。本書で描かれている里山に象徴される循環的経済への転換は、20世紀的価値感からの決別に向けた動きとして多くの人々の共感を今後も得ていくだろう。時代は変曲点にあり、本書はその途中経過としてのスナップショットである。 まるで怒られているかのような「上から目線」の文体も、「僕は正しいのにみんな分かってくれないんだ」という悲鳴に起因していると思って読めば受け入れらる。事例や一部のデータから敷衍される仮説の飛躍も我慢できる。 仮説は多くの場合、事実をすべて記述することはできない。仮説は提示された段階ですべての事象を無矛盾に統合的に記述することはできない。本書に通奏低音として流れるいらだちもそこから生まれている。べき論的な強い口調もそこに要因がある。本書自体がまた、現代という時代が変曲点にあることを示す傍証のひとつなのだ。
1投稿日: 2013.12.22
powered by ブクログCross-Laminated-Timber と言う、新しい木材の使い方。 木材の繊維方向が互いに直行するように交差させ、貼り合せていく。 非常に強い強度が得られる。
1投稿日: 2013.12.18
powered by ブクログ国とか自治体レベルで木が新しいエネルギー源としてアツいって話と、個人レベルで山の恵みを利用して生きてる人がいるって話が、そんなに繋がってない気がするんだけど交互に繰り返されててなんかクラクラした 個々の事例は面白いものも多かったし、里山って単語はキャッチーでうまいなと思った
0投稿日: 2013.12.14
powered by ブクログ大量消費、拡大経済みたいなものへの漠然とした不安に、か細くはあるが一条の希望の光が差し込んだような読後感を味わった。 日本はだめじゃない、まだまだ十分やっていけると自信のようなものも湧いてくる。できれは木質資源の開発・利用において世界の最先端を走っていきたいが・・・。埋蔵資源の乏しいというハンディキャップが、逆転の発想で、豊かな里山資源を活用する方向でアドバンテージになりうることが分かった。後は、そのことに賛同する人が増えていけばよいはずだ。
0投稿日: 2013.12.14
powered by ブクログ日本の将来を見通す時、高齢化、人口減少、地方経済の疲弊といったネガティブな課題ばかりがクローズアップされている。しかし、この「里山資本主義」は、日本が抱える課題を一気に解決できる方策を具体的な事例として指し示している。 今日の「グローバル競争」や「マネー資本主義」と一線画すものの、決して否定するわけではなく、ハイブリッド型のサブシステムとしての提案である。都市部や、工業エリアがこえまで通り激しい競争を勝ち抜いて外貨を稼ぐ経済モデルは、維持継続しなければならないが、日本の国土の8割を占める「山林」を背景に持つ、地方の山村には、グローバル経済とは無縁の域内コミュニティが成立するのである。具体的な事例として、オーストリアの「木を徹底活用して経済の自律を目指す取り組み」が紹介されている。その第一は、エネルギーの自給である。近隣の山々の木材を薪として活用するのはもちろん、ペレットストーブの燃料、さらに火力発電の燃料として活用する。化石燃料を使わないシステムを構築している。さらに、建築材としての活用である。鉄筋コンクリートよりも耐久性の優れた木材による集成材技術が確立されており、高層建築にもCLTによる新素材を使われている。これらの、エネルギーの自給や集成材の開発などによって過疎化していた町に雇用が生まれ、地域が再び活性化しているのがオーストリアの現状である。 日本においても中国山地の山間にある岡山県真庭市で、オーストリアと同様の試みが始まっており、その考え方は日本全国に広がり始めている。 「里山資本主義」が、2060年の日本を魅力溢れる、懐の深いしなやかな国に変えている、とこの本は結んでいる。まさにその通りだと感じるし、極めて説得力のある内容である。特に、資源を持たない普通の田舎町にこそ実現可能な明るい希望をともしてくれた。
2投稿日: 2013.12.13
powered by ブクログ地元で採れた野菜を使ったレストラン、そしてその隣に併設された幼稚園。そこで野菜をつくるいわゆる高齢者が子供たちの面倒を見る。 こんな活動がふるさとにもできてほしいと感じた。
0投稿日: 2013.12.12
powered by ブクログ中山間地や離島での実践例を紹介しながら、世を覆い尽くすマネー資本主義へのカウンターパートとしての里山資本主義を紹介した良書。 津軽では学ぶべき内容ですが、これが通用しない大都市はどうするかが日本の課題です。
0投稿日: 2013.12.10
powered by ブクログ20131204読了。 そうだ、田舎へ行こう、という気になる本。都会の便利さに慣れてしまうとなかなかそこから抜け出せないが、不便さを楽しむことから始めよう。そこには何もない、山しかない、川しかないと思えても、見方を変えれば、山が豊富、木が豊富、水が豊か、何でもあるのだ。そこから生み出していく。 自分の今の仕事は町でしかできないと思っていたが、そんなことはない、自分の力で切り開ける可能性がある、という勇気をもらった。 もちろん田舎には、良いこともあれば悪いこともあるのだが、視点を変えられた良い一冊。
0投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログ里山資本主義は、マネー資本主義と対比し、金銭換算できない価値がある。 地上主義であり、物々交換などが行われ、都心にいるよりは健康的に生活ができ、健康寿命も伸びる。 今までは不便であった里山も、スマートシティ化していくことによってより住みやすくできる。それには自然エネルギーとITが不可欠であり、自分としては、そのような分野についてのモチベーションが上がった。
0投稿日: 2013.12.03
powered by ブクログ地方の自然、地域コミュニティの可能性に、はっとさせられた。今まで自分がどれだけマネー資本主義的な考え方をしていたのか、考えさせられた。
0投稿日: 2013.11.28
powered by ブクログ木屑で発電し、石油・石炭の値段に左右されない地域経済を営もうとしている地域がある。この秋私は真庭市を訪れ、そこの「バイオマス政策課」で担当者からほんの少しだけ説明を聞いた。その時に彼は「こういうことが出来るのは、この地域にたまたま製材産業があったためや、他の条件が重なったためです」と、わざわざ断りを入れたものである。石油よりもコストが安く、CO2も出さないこのエネルギーが日本の未来を救うのではないかという顔を私がしたためだろうと思う。この本によれば、真庭市のエネルギーは11%を木のエネルギーで賄っていると書いているが、実はこの数字、既に古い。私が見たのは13%だった(と言うことは、約1年で2%増えたということだ)。再来年四月には、市の全世帯の半分の電力がまかなえる発電施設が稼働するという。確かに、それもこれも、豊かな森林とそれだけの木屑を産み出す製材が製品化されなければ、出来ないことなのではある。その意味では、担当者の言うことは正しい。だがしかし‥‥。 私の住んでいるのは、岡山県なので、この本の元になったNHK広島の「里山資本主義シリーズ」は何本かを観ている。テレビの映像でイメージはわかっていたのであるが、世界経済として自立発展している様子は、やはり活字で読んで初めて知ったことが多かった。 現在アメリカを中心に世界を覆う「マネー資本主義」。それに盲目的に従う日本政府と財界。この動きに大いなる「不安」を感じているのは、私だけではないだろう。 著者は里山資本主義をマネー資本主義の歪みを補うサブシステムである、と一概に控えめに書いている。しかし私は、マネー資本主義のカウンターシステムとして、その主張をするべきであると思うし、本を読んで十分にその資格があると思う。もちろん、バイオマスは再生可能エネルギーの一翼でしかないし、直ぐにということではなく、50年後ぐらいが目安だとは思うのではあるが。 現在、マネー資本主義は弱肉強食がもたらす「奈落の底」へとズルズルズルズルと国民を引き込んで行こうとしている。それは、3.11という究極の黒船でも変わらなかった。結局は国民が自らの手でそのトビラを開けなくてはならないのだ。里山資本主義という、一つのアンチテーゼを携えて。 2013年11月2日読了
7投稿日: 2013.11.22
powered by ブクログ数年前から、なんとなく思っていたことに背中を押された感じがした。こりゃ、私にとってエポックメイキングになる本になるかもしれん。
0投稿日: 2013.11.18
powered by ブクログ私はかなりな天邪鬼なのでFB〇〇支部のオフ会などの投稿には虫唾が走るのだが、どうしてみんな必然性があると想えないのに群れたがるのだろう。この里山で頑張っている人への強い信念と地域の人びとと生活を共にしているその姿に共感を覚えるのはとても自然なことで、そこには自ずと人は集まり、やがて一つの大きな動きに繋がり、新しい価値観が芽生える可能性が秘められている。いっぽう、里山周辺や限界集落での医療体制の確保が望まれるのではないのだろうか。その点を触れてもらいたかった。
1投稿日: 2013.11.17
powered by ブクログ貨幣・資本よりも、まずは、『水・食料・燃料の確保と自立』が里山経済のコンセプト。 田舎コミュニティとの関係構築の難しさと、自身の自活スキルが無いと成り立たない難しさは拭えなかったものの、蒔き燃料の可能性、高齢者(光齢者)人材の有効活用、「シェア」の言葉定義の変化(市場占有率→分かち合いの意へ)など、賛同多し。 目先の成果を求め過ぎず、自然に対して、投資・還元をするつもりで生活する。 都会でも出来る事から始めたい。 マッチョ経済からの脱却を。
0投稿日: 2013.11.17
powered by ブクログ小さな企業同士、または個人同士の緩やかなつながりで、世界は十分に回っていける。国レベルまでは行かなくとも地域レベルで生きるのであればそれで十分です。そう再認識させてくれた本でした。
0投稿日: 2013.11.13
powered by ブクログ現在のマネー資本主義の限界を見据え、そのバックアップシステムとしての里山資本主義を提唱している。お金をもって自然と対峙し、刹那的行動が支配する考え方から脱して、自然の循環の中で生かされることを実感し、人々のつながりによって役に立っているというかけがえのない自分を感じられる一昔前の価値観を見直している。オーストリア、中国山地、瀬戸内海の島のそれぞれの具体例も面白い。最後にある、人口減少社会における経済的問題の解決の発想も参考になる。
0投稿日: 2013.11.09
powered by ブクログ日本の将来は、田舎の小さな村から始まる「里山資本主義」にかかっているかもしれない。資本主義の時代に閉塞感が出ている?中で、本書に取り上げられている事例・提言は未来への希望を感じさせる。
0投稿日: 2013.11.08日本の解決策
里山から学ぶ資本主義。 灯台もと暗し的発見が読めるので面白かった。
1投稿日: 2013.11.07里山は大変よ
自然の管理という点から見ても超長期的スパンで見る必要があるからダメならつぶせばいいという資本主義とは相性が極めて悪い。林業の件についても、成長速度を遥かに上回る伐採速度だろう。
5投稿日: 2013.11.06こういう発想も
こういう発想も大切ですよね。 ただ上手くいった事例がまだあまりないのでどうかなあ・・・。
1投稿日: 2013.11.05NHK広島よくやった
過疎の限界集落地でも地域興しに成功している例はある。 日本経済再生の鍵をそうした里山成功例から読み解く一冊。
1投稿日: 2013.11.04創意工夫は大事だけれど
少子高齢化する農村。市場原理(主義)が席巻する現代の日本というか世界にあって、少子高齢化への回答を里山資本主義というキーワードで解こうとした試み。 そうはいっても、全ての里山を維持するのは困難で選別は必須だろうし(限界集落~ちなみに、取材の舞台となった中国山地は限界集落の数が日本一だったような記憶がある)、里山で資本主義をやろうにも、交通の便などの社会資本整備が伴わないと、それらの試みを維持することは難しいだろう。きれい事では済まない。もちろん、これまでの山村の多くに見られたように、お上に頼るだけの無為無策(に近い状態)からの脱却の方法を具体的に広く知らしめたといういう点では評価できる本である。 日本という巨大経済、その近接した地域にあるという強みをどう生かしていくのか、その辺に里山資本主義の将来がかかっているのだが、本体たる日本経済が萎むようではどのみち先行きは暗い。藤原正彦のいう「天才を産む地域」すなわち美しい景色の代表である里山の美観は日本の資産であり、それを維持することには大いなる意味があるように思うので、里山資本主義という地元の努力以外にも、国全体として出来ることをもっと考えてゆくべきだと感じた。
11投稿日: 2013.11.03
powered by ブクログ面白い取り組みの紹介。 仕組みとして上手く回すためには、マネー資本主義のサブシステムとしての里山資本主義という考え方が重要と思った。
0投稿日: 2013.10.31
powered by ブクログ自然と共に生きている実例が多く楽しい。べき論ではなく、ひとつの選択肢を示すという姿勢がいい。 「面白そうだから、実際にやってみて満足を感じるから。そうした実感を持つ個人が一定の数まで増えることで、社会の底の方から、静かに変革のうねりが上がってくると思っている。」P152
0投稿日: 2013.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本は都会の近代的な生活を捨てて、山で本来の暮らしをしましょう。と勧めている本ではない。 しかし、何もかもをお金で買おうとするのではなく、お金に依存しないサブシステムを構築し、いいとこどりをしてリスクヘッジを図る。 ひいては、その生活が豊かになっていくという考えだ。 東日本大震災の時に、今までの経済だと全く生活ができなくなる事を知った。 もし今後、それを上回る南海トラフ地震などが起きれば、大都会で生活する人の大部分が生きていくことはできないだろう。 内容は目から鱗だった為、いくつかの事例を紹介いたします。 ・岡山県真庭市の銘建工業は世界でもトップクラスの木質バイオマス発電を行っている。製材で出る木くずを燃料として発電しているのだ。 24時間フルタイムで稼働し、1時間あたり2000キロワット。100万キロワットという原発に比べると、微々たる量に見えるかも知れないがそういうことではない。 銘建工業では電力を購入していない。すべてバイオマス発電によって賄っている。それだけで年間1億円の電気代が浮く。 余った電気を売る。それが年間5000万円の収益。今まで産廃に題していた木くずの処理費用が年間2億4000万円。 合わせて年間4億円程の利益が出ている。 ・昔は「シェア」という言葉は市場占有率を表していた。今では「分かち合い」という意味で受け取められるようになっている。 ・ヨーロッパでは木造高層建築が進んでいる。 CLTという技術の集成材により、9階建てのビルも木造で建築しているらしい。 しかし日本は建築基準法により、高層の木造建築を建てることはできない。 ・日本と同様に資源の無い国オーストリアのギュッシングという町は、木質バイオマスのエネルギー自給率が72%を超えた。日本は0.3%。 ・高齢者が家庭菜園で作り、自身で食べきれない野菜を施設に譲ってもらう。施設は域外から野菜を買っていた買っていたコストが減る。 高齢者は自分の作った野菜が役に立っているという生きがいを得られる。 さらに野菜の対価として地域通貨を渡す。その通貨で近所のレストランに行き食事をする。 そこには近所の老人が集まる為、みんなで話をし、つながりが得られる。 今まで自分が正しいと思ってきた、いや、正しいと思い込んでいたマネー資本主義が、「どうやら違った見方もあるぞ。」 と思わせてくれた一冊です。
3投稿日: 2013.10.30
powered by ブクログエネルギー問題を抱える日本にとっては、これからの最先端は里山だと思う。日本も思いきってオーストリアのように政策転換するべき。 そんな里山暮らしに憧れる。 でも子どもが小学校とか行ってると、 転校させるのは可愛いそうだし、 なかなか実現できそうにないなぁ。
0投稿日: 2013.10.29
powered by ブクログ2013.10.25 里山に生きるとは、レイヤー化する世界に影響されない生き方。ある意味、正しい21世紀の生き方の一つかもしれない。経済成長とともに都市に人が集中したが、成熟社会は生き方の多様化が進む社会。UターンやIターンがまだまだ増えていくだろうな。
0投稿日: 2013.10.25
powered by ブクログ「豊かさ」とは何かを考えさせられました。 これまでの「マネー資本主義」における豊かさや個人の評価はマネーであり、稼ぎが評価の基準となっていましたが、リーマンショックや東日本大震災を経て、日本人のマネーへの信頼が崩れ、新たな価値観の創造が求められているということでした。 単に田舎暮らしをして、生活水準を下げることによりマネー資本主義からの脱却をはかるという考え方ではなく、むしろ社会の先端は田舎である里山にあるという視点から未来の日本像を探っていきます。 マネーに依存しない社会は現代人にとっては恐怖でもありますが、価値観の転換が可能であれば、確かにそこには個人レベルにおける豊かさは創造できると感じました。
1投稿日: 2013.10.22
powered by ブクログ本屋に積まれていて気にはなったのだが、里山資本主義などというタイトルが胡散臭いなと思い、すぐには手を出さなかった。しかし、木質バイオマス発電のことが書いてあると知り、興味があったので読んでみると、なんと、今の日本が抱える様々な問題の解決を図るヒントが満載の、目からウロコの本だった。 製材所の廃材からできるペレットを利用した、岡山県で実際に始まっている木質バイオマス発電の話で幕を開けるのだが、これが原子力発電に取って代わるという話ではない。しかし、日本に森林は掃いて捨てるほどあるが、石油と違って森林は再生可能資源であり、しかも減反される田畑のように、手つかずになっているものがほとんどらしい。 また、資源を地産地消することで、当然ながら経済も地域内で循環する。エネルギーの海外依存が緩和されれば、貿易収支の赤字化の元凶である海外へのお金の流出も緩和される。 燃料にするペレットだけを製造するのでは元が取れないので、本業である製材業を活性化させる必要があるのだが、実はヨーロッパでは、木材の高層建築が一般的になりつつあり、岡山県の製材所ではその技術も取り入れており、実用化寸前であるという。 このほかにも、日本各地の里山、すなわち過疎化してきた地方において、耕作放棄地やこれまで経済的価値がゼロと考えられてきたものを活用した新たな地域産業により、地域経済、地域コミュニティーの活性化が図られつつある事例などがたくさん紹介されている。 これらはまだまだマイナーな動きでしかなく、経済モデルとして主流になるようなレベルのものではないだろう。しかし、著者たちも言うように、メインの経済システムを補完するサブモデルとしての機能としては、計り知れない可能性があるし、それは単に経済システムのみならず、社会システムの改革としても意義あることだと感じた。 戦後、高度経済成長を経て、豊かな社会の実現を目指してあくせく働いてきたものの、今の日本ではそれが行き詰ってこの先が見えなくなっている。そんな中で、ふと足元に目を移せば、今まで見捨てていたところに、イノベーションのネタがゴロゴロと転がっていたといった具合である。 すでに着々と進んでいる、里山資本主義の実例に触れて、現代の日本人は、経済の常識・マネー資本主義の常識にとらわれてしまって、視野狭窄に陥っていたのではないかと思った。また、豊かさとはなんだったのか、目的と手段を取り違えていないか、ということを問い直すきっかけにもなった。
2投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ父に勧められて読んだがなかなか面白かった。個人的には特に新しい点はなかったのだがこういう本が10万部売れて認識が広まってるのはいいことだと思う。 ただ一方で分担著者ごとに少しづつ空気がちがうなかでグローバル経済憎してきな安っぽい読みをされてしまう危険性もあり、またそれを誤誘導しそうな筆者もいる。 主著者にクレジットされている藻谷氏の記述部分の洞察は鋭く今の経済の本質と自由主義経済の重要性をついているように思え、優れている。 この手の本を読んだことのない人には、嘘くさいエコを越えるために読んで欲しい。 ただ全体の監修が不十分なのか、筆者によっては嘘くさいエコ成分が混じってしまっているのが残念なところ。
0投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ全体的に、トーンがtoo optimisticだとは思うんですが(それもきっと藻谷浩介の確信犯?)いろんな着想を与えてくれた本でした。「里山保全→産品のブランド化→金銭的リターン」という、一時期もてはやされた図式の一歩先を行き、「里山保全から金銭的リターン得るのはそうそう簡単じゃないけど、地元の人が元気になって地域が活性化すりゃぁそれでいいんじゃん?」と積極的に開き直ってみせたこと、そして、そのことに「里山資本主義」というキャッチーなコピーをかぶせてあげたというところに、この本の最大の貢献があるんじゃないか、と思います。
0投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ自然と共存し、その資源を生活の中に組み込みながら経済活動を廻していく。「自然」のサイクルに人間の生活を合せていくことで心の充実感も得られる。 対局にあるものを「マネー資本主義」としてマクロ経済分析の中で地域活性化を評価しようとしているのだが、少し次元の違うところもあり違和感あり。 ヨーロッパでの事例を取り上げているところは興味深かったが、日本でも多くの里山プロジェクト、地域活性化のプロジェクトが立ち上がっており、もう少しそれら事例に紙面を割いた方がより実感として里山資本主義の意義を理解することができるのではないか。 (マクロ的な論法に持っていくよりも)
0投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ第5章までは、里山生活の具体例が活き活きと描かれており、一読に値するとても良い本です。筆者の最終総括部分は、この本に掲載すべきかどうか疑問が残る。
0投稿日: 2013.10.19
powered by ブクログ気持ちの問題というところに最後はいっている気がして、それを国民で変えていくのはとても長い時間がかかると感じた。 里山資本主義は、バックアップである。 バックアップとしては、積極的に取り入れた方が良いと思う。 エコストーブ。
0投稿日: 2013.10.19
powered by ブクログ本当に里山資本主義に現実味があるのか? あの大震災を目の当たりにしてなお、 マネー資本主義が横行しているのでは。 中国山地 オーストリア サブシステム 田舎の商売 過疎のまちの知恵 里山モデル 少子化への解決策 2060年の日本
0投稿日: 2013.10.17
powered by ブクログこれはずいぶんと面白く読ませていただいた。端的に言って感化させられた。もちろん、本書で挙げられている具体例は極めて限定的な実践例ではあるが、少なくとも「マネー資本主義とは別軸でサブシステムを構築すべき」という主張に異論を唱える者は少ないだろう。
0投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログ「デフレの正体」で注目された著者の新作。前作に続き、独自の視点から現状分析をし、処方箋を発信している。アカデミックに論理をかざす学者さんからは批判されがちだけど、積極的に解決策の方向性まで目指す点はむしろ素敵だと思う。 資本主義の限界があって、そこを補完する新しい動きがローカル中心に起こっていると説く。地方の可能性を感じられる一冊。ローカルビジネスに挑む人生も愉しいよなあ。。
1投稿日: 2013.10.06目からうろこ
この本に出会ってよかった。日々仕事をしてるなかで何となくか変えていた不安や不満。その原因と解決方法が見つかった。ひたすら働いて稼いで、豊かになれるか?現金収入の多い少ないだけでは計れない豊かさが、日本の里山には埋もれてる。この本で、中国地方の様々な事例を知ることができる。あとは、自分事として動けるかどうか。日本の未来も、私たちの将来も里山にヒントがありそうです。
4投稿日: 2013.10.03
powered by ブクログ本書を読むと、とりあえず熱エネルギーだけは何とかなるのではないかと思えて来る。小ダム発電の併用など、必然的にコミュニティーは、エネルギー供給源を中心にまとまってくるのだろう。
0投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログお金があっても、張り合いがない、そんな生活を送る人たちに、きっとこれから夢を与えてくれる本。私も、今住む街で、何かできることあるかなって思った。
0投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログGDPのような経済指標を豊かさの尺度にせず、豊かさを考え直してみませんか?という本。といっても、資本主義の否定みたいな極端なイデオロギーに走っているわけではない。 「お金で解決できる問題はお金に頼りつつ、なるべく地域の自力で生活を組み立てましょう、だって、それが可能なんだから」、 ということを主張している。日本の田舎を豊かな生活のモデルにしているので、本書ではこの考え方を、「里山資本主義」と称している。 たとえば、老人デイケアセンターで食べる野菜を外から調達すると、GDPに反映されるがお金は外に流れていく。一方で老人が自宅の畑で作った野菜を使えば、GDPは減るが、お金は使わずに済むし、何よりやりがいが出る。ここではGDPは豊かさの指標になっていない。こんな感じ。 著者は、何年か前に、「デフレの正体」を書いた人。本書は、その続編みたいなもの。この著者のいいところは、悲観したり、煽ったりするわけではなく、必ず提言なり、実際の解決事例を挙げているところだと思う。 ところで、僕のような横浜のサラリーマンでも、わずかではあるが食べ物が自給できている。そうすると、田舎のポテンシャルはものすごく高いのかもしれない。
2投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログベストセラー『デフレの正体』の著者の久々の著ということで、話題の1冊です。 ここで紹介されている岡山県やオーストリアの事例。確かにこれだけでは本当に日本が抱える諸問題の解決策になる、とまでは言い切れない内容だとは思います。でも、何か明るい未来への1つの解決策を示してくれていると思います。 今、経済の再生にあたって、リフレ派と反リフレ派の論争がまだまだ続いています。明確な答えは分かりませんが、少なくとも、藻谷さんの主張は、決して悲観することのない、そんな未来をデータから示してくれます。それは前作と同様、理解しやすく、納得しやすいものです。 リーマンショックや東日本大震災により、今の経済のあり方に疑問を持ったならば、それを全否定するのではなく、現状を認めた中で、もっと違うやり方はないのか模索する義務があるのだと思います。 「里山資本主義」 かつて人間が手を入れてきた休眠資産を再利用することで、原価0円からの経済再生、コミュニティー復活を果たす現象。安全保障と地域経済の自立をもたらし、不安・不満・不信のスパイラルを超える。 日本では、国にできないことを先に地方からやってしまうことが、コトを動かす秘訣 日本人は「辺境民」(内田樹)→海外から輸入された単一の原理にかぶれやすい 「ニューノーマル消費」=つながり消費を求め、所有価値から使用価値に重心 「オールドノーマル消費」=成長が是とする考え ・発売から2年以内に消えるヒット商品の割合:52% ・新しく発売された商品が利益を得られる期間:1.5年 ・仕事の満足度:39% 「日本経済衰退説」への疑問 ①ゼロ成長と衰退の混同 ・過去20年、日本のGDP総額は増えていないが、減ってもいない ・1人あたりGDPも世界17位だが、絶対額では微増 ・生産年齢人口当たりのGDPは、今でも日本の伸び率は先進国最高 ・平均寿命は世界最高水準・凶悪犯罪は現象・困窮者が暴動を起こしていない→経済が衰退している国の姿ではない ②絶対数を見ていない「国際競争力低下」論者 ・国際競争力を失っているのに、なぜ円高か? ・経済的繁栄→自国通貨高は世界の常識。円高なのは輸出が増えているから ・バブル最盛期の1990年の輸出額は41兆円。2012年は61兆円で1.5倍 ・貿易赤字の原因は、化石燃料の価格が高騰し輸入が増えたからであって、輸出=日本製品の海外での売り上げ低下ではない。欧米・東アジアからは貿易黒字 ・海外から受け取る金利配当(所得黒字)は2012年に14兆円。 ③「近経のマル経化」を象徴する「デフレ脱却論」 ・通常の国はインフレなので、日本がデフレを続けると円高が進行し、結果として国外から見た日本の経済価値は減らない ・リフレ論者=「市場経済は政府当局が自在にコントロールできる」という確信=「近代経済学のマルクス経済学化」 <この本から得られた気づきとアクション> ・現状を疑ってみる。別の方法がないのか探ってみる。 ・シロかクロかの二元論に陥らず、現状のバックアップなどを考えてみる <目次> はじめに 「里山資本主義」のススメ 第1章 世界経済の最先端、中国山地―原価ゼロ円からの経済再生、地域復活 第2章 二一世紀先進国はオーストリア―ユーロ危機と無縁だった国の秘密 中国総括 「里山資本主義」の極意―マネーに依存しないサブシステム 第3章 グローバル経済からの奴隷解放―費用と人手をかけた田舎の商売の成功 第4章 “無縁社会”の克服―福祉先進国も学ぶ“過疎の町”の知恵 第5章 「マッチョな二〇世紀」から「しなやかな二一世紀」へ―課題先進国を救う里山モデル 最終総括 「里山資本主義」で不安・不満・不信に訣別を―日本の本当の危機・少子化への解決策 おわりに 里山資本主義の爽やかな風が吹き抜ける、二〇六〇年の日本
2投稿日: 2013.09.23
