
総合評価
(1347件)| 356 | ||
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powered by ブクログえ、いつの間に自分は勘違いをさせられていたんだ!?、と驚きを隠せませんでした。 有名な理由が分かります。
4投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ再読なのに、解説見ないとあまり内容理解できなかった。 短期間で一気に読まないと細かい描写覚えられなくて、どんでん返しもあまりピンとこないで、解説サイト読んでやっと理解した感じ。 今ひとつだったなぁ。、
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ・読みやすい。1日で読めた。 ・終盤、まんまと二度読みをさせられた。「叙述トリック」ってこれかー。と言う感想。叙述トリック系の本をもっと読みたくなった。 ・
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叙述トリック巧妙で面白いんだけど、種明かしまでが長くてページが進まなかった。 警察が綺麗に騙されてて結局捕まらないのか…ってモヤモヤが残った。一方で、ラスト新しい獲物みーつけたって感じで怖さが残るのはゾクっとして良いなとも思ったり。 ざっくり2回目も読んで答え合わせも面白かった。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ若い女性を殺害し、遺体にハサミを突き立てる事件。 犯人についた通称はハサミ男。 その第3の被害者の発見者は他の誰でもない 過去2件の犯人であるハサミ男だった。 事件の捜査をする警察、 犯人がハサミ男でないことを知っている 遺体発見者(ハサミ男)の視点で この第3の事件が紐解かれていくお話 あらすじを見て、期待して読み、 それ以上のおもしろさをいただいた本。 ただの(本物の)ハサミ男視点のミステリーや サスペンスに留まっていない。 2重3重に「あ、そういうこと?!」が詰まっている。 ハサミ男の特性にも妙あり。 あまり多くを語れないが、ミステリーを読み慣れてきた人におすすめの味変小説です。
6投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025.09.13 読了 シンプルでありながら興味をそそるタイトル。約500頁に及ぶ文量であっても、読みたいと思えるストーリーだったので手に取った。 美少女を殺害し、必ずハサミを首に突き刺すという猟奇殺人犯。念入りに下見を行い、3人目のターゲットに犯行しようとした日、そのターゲットが自分と同じ手口で殺されていた。なぜ彼女は殺されたのか。自分と同じ手口で殺したのは誰か。殺人犯が犯人を探すために調査を行うという内容だった。 結論としては、非常に面白かった。オススメミステリーの上位に食い込む小説というのも頷けた。食べログだったりじゃらんだったりと同様に、みんなが良いというものは、やっぱり良いものなんだなと確信できた。 小説を読む際は、先入観を捨て、多角的な視点で読むようにしているつもりだが、そう簡単に捨てられないようだ。あぁこれがアンコンシャスバイアスというものかと思った。 正直、かなり後半になるまで「このまま犯人が明らかになるのだろうか?」と思っていた。
0投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログハサミで女子高生を死に至らしめる殺人鬼ハサミ男が狙っていた女子高生を他人に殺されてしまい犯人を探すお話。 何を書いてもネタバレになりそうなのでもう驚いたとしか書けない。最後の一文が怖かった。
1投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった! 分量も多く、内容も含めて読み応え抜群。 レビューでも書いてあったけど、 ドンデン返しの守りが強くて、 読了後、笑った。 このミスリードを引っかからずに、 読み終える人はいるのだろうか。 ただ、殺戮に至る病くらい、 ラストは緊迫感が欲しかったかな。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ一気読み必至、の複数の紹介サイトで本書がオススメされていたので読んでみました。 本筋と関係のない話がちょこちょこ挟まれ、無駄が多く決してテンポの良い話ではないのですが、それも含めて面白かったです。 普段あまりミステリは読まないし、本来ニブいタイプなので騙されやすいのですが、本書は騙されるどころか種明かしをされても、一部誰が誰なの?とか、頭の中のこと?現実の出来事?等がよくわからなくなり混乱してしまいました。遡っていろんなページを読み直して初めて納得した感じ(笑)。それくらいトリックが凝ってます。 ネタバレが出来ずレビューも書きづらいので、本筋とは関係のない気になったところをひとつだけ挙げておきます。 古めの本なので、デブだから、美人だから等、今では扱えないような表現が当たり前に多く、若い人が読んだらえっ?!となるかもしれません。その辺は流して読んでくださいね。。
6投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログおそらくミスリードだろうと思いつつも、真相には辿り着けず楽しめました。 後半に伏線が回収されていくのが気持ちよかったですが、最後が突然終わった感じなのと(オーディブルで聴いたので、エラーで途中で切れたのかと思いました)、謎が残る部分もあり、やや消化不良な面も。。。ハサミ男の犯行動機って何だったのでしょうか。 オーディブルだと、どうしても集中できず『ながら聴き』になってしまい、聴き漏らしてしまうので、「やはり本は紙が一番!」と紙派の私は思いました。
11投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログこの手のミステリなので当たり前かもしれませんが、全体的に描写が暗いです。 叙述トリックどんでん返し系。 主人公(わたし)の名前が一向に出ない事から何となく予想は出来てしまうかも。もちろん性別のミスリードも予想の中に出て来ていましたので、終盤のハサミ男の正体にも「なるほどね」とはなりましたが驚きとはいかなかったです。わたし=日高のミスリードの種明かしされてからもちょっと腑に落ちない点はあります。 2度読みすればミスリードさせに来てる箇所など気付けて面白そうですけど、あまり出は進みません。 あまりミステリとか叙述トリックに触れていない方はどんでん返されて面白さが味わえそうです。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログミステリー小説の大作を調べており、結構話題に上がっていたのでフリマサイトで購入。 結構古い作品だと思いますが、フリマサイトでもいまだに取引が活発にされていて人気の高さを伺える 泥臭くも足を使って真相に辿り着く王道の警察の活躍をモチーフにしたものかと思いきや、犯人目線(?)の動きもあり、楽しめました。後半は、えっ、と思うでしょう。騙されるでしょう。 良作に感謝
0投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ背景の描写が細かく、最初は少し退屈に感じてしまうかも。 でもある所で ん!?となり、見事に騙された。 先入観ってすごいな、怖いな。
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ序盤は少し退屈だったが、どんどん面白くなって一気に読んでしまった。 結果、まんまと騙された。 まさに先入観とはこういうものだと感心。 張り巡らされた伏線回収も素晴らしい。
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログハサミ男というワードにそそられて読みました。思ったより斬新さはないけど、素直な自分は普通にだまされました!主人公の暗さの描写が苦手でしたが、全体的には面白かったです。
0投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ主人公がハサミ男。殺そうと狙った獲物が何者かに先に殺されてしまい… 本格ミステリーという感じでとても面白かったです。ボリュームかなりある割に、話のテンポが良くて退屈に感じることもなく一気に読みました。 その勢いのおかげで変に自分で推理する前に核心部分に踏み込んでゆき、まんまとどんでん返しにも引っかかり。多少、突拍子のなさも感じなくもない結末ではありましたが、良い感じに収まる結末で良かったです。
8投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ最初はあまり入り込めなかったけど 久しぶりに「え??」と思うような感覚になった。 また読み返して確認したくなる。 最後があまり好みでは無かったけど面白かった。
10投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ本当に面白かった! 興奮がずっと止まらない! 人物造形が凝っているからか、話している人物が誰かわかりやすく、人物同士の掛け合いも、視点の移り変わりもとても面白かったです。 作者の他作品も読みたいなと思う!
8投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ友達に勧められて読んだ あらすじからめっちゃ引き込まれる 読んでる途中は面白かったけどネタバラシされたらちょっと冷めちゃった そんなにグロいとかはない
0投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
殺人鬼目線で進んでいく物語を初めて見た。語り手であるため、主人公に親近感を抱いてしまう部分もあったが、結局殺人の動機や人生観というのは常人とはかけ離れたものだった。ユーモアがあってよかった。医師の冷静で皮肉的で、教養豊かな様が癖になった。「探偵ごっこはおしまいだ」の部分が面白かった。正直事件のトリックに大きな斬新さは全くない。アイデンティティという映画を見ていたため、多重人格というのもあまり衝撃はない。ただ、「登場人物がカタカナになること」、「堀之内が他の人格と話していたこと」、「人格の中で記憶がゴチャゴチャになっていること」、「結局女性?男性?」など謎が残る。全て妄想ということなのだろうか。 解説を読んで理解した。警察が怪しんでいる「日高光一」と多重人格の「安永知夏」を同じであるように錯覚させていたのか。話し方、ハサミ「男」、連続女子高生殺人鬼、体型などで錯覚を与えていた。本でしか味わえない凄まじい裏切りだ。ただ、「目撃者が二人いること」、「もう一人が女性であること」を随所に散りばめてくれていたらもっと衝撃が強かったと思う。ただ、そうなると格段に叙述トリックの難易度が上がるのだろうが。
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この手の叙述トリック好きじゃないんだよねぇ。 結局自殺繰り返す意味とかよくわからなかった! よくわからないシリアルキラーの演出なのかもだけどw 殺人犯が殺人犯追っかけるのは面白かったからちょっと結末も残念!
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公のハサミ男視点で語られる地の文がシニカルでテンポも良く、終盤のどんでん返しがなくても十分面白かったなと思いました。登場人物も複数出てきましたが、割とそれぞれのキャラクターも立っていたと思います。磯部刑事に関しては何かと自分の推理に自信無さげでしたが、真犯人を見極める心眼はあるし大丈夫大丈夫、と思いながら読み進めていたところ、終盤で事実が明らかになるにつれ、結局最初から最後まで見る目なかったんかい!となりました。磯部が一目惚れしたハサミ男はカーテンレールをへし折るほどの巨体の持ち主のようですが、磯部にはどう見えていたのでしょう、、。
0投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログたしかに騙されたけど、 この手の引っかけトリックはどっかで読んだなーって感想。 葉桜の季節に君を思うこと、を読み終わった時の感覚に近いかも。 私的にはそこまで刺さらなかったかな。 刑事さん達が語り手のターンは登場人物が多くて、特に何も起こらないのに描写がやけに細かくて、読むのめんどくさくなって途中飛ばし飛ばし読んでた。 私の読解力が無いからなのか、 医師の存在はよくわからなかった。 多重人格の一部なんやろなーってのは初めから理解したけど、役割がよくわからん。 他の人の評価は高いから、好みが分かれる作品なのかも! 個人的には、こういう殺人鬼モノはもっとサクサク人が死んでいかないと満足できない!
9投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ私が騙されやすいのは自分が一番よくわかっている。 だから「今回こそは!」と意気込んですべてを疑って読み始めたはずなのに、 真相が判明する頃には当初の志をすっかり忘れ、すっかり騙されていることに絶望するのである。 ……要は今回も「警察はとんでもない勘違いしてるな(笑)」とか、「本物のハサミ男、頭がいいんだか悪いんだかわからないな(笑)」とか思いながら読んでいた私の頭が一番悪かったということだ。 警察と犯人それぞれの視点で展開されるという構成は珍しいわけでもないけど、今回のように両方とも推理する側というのが、私が知らないだけかもだが結構珍しいやり方なんじゃないかなと思う。それもあってそれぞれの推理の違いを比較するのも楽しく、500ページくらいあるのにスルスル読めて、ページを繰る指が止まらなかった。 大きく感情を揺さぶられるシーンとかはなかったものの、獲物を狙うハンターのように少女に目をつける静かな狂気に息を呑むこともあり、読了後に不思議な喪失感を抱いた作品でした。
24投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
だんだんと読みんでいるうちに、気付いたら夢中になって最後まで読んでいた。 特に終盤の謎が解けていくあたりは、とても面白いし、おお…と感嘆する。 ハサミ男とは誰なのか?犯人は誰なのか?最後まで全然分からずで面白かったです。 叙述トリックものとして有名な小説で、確かに自分の想像していた人物像とは全く違う結果になる。 しかも、もしかしたら、人物まではいかないとしてもハサミ男が女性だったことには気付くことができたのではないかと思えてしまった。。 叙述トリックものでこういう風に思わせるのは凄いことだと感じます。 読みやすさ4 没入感3 感情移入3 衝撃感5 登場人物の好み3.5
1投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ序盤ダラダラスローペースで話が展開していくけど途中から一気にん???ってなった 私なんか読み逃してた?ってなるけど理解追いつくと面白い
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ今までネタバレ踏まずに読了できた事に感謝! これは再読必至ですね。 これから読まれる方も、ぜひ前情報なしでお読みください✂
12投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ『ハサミ男』の著者、殊能将之は大学のOBである(中退なさっているが) 実は一瞬だけSF研に所属しており、そこで先輩たちとのうきうき読書ライフを胸に抱いていた頃「え?殊能さんが亡くなった?」という訃報を先輩が受け取っているのを見た。5月頃だと思う。その頃、殊能さんのことは恥ずかしながら存じ上げなかった。 偉大な先輩を悼むべく、急遽、『ハサミ男』を中心として殊能将之特集の同人誌を編むことになった。その末席に参列させていただく予定だった。が、当時付き纏われていた男の子がSF研に入る、と言い始め、気味が悪くなって遠のいてしまい、そのまま何となく嫌な思い出とセットで『ハサミ男』がインプットされてしまい、読まずにいた。 付き纏ってきた男の子はハサミ男のようなサイコでも何でもないが、この記憶と本書はセットになっており、ストーキングという一点に置いて奇妙な親和性を感じた。 これは、最後まで読んだ後もう一度読み直したくなる作品だと思った。模倣犯による殺人が起こるまでは正直薄気味悪いサイコの独白がしんどかったし、「もうこういう残忍な語り口に耐えられない。ハッピーな料理とかの生活の物語しか受け付けないかも」などとも思った。 しかし、後半は怒涛の面白さで、お昼休憩を使ってまで読んだ。薄気味悪いサイコは、理解はできないが物語を通して近づいてきた気がした。 こんな長い間、何度も機会があったのに読まずにいたのを悔いた。
1投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ最初読んだ時は入り込めず挫折。しばらくしてから再読し、意外と読めた。そしてしっかり騙された。 「医師」の存在は終始違和感。
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ始めは違和感持ちながら読んでたはずなのに、どこからかまんまと誘導されたなぁ。。。 みんなが持つ違和感ってだいたい合ってるんだね。医師はなんで登場させたのかよく分からなかった、誘導しやすくするため?
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ序盤から話に引き込まれるので、読みやすい。 いろいろな謎は後半部分に。そしてラストの文章も気になる。何度も再読すること間違いなし。ネタバレなしで読んでみて。
0投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ自分には読みにくい文体というか言い回しというか自分の読解力がないだけなんですが。。 後半のあ!そういうとか!ていう驚きはありましたしびっくり仰天だったんですが再読する気力は湧かず。素晴らしい本なのに自分の力不足を感じました。いつか再読したい!!
6投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ騙されたときの叙述トリックが気持ち良い本格ミステリー小説。 世間を賑わす殺人鬼「ハサミ男」が次に狙いを定めたのは、とある女子高生。念入りに下調べを行い、いざ犯行を行おうとしたまさにその日、ハサミ男と同様の手口で殺されたその女子高生の遺体を発見する、というところからこの物語は始まる。 ストーリーの構成としては、その女子高生殺人事件を担当する所轄の若手刑事視点と真犯人を探し出そうとする本物のハサミ男視点が交錯しながら展開されていく。 若手刑事視点としては、今回の事件がハサミ男による犯行なのか否かの警察による捜査を第三者視点で進行していく。 一方ハサミ男視点では、ハサミ男が偽ハサミ男を追う様を、さながら探偵小説のように、ハサミ男の一人称視点で語られる。 読者は、この一人称視点のハサミ男は一体何者何だ?という疑念や違和感を常に持ちながらも、物語終盤では事件の真相に驚かされるとともに、これまでの伏線回収やブラフの使い方、叙述トリックの妙に感嘆する。 ストーリー構成や会話劇から先入観を生み出すのが極端に上手く、ほぼ間違いなく読者は騙される。特に、終盤のある節の終わりと次節の冒頭では、何が起こったかが分からず混乱し、この2ページ間を何度も行き来することになる。 トリックを分かったうえで再度読み直してみたいと思う。
1投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ叙述トリックとしてはそこまでではないけど全体的には楽しく読めた、ただ自殺願望とかは要らないかなあ、かさ増しに感じてしまった。
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元から叙述トリックが使われてる本というのは知っていたのもあってか、途中で性別に関してふと感じることがあったけれど、その違和感を無視していった結果、最後の方で「えーっ」となりました。 少し分厚いですが、全体的におもしろく読み終わったあと余韻を感じられる本でした。
0投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログハサミ男の正体に本当にビックリ。 でも読み返してみると納得納得伏線の嵐。 自分の手口を真似されて殺されるって犯人にとってはとても屈辱的なはず。 自分で犯人探しちゃおうとするのも面白かった。 もう一度記憶を消して読みたい。
0投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログどうミスリードさせたいかは序盤で読めた。 でもだからなんなんだ…?と、どうオチに繋げたいのかは読めず、最後はなるほどなるほど。 ちょっと長いけど、読んでみても損はないかと思います。
2投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハサミ男 確かに綺麗に騙されてしまった ハサミ男というタイトルからすら伏線となっていて、それが綺麗に刺さる刺さる ただ、主人公に対し物語に入り込んだとしても共感ができなかったので個人的にはそこがマイナスポイント 敢えてそうしているのだろうが、医師は何なのかハサミ男が何故成績優秀な女の子を狙うことになったのか、先に殺した2人はどういった経緯で、といったことが読者の想像に委ねられており、モヤモヤしたまま終わった 最後の描写と文中の描写から恐らくはこういうこと…だよな?という想像はあるものの…
0投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネタバレ含みます。 総評は面白かった。 ミステリーの醍醐味である騙され、驚愕する体験を最大限享受するには素直に内容に没頭し裏を読まずに受け入れ読み進めること。 最初はそうやって読んでいたはずなのに、そうもいかなくなるのがミステリ好きのジレンマ。 読んでいた時の違和感は第1発見者の女性側に焦点が当たってないこと、そこから繋がりハサミ男自身のパートで男であることを確定させる情報が全く出てこないこと、登場の割に堀之内の情報が少ない事。 内容ではなくメタ的な違和感で引っかかったために、ラストで騙された!!となれなかった自分に悲しくなった。 初心忘れるべからず。 それでも巧みな構成や文章と設定によって意識させないトリックで楽しく読めた。 ラストのゾクッとする終わり方、好き。
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏休み中に読め読め言われていたハサミ男を読了。 変に考察して、オチを予測したせいで「やっぱりそう来たか! やるな!」とバトル漫画のライバルみたいなこと言ってしまった。実際アイデアは凄まじい。何も考えずに読んでたら、これは騙される。
0投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ女子高生連続殺人犯である主人公が3人目の被害者を狙っている時に、何故か他の人物が先に殺害してしまった。しかも自分と全く同じ方法の殺し方で。真犯人を探すべく、主人公も行動を起こす中、自分に警察から疑いの目をかけられる。 ただよく分からないのが、この主人公には自殺願望があると言う事だ。人を殺したいにも関わらず、自分も死にたいと思ってる。どう心境なんだろう? ストーリーは定番のミステリーの如く進んでいく。ただ自殺未遂をした後に、必ず医師が出てくるので病院に通っているのかと思いきや、どうやら違うみたいだ。多重人格?妄想?精神的におかしいような描写がされている。 自分の勝手な思い込みだったし、完全な叙述トリックにやられた。小さな違和感には気がついていたけど、全く疑わなかった。まさにサイコキラーによる殺人事件の結末にゾッとした。
0投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ少女を殺害し喉にハサミを突き立てるハサミ男、3人目の少女の殺人計画を実行寸前で別の何者かに同じ手法で少女、樽宮由紀子が殺されてしまう。 その第一発見者となったハサミ男が自分の模倣犯を探していくストーリー。 警察の視点とハサミ男の視点でストーリーが進み、警察はハサミ男を、ハサミ男は模倣犯を追っていく。警察はマルサイという犯罪心理分析官の堀之内の指示の元、磯部や村山らが犯人を追う。そこで日高という男が浮上し、追い詰めていく。 ハサミ男視点では警察の操作が近づきながらも、模倣犯を探すがめぼしい成果をあげられずにいた。 捜査が行き詰ったハサミ男の元に日高という男がやってくる。そして君がハサミ男だったんだねと言う。 そこでハサミ男視点の私が日高ではないことに読者もようやくわかる。ハサミ男は日高と同じ第一発見者の安永知夏という女だった。ハサミ男視点で名前を呼ばれないことや言葉遣いが男っぽいこと、ハサミ男という題名さえも読者を誘導するためのミスディレクションだった。 正体がばれた安永は日高を殺し、そこに堀之内が駆けつける。そこで安永の第2人格である医師が堀之内が樽宮殺害の真犯人だと暴き、堀之内が逆上して暴れだす。そこに磯部が駆けつけ堀之内に銃を向け、堀之内も銃を向けたところにに安永が飛び込み自分に引き金を引いた。それを目の前にした堀之内は自暴自棄になり樽宮も日高も安永も自分が殺したと言い残し自殺する。 安永は一命を取り留め、日高がハサミ男、堀之内が模倣犯として認識されている事実を磯部から知る。 最後は病院で優しく話しかけられた少女の名前を尋ねて終わる。 ハサミ男という題名すらもトリックに使い読者を誘導する手法に驚嘆した。人称トリックという叙述トリックで正体が明かされた時は驚いて固まってしまった。確定的な描写はないが先入観からハサミ男=日高と誘導されてしまっていた。 文章全体は固い印象を受けて読むのに少し苦労してしまうが読み終わってみるととても満足する内容だった。先入観は良くないと思いつつも、作品内でも言われていたように自分ながらの勘や感じ方も大切にしていくべきだと感じた。
0投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ物語が進むほどに、裏切られた。 想像出来ない結末。すごい。傑作。 裏切られ過ぎて、意味が分からず、何度もページを巻き戻し、読み返した。一文たりとも見逃せない。集中して、見逃すものかと思っていても、読者の隙をついてくる。完敗。清々しい。
0投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこれが叙述トリックというやつなのですね。 美少女の首にハサミを突き立てる猟奇殺人犯、ハサミ男。 次のターゲットを見つけて綿密に準備をしていたのに、ニセモノに先を越されてしまいます。 何が起こったのかを調査するハサミ男と、殺人事件を捜査する刑事との謎解きが並行して進みます。 とにかく全く予想できなかった〜 ええー!あー、言われてみれば…うーん とにかくやられた!!
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めて2度読みしたかもしれない。 完全に騙されたまま読んでた。だって題名が…。何なら種明かしの一文読んだ時でさえ「???」で、先が気になりつつも、読み返し→頭の中整理を数回行った。 最初の出版社でのバイトのメンバーの紹介でまんまと先入観を持たせられたんだなー涙 理解すると、失礼な質問をするハサミ男を殴らなかったわけ、お焼香をあげに家に入れたわけ、登場人物達のそれぞれの捉え方などなど全てに合点がいく。 所轄の刑事達、カッコ良き、けど最後ハサミ男にまで迫れなかったのは残念。 ハサミ男の過去が最後チラッと妄想みたいに書かれているのは気になる。作中で医師が「民衆はシリアルキラーの特性を決めたがる。」と言っていたが、たさに自分もそうなってる
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ衝撃的。こんなの食らったら、詐欺被害に遭った人をわらえない。自分のリテラシー能力の無さを突きつけてくれた名作。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ面白かったー! 叙述トリックものと知りながら読んでいたが、それを抜きにしても続きが気になって純粋に楽しめた。 もう一度読み返さなくちゃ… そしてやはり小説ならではの表現はいいですね。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
章が細かく分かれており、どの視点から書かれているのか分かりやすく最後まで飽きることなく読めた。 序盤にハサミ男は男性と断定はできないはず、医師が主人格で、他にも人格があるのかもしれない等思いながら読み進めたものの、正体までは結びつかず驚いた。 読了後は、どうしてもハサミ男の犯行動機やターゲットの選び方などに思考がいってしまう。そもそもシリアルキラーと化した原因は何なのだろう。作中で医師がハサミ男に第三者がシリアルキラーの正体を暴き、特性を決めたがると話していたように、私もそうなってしまっている。 自殺を何度も試みては失敗するハサミ男は、死にたい気持ちは薄く、ただ実験を繰り返しているだけにみえた。母との関係も何かありそうだし、第三の被害者少女と実験の中身は違えど重なる部分もあったのかもしれない。 ラストの磯部の面会シーンは、先輩刑事が再び磯部を出し抜いてハサミ男に事情聴取をしに来ると思っていたけど、有能な刑事は1人もおらず残念だった。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ長いけどあっという間に読めた 引っ掛けがあるには事前にレビューを見てわかってたのに気持ちいいほどスッキリ騙された これは確かに2度読みたくなる作品
0投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっとハサミ男というタイトルや日高の視点なんだなと疑う事もなく読んでいたので、終盤で訪ねてきた人物が日高だったので混乱した。よくよく見返してみると確かに男性という確定的な描画がなく、『やられた』と思いました。最後は不穏な感じで終わりますが面白かったです。
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文体も読みやすくておもしろかった。日高が訪ねてきたところで、何が起こっているのかわからず何度も読み返した。 堀ノ内が殺人をした理由はちょっと変だ。妄想に取り憑かれている。 ハサミ男はまた殺人を繰り返しそう。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログいわゆる叙述トリックものの小説って最後のどんでん返しに全てを捧げてるから道中弱くなりがちだと思うんだけど、トリックはもちろん道中もめちゃくちゃおもろいのがすごいと思った。 しかしカエル男を先に読んだのは失敗だったな
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログやっと読めた。噂に違わぬ傑作だった。計算しつくされた構成については言わずもがな、本筋とは関係ない人物描写や会話、情景描写に引き込まれる。医師の語り口がクセになる。
12投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まさかのまさかのまさかのすぎた。すごい。見事な世界観構築力。三回転くらいさせられた感じ。え?え?え?どういうことー! ラストがいまいち気に入らないのと、最初の2件のハサミ男の犯行の掘り下げがもっとあると良かったな〜と思う。
0投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログなるほど、これは確かに20年以上前の作品でもいまだに読み継がれてる理由がわかりました。葉桜の季節に君を想うということ、に匹敵するほどの作品だと思いました。こういうジャンルだったのか。読み応えあり、そして1日で読んでしまうほど、没入感がありました。この作者の事は知らないけれども、他にも作品はあるのか興味が出ました。あんまり書くとネタバレになってしまうのでこれくらいで留めておきます。一言言えるとするならば、あっという間の500ページでございました。
0投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おそらく重要ポイントである部分に序盤で何となく気づいてしまった。 何となくぽいなーと思って読みすすめていたら、うまくそこを誤魔化して表現されているので、やはりそうよねと思って読んでいった。 叙述トリックはもとより、登場人物それぞれが魅力的だった。もっと人物像を深堀した話も見てみたかった。 ミステリー小説よりももっと人間にフォーカスした話が最近の私が読みたいものなのかもしれない。 でも、おもしろいミステリー小説探しも続けたい欲もある。
0投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログまさかの叙述トリック!! コレは良い意味で時間を空けてもう一度読み返して答え合わせをしないと本当の評価ができない作品です。 また読み返したら改めて評価をしたいな。
1投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ語り手は一体誰なんだ?登場人物全てに疑問を持ちながら読み進めるトリッキーな文体が面白かった。 イヤミスなのにあんまり嫌な気持ちにならず、読み進めていくうちにハサミ男に魅了されていく不思議な気持ちになる。 ラストはもう少しハサミ男について深掘りして欲しかったが、そこもまたハサミ男の魅力を助長させているのかなと思うと、やられたーと思った。
1投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ハサミ男」読了。 ハサミ男が自分の犯行を真似た真犯人を追うという導入に心を掴まれ、500ページを超える長編でしたが、1日で読み切ってしまうほど読む手が止まりませんでした。 本作の魅力は「信頼できない語り手」にあると思います。終盤まで語り手(主人公)の名前が明かされないので、今喋っているのは誰なのか性別も分からないし、途中から空想上の人物の「医師」と会話し始めると読んでいて情景が想像できず、すごく不思議な読書体験でした。そして、語り手が分からないことを生かした終盤の種明かしに衝撃を受けました。 また、もう一つの魅力としてハサミ男のカッコ良さが挙げられます。女性なのに男性のような喋り方、美人であるのに鼻にかけない態度で、淡々と殺人をこなすサイコパスっぷりが自分にすごく刺さりました。終盤、別人格の医師が真犯人を追及するシーンは、台詞回しがカッコよくてすごくお気に入りです。 最後に、個人的に若干惜しいと思ったのが、ハサミ男に対する深掘りがあまりなかったことです。過去2回殺人を犯したり、頻発する自殺衝動、存在する別人格についてはサイコパスであるための要素のうちの一つでしかなく、そもそもなぜハサミで殺人を始めたのか、別人格が形成された過去などは作中では描写されなかったので少し残念でした。 ただ、それを持ってしても本作の独特な文章と設定は自分にすごく刺さり、お気に入りの作品になりました。殊能さんの作品は初めてだったので、他作品も読んでみようと思います。
2投稿日: 2025.07.26
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自分の模倣犯が出てきて「この殺し方をやっていいのは俺だけだ」「誰だ俺の真似をしているのは!」この思いを起点として調査を始めていくモノだと想像していた。中盤までは面白かった。 ハサミ男であるわたしは女で、医師は別の人格のような存在で?日高はハサミ男ではなくて?のあたりが混乱してわからなくなってしまった。叙述トリックなんだろうけど…
0投稿日: 2025.07.24
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叙述トリック系 既に2人殺している連続殺人犯が、3人目と狙っていた女性を自分と同じ手口で殺されている所に遭遇してしまい、その犯人を追う話 殺人犯が探偵役というところが面白いし、ハサミ「男」というところにまんまと引っ掛かりました
0投稿日: 2025.07.23
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ミステリ小説として超高度な仕掛けがなされていた。 カバーに「あたは必ず2回読むことになる」的なキャッチコピーがあり、構えて読んだがその通りになった。 エンタメに振り切っていて余計な描写がなく、全て伏線になっていた。 犯人が猟奇的殺人鬼であり自殺願望の人間で、ラストで野放しで終わるのがやや気になった。まあ作家が作り出す世界の話しだけど、個人的には、それ相応の対価を払って欲しいと思ったので、自分の思考回路に気づけたのは収穫だった。
2投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログ「わたし」の言動・考え方にずっとイライラしていましたが、最後には「やられた…!」と声が出ました笑 謎だった部分が徐々に解き明かされていき、続きが気になってしまい一気に読んでしまいました。
0投稿日: 2025.07.22
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頭混乱しちゃって理解するまでややしばらくかかった。 男っていうからてっきり。ねぇ。 しっかり理解するにはもう一度読んだほうがいいかなわたしは。結局誤解して読んでた日高って男はハサミ男に憧れてたただの人ってこと? しらべるかな。ぐぐって笑
1投稿日: 2025.07.22
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叙述トリックものは好きなんだけどこれは個人的にはそこまでの衝撃はなかった…! 上手く言えないけど、叙述トリックがやりたかったんだろうなというか、叙述トリックになるようにしたんだろうな、というか、叙述トリックのためのの全てって感じがしてしまった。 最初から「わたし」が女性なのは分かりやすくなっていて、それでも磯部目線と日高の登場でガッツリ惑わしてくるんだけど、明らかに女性だから辻褄が合わないと言うか不自然さが際立ってしまってなんかずっと落ち着かない…。無理やり叙述トリックにしようと粘っている感が否めないというか。 あとシンプルに、セリフが誰のものか分かりづらいシーンが多くて、叙述トリックが絡まない会話くらいはもうちょっとなんとかならなかったのかなと…! また、セリフの言い回し昔っぽいのは昔の作品だからわかるんだけど、時折不自然に芝居がかったセリフ口調と自然な会話口調が入り混じっていてなんか気になって、個人的にはスラスラ読み進められなかったのも地味にストレスだった。 やたらと引用持ち出すけどこういうのが好きな人って多いのかな?元ネタ知ってるから嬉しい!みたいになるのかな?それとも、知的!って感じがするからいいのかな?正直、その引用はどうしても必要ですか…?ってシーンが多すぎて、ただでさえ長いのにまたか…って感じてしまった。 ところどころユーモアやシニカルなつもりかもしれない描写も、個人的にはクスッときたりは皆無だったので、相性かなぁ。 医師は…なんかいろいろ定まらなくてブレブレであえてそうしてるのかもだけど一貫性ないから読みづらかった…必要な存在なのはわかるから仕方ないけども… 自殺未遂も幾度となく繰り返すけどいちいち中途半端でもう丁寧に読むのもアホらしくて…。 そこまで詳細に書く必要あるのかな…やったことある人にしか分からないような描写をふんだんに入れて、毎回毎回事細かに説明するけどどうせ失敗するし結局毎回死なないのにトータル約500Pのうちどんだけそこに費やすのか…もう毎度読むのが無駄な気がして飽き飽きしてしまった。 あまりにしつこいし中途半端だから死ぬか殺すかどっちかにしてくれと最低な感想まで抱く始末。 あと刑事課メンバーも出てきたけど、あまり個性も魅力もない面々でここは本当に残念。せめて刑事課メンバーくらいは魅力的な登場人物だったらもうちょっと違ったかも。 そしてとにかく長い。その割に全部読んでも「騙された!おもしろい!」よりも「叙述トリックのための分かりづらい小説だったな」の方が先行してしまった。 とにかく読みづらい。ほかの叙述トリックもので、もっと読みやすくて騙されてる事にも気づかず最後にあっと声が出るような作品を知ってるだけに、最後まで読んでもやっと終わった〜という感じ。 叙述トリックものって、全てが分かってから改めて最初から読むのが醍醐味の一つだと思うけど、この作品はたぶんもう読まないかな… そんで日高はアホなのか…シリアルキラーとわかっててご丁寧に荷物まで持たせて自分んち呼ぶか? 堀之内も「若い子に本気の恋してました!」オチなんだ…。 そもそも偶然ハサミ男が見つけて…まぁいいや…。 解離性障害に妄想人格、いろいろ詰め込んだなぁ〜そりゃ長くなるわ〜って感じ。 個人的には十角館の殺人の方が好みではあったかなぁ…。
2投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ★3でした。 連続殺人犯が狙っていた獲物を何者かに横取りされ、さらにその殺害の手口が自身のものに酷似していた。誰が?なぜ?警察だけでなく、連続殺人犯も犯人を追うという異色のミステリー。 非常に面白い設定で、どんな展開になるだろうとワクワクしながら読み進めました。 最後に明らかになる真相も、なるほどと思えるところに落とし込まれています。 良作のポテンシャルがあるのに、個人評価が低くなってしまったのは、大団円に向けての大切な情報の出し方に大きな違和感が残ったからです。真実が明かされて読者のテンションが最高潮に達する大切なところで、「それをこのタイミングで??」と感じてしまい、唐突さだけが強調されて納得感を得られず、残念でした。
0投稿日: 2025.07.16
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「わたし」=「ハサミ男」=「日高光一」だと思って話を読み進めていたから、日高光一とわたしが一緒に出てくる場面で特に混乱した!読者に予想できない展開にしようと頑張ってる感あったけど逆にそこが難しくなってて読むのに疲れた…。「わたし」への思い込みがない状態でもう一度読みたい作品。あと単純に長い!!
2投稿日: 2025.07.14
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気持ち良いくらい騙された! ミスリードされたとはいえ、こういう事件の犯人は男だろうという無意識の思い込みは自分の中にも確実にあったなぁ。 はじめのうちは言い回しの寒さが気になったり(哀れなるネズ公、主イエス・キリストのみもとへ昇天の図である、とか)、分かりづらくて引っかかりを感じる部分もあったけれど、途中からは気にならなくなった。
0投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ先輩に勧められて読んだ一冊。舞台が昔通っていた場所だったので馴染みがあった。 あの辺で事件が起こるのはちょっと嫌だなと思いつつ、事件ってそういうものだと感じた。 久々のミステリーでまんまとトリックに引っかかってしまった。気になりすぎてページをめくる手が止まらなかった。 犯人の動機が最後までよくわからなかったのは少しモヤモヤしたけれど、そもそも人の気持ちって100%理解できるものじゃないよなと妙に納得もした。
27投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログプロットは素晴らしい。ただキャラが今一つ際立っていなくて、あまり感情移入はできなかったです。私がミステリーに求めているものがちょっと違うのかも。
0投稿日: 2025.07.10
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マジで技かけられたの気付かんかった。 気付いたら天井見てました。 ◇ お手本のような叙述トリックですね。 〇〇男って通称で男性へミスリードさせるって…。 一番基礎的な技をきれいにかける小説て感じや。 現代のミステリー小説はどうやって読者を騙してるのか気になる。もうなんかやれることなくなってしまいそう。
0投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログもう一度読みたいリスト入り。 わたし、医師、警察…もろもろ誰がだれ?となる会話もありややこしいのですが、最後まで読んだ後にはもう一度読んでそのややこしさを区別したい。 そうね、やっぱりタイトルはこのままかな… ハサミ男が誰なのか?その確信にせまる後半部分が特にややこしく面白かった。 過去の事件にふれるような続編があれば読んでみたい。
7投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログしっかりしてやられました〜 わたしのターンと警察のターンが交互に来るので、ちょっとずつ読み進めていたのですが さいごの1/3で怒涛のネタバラシは一気に読みました 最近はちょっとぬるいミステリばかり読んでいたのですが、久々に良い作品を見て大興奮! もう一度読み直して、理解を深めたいです〜
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ警察とわたしの交互に話が進む形式で、警察ターンの登場人物が多くすんなり頭に入って来なかったのですが、読み進めて行くうちに急に?????しばらく思考が止まり、なるほど!してやられた〜! この手のどんでん返しだと終盤畳み込むような展開になってしまう作品がありますが、キレイに回収されていたなと思います。 主人公が殺人を続けたいと思う反面、自殺未遂を繰り返したり、医者の存在など最後まで疑問が残る部分もありますが、最後の終わり方も好きでした。
1投稿日: 2025.06.28
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犯人が女なのは面白かった。 でもタイプではなかった。まず初めに読みづらい。最初の数ページはなかなか没入できなかった。 景色とか細かい描写が多いのはいいけれど、文章が読みづらすぎて諦めようかと思った。 途中から会話やキャラクターが出てきたあたり、作者変わったの?と思うほど文章がスラスラ入って来た。 同じように感じる人がいないかな。 そして、安永千夏と日高と堀之内が部屋でやりとりするところも、非常に分かりづらい。 ミステリー好きだけどこの作品はそこまでタイプではなかったのかもしれない。 (「かも」というのは、ここまで読んだ後にネタバレや作品について調べたのは初めてだから、本当はすごく興味がある。ここまで混乱させる作品に出会ったのが初めてだから、これを好きなのか嫌いなのかと聞かれたら難しい) 面白いと難しいが合わさって、理解できずに心からは楽しめなかった。 作者は全て理解して作っているから分かるのかもしれないけれど、説明がないと今どこのシーンで、誰と誰が話していて…が分からなくて想像していても、「?」頭にクエスチョンマークが出て来て理解し難い。 理解したいのにネタバレ探したり、知恵袋見たけれど全て理解することはできなかった。。。 作者自身に全てネタバレと説明してほしい。笑
1投稿日: 2025.06.28
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ハサミを使った美少女の連続殺人鬼「ハサミ男」だったが、獲物が他の誰かに、自分と同じ方法で殺されてしまい、その第一発見者となってしまうというお話。 ミステリー小説としての純度がかなり高く、「あ、これはもしや、、、」と予感はしつつも、しっかりトリックにハマってしまう奥行きがある作品でした。トリック自体は王道ながら、仕掛け方が上手いといいますか、、 奥行きがあり過ぎて、ちょっと1回読んだだけでは理解しきれないというか、もう1回読み返したくなります。 どうやら実写化されているらしいものの、映像化して持ち味が失われないの?と思ってしまう内容でした。
0投稿日: 2025.06.24
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「アクロイド」系統ミステリーです。が、一捻りしてあって、二度読み必至。この系統は好きなのですが、この作品、読みたいと思いつつ機会を逃したままになっていて、ようやく読了。 冒頭から引き込まれるのですが、ちょくちょく脱線するためか、半分程はなかなか進みませんでしたが、コレは作者の持ち味の一つのようで、残り半分はもう、先が気になって一気読みでした。 さて、タイトルからしてXTCオマージュですが、そのほかにも色んなバンドの名前が出てきて、時折、「おぉ!」と脱線を楽しめるように。極めつけは「イエモン」まで登場。(ゆえに贔屓点入ってます) それと、作者は相当数の洋邦問わずミステリー小説を読み込まれているようで、その博識高さにも脱帽でした。 他の作品も読んでみたいです。
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ主人公がサイコパスの小説が読みたいなーと思いこちらの「ハサミ男」にたどり着きました。 結果…文句なしの満点サイコパス!クライマックスはめちゃくちゃ痺れました!
3投稿日: 2025.06.22
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面白いな〜 冒頭で感じた違和感を「ま、そんなことないか!」とすっかり忘れていたら、最後に急にやってきた やっぱり?となりながらも、本当にそれが成立するなんて… もう一度最初から読み返したい!
1投稿日: 2025.06.19
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途中で「わたし」が2人いることに気づき、犯人もコイツでは?と気づいてしまったのでラストの意外性がなんとも言えない。 人格障害を持つ安永について、もっと知りたかった。お父さんもお医者さんなのかな? 自殺を繰り返す殺人犯っていうのが面白かった。 堀ノ内が死んじゃったから、真相は闇の中‥ ハサミ男はまだ続いちゃうのかな。
1投稿日: 2025.06.14
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叙述トリックが素晴らしい作品 私は物語を頭の中で映像化するのですが、ハサミ男の目線の時に太った男が頭の中で再生されず、女の人が出てきてなんでだろうと困りながら読んだのですが、ラストを読んでそう言う事だったのか!?と驚きと共に納得しました。 物語の節々にヒントが隠されていて、それに心のどこかで違和感を感じていて映像化が出来なかったのだと思いました。書き方が上手すぎる!! ただ、気が付かなかった!気づいた人いるのかな? 視点が切り替わるのと同時に章が分けられてるし、章の終わりにどういうこと?って驚きを持ってきてくれてたりで、読みやすくて止まらなくて本読むのが遅い私でもすぐに読み終わりました。 ハサミ男が女性だと分かった後、え?じゃあ、これはどう言う事?とあれもこれもと疑問が浮かびまくったのですが、警察視点で全て明かしてくれて全部辻褄があって仕組まれてたのかー!騙されたー!!と悔しくなった。 最後のきみ、名前はなんていうの?にすごくぞくっとしたし、これからもハサミ男は続いていくのだろうとわくわくしました! すぐに読み直したくなる作品で、2周目は全然違った視点で読めるので2度美味しい作品だった。
1投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログどんでん返し系っていうのは知ってたけどそれでもびっくりしておもしろかった。 自分の中の常識がひっくり返されるのが気持ち良い。 良い読書体験でした。
0投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ『ハサミ男』、これは完全にやられた。 ハサミ男が次の標的にしていた女子高生が、 まさかの偽ハサミ男に先に殺されてしまい、 しかも自分が第一発見者になるという 衝撃の展開からスタート。 そこから真ハサミ男は偽者を追い、 警察は真ハサミ男を追うという構図で、 視点が交互に切り替わっていく。 どっちの視点も緊張感たっぷりで一気に読まされた。 そしてラスト。 「!?」となり思考停止。 あまりの衝撃に一旦本を閉じて天井見つめた(笑) とにかくすっかり騙された。 これは読んでよかった一冊。
39投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログなぜか読む手があまり進まず、時間をかけて少しずつKindle Unlimitedにて読み進めて本日読了。ただし終盤の怒涛の展開は一気読みした。 一人称が「わたし」で進んでいくパートの「わたし」の人物像がなかなか掴めず、そもそもこの人は男なの?女なの?とずっと気持ち悪さを感じながら読んだ。 最後の展開でその気持ち悪さにも納得。視点がひっくり返る叙述トリック。 ただ最後まで結局「医師」とは何だったのかなど自分の中で消化できないモヤモヤが残った。
1投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ心と体が別になっている人間は存在するのでしょうか? 本書を解釈するには、そんな疑問を肯定することなのかな、という曖昧な状況のまま書いています。 無動機殺人てあまり聞いたことがないのだが。 「人々は納得したいんですよ。なんの意味もなく、人を殺す人間がいるとは思いたくない。」 さて、続編があるはずと思っているのは私だけのはずがないですよね。だって、ハサミ男は・・・
36投稿日: 2025.06.05
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端正、堅めでこざっぱりとした文体ながら、語り手のユーモアもあってすごく読みやすい。好みの文。 ミステリの古典と評されていただけあって、古さを感じさせない面白さ! 終盤、急に理解をひっくり返される感覚が気持ちいい。もう一度頭から読み返したくなる。
2投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログエンタメとして評価高いミステリ。 どれだけ注意して読んでも必ず騙される。 コメディリリーフの効いた文体で読みやすかった。
0投稿日: 2025.06.01
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面白かった!!騙された! 3人目の事件の犯人は、よくよく考えたら確かに怪しい部分はあったけど、ハサミ男の正体は日高という存在があった為に、完全に騙された。確かに途中で『女性っぽいな』と思う描写があったけど、「太っている」とか男性のような喋り口調でハサミ男だと思い込んでしまった。安永が何故、連続殺人を続けるのか、別の人格ができたのか、自殺未遂を繰り返すのか、家族との確執(?)があったようだったので、彼女のバックグラウンドをもっと知りたいと思った。
0投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログ固有名詞があまり出てこない部分があって、その事が多少気になってはいたけど案の定だった。 思い込みとは恐ろしいものだなと思った。 犯人がわかってからも理解するのに少し時間がかかった。 シリアルキラーものにしては、割と読みやすくライトな印象に感じた。
27投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログはーーーすご。 まんまと。 これがデビュー作とは! 驚きの完成度。 なんとなく違和感というか、なんかスッキリしない感じがあったけど、それでもあの展開はワケわかんなくなって混乱した。 必死に頭を整理しながら読み終えてすぐに2周目突入。 見事ですね~いろんな要素や思い込みに上手く誤魔化されてすっかり騙されました。 ラストの終わり方もゾクゾクした。
19投稿日: 2025.05.11
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おもしろかった。 後半から予想が当たっていって嬉しかった。 被害者に性的暴行の痕跡がないこと、メンヘラ具合、自分の容姿をやたら気にすること、ファッションの細かいところに詳しすぎること、女っぽいなと思ってた!警察パートにそれぞれの容姿についての描写がないから騙された! 最後の50Pはハサミ男を応援していた。
0投稿日: 2025.05.08
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遥か彼方遠い昔に 読み終わっていました。 どんなどんでん返しだったかと 何気なく手に取って読んだものの すぐに思い出してしまった、、、 それでも バランスの良い文章、構成は圧巻。 名作は名作ですね。 再読でも楽しく読み終えました。
9投稿日: 2025.05.02
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audibleで聴いたので、謎が解明する部分は???でした。2回目聴いて、なるほど。完全にミスリードしてました。医師が犯人なのか、などと予想していましたが、全然違いましたね。気になるページにすぐ戻れないので叙述トリックは文字で読んだほうがいいかもしれないと反省。 他者から見た自分と自己認識とのずれを、トリックにした点はミステリー初心者の私にとっては斬新でおもしろかったです。自己肯定感が低いところ、太ってると思い込んでいることなどは、女性にとってはよくあることなので、人物像としては納得でした。
0投稿日: 2025.05.01
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語り手が女なのか男なのか混乱してるうちに真相が語られてしまったせいで、1番面白い部分をきちんと味わえなかった。 読解力足らず
0投稿日: 2025.04.27
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大好きな作品で、もう何度も読み返しています。 毎日寝る前にチミチミ読んでいたのですが、あのどんでん返しを読んだ時はベッドから飛び起きて一気に最後まで駆け抜けたのを未だ鮮明に覚えています。 私はどんでん返し系は1度読むと満足してしまうのですが、ハサミ男だけは何度も読み返しております。 自分でもずっと疑問だったのですが、「主人公が成長しない」のがあるなと思っています。 物語の起承転結の中で、主人公や周りの人間が成長していく過程が描かれることが多いと思いますが、この主人公(ハサミ男)は全く成長しません。 自分が人を殺すのってどうしてだろうなあと他人事のように考えながら、なんとなく真犯人をダラダラと探しつつ、被害者の人物像を調査の中で知っていきながら、反省するではなく次のターゲットをぬるっと見つける異常さが、どうしようもなく好きです。 多分、私は最初から主人公の人格が好きで、それが変わらないまま物語が進むのがすごく安心するんだろうな〜(いろいろ諦めているというか、俯瞰しているというか) あといつか食べてみたいなあと思ってしまうほどに、ミートパイが美味しそうです。
1投稿日: 2025.04.21
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終盤の展開は面白い。途中まで思い込んでいたものが、え?っとなった。ただ終盤までが長く、警察同士のやり取りは飛ばしながら読んでしまった。
1投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログ設定が面白かった!物語を語る人があの人で、 あの人がその人を追って、その人は誰なんだ! みたいな。 読んでいてあれ、これ少し違和感を感じるぞ、 と思う文面があったら気に留めておくと その後の答え合わせがさらに面白くなりました。 ミステリー小説って、どうしても内容について すごかった!と思うところを書こうとすると ネタバレになってしまい、感想文自体が 面白くないものになってしまうのが残念だけど、 でも読んでいない人にとっては、 なにも情報入れずに読んでほしいという気持ちが籠っていて、 それらの内容の浅いコメントが多ければ多いほど、 本への愛が伝わる気がする。。 ということで、そんな浅い感想を持った一人として、 ぜひなにも知らずに読んでください。
8投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ第13回メフィスト賞を受賞の殊能将之さんのデビュー作! ミステリー好きの方の本棚に置かれていることも多く、ずっと気になっていた一冊だったのですが、ようやく読了です! 女子高生を殺害し、首元に研ぎあげたハサミを突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。 次のターゲットの少女を決め、情報を集め綿密な計画を立て始める。 そんな中、自らの手口を模倣して殺された彼女の遺体を発見することに。 自分以外の誰が彼女を殺したのか。興味を持った「ハサミ男」は事件の調査を始める。 ミステリー好きの方が絶賛するのもよくわかる傑作でした! 狙っていた少女が、先を越され自身の犯行を模倣して殺害されるという新鮮さ。 警察の捜査と主人公の行動の差異や、被害者のいびつな人間関係。 細かな要素の全てが一つの結末につながっていて、驚きっぱなしの一冊でした! 含みを持たせた終わらせ方もとても魅力的。 叙述トリックを用いた作品の中でも少し特異な作品だと感じていて、題や表紙、本文中の小ネタなど、著者の方の遊び心に踊らされてしまったような気分です笑 殆ど前情報を得ることなくこの衝撃を体感できたのは、とても幸運でした! 自分はこの物語の面白さは、本という媒体ならではのものだな。 と思っていたのですが、映画化もされているらしく、とても興味を惹かれます。 この衝撃を映像でどうやって表現するのか、機会があれば一度見てみたいです!
8投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ続きが気になりすぎて一気に読んじゃったけど これは再読して伏線とその回収の答え合わせを 丁寧にもう一度したくなる結末。 頭の中で映像化して読み進めるタイプではないから 思い込みだけではなくて文中の小さな違和感を ちゃんと拾えてる気がするんだよな。 叙述トリックミステリだいすき。騙された〜
4投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった! 私はどんでん返し系だと知らずに読んだので、最後であー!となったが、このような本をよく読む人なら気づくだろう。 書き方が上手いのでトリックに気づいても楽しめる本だと思う。再読したくなった。
1投稿日: 2025.04.12
