
総合評価
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powered by ブクログニコニコ動画投稿者だった著者による、苦言小説…ではないのだけどライトなSF ピアピアってタイトルと物語を構成している地点でヒェッと僕は構えた (一応説明。peer to peerという通信方式がありまして、ニコニコ動画はそれを採用すべきなんでないのという勢力がいて、当時有料会員数が頭打ちしていたので運営ダイジョブかみたいな時期があった) というわけで段々物語が楽屋ノリになり、楽しめる人は楽しめるし分からない人にはそういう話だと思って読む分にはちとツライ。感情が少なからず乗っているし はて、少なからずニコニコ動画が日本では最大映像メディアだった時期は間違いなくあった そこで産まれた文化は今やYouTubeとTikTokという成功し続けている媒体へ移住、または見限られ役割を落とされたのは否定する人は少ないと思う じゃあまたこの2つも時間が流れまた役割を終える日が来るのかと想像すると そういう小説なのかもしれん(違います)
9投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ボーカロイドという非現実的ながら実在するガジェットにより「初音ミク的存在が現実にいる」という空想の世界観が、現実に近いように錯覚してしまう。ある意味、現実に絶望してしまう作品。 高次知性体との邂逅の周辺にちりばめられた恋愛エピソードは、有川浩「空の中」と似た感覚を味わった。自動化され増殖する工場、宇宙への風に乗る恋人達、特殊な環境下でのクモが生み出す予想外の構造物、潜水艦を使った鯨との追跡コミュニケーション研究、一つ一つにボーカロイド「小隅レイ」のイメージが生かされ、「あーやきゅあ」に行き着く世界は、出来すぎなくらいのユートピアである。 ~再読~ 「外見の同一性保持」は疑心暗鬼を生まないための機能と思ってたが、可塑性があると絶対悪用されますね。あっさり自壊する性質のおかげで「肉の壁」にも「デコイ兵士」にも出来ない。もし他の有名キャラだったらと考えても『宗教・政治的バックボーンを持たず、知性を感じさせ、暴力性が低く、基本能力が歌唱のみ』って辺りが絶妙。(仮にドラえもんが選択された場合、四次元ポケットが機能しないので少なからず偽物感が生まれる) そういう意味でもやはりマジ天使だった。 ●「ハジメテノオト」の所にetmlタグが入ってる……。
0投稿日: 2023.01.11
powered by ブクログ面白かったです。 SFなんだけれどとってもハッピーしかない。。 ピアピア動画ユーザーたちの、「なんかそれ楽しそう!」というノリで、有人宇宙飛行や軌道エレベーター、地球外知性体とのファーストコンタクトまで。 軌道エレベーターが変異した蜘蛛(の糸)から作られるというのもよいです。ハミマ宇宙店。 「歌う潜水艦とピアピア動画」が好きでした。鯨とボーカロイド・小隅レイのコミュニケーションすてき。 最終話ですべてが繋がるのも良かったです。そしてあーやが地球を離れて宇宙空間を航海しているときに歌う曲が「ハジメテノオト」とか泣くやん。。 昔々にオススメされていた本をようやく読みましたが今までスルーしてたの勿体なかった。
1投稿日: 2021.03.10
powered by ブクログニコニコ動画、初音ミク、Maker movement と言った草の根テクノロジーで「きっと遠くまで行ける」という希望に満ちた物語。 残念ながら著者が振り返って認める通り「楽観的に過ぎた」物語ではあるが「2010年代前半の空気」を閉じ込めたタイムカプセルとしては素晴らしい。 もちろん、ちゃんと SF であり、初音ミクもとい小隅レイ(cosmic ray)は結節点として機能している。
0投稿日: 2021.02.16
powered by ブクログニコニコ動画とボーカロイドを下地にした、壮大にして飛躍的なSF。 民間ロケット、軌道エレベーター、潜水艦でのクジラとの対話、そして星間文明との交流へとスケールがどんどん広がっていくのが爽快で心地良い。
0投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログ2012年に尻Pが夢想した「ネット社会の理想の未来」って感じの小説。終始明るく読んでてワクワクする。 だけど、終盤に実名で津田大介、どう見たってカワンゴの山上会長が出てきてからは「なんで今のネットってこうなっちまったんだろうな」と作中と現実の落差に落胆せざるをえなかった。 夢がある話だけに、現実の夢のなさが残酷なほど浮き彫りになってしまう。この小説みたいにみんなが科学に理解を持って助け合えば、今からでもこんな社会は目指せるんだろうか。 現実のクソさのせいで読後感は複雑だが、内容は傑作といって過言じゃないと思う。
0投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログ「「ニコニコ動画」と「初音ミク」と宇宙開発の清く正しい未来を描く」 という宣伝文句どおりのSF 腹がくちるとかの言い回しがないと ライトノベルとのちかさてきに 小川一水作品とあまり見分けがつかないような気がする作者の作品だが ニコニコ動画というか初音ミクへの入れ込みっぷりは異状 「日本人は異星文明とのファーストコンタクトよりKawaiiが大事である」 で日本は今日も平和ですが始まりすぎが 「清く正しい未来」なのかは良くわからないが 「正しい」は現在に対する理想ではある 「清く」というところが返ってそうでないそうから忌避されるところである 『ふわふわの泉』が早川JAで新装される日も遠くないか
0投稿日: 2018.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
SFの一つの到達点。「今の日本」でSFが書かれなければならなかった理由は、この作品が生み出されなければならなかったからなんじゃないかなとか言いたくなるレベル。まあ、アキバ的思考が全宇宙標準というのはある種の人々にとってはデストピア作品にしか捉えられない可能性はあるかw潜水艦まででおわっても、普通にSFなのだが、その先の展開は予想外だったw
0投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ創造主の掟からインスパイアされてるだろ/ それは別にいいけど、あまりにも臭すぎる/ 作家がニコニコ動画に心奪われているというだけで新興宗教にはまった奴を観ているような気分になる/ ボーカロイドごときに傾倒するのもどうかと思うわ/ 所詮は商業に達しないド素人が曲を作ったからなんだと言うのか/ あまりにも臭すぎる/ 内容的には結局宇宙人が人類に影響を与えないように浸透して情報上げたいってのは解るけど、おまえがそんなに目立って複製したら影響与えまくりだろ/ 破綻してるんだよ/ 誰にも存在を知られず人間として浸透しろよ/ それにしても、なんたらPやら自称するようなメンタリティの人間に面白い奴は(最初の一人を除いて)タダの一人もいないと言うことが理解できない知恵遅れの巣窟に、野尻抱介ほどの作家がはまり込むとはな/ 話は面白かったけどね/
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ22:ボーカロイドが表紙にどーんといらっしゃるし、野尻さんは有名なPでもあるので、ボカロにはまったらどうしようとか思っていたのですが、そんな邪念にチョップ入れたいほどすばらしいSFでした。ボーカロイド「小隅レイ」を介してつながり、発展してゆく人々の情熱と夢。伸ばした手は南極に、深海に、そして宇宙にも届く。 野尻さんのSFがすごいのは、個人の力と技術で宇宙へ行くという物語を「あ、できそう」と思わせてくれるところ。ものすごいブレイクスルーがあるのではない、ボーカロイドや動画サイトという、現代・現在の延長に宇宙があると描かれることがとても嬉しいし、わくわくするのです。 正直、ボカロ? と首を傾げていたけど、「太陽の簒奪者」「沈黙のフライバイ」に遜色なく並ぶ胸熱のSFでした。めちゃめちゃ面白かった。ボカロファンの方にもそうでない方にも、どーんとおすすめしたいな。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ【今更ながら】ピアピア動画【読んでみた】という感じ。 私もニコニコ動画に詳しいわけではないけど、あと300年くらい発達した科学と発達したニコ動があったら、こんな「胸熱」な展開もあるのかな、とわくわくした。内輪のノリで、一人一人の応援と投げ銭と技術で、途方もない話が現実のものになっていく可能性を信じたくなる。 wktk、ボカロ、技術部、才能の無駄遣い、そんな単語がSFの世界に登場する、なんか外国の街角で日本人にあったような懐かしさと照れくささがあって面白い。 「はじめての音はなんでしたか」 ひさびさにボカロを聞いてみようかな。
0投稿日: 2018.04.21
powered by ブクログピアピア動画と言われるネット動画サイトを接点にした連作、と思いきや最後に繋がるストーリー。 明らかにニコ動をモデルにしてボーカロイドやコンビニをネタにして最後はSFらしく宇宙と人の心へ繋がる壮大な話、なのだが緊張感はなくオタクが活躍するユルイ話に仕上がっている。 特にボーカロイドがロボット化し増殖していく話はリアリティがあり本当にそうなりそうだった。
0投稿日: 2018.02.24
powered by ブクログSF。連作短編集。 タイトル通りに某動画サイトをモチーフにした作品。 はじめの3話は、主人公がアイディアの実現を目指して奮闘する、ライトな青春SF。 最終話は『星間文明とピアピア動画』。これが素晴らしい。宇宙人とのファーストコンタクトから、宇宙人の地球での発展を描いた、自分の大好物な設定。 1冊全体を通して、一貫して明るい未来が描かれているのが非常に好印象。
0投稿日: 2017.11.10
powered by ブクログ中盤まではニコ動や初音ミクをネタにしっかりとしたSFを展開していて楽しく読んでいたが後半津田大介が出てきた辺りで内輪受けというか同人誌的なノリを感じて急速に冷めてしまった。
0投稿日: 2017.09.23
powered by ブクログこの本の評判の良さはなんとなく聞いていたものの、ニコニコ動画+初音ミクという組み合わせに加えて表紙の絵でなんとなく避けていた。 しかし、作者の「太陽の簒奪者」をたまたま読んで、とても面白かったのでついに本書にも手を出してみた。 うん、面白い! ホーガン先生にも通じる科学や技術や人に対する楽観主義に文句をつけたくなるところもあるけど、読み終わってみると気分よく「まぁこんな話もありだよね」と思えてしまう。 オープンソースハードウェアも今はここまでできてないけど、あのbonanzaがソースを公開したことで将棋ソフト全体の能力が向上したことを考えると、3Dプリンタの能力があがり、何か大きなことがあれば一気に進むかもしれない。 あーやたんの最後の歌には感動。 あーやたんマジ天使
0投稿日: 2017.08.24
powered by ブクログそれなりに面白かった。SF的なアイデアを、ニコニコ動画をモデルにした動画投稿サービス?のユーザーネットワークの中で実現してしまったり、さらには未知との交信まで。息抜きに軽いものを読みたいと思って、実際軽かったのだけれど、はずれでなく、割と楽しめた。 170812
0投稿日: 2017.08.12メディア発展のネット民の夢かなあ
インターネット情報がテレビの情報を駆逐して、ネット上にその宣伝費のすべてが回るのはネット愛好者の夢で、この作品にはそれに近いところまで行った社会が素晴らしく作者のエッジの効いた視点で描かれています。 それにしても、野尻先生は初音ミクのPだったんですね。 確かに文書表現より複雑な表現がある中で、それに手を出さないという選択肢はないといえばないですが。 内容は、ストリーミングとボーカロイドは夢をつないで世界をつなぐ! といった具合です。 大風呂敷もなかなか大胆ですし、ギミックとしてはプラントによるプラント生産とITによるIT生産の表現などはドキリとします。 それにしてもこんな宇宙外知性のオーパーツに働かれたら失職してしまいますね…。 星5つ。
7投稿日: 2016.12.10
powered by ブクログ初野尻。これ初音ミクが好きな人は絶対ハマるわw 内容を簡単に纏めると・・まず表題作から、宇宙開発+ボカロ。振られた?彼女を取り戻す為、主人公の親友が奮闘するお話。主人公と彼女の再会シーン。主人公と親友の友情シーン…など、グッとくる場面も多々ありとても良かった^^ 次、コンビニを舞台に○ァミマのお客さんが入ってきたときのあの独特な音をボカロ曲の新曲のサビに替えて洗脳?したり。次、クジラと会話をするプロジェクトから地球外(知的)生命体に遭遇するとは…。レイたんマジネ申w で、最後はその地球外生命体が大量生産され・・とまぁ、こんな感じだ。読んでてホント楽しかったなぁ♪
0投稿日: 2016.10.17未来が楽しみになる
そんな都合のいい展開があるかーい! と本をぶん投げるその顔はニヤニヤ(笑) 特に前半は本当にそんな風に世の中が進みそうな,というかほとんどそうなってんじゃない? と思わせる。 「文明の非線形領域」とはそういうものだろう。 とにかく読んでいて気持ちの良い,未来が楽しみになる,そんな小説。
0投稿日: 2016.07.10初音ミクには未来がある。
有象無象の私利私欲のせいで時代遅れ感に取り込まれつつありますが、初音ミクには未来の言語、言語なき言語そのものになって世界をつなぐことすらできる可能性がありました。 そんな奇跡的な存在だったボーカロイド初音ミクの黎明期に、希望を燃料に現実に発破をかけようとした物語です。 みんな読んでくれてたらその後のボーカロイド事情も変わってたかも。 どの話も面白く、さらに終盤は期待を超えていく展開に。満足な一冊です。
0投稿日: 2016.06.19
powered by ブクログ初音ミクみたいな表紙のイラストに惹かれて読んだ。 コメントとか投稿内容のニコニコならではの(いい意味での)馬鹿らしいというかアホらしい悪ノリのノリで書かれた作品。 そんな蜘蛛いないだろとか、技術部もこんな技術はさすがにないだろとかの「現実的な」ツッコミは置いといて、ノリだけならここまで出来そうと思えてしまう。 この作品は、SFとして読むよりも初音ミク(というか二次元キャラクター全般)と人間の関係性について書いてあるのかと思った。 後、やたらと小難しい用語を理解しないと読み進められないわけじゃないから、文系の人や、普段ニコニコしか見ていないような人にもお勧めできるかもしれない。 正直に言うと、解説は読まない方がいい。 解説がなければ、青春小説のような清々しい読了感が味わえたのに、解説が邪魔で蛇足感半端ない。 ドワンゴの社長が何か書いてあると、どんな内容であれ、一気に商業臭く思えてしまう。 そこがすごい不快。 以前、この本の感想で「ニコニコのプロパガンダ小説」と揶揄されていたのもうなずける。 でも、作品としては読みやすいし、面白いから、そこだけが残念。 長文駄文失礼しました。
0投稿日: 2016.03.21
powered by ブクログSFとはいえ、カタカナ多用の技術的なことが途中で面倒くさくなり、すっ飛ばして読んでしまった。ストーリーは明るく楽しいものだと思った。
0投稿日: 2016.02.16
powered by ブクログ動画共有サイト「ピアピア動画」をめぐる四編からなる連作SF。別々の話かと思っていた各編がきれいに繋がっていく構成は見事。冒頭二編を読んだ時はこれほどスケールの大きな話になるとは思わなかった。某動画サイトがモデルなだけに妙に現実感があるけれど、展開は理想的過ぎるほどに平和で希望に満ちている。起こり得る外交問題の一切を捨象しているからこそ可能な世界だろう。地球と宇宙と言うより、日本と宇宙と言うべき世界観。それ故にドロドロした展開が避けられており、爽快な読後感をもたらす作品として結実している。
1投稿日: 2016.01.23
powered by ブクログ共通の偶像(ミクさん)があることで大勢の人たちが共通の目標に向かい、それによって予想もできないものすごいできあがってしまった!!!...というニコニコ技術部の「作ってみた」文化や今後の3Dプリンタの技術に期待できるSF作品集。これはすごい。短編集の形式なのでよみやすかったです。
0投稿日: 2015.10.01
powered by ブクログ久々に、どストライクな小説にあたった。初音ミクをモチーフにしたお気楽小説かと思っていたが…間違いでした。 どの話も実現してもおかしくないような話ばかりで、ワクワクさせられっぱなしでした。宇宙からの使者はさすがに…だけど。でももしそうなったらまっさきにファミマに行って複製希望だしますw。
0投稿日: 2015.09.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地球文明史におけるVOCALOIDの意味を俯瞰してとらえ、その愛すべき存在価値を究極まで歌い上げた良作と申せましょう。 後世の方々には、初音ミクさんの誕生期にはこの小説みたいなトキメキが疾風怒濤していたから読んでみ?と伝えたい。 月にさ、彗星が墜落しちゃうアクシデントがあったわけ。そんで、大学院生である彼が係わってた月探査計画が頓挫しちゃってぐちゃぐちゃ愚痴ってたら彼女がいなくなっちゃって…というのがこの本の一番目のお話。 でもその悪い運命かと思われたアクシデントは新たなるチャンスを彼に与えてて、ボーカロイド小隅レイを好む人々がそれを後押しする状況は出来ていた!ってゆう。美しいね。 そのあとこのお話は、更なる、わたしたちの愛についての考察を促すことになるのだ。 あーホント、「好き」って大事。 好きこそ人類の上手なり。
0投稿日: 2015.08.31
powered by ブクログとにかく明るい未来への期待に溢れたSF。 もう少し前に読んでいたら感想も違っただろうけど、今のニコニコ界隈の感じを考えると、いまいち登場人物のテンションに乗りきれなかった。
0投稿日: 2015.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ニコニコを観ている手前、あるいみ日常的なSFだった 前半のちょっとありそうな話と後半の王道なSF展開が、無理なく繋がっていて面白い 面白さのために知識や工数を使うということの先に、星間文明への仲間入りが待っているかは実感できないが、オープンハードウェアはありそうである
0投稿日: 2015.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰にでも進められる、というわけではないので☆4。 でも面白かったし、旬といえるうちに読むのが良さそう。 「どこかで聞いたことがある名前や出来事」は名前が変わっているけれど、JAMSTECや金髪のジャーナリストの人が実名なのに吹いてしまった。 ファミマ入店音シリーズとか聞いたこと無い人だとこの本を読んでからニコニコでチェックしてみたりするのかな。
0投稿日: 2015.03.10
powered by ブクログボカロ関連にカテゴライズしたが、初音ミクというよりCGMとしてみたニコニコ界隈に理解があればより楽しめる。 ジャンルとしてはSFで、あらゆるものがオープンソースとなり、ユーザー同士の協力でどんなものでも作れるようになった世の中。その世界における初音ミクを模したキャラクターやCGMに携わる人々の物語。 SFだが近い将来こんな世界が来たらいいな。そう思える一冊。
0投稿日: 2014.12.27
powered by ブクログSF小説って初めてぐらいに読んだ。 初めて読むには格好の本だったんじゃないだろうか。 サイエンスの部分が理解できなくても、楽しめる内容。 それでいて、そこに裏打ちされているだろうことも分かって、荒唐無稽な発想も、妙なリアリティを感じる。 登場人物が皆、楽観的なのが良い。 のんびりした空気感なのに、展開は結構急で、そのギャップが面白かった。 現実ではこうはいかないだろうけど、 こんな世界になればいいな。 個人的には「コンビニエンスなピアピア動画」が好き。 各章が最終章で集約されるのも良かった。
0投稿日: 2014.12.17
powered by ブクログ第1回ビブリオバトル三洋堂書店橿原神宮店で紹介した本です。 https://www.facebook.com/kashihara.biblio/photos/a.317436378372830.72979.315136901936111/348830658566735/?type=1&permPage=1
0投稿日: 2014.11.14
powered by ブクログニコ動やボカロを意識したSF小説 リア充爆発しろとまでは思わないけど なんだか鼻につくのはなぜなんだ・・ 科学的な話や技術的な話がさっぱりわからなかったけど(笑) 彗星が月に衝突してなんたらかんたらで南極から宇宙に行く話と ファミマでくもの巣で宇宙蜘蛛繁殖の話と 潜水艦がクジラの会話を分析して宇宙人見つける話と 最後が宇宙人がロボットでボカロで一人一台の話 最後の話が面白かったかな~ あんまりニコ動とか興味がないから そこまでじゃなかったけど・・ ネット用語みたいので会話する人たちに違和感^^
0投稿日: 2014.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みだしはSFを絡ませたライトな恋愛モノか~と思いながら読んでたけど、徐々にSF臭くなっていき、「歌う潜水艦と~」で突如未知との遭遇!そこから1話2話を巻き込んで一気にSFな感じに!! 巻末の解説にもありましたが、とっても楽天的なSF(でもあ~やの設定がなかったらこうはならないだろうな…)。実際、初音ミクやらニコニコ動画やらは全然知らないんですが、ほんとにこんなことができれば夢があるな~と楽しく読めました。冷静に考えると「オタクの妄執ってエネルギーありすぎて怖ぇ~」と思わなくもないですが(笑)。 でも現実世界の上記ユーザーに理系バリバリの人達ってどれぐらいいるんだろうな~??あと、ネットユーザさん達ってこんなに仲良くできるのかしらとか。…AKBのファンたちが結託を組むようなものか?? 追)作中曲を聞いてみた。…わ~なんかすごい世界が広がってるぅ~(笑)。初音ミク、テレビでちょっと流れてるやつは聞いたことあったけどちゃんと聞くの初めてだったわ…。テレビで聞いたのはもっと激しかったり早口だったりしたけど。ほんとに初音ミク出始めのヒット曲なんですねぇ。この曲ぐらいならまだ初心者に優しい(笑)
0投稿日: 2014.08.09
powered by ブクログ読みだしはSFを絡ませたライトな恋愛モノか〜と思いながら読んでたけど、徐々にSF臭くなっていき、「歌う潜水艦と〜」で突如未知との遭遇!そこから1話2話を巻き込んで一気にSFな感じに!! 巻末の解説にもありましたが、とっても楽天的なSF(でもあ〜やの設定がなかったらこうはならないだろうな…)。実際、初音ミクやらニコニコ動画やらは全然知らないんですが、ほんとにこんなことができれば夢があるな〜と楽しく読めました。冷静に考えると「オタクの妄執ってエネルギーありすぎて怖ぇ〜」と思わなくもないですが(笑)。 でも現実世界の上記ユーザーに理系バリバリの人達ってどれぐらいいるんだろうな〜??あと、ネットユーザさん達ってこんなに仲良くできるのかしらとか。…AKBのファンたちが結託を組むようなものか?? 追)作中曲を聞いてみた。…わ〜なんかすごい世界が広がってるぅ〜(笑)。初音ミク、テレビでちょっと流れてるやつは聞いたことあったけどちゃんと聞くの初めてだったわ…。テレビで聞いたのはもっと激しかったり早口だったりしたけど。ほんとに初音ミク出始めのヒット曲なんですねぇ。この曲ぐらいならまだ初心者に優しい(笑)
0投稿日: 2014.08.09
powered by ブクログ悪ノリはバーチャルアイドル"小隅レイ"に具象化し、宇宙へ飛び、地上と宇宙を繋ぎ、鯨を追って深海に潜る。星間文明の親善大使にだってなれるのだ。 ネット住人の「なんだか面白そう」が寄り集まって、ビックプロジェクトへ。このみんなで何か出来る感…。ワクワクしますね。 動画サイトやボカロ、コンビニなどの身近なところから、有人宇宙船や軌道エレベーター、ファーストコンタクトといった本格派SFへの極端な飛躍が面白い。 "アカルイミライ"がきっとあるはず、と信じたくなります。
1投稿日: 2014.05.10こんなことがあったら、もしもできたら素敵だね。
ちょっと先の未来で、今とは少し違う何かがあり、みんなの力が加わって、誰もが望んだ結末に導いてくれる。あったらいいなを形にした、作者の筆致が素晴らしい、お伽話のような作品です。SFだからと敬遠しないで、ぜひ読んで欲しい一冊です。
0投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ボーカロイドを使って歌わせるだけでなく、弾道飛行にも連れて行く。 コンビニの入店音がボカロ曲のプロモに。 鯨とのコミュニケーション試験にボカロ音声が使われ、それは未知との遭遇へと繋がる。 ボカロや動画サイト、それを取り巻く人々を書いた連作短編。 面白かった。うちにもあーやが来たらいいのに。
0投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
野尻作品ははじめて読みましたが、リアリティを持たせる部分のさじ加減がとても上手い。なので、空想の翼を広げた部分の物語もひょっとしたら有り得るんじゃないかと思えてしまう。 あーやを独断で広めるのはどうかと思ったけど、少し先の未来に有り得るかもしれない物語からの急展開には、グッと引き込まれた。
0投稿日: 2014.03.02もしかしたら有り得る未来かも
野尻作品ははじめて読みましたが、リアリティを持たせる部分のさじ加減がとても上手い。なので、空想の翼を広げた部分の物語もひょっとしたら有り得るんじゃないかと思えてしまう。 その分、最終章へ向けての急展開にはグッと引き込まれた。
1投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ最後まで読むとおもしろかった。お話のテンションは普通。なんか常にちょっといい話だった。そういう普通の小説だった。 アイデアがおもしろかった(ピアピア工場が企業とかと実際つながって、ピアピア技術部が各所で実体持ってるのとか)。 正統的なおもしろい小説の部類だった。どこの本屋さんでも平積みされてる感じの。工業っぽい用語がなければ本当に普通の小説であって、そこそこ売れるやつ。 こういうSFっぽくないハヤカワ文庫をはじめて読んだかもしれない。なにをもってSFというのかは知らないが、あーや複製の話以外はSF度は低いと感じた。普通の、良い小説。 でも最後はおもしろかった。最初のがいちばんつまんなかった。あーやに素数を送るあたりからSFっぽくてよかった。コンビニは普通の小説としておもしろかった。あっでも最初のピアピア工場の仕組みはSF的でよかった。ただし主人公の二人がどうでもよすぎた。 自己複製、自動増殖というのが、最近のSFっぽさなのかなと思う。
0投稿日: 2014.02.13ジャケ買いしても楽しめると思うよ
名前からわかるとおり、近未来のニコニコ動画っぽいものが主題のお話。 ニコニコ動画のコミュニティがこんな風に発展していったら良いな、と思わせる話から、気がつくと宇宙人とのファーストコンタクトの話になっているストーリーテリングはさすがSF作家野尻抱介と唸らせる。 SFなので難しい単語と概念がちょこちょこ出てくるが、その辺は何となく読んでしまっても十分に楽しめる。表紙にビビッと来た人はジャケ買いしてもOKでしょう。 僕もあーや欲しいですw
1投稿日: 2013.11.28にーこにこ動画
にーこにこ動画 ドワンゴが午後0:00ぐらいをお知らせします。 野尻さんの”社会人はプレミア会員になれ!”を思い出しましました。niconicoの可能性を信じているんですね。
0投稿日: 2013.11.16ピアピア動画という単語はあまり気に入らなかった
ニコニコ動画のお話です。自分の興味のために全力を傾ける人たちを描いた短編集。 それぞれの話が微妙につながっている。 近い将来本当にこんなことが起こるような気になる話
0投稿日: 2013.10.29ありそうな未来
表紙の絵だけ見ると某キャラクター中心の話かと思われるかもしれませんがそうでもなく、 おなじみの某動画投稿サイトを中心にいくつかのエピソードに分かれています。 どの物語もひょっとしたら近い将来同じようなことが起こるんじゃないかと思わせてくれて、 身近なところを題材に少しのIFを混ぜ合わせているので それぞれのシーンが想像できて目に浮かぶようでした。 最後にはそれぞれのエピソードが一つにうまくまとまっていながら、 この後はどうなるのかな?とも気になるエピローグとなっていて、一気に最後まで楽しく読めてしまいました。
1投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログピアツーピアで動画配信ってそれってどんなWinn(ry なんつーか違法動画について気になってしまいます。それからウィルスもね。 ニコニコ動画というよりは、古式ゆかしき由緒正しい技術オタクの本気を見た、というところでしょうか。恋愛のとんとん拍子っぷりがすごい。もう恋愛要らないだろそれ。 これ女性作家が男女逆転で書いた場合、恋愛要素が失われて技術だらけになるんじゃなかろうか。
0投稿日: 2013.10.22先生なにやってんすかw
自分も表紙で買うのを躊躇していたクチ。「太陽の簒奪者」「沈黙のフライバイ」は非常に楽しめたけど、クレギオンシリーズはあまり合わなかったし、キャラ先行だったらどうしよう…と思っていたのですが。 読み終えてみるとしっかりSFしていて大満足。 突飛な発想でありながら、登場人物が普通に身近にいそうなリアリティを持っていて、「ひょっとしたらすぐにでも実現できるんじゃ?」と思わされる。知識だけではない、技術に裏打ちされた、地に足の着いたSFという印象。 蜘蛛が宇宙へのカギになるというのはありそうなことで、昆虫なら環境変化にも強いだろうし、しかも遺伝子組み換えなどなしで選択的淘汰だけでやってのけてしまうのがすごい。 こんな未来、来たらいいなあ。
3投稿日: 2013.10.21買いにくいと思っていた表紙が、読み終えるとこれしかない!となりました。
確かにタイトル、表紙から本屋で平積みなのにで手を伸ばしにくいと思っていた本でした。 ここのレビューの評判が、とても良いので、勢いそのまま購入しました。 面白かったです。なにより、ストーリーの展開が 「ふーん」 →「 おおー」 →「 そりゃないよ」 → 「そうきたか」 → 「どこまでいくんだ!!」 いやはや、楽しかったです!!
2投稿日: 2013.10.19SF入門に最適
ミクさんとニコニコ動画を題材にした短編集です。 星雲賞も受賞した本格的なSFなのでSF好きの人にお勧めです。
0投稿日: 2013.10.18
powered by ブクログ不勉強で僕は知らなかったのだけど、「大学読書人大賞」という賞があるそうだ。出版文化産業振興財団により2008年に創設された賞で、全国の大学の文芸部員が大学生に読んでもらいたい本を選ぶものなのだそう。 過去に最終選考に残った本を見てみると、『塩の街』(有川浩)、『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦)、『天地明察』(冲方丁)と、実に僕好みの作品が多く見られる。そうか、三十路になっても僕の読書傾向は大学時代のノリから変化していないんだなあと痛感するが、ともあれ、海外作品からライトノベル、文芸作からノンフィクションとジャンルにとらわれないこの賞は非常にユニークだと思う。 で、2013年の第6回大賞を受賞したのがこの本、『南極点のピアピア動画』な訳である。ちなみに大賞を争った最終候補作には『屍者の帝国』(伊藤計劃・円城塔)や『いま集合的無意識を、』(神林長平)などが残っており、やっぱり僕好みなんである。 二か月前、クロムウェル・サドラー彗星が月に衝突、蓮見省一の宇宙への夢はその瞬間に潰えた。恋人の奈美も去り、失意の蓮見はボーカロイド・小隅レイにメッセージを託し、動画サイト「ピアピア動画」に想いを投稿するのだった。 「ピアピア動画」はピアツーピア(P2P)技術を使用した動画共有サービス。視聴者は投稿された動画にコメントを付けることができ、盛り上がる場面ではコメントが殺到し画面が見えなくなる「弾幕」と呼ばれる現象も発生する。運営しているのはピアンゴという、面白そうな事には全力で取り組む企業である。 …と、ここまで書けば、ピアピア動画のモデルが何なのかは明白。現実に存在する動画共有サービス「ニコニコ動画」(ニコ動)である。ここまであからさまに小説内で取り上げていいもんなのかと思うが、この本の解説はそのニコニコ動画を運営するニワンゴの親会社ドワンゴの会長・川上量生が書いているのでまあほぼ公認なのだろう。川上氏はこの本の作者・野尻抱介をもともと知っていたようなのだが、それはニコ動ユーザーとしての姿であり、「そもそも野尻さんがちゃんとしたSF作家だったというのは驚きだった」と述べている。SFファンとしては複雑な気持ち。とはいえ神林長平を尊敬しているという川上氏の解説は、ニコ動の現状に触れつつ人類の未来を示唆したもので、なかなか興味深いです。 ピアピア動画と並んで本書のもう一つの核となるのがボーカロイド「小隅レイ」だ。もう表紙イラストからも明らかな通りそのモデルは現実に存在するボーカロイド・初音ミクである(この表紙イラストは大丈夫なのかと心配になる)。 レイのネーミングは『レンズマン』シリーズの邦訳で知られるSF翻訳家の小隅黎(Cosmic Ray=宇宙線がペンネームの由来という)から来ているのかな。 本書は4編の短編から構成されている。「南極点のピアピア動画」「コンビニエンスなピアピア動画」「歌う潜水艦とピアピア動画」「星間文明とピアピア動画」の4編(収録順)だ。最後の1編以外は雑誌『S-Fマガジン』に掲載されたものである。 「南極点~」は彼女への未練を断ち切れない主人公が宇宙を目指す話だが、「コンビニエンス~」「歌う潜水艦~」と話のスケールがだんだんデカくなっていくのがミソ。いずれもピアピア動画と小隅レイがストーリーに大きな役割を果たすが、圧巻なのは書きおろしの「星間文明~」。もうタイトルでわかってしまうが、この話で人類はついに異星人の文明に接触する。その前の3編は独立した短編なのだが、これらの作品が緩やかに繋がって最終話の怒涛の展開に突き進む。 地球外文明とのファースト・コンタクトという人類史に残る事件を描きつつ、その筆致はあくまで「軽い」。それは作者の筆力不足と言う訳ではなく意図的なもので、重い事やシリアスな事を極力避けようとするネットユーザーの傾向を恐らく踏まえている。普通なら政府や宇宙機関が関わってくるような話だが、それらはほとんど表舞台に出る事なく、面白い事が大好きな登場人物たちのノリで宇宙人との接触を果たしてしまうのだ。 その過程で作者はボーカロイドファンが常日頃夢想している願望までちゃっかり実現して見せている。ネットユーザーたちが世界を変えてしまう、これはかつてないSF小説なのだ。 ボーカロイドといったキャラクターを「女」として見てしまうマニアたちの性癖も包み隠さず描く所が作者の力量である。ピアピア動画や小隅レイは仮想の存在だが、あくまで現実をベースに世界観は構築されていて、実在の人物である津田大介も登場。手の届く未来を描く。 僕はニコ動ユーザーではないし、ボーカロイドも詳しく知らない。それでも帯に書かれたキャッチコピー「ボーカロイドが導く、ネットと宇宙の清く正しい未来」にはずいぶん考えさせられた。
0投稿日: 2013.10.04ちょっと未来ってこうなってたら面白い!表紙からはイメージできない本格未来予測SF
表紙のイメージで購入に躊躇していたが、他の方のレビューを見て思い切って買ってみた。 結果、大正解。 WEBサービスの進化とその世界で盛り上がるマニアが実現する、ワクワクだけどリアルでありそうな近未来。 ボーカロイド初音ミクをモチーフとしたアイコンが中心となり、世界を変えていく。 日本の未来がこうなってたら、面白い。こうすべきかもしれない。自分は何ができるだろうか? 日本の今、日本の未来にちょっと希望が見えてくる、読むなら今の2010年代SFの傑作。
11投稿日: 2013.09.30初音ファンの夢!
ロボットにボーカロイドの頭を取り付ける。宇宙カプセルや潜水艦にもビジュアルを描き、痛車ならぬ痛カプセル痛潜水艦化する。「ボカロ萌え」の痛い人たちの痛い話ながら、理工系テイスト満点。けっこうハードSFしてるじゃん、と読み進めて行ったら、ラストの一篇で驚愕させられた。いや、感動した(笑) 初音さんファンには夢のようなお話。ちうか夢そのもの。
4投稿日: 2013.09.25技術系SFらしい夢と希望にあふれた連作集
ニコニコ動画をモチーフとして、今よりも少しだけ未来を感じさせるお話が集まった連作集。 ラノベのような表紙ですが、読み応えのあるしっかりとしたSFです。
2投稿日: 2013.09.24ミクさんマジ天使
表紙に惹かれて買いました。 ミクさんあらためあーやきゅあさん可愛いです。 感動のラストで、電車の中なのに泣きそうになりました。
3投稿日: 2013.09.24野尻抱介さん5年ぶりの新刊です
「南極点のピアピア動画」は、共通の世界設定を背景とする連作集です。最終の第4話で、それまでの内容がすべて収束する形になっています。ボクは第3話の「歌う潜水艦とピアピア動画」だけは、SFマガジンの初音ミク特集に載っていたので読んだことがありました。
5投稿日: 2013.09.24
powered by ブクログ技術の進歩は日進月歩といってもいいくらいだと思いますが、なかなか明るいニュースがない世の中です。 これくらい明るく希望のあるわくわくするような何かが欲しいと思ってしまいます。
0投稿日: 2013.09.20ヴォーカロイド、ついにSFに登場!
大手動画サイト、「ニコニコ動画」をモチーフに生まれたSF小説、『南極点のピアピア動画』。表紙を務めるのは 、メロディーと歌詞を入力すれば人間のように歌い上げてくれる、ヴォーカロイドの初音ミクです。タイトルとその表紙からキワモノと思われてしまいがちですが、中身はしっかりとしたSF。自分の持つ力や才能を動画として投稿するニコニコ動画の特色を反映した、総力を上げて宇宙を目指す“宇宙男プロジェクト”に思わず興奮してしまいます。(スタッフI)
1投稿日: 2013.09.20
powered by ブクログ1話目の傷心くん歌を作ってネットに上げるの辺りで、「この男とは合わない…」と放り出していたが、久々にがんばって続き読んだ。面白かった。2話目のコンビニカップルがいい。 人間アイドルの賞味期限の短さといったらハンパじゃないので、劣化しない(技術の高度化による進化もある)アイドルがどれ程持つのかは興味ある。ちょうど7年後の東京オリンピックOPにミクに歌わせようとする人が、日本にどれくらいいてそのモチベを維持・拡大していくのかも楽しみ。
1投稿日: 2013.09.18
powered by ブクログSFマガジン誌に掲載された短篇3篇と書き下ろし1篇、計4篇の短篇集。各短篇はストーリーとしては独立しているが、時系列的にはつながった作品になっている。解説はドワンゴ会長川上氏。 「ふわふわの泉」の読んでから、本書を読んだが、作者はどうしても人を宇宙に連れて行きたいようだ。それも極めて安価に。 ちなみに、某政令指定都市の図書館には本書は無かった。カバーが駄目だったのかなと思わないでもない。
0投稿日: 2013.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の方はVOCALOIDのあの歌この曲あの時の~という内容だったけど、途中で大変なことになった。こういう流れの小説、都立水商!しか読んだことないけど、好き。ご都合主義最高! VOCALOID曲は、TからSへ(あと、誰の曲だったか人捜ししてた歌も入ってるかも)→はやぶさ系(つけるよ。の方のCDも思い出す)→ファミマ一連→ピンクスパイダー?→定期便、いまだ来ず?(違うけどネルちゃんの説明と動画イラストが頭の中から消えないので勝手に入れる)→くじら12号?→〇〇〇〇→〇〇〇〇〇〇〇の順に思い出した。 しかし、頭の中に流れるのは、UFO少女シテヤンヨ……
0投稿日: 2013.08.16
powered by ブクログ表紙に見えるように「初音ミク」や「ニコニコ動画」についての知識があれば、面白おかしく読んでいける。 現在のネット文化を素直に発展させて言った感じのちょこっと未来のお話。ただ、ネット上での善意の部分のみの話かなぁ~。
0投稿日: 2013.07.30
powered by ブクログピアとピアったって、誰だって笑ってられるわけじゃなくって、だから、ピアピアってなんか威嚇してるように見えて、まあ、タイトルは、内容どうよう、寒いかな。で、 さきどって、寒いっていちゃったけど、でも、、みんなどう?おもしろい?乗せられてない?乗ってる自分楽しいってそれってもう乗せられてるんじゃない? なんて思っちゃってる僕も寒くて、乗せられてるひとも、ノってる人も、乗せてる人も、そうしてると思ってる人も、それは寒くて。 みんなノってるんだろうね。だってピアとピアだもん、乗せるも乗せられるもあったもんじゃない。 でも、それらどのピアにもなってない僕は、きっともう乗れないね。
0投稿日: 2013.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
痛快な面白さ。 エピソードが進むごとに、まさかそうなるのか?! という展開にニヤニヤ笑いどころか、声を出して笑ってしまうこともしばしば。 裏表紙によると、“ネットと宇宙開発の未来を描く”、とのことだったけど、最後のエピソードですべてが収束していく様は見事! そして、ミクさんならぬ「レイさんマジ天使」という言葉が、まさか現実として形になろうとは! はっきりとそう描写されてるわけではないけれど、明らかに天使姿だよね? ラストシーンでは、ボカロ曲「ハジメテノオト」をBGMにして読んでしまった。 そう仕向けられているのだけど、そうせざるを得ない展開。うまい!! ニコニコ動画ならぬピアピア動画。 初音ミクならぬボーカロイド小隅レイ。 ファミリーマートならぬハミングマート。 その他にも実際の現実世界とのリンクがあちこちにあり、現実の延長上にあるかのような世界観に、数年経ったらこんな世界が訪れるのではないか? なんてことを思わせてくれて、SFなのにとても身近な気がした。 とりあえず、あーやを複製してもらいたいです。 野尻抱介作品は「ふわふわの泉」に続いて2作目だけど、この「南極点のピアピア動画」もとても面白かった。他の作品も是非読んでみたい。
0投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても面白いSFだった。 ニコニコ動画や初音ミクを知っているとより楽しめるかも。 あーやきゅあが出てきたあたりから一気に読み終えてしまった。マジ天使。 面白かったー。
0投稿日: 2013.06.24
powered by ブクログ可愛らしい表紙に惹かれて買った。中身はその期待に応えつつちゃんとした明るいSFで、とても面白かった。 あーやきゅあ移動体かわいい 著者の、初音ミクおよび自発進化型SNSサービスへの深い理解というか、愛を感じた。
0投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログ表紙を見てわかるように初音ミクがモデルの、小隅レイというボーカロイドが中心となって組み立てられている話だ。4作が収録されているが、それぞれの話は最期には集約していく。また、ピアピア動画というニコニコ動画のパロディがでてきたりもする。 お話的には、僕はふわふわの泉の方が好みだけども、それでもなお面白い。気軽にサッと読める内容なので、読んでみるのもいいと思う。
0投稿日: 2013.06.13
powered by ブクログ初音ミクに関する状況は、リアルがSFを超えていると思うけど、この本はその状況を含めて素晴らしくSFしていた。最高でした。
0投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログ細かい技術的なところはよく分からなくてもおもしろく読んだ。ギークな人たちの前向きなパワーがすがすがしい。 ボーカロイドとかって何がいいんだか今まで分からなかったけどなるほどなーと思った。
0投稿日: 2013.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハートフルSF。SFはほとんど読んだことがなかったので、もっと硬派な設定が飛び出してくると思って読み進めてましたが、初心者にも読みやすく、締め方も明るい作品でした。やはりテーマがニコニコ動画および初音ミクとあって、そっち方面に興味のある方ならば面白く読めます。
0投稿日: 2013.05.07
powered by ブクログクロムウェル・サドラー彗星の月への衝突と宇宙への上昇ガスの発生、ユーザー生成動画サービスの隆盛、コンビニで発見された蜘蛛と宇宙エレベーター、自己増殖プログラムを組み込んだ工場、鯨とボーカロイド、オンラインによる超速プロジェクト進行、未知との遭遇とコンタクト、津田大介と一般意志2.0。 フィクションと夢と現実がごちゃまぜになったオタクのユートピア的SF。2話目からが面白かった。
0投稿日: 2013.05.05
powered by ブクログ面白かったわ. 超面白かったわ. ネットと宇宙開発の未来を描く4篇を収録した連作集. 月へ衝突した彗星.その影響で月ー地球間に双極ジェットを形成. それに乗って彼女と宇宙を目指す「宇宙男プロジェクト」. 強紫外線,真空環境でも生きる新種の蜘蛛を利用した軌道エレベーター. ボーカロイドを利用してクジラとコンタクトを取ろうとする話. そして…. あーやさんマジ天使.
1投稿日: 2013.04.29
powered by ブクログ本格SFです J.P.ホーガンのようなツールが世界を変える 楽しい未来を描いたコテコテSF(大好き♪) ニコニコ動画がモデルでラストにはステキな・・・
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログほぼ一年前に出た短編集かと思ったらオムニバス形式で最後に大団円でした。 設定に色々問題をいう方がいるようですが、設定的には必然だったような気がします。ちょっと設定自体が極端でしたけれど、少なくともSF者でネット使用者(まあほぼ全員でしょうけど)なら、何を言っているか、どこをさしているかなどがかえってわかりやすかったのでは? 「沈黙のフライ・バイ」でもそうでしたけれどできそうな宇宙旅行、できそうな鯨との会話などなど、野尻さんのは何となく現実味があるので、好きですね。
0投稿日: 2013.02.22
powered by ブクログ面白かった!!あ~やの複製欲しい。皆さんの感想みてると後半の異星間文化のところは疑問との声が多々見受けらますが自分は良かったです。最初から最後までピアピア動画と小隅レイで橋渡しされててイイですね。最後の一編はオールスターキャストで盛り上がりました。インターフェースは萌えだけど中身はハードSFしてるところも好きです。初音ミクはあまり聞かないけどアクセスしてみたくなりました・・・
1投稿日: 2013.02.19
powered by ブクログC+ 知り合いの方が絶賛していたから。 ニコニコ動画や初音ミクを、SFの題材にした話。短編集。 初音ミクを全面的に押し出す必要があったのかなぁ?と。 読む前との印象のギャップが大きかった。 とはいえ・・・最大の感想が、なんか、読んでいた時、凄く眠かったという・・・。追い込みの時期で余裕なかった気が。読了はしたと思う。でも読み込めてはいない。
0投稿日: 2012.12.29
powered by ブクログSFです。S○ではありません。 こないだレビューした一般意志2.0とリンクしてました。 しかしSFってないいですな。 俺も未来に行きようと思います。 とりあえず今年は今更ながらMMDにチャレンジしますかね。
0投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログ小説読んでここまでゲラゲラ声あげて爆笑したのも久々。 ボカロ、ニコ動、そして宇宙にJAMSTEC。 俺の好きなものだらけ。 そして最後は卑怯だよ、泣いちゃうじゃないか畜生w
1投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログ「バカバカしい」目標のために「理系バカ」がその才能をもやし、その炎が「ピアピア動画」というプラットホームの上で燃え広がっていく様はまさに「胸熱!」。想像の斜め上を疾走する物語。なんでか知らんけど、涙が頬を伝うまったく新しいSF。「理系」は必読。俺文系だけど。
0投稿日: 2012.11.28
powered by ブクログ即購入して、ずっと積んどいてやっと読み始めて、一気に読んだ。 表題作に関しては面白いんだけど、普通にラノベっぽい冒険チャレンジものという感じ。実は最初の方にちょっと目を通して、積ん読事になったのはそれが理由だな。 一気に読んでしまったのは、野尻さんのいつもの、メチャ明るく前向きの表現もあるけれど、2篇以降のテーマが軌道エレベータ、ファーストコンタクト、星間文明。めちゃ楽しい。 さすが野尻P。ボカロやニコ動のノリがどうしてもNGって人(いないと思うけど)以外は素直に楽しめると思う。
0投稿日: 2012.11.23
powered by ブクログ初音ミクのライトノベル系であろうと思ったら、元気のでるハードSFだった。現実から一歩進めればできちゃうんじゃないの?とキューブサットやCAMUIロケットを応援したくなります。作中の投げ銭のような応援の形があればいいのに。 自分的には宇宙クモさんの軌道エレベーターがツボ。
2投稿日: 2012.11.10
powered by ブクログボーカロイドとニコニコ動画をモチーフにした小説。だと思う。 わからない用語がたくさん出てくるけど、世界観がすごく楽しい!
0投稿日: 2012.09.27
powered by ブクログ凄くゆるーい感じのハードSF。 ピアピア動画(だれがどうみてもニコニコ動画へのオマージュですが)で暗躍する、ピアピア技術部と、ボーカロイド「小隅レイ」を縦軸に、4つの短編で社会変容を描く。 1、オープンソース工場、南極から宇宙へ吹きだす双極ジェット現象を利用した簡易宇宙旅行 2、コンビニ店頭に設置された真空殺虫機。そこで見つかった新種の蜘蛛が吐き出す糸 3、クジラの群れを潜水艦で追跡して鯨間コミュニケーションを解析する 4、上記3つの話が収束する。 緩いんだけど、ネタがびっしり詰め込まれてて、読んでて妄想しまくりますです、はい。 そんなバカなを積み上げる、技術系馬鹿話はほんとに面白いですねー。
0投稿日: 2012.09.26
powered by ブクログこれはもうSFH(Science Fiction Happy)です! もうね。やられたとしか言いようがない。 1P目から始まって最後の最後まで増殖し続ける技術力! オムニバス形式になっていますが、一つのキーワードを軸にどんどん展開する世界! っていうか現実でもニコニコ技術部からスタートでこんな世界に出来るんじゃない? なんて思わせてくれるね! 久々に良いSFを読みました!
0投稿日: 2012.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本人のSFは4人目か5人目かもしれない。 これは面白かった。 ニコニコ動画を普段見ているからかなぁ?
0投稿日: 2012.09.22
powered by ブクログ初音ミク宇宙へ行く。・・じゃない、来る。ニコ動とミクが作る未来の可能性の話で楽しい。けど、小説はあんまり上手じゃないなあ・・・。
0投稿日: 2012.09.15
powered by ブクログ国産のSF。ピアピア動画とはニコニコ動画をモチーフにしており、また、ボーカロイドが絡んで素晴らしい妄想が繰り広げられている。ニコ動とボカロについて詳しくはないが、それらに通じたオタクのすごいエネルギーが、世界を変えていく様に圧倒されて、大変楽しく読んだ。
0投稿日: 2012.09.13
powered by ブクログ新しい技術の導入、未知の存在との遭遇で変わる社会を描きつつ、未来はあくまで前向きにあるという、これこそ「SF」という1冊。老若男女を問わず「面白い本はない?」と訊かれたときに、自信を持って薦められます。ひとことでいえば「こんな面白いもの、拡散しなくてどうする」ということですね。
0投稿日: 2012.09.09
powered by ブクログ電気学会誌の記事に出てたので読んで見た。ライトノベルの皮を被ったハードSFか、その逆かという感じで面白かった。 科学技術やそれに携わる人間への視線は、初期のホーガンに似ているように思う。(「ちょびッツ」の感じもあるんだよな)
0投稿日: 2012.09.03
powered by ブクログ最近の【ファミマ×ミク】コラボの元ネタ? SFは男子の夢。くだらないこと、どうでもいいことでも、形にしてみて、それが現実になれば夢実現!
0投稿日: 2012.08.28
powered by ブクログ話も面白いし、設定も面白い。「萌え」に対する考察も深いかも。でもなんかキライ。文章や人物造形に漂う、作者のもつ内向きさがすけて見える感じというか・・・。(というところで他の人のレビューを読んで、判りました、この違和感。「願望充足」。)
0投稿日: 2012.08.02
powered by ブクログ表紙を見て判るようにニコニコ動画と初音ミクの小説。にみえるけど、その皮をかぶったハードSF。 初音ミク好きが釣られて買って、ジャンルとしてSFが盛り上がるといいなぁ。
0投稿日: 2012.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙を見てわかるとおり、ボーカロイドものです。上手に人々の姿をまじえながら、きちんとSFに仕立てているところに著者の愛を感じます。
0投稿日: 2012.07.31
powered by ブクログ夢あふれる明るい近未来を超楽天的に描く力強いSF。全4話から成る連作。1話と4話のラストが映像的に美し過ぎる。ミクさんマジ天使! 話のスケールのインフレーションが痛快。1話は現実世界のニコニコ動画で進行中の計画の延長線上、3話は地味と思ったらいきなりぶっとぶ。現実の延長から話を発展させてるので、そんな未来が何だか本気で実現できそうな感覚に。 さて、ミクさんをよく知らない人向けに補足を。私もミクさんの世界には最近触れるようになったばかりのにわかなので若干的はずれな解説かもしれませんが。 本作は、ニコニコ動画を拠点として現実世界で巻き起こっている「初音ミク現象」を扱った近未来SFです。 初音ミクさんといえば、合成音声で任意の歌を歌わせることができるという音楽制作ソフト。このソフトの登場により、アマチュアによるボーカル曲の作曲が大いに盛り上がりました。 曲は作れても生声で歌を入れるのはちょっと、という理由がひとつ。でもそれよりは、盛り上がりの中心となる共通のキャラクターを得たということがきっと大きいんだと思います。 で、その影響は音楽だけに留まらず、作られた曲にプロモーションビデオを作るために映像制作というジャンルもブーストされ、さらにその映像制作を支援するためのソフト開発なんかもブーストされ。 さらには、音楽とは直接の関係が全くない分野でまで、ミクさんを中心に据えて色々と盛り上がっていたりするわけです。 例えば、そのひとつが、ミクさんを超小型人工衛星に積んで宇宙に打ち上げようというプロジェクト。その目的のために様々なスキルを持つ人々がニコニコ動画を拠点として集まり、実現に向けて大まじめにプロジェクトを進めています。それも、どうせやるなら単なるお遊びではなく、科学・工学的に意味のある衛星にしよう、と。 なぜそんなことをするのか。それは単に「面白いから」! こういったことは、全て本作の作中にて紹介されていますし、わざわざ解説として書くことでは無いかもしれません。ただ、作中で紹介されているそういった現象が、作中よりスケールは小さいとはいえ、現実世界で実際に起こっているんだ、という点を知っておくと、本作をより楽しめるのではないかと思います。
0投稿日: 2012.07.21
powered by ブクログ第一話『南極点の~』で思わず泣けてしまった。どこが俺の涙点ポイントだったのかは内緒。 かつて英語圏ではカール・セーガン博士を小説内に登場させることがちょっとあったが、現代の日本では津田大介氏がそれを担うことになろうとは夢にも思わなかった。 楽しいし、軽やかだし、それなのに世界観はガッチリしてるSF。なのにラノベ。 日本独自のジャンルがもうここまでのレベルに到達しているひとつの好例だと思う。 2012年の星雲賞を受賞。 ちょうどVariconへ行くときに持参していたので、野尻氏ご本人をお見かけしたしサインもらうべきだった。残念。
0投稿日: 2012.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(ネタばれかな?) タイトルと表紙から分かる通りニコ動かボカロのどちらかでも 好きならば読んでみるのも良いのではなかろうか。 SF作品だが、SFの小難しい説明は読み飛ばせば行けるw 短編集だか、個人的には2話からが親しみが持てた。 1話はどこか研究室的な雰囲気があって説明も難しいw 2話はコンビニの話。いきなり身近になって分かりやすい。 3話は潜水艦の話。この潜水艦に繋がるまでの展開は 今後本当にありそうで怖いw自○隊オタ多そうだしw 4話は3話からの繋がり。いきなりの展開だが嫌いではないなーw 現実世界において起こるとかなり当惑するけれど。 表紙買いだったけれど、十分楽しめた。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログSF短編集なのですが、タイトルとジャケのとおり、ニコ動とミクをネタにしています。 ヴォーカロイドに愛を歌わせながら南極点から宇宙に飛び立つタイトル作など、日常から始まりながら気がつけばハードSFに展開しているストーリーは、一見ラノベ風であるが実に骨が太い。 各話のネタ振りを結実させる、宇宙規模なスケールに拡大するラストは感動的であります。
1投稿日: 2012.06.25
powered by ブクログ夢見るSF!4話収録されていて、主人公は違うものの時系列になっている。はじめの2話は乗れなかったが、3話目から面白く、というかwktk、胸熱になってきた。ボーカロイド・小隅レイと人類の物語。未来は明るく、どうでもいいしょうもないことに一生懸命になる人達がいる。ピアピア動画技術部やピアンゴ、いい年してレイちゃんなんて呼ぶおじさま方が、楽しい。地球外生命体がボーカロイドの身体会話をするとは、なんとも夢があるじゃないか!私もレイちゃんが欲しい。「外道戦隊うれたんだー」など、ニコ動に馴染みのある人なら分かるパロディが盛り込まれているのも楽しい。これでみっくみくが登場すれば 100点だった!ドワンゴ社長と筆者の仲の良さを窺わせる解説もよし。ニコ動は無料で十分と思ってたけど、投資してみようかと思わせる。明るい未来の、前向きなSF。
0投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログUGCの前向きさを、ひたすら捉え続けた作品。10年後に読み返すとどうなるだろうか、果たして読み返しうる時代性なのであろうか。
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログ心地良く読めたSF小説。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4222791.html
0投稿日: 2012.06.19
powered by ブクログ今年の正月、いつものように箱根駅伝をTV観戦していたら突然初音ミクが画面に。それはGoogle+のCMで日本のバーチャルカルチャーがネットで世界に波及していく様をよく表していて、ちょっと涙ぐんだ。 そんなムーブメントを感じさせてくれる物語。
0投稿日: 2012.06.16
