
総合評価
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powered by ブクログクレギオンを読んだことがあるので、ちょっと表紙があれだったけども読んでみた。 アイデアが面白かった。
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ何と言っても表紙のイラストが目立ちます。 単なるオタク小説かと思いきや、専門用語はバンバン出てくるし、オープン環境でのものづくりや大規模プロジェクトの実現可能性をリアルに示すなど相当ガチなSFです。 ただ、現実に存在している企業や組織をほぼ実名で使っている関係上、どうしても現実とフィクションがかみ合わないイメージを持ってしまいました。「いくら何でもそりゃあねえよ~」みたいな。特に潜水艦の章は。 解説をドワンゴの会長が書かれてますが、ある意味本文よりこちらの方に興味を惹かれました(笑)。
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ南極点のピアピア動画読了。ステキな話じゃないか。久々に(て、事もないか)夢のある話だった。科学が純粋に楽しいものとして語られる場っていうのはやはり胸熱だ。そう、好きなのです。テクノロジーの話。そこを再確認できただけでも良かったんだね。 そして、それは、基本的に自由に裏付けられてないとつまんないものになっちゃうんだね。という事にも改めて気付かされました。 ピアピア動画(というかニコニコ動画)に可能性を感じるのは、既存のメディアとか、コミュニティに比べて、自由さ、とか、権威によらない、というところが優れているから、なんだと思う。 自由の象徴みたいな感じというか。 カオスと言い換えてもいいのかもしれないけど、現在の秩序が息苦しいなら、アンチテーゼとしての圧倒的自由ってのはあったっていいよなあ。と、個人的には思う次第です。 しかも、それが、肩肘張ったものじゃなくて、緩くていい加減な感じ、とくれば、余計に胸がすくのです。 SFというジャンルを越えて幅広いニコ厨におすすめ。
0投稿日: 2012.05.18
powered by ブクログニコニコ動画内で「ニコニコ技術部」のタグを冠する、どうでもいいことに情熱と技術の粋を注ぎ続ける人達のお話。 ニコニコ発のネット文化のムーブメントを宇宙SFレベルにまで拡大解釈し、物語後半ではファーストコンタクものへと昇華しています。 著者(尻P)のニコニコ動画に対する愛情が結晶したような作品。 ちなみに、表紙からボーカロイドの物語を想像しますが、ボーカロイドはあくまでシンボルキャラクターとしての扱いであり、ニコニコ動画、及びニコニコ技術部を題材としたストーリーであることは、了解しておいた方がよいと思います。
0投稿日: 2012.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半は、いわゆる動画投稿サイト系なネタをベースにしたほのぼの・心暖まるストーリー…かと思っていたのですが、中盤以降の急上昇には驚かされました。
0投稿日: 2012.05.12
powered by ブクログちょっと近未来でちょっとSFかと思ってみたら、 もうちょっと大きなお話でした。 前向きな良い作品でした。
0投稿日: 2012.05.09
powered by ブクログ連作短編。 みんなが善人。明るいオタク大集合。宇宙人までいい人?使用で、人類の未来もこのままならハッピー。身近な例えばコンビにとかを使って壮大なオペラに仕上げる手法は鮮やかです。
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログ表紙絵と、コンビニ、動画サイトなどに代表される、現在と地続きに感じさせる要素の数々から、入りやすく、しかし話の向かっていく先はちゃんとSFでした。人類が殻を破って次のステージへ進むことを予感させてくれるラストです。
0投稿日: 2012.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地球の文化に影響を与えたくないという割にはあーや増えすぎだよねぇ。あんなに複製して存在したら影響ないわけないし。ってのは分かった上で接触しにきてるってことなのかな? まあ、神じゃないし、知的好奇心を満たすことが目的であればそっちが優先されるか。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「今を切り取った」感のある作品。 ニコ動がどんどん広まっていって、初音ミクがうまれて、MMDが流行って、という流れを知っている人にとってはとてもわくわくする作品。 逆にいえば、そういうのを知らない人がどこまで面白いと思うのかはよくわからない。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ内容紹介 日本の次期月探査計画に関わっていた大学院生・蓮見省一の夢は、彗星が月面に衝突した瞬間に潰え、恋人の奈美までが彼のもとを去った。 省一はただ、奈美への愛をボーカロイドの小隅レイに歌わせ、ピアピア動画にアップロードするしかなかった。 しかし、月からの放出物が地球に双極ジェットを形成することが判明、ピアピア技術部による“宇宙男プロジェクト”が開始される・・・・・・ ネットと宇宙開発の未来を描く4篇収録の連作集 ---------------------------------------- こういうノリは大好きだ!(笑)マッシュアップとかコラボレーションとか、そういうリクツじゃなくて、「面白いからやってみっかwww」という軽いノリが最高! 初音ミクとニコニコ動画を彷彿とさせる(というか、まんまw)舞台装置と、そこに集まる無数の名もなき才能たち。それが、あれよあれよと快挙を成し遂げて世界を変えていく様子は痛快このうえない。 いまのニコ動やミクの雰囲気が好きな人にはたまらない作品! でも、それらに興味がない人にはつまらないし、数年~十数年たつと意味が分かりにくくなってしまう危険性はある。 でも、ミクとともに同時代を生きるのに面白さを感じてるのであれば、なにをおいても“今”読んでもらいたい! 始終ニヤニヤしながら読んでいた。最終話に、各短編の登場人物が大集合していくシーンは、ありきたりな手法だけれど、嬉し涙なくしては読めない。傑作だ(笑)!
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ大変嬉しい久しぶりの新作。 意外なアイデアからの宇宙への旅、異星人とのファーストコンタクトという作者の定番が嬉しい。面白く読ませてもらいました。霧子ちゃんも懐かしい。 ただ私はニコ動と初音ミクもあまり興味ないので4話目よりは1~3話が楽しめた。 小隅 黎氏もこの作品を読んで喜んでいるといいですね。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログブートストラップの話があったけど、本作でやっているのがまさにそれで、「ニコニコ的ネットコミュニティに、こんな事件をつっこんだらどうなるか?」を描いた物語と感じた。 なんとも楽天的で頼もしい物語だと思う。 ピアピア動画は、ニコニコ動画ではない(作者の期待の入り交じった理想の姿)ですが、その他の固有名詞(津田大介とか!)は現実とリンクしていたりするので面白いです。
0投稿日: 2012.04.21
powered by ブクログ大変面白かったです。 ただ、ちょっと何もかもが上手く回り過ぎといいますか、、、もうちょっと危機的な起伏があった方が良かったかなあーと。 例えばロケットガールシリーズのような、ふざけてるようで実はSFみたいなスタンスを期待していたので、最初の南極点のピアピア動画なんかは、どストライクだったんですけど、中盤以降はSFというより、ファンタジーのような展開になってしまったのが、個人的にはちょっと物足りなかったです。
0投稿日: 2012.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話題の一作。作者のニコニコ動画と初音ミクへの愛情はすごく伝わりました。お話の成り立ちに関しては首を傾げないでもないのですが、ポジティブなのでよしとしましょう。昔読んだ神林長平の「敵は海賊」シリーズにでてくるラジェンドラをちょっと思い出しました。
0投稿日: 2012.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作者のミクさんへの愛が伝わってきて、ほっこりした。 最後のシーンでハジメテノオトを選ぶあたりが憎い。 あの曲を聞くと涙が出るので、あのシーンで使われると たまったものではなかった。まさかSFで涙するとは。。 またこの本はSFとしても面白かったし、技術が浮いていることなく 登場人物たちに馴染んでいるなと思えたので、違和感無く読了できた。 僕もこの登場人物たちのように熱い思いを忘れることなく、 研究を続けていきたいと思える、そんな本でした。
0投稿日: 2012.04.10
powered by ブクログニコニコ動画的な物をメインに置きつつ人のつながりやらテクノロジーの発展やらを描いていて後半のサプライズも言いし、終わりもすっきりしていて面白かった。余り悪い出来事がないので都合がいい展開だなぁともいえますがそれを気にしなくするくらい内容充実。 言い訳しかしてない解説は蛇足すぎな気がしますが。
0投稿日: 2012.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2012 4/8読了。有隣堂で購入。 ニコニコ動画とニコニコ技術部、初音ミクをモデルに、ユーザ参加型でキャラを神輿に担いで思わぬことを成し遂げる短編を4本収録。 初音ミクをモデルにした小隅レイが発売後、10年くらいとの描写があるので、だいたい今から5年後くらいの近未来が舞台だろうか。 有人宇宙飛行、新種の蜘蛛の糸を使った軌道エレベータ、コンビニの物流ネットワークへの着眼とか、中に出てくる素材が面白いのはもちろんだけど、やっぱりユーザが勢いで思わぬことを成し遂げていくところが、既視感混じりで面白い。ファミマ入店音とか懐かしいネタも出てくるし。 最後、「ハジメテノオト」が引用されるところでは胸熱すぎてうっすら涙ぐんだり。 野尻抱介もともと好きだったけど、これは尻Pとしての経験と結びついて素晴らしいことになっているなあ、と思った。 5年ごとは言わずとも、こういう未来が来るようなニコニコだといいね。
0投稿日: 2012.04.09
powered by ブクログSF的宇宙ホラ話風味のラブストーリーから始まる物語はニコ動とMAKE:とボカロを燃料として一気に加速、ファースト・コンタクトSFとしての脱出速度を獲得した。独特にポップなネットカルチャーの土壌なくしては生まれえない、2011年モードのニッポン・エスエフ。
0投稿日: 2012.04.06
powered by ブクログ彼女にフラれた男のほんの些細な思いつきが、ボーカロイドと動画サイトを経由して、人類を宇宙規模の文明に到達させるという、胸熱ストーリー。 4篇からなる連作は、舞台を変えながら、さまざまな人間の願いを吸収してラストに集結するのだが、終盤は目が潤みっぱなし。 随所に出てくる、ユーモラスな名セリフたちにもしびれる。 技術部の人たちの熱意とノリのよさ、オタク気質のロマンチズムにつられて、終始ドキドキしながら心踊らせて読んだ。 意識生命体「あーや」と、工業用ロボット「R・小隅レイ」が触れあうシーンのなんと感動的なことか! 本作は、「萌え」の皮をかぶったハードSF小説だが、狭義でも、広義でも、完璧なラブストーリーである。 そして全国の、いや、全宇宙の、初音ミク、津田大介ファンにも捧ぐ。 2012年の必読書に決定!!!
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログ2012/3/29読了。星雲賞受賞作。これがSF…単語が難しすぎてまるでわからない。山田悠介とくらべたら偏差値が倍以上違うと思う。でもストーリーが面白い。そしてニコ厨だったらなお楽しめる。ラストに『ハジメテノオト』が引用され、うpされてランキング入りした直後にマイリス登録した古参の自分は、当時を思い出して感慨深い想いにとらわれた。
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
予想以上にニコニ…もとい、ピアピアだった。 実在する動画投稿サイトの仕組みと、ボーカロイドが生み出した「文化」、それと夢あふれる未来を形作るSF的補強つけがうまくマッチして何ともカオスなモノになっている。 ここまで希望的というか楽観的なSFは久々だ。そしてハードSFなのにこのネット文化との親和性の高さw この中には、その二方向だけではなくて、ファーストコンタクトの問題ややり方などについても(他のそれ系ガチSFと比べてはアレだが)言及されていて、特にプロジェクトを成功させるための、広告的方法・オープンソースを用いた全世界的な協力ネットワークとかはとても魅力的。 かつては個人のコネや伝手をたどらないと実現しなかったようなことが、SNSやコミュニケーションサイトでどんどんつながっていくようになるのか。 しかし、こんな楽天的なストーリだーだとどうしてもその暗部を考えたくなるものw 大なるところでは、地球外生命体との接触に係るありとあらゆる危険性。でもここら辺は既存のSFで十分過ぎるほど言われている(と思う)からいいかな。 個人的に思ったのは、例えば作中のようにピアピア動画を利用してプロジェクトを立ち上げたとして、それが注目される可能性は非常に低いのではないかということ。作中の例はまず、ネット上での知名度がぐんと上がったという設定になっているけど、現実のニコニコ動画に上がっている作品のうち再生数10万~は全体の○○%…ということもある。 有名になった→広まった→今、自分が知っている っていう流れで見えているだけで、その裏側には数万倍の気にもとめられていない作品が漂流していると考えると…。 なんか、この1対多っていう構図は、現代の金とか情報とか色々なモノにも言えるような気がする。普遍的な問題なのかね?
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログピアピア動画とボーカロイドの小隅レイに関わる人たちを描いた連作短編SF 実際にある動画サイトとボーカロイドをモデルにした話で、実在する人物も出てくる。はじめはどうなのかなと思ったけど、ちゃんとSFな内容になってて、最終章に今までの話がひとつにまとまっていく感じがとても楽しかった。 読みやすくてとてもいいし、これをきっかけにボーカロイドの曲をよく聴くようになって、いい曲が沢山あるって事も知れたのでこの作品に出会えて良かったとおもう。
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログ野尻抱介「南極点のピアピア動画」読了。最初は小難しいところもあるかなぁと思ったけれど、一気に話が大きくなっていく展開に爆笑w それはさすがに都合がよすぎるよ!とか、そんなにうまくいかねぇよ!とかツッコみながらも、トントン拍子にでかくなっていくお話が愉快愉快。 様々なうんちくを導入しつつ、自らの理想の世界を作り上げる。いやはや、SF作家って素敵だなぁw 野尻さんは自らも「尻P」として「ニコニコ技術部」に動画を投稿しており、ニコ動の「ノリ」にドップリ浸かっている。その「ノリ」に大きな可能性を見ているのだろうなぁ。 そして、思った以上に初音ミク小説であった。ミクさんが原動力になってプロジェクトが進み、そしてしまいには…。ミクさんファンの方は手を出してみることをお勧めする。 「ブートストラップ」の考え方を使った「ピアピア工場」の概念がなんか面白かったかな。最初はぴんとこなかったけれど、要は材料さえ用意すれば勝手に組み上げて大きな物が作れちゃう、ということなのね。
0投稿日: 2012.03.19
powered by ブクログなんというか、ここまで元ネタのわかる小説っていいのか? という疑問のほうが先にきたり。 いろんな所でしっかりSFしてるのでハヤカワなんだろうな、と。 もうちょっとキャラよりになればもっとライト系のレーベルでなければ 合わなかったとおもうし、結構ギリギりな線ではないかと。 ま、面白いのでいいんですが。 最後はイカロスだよなぁ。。。と思いながら。
0投稿日: 2012.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これはいろんな意味での若い世代に伝えるSignが散りばめられているものであった。特に個人的には小学生向けに将来を託す上で良い本だと思った。 理想どおりに現実が運ぶことはない。 しかし、夢見ることが出来るのならば、此の様にして夢が叶えられれば良いと思った。 それは、本当にわずかばかりの希望である。 作中に出てくる、「あーや」は鈴木貫太郎首相のように公正無私の人柄として登場した。 (鈴木貫太郎氏は、事件において銃弾を食らうも蘇生術…(自動車教習所で習う心肺蘇生術も含めた技術の水平展開により、救急搬送される重篤な状態での致死率の低下に貢献した。AEDの普及もこれに準じているが、心肺蘇生法は生存の可能性を高める技術として防災上非常に大切だ。)により、命を長らえ復帰した人物である。) しかし、哀しいかな作中で一文のみでしか触れられなかったが、異性に対して性的接触を目的にして倫理行為の逸脱をする輩は将来大量に出てくるのだろうなあと思った次第。 そういうことを声高に叫ぶのは大抵の場合、経済的利益を得るレッテル張り屋なのであろうが…。 作中で、ポエム(偈文・詞)がちゃんと掲載されているあたり、万葉集から続く二十一代集とも言われるポエム文化を形成してきた日本人にとって素直に良いと思った。本来は喉頭による音韻の発声によって、その発声の抑揚や動作、ニュアンスといったものまで含めての伝統文化であるから、作中に登場したポエムはボーカロイドシンセとしての役割をちゃんと曲としての役割にしたと思う。 皮肉にもぼっちコミュニティ…山林修行者コミュニティを表舞台に登場させて良いものか悩んだが、廃仏毀釈暴動から既に100年は経過している。 山林修行者コミュニティと言っても加持祈祷の様なスピリチュアルの類ではなく、観察に基づく農耕や漁労・天文といった技術の継承であり、スピリチュアルを売りにするのは胡散臭いので近づかないようにしたい。 レッテル貼り屋が幅をきかせ暴力を論理的に肯定していくことで、1秒後の自らもまた暴力に巻き込まれていくのを回避できない状態であり、なんとなく生きていていいのだという民主主義を否定するものだなあと、思った次第。 秋葉原や全国にいる、定番刀の様に目立たぬようにいる黒衣のオタクが今の山林修行者コミュニティであるが…彼らはただ単にロボット…いや、新生児に「人」としての心を育てるために何をすれば良いのか考えている。 山林修行者コミュニティは、「自己とは何か」を自分自身を観察することによって見つけようとする。それは、古えから続けられてきた。日本人の修行形態である。 わかりやすく言えば…日本人はよく、○○道という形態によって伝えられる。 剣道・弓道・空手道・柔道・等の武芸を基礎としたものから、茶道や華道、香道といった文化的なものまで。 産総研のロボットもこれらのArchetypeTechnologyが使用されている。 現代朱子学の系譜とはまた別に続くこれらの系譜は、カブク場所としてのニコニコ動画を素直に捉えていた。 とてもジョークが利いて、面白い作品であった。 もし、私達が未来をデザインすることが出来るのならば、自然に学ぶ(真似する)という行為が、21世紀の現代も大切であると思った。 野山に親しみ失敗と成功の中で人として完成していく。 朱子学論理による経済成功のみが正しいのではなく、人としてあるべき姿というのは、どういうことか、考えるのは人の心次第。 願うならば、それが原理主義に偏ることなく、同じく人間として有りたいと思う。
0投稿日: 2012.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ピアピア動画」というどこかで聞いたような名前の動画サイトのユーザーが、ボーカロイド「小隅レイ」を中心に色々ととんでもないことを成し遂げていくSF小説。 全4話の連作短編になっていて、どの話もしっかりSFしていますので予備知識なしでも十分楽しめると思いますが、ニコニコ動画と初音ミク界隈が好きな方はよりニヤニヤしながら読めるのではないでしょうか。 一番好きなのは3話目の「唄う潜水艦とピアピア動画」。 3話後半から4話目ラストまでの怒涛の展開には震えました。 そして初音ミクのある曲の歌詞が引用されたシーンでの感動といったら! 明るく楽観的な世界観も小説だからこそで、いいですね。 (2012年3月7日購入・読み始め、2012年3月16日読了)
0投稿日: 2012.03.16
powered by ブクログ久々の尻Pの新作! インフルエンザで出社できなかったので、のんびりと布団で読了した。 本作は連作短編集。タイトルから窺い知れるように、ニコニコ動画を思わせる動画共有サイトと、ニコ技を思わせる作ってみた系の人たちを中心に、俺の嫁が縦横無尽の大活躍をする、ウィリアム・ギブソンの『あいどる』ばりな快作である。 122ページでは涙が出ましたね。 ニコニコ動画の最良の部分をSF方向に純粋培養させてみたらこうなった! な感じが、明るい未来を予見させて非常に元気になります。あーやたんマジ天使!
0投稿日: 2012.03.15
powered by ブクログニコニコ動画と初音ミクに心酔している人は絶対に読むべき。逆に動画サイトやボーカロイドに興味がない人には、なんのこっちゃな小説かもしれない。 状況にブレイクスルーを与えるきっかけが突拍子もなかったりするけど、それも含めてきっちりSF。情報や状況が拡散していく様子が、とにかく気持ちいい。決してノリだけで書かれた小説ではなく、ちゃんとSFになっている。それでいて決して難しくはなく、物語の拡散にあわせてどんどん読み進められます。かなりオススメです。
0投稿日: 2012.03.13
powered by ブクログ面白かった。 都合よく話が進んで明るい未来が待ってるのって一周回って新鮮な気がする。どうせ未来の事なんて分からないんだから、明日はきっといい日だって信じてたほうがきっと幸せだよ。 と、思った。
1投稿日: 2012.03.13
powered by ブクログ書き下ろし短編における「こういうことになるよな」感と、前3つの短編が集約していく様子に魂が震えた。 ところで、これは『ふわふわの泉』復刊への布石ですか?
0投稿日: 2012.03.12
powered by ブクログニコニコ動画や、初音ミクをあまり知らなくても充分に楽しめるSF。夢があって、とても素晴らしい。しかし、ゾラックでにやにやする人の割合はどれくらいいるのだろうか(JPホーガン、ガニメデの優しい巨人)。 今、この時代に読むことをお勧めします。ファミマで初音ミクコラボもあるらしいし(笑)。
0投稿日: 2012.03.12
powered by ブクログR小隅先生を萌え化するなんて、、(^_^;) 実名満載なので、リアルタイムで読むことをオススメします。
0投稿日: 2012.03.11
powered by ブクログ日本のSFの良作を読んだ。 超近未来のSF。 余計な描写が少ないのでテンポが良い。 科学的な説明とかがわからない人は「そういうものだ」という風に読めばいい。そこは重要じゃないから。 伏線の張り方もわかりやすくて、「見えてますけど~」と言いたくなるぐらい。 だが、それがいい。
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログこれは良かった。掛け値なしに良作。 褒めるところは沢山あるのですが、まずは概括を。 この小説は現在の私の感性からして、最も「SFらしくない」SFでした。 というのも、 作品内で扱われている幾つかの要素は明らかに現実に存在するものをそのままぶっこ抜いてきたものです。それらが現在あるがままのスタンスを維持しつつ、突然変異の如き超飛躍を達成して、いくつものSF的現実を生み出していく。 この、今ある現実がそのまま発展した先にある未来、という作品の形態自体は、多分SFというジャンルと不可分なものだと思います。 蒸気機関からAI、ユビキタスまで、新たな文明や状況の出現は常に作家のインスピレーション(妄想)を喚起し、名作を生んできたことでしょう。そしてそれは、書かれた時代当時の人間にとっては、単なる一創作以上の意味を持つものです。というのも、 例えば我々が今スチームパンクや火星や月紀行ものを読んでも、それらは良く出来たIFの域を超えません。(勿論その限りで作者の先見性に瞠目するということもしばしばあるのですが)しかし、当時の人々にとってそれらは完全に非現実のフィルターは被せられていない。何せ作品に登場するガジェットは現在存在するものの延長線上にあるのですから。つまり、作品は今ある現実から整合性や妥当性の支援を受けることができるのです。 とはいえ、「まぁ、あるかも知れないね、そんな未来も」というくらいのテンションで読む人がほとんどでしょう。それはその人にとってのリアルの違いが生むものです。サラリーマンものやジュブナイルにのめり込む人がいるのと同じように、その人が自分にとってリアルだと思う現実の側面は人によって違うから、ITの最先端をリアルだと感じない人には、この手の作品は多分ピンとこないことでしょう。 ところで…かく言う僕はそれほどITに入れ込んでいるわけではありません。 にも関わらず、さこの作品には多大なリアルを感じました。それは多分に、この作品の中に登場するピアピア動画によるところがあるでしょう。 これは作品の感想というよりは私感なのですが、私はこのピアピア動画が内包する可能性をかなり感じています。それはこの動画コンテンツを少し巡ればわかることです。ここでは最小で一個人、多くて数人の小さな集団の群が、営利の絡まない形で様々な創造的活動をしている。驚くべきはその質や独創性で、このまま商品化してもいいんじゃないかというようなプロ顔負けのものから、この制作者は何を考えてこんなものを作り上げたのか、というような、所謂「才能の無駄使い」まで、本当に様々な創造が花開いている。 金のかかった巨大なプロジェクトや、名の通ったアーティストばかりが大々的に宣伝される一方、無名の個人がこれほど健闘している、しかも非営利で、という現実は、集団から離れた個人の持つ可能性を信じさせてくれます。そしてそれら可能性の群が、「個人のまま」関わりを持ち会えば、この小説の中で描かれているような奇跡も、容易く引き起こしてしまうのではないか。そう信じさせてくれる勢いが、いまのニコニコ動画にはあります。 そしてこれはまた、営利が必然的に絡む技術発展という、現状の閉塞性に対するアンチテーゼでもあります。 もはや企業や国家が純粋に利益追求の為に開発を行う未来に希望が持てなくなった今、このニコニコ動画の如きコンテンツの発信は突破口となりそうです。 いつか才能を持て余した暇な個人が「面白いと思った。反省はしている」そんな粋な文句と共に未来を魔改造してくれる時代がくるかもしれない。この作品はそんな時代の青写真として、単なるSFの一作品以上の価値を持っています。勿論僕の買い被り(妄想)かもしれませんが。 さて、そんなまだるっこい背景を抜きにしても勿論この作品、面白い。四部構成ですが、それぞれの話がきちんと完結しつつ、相互に関わりあってる。最終的にかなりぶっ飛んだ状況を展開しますが、各部分で挿入された、ランドマークのような見慣れた要素が、そんな状況にどこか親近感を与えてくれます。宇宙ステーションにもファミマくらいあるよな…とか思わず染み染みしてしまった。 好い加減長いんで止めますが、やっぱりこの作品好きですねぇ。表紙もかわいいし。レイたんミク亜種認定はまだでしょうか。期待。
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ久しくSFを読んでいなかったことに気がついた。と言ってもこの本は結構のんきなSFなんだけど、だがそこが面白い。ニコ動とミクさんという、世界でも異質な存在は、それ自体がSFかもなと思う次第。 非常に面白かった。あとでもう一度読みたいくらいに。
0投稿日: 2012.03.07
powered by ブクログ野尻さんファンでボカロ好きニコニコ好きなら読まない手は無いですよねw 潜水艦のだけはSFマガジンで読みましたが、通して読むと時間軸もわかりより面白く感じました。 ハジメテノオトのシーンはちょっとうるっと来ました。 あの曲はやっぱり特別だなぁと。 沈黙のフライバイよりちょっと柔らかく明るい未来を見せてくれるSFの良作だと思います。
0投稿日: 2012.03.05
powered by ブクログすごくおもしろくてその日のうちに読めた。 僕ってこんなに読むの速かったかしらってぐらい。 同時に科学やITの意味の知らない言葉も多く出てきて、その点も勉強になった。 野尻さんの他の本が、こんなに読みやすいなら、読んでみたいと思う。 「太陽の簒奪者」とか。 SFっておもしろいんですね。
0投稿日: 2012.03.05
powered by ブクログ作者がニコ厨だって言うのがあるだろうけど、ミクとかニコ動と絡めて紹介されすぎな気がする。 そんなの取っ払っても、ほんわかして優しく、楽しいSF。 このノリ(特に最初の2編の)を楽しいと思うか、悪ふざけ、内輪受け、夢物語と思うかによって評価は分かれると思うけど、私はこういう愛すべき馬鹿者どもは大好きだなぁ。SFは何でも描けるけど、夢を語るにはいい媒体だし。 ハードSF作家ですから、設定もきっちりとしている。ファースト・コンタクトの手順もばっちり。小隅レイというノイズが入りましたけど。 まぁ、名作というよりは佳品でしょうか。 ところで、「R・小隅レイ」のところで、9割は「やぁは。R・田中一郎君だよ」を思い出したのではないでしょうか? アシモフの方ではなく (゚∀゚)
0投稿日: 2012.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
技術部の「とりあえずやってみようぜ」の行動が 未来を作っていくところに希望がものすごい感じられて楽しかったなー。 拡散手段がコンビニ配送だったりして ちゃんとSFしているのに身近なもののおかげで これって自分たちの未来なんじゃね? と思える。 短編集のようで実は最後につながっているのは、 技術はちゃんと事前に用意しておかないといけないんだぞ というところに通じそう
1投稿日: 2012.03.05
powered by ブクログ身近な話題でしっかりSFしています。 もしも、市井の人が作るコンテンツ、テクノロジー、それに紐付いて産まれた思想体系、端的に言うなら「物語」が、社会を作って行くとしたら。動画サイトや、ボーカロイドによって「繋がった」人たちは、どこへ向かうのか、あるいはどう行動していくのか。 この5年ほど、「user generated content」って言葉が一気に盛り上がって来ましたが、それをSFに取り込んでいる作品や、その未来像を描いている作品は、ワシの知る限りまだ寡作ですので、そのひとつの可能性・未来を読めるのは、それだけで楽しいものです。 本作は、とある動画サイトと、とある音声合成ソフトをモチーフにしていますが、主題は先述の通り「UGCによって社会が構築されていく世界」が書き込まれており、動画サイトやボーカロイドは、その具現化を象徴するテクノロジー、といった感。 表題作を含む四つの物語は、互いに影響し伏線が張り巡らされていますが、それぞれが非常に個性的です。察するに、「あ、これとこれを結びつけたら面白いんじゃね?」って閃きから大風呂敷を広げていったんだろうな、という作品ばかりで、まさに本作を表した際に山本弘氏が言っていた「SFとは筋が通ったバカ話である」を地でいっている感です。 空気感としては楽観的すぎるきらいもあり、世界観には偏執的なものを感じなくもないです。また、物語の展開の中で端折りすぎかな、と思う箇所もありますが、テンポを出すにはこうなってしまうのかもしれません(素人目線です)。 そのように気になるところはあれど、日頃からモチーフになっている動画サイトやボーカロイドに親しんでいるだけに、この物語の示す未来は痛快ですし、あり得る将来の提示として面白いです。
0投稿日: 2012.03.04
powered by ブクログ前向きで明るい宇宙系SF。 ニコ厨で有名な野尻さん(失礼だったらごめんなさい)の作品なので、ニコ動、ボカロ好きはSFに興味なくとも読んで損はない楽しい作品。 良い意味でも悪い意味でも3.11以降は近未来といえば作家が図らずも重苦しい雰囲気の物語が増えた気がするが、その中でもある意味脳天気で明るい力強さを感じることのできる一作。それはGoogleがCMで初音ミクを採用したように、”繋がる”ことの大きな力。 圧倒的な“才能の無駄遣い”の集合知は本人たちすら思いもしない躍進的な一歩を繰り出すのかもしれない。
0投稿日: 2012.03.01
powered by ブクログ野尻抱介さん5年ぶりの新刊です。Amazon での予約開始直後に注文したはずだったのですが、みごとに konozama を食らってしまいました。 まあ、ワンカップPさんの動画を思い出して、なんだか懐かしい気持ちになりましたけどね。こういう状況ですら楽しんじゃおう!というノリは、きっと人生を面白いものにするのではないかと思います。 ……というわけで、つい先程読み終わりましたので、さっそくレビューさせて頂きます。 [続き] http://wildhawkfield.blogspot.com/2012/02/blog-post_26.html
0投稿日: 2012.02.27
powered by ブクログこの著者の作品は、とても好きな作品ばっかりだったのだけど、人気が出て疲れたのか、ひどく寡作になって、その後ニコニコ動画にはまっていることをしるとともに、羽ばたいて飛ぶぱんつとかやってて、なにしてんだーってカンジだった。楽しそうだったけど。 新作はでないし、もう働かないで済むだけ稼いじゃったのかなぁとか、下世話なことを考えてたり。 で、ひさしぶりに出た作品が、南極点のピアピア動画って、いかにもニコニコ動画的なタイトルと、初音ミク的なキャラ絵の本作。 正直なところ、う~んって思いがなかっとは言わない。 でも、読み進めてみると、しっかりとした骨格のあるSFだった。 むしろ、ニコニコ動画的な、コラボというか、そのSNSを介したた人間のつながりと動きという実態を見ているだけに、よりリアルに作品を理解できた気がする。 たとえばだけど、これを10年前に読んだとして、この物語をなす人間同士のつながりというか、盛り上がりを理解できるだけのものはもていなかったと思う。 この物語が普遍性を持って生き残っていくのか、それともはやりものを扱っただけの作品なのかは、正直自分は分からない。 それでも、現代のネットワーク上にあるモノと事象を知りつつみるこの作品は、それ故に今の時間にリニアにつながっているように見せてくれて、現実の拡張した先にきれいにSFを演出してくれているように見えて、とてもワクワクして読んだ。 表紙とタイトルで誤解を生みそうだけれども、それは本当にもったいない。 短編で徐々に広がっていく風呂敷と、その後きれいにまとめるさまは、見事というか、本当にすごい。 多くの場合、壮大過ぎるとチープになることもあるのに、すべてがすっかりかみ合っている感じ。 これは楽しいし、心地いい!
0投稿日: 2012.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思えば「神秘の島」のサイラス・スミス技師も、「キャプテンフューチャー」ことカーティス・ニュートンも、「こんなこともあろうかと」(実際言ってないらしいけど)の真田さんも、その卓越した科学の知識で困難を切り抜け事件を解決してきたというのに、だ。 いつから科学はワルモノになって、自然がイイモノになってしまったのだろう。SFの世界の中でさえも。 ―――てなことをもいもいと考えていたので、だからこそ、明るい未来を謳ってくれる「技術の無駄遣い」な、このシリーズが一冊の本にまとまったことは嬉しかった。しかも書き下ろしつきで! ニコ動ユーザー、とかもボカロことボーカロイドのファンでないと(ある程度の知識がないと)、さっぱり話がわからないだろうということや、登場人物が全員「好意の人」であり、善人すぎる。ご都合主義的だという面は確かにあるにしても、だ。 かくいう自分も相当のニコ厨であり、ボカロ好きではあるけれど、ただ、一番印象に残ったのは「コンビニエンスなピアピア動画」で、主人公が「真空殺虫器に適応した新種の蜘蛛を発見する」場面。 ここだった。 ヒロインにとっては「ただの蜘蛛」だったものが、知識を持った主人公が見れば違うものになる。 さかなクンが絶滅したと思われたクロマスを「発見」できたのは、彼がマスに関する膨大な知識を持ち、鋭い観察眼を持っていたからに他ならなかったのと同様に、「正しい知識を持つ(身につける)」ことの大切さ、自分の周囲の事象に論理的に敏感であることがいかに大切であるかということを痛感させられたのだ。ここで。 そして「星間文明とピアピア動画」。あーやきゅあにネコ耳つけてなんになるんだ、というつっこみに対して、山下が言い放った台詞が、学生時代の文化人類学の教授が言い放った言葉と一緒だったので――― その教授のいわく。 「人間と動物の最大の違いはですね。人間は、オトナになってもムダなことをするんですよ。つまり、遊ぶんです。生存に直接関係がない、ムダなことばっかりするのが人間なんです。わかりますか? 動物は真面目なんです」 科学と技術の無駄使いをしている限り(フリーソフトに物理演算積むとか、キューブサットにミクのっけて打ち上げて、ネギふらせるとかね!)、未来は明るく、楽しいものになるはずだ。 ……それにしても、「星間文明と……」は、あれは反則というか卑怯すぎるなあ。また電車の中で目を真っ赤にしている怪しい人になってしまったじゃないか……。MMDであーやモデル早くでないかなー。
0投稿日: 2012.02.26
powered by ブクログ子供のころにドラえもんを読んで夢見ていたような輝かしい未来を、今の時代からもう一度語り直したような本だと思った。震災後の日本のこの状況のなかで、明るく希望に満ちた未来を脳天気に力強く描く物語が生まれたことは価値がある。
0投稿日: 2012.02.25
powered by ブクログ「ニコ動を知っている人も知らない人も…」なんていう安易な感想の枕詞を思い浮かべつつ読み始めたら、実態はそんな軟派なものじゃなくて正真正銘、ニコ動ユーザーとボカロを知る人に向けたニコ動ボカロ賛美SF小説だった。ニコ厨かつボカロ好きかつSF読者でこれを読まないのはもったいなさ過ぎる。いろんな意味で刹那的な作品。
0投稿日: 2012.02.24
