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イニシエーション・ラブ
イニシエーション・ラブ
乾くるみ/文藝春秋
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総合評価

3233件)
3.5
556
990
958
343
121
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    「どんでん返しがあるミステリー」といった内容で紹介されており、手に取った。 あまり馴染みのない恋愛モノということもあり、読み進めるのが途中から面倒であったが、一番最後で「???」となった。「ミステリー」なのかといわれると疑問ではあるが、どんでん返しはたしかに引っかかってしまった。(途中で違和感は感じていたが、最後まで気付けなかった。)

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の二行目に鳥肌がたった。 最初は凄く幸せな2人の物語だと思っていたが、人間とは愚かなもので、慣れたり当たり前だと勘違いした途端に、相手のことを大切に思う気持ちがなくなってしまうんだなと悲しい気持ちになった。鈴木は最初消極的であまり女性との関係もなく、マユちゃんのおかげで容姿だったり考え方を変えれたというのに初心の心を忘れて自分に芯がない男だなと感じた。 イニシエーションというように通過儀礼として相手を大切にしない場合、誰からも大切にされないんだなと凄く怖くなった。 2回目を読むと更に困惑して、実はマユちゃんも浮気をしていたのではないかと疑惑が上がってくる。これを見ると真実の愛が何なのか分からなくて凄く深い話だと感じた。

    0
    投稿日: 2025.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 結末は知っていたが乾氏の他作品を読み終わり、原点に戻ろうと改めて読んでみた。 結末を知っているので伏線などを確認しながら読み進めたが、確かに初めて読むと最後の2行に驚かされるが、それ以外はこんなに性描写が多かったかなと感じた。 夕樹と繭子の初体験シーンもあそこまでページ数を使わずとも良いのではないかと。読んでいて若干胃もたれする感じは否めなかった。 乾氏の初期作品を読んだ後に本作を再読すると彼の随所で性描写が出てくるので彼の特徴ではないかと感じてしまう。 結局、純粋に恋愛をしていたのは夕樹だけであった。しかし繭子と辰也が恋愛に貪欲なのも頷けた

    2
    投稿日: 2025.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の2行に辿り着く前に「もしや」と思って、読み進めながら頭の中でパズルを埋めていき、そして最後に「やっぱりね」となった。 ところどころ気になるモノ・コトに注目すると面白かった。映画も気になる。

    0
    投稿日: 2025.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確かに最後から2行目で「誰?!」ってなった。こういうのは初めて。あ、話2個だったんね、なるほど、だからあんなに違和感あったんだと納得。鈴木くん、えらそうな奴になったなぁと思ったら、違う鈴木、だからかー。 時代が昭和すぎて、なつかしいし、ちょっと分からんしで、何かそういうのや、けっこう濃い恋愛話に気持ちをうまく逸らされて、最後まで上手にだまされてしまった。

    0
    投稿日: 2025.11.18
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    途中、そっち系の描写が多く、ヤケに長く尺をとるんだなーと思った。とは言え、最後に全てがわかったときは、「やられた~」と思った。正直まったく予想がつかなかったオチで、お見事だと拍手をおくりたい。ただ、読み直そうとは思わない。

    1
    投稿日: 2025.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    呼び方の無理矢理感があるなと思ったらそいうことかと繋がり衝撃を受けた。こうも2行で感想が変わる小説に出会えて嬉しい。2度読み必須。忘れた頃に読みたい。

    1
    投稿日: 2025.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結局マユも"たっくん"を自分の思い通りにしようとしているところが、結局'たっくん'と同じようだなと思った。

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    マユに出会ったのは数合わせで行った合コンだった。彼女に一目惚れした鈴木は次第に彼女との仲を深め親密な関係になっていくが… 二度読み必須の恋愛ミステリ小説 一回目に読み終わった時の感想は「???」 確実に頭の上にくっきりとクエッションマークが浮かんでいたと思います。300ページ弱読んだ内容を頭の中で反芻しながらこれは何の話だったのか?そんなことを感じました。 もちろん「タック」や鈴木が東京に行ってからの性格が一変したことには違和感を感じていましたが、結末を知った上で二回目を読み終わった後は感嘆と驚愕!一回目と全く同じ文を読んでいるのに頭の中の人物像は全く異なり、完全に別の物語になりました。会話の中で覚えた少しの違和感それらが二回目は点となり物語のプロットに綺麗に繋がっており、逆になぜ一回目はスラスラと一人の人物の話だと思ってしまったのかという気持ちに襲われます。 性描写が多い恋愛物語ですし、後半は鈴木に腹が煮え繰り返りそうな思いをするので途中リタイヤ者も出そうですが、疲れ切ってでも最後まで読み切った読者が得られる結末がこのようなものでよかったです!

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    映画未視聴。 最初らへんは普通の恋愛要素満点の小説って感じで、合コンに代打で呼ばれた鈴木が一人の女性繭子に好意を寄せて彼女に好かれようと努力していく話で少し退屈する人はいそう。 大きく2つの章に分かれていて上手く話を作ったなと言う印象。途中から主人公の性格ちょっと変わってない?と違和感を持って読んでいたが、噂の最後の2行を読んだ時もその意味が分からなかった。 再読の余地ありそうだが、解説等見て意味が分かると深い。一見してみると鈴木と繭子を取り巻く恋愛模様を描いた話に見えるが、思ったより繭子が巧みな悪女で鈴木も悪だった。映画もぜひ視聴してみたくなった。

    10
    投稿日: 2025.11.06
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    流石に考察見ないとわからなかった。 騙された点では驚きだが、自身の恋愛観に照らすと、恋愛ものが好きではないからか、あまり好みではなかった印象。 ただ読み進めるペースが早かったため没入感はすごかったと思える。 叙述トリックの面もすごいなと感じた。  

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    読んでて嫌な気持ちになることもあるけど、評判通り最後の展開にはびっくりする。意味がわからない、、なんかずっと心臓がドキドキしてるし、凄い、、余韻もすごい、なにこれって感じ、、意味わからない、、、

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    面白かった。 そもそも普段恋愛小説的なものを読まないので新鮮でした。 正直ラストが衝撃ということでおすすめされていたため、予測はできましたがやっぱりか、という爽快感がありました。(何も知らないまま読みたかった、、) それを抜きにしてもイニシエーション・ラブの考え方は勉強になりました。

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    最初は恋愛小説だと思って読んでしまったため、最低男の最低恋愛が綴ってあるつまらない小説、まぁ現実は上手くいく恋愛ばっかりじゃないよね。くらいの感想で一度手放した本だったのですが「ほんタメ」でミステリーとして紹介されていたので、読み直したところ、10何年振りにやっとどんでん返し作品であることに気がつきました。いやはや人間の思い込みとは恐ろしいものですね。全く謎のある作品とは思わせない物語で非常に驚きのラスト一文でした。 ただ本当に中身の恋愛部分はラスト含めて最低なので、ハッピーさは不要で嫌ミスを求めている方にオススメかも。時代描写が古いのでこの時代の青春の思い出を感じたい人にもいいかもしれません。

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    ジッタリンジンのプレゼントが読み終えた後流れる小説である おしまい 男が読むと辛いのである 以上 青春なんてこんなものである 終幕(ボーン) これはあくまで恋愛小説である 完

    23
    投稿日: 2025.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    男側の浮気描写を読んでいる最中はすごく胸糞に感じたのに、最後どんでん返しで女側もって分かった途端なんか安心してしまった笑 自分をマユに投影して読んでいたからだと思うが、恋人に不安を感じているからといって浮気することで安心感を得ようとする節があるので自分は浮気者予備軍だなぁと痛感した。

    0
    投稿日: 2025.10.30
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    とても面白かった。 事前情報なしで読みたかったとも思ったけど、知らないままだったら手には取らなかっただろうし、こんな前のめりで読むこともなかっただろうな。 しっかり裏切られました。 衝撃的な内容だけど、でもリアルなんだよな。 トリックもすごいけど、単純に文章も読みやすかったし、色々感じる部分もあった。 語り手の思考もなんかリアリティ感じるというか、そういう気質の人の思考ってこうなんだって、恐怖も感じた。

    1
    投稿日: 2025.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさかでした!! 後半からおかしいなとは思いましたが まさかの別人! そして、そっちが二股かいと!! おそろしき女子でした。 解説等をみて しっかり理解した記憶があります。 時系列、そゆことやったのかと。 伏線見事です。 他の方がおっしゃられてるような どんでん返しまでの退屈感は 僕はなかったです。 若輩者ゆえにか?笑 おそらく今年に読んでますが 記録し忘れなので 今日の日付になってしまいますが しときます。

    1
    投稿日: 2025.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かなり昔のガキ使の葉書トークで、二股をしてもバレない方法を教えてください。に対して、同じあだ名で例えば「ニキータ」に統一すれば間違えないと。 ただ喧嘩して集って話し合うとなったときに、「ニキータ、君の気持ちもわかるがこっちのニキータの気持ちも、プルルル、もしもし?ニキータ?!」 というカオスなくだりがあり、腹を抱えて笑ったのを覚えている。 マユのたっくんAB面使いを知ったときは怖〜っとなりつつ、読み返すほどこりゃ敵わんと関心。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

     友人から勧められて手に取った一冊。  読了して仕掛けを理解したときの感想は「クッソ腹立つ………(笑)」だった。ミステリー小説としては褒め言葉です。  率直に言うと、くだんの「最後から2行目」までは三文小説だった。  20代前半の比較的ありきたりな恋愛話(とはいえ時代設定はけっこう古め)なのだが、人情ドラマにもかかわらず一義的な状況/行動描写と台詞ばかりに終始する文章で、わざとか?と思うほどに心情描写や修辞表現が排されている。読み物としてはまったく面白くなかった。一人称視点ゆえ、主人公のキャラクターを考えたら妥当だという気もしないでもないけれど、250ページにわたり「何を読まされてんだ……???」と思ってしまっていた。たとえるなら、インスタ相互フォローではあるけど大して仲良くない知り合いの恋バナの顛末を延々聞かされている気分。わたし個人の気質的な問題かもしれないけど。  人から勧められた本でなければ、たぶん途中で読むのを辞めていた。数ページ読んでは放置して、を繰り返すこと半年ほど、やっとこさ最後のページにたどり着いた。  つまるところ、これはわたしが勝手に罠にかかっていただけだった。「おもんねぇ……」と思いながらちまちま斜め読みすれば、当然ミステリーに対する洞察力はゼロになる。な〜にも考えず適当に読んだせいで、まんまと術中にハマってしまった。  北風と太陽でいえば太陽のやり口だ。ものの見事にどんでん返されたし、いろいろと腑に落ちたけど、半年かけてじっくり一杯食わされたと思うとやっぱり腹立つ……(笑)  これは適当な推測というか悔し紛れの妄言に過ぎないのだけれど、読み物としてつまらないのは本当にわざと、つまりあえて狙ってそう書かれた三文小説だったんじゃないだろうか?  極端な話、あの恋愛話が江國香織ばりの手練れの文体で書かれていたら……たぶん、ストーリー描写で十分お腹いっぱいになって、叙述トリックはオマケになってしまっていただろう。そこまででなくとも、どんでん返しをどんでん返したらしめるには、トリックが主役になる必要がある。純粋な読み物パートは、舞台装置かつ前座でなければならない。  もし本当に、コンテンツの質を意図的に下げることで、仕込んだネタとのコントラストを演出し、「実はあれ、ぜーんぶ手品道具でした☆」という叙述トリック全振りの一点賭けの作品に仕立てていたならば、作者はそうとうイカれている。ただ、この作者はメフィスト賞出身とのことなので、それくらいやってもおかしくないとわたしは思っている。  もっとも、イカれてるのがわたしの感性の方だったら、この話はただの悪口になるわけだが。  小説という媒体である以上、狙いはどうであれ読書体験そのものを蔑ろにされるのはあまり好ましく思えない。意図していないなら尚更ね。かなり趣深い(多義)とは思ったけど、面白いか否かはうまく言い切れないし、好きにはならなかった。  ただ、見事にしてやられたのも事実。ある意味めちゃめちゃ痛快なミステリー小説といえるかもしれない。  評価するのがこうも難しい作品も珍しい…………捉えようによって☆5にも☆1にもなりうるので、間をとって☆3にしておきます。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の二行のどんでん返しが話題と聞いて手に取った一冊。 多少の違和感は覚えつつも、読んでいる間は同一人物でないことを見抜けなかった。 読み終えて考察を見返すと、時系列の巧妙な構成に納得し、繭子という女性のしたたかさに驚かされた。 世代の違いもあって、鈴木Aパートはやや退屈に感じた。特に合コンでのマジックネタの押しや、性的描写の長さは少しくどく感じたものの、全体として構成の緻密さと心理トリックの巧みさには唸らされた。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで仕掛けに全く気が付かず、ラストに衝撃を受けた。鈴木が別の人物だと分かったとき、感じていた微妙な違和感が腑に落ちてスッキリした。 ただ、自分の場合最後の2行ではすぐには分からず、まとめサイトを見てだんだん真相が見えてきたので、読んですぐにすっきりという感じではなかった。 1980年代の時代設定と舞台である静岡について詳しく描写されていたが、そのあたりに馴染みがないため描写の意図が読み取れないなぁと感じてしまった。

    0
    投稿日: 2025.10.24
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    あまり読み返すことをしない私には、考察サイト必須の小説だった。笑 ラスト2行、我慢して正解 すごい衝撃&混乱

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    約40年近く前の、携帯電話もなく国鉄がJRになる頃の20代の恋愛小説。当時の若者の恋愛小説として読んでも面白いし胸がうたれます。 再読必至の意味を考えながら読みましたが、気になる箇所はあったものの仕掛けには全く気づかず、読み終わってから、数々の仕掛けになるほど、うまく騙されました。

    9
    投稿日: 2025.10.19
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    どんでん返し系小説② 「え、あれ?ん?」。最後の2行読んだ時の率直な感想。頭の理解が追いつかなくて、最後の解説見ながら何回もページ戻って全て理解した時、「うわ、この本すご。」って思った。 最後の最後まで何の捻りもない恋愛話。それなのに、いつの間にか巧妙な叙述トリックに踊らされてた。面白すぎた小説。

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    いや見事にやられた。最後の2行にやられた。これは再読するわな。まさかまさかの展開だよ。見事な叙述トリックだわ。見事に騙されました。引っかかりました。また読み直そうと思います。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世にありふれている「浮気」というものを題材にしていた。そのため、小説の設定自体は全く現実離れしていないのだが、時系列と語り手を入れ替えることにより、摩訶不思議な読書体験をすることができた。「繭子の妙な余裕(鈴木を翻弄しているところ)」や「語り手の性格の移り変わり」など違和感は存在したのだが、主要となるトリックを見抜くことはできなかった。恋愛をテーマにしていて、登場人物に容易に感情移入してしまったため、裏切られた時の衝撃は大きかった。純粋さ、狡猾さが螺旋状に絡まり合った物語で、正直自分にはどの登場人物も非難することはできないと思った。もしかしたらミステリー好きの人からしたらわかりやすいトリックだったかもしれないが、読書経験の浅い自分からしたら衝撃的な作品だった。まさにこの小説は、イニシエーションノベルと言えるかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.10.13
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    一通り読み終えた後に一拍遅れて、 ん…????いや、おまだれ!?!? ってなりました 笑 叙述トリックの洗練を受けた後に、もう1回読み返さな!って気持ちになりました。 交互にね…

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーと聞いていたから「いつ誰が死ぬんだろう^^」と読み進めてたけど、 長くはないページが減っていく中で 一向に誰も死ぬ気配がない。 自分のミステリーのイメージって 狭いなと思った。 だけど、んー 叙述トリック… 恋愛は主軸じゃないにしても、 何となく いろいろ 中途半端だな…という印象。 読み返した上でいろいろ「?」はあるけれど、 一番の疑問は 「何でタイトル、イニシエーション・ラブにしたんだろう?」。 イニシエーション = 通過儀礼 本書を、 恋愛面から沿って言うなら イニシエーション・ラブって 初恋 を指すのかな?と思ったんだけど… ミステリー面から沿って見た場合 何に対して通過儀礼って言ってんだろう?? どれがイニシエーション・ラブなんだろう?? と思った。 タイトルも含めて 読者を惑わせる為のものだったのか? 考え過ぎかな.。o○ あと叙述トリックって割と 時代背景とかも汲まないと 読み取り難しいんだろうか。 読むのも読ませるのも 難しい分野だなと思った。

    1
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    通過儀礼の恋愛をイニシエーションラブと表現する。表では通常の恋愛小説にみえるがそうではない。緻密に隠された伏線は自然に物語に溶け込み最後の2行でひっくり返らされる。自分はその2行すら鈍感でまだ気づいていなくて最後の語句の説明の欄で気付かされた。レコード表記の目次はそういう意味だったのか。度々出ていた時期を推定できる単語もそういう意図があったのか。このトリックは新鮮でドキドキした。マユの怖さが徐々に膨れ上がっていった。辰也の時からファッションセンスなどに指摘してたり、同じ水着を着用したり、ルビーの指輪はなくしてなくて返してたり、アインシュタインの本を読んでたり、夕樹の名前でも名前間違いを避ける為に無理やりタッくん呼びにしたり、浮気のプロである。だから辰也の名前間違いにすぐに反応したのかもしれないし、何かしら勘付いてたのかもしれない。夕樹と出会い、できてしまった子供を辰也になすりつけたりどっちが本命なのかも分からないし、とてつもなく怖かった。石丸さんの最後もボーイフレンドと教えている事から結婚する気もない気がして女の怖さがまじまじと伝わってきた。通過儀礼の恋愛の方がウブで素敵なんじゃないかとも思えてきた。恋愛に慣れた人達は濁ってるようにみえる。どうか夕樹だけは濁らず綺麗で純粋なままでいてくれと願う。では、気に入った一節を綴って幕を閉じようと思う。「人生とは不測の事態のタペストリーである」

    3
    投稿日: 2025.10.11
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    もはやミステリーと言っても過言ではない乾くるみの傑作を今更読む。 大学生の鈴木夕樹は友達から代打で呼ばれた合コンで成岡繭子と出会う。 ほどなく二人は付き合い始め、甘美で、時にほろ苦い青春のひと時を過ごす。 そんないわゆる青春小説かと思いきや、 確かに最後から二行目で全く違う物語に変貌した。 大どんでん返し。いやどんでん返してはいないか。 驚愕の事実が発覚、といったところか。 これは上手い。非常に上手い構成だった。 小説ならではの叙述トリック。お見事である。 とは言え、そのラストから二行目に到達するまで、 ただただ若者の甘ったるい恋愛描写をひたすら見せられるだけで それはそれでかなり退屈であったのもまた正直な感想。 そして初見ではその理解が追いつくのはほぼ不可能に近いのではないか。 ジワジワとその意味を理解していき、そして青ざめる。 確かに再読必須な作品である。 この作品の面白さと評価は二度目を読むか読まないかで決まる気がした。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ふと思い出して再読 10年以上前に読んだ時は衝撃だった。 オチや当時の解説をぼんやりと覚えていたので、今回は時系列を確認しながら読んでみた。 まゆは結局A面たっくんをふってしまうんだろうなぁ…こういう形で幸せを感じないんじゃないかと思った。

    0
    投稿日: 2025.10.06
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    2回読んだ。前から順番に読むのが苦行だった。自分はミステリー小説に殺人事件を求めているのだなと勝手に再認識した。 個人的にはラスト数行と言わず、side2の初めからもっと分かりやすく、「あれ、なんかおかしいな」って部分を出して欲しかった。そのせいで話題になっているラスト2行の衝撃があまり感じられなかった気がする。もったいないことをした感がすごい。

    2
    投稿日: 2025.10.06
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    半日で読んじゃった 誰かが何かで言ってたように内容は特別面白いわけじゃないけど、「そういう事か!!」ってなったときに頭を殴られた感じの衝撃があった。 目次と背表紙のあらすじで構えてたけど、何となくの違和感があっただけでちゃーんと騙された(表現合ってるかな)。 読み終わってもすぐには分からなかった、、悔しい笑 これだから叙述トリックは!! たのしかったー!

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    ミステリーかと思って読んでいたが、恋愛要素のほうが目立っているように感じられた。 Side Bを読んでいる時に、「たっくんはこんな事するやつじゃなかっただろ!?」と少し疑問を抱きながら読み進め、伏線も見事にスルーし、最後の2行で「ん?」となり、ブクログで皆さんの感想を読み漁ってやっと把握した。 読んでいる最中のモヤモヤが晴れた。皆さんありがとうございます。

    16
    投稿日: 2025.10.03
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    イニシエーションラブ、子供から大人へなる為の通過儀礼…『初めての恋愛で、この人を生涯愛するんだ、この人の他に素敵な人なんかいるはずもないこの愛は【絶対】だと思う、でも世の中には絶対なんて事はない、それがいつかわかる時がくる。』あぁ…たしかにと思える言葉。 しかしこの本の醍醐味はそこじゃない、ラスト数ページで違和感が核心にかわり。 …そして私はカセットをside-Bからside-Aへ裏返しながらふと思う、あぁ…これはお互い様だと。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    面白かった! ミステリ察し能力皆無なため全くわからずに読んでいたので面白かった。 ただ結構前に読んだから詳細はよく覚えてない。 途中から感じた違和感が解明されてスッキリしたっていう印象。

    0
    投稿日: 2025.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんでん返しと言われたらそうなのかもしらないけど、そもそもトリックなの?なんかただの男女の浮気を隠した言い訳にしかみえず、リピートでもあったけど彼女が妊娠した後の男の胸糞っぷりは確かにそういう一定数の人がいるのは確かなんだろうけど、作者が男性に対して偏見を持っているとしか思えない。 まぁマユも悪女ではあるが時代を見るに男がやるために女に貢いだりタクシーになったりした時代だからそんなもんかなって思ってしまった。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    若いーーー side Bの主人公が暴力的になる部分が見てられない。 私がバカなのかもしれないけど解説見ないと分からなかった。でも解説見たらもう一回読みたくなったしゾワゾワした。おもしろい。

    0
    投稿日: 2025.09.20
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    普通の青春恋愛小説かと思いきや 最後の2行での大どんでん返し 再読必須。 数年ぶりに読んで思い出したけど 当時頭パニックって 整理しながら読んだ。

    0
    投稿日: 2025.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カップルっぽさがある会話がすごくよかった! 平成も感じられて懐かしい~ってなった。 SideBから鈴木の性格がやや変わった気がしていたけど、まあ何年かたてばちょっとは変わるかと思ってそのままにしてた。まさか別人物とは…笑。 こんなに最後から2行目で印象がガラッと変わるって、ほんとにすごい!

    4
    投稿日: 2025.09.16
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    「最後の2行で全く違う物語に変貌する」って書いてたけど、絶対2行じゃ回収しきれない。しきれてない。けど、ネットで解説見たら全て意味がわかってめちゃくちゃ面白かった。今と時代が違うのも相まって、分かりにくくなっているのがもったいない。当時見ていたら、繋がった時に爽快だっただろうなぁ。

    6
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんでん返しと聞いて期待して読んだけど、まず呼び方の時点で違和感がありすぎて結末に驚きがなかった。あと恋愛の話は自分の好みではないんだと思った。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    警戒しながら読んでたけど、それでもやっぱりダマされましたー!どんでん返し系ミステリー読みなれてる人なら途中で分かったりするのかなぁ。

    2
    投稿日: 2025.09.02
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    え!最後の誰⁈てなって、解説読んでるうちにあーなるほどな…て理解したら面白いよりすごいなあと感嘆て感じですかね。。物語の内容はあるある〜みたいな感じの甘酸っぱい恋愛でした。うーむ

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後2行でいろいろ裏切られた。 大人の恋愛だったからか 個人的にはまあまあだったかな……。 ちょっと盛り上がりにかけるかも。

    3
    投稿日: 2025.08.28
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    叙述トリックだと聞いていたが、そういうことか。 これの映画もすぐに見たが、映画もよく出来ている。なんなら、映画が解説にもなる。

    1
    投稿日: 2025.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み進めていくとワクワクするような青春が戻ってくるような気持ちになるお話 だけどたまに主人公に対してん??てなることがあってあんまりいい気がしない場面も多々あったな~ 後半は読んでて楽しいと思えることはあんまりなくて読まなくて数ヶ月が経ってました! 久しぶりに途中から読んだけど内容はちゃんと覚えていて でもやっぱりいい気分にはならず どちらかというと悲しいショックな気持ちになった. その気持ちのままスッキリしないまま終わったって感じだから評価は他と比べて低め.

    1
    投稿日: 2025.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後から二行目を読んだ時は「え、誰!?」とリアルに声が出た。 映画化もされているらしいので、機会があったら観てみたい。

    1
    投稿日: 2025.08.26
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    叙述トリックではよくある趣向、と読み終えてからの感想。あれ、何だこれ、と先ず思う。この後映画を観たが、なかなか仕込みがすごかったんだと気付く。それにしてもよく映像化できたなと感心です。そして再び読んでます。

    1
    投稿日: 2025.08.24
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    YouTubeでおすすめしている人を見て、読んでみようと思いました。自分のしてきた恋愛はもこの物語の一部なのかもしれないと思いました。マジョリティに漏れず、2度目読みます。

    1
    投稿日: 2025.08.22
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    なんとなく流れは理解できましたが、そこまでの驚きはなかったです。 ただ、もう一度読み返したくなりました。なのでそのあとすぐ映画をみました笑 スラスラと読めて良かったです。

    0
    投稿日: 2025.08.22
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    現代の小説を久しぶりに読んだ。 内容は結構淡々としていて、面白いか面白くないかと言えば、面白くない方になる。 理由としては結構伏線があからさますぎること。そして、ストーリー性も好みでないこと。 この作者さんの表現や言葉の使い方があまりに単調すぎと思った。それはそれで読みやすくていいけど(笑) 多分好みなのかなと思う。 ミステリーであれば乱歩とか夢野久作とかの方が、濃厚な感じで好み。 でも、便秘=堕児なこと、処女だと思われた女(他のシーンは淡々としてるのになんであんなに初体験シーンが印象付けられるのか疑問があったけどそういうことか笑)は実は妊娠中絶後の女であったことは面白いと思った。 まゆちゃん恐るべし〜 よって評価は⭐︎2にしておく。

    1
    投稿日: 2025.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読了8/17 結構ちまちま読み進めてたから3ヶ月くらいかかった。ブックオフで200円位で購入。最初から帯にどんでん返しと書いてあったから警戒しながら読み進めました。 時代的に随所随所仕掛けが分かりにくかったり、そもそも一気読みした訳じゃないから気づきにくかったのもあるけど、しっかりと文章に現れる"違和感"を読み取ることが出来たし、最後の二行でどんでん返しをくらった。 最初はまゆこの恋愛としての通過儀礼としてゆうきが使われてる感じかな?とか思ってたけど全然違って、なんならタイトルすらも仕掛けの一部のように感じ取れた。 読後感は最悪。私自身がそういった不貞行為?に対して嫌悪感を持ってるのもそうだけど、よく泣けたなとか、悲しむ態度見せれたなとか、まゆこに対する気持ち悪さを感じたし、ただただ純朴に見えるゆうきが可哀想。。 作品としての完成度は高くて読んでいて面白くはあった。

    1
    投稿日: 2025.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。どんでん系の初再読かもしれない。 たっくんの描写が、未成熟者の過剰な自己成熟を表していて、そのタッチがいい。自分は色んなことをメタで高次でわかっています、というのを表していておじさんはいいぞいいぞってなる。若かったら共感性羞恥。 どれが伏線になるんだったかな、といけずな読み方をしながらサイドAが終わる。これが再読のおもしろさ。 でさー、明日、マユの誕生日じゃん? 勘が良ければ初読でもここで違和感感じたりできたのかな。 二つの話の重なりをよくわかりたくて、再再読ではなくネットに頼る。 はじめの鈴木では違和感や匂わせですらなかった色々なことが、後の鈴木では伏線となっていて驚く。現実の二股っていうのもこうなんだろう。後の鈴木がかけたのも含めて。 初読の面白さ、再読の面白さ、どちらもあった。何回読んでもおもしろい星新一とかホームズとかとは違う、再読のおもしろさを知った。

    1
    投稿日: 2025.08.12
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    短くて簡潔。ややもすれば陳腐な恋物語、ゆえに映える。すぐに読み切れるので、前情報なしに読んでほしい。前情報がなければないほど、1つのエンタメを楽しむことができる。

    1
    投稿日: 2025.08.12
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    設定が昭和なので、年齢によっては、内容がいまいちわからないってことがあるかもしれないです。 各章のタイトルもその時代に流行った曲らしいのですが、いまいちわからなかったです。 構成の前後編が、カセットテープのA面B面という設定になっています。 大どんでん返しというふれ込みで、読んでみたくなったんですが、いまひとつでした。 どんでん返しってこういうことをいうのか、ちょっと疑問です。 単にA面、B面、書いているだけというか。 解説のところで、作者が理解を促すために、気付きのヒントみたいなことを書いているのにも引きました。誰もがわかる、あっと驚く大どんでん返しを求めている私には、合いませんでした。解説なんて、要らないです。 同じ叙述トリックの作品もたくさんありますが、こんなわかりにくいのはじめて。 わかってからも、それで?って感じでした。 再読したくなるではなく、2回読まないと理解できないというだけの話ではないでしょうか… それと、官能小説なの?ってくらい性描写があって、気持ち悪かった

    25
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルの通り、大学生の初々しい恋愛模様と、それがこれまた若さゆえに徐々に壊れていく顛末を描いたラブストーリー、と思わせて… 今では乱造されがちな「二度読み必至」のキャッチコピーだが、この作品は本来の意味で二度読み必至の技巧に満ちている。章立てをカセットテープになぞらえる構成も秀逸だと思うが、これはもう老人にしか伝わらないだろうと思うと寂しくなる。読んだ当時は大学生で、鈴木君のようにキラキラした青春に近いところにいたので(これほどモテなかったが)、ただただ女性は怖いなぁ、と思いながら読んだ記憶がある。

    1
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    叙述トリック、どんでん返しというのは読む前に知らなくていい情報だと思っていました。でも、この作品は知らないと最後まで読まなかったかもしれません。最後の2行のために一点集中してストーリーを練ったのでしょう。その割り切りには感心します。 逞しく生きる女性の物語でした。有名な作品ですから、素直に読んで驚き、やられちゃったを味わいたい私でも途中で気付きました。なんとなくですが。 残念なのは、最後に、巧い、凄いと素直に思えないこと。気付かなかったとしても、えっ??・・・ああ、そういことかで終わったでしょう2。度読みしようとは思わなかったですし、読み返して伏線を探そうともしませんでした。 気にはなっていた作品ですから、内容がわかってよかったです。

    1
    投稿日: 2025.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    低めの評価で申し訳ない気持ちはあるんだけど、以下正直な感想。 夕樹のことをあからさまに「タック……」って呼びかけて急いで誤魔化した時点で「夕樹意外に別の呼び方してる彼氏などがいる」というのはバレバレで、 直後に「夕樹」を無理やり「タックン」って呼びたいなと言い出したもんだから、「呼び間違え対策ね」と納得し、肝心のタックンはいつ出て来るんだろう?と疑いもしなかったので、最後まで一切の衝撃も面白みもなく読み終えてしまった。 伏線?とされているものが流石にあからさま過ぎて、隠す気もない書き方だったから「分かりやすい感じの軽めの伏線かな?それよりこのあとどうなるんだろ??」とか思ってたら…それ以上何もなかった…、、、 サイドB始まって、場面飛ばしていきなり社会人の鈴木が出てきて、しかも時期がサイドAと同時期に戻っていて下の名前も出さないってことはこれがもう一人のタックンでマユの同時進行のBサイドね、はいはい。そんでそんで??と思ったら、 まさかのただそれだけだった、、、。 えーーー…… これも叙述トリックに入るの……?どう見ても「タック…」って呼び間違えた時点でタックン的な名前の別の男がいるのが分かるように書いてるし…場面転換で「サイドB」を始めたから隠す気もないように思えちゃって…トリックなのか…? せめて「サイドA」と「サイドB」って書き方にしなければまだ騙される余地もあったかとは思うけど、、、 傑作ミステリー!って書いてあったから読んだけどこの煽りは詐欺広告に近い気がしてしまって、 ミステリー期待したのに叙述トリックと呼ぶのも抵抗ある仕掛け方だし、、、 そしてその仕掛け以外の部分を見てもシンプルにストーリーが面白くなかった…! 人間関係や恋愛に関する感動も発見もない…バレバレの仕掛けと、中身のない恋愛ドラマみたいで個人的には申し訳ないけどこの評価になってしまった、、、

    2
    投稿日: 2025.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    気づかず一度読み終えてしまった… 意味が分かってから読むと面白い 時代の流行りだと思うけれど「鈴木」の暴力性や二股かける感じはZ世代にはドン引き案件だった…笑

    1
    投稿日: 2025.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SNSの本紹介などでよく見かけて気になっていた本。 あらすじにもある『ラスト2行で全てがひっくり返る』を経験したくて、ようやく読んだ。 『全てがひっくり返る』を、恋愛小説だと思っていたらホラーミステリーだった。的に予想していたので、いつ誰が◯されるのかドキドキしていたのに、結局恋愛小説だった… でもまぁ、うーん。 サイドBの鈴木、キャラ変わりすぎだろ。と呆れていたので、ラストは逆に納得。 もう一度サイドAとサイドBを見比べながらエピソードを確認してニヤニヤ。 マユの鋼メンタルに脱帽。 でも、鈴木Aに対して髪型から服装からコンタクトまで、自分の思い通りに改造しようとして、「うわー、いけ好かない女」と思っていたので、このくらいのことは平気でしそうだよねと納得。

    1
    投稿日: 2025.08.02
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    大体ストーリー知ってたから特に驚きはないけれど面白かった。 あんまり本読んだ事ない人に勧めたい一冊。 ホラー要素ないミステリーだから誰でも読めると思う。

    2
    投稿日: 2025.08.01
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    最後の二行を読んでも、ん?どういうこと?と理解ができず…読解力が足りなくて解説読んでも理解できず(笑) 皆さんの感想読んであぁ、そういうことかー!!!と。 なんか鈴木さん途中から人格変わった?と思ったけどそういう事だったのね…

    1
    投稿日: 2025.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の二行でどんでん返し。 本当に最後まで、全然気づかなかった…。 あまりにも理解追いつかなすぎて、少しだけ解説を調べてからの感想…。↓(ネタバレありまくり) この作品の半分くらいは結構際どい、というかだいぶアウトな場面で、人に見られたら恥ずかしすぎてこれは外では読めない…と思いながら1人で読んでいた。 たっくんはちゃんとまゆちゃん一途で、素敵!!と思ってたのも束の間、社会人になったら暴力野郎で、東京出ただけでこんな人変わる!?とびっくり。 でもまあまさか「僕」が2人いるなんて思いもしないから、大学時代はこんなに純粋でおとなしかったのに…と軽くショックを受けながら話は進む。 浮気しちゃった時はもう最悪ーー読むのやめようか、とまで思ったけど、さすがにここまで来てやめるのは…と思い止まって最後までノンストップ。 そしたらまさかのあの二行。 あれ??ゆうきくん?じゃなかったっけ??? と頭の中はごちゃごちゃ。 Side Bのたっくんはもちろん最悪浮気男なんだけど、まさかのまゆちゃんが1番の悪女でびっくり。 「殺戮にいたる病」を読んだとき以来の衝撃だった。 Side Bのたっちゃんから貰った指輪を付けて、Side Aのたっちゃんと合コンで出会うまゆちゃん。 そしてSide Aで「指輪は?」と聞かれて「無くした」と答えてたのは、Side Bのたっちゃんに返してたから?? で話は戻って、Side Bでまゆちゃんが堕した子供はSide Aのたっちゃんと初めてしたときにできた子供…? 合ってるかわからないので、もう一度読み直して整理しなければ…。

    2
    投稿日: 2025.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本好きの友達から、本を読んでこなかった私に、最初の一冊として強く強く押され、読んだ作品です。 この小説は、1980年代が題材となっており音楽やファッション、デートの描写などが懐かしく感じられます。登場人物たちの恋愛模様はシンプルながらもリアルで共感できます。 物語は二部構成となっていて、特に第二部に入ってからの展開に、どこか違和感や変化を感じられる読者もいるでしょう。その違和感が、後半でのある仕掛けに繋がってきます。読後感は、驚きと共に「やられたー!」と思わせられる、そんな一冊です。 読み終わった後、見え方がガラリと変わるタイプの作品なので、もう一度最初から読み返したくなるような作品です。 恋愛小説やミステリー小説が好きな方におすすめです。

    6
    投稿日: 2025.07.27
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    騙された。最後の2行まで全く気が付かなかった。 微妙な違和感、チグハグさ。2度読みしたらヒントはそこらじゅうに散らばっていた。 悔しいね。参ったという他ない。 話せるのはここまで。この本に関して、2度読みは読者に与えられた権利なんかじゃない。義務だと思うんだ。

    1
    投稿日: 2025.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個人としてはとても読めるものではなかった。 ラストのネタばれもみて、トリックとしては面白いものだったのかもしれない。 が、ダラダラと都合よく進む恋愛話が全く合わなかった。 恋愛小説と見せかけてミステリー、という大雑把な構成なのだが、そもそもの恋愛小説としてクオリティが低すぎてダメだった。なんの変哲もなさすぎて読めない。

    1
    投稿日: 2025.07.24
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    読み終わって「あれ?まさか…」となり 巻末の用語辞典で背筋がゾワゾワ まんまともう一度読み返しました。 そう言われれば確かに 怪しいところはちょいちょいあったんだよなー でもやられました。

    5
    投稿日: 2025.07.24
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    1週目は普通の青春恋愛小説として違和感なく読破したが、何かしら仕掛けがあるみたいなので 再読しようと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大どんでん返しの検索ででてきた本だったが恋愛ものだった。少し昔の時代の背景で昔を思い出して心が痛くなった。

    0
    投稿日: 2025.07.21
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    前の本だけど、YouTubeや周りに勧められて読んでみることに。 読んでるうちに感じてる違和感は確実にあったけど、「まぁこんなこともあるか」と見過ごしていたことが回収された結末かな。 驚くというより納得に近い。 どんでん返しは別として、恋愛ものの読み物として普通に面白くて一気に読めてしまうのでオススメ。

    16
    投稿日: 2025.07.20
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    だいぶ前に映画を観て面白かった記憶があり、良い感じに映画の内容が記憶から薄まってきたので原作を読んでみたら、再び映画が観たくなり再鑑賞。 映像化の上手さを実感。映画も原作も結果、両方楽しめる作品でした。

    14
    投稿日: 2025.07.10
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    どんな小説を読もうかと探していたとき、YouTubeでおすすめされていたので読んでみました。 普段、恋愛ものにあまり興味がなく手を取らないのですが、騙される系だと聞いたのでワクワクしながら読み始めました。そして見事に騙されました。 人間の思い込みって本当に凄いですね。 ラスト、ある人のセリフで「え?」となり思考が停止しました。 勘の鋭い方はわかってしまうかも...。 この本を読んで、文章に騙されるのって楽しい! と改めて思いました。 300ページ以内でサクッと読めたのも良かったです。

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    就活生の鈴木は、合コンで知り合ったマユに好意を抱くが奥手で前に進めない。それでも徐々に距離が近くなり心を通わせる2人。 一見すると何の変哲もないただの恋愛小説だが、ラスト2行で全て覆る。恋愛にミステリー要素を加えた見事な一冊。2度読み必至です。

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    たっくんこんな人だったっけって思ってたらそういうことか。 最後まで読み進めて最初は?だった。 解説読んで納得。よくできてる。

    0
    投稿日: 2025.07.05
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    ほんまに最後の最後までは良くも悪くも普通の恋愛小説。あまりにも普通すぎてやめようかと思ったけど、最後2行でどんでん返しって聞いてたからそこを読むために読んでた。

    0
    投稿日: 2025.07.04
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    さらっと読むと何の変哲もない恋愛小説。 触れ込みのとおり、終わり2行で意味が分からなくなる。 解説読んで読み返すと納得できる。 時系列で読み解くとなかなかの衝撃。

    0
    投稿日: 2025.07.03
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    これは確かに面白い。トリックについては予想の範囲内ではあったのですが、それを踏まえて読み返してみると新しい驚きがあって楽しかったです。お前そういう人間だったんかい…

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    普段は原作本の方が映像化作品より好きだけど、この作品に関しては両方を体験したくなる。 種明かしがわかるとスッキリするものの、登場人物にどこかモヤッともする。 でもきっとまたいつか読んでしまうと思う。

    0
    投稿日: 2025.06.25
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    (備忘)まぁ騙されるには騙されるんだが。。 映画を見てたのでオチは知っていたものの、記憶をリセットして読んでみた。確かに売り文句通りラスト2行で???となって騙されていたことに気づくんだけど、男も女も揃いも揃っては一体何をしているのか、ごく普通の恋愛しかしていない私は理解に苦しんだのであった。個人的に凄いなあって思ったのは、前編・後編を時代を感じるカセットテープに準えてside-A,Bと表記したとこ。こんなとこにも伏線があるのかと衝撃でした。

    0
    投稿日: 2025.06.24
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     「2度読み必至」とキャッチコピーにあり、つい手に取ってみました。読了後の感想…。なるほど、二度読みとはそういう事か…と。  最初は在り来たりな恋愛話を題材にした小説なのかと何も思わず読んでいました。所々に、主人公の言動の変化に違和感を覚えつつも、男というのは女を覚えた瞬間に豹変するやつもいるからなぁと、唯のクズオが誕生しただけかぁと思いながら読み進めていました。大学生で恋を知り、愛を知り、女を知り…、社会人になり、遠距離になればこんなクズオもいるよなぁと…。  最後の行を読み終えた時、違和感というか、「これは誰だ」となりました。私は1度では理解が追いつきませんでした。だから、サイトにて解説を読みました。なるほど、そういう事か!と。これは確かに2度読みすれば、改めて主要キャラクターの言動一つひとつを気にして読み返してしまうなぁと思いました。  小説という限られたアイテムで、この様な展開を思いつく作者とその表現のうまさに脱帽した作品です。  「たっくん」ありがとう。

    3
    投稿日: 2025.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    だいぶ前に読んだ気がするけど、すっかり忘れてたので再読。 違和感を感じながら読み進めて、最後の2行でやられた。これは2回読みたくなる。 疑問点 ・辰也がマユからの「誕生日プレゼント」である財布を失くすくだりは、夕樹に贈った「クリスマスプレゼント」であるPoloの財布とミスリードさせるためだけだったのか?それだったら失くす必要はあったのか? ・「まるで他人事のような言い草だが、そもそも僕にはその件について思い当たるフシがなかったのである。生でしたことはあったが、それでも中で射精したことはない。だから僕の場合は、妊娠の心配というよりは、彼女の身体の不調(生理不順)が心配だ、というスタンスで構えていたのである。」(p.213) 辰也がマユの妊娠をまったく疑ってないのが気になる。他の部分がすっきりと伏線回収されているだけに違和感が残る。

    5
    投稿日: 2025.06.21
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    おすすめポイント ・ラストでひっくり返るタイプのミステリー ・「えっ?、、、え??」といってもう一回読み返すことになるのが必至の作品。 残念ポイント ・ただし、それ以外はあまり記憶に残る本ではありません

    1
    投稿日: 2025.06.21
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    とりあえず最後で「えっ!?」てなります。なんて事はない恋愛かよと思って読んでたがそうではなかった。事実はそれよりも酷かった。

    2
    投稿日: 2025.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんでん返しと先に言われたら、面白さが減るよなあと思いながら読み、結果唖然とした。 ミスリードが大量に仕込まれており、解説サイトを見てようやくなるほどと分かり、その上でマユの恐ろしさを理解した。怖え。 一番怖いと思ったのは、堕胎の手術のことを、便秘という嘘にしたこと。いくらなんでも・・・と思う。

    0
    投稿日: 2025.06.17
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    ★3.3 恋なんて、思い込みの集合体だ。 そう気づくのは、たいてい恋が終わったあとだ。 いまさら隠すことでもないが、これは「叙述トリックありき」の小説だ。 純粋な恋愛小説として読めば、ちょっと甘くて、ちょっと苦くて…いや、まあよくある話だ。 初々しいデート。ぎこちなくて、懐かしいあの頃の“あるある”が、イニシエーション=通過儀礼… ……読者自身が、都合のいいように世界を構築することこそ、本書の狙い。 つまりこれは、認識そのものを裏切る物語。 舞台は80年代後半、バブルの名残漂う空気感と、恋に浮かれる若者たち。 青春の甘酸っぱさに身を任せているうちはいい。 読み終えるその瞬間が、ミステリへの変貌点だ。 1行でひっくり返る作品は数あれど、ジャンルもガラっと変わるのが最大の魅力だ。 とはいえ、その“裏切り”を正面から仕掛けた映画化には拍手を送りたい。 これは“通過儀礼”の物語。 失恋でもなく、成長でもなく、「真実と向き合うための儀式」なのだ。

    17
    投稿日: 2025.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マユちゃん…悪い女すぎる…笑 これは2度必読って書いてある理由がよく分かる。1回読んでから時系列を整理してもう一回読むとよく分かる。 全然違う話だって。なんか辻褄合わないなぁって思うところあったけど、読み終わったあとこれかぁ!って大納得。 好みが人によって別れる話だなぁと思いました

    3
    投稿日: 2025.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の2行目でどんでん返し!ということで読んでみたけど、自分には理解が難しく複雑だった、、 ネットの解説を読んで、びっくりな内容だった

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    合コンから始まる恋… 遠距離になるとあの時の気持ちを忘れて、バレないからという理由で浮ついてしまう。 本心をごまかして恋愛してるから、結局また戻ってくる。儀式?したことでフィルターかかってわからなくる。リアルで多くに人にありそう。 あと、堕ろすと決めた判断が早くて驚き。青いベルトはただ返しただけだったのか気になるところ。 もう少し発見や共感、驚きが欲しかったかな。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    映画を先に見て原作が気になった。どんでん返し系好きなので、普通に面白かった。意外な結末、の中でも好きな結末。よくこれを映像化しようと思ったなという感想。

    0
    投稿日: 2025.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画をすでに見ていたから映画の答え合わせ的に読んだ。面白かった。 映画はとても上手く映像化してたんだなと小説を読んで感じた

    0
    投稿日: 2025.06.06
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    構成やアイデアは面白い。なるほどね。 こういうntrとも取れる、浮気者。それをされてる側の話は抉ってくるものがあると同時にエロい。 どっち視点から見てもマユは別の男に体を貪られてるという状態が良い。それが後からわかるのもいいね。 俺がそういう系に性癖を持ってたので、星を一つあげます。元々は星一ですよ。 面白いポイントを読んでる最中に見つけ出すことはできない。なんなら過去最低で一つも面白くなかった。ただの恋愛話だから。その他の人物名とか各種出来事もそれ単体ではなんの意味も感じられないゴミ。てか、ほとんどのシーンが意味ない。読む必要がない。実際後半読んでないし。しかし、Yahoo!知恵袋にある、時系列さえ見れば全然大丈夫。むしろ各ポイントの長ったらしい会話劇や、特に何も発見のない語り部をみるくらいなら何があったのかを知るだけで良い。そちらの方が時間を無駄にしなくて済む。小説としてやってはいけないことを全部やってる印象があって、ベストセラー小説の書き方と一緒に見るとより、その面白くなさが際立つからおすすめ。内容のゴミさが群を抜いてて、逆に晴々しい気持ちです。ntrなんだろうなあ、いや、でもそんな単純じゃねえかをそのまま行った感じ。でも、濃密なntrならなんでもokです!

    0
    投稿日: 2025.06.04
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    イニシエーション・ラブ/乾くるみ 読了 2025.03.05 10年前、当時劇場公開されていた本作の映画を見た。確か、映像化不可能の人気小説を映画化!と謳っていた覚えがある。映画館では、ラスト数分に衝撃が走った。すごく面白かったことを覚えている。 本を読むようになって、原作がかなりの人気作であることを知った。どんでん返しといえばこの作品みたいな、それくらい有名なのだ。 最大の仕掛けを知っていたから少し読んでいてつまらなかったが、話の大半は忘れていたので楽しめた。 【以下、ネタバレを含みます】 Bサイドで明らかにたっくんの性格が違うし、煙草吸ってないし、買い物に付き合わされた先の本屋では外で待っているし、「俺が金かけて会いに来てるのにこんなに高い本買いやがって」とキレていたり、本好き同士で付き合ったのにそれはないでしょってことがあったので、映画を見て知っていたとは言え、初見でもこれ絶対に別人だわ〜と気づけてたんじゃないかなぁ。あれは買った本じゃなくて借りてた本だな、とも気づいていましたよ。ええ! 小説版では、明確な答え合わせが無い。解説ページで本作の舞台である80年代のあれこれを紹介してくれるが、そこでかなりのチラ見せな感じの匂わせがある。むしろモロ見せだ。匂い嗅がせだ。 映画では、巻き戻して答えを見せてくれる。そこすれ違ってたの!?と言う箇所が何個もある。物理的にすれ違ってるところなんかは、最高だ。エンドロールでは解説ページのように80年代紹介がある。解説とは少し違った内容になっており簡潔で映画向きになっている。 これはかなり上手い映画化だと思う。ハッキリと別人な「たっくん」をどうやって映像化するのかと思ったが、スニーカーのプレゼントと、マユのためにダイエットを決意するというシーンを追加して、たっくんのイメチェンが成功したかのように見せる。そうはならんやろの変貌ぶりに、初見では面白おかしくて笑った。まさかイメチェンじゃ無いとは思わなかったのだ。まぁ例え別人レベルに痩せても、身長までは変わらないんだよな… また、本作の章ごとのタイトルは80年代の有名曲から引用されている。それを、映画版では挿入曲として起用している。こういう演出めっちゃ好きだな。人物や職場や車やホテルなど、80年代らしさを2005年公開の映画でしっかり再現できているのはすごい。これは舟を編むやディア・ファミリーでも思った。どうやってるんだろうか。 体調不良で中止になった回、友達と行ったと言う海、無くしたルビーの指輪、ハードカバーの本、別れた後の無邪気な声の電話応答、急に切り出したズボンのタック…色んなところにヒントが散りばめられていた。 個人的には、本文だけではここまでの満足感はなかったと思う。秀逸な解説ページ、原作愛溢れる映画化、これらがこの作品をより一層磨き上げている。 人に勧めたくなる作品だ。どんでん返しの瞬間のリアクションを隣で楽しんで、感想戦で語り合いたい。

    0
    投稿日: 2025.05.30
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    なんとなく頭の片隅で思い描いていたことが半分当たって半分外れていてみたいな感じで、答え合わせをしないと、細部にまでこだわって組み立てられていることに気づけなかった。ハッと驚きを求めて「そうだったんだ」と感じたいなら一回読んだだけでは難しいかも。

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    投稿日: 2025.05.28
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    イニシエーション・ラブとは「通過点の恋」という意味。 最後の2行でもう一度読み直したくなる小説でした。

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    投稿日: 2025.05.24
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    時代背景からか、登場人物の誰一人として魅力を感じられず、何かオチがあるんだろうと読み進めてみたものの…私には難しくて、解説なしには理解できなかった(笑)

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    投稿日: 2025.05.17
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    実は個人的な読解力と想像力が足りず 肝心のどんでん返しが曖昧な理解のまま読了。 へ?となってしまい ネタバレレビュー読んでしまいました… その後、映画版で観て映像のイメージが補完され 前田敦子さんの演技も今作には()ハマっていて あぁ すごい!そうなんだぁ!!って かなり後から評価が上がりましたw

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    投稿日: 2025.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普通のラブストーリーが最後でひっくり返って読み返すと違う話になってしまう。 言ってしまえばそれだけ。でも割とそれで十分。そんな話。

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    投稿日: 2025.05.15
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    初めましての乾くるみさん。どんでん返しがすごい!と評判で、ずぅっと気になってました。 大学4年生の鈴木は、人数合わせのために呼び出された合コンで2歳年下の繭子と出会う。やがて二人は恋に落ち…。 1980年代後半を舞台にしているので、テレホンカードを使って公衆電話から電話をかけていたり、カセットテープで音楽を聴いていたり、国鉄がJRに変わったり…などなど、細かい設定がとっても懐かしかったです。今どきの子が読んだら全然ピンとこない内容かもしれないですね。 ここまでストレートな恋愛小説を読むのってすっごく久しぶりかも〜でもどんなどんでん返しがあるんだろう?なんて、ちょっとわくわくしながら読んでいたのですが…最後の最後、えっ、どういうこと?うわぁ、そういうこと⁈私が一番最初に引っかかっていた違和感がまさに核心でしたが、まさかの、、、やられた。しかもポイントを押さえて再読してみたら、いやぁ怖しいわぁ…。 あぁ、いろいろ書きたいけれど、ネタバレに繋がってしまいそうで何も書けません。作家のみなさま、アイデアが本当にすごいですね。どんでん返し、楽しいです。 松田翔太さんと前田敦子さん、二人の共演で映画化もされてるようですね。そちらも気になります。

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    投稿日: 2025.05.12