
総合評価
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powered by ブクログおばあちゃんが頼もしくて面白い 序盤はただ優しくて大人しい性格かと思いきや……^^; 登場人物達のキャラクターも良く、最後まで飽きずに読み進められました☆
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ人情味溢れる誘拐劇といった感じです。 大富豪で人望のあるお婆様が誘拐された! その誘拐までのプロセスも面白いし、いつの間にやら誘拐された本人が仕切る。その流れがとても良く、人がとても優しいし読んでてハラハラもするけれどとても楽しく読むことが出来ました。 確かドラマにもなってなかったかなぁ? 秋に舞台で大誘拐を観るので予習です!
0投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ素晴らしい。古い作品というのもあり途中ちょっと読みづらい部分もあったけど、面白かった。 特にオチというか最後の方が好みだった。すっきり楽しい読書体験。
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ映画版も面白かったけど、原作もすごく面白い!むちゃくちゃ豪気なおばあちゃんがチンピラ3人とつるんで国家に100億円を要求する展開にはやはり意外性があり、それでいて彼らがみんなチャーミングであるため犯罪者側を応援したくなる。基本コメディタッチで快活に進んでいきつつも、受け渡し方法や視点人物の切り替えなどにはキレがあり、読んでいて純粋に楽しく目が覚めるよう。パワフルであり、ハートフルでもあり、しかしピリッと辛い教えも込められており、人情劇のエンタメ小説ここにあり、と言った感じ。上質なミステリですわほんま。
5投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ刀自がおちゃめで豪傑で冷静でかっこいい どんな生き方してきたら『人を殺したから助けてくれ、とかけこんで来られたら、身に代えてもおかばいします。』なんて言ってもらえるの?
0投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ古い小説で表現的に読みにくい箇所が多い。(関西語ってのも含め) 内容にしても誘拐された真の目的も序盤で読めてしまうのでもう少し捻りが欲しかった、、 ヒューマンとしてみたら面白いと思う方もいるかも。
4投稿日: 2025.01.15
powered by ブクログ少し昔の文章がの為、序盤は読みづらかったが、中盤以降そんなのは気にならないくらい面白かった。 奥域が深くてかなりリアリティがあるなと感じた(実現は不可能だけど)。 適度にコミカルというか、茶目っ気もあって、そこもお気に入りポイント。
0投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ年明けの一冊目に相応しい作品だった。刑務所から出所した三人が大金持ちの老婆を誘拐するも、なぜか老婆に「どうせなら百億円を要求せんかい!」と発破をかけられ、それが警察だけでなく日本を巻き込んだ大騒動になっていく、ユーモアに溢れながらも緻密に立てられた計画や登場人物たちの心境の変化、目が離せない展開など最後まで面白かった。ホワイダニットとしても意表を突かれた。
3投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ刑務所を出所した3人組が、大富豪の82歳の老婆を誘拐し、身代金として百億円を要求する話。 誘拐事件ということで、「人質が無事なのか声を聞かせろ」とか、身代金の受け渡しはどうするのかとか、気になるポイントがどれも突拍子もない方法・スケールで、犯人側・警察側・家族それぞれの登場人物がしっかりと書き分けられていて読みやすい。 全体的にはユーモアミステリだが、緊迫感のあるシーンを読むと手に汗を握り、警察や家族のシーンでは感動の涙が流れ、こんなに面白い話があるのかと感動した。 ハッピーエンドなのも良い。
0投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログ想像よりずっと規模が大きかった 被害者のおばあちゃんが犯行を全部考えて犯人たちが振り回される、というのもコミカル 家族の話でもあったし戦争と国への思いの話でもあった
1投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログ米澤穂信さんの「米澤屋書店」で大絶賛されていて、1番気になったのがこの作品。いやーもう間違いなく面白かった。読むきっかけをありがとう米澤屋書店。 誘拐を企てる3人組、 誘拐されるのは大富豪のおばあちゃん。 このおばあちゃんが最強すぎて気持ち良いのです。 「この私を誘拐したんだから、身代金は100億円や!」って、人質自ら身代金を釣り上げる。 誘拐方法、 身代金交渉、 そして身代金の受取、 人質の解放にいたるまで、 徹頭徹尾ハラハラしっぱなしの誘拐ミステリー。 みんな読んで!
0投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ確かに、奇想天外。 おばあちゃん、三人など、人物造形が上手く。 ギリギリのリアリティを確保しつつも、ありえない よな、普通は。
0投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文庫版を藤田和日郎先生の表紙に惹かれて購入。 序盤は古い作品ということもあってか何となく読み進め辛い部分があったが、表題の通り誘拐が始まると一転。そのトリックもさることながら、出てくるキャラクター性が面白く一気に読み進めてしまった。誘拐犯ながら人情味あふれる3人組と強かな老人刀自のユーモラスなやり取りはどこか藤田作品に出てきそうな雰囲気も有り、記念カバーが作られたのも納得の人選であった。
1投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログめっちゃ面白かった。 出てくる全員いい人で やはり素晴らしい母親に育つとみんないい子に育ち、 素晴らしい人と接するとみんないい子になるんだな(いや、元々いい子だったのかな)と思った。 本当にラストも良きで 心がホンワカするあったかいお話でした。
0投稿日: 2024.08.13
powered by ブクログ過去に岡本喜八監督で映画化されていた作品。 和歌山県の大地主の女当主が誘拐される。犯人は人質の安全を知らせたり現金の引渡しで前代未聞のテレビ生中継を要求する。 テンポよく話が進むのは映画向け。1978年の作品。埋もれた逸品を見つけるのもこれまた読書の醍醐味。
0投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ大富豪のお婆ちゃんを誘拐した三人組。 人質である刀自(婆様)は犯人らの設定した要求額には納得せず100億円を要求するよう犯人達に言い放つ 大金をどう受け渡し処理するのか? 刀自の真意とは? なんとも痛快で真相が見えてきてからも最後まで楽しかった。爽やかなのええな。
35投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
刑務所を出た3人組が紀州の大富豪柳川家の当主とし子を誘拐する話。 なんだこれめちゃくちゃ面白い優勝!何がってさ、誘拐された刀自が主導権を握り主犯となってるのが最高すぎる。家との連絡方法や交渉、もうぜーんぶ刀自!黒幕じゃん!って楽しい。身代金5,000万ね、って誘拐犯に言われ私の命はそんなに安くない舐めとるんか100億じゃ!って啖呵切っちゃうのかっこいい!!こちらの普通とか常識とか一切通じやん感じ憧れる。 って感じでまぁとし子刀自がもう大っ好きで次の展開が楽しみすぎてワクワクする。割と昔の小説なんやけど、だからこそ今とは違う方法で成し遂げられるのではないかという高揚感がある。 和歌山全員が助けようと協力するの、田舎ならではで東京やったら無理やったやろうなって良さを再確認した。この件に関わった刀自の子供達や誘拐犯が一皮剥けて成長してるのも良い。大きくなって巣立てよ。 最後のさ、「1人の金使いを作り出すにはどうしたら良いんだろう」って身代金全部使い切れるような奴を作り出すにはってこと??
1投稿日: 2024.03.16
powered by ブクログ出所あがりの男が仲間を連れて超絶お金持ちおばあちゃんを誘拐、やがて事件は日本中のみならず世界が注目することになる… 40年前の作品なのでところどころに若干の難読ポイントあり 某「やられたミステリ」リストにも挙がっていたが、どんでん返し系ではない
0投稿日: 2023.12.01
powered by ブクログ富豪のおばあさんが誘拐された!犯人たちとの関係性、どこかユーモラスな雰囲気が好き。細かいトリックを読む気力が自分になかった。
3投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログ再読。随分前の作品なので背景や金銭価値が今とズレているが、それをも覆い包む発想とユーモア。でも一番今と違うのは年配者に対する慈しみかも。
0投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログ誘拐されたおばあちゃん、とってもいい人だから村人とか捜査に協力的でみんなに愛されてて良いなーって泣けてきちゃった… でも最後はおばあちゃんは聖人君子ではなくて、ちゃんと人間らしく人間くさい終わり方だった
2投稿日: 2023.04.27
powered by ブクログ愉快&痛快の笑えるクライムノベル。 大富豪である老女を誘拐し身代金5千万円を要求しようとしたところ「私はそない安うないわ」と老女激昂。 「きりよく百億や。それより下で取引きされたら、末代までの恥さらしや。ええな。百億やで。ビタ一文負からんで」 人質であるはずの老女が誘拐犯をも翻弄し、世界を巻き込む大誘拐を企てます。 「も少し手ごろな金額考えてくれまへんか」と言っちゃう犯人がもはや可愛い。 つまりめちゃめちゃ面白かったです!!
3投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログ今は亡き名優達の共演映画を観て原作を読む。 誘拐される上品で胆力のある大地主を北林谷栄さん。その誘拐事件を追う刑事役を緒形拳さん。大地主の引退した女中頭が樹木希林さん。トドメに大地主の家令があの天本秀世さん(死神博士)という超豪華メンバー‼️ 映画を観てストーリーを知っているのに面白い原作だった。 読了後、また映画を観れば3度おいしい本。
1投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまりにも今の時代には即さないお話で、説明がまわり口説く飛ばして読んでしまったところもあったが、エンターテイメントとしては面白かった。 映画やドラマとして楽しまれてきたのは非常によくわかる。今の時代に合わせて作っても面白いかもしれない。
1投稿日: 2023.01.11
powered by ブクログ天藤真の長篇ミステリ作品『大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉(英題:RAINBOW KIDS)』を読みました。 連城三紀彦の『小さな異邦人』を読んで、誘拐モノが読みたくなったんですよね。 -----story------------- ●倉知淳氏推薦――「身代金は100億(高)!! 面白さも額に見合った大傑作!!」 【日本推理作家協会賞受賞】 刑務所の雑居房で知り合った戸並健次、秋葉正義、三宅平太の3人は、出所するや営利誘拐の下調べにかかる。 狙うは紀州随一の大富豪、柳川家の当主とし子刀自。身代金も桁違い、破格ずくめの斬新な展開が無上の爽快感を呼ぶ、捧腹絶倒の大誘拐劇。 天藤真がストーリーテラーの本領を十全に発揮し、映画化もされた第32回日本推理作家協会賞受賞作。 解説=吉野仁 *第1位「週刊文春」ミステリーベスト10/20世紀国内部門 ----------------------- 『東西ミステリーベスト100』の日本編で第7位ランクインしている作品… 1978年(昭和53年)に書き下ろしで刊行された作品です。 三度目の刑務所生活でスリ師戸並健次は思案に暮れた… しのぎ稼業から足を洗い社会復帰を果たすには元手が要る、そのためには―早い話が誘拐、身代金しかない、、、 雑居房で知り合った秋葉正義、三宅平太を仲間に、準備万端調えて現地入り… 片や標的に定められた紀州随一の超大富豪・柳川家の女主人とし子刀自、お手伝いの吉村紀美を連れて持山を歩く。 時は満ちて、絶好の誘拐日和到来… 誘拐に成功した三人組「虹の童子」が要求した身代金はなんと百億円! しかも犯人は、金と引換えの場面をテレビで中継せよと捜査陣を煙に巻く、、、 このウルトラ誘拐事件に一番あわてたのは、全国中継の番組は開局以来初めてというローカルテレビ局… 犯罪史上前代未聞のユニークさを誇るこの事件は、一歩一歩と成功へ近づいていくが……。 前代未聞の大事件はさてどんな結末に… 三人組と柳川としの熱い日々が始まる! いやぁ! 面白かったー 評判通りでしたね… 斬新かつ奇抜でスケールの大きな事件、予想もつかない展開、存在感のあるキャラクター、洗練された文体とテンポの良い話運び、ユーモア精神あふれる雰囲気、そして意外な結末と真相、、、 ミステリとしての面白さが全て詰まっているだけでなく、エンターテイメント性のあるヒューマンドラマとしても秀逸な作品… そして、ホントの意味での悪人が登場しないという点も好感が持てましたね。 とし子刀自のような「獅子の風格と、狐の抜け目なさと、パンダの親しさ」を兼ね備えた人物に出会いってみたいなー 天藤真の作品、他にも読んでみたいのですが… なかなか古書店で扱ってないんですよねー
0投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログおばぁちゃんの頭の良さに脱帽です。 最後体重が戻っていて、お茶目な感じも可愛かったです。 長生きして欲しい笑
0投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログお勧めいただき出会った一冊。 誘拐犯たちも警察もどちらも応援したくなります。そして何より刀自のかっこよさに惚れ惚れ。 100億円は手に入るのか?どうやって?とワクワクしながら読めました。 今となっては古めかしく感じる文体もまた味があっていいなと思います。
10投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ブクログの読友さんの劇場型犯罪のお薦め。刑務所内で次のスリを考える戸並。社会復帰のために元手が必要で、刑務所内の同部屋の秋葉と三宅と計らって誘拐を企む。ターゲットは紀州の大地主・柳川ばあちゃん(82歳)、身代金は5千万円。見事、ばあちゃんを誘拐したが、身代金の額を聞き「私はそんな安い人間ではない」と、まさかの人質からの値上げ交渉、その額は何と100億円!警察官の緊急配備を潜り抜け、まんまと100億円を盗むのに成功。しかし、多々ニヤニヤ、ドキドキ。劇場型犯罪のオチとしては好き。ばあちゃんの大活躍に笑えた。⑤
27投稿日: 2022.08.03
powered by ブクログ久しぶりに安心して読める物語に出会えました。 安心なのだけど、ハラハラドキドキは最後まで続きます。 安直な表現ですが、子供からお年寄りまで楽しめると思います。 まさに作中に出てくる獅子と狐とパンダの喩えのとおりの風格と抜け目なさと可愛らしさを持った物語です。
19投稿日: 2022.03.15
powered by ブクログユーモアがあって、ちょっとほろっともしたり、素敵なお話しでした。 主人公は、大富豪柳川とし子刀自。 刀自(とじ)って初めて聞いたけど、敬愛の気持ちを込めたおばあちゃんの呼び方だそうです。 刀自 vs 虹の童子 vs 県警本部長 とし子刀自の「猜疑心と虚栄心」が、真面目な人たちを煙に巻き、根は優しい誘拐団の心を揺さぶります。
15投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話としてはどんでん返し系。 当時は「すごいミステリー」だったのかもしれないが、今となっては…という印象。 刊行が古いので文体がどうしても読みづらかった。 登場人物もキャラが弱かったりして感情移入しづらい。 あとは話の本筋とは関係ない蛇足部分が多かった気がする。 こう感じるのも最近の小説ばかり読んでいる弊害かもしれないが…。
4投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログ面白かったです。 性根の悪い人がてでこないのが、すごくいい。 お金がすべてではない。 家族とか仲間とかを大切に想い、叱咤激励しながら進んでいく。 全部、おばあちゃんのおかげ。 こんな方が国のリーダーになってほしいものです。 岡本喜八監督の映画版も大好きです。
5投稿日: 2022.01.06
powered by ブクログ物語が進むにつれてテンポが良くなり、楽しみながら読めた。言葉遣いが難しくて読めなかったり意味を理解できなかったりする部分もあったものの、物語の展開自体は分かりやすかった。終わり方も良い。
3投稿日: 2021.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これ、めちゃくちゃ面白かったです。 1978年に書かれた作品だというのに、図書館に予約したら6人待ちでした。 でも、待ったかいがありました。 前科持ちの三人組が、人生をやり直す元手を得るために誘拐を目論む。 リーダーが2000万円、残る二人は1500万円ずつ。 締めて5000万円奪取のはずですが、それでも多すぎるのではないかと心配になる彼らが誘拐したのは、和歌山の大富豪、柳川とし子刀自、御年82歳。 金持ち特有のおおらかさで、お供のお手伝いさんを返し、身一つで誘拐された彼女は、身代金の5000万円に激怒した。 さらに上手いこと誘拐犯たちの計画を聞き出した挙句、「そんな方法ではすぐに警察に捕まりますな。裏をかくには…」と、知恵まで授ける始末。 いつの間にか人質主導の誘拐事件となり、これ以上はびた一文もまからんと人質が主張する身代金は100億円。 どうする、どうなる、この事件。 人質のおばあちゃんの、人当たりの良さとは裏腹の肝のデカさと頭脳の明晰さ。 このキャラクターにやられてしまいます。 誘拐犯たちも、柳川家の人たちも、村人たちも、警察も、みんないい人たちばかり。 このいい人たちをうまい事手玉に取って事件を主導するおばあちゃんの真意は…。 ”獅子の風格と、狐の抜け目なさと、奇妙なことだがそれにパンダの親しさと、兼ね備えた人格ということでしょうかねえ。” 県警本部長の、誘拐犯(首班と思われる)の人物評価。 誘拐物のミステリとしても十分に面白いですし、時代の古さを感じさせない文体の軽さもあり、今読んでも全然問題なしです。 読後すぐに友だちにお薦めしました。
5投稿日: 2021.10.23
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爆問の太田さんがお薦めしていたので読んでみた。 ネタバレになるかわからんけども、一応。 刀自の気持ちがわかるなあ。 国に取られるだけ取られて死んでゆくのには抗えるものなら抗ってみたい。 何か生きた実感とか痕跡とか、そんなものも感じてみたい。 でもそれが出来たのは、刀自の財産や知能や人望があってのことで、自分のような庶民には無理なんだろうな。 まあ、無理と思ってる時点で無理なんでしょうが。
0投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テンポよく、だれることなくずっと面白いのですがそれでも読み終わってこんなにも清々しい気持ちになるとは思ってなかった(時代故に直球の差別用語など出てくるのでギクっとすることもあるというメモ)
0投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログ身代金百億円という大胆な誘拐ミステリ(本格ではない)。面白いなあ。一体どうやって難所を切り抜けるのか、刀自の知恵とスリルが楽しめる。そしてだんだんほだされていく三人組の描写も温かい。ラストも実に良かった。誰にでもおすすめできる傑作。
0投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログ誘拐モノというと重く暗い作品を想像するが、この作品はユーモアがある展開で読者を楽しませてくれる。もちろん身代金受け渡し方法も読者の上を行くものであり、ラストもなかなか面白い。 映画も見てみたい。
0投稿日: 2021.03.16
powered by ブクログ誘拐というシリアスなテーマでしたがキャラやセリフのどこか気の抜けている感がたまらなく心地よかったです。
0投稿日: 2021.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいる途中で再読だったいことに気づいた。 でも、面白かった。古さはどうしても感じてしまうけども、それでも名作であることは間違いない。
2投稿日: 2020.08.19
powered by ブクログスケールでかい。主人公の器のデカさが伝わるから痛快。トリックの緻密さでも楽しめるだろうし、人間ドラマとしても一人ひとりの関係性の浮き彫りが見事。人柄って出るんだな〜…それぞれの境遇とともにしみじみ伝わる。
2投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログ再読 誘拐事件を題材にしていながら心温まる結末で終わる 作者の代表作に相応しい一品 ミステリとしては潜伏先にどうみても無理があるが 山林地主という時代背景も印象深く手堅く面白い
2投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
和歌山の大地主の柳川家の当主のおばあちゃんを誘拐する3人組。ところが途中でその大ばあちゃんにそそのかされて3千万の身代金が100億円に!しかもその手口が3人からではなくおばあちゃんが計画して実行させるところなんぞ,普通では考えられない展開。最後に世話になった県警本部長とおばあちゃんはお話ししたけどまさか犯人だった一人が家の世話に来るとは! しかもまんまと盗んだ100億はおばあちゃんに自宅に隠しておくのはびっくり!とにかくちょっと痛快で後味も良かった。
0投稿日: 2019.07.11
powered by ブクログいやー、面白い。 するする読み進められる小説で、分類はミステリーなんだけども大いにヒューマンドラマっ気も高い作品だ。 スリやら空き巣やらの前科を持つ男3人組が、先立つものを得るために身代金誘拐を企てる。狙いをつけたのは莫大な財産と人徳を持つ柳川家の大奥様、トシコ刀自だ。 身代金の金額は前代未聞の100億円、しかもその人格ゆえに方々のお偉方から慕われる刀自を救うべく、警察当局やマスコミ挙げての大騒動となる。 面白みの核になるのは登場人物たちのキャラクターの豊かさだ。中でも、人質の身ながら、隠れ家の手配や当局・柳川家への連絡、身代金の受け渡しやその後のトンズラ方法に至るまで、知恵も人脈も惜しみなく絞り出し犯人たちに教示・指図するとしこ刀自の聡明さやユーモア、慈愛に満ちた言動にはただただ頭が下がる。 その指示に素直に従い、時には「おばあちゃんー」と相談までしだし、挙句にはまんまとせしめた100億円が己の身の丈に合わないと手放す覚悟を決める犯人たちの可愛らしさよ。 誘拐犯と人質の間に連帯感が生まれることはままあるらしいが、格上の人質に尊敬の念を抱き、親子にも似た絆を築き上げるなんてそうそうないのではないか。 それもこれも、としこ刀自のお人柄ゆえだ。 ここに書いた犯人たちととしこ刀自との人間模様の他にも、警察当局やマスコミたちの思惑や100億円を捻出する子どもらの孝行心、お国相手に税金対策を練るとしこ刀自の狡猾さなどなどがますます物語を緻密なものに仕上げている。 これは傑作だ。間違いなく。
1投稿日: 2019.01.31
powered by ブクログ◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第四十六回 天藤真はユーモアミステリーの大家です。 で、これも抱腹絶倒なので、ミステリー読んで楽しみたい人向き(^o^)。 80代の大金持ちの老婆が若い三人組に誘拐されるのですが、この婆ちゃんがしたたか者だった。 ちょうど自分が死んだら相続をどうするか考えてるときだったので、国に大金払いたくない、とこれは幸い、とばかりにその三人を手足のようにこきつかって100億の身代金をふっかけさせるのです。 ひゃ、ひゃくおく?! と腰の引ける三人組……が素晴らしくおかしい。 天藤真は上手い書き手なので、短編集も面白いですよ。 2019年01月15日
2投稿日: 2019.01.15
powered by ブクログ年末にやってたドラマ見て久々に読み直したくなり、どっかにあったはずと家探ししたけど見当たらず、しゃあなし古本で。 でもねぇ、あのドラマもねぇ、渡部篤郎は弱ぇ〜わ。比較対象が緒形拳なのは気の毒やけど。それ言うたら冨司刀自もなぁ、上品やねんけど北林刀自の迫力と比べるとねぇ。 小説としては十分おもしろいんやけど先に映像作品を見てから読むと映像映えする話よね。
3投稿日: 2019.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おばあちゃんがさらわれた! 今となっては伝説の一冊。 お金をゲットするまでのくだりがちょい長い気もするが、読み終えればそれも良しか。 気持ちのよいエンタメ誘拐小説
0投稿日: 2018.12.31
powered by ブクログ言わずと知れた誘拐ミステリの名作。キャラがみんないいし、真面目な社会的テーマも内包しつつ、読み心地はユーモラスだし。お互いを尊重し信頼しあう誘拐犯と人質の関係にもほっこりさせられてしまいます。 百億円という前代未聞の身代金をどうやって受け取るのか、という難題もさながら。何故この額になったのか、何故このような要求をしたのか、という部分の真相も目からウロコです。うーむ、こんなことを考えついてしまうだなんて。とし子刀自、最強だなあ。だけど動機の面については、彼女の弱さも垣間見えてほろりとさせられてしまったりも。しかし予想されたとおり、大誘拐から始まった物語の大団円は痛快で爽快でした。
1投稿日: 2018.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすがに現代のミステリ小説と比較するとスピード感はないし冗長な部分も多いが、それは今だから思うこと。名作であることに間違いはない。
3投稿日: 2018.08.31文句無く楽しく読めます。
面白かった! 全てが常識外れで、でも、しっかり繋がっているストーリーで!伏線も小気味よく回収されていきます。こんな年寄りになれたらいいですね。 猜疑心と虚栄心をエネルギーに変えるあたりも、年寄りならではと思わせます。よく出来て面白い本でした。
0投稿日: 2018.08.30
powered by ブクログおばぁちゃんのキャラが全て。痛快な作品という感じ。映画化とかされそうだなぁ。有閑クラブでの誘拐の話、絶対これ真似してる!
0投稿日: 2018.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
刀自、健治を始め、個々のキャラ立ちが明瞭で、それぞれのやり取りにこそ一番の魅力がある。逆に誘拐の手口や交渉に至る部分は仔細な分、口説くもある。誘拐の手口や詳細にこそこの小説の醍醐味があるのだろうから(一般的には)しょうがないのだけど、個人的にはここまで登場人物が活き活きと差別化されているなら、もっとコミカルでぶっとんでいてもいいかなーも感じた。妙なリアリティを並行させる必要があったのかなーと。でも、1978年に書かれたものと知って驚いた。著者の感覚が既に現代にまで及んでいたんだなあー。やはり天才は、時代の先を行くものだね。
0投稿日: 2018.01.10
powered by ブクログあまり難しいことを考えずに気楽に楽しめる娯楽小説的な一冊だと思います。コミカルな部分がありおばあちゃん無双の爽快さもありハートウォーミングなじんわりするところあり・・・読後感もとてもいいです。思うに、あからさまな敵役というか不快な人物が登場せず基本的に登場人物がみんな善人に描かれているってのが大きいのかもな、と。
0投稿日: 2017.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3回は読んでると思うけど、何回読んでも最高。よくできた話に素敵な刀自さま。もっとも、誘拐犯に協力したくなった境地は、「ラーメン単位」な私には推し量ることしかできませんが。
0投稿日: 2017.10.01親しみの湧く人物像。
日本有数の資産家であり、誰からも敬愛されるお婆さんを誘拐することにした刑務所で知り合った三人組。だけどやはりこのお婆さんは只者ではなかった。 大分前に書かれた本で、今の常識では通じないことも多いけど、その頭脳ゲームは決して古びてなく、読者を夢中にさせることだろう。 どうしても犯罪者である三人組に肩を入れたくなるが、他にも魅力的なキャラクターがたくさん出てくる。そのなかでもお婆ちゃんの人格には圧倒されるものがある。 読み応えもあるのでじっくり読書したいときに読むべき本だと思う。
0投稿日: 2017.09.14
powered by ブクログ+++ 三度目の刑務所生活で、スリ師戸並健次は思案に暮れた。しのぎ稼業から足を洗い社会復帰を果たすには元手が要る、そのためには―早い話が誘拐、身代金しかない。雑居房で知り合った秋葉正義、三宅平太を仲間に、準備万端調えて現地入り。片や標的に定められた柳川家の当主、お供を連れて持山を歩く。…時は満ちて、絶好の誘拐日和到来。三人組と柳川としの熱い日々が始まる!第32回日本推理作家協会賞長篇賞受賞作。 +++ なんというか、規模が大きすぎて想像に余る。誘拐されるのは、大家の当主、柳川とし刀自。身代金はなんと100億円。誘拐事件は、それが起こった途端にどういうわけか柳川としにそのシナリオを握られ、とんでもない規模で進行する。としの人望の厚さゆえに、誘拐犯三人組は、この上ない切り札を握ることになり、それもとしの思う壺であったわけである。しかも、その記憶力や判断力は、とても80歳を過ぎた人のものとは思えず、格好いいとしか言いようがない。全国民、さらに全世界の目までをくぎ付けにした、一大スペクタクルと言っても過言ではないだろう。誰も傷つかず、誰も損をしない誘拐劇。三人の誘拐犯たちのキャラクタも結構魅力的である。文句ない面白さの一冊である。
4投稿日: 2017.09.06
powered by ブクログ和歌山の大富豪の柳川とし子の誘拐を企てた3人の男たち。この柳川とし子とは、82歳の小さなおばあちゃんだが、慈愛溢れる人柄で地元では生き神として崇められている。そんなおばあちゃんを誘拐した3人。だが、このおばあちゃん只者ではなかった。3人で決めた身代金5千万にたいして、馬鹿にするなと怒り出し、100億円要求するように言い出す。そして、身代金の受け渡し方法まで語りだして… 犯人の男3人組とおばあちゃんの立場が逆転しているんだけど、これがまたいいんだよね。おばあちゃんが何考えてるのか分からんと思いつつも、おばあちゃんの言うこと聞いてれば大丈夫と思ってる。 そして、くーちゃんも素晴らしい!おばあちゃんがやってきた日のくーちゃんの反応!微笑ましくていいわ。 映画化されていたようで調べたら、かなり前にしたよう。YouTubeで予告動画見たら、世界観がぴったりだった!DVD出てるならTSUTAYAで借りようかなー 今のところ今年1番のヒットだったな。 2017.3.12 読了
2投稿日: 2017.03.12
powered by ブクログ先に岡本喜八の映画を観ていたので、展開のドキドキ感やオチの衝撃はなかったものの、面白さには遜色なかった。 キャラクターに愛嬌があり、全篇にユーモアの雰囲気が漂っているものの、ディテールは緻密で濃密。 文章もテンポよく読みやすいが理知的で硬質。 この緩急、硬軟のバランスがいいんだなと思った。 ところで「虹の童子」の偽名がそれぞれ雷・風・雨なのって、山田風太郎が元ネタ?
0投稿日: 2017.03.12いい作品です。
想像通りの結末に満足。非常に面白かったです。買って損はないと思いますよ。
0投稿日: 2017.02.24
powered by ブクログ1978年の作品。 すごい!面白い‼︎ …語彙が単純すぎて幼稚な感想ですが、もうシンプルに面白かった。 1991年に風間トオル、緒形拳、北林谷栄ら出演により映画化もされているので、そちらも観てみたくなりました。 犯人は予め分かっているので「謎解き」としてのミステリーではありませんが、「この後一体どう展開して行くのだろう?」と思わせるワクワク感と、それを良い意味で裏切る予想外のスケールのデカさと、散りばめられたユーモアにより最高のエンターテイメントとなっていて一気に読ませます。 最後や途中にホロリとくるところもあり(結末部分は泣けます(笑))、久しぶりに純粋に「面白い/愉しい」小説、読書時間でした。 間違いなく、私的「日本のミステリー・ベスト5」に入ります。
0投稿日: 2017.01.16
powered by ブクログこれまた、超高齢ヒーローが縦横無尽に大活躍のエンターテイメント。 素朴に楽しめます。 恐らくは80歳前後の老婆が、国家権力を向こうに回して、100億円の大勝負に出る! # 内容もなかなかスリリング。 テレビドラマで「僕のヤバい妻」というのが最近あって、木村佳乃さんが巧みな狂言誘拐を繰り広げる物語でした。 あの話、ゼッタイ、この「大誘拐」を意識していると思います。 # 1991年に映画化されています。 岡本喜八監督で、北林谷栄さん、緒形拳さん。 うーん、昭和なラインアップですね。 18歳くらいだったんですが、ロードショーで観ました。そこそこ面白かった...ような気がします。淡い記憶。 # 原作は、天童真さんという人の小説。このたび、初めて気軽に読んでみました。 ファンタジーと遊び心あふれる犯罪物語で、ココロのストライクゾーンを緩く取れれば、誰でも楽しめる素敵な小説でした。 # 和歌山県です。 そして、1978年の小説です。 戦後、35年ですね。 柳川とし子という名前のおばあさんがいます。大金持ちなんです。代々の山林王。 これが設定上、ものすご~い土地、山林を持って、会社もいっぱい持って子供に任せて、度胸と知恵に満ちて、博愛と人情を知る金持ち&ビジネスウーマン&篤志家なんです。 まずこの老婆のファンタスティックな設定を楽しんで受け入れれば、あとはするすると楽しめます。 この老婆を、前科のある人生に行き詰った若者三人が、苦心さんたん、誘拐するんです。無論、身代金目的。 で、この三人も、色々辛い人生を送った、内心は心優しい男たちなんですね。 この老婆が、頭が切れる。 度胸もある。 誘拐犯三人と、ある種の「紳士協定」を結んで、さりげなくアドバイスをしてあげます。 そうでないと、この三人の誘拐犯、どこかおっちょこちょいで、すぐに捕まっちゃうんですね。 徐々に、なんだか誘拐された老婆が、この誘拐事件の主犯のようになってくる(笑)。 この三人が、せいぜい数千万を想定して誘拐したんですが、誘拐された老婆が、 「100億円要求しなさい」 と言い出すんです...。 実は、この老婆には誘拐されたときに、ある、「ねらい」がひらめいたんですね...。 # と言う訳で、事実上、この老婆と。 老婆のことを慕って、犯人を憎み、全知全能で誘拐犯を逮捕しようと努力する県警本部長。 このふたりの知恵比べになります。 テレビ中継を巧みに使った、身代金要求。 現金準備。 ヘリを利用した受け渡し...。 和歌山の山林を舞台に、全世界注目の、テレビ中継付きの「100億円受渡し」が行われるという...。 もう、なんだか馬鹿馬鹿しくも素敵な世界です。 # そして、事件を通して。 三人の若者たちが、それぞれにまっとうな人生への思いを抱く。 老婆との交流の中で、徐々に。犯罪者ではなくなっていく。 もう、最後にはほとんど、「老婆とその手下」という状況。 これが愉しいし、魅力です。 # 以下、ネタバレですが。 ######### 老婆は、かつて戦争で、最愛の息子と娘を失っているんですね。 (それ以外にも数名、息子娘がいるんですけど) このまま自分が死ぬと、相続税でえらいことになってしまう。 むしろ、100億円を身代金を作るために山林を処分して現金化した方が、犯罪を巡る現金ということで、お国に収める税金が少ない。 ものすごく、ものすごく、節税できる。 つまり、老婆なりの、「お国」への意趣返しだったんですね。 明るく楽しくスリリングなお国、けっこうダークでインモラルな、戦争世代の思いが詰まっていました。
2投稿日: 2016.11.14ほんに、斬新奇抜で爽快感たっぷりなお話です。
まずは紀伊半島の地図を用意し、先の映画では龍神村となっていたので、そのあたりを起点とし、 事が起こるたびに、ルートや地点を調整登録していきますと、最後までわかり易く重宝しました。 地図にマーカーなんぞで書き込んで、データが増えていくのが、結構楽しかったです。 さて、『虹の童子』のメンバーたちより、3~4年後に生まれた私なのですが、 同じ時代を生きたと思うと、ちょっと嬉しく懐かしくもあります。 インスタントラーメンが43円。さいな。そんな時代やったと思いまうすわ。 途中カタカナの日本語表記が出てきますが、難儀でした。 でもね、時代を感じながら読み進めるのもいいかなって。声に出してゆっくりとね。 若者にも負けないそれ以上の行動力、数字にはめっぽう強いし、 度胸が備わっていて、優しくてお品があるそんなおばあちゃん。大好き!
8投稿日: 2016.09.06これは良いね!
これまで知らなかったけれど,これはエンターテイメントとしてピカイチです。 そんなうまくいくか,というツッコミは脇において,最後の種明かしや意図まで含めて,なんということか,という印象をもつでしょう。
3投稿日: 2016.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誘拐ミステリの古典的名作。この作品の最大の魅力は,誘拐事件の被害者でありながら,誘拐事件のブレーン的な立場になる「柳川とし子」(以下「刀自」という。)のキャラクターだろう。刀自は,持山だけで全大阪府の二倍以上,紀州在住の超大富豪。体重が急激に減ったことにショックを受け,死ぬ前に…と始めた山歩きの最中,三人の誘拐犯に遭遇する。この誘拐犯の三人組のキャラクターも見事に描かれている。リーダー格の戸並健二。知能優秀,身体強健と描写されている。過去に刀自と接触したこともある。そして,肉体労働に適していると描かれる秋葉正義と,妹のためにお金が必要な三宅平太 刀自の略取までは,戸並が中心となって計画を立て,実際に略取に成功するのだから,刀自が終盤で語るように並の悪党ではない。この並の悪党でない三人と刀自が実質的に共謀して,100億円の身代金を奪うというストーリーである。 物 語は大きく3つのパートに分かれている。まずは刀自の略取までのパート。それから,テレビの生放送で刀自が,身代金である100億円の作り方を伝えるパート,そして最後の身代金を奪うパートである。 話のテンポはよく,ユーモアあふれる文体で描かれており非常に読みやすい。反面,生放送の祭のトリック(おとりの放送者を奪って放送をするというもの)や,身代金略取のトリック(ヘリコプターの操縦士を利用して,嘘の供述をさせることで略取したタイミングを誤解させるというもの)は,映像にすればもう少し分かりやすいのかもしれないが,正直,文章だと分かりにくかった。 誘拐モノとしては,プロット部分がやや弱い気がする。キャラクターの魅力,文体など総合的な評価は高いが…。評価としては★3か。
3投稿日: 2016.07.11
powered by ブクログ犯罪から足を洗おうと決めた三人組が、 最後に思いついたのが大地主である婆さんの誘拐だった。 そこから始まる婆さんとヘッポコ三人組の誘拐劇。 肝の座った婆さんとやり取りするウチにどんどんと 惹かれていき、計画を立てるわ誘拐状を書くわと 気がつけば誰がボスかもわからない状態。 一方警察もメンツをかけて奪還を目指すが 誘拐犯(と婆さん)はどんどん裏を書いていく。 足を洗う程度の金額ということで、三人が立てた身代金は 3000万。しかし婆さんのぶちあげた「100億」という 途方も無い身代金をどうやってせしめるのか? そして婆さんの思惑とは? 読み終わって「これミステリか?」という気も しないでもなかったけど、とても楽しく 読ませてもらった。 三人のヘッポコ誘拐犯と婆さんのやりとりも、 100億円から始まる家族や警察、はては日本中を 巻き込んだ大騒動を見事に描いている。 とても有名な一冊らしいので、気になる人は是非。
3投稿日: 2016.03.27
powered by ブクログ類を見ないハートフルな犯罪小説 週刊文春の20世紀国内ミステリランキングで1位に選出されています。とし子おばあちゃんと、どこか憎めないチンピラ3人組による誘拐劇。ユニークで規格外な内容は、重苦しい誘拐のイメージを払拭させてくれるはず。 心がほっこりとすること請け合いの作品です。ただ、最終的には予定調和と言いますか、意外性はそこまで用意されてはいません。
3投稿日: 2016.02.09
powered by ブクログ東西ミステリーベスト100の上位にランクインしている作品なので読んでみた。解説に『傑作ミステリーの条件をことごとく満たしている』と書いてあるが、あまりミステリーらしくないと思う。面白いことは間違いないが、普通のエンタメ小説として読んだ方がいい。
0投稿日: 2016.01.31
powered by ブクログ初天藤。東西ミステリーベスト100 文春編、国内編第七位。柳川とし子刀自のキャラクタが抜群に良い!警察以上に頭の切れるおばあちゃん(齢八十二!?)がいるやろかw いつの間にか犯人と人質の立場が入れ替わり、どちらが犯人か分からなくなる様はホント見物です(^^* まさに“大”誘拐ミステリでした!あとベスト10で読んでないのは・・第六位、松本清張「点と線」。第十位、横溝正史「本陣殺人事件」の二作のみ。
3投稿日: 2016.01.02いつまでも読み返す本
高校の時この本に出逢い、友人に「面白いからと、強制的に貸しまくり」自分の手元になかなかなかった本でした。 ジャンルは誘拐ミステリーですが、誘拐された家族との連絡方法、身代金受け渡し方法、広げた大風呂敷の閉じかた、そして全編を通して醸し出されるほのぼの感。全てが新鮮でした。 これだけ影響を受けた本は、、同じく高校時代に読んだ「そして誰もいなくなった」だけです。 社会人になって、なくしてしまい、違う出版社から出ていたおなじ本を購入し、そして電子書籍を始める際、最初にこの本を選びました。 一生読んでいく本だと思っています。
3投稿日: 2016.01.02
powered by ブクログ被害者という言葉が似合わない被害者と、加害者という言葉が似合わない加害者。喜怒哀楽が散らばっていて最後のシーンではにんまりとしてしまう。このおばあちゃん大好きです♡
3投稿日: 2015.11.16
powered by ブクログ名作の評判通りであった。 「誘拐もの」なるジャンルはミステリー、サスペンスのジャンルにおいて数多の作品あるが、読後感の爽快さでいえば古今東西和洋問わず今作がナンバー1であろう。 犯人役も誘拐されるおばあちゃんも、キャラ立ちがあって初めて成立する物語であり、言葉を変えれば愛すべきおばあちゃんとし子刀自の完全犯罪の物語である。 そして1979年の初版ながらテレビ、マスコミを巻き込んだ劇場型犯罪を成立させている、このジャンルにおいても昨今数々の作品生まれているが、今作が先駆けでありまた白眉でもある。 前編を通して会話は関西弁、これもよかった。凶悪犯罪である誘拐をほんわかさせる言葉のマジックを感じさせてくれる。 名匠岡本喜八氏による映画化もされており、こちらは観ていないのだが、いつか観てみたいと思う。
4投稿日: 2015.07.14たのしいミステリー
場面の進行が早いので、つい引き込まれてしまい、あっという間に読み終わってしまいました。 終わってみれば、”ああよかったね” とほっとします。 素晴らしい後味のミステリーでした。 お勧めします。
2投稿日: 2015.04.01
powered by ブクログ泥棒3人組が大金持ちのおばあさんを誘拐する事件が発生するが、その事件の進行の指揮はそのおばあさんがしていくというストーリー。不思議な展開でとても面白かったです。
3投稿日: 2015.03.19
powered by ブクログ膨大な紀州の山々を所有する日本有数の大富豪、柳川家の女主人は齢82歳にして未だ矍鑠たるとし子刀自。 身長140センチにも満たない可愛らしいおばあさんだが、所有する土地財産の目録はすべて頭に入り、一度会った人合った出来事は忘れず、常に公平で慈善事業を行い、彼女を知る人たちからは生神のように慕われている。 そんなとし子刀自を狙う仮面の三人の若者。刑務所で知り合った彼らは、出所後の再出発の為にとし子刀自を誘拐し手身代金を得よう、地道な努力を重ねていた。 山歩きのとし子刀自の前に飛び出す三人。 そこから日本のみならず世界の注目する大誘拐の数日間が幕を開ける。 === 愉快痛快無心で楽しめるミステリー。 解説にもありますが、まさにとし子おばあちゃんがいてこそ作り上げられた展開、トリック。 前科付きでありながら一本筋の通った純朴な誘拐犯たちの主導権を握ってしまうとし子刀自。獅子の風格と、狐の抜け目なさと、それにパンダの親しさを兼ね揃えた人格者による世界大注目の大活劇となったらわくわくドキドキです。 悪い結末には絶対ならないなあという安心感を持ちながら読めるミステリーもいいですね。
14投稿日: 2015.01.16
powered by ブクログベストミステリの上記にランクインされるだけあって、発想の目新しさ(これだけ古い作品に向かって言うべきコメントじゃないけど)、物語展開のテンポの良さはさすがに高品質。古臭さを殆ど感じさせられないっていう、その点だけ見てもお見事。達成されてしまった完全犯罪だけど、犯人に対してもそれほど強い怒りを感じず、読後はむしろさわやかな感覚につつまれたほど。なかなか楽しかったす。
3投稿日: 2014.11.04
powered by ブクログ映画のほうは観てないけどなんて大胆でインパクトの強い誘拐事件なんでしょう。犯罪小説ではなしに知的なところで琴線にふれ、なおかつ家族愛のおとぎ話のような小説でした。
3投稿日: 2014.09.30
powered by ブクログすこ~し前の日本を舞台にした、「愉快な誘拐」の物語。 誘拐団(!?)とそれを追いかける警察の対決がみもの。 綿密に張り巡らされたはずの捜査網をひょいとくぐり抜け、警察本部ばかりか、読者までも煙に巻き、してやったりとばかりに鮮やかなトリックを披露して・・・ むしろ、怪盗と探偵ってイメージに近いか。 こういう物語は、怪盗側のブレインの魅力があってこそ。 ルパンもねずみ小僧も怪人二十面相も、みんな素敵だもの。 その点でも、この物語は最高水準。 最終章で、そのブレインがちょっとだけ動機を明かします。それも併せて、この物語の魅力かな。
3投稿日: 2014.09.12
powered by ブクログドラマにも映画にもなった有名な作品。大富豪の当主が矍鑠としたお婆ぁさんで,誘拐犯の標的にされたのを逆用して,不甲斐ない家の者たちにお灸を据える。長らく入手不能になっていたが,復刊されて手に入れやすくなった。 自分が小学校高学年から中学生だった頃、日本では誘拐事件が多発した。家に独りで居た名士のお婆さんが巧みに誘い出されたり、家庭教師の募集に応じて女子大生が拉致されたり。同一犯ではなく別個の事件だったし、被害者は全て誘拐直後に殺害されてた。犯人は凶行のあと身代金を要求する電話をかけていた。発表された時期から考えてこの作品は作者からのアンチテーゼだったと思える。卑劣な誘拐という犯罪に対して。人生に行き詰まった果ての犯人に対して。誘拐の被害者である筈のお婆さん以外、登場人物達が滑稽すぎる。特に県警本部長が秀逸。
3投稿日: 2014.08.21
powered by ブクログ刑務所から出所した三人組は社会復帰の元手を稼ぐため企てたのは誘拐だった。ターゲットは紀州随一の大富豪の当主柳川とし子。そして破天荒な誘拐劇が幕を開ける! 誘拐や劇場型犯罪の作品は犯人側と警察側の心理戦や頭脳戦、刻一刻と変わる状況などもあってシリアスで息詰まる展開のものが多いイメージがあるのですが、この作品はいい意味でユーモラスで息詰まるというよりも、この後どうするの? っていうワクワク感があります。 その理由は悪人になりきれない犯人たちの性格やキャラクターというのもあると思いますが、何よりも大きいのはとし子の存在だと思います。彼女の言動や口調というものがどっしりとしていながら、でも茶目っ気たっぷりでそういう可愛らしさが大きいのかな、と思います。 また作品中の登場人物は基本関西弁なのですが、それも大きいと思います。関西弁って怖い、って言われることもありますが、これを読んでるとほっこりとしますね。 キャラクターも魅力的ですが、誘拐事件自体の展開も非常にド派手! テレビに中継をさせたり、ヘリを飛ばせたりと本来水面下で進むはずの誘拐が非常にド派手に描かれます。それでいて計画の細部はしっかりと練られているのもすごい! 大胆さと繊細さを兼ね備えた完全犯罪計画やそれが進行していく様子は読んでいて楽しかったです。 それも伏線だったのか、っていうことも最後に明かしてくれて、非常に評価の高い作品ですが、評価が高いだけあって面白かったです。やっぱり古典の有名どころは押さえておくべきだなあ、と改めて思いました。 第32回日本推理作家協会賞
8投稿日: 2014.07.10
powered by ブクログ天藤真推理小説全集の「大誘拐」です。 これ映画になりましたよね。 観ていませんが話題になってたのは何となく覚えています。 文庫本で読みました。 とっても面白かったです。 笑ってしまう面白さです。 犯人のキャラクターも、ほんと憎めなくて何よりおばぁちゃんお見事でした。 読み終わったら爽快な気分になるお話です。 推理小説全集・・というからには17集もありまして。 でもこの本とても面白かったので他のも是非読んでみたいと思います。
4投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログ序盤から中盤、あまり面白くないかもと思いつつ読んでいたら、後半から一気にテンポも上がり、非常に面白かった。話の顛末は少し予想通りな感じだったけど、一番いい終わり方だったかな。
3投稿日: 2014.05.01
powered by ブクログ面白い。 まず誘拐の難しさを示して、その後、犯人(かな?)がそれを一つずつ克服してゆく過程が面白い。 更に、最後の犯人たちの言動が素晴らしくて、人情話的。 推理小説って、殺人やら暴力やらが多くて、たとえ事件が綺麗に解決しても後味悪いことが多いだけに、心あたたまる推理小説って嬉しいです。
3投稿日: 2014.04.12名作中の名作
岡本喜八監督の映画『大誘拐』から原作小説に入ったクチです。 チンピラ三人組の営利目的誘拐から始まった小さな(?)事件が、やがて日本中どころか世界でも注目される大誘拐劇へと展開します。 さながら、小さな雪玉が坂を転がるごとく。 誘拐犯+人質のおばあちゃん VS 警察 という構図。 身代金は前代未聞の100億円。 コメディのようなミステリーながら、その底に流れる思考はけっこうシリアス。 最後はほっこり安心の解決ですし、お勧めです。
3投稿日: 2014.04.12壮大で痛快な誘拐事件
誘拐されたのは芯のしっかりした大物おばあちゃん。いつの間にかそんな人質に振り回されてる犯人達。 こんなに明るい気持ちになる誘拐事件は初めてです! ラストは犯人達の心根の真っ直ぐさにじーんと胸を打たれました。
2投稿日: 2014.01.12
powered by ブクログ久しぶりに再読。 やっぱり傑作だなー。 天藤真=大誘拐、というほど自分の中では大好きな一作。 この作品はなんといってもおばあちゃん。 ユーモアや人情、惹き付けて話さないストーリー展開。 絶妙です。 ページをめくる手が止まらず、再読なのにやっぱり一気に読了。
3投稿日: 2013.12.19
powered by ブクログ百億円の身代金は爽快でしたね。おばあちゃんすごいわー。百億円、わたしも使えないなぁ。しかし、読んでると関西弁がうつりそうになりますね笑。
3投稿日: 2013.12.12おばあちゃん VS 警察
大好きな映画の原作。おばあちゃんの可愛らしく、賢さが誘拐したはずの青年たちと家族を変えていく。警察との駆け引きが楽しい作品
4投稿日: 2013.10.17明るい誘拐事件
はじめて電子書籍で買った本です。山も好きなので楽しく読めて買って後悔しませんでした。面白いので一気に読んでしまった。 たしか、舞台は紀伊半島です。
4投稿日: 2013.09.30落語的ミステリか?
天藤 真の作品は、どこかコミカルに感じてしまう。文体のせいなのか。 この大誘拐も、傑作であることに異論はない。しかし、中盤以降、話の規模がとてつもなく大きくなる頃には、何かよくできた落語を聞いているように思えてきた。(褒めてるつもりです。) 心地よく文章の流れに乗っているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまった。 映画化もされているので、未見の方は、そちらも是非。
5投稿日: 2013.09.29おばあちゃんは大悪党
チンピラ三人組に誘拐された資産家のおばあちゃん。 普通は、 お年寄り相手に、何てひどい、 と思うシチュエーションだが、 いつのまにか、誘拐されたはずのおばあちゃんが 犯人たちを手足のようにコキ使って 誘拐事件の首謀者に躍り出る! 荒唐無稽、だけど 人間がよく書かれた暖かいストーリーに ハラハラドキドキ、けどホロりとも来て 何度でも読み返したくなる名作。
20投稿日: 2013.09.25私の読書人生を変えた1冊
この本を読んでミステリー本にはまり、私の読書人生が大きく変わりました。史上最大の大誘拐という犯罪小説なのに、気づけば登場人物みんなが愛おしい。ハラハラドキドキの連続でこんなにも温かいミステリーを、ほかには知りません。週刊文春の「傑作ミステリーベスト10」20世紀部門で、赤川 次郎や宮部 みゆきらの作品を押さえて堂々の第1位に選ばれました!(スタッフA)
6投稿日: 2013.09.24
powered by ブクログ徹底的にユニークな誘拐ミステリー。 「虹の童子」と、とし子お婆ちゃんの絶妙のコンビ、とし子お婆ちゃんが考えた絶妙なトリック、救出を試みる三宅本部長との駆け引き、「虹の童子」らの心境の変化、そしてハートフルなラスト、どれをとってもハイレベルで見所満載です。オールタイムベストでも1、2を争う傑作です。
3投稿日: 2013.07.26
powered by ブクログ大富豪柳川とし子刀自を誘拐した。犯人の提示した身代金が低すぎる、と刀自が意義を唱え…。 滑稽とも思えるスケールの大きさと、緻密な犯行の対比にドキドキが止まらない。 警察、マスコミ、国と次第に大きくなる反響に巻き込まれていった。 冷静沈着で肝が据わっている刀自にすっかり魅入られてしまい、 この人に仕えたい、という気持ちになった。 その記憶力、思慮深さ、正確な計算などが見事だ。 サマーウォーズの栄ばあちゃんと並んで、大好きなばあちゃんになった。 そして他の登場人物たちも負けていない。 犯人たち、和歌山県警本部長井狩、刀自の息子たち。 するべきことを全力で行う姿勢は読んでいて気持ちがいい。 さあ大誘拐の結末や如何に。
5投稿日: 2013.07.23
powered by ブクログおばあちゃんが最高でした。トリックやアイデアはもちろんだけど、このおばあちゃんを生み出した作者に感服。微笑ましいラストも素敵でした。
4投稿日: 2013.06.11
powered by ブクログ文藝春秋の「東西ミステリーベスト100」で はじめて本書を知ったのですが 今まで知らないでいた事が恥ずかしくなる くらいの傑作でした。 誘拐もののミステリーは、自分では結構読んでいるつもりで 岡嶋二人の『99%の誘拐』がベストだと思っていたのですが 見事に覆されました。
5投稿日: 2013.05.25
powered by ブクログ5 テクノロジーが進んだ現在でも、今もって色あせない最高のエンターテインメント小説のひとつ。与えられるに相応しい賛辞の数々は巻末の解説に譲る。付け加えるならば、本作は、犯人側と捜査・家族側の視点が入れ替わりながら描かれるが、その切り替えが極めて絶妙であること。世間の評価がどんなに高くても、自分にとって必ずしも面白いとは限らないが、本作は後世まで愛され続けるだろう名作だと確信してやまない。
7投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログ古い小説なので、多少のおもしろさのずれみたいなものはあるけど、おばあちゃんのキャラに喝采。今度は映画DVDを探す旅に出ます。おもしろかった!
3投稿日: 2013.03.05
powered by ブクログとにかく楽しい。個性的なキャラが生き生きとして動き回り、そのたびに事件が大きくなっていく。記憶の中に僅かにある和歌山の風景がドンドン膨らんでいく。映画化も納得の、とてもビジュアル的な小説だった。
4投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログ地方名士の老婆を誘拐した三人組。 しかして、その誘拐劇は、ひょんな事からあらぬ方向に向かっていく。 ネタバレになってしまうので、詳しくは記しませんが、 ちょっと意外なストーリーです。 これなら映画になっても良いよなぁと思ったら、 既に映画化されていました。 って言うか、この作品、1978年の作品だったんですねぇ。 所々、古臭い描写もありますが、話そのものは、 今でも十分通用するくらい、面白いです。
4投稿日: 2012.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
100億円の誘拐事件。 人望厚い人質が犯人に道を示して、前代未聞の100億円の誘拐事件を実行させる。 このまま子供に遺産を相続させても、結局は税金やら詐欺師やらにむしり取られてしまうだろうと考えていたトシ子。 誘拐されたのを好都合とばかりに、テレビに向かって、身代金を相続するお金で作ってくれと大演説。 相続税を安くし、(身代金がからむと税金はは一部免除になるらしい)、子どもたちの責任感を育たせるのに成功する。 ちょっとできすぎ感はあるけれど、 殺伐とした殺人ものがあふれている今だからこそ、 こういう話がよりいっそう楽しめました。
3投稿日: 2012.11.19
