小説 君の名は。

新海誠 / 角川文庫
(402件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
99
141
95
18
3
  • 儚い記憶

    これの映画を見た帰りに、映画の余韻が醒めないうちに衝動的に買って読みました。

    とりあえず映画の方はとても良かった...。新海監督らしさ全開のすれ違いというか、あの絶妙な距離感と共に、目覚めた瞬間、覚えていたはずの夢が次の瞬間からスーッと消えていくあの喪失感。そして何かを見たという朧げな記憶だけが残るあのもどかしさ。あの感覚...。

    まあ、映画の感想を書く欄ではないのでこれで留めておきますね。

    さて肝心の本小説の方です。読む前の印象では新海監督の映像作品やインタビュー等での落ち着いた物腰等を見ると、もっと情緒的で詩的な文章を書く人と思っていましたが、実際に読むといい意味でライトノベル的、つまりとても読みやすいです。

    映画と違って内面描写については一人称視点で語られていますので分かりやすいですし、映像でスッと流された部分についてもところによっては詳しく書かれていますので、物語の補完と復習には良い小説だと思います。

    ただ情景描写が文章と映像では比較するのもバカバカしいくらい映像が圧倒的ですので、個人的には小説を読んでから映画を見るのは勿体ないかなと思いました。
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    投稿日:2016.08.27

  • 映像向け作品らしい…

    うぅ~ん、確かに面白い。
    面白いんだけど、大騒ぎするほどの
    ものでもない。
    昔の映画で「転校生」という神社の境内
    から男女が転がり落ち、精神と身体が
    入れ代わる物語。
    あと「時をかける少女」。
    それと韓流ドラマ「夏の香り」
    ソン・スンホン、ソン・イェジン主演。
    その辺の話しを足して、いくつかで割った
    みたいな(*´艸`)
    あとがきや解説にもあるが、この作品は
    きっと映像向けなんだと思いますね。
    映画のあの爆発的な売れ行きからして。
    ということで下知識は万全なので、
    これから映画を観に行くとしよう!
    なんでもこの映画、何回も観に行く方、
    続出ですとか?ちょっと楽しみ♪

    ※さぁ果たして、この頑固オジンの足を
    何回も映画館に運ばせることができるか?
    映画観たら、また感想足しますね♪
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    投稿日:2016.10.25

  • 新海誠氏って文才もある方だったのね

     「何を今更」とおっしゃられる方々、どうもすみません。
     アニメ好きなのに、漫画ならまだしもアニメーション、実写なんてもっと…と映像になると、理解低下し「いっそ活字にしてくれ」と思ってしまう自分映像リテラシー低いのです。
    そんな私でも新海誠氏のアニメーションの素晴らしさは伝わっていました。
     さて小説です。レビューのタイトル通りなのですが、活字の特徴のフォーカスを当てなくていいところは書かなくていいが生かされていて、まず分かりやすいです。
     次に分かりやすいので新海誠マジックに自然にのせられます。主人公三葉も瀧も好感持てます。終盤のぐっとスケールが広がるのが見事です。
    ちょっとしたことが布石になっていたことが分かるのですが、下らない布石回収カタルシスなんかに拘るより、早く先が読みたくなります。

     ある言葉が繰り返されるのですが、そうでなくてはいけなくてそうとしかいえない言葉です。
    繊細で微かで消え入りそうで、でも意志と想いが凝縮されている、ような。
    (こんな私の言いかえなんか邪魔ですから忘れてくださいっ…です。)

     過去アニメーションに対する「この光と色は○○の象徴か?」とか「この水の美しさは美しさだけではなく○○なのか?」というのがなく、言語化されていて楽ちんで良かったのですが、
    ただ新海誠氏ご本人は三葉の町の山の風景や湿度感、山頂の空気感や、それと対比する東京の雑踏感などは「もっと表現できるよ~」と思っていらっしゃるかもしれません。
    アニメーション映画への期待が高まるばかりです。

     ですが、あとがきより小説は三葉と瀧視点ですが映画では俯瞰の視点が入るらしいので、
    小説で基本押さえて→映画、そうして感動を胸に(感動すること前提になっているし^^;)
    何度も小説というのはいかかでしょう。
     他の作品の小説も「お金も時間もないのにっ」読みたくなってジタジタ苦しいので、
    腹いせに星-1したいぐらいですが、それはないので星5です(^^)
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    投稿日:2016.08.15

  • 『転校生』+『時をかける少女』

    子どもの頃に観た大林宣彦監督の『転校生』を思い出した。
    それに『時をかける少女』がミックスされた感じ。

    高校生の恋愛系の話かなと思いきや途中からSFっぽくなり、しまいにはディザスターパニックの要素まで入ってきて、どんどん話が広がっていく。
    笑いあり、感動ありの中にも、人の縁とか、運命の出会いの大切さを訴えてるような・・・そんなシリアスなテーマも感じられた。

    子どもにも薦めたい秀作だ。
    アニメも観に行こうっと。
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    投稿日:2016.09.06

  • 映像表現への展開を想像して

    話題になっているアニメ映画なので、近日中には映画館に行こう、と考えています。
    そんな時、作者であり映画監督の新海誠さんのこの小説を知り、購入しました。
    主人公二人の心理描写や、物語の展開が丁寧に語られていて、とてもイメージが膨らみました。
    この繊細な心の動きを、アニメの映像でどのように表現しているのか、情緒豊かに語られる田舎町や自然の風景はどのように描かれるのか。
    言葉からイメージが湧き起こる心の中の映像が、アニメの世界ではどのように描かれているのか、映画館に行くのが楽しみです。
    きっと、瞬間の映像では見逃してしまいそうな些細なことも、この小説を読んでイメージを膨らませておくことで、漏らさず楽しめそうです。
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    投稿日:2016.09.18

  • 補完用かなー?いや単品でも行けるな。

    新海誠氏最新作だねー。まずは面白かったです。ただ少し物足りない感じが。
    とはいえ著者はアニメーション作家ですので当たり前ではあるのですが、音楽や雰囲気などの描写が少ないです。
    音楽などは表現するより合わせて流してしたほうがいいですよね。
    当たり前ですが小説では音楽流れないですのでこの少し足りない感じはそこから来ているのだと思います。雰囲気は自分の想像力のたらなさもあるかと思いますが。
    まだ公開前なので勝手な感想ですが心理描写はこちらの方が深いかもです。
    アニメーションとともに見るともっとおもしろくなりそうです。どちらから見るのがおすすめかは・・・むずかしいですね。
    自分のおすすめとしては映画→小説→映画です。
    最初にも書きましたが小説だけでも十分面白いです。映画を見た方は是非読んでほしいです。
    見てない人も興味が湧いたら読んでほしいです。映画も見たくなるような作品です。後者は自分がまさにそうです。
    星の評価は星5から物足りなさを引いてー1、映画への期待が大きくさせられたというのを加味して+1。
    評価5がふさわしいと思います。 
    続きを読む

    投稿日:2016.08.03

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ブクログレビュー

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  • nakayoshiyocchi

    nakayoshiyocchi

    映画版が完成した後に書かれたものとばかり思っていた。
    映画版すでに一度見ていたので、思い出しながら読み進める。文字を追いながら、記憶を呼び起こす。文字で書かれているため、映像がより鮮明にくっきりと頭の中に描かれる。そんな体験ができて、いつも以上に入り込みあっという間に読めた。
    もう一度、映画をみようと思う。

    解説を読むことで、より一層、映画が見たくなる。
    続きを読む

    投稿日:2021.10.11

  • エス博士

    エス博士

    素晴らしい!面白い!全ての場面が山場と呼ぶに相応しい作品だと思います!大切なものが記憶から消えてしまうのってすごく寂しい、しかも何を失ったのか分からないのは遣る瀬無いなと感じました…。瀧くんの面接の台詞は僕も大切にしたいです。小説は映画と違って一人称視点なので、言動の裏の細かい事情や心情が沢山書かれていました。映像だけでは分かりづらかったことも分かりました(宮水神社の舞の由来など)!続きを読む

    投稿日:2021.09.25

  • maya

    maya

    序盤、あらすじなどで よくある入れ替わり。イチャイチャ。 そして最後は恋に落ちるんでしょ?と思ってました。 とんでもない。 ちゃんとストーリーがあり、 タイトルにもある「君の名は」 この言葉の意味がわかると泣けてきます。 映画でも背景描写などがとても素敵でしたので どちらから、とは言いません。 是非!見てください。 私は、あの背景描写に惚れて 映画5回も見に行きました(笑)続きを読む

    投稿日:2021.08.06

  • ゆみこ

    ゆみこ


    俺は夢の中でこの女とーー
    私は夢の中であの男の子とーー
    入れ替わってる!?

    ド田舎に住む女子高校生と東京に住む男子高校生が夢の中で入れ替わりそこから運命の歯車が動き出す。
    .
    劇場で観た時の映像の美しさと物語のワクワク感が蘇った。ドタバタ恋愛コメディかと思いきやそれだけじゃないって所が凄い。
    .
    不思議な夢だけではなく実は最初のシーンもポイントになってるので初めから見逃せない。
    .
    自分にもこんな不思議な縁があればいいな。実は既に出会った人々の中にこんなムスビがあるのかもと思ったら世界が広がる。
    .
    続きを読む

    投稿日:2021.08.05

  • りす

    りす

    「君の名は」は、2人が入れ替わるその能力は何を求めているのか、何故それを本編で教えてくれないのかといった詳しい設定に気づけるまで、
    話の内容がよく分からない、と言った状態であまり面白さを感じていませんでした。
    しかし、映画を2回目に見た時に、引っ掛かりを覚えて、行ったり来たりしてもう一度見た時にやっと納得のいくものを自分の中で組み立てることが出来、これはとても楽しい作品だと感じました。

    自分なりなので正しいかはわかりませんが、納得のいく解釈を見つけられるとすごく気持ちよくて、
    この作品とは一緒に塩を1トン舐めたい!と思ったので小説の方も読んでみました。

    新しい発見は大きなものはなかったのですが、映像を言葉で表されている分、少し話の理解を深められた気がします。
    続きを読む

    投稿日:2021.08.05

  • みゆり

    みゆり

    映画も正直あまり合わなかったのですが、小説も同じくあまり合いませんでした。ただストーリー構造などは凄いと思いました。

    投稿日:2021.06.26

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