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nakさんのレビュー
いいね!された数1598
  • 波よ聞いてくれ(3)

    波よ聞いてくれ(3)

    沙村広明

    アフタヌーン

    もう存在自体が楽しいミナレw

    一歩間違えると非常にさむい漫画になってもおかしくないのに何かもう色々と絶妙すぎて、いやーすごいわ。この漫画。 ミナレが面白すぎてそこにいるだけで楽しい。もちろんミナレをいろんな意味で引き立てる脇を固めるレギュラー陣も最高です。 現実の方が奇々怪々?いいえそれを言うならミナレという存在こそ...(笑)

    3
    投稿日: 2016.12.15
  • ハイキュー!! 24

    ハイキュー!! 24

    古舘春一

    週刊少年ジャンプ

    日向の貪欲さ

    今巻は特に試合もない練習シーンだけでしたが凄く面白かった! 全日本ユースの合宿に呼ばれた影山ですが、日向は日向らしい行動力と向上心を見せてくれ、ワクワクさせてくれます。相変わらず魅せ方が上手いですね。 そして影山が参加したユース合宿では個性的でくせ者揃いの選手たちがぞろぞろと。その中にまた日向のライバルになりそうな選手の登場に、今後の展開を期待してしまいます。

    0
    投稿日: 2016.12.15
  • ベイビーステップ(42)

    ベイビーステップ(42)

    勝木光

    週刊少年マガジン

    久々の一巻丸ごとがっつり試合。

    前巻で覚醒を見せてくれたエーちゃんですが、それはそれ。上を見るといくらでも強敵がいるプロの世界。チャレンジャーズ本選1回戦の相手は、前回数ページのダイジェストでサクッと負けた○○選手です。エーちゃんよりもパワーがないという珍しい相手ながら戦略・戦術と抜群とスイングコントロールを持つ、ある意味エーちゃんに似ている選手です。 琢磨戦等のように読みながら指が震えるようなギリギリの緊張感という展開ではないものの、 毎回よく考えるなあと感心する工夫を凝らした展開に、相変わらずのワクワク感です。ここ数巻、展開的に仕方がないとはいえ、試合数をこなしているというダイジェスト的な試合内容が多かったので(それでも面白かったですが)、今巻は良かったです。

    1
    投稿日: 2016.11.25
  • ダンジョン飯 3巻

    ダンジョン飯 3巻

    九井諒子

    HARTA COMIX

    相変わらずの面白さ、でも...

    作品自体は相変わらず面白いですが、3巻まで読んでふと思ったことは、そろそろ短編読みたいなあでした。ダンジョン飯という作品は画風や発想力等、この作者が持つポテンシャルのほんの一部しか使われていないのではないかという想いがふつふつと沸いてきました。 短編を作れる漫画家というのは最近では案外貴重な存在になっているような気がするので、この作者にはむしろそっちを極めてもらいたい等と身勝手な想いを抱いてしまいました。

    2
    投稿日: 2016.11.02
  • ロードス島戦記 ファリスの聖女 電子版(上)

    ロードス島戦記 ファリスの聖女 電子版(上)

    山田章博,水野良

    カドカワデジタルコミックス

    魔神戦争時代の英雄達の物語。

    ストーリーとしては物語の壮大さ、登場人物の濃さ、物語の結末といい、本編より面白いとも思えるのが、この魔神戦争時代。 小説版のロードス島伝説の消されたもう一人の英雄の話も面白かったですが、この漫画は神官戦士フラウスを主人公とした物語となっています。 この漫画の魅力はストーリーはもちろんですが、何と言っても山田章博の描く圧倒的な画力です。ネガティブなことを言えば構図やコマ割りに問題があるのか、「漫画」としての「動き」とセリフの順番が分かりづらく、決して読み易いとは言い難いです。しかしながら、山田章博氏の描く絵は漫画というよりも、それこそ歴史的建造物や古代の遺跡に描かれるような「壁画」をイメージさせられ、それがこのロードス島「伝説」の雰囲気に恐ろしくぴったりとはまっているように感じます。

    5
    投稿日: 2016.10.03
  • 君の名は。 Another Side:Earthbound

    君の名は。 Another Side:Earthbound

    加納新太,田中将賀,朝日川日和,新海誠

    角川スニーカー文庫

    素晴らしい補完作品。

    映画を観て「良かった...」「面白かった!」という人、全てにお勧めしたい素晴らしい補完小説になっています。 構成は4話。(下記は要約です。) 1話 瀧と三葉の入れ替わり生活の詳細(瀧サイド) 2話 テッシーが思うこと。行動原理 3話 四葉の三葉像と不思議な体験 4話 三葉の父親の過去話とあの決断に至った経緯 いずれも「君の名は。」という作品をより楽しく、より深く理解することができるようになること間違いありません。全部面白かったです。 特に4話の父親の話はイイ!映画でも小説でもバッサリと省略されていたあの場面です。決して説明を避けていたわけでは無く、むしろこれだけで「君の名は。サイドB」として一本映画が作れそうなほど説得力のある濃い内容になっていて、これは絶対読んだほうがいい...、いや読むべきだw 最後は鳥肌モノです。 もちろん本編を観てから読むことをお勧めします。

    20
    投稿日: 2016.09.08
  • 進撃の巨人(20)

    進撃の巨人(20)

    諫山創

    別冊少年マガジン

    あぁ~っ...、どうすんのこれ...。

    読み終えた直後というか読んでる途中からの感想です。ため息と共に、虚脱感が半端ないです。 それはともかくとして、やっぱり人間対巨人!絶望的な状況で、絶望的な差を「人」が覆すカタルシス。これこそ進撃の巨人という作品に求めていたもの!第一巻を初めて読んだときの衝撃が久しぶりに甦ってきました。

    4
    投稿日: 2016.09.01
  • キングダム 43

    キングダム 43

    原泰久

    週刊ヤングジャンプ

    盛り上がってきたー!

    戦場全体では秦将桓騎、趙将紀彗、二人の天才的な読み合い、駆け引きが繰り広げられながら、その駒としての武将たちそれぞれの局地での戦闘が、戦場全体に波及していくという、流動性に満ちたダイナミックな動きが表現されていて、キングダムの中でも1、2を争う見応えのある場面となっています。 その中でもさすが主人公陣営!飛信隊の活躍に否が応でも盛り上がり、今刊の最後の信の士気を鼓舞する武将としての在り方に、なんというクライマックス感。この漫画のエンターテインメント性に感心します。

    3
    投稿日: 2016.08.31
  • かわうその自転車屋さん 3巻

    かわうその自転車屋さん 3巻

    こやまけいこ

    週刊漫画TIMES

    何気に技術力・生産効率の高い世界w

    今刊のサイクルショーへの出店回を読んでいて気づきましたが、よくよく考えたら、鼠から象まで様々なサイズの動物に対応しようと思うとフレームサイズだけの問題ではないのですね。規格が統一されているコンポーネントのサイズまで全て違ってくるので、鼠サイズの自転車の部品の大きさ(例えばチェーンのコマのサイズ等)を想像してメーカー側の立場で考えると気が遠くなりそうです。 この世界でも小動物サイズの自転車はメーカーから出ている種類が少ないとなっているので、そういうところは妙な説得力があり面白いです。それにしても、自転車の値段がとんでもなく高額になりそうなところですが、まがりなりにも生産、供給ができている以上、この世界の自転車のパーツメーカーの技術力と生産効率の高さに気がついてしまいましたw

    3
    投稿日: 2016.08.30
  • やわらかい。課長 起田総司(1)

    やわらかい。課長 起田総司(1)

    カレー沢薫

    週刊Dモーニング

    やわらかい。何が?

    いやー面白い。ただ、一巻を一気読みするのは辛いです。なにせ下ネタが多いどころではなく、全ページ、下のお話しかありませんw 中身についてですが、先ずは絵柄から。最初はイマイチでしたが、読んでいる内に癖になってきます。表情や動きでいい感じに笑いを誘います。 次に登場人物。主人公は仕事もできるイケメンモテキャラですが、色々斜めです。また、周りを固める女性キャラがいろんな意味で濃くて(捕食者?)、いい味出しています。 内容は先に書いた通りですが、所々鋭く的確なwツッコミもあり、ジワジワ&クスクス時々大笑いといった感じです。 また、欄外にちょこちょこ筆者のコメントが入っているのですが、これが大した内容でもないのに、ジワジワきて面白いです。こういうちょっとした言葉選びが笑いのセンスになるんでしょうね。 万人にお勧めできる内容ではありませんので、先ずはサンプルから。リーダーストアのサンプルはサンプルとしての要を成していないものが多い中、この漫画のサンプルは結構ページ数もあるので確実に感じは掴めると思います。

    5
    投稿日: 2016.08.27