【感想】人類資金IV

福井晴敏 / 講談社文庫
(49件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
6
22
18
1
1
  • Mの天才っぷりを楽しむ

    天才の登場する小説やアニメが好きです。想定の枠外から来る発想に驚き、筋の通った行動に納得。自分までデキる男になったのではという錯覚を味わわせてくれます。この巻ではついにMの正体と狙いが明らかに!デスノートの夜神月、もしくはL。ライアーゲームの秋山深一か!彼らを彷彿とさせるMの天才っぷり。プラス、Mにしか見えていない人類の理想世界。それが行動の端々にまで一貫した筋を通して、先の天才達と比べても人間的な魅力を作り出しているようです。続きを読む

    投稿日:2015.09.08

  • 福井晴敏によるM資金にまつわる長編第4弾!

    いよいよロシアでの仕事が佳境に入ろうとしたところで、昔詐欺をはたらいた時から追われている相手、ヤクザの酒田と列車内で出くわした真舟。酒田は高遠美由紀から送り込まれ、M資金の奪取を防ぐための駒だった。真舟の素性も割れ、いよいよ仕事が破綻するかに見えた時に現れたのは「M」だった。
    本巻でいよいよ「M」の素性が明かされる。「M」と石の関係、「M」がなぜM資金の奪取を計画しているのか、高遠との関係などが次々に明らかになっていく。
    知るということの大切さとその威力をまざまざと見せつけ、今の世の中の可能性の大きさを感じさせる。その一方、敵対勢力の大きさも描かれ、「M」の計画が果たしてうまく転がっていくのか、いよいよ目が離せなくなってくる。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.21

  • ”M"!

    ”M”の正体がわかって、ロシアをでたけれど、、、これですんなり終わらんのか!まだまだ先が続くようですな。はよ続きよみたい!

    投稿日:2014.08.17

  • 急展開

    一気に話の展開がはやくなってきました。
    M資金のMの正体やら資金の一部を盗み出す計画など一気に展開が進んだのですが
    ここで終わりといってもいいぐらいで、このあとどういう展開になって行きのか
    凄く気になります。続きを読む

    投稿日:2013.12.23

  • 引き続きスローペース

    今回も有り難く世界史のお勉強をさせていただきました。
    それでも今回は、少しは展開が早かったようにも感じましたが、これまでのストーリーをⅠから思い返してみると、やっぱり大して進んでないな、と実感するばかりです。相変わらず、主役の真舟さんはあまり活躍させてもらってませんし。
    続きを買うか否かは、今はちょっと分からず。その日の気分次第となるでしょうね。うーん・・
    続きを読む

    投稿日:2013.12.16

  • まだつづきが・・

    勝手に4巻で物語が終わるものと思っていましたが、まだ続くとのことで・・・。次を楽しみにしています。本書の中で触れられている「ルール」に対する疑問。私もその疑問に共感します。福井晴敏さんの他の著作も数冊拝見しましたが、彼の作品の中には共通した訴えがあるように思います。彼が訴える私たちが目指すべきものについて考えさせられます。続きを読む

    投稿日:2013.12.14

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ブクログレビュー

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  • 越智

    越智

    企みは完遂したものの内容は露見し命を狙われる羽目に。

    今は東南アジアの最貧国の一つカペラ共和国にいます。
    ”ルール”の外側に出て何ができるのか。
    後半は俄然ワクワク。
    この巻から本の厚みが普通になり、あとがきまでついてきました。刊行当時の話などが書かれてあり「ほっほぅ・・・」と興味深く読みました。
    さ、次々ぃ~♪
    続きを読む

    投稿日:2022.05.21

  • saga-ref

    saga-ref

    この巻で秘密のベールに包まれていた"M"の正体、"市ヶ谷"の美由紀がどういう立ち位置なのかが読者に打ち明けられる。獅子身中の虫とは、そのどちらにも言えることだった。ロシア編がカタストロフを迎えようとした時に真舟を救った"M"。日本の"財団"に押し寄せる第2の占領軍・ハロルド.マーカス。「世界が変わる瞬間」は次巻以降にお預けだ。続きを読む

    投稿日:2018.05.17

  • バス好きな読書虫

    バス好きな読書虫

    7作中の4作目。3作目で一旦失敗に終わったかと思われた「M資金」の奪還作戦は一転して、成功へ。そして、「M」の正体が明らかになり、敵と思っていた「市ヶ谷」の美由紀は実は味方だった…そんな彼らの動きに本気になる「財団」の理事たち。10兆円の奪還に成功し、「M」の野望も叶えられたように思えるが、まだ残り3作。この後、どういうふうに展開していくのか、全く先が読めない分、余計にはまる!続きを読む

    投稿日:2017.02.14

  • ひらり庵

    ひらり庵

    どうやって作ったか知らないが、財団のホストコンピューターにコンピューターウイルスを送り込み、10兆円があっさり手に入る。要するに、コンゲーム小説ではなかったようだ。そして、話は、その使い方に移るみたいである。今後、それに関する演説(会話文)や解説(地の文)が乱発される予感…。真舟もオルグされるのか。続きを読む

    投稿日:2017.01.12

  • chie0305

    chie0305

    なんとなく話の全容が見えてきた!しかし、キャラクターに思い入れが強いのか、それぞれの背景が詳細過ぎて、思うほど話が進まない(笑)さすが、福井さん…。
    Mの素顔が明らかになった。(意外に人間臭かった。イージスのヨンファとか、ローレライの浅倉とかユニコーンのフロンタル系かと思っていた)また、石の素顔も。石は、次巻でもう少し説明があるかな。酒田はこれで退場?続きを読む

    投稿日:2016.07.31

  • r1tchie

    r1tchie

    このレビューはネタバレを含みます

    福井晴敏によるM資金にまつわる長編第4弾。
    いよいよロシアでの仕事が佳境に入ろうとしたところで、昔詐欺をはたらいた時から追われている相手、ヤクザの酒田と列車内で出くわした真舟。酒田は高遠美由紀から送り込まれ、M資金の奪取を防ぐための駒だった。真舟の素性も割れ、いよいよ仕事が破綻するかに見えた時に現れたのは「M」だった。
    本巻でいよいよ「M」の素性が明かされる。「M」と石の関係、「M」がなぜM資金の奪取を計画しているのか、高遠との関係などが次々に明らかになっていく。
    知るということの大切さとその威力をまざまざと見せつけ、今の世の中の可能性の大きさを感じさせる。その一方、敵対勢力の大きさも描かれ、「M」の計画が果たしてうまく転がっていくのか、いよいよ目が離せなくなってくる。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.08.22

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