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三浦しをん / ちくま文庫 (224件のレビュー)
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総合評価:
ゆきおんな
8
腐女子?コミケ?
『舟を編む』の作者さんと思って読み始めたら、全然イメージが違って驚きました。 これはこれで面白かったです。いろんな趣味があって世の中は面白いはずなのに、オタクとか腐女子とかいう言葉で嘲るのはいかがなも…のかと思います。他人に迷惑かけなければオカマもオネェもなんでもありでいいじゃないかと思っていたので、いろんなことで他人と違うことを自分で自分を貶めて、自分の趣味を隠している人達がいることを少し悲しくも思いました。 ラストでもうちょっと勧善懲悪できたらいいのにとも思ったけど、このくらいの緩さで生きていく事も大切なのかなぁとも感じています。 社史編纂部のみんなに幸多かれと願っています。続きを読む
投稿日:2015.05.07
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getsu
気楽に読書をしたい方に
アレコレ考えずに気楽に本でも読みたいなぁって方には良いのはないでしょうか。 内容的にはちょっとひいてしまう方もいるかもしれませんが、やたらディープな世界を語ってるわけでもないですし、三浦しをんさんの綺…麗な文章も健在ですし、さっらと読み進められると思います。 続きを読む
投稿日:2016.02.22
らくだ
6
こっそり発表します。
おもしろくてグイグイ読めました。 仕事よりも趣味が大切、という主人公が会社の過去の暗い闇をこっそり照らす、というお話です。 告発!というような大々的なやり方ではありません。 その「照らし方」が普通の人…がやれる範囲内、なのが面白いです。 これが本当の落としどころ、というのだと思います。 同棲相手との日常も、本当に普通で面白いです。続きを読む
投稿日:2014.08.08
rams
作者の好物ならではのリアル感にあふれています
三浦さんの趣味満載の話 好物ならではのリアルさにあふれ、付いていける人は大満足 逆にちょっと引く人もあるかも知れません 月魚や船を編むなどよりもテーマが浅めで その分登場人物のハッチャケ度はMAX …肩の力を抜き気軽に読むと楽しい作品です続きを読む
投稿日:2014.08.12
moga
4
ムツカシイ仕事の後にどうぞ!
リラックスして読みましょう・・・というか朗らか?微笑ましいお話です。 ここかしこに三浦様らしいきれいな文節があるので、ストーリーに入れ込む以上に、”ほわっ”と感じることができました。 少々意地悪く言…えば、ストーリーそのものはサラっと流れます。ムツカシイ仕事をした帰りの電車のなかでおすすめです。続きを読む
投稿日:2014.11.03
rosso
やられた・・・
1行目を読んで購入を後悔。「せいかん」商事じゃなく「ほしま」商事かよ。。。orz この作者の作品を読んだことはなかったが、時制を近未来に置いた話かと思って購入してしまった。 内容はまあ可も無く不可も…無くと言ったところ。ヲタク、腐女子の生態の書き方はリアルだし、ストーリー展開もまあまあ面白い。 でも、このタイトル、狙いすぎてないか?続きを読む
投稿日:2016.02.09
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shuma1
キャラ立ちがはっきりしていて、読み易くて良かった。三浦しをんって放浪癖のある若者を登場させがちだけど今回も主人公の彼氏がそれだった。ただ今回のメインはオタクの主人公が社史を通じて会社の闇を暴露するとい…うのが本筋になっているので彼氏の様子があまり描かれなかったのは残念。暴露とはいってもサスペンスよりコミカルな印象。社史編纂室のメンバーがゆるゆるなのが効いているんだと思う。上司である本間課長が「コミケに我々も出展しよう」と言い出して仕事そっちのけで小説作りに勤しみだすくらいのゆるさなので、こんな職場羨ましすぎるー、と感じながら読んだ。続きを読む
投稿日:2023.12.08
にほけ
主人公の幸世が務める会社の社史を制作するにあたり、集められた個性的なメンバーによる奮闘劇。幸世が腐女子でコミケにサークル参加する事を、生きる糧にしてる所にとても共感した。自分もかつては幸世のようだった…からだ。コミケへの準備やコミケ当日の模様など、瞼の裏に焼き付けられた光景が目に浮かびました(笑) ドタバタながらも会社の裏事情へのミステリアスな部分が読みたさを掻き立てられた。幸世と彼氏の距離感は個人的には理想だと羨望しました。読みやすく面白さもあり、納得できる終わり方でとても親しみやすい1冊。続きを読む
投稿日:2023.10.09
たゆ
星間商事の社史編纂室のメンバーそれぞれのキャラクターがまず好き。 何故か多くを語って貰えない高度成長期の穴と呼ばれる期間の裏側の社史を暴いていくっていう、ミステリー?要素あり、BLが好きな腐女子の話…ありと、なかなか未知の世界だったけど、クスッと笑えるところも多くて面白かった。 続きを読む
投稿日:2023.10.01
おたま
星間商事株式会社社史編纂室の川田幸代は、元は企画部で華々しくプロジェクトを成功させていた経歴を持っていますが、趣味の同人誌(ボーイズラブ)に割く時間を確保するために、この部署に移ってきました。営業部か…ら異動してきたみっこちゃんも何だかとんちんかんだし、2年先輩の矢田信平も専務の愛人に手を出したとの噂で秘書室から異動してきています。定年間近の本間課長は毎日遅刻で、室長に至ってはまだ一度も出社したことがありません。予定の創立60年式典は昨年執り行われてしまいましたが、間に合わなかった社史をゆるゆる編纂し続けているうちに、編纂室の面々は、50年代後半だけ異常に情報が集まらないことに気づいていきます。その「高度成長期の穴」の解明に向けて進めるうちに、会社の隠された闇を暴くことになり… といっても、サスペンスではなく、コメディタッチで話は進みます。主人公の個性的な恋人や、同人誌仲間の友人たちとの生活も絡めながら、それぞれが一生懸命に生きていく姿が爽やかです。 大好きな三浦しをんさんの作品で、細やかな情景描写や、しっかり下調べされたのであろうリアル感はさすがなのですが、最後が大味というか、ざっくりしすぎていてもったいない気がしました。続きを読む
投稿日:2023.01.29
ビスコ
腐女子出るの親近感。楽しい面白い。 みんなの持つ固定観念も描きつつ、それを気にしつつも気ままに生きる人々が描かれる。ただキラキラ充実しているわけではなく、悩みもあって、それを乗り越えたり抱えながらも素…敵な日々を送っている。悩みがなくなることはないと思うし、楽しみを忘れない大人になりたい。続きを読む
投稿日:2022.12.29
mi
このレビューはネタバレを含みます
何十周年かの記念に社史をつくろうとして作った部署の話。コミケでBL本打ってる主人公とその仲間たち。社史の情報を集めている途中、ある年代だけ全く情報が集まらなくて、その年代の秘密を暴いて裏社史としてコミケで売るって流れ。
投稿日:2022.12.05
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