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  • ノストラダムスの大予言 迫りくる1999年7の月人類滅亡の日

    ノストラダムスの大予言 迫りくる1999年7の月人類滅亡の日

    五島勉

    ノン・ブック

    ノストラダムスは1999年以降の21世紀も予言しています。

    私は基本的にはノストラダムスの予言が外れたとか、インチキだとは思っていません。 16世紀のフランスの予言者が1999年の7の月に起こる出来事をあたかも 人類が滅亡する予言だと勘違いした出版社の方々が宣伝で大衆の恐怖をあおって 本を売ろうとした戦略だと私は思っています。 ノストタダムスは一言も「人類は核戦争で滅亡する」なんて書いていないし、 1999年以降の人類がどうなるのかも予言しています。 「20世紀の後半に光についての画期的なものが発明され21世紀は光の時代が来る。」と予言していました。 今から遥か昔のパソコンなんて普及していなかった頃の私が思ったのは、 21世紀は夜間でも人工照明が輝いて明るい環境の下で人々は暮らす事になるのだと想像していたのです。 ですが1995年にパソコンブームインターネットが話題になり、2006年頃になると光インターネットが 現れ、某社の宣伝で、「これからは光の時代です。」という宣伝をテレビで観た時、私はノストラダムスの予 言を思い出したのです。彼の21世紀には光インターネットによるパソコン社会が来るのを予見できた能力に は背筋が寒くなるのを感じました。ノストラダムスは恐るべき人なのです。 そしてもうひとつ重要なのは21世紀以降の人類は「魂のない人類はもう滅びることはない。」と予言して います。これもパソコンやスマホなどなかった時代にはどういうことなのかはわかりませんでしたが、 今の時代はパソコン、スマホの普及によって昔なら男女が直接向き合って会話するべき内容ですら、 スマホのラインやメールで済ませようとしています。 機械的な文字に依存して魂のない交流をするようになった現代の人類は いずれ魂を失ってしまい、機械的に管理された未来の奴隷社会では人類は生体ロボットであり 、愛も憎しみも感情もなく、ただ仕事をして遊んで食べて生きているだけの存在になってしまうことを予見し ているのかもしれません。怖いですね。そうならないことを祈ります。

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    投稿日: 2015.03.10