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このユーザーのレビュー
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壊滅騎士団と捕らわれの乙女 3
伊月十和, Ciel / 一迅社文庫アイリス
結婚は条件、人柄を分かってもらうとこに行くまでが大変
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今作では駆け落ち(里帰り?)してフィーリアの実家に帰ることになりました。その際、結婚についての話が両親から出るのですが、なかなか独身には耳が痛い話でした。少女小説なのだから夢を見させてくれても良いと…思うのですが、妙なところでリアリティがあります。 続きを読む
投稿日:2015.09.25
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箱入り王女の災難 恋と絆と女王のエチュード
三川みり, あき / 角川ビーンズ文庫
打ち切りのようです。
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3巻で頑張ってきれいにまとめた、という印象です。政治や陰謀といった要素がフレデリカが本物の王になるのに必要不可欠なため、ビーンズ文庫の作風に合わないと判断されたのでしょうか。また、作中の政治的駆け引き…はぬるくて面白さを半減しています。悪趣味なものが大好きな、見かけだけは天使のような少女である主人公、主人公の幼馴染で狂犬ユリウス(ヒーローではない)というキャラ設定が好きなだけに残念です。 続きを読む
投稿日:2017.09.17
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しにこん!!2 ―死と婚活の巫女は山脈を越えて病に挑む―
ぶんが秀徳, 櫻木けい / KADOKAWA
しにこんを読んでいると聖性と言う言葉の定義について考えます
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死の巫女と務めと、婚活戦士を両立するマリアベルは、相変わらず面白いキャラです。
マリアベルにツッコミを入れるメメントモリ様(死の神様)のおかげで、面白さがさらに際立ちます。
物語は、邪教徒や神敵と…のバトル、死の勇者の過去などの、シリアスさを増していきますが、マリアベルの婚活魂のおかげで、楽しく読むことができます。
この作品は、小説家になろうでも掲載中です。物語の大筋の流れはネット連載と同じですが、出てくる勇者や巫女、舞台となる国が異なります(2巻読了の時点では)。どちらも面白いので、ネット連載と電子書籍の両方で読んでいく予定です。 続きを読む投稿日:2015.02.12
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少年ユヅルの優雅で怠惰な王国1
響野夏菜, マルイノ / ビーズログ文庫
優雅で怠惰とは、金持ちだけのものだと思っていました
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ユヅルの経済観念の無いワガママぶりに、ものすごくイライラしました。弟を甘やかすジュリに対してもむかつきます。甘やかすだけが愛情ではないと思います。共依存している姉弟の物語です。ハルトはジュリのどんな…ところが好きなのか聞きたいと思いました。 続きを読む
投稿日:2015.10.16
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かぎろひさやか 玉響
深山くのえ, 由羅カイリ / ルルル文庫
玉響とは、少しの間という意味です
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お話の舞台は平城京、恵美押勝の乱の前年になります。奈良時代風の名前なのか、登場人物の名前が読みにくいです。物語は、辛い過去をもつ誤解されやすいヒロインが、ヒーローと出会って前向きになるという深山さ…んの安定のパターンですが、それだけでは物足りないので、もう一味なにか欲しい気がします。 続きを読む
投稿日:2015.09.25
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悪魔のような花婿9 エメラルド島の花嫁
松田志乃ぶ, Ciel / 集英社コバルト文庫
ジュリエットの結婚からまだ半年しか経っていないけど、とても充実した物語です
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邪な魔女カスタードとの約束を守るためにキルケニア島にきた一行ですが、そう簡単に行くはずもなくハラハラしました。最後は勿論ハッピーエンドですが、そこに辿り着くまでに小人やあべこべの泉などおとぎ話のよう…な出来事があり、とても楽しい終わり方でした。私の一番好きなバルバロッサも再登場したのでうれしかったです。 続きを読む
投稿日:2015.09.21