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ホウトーさんのレビュー
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  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5

    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5

    渡航,ぽんかん8

    ガガガ文庫

    出版業界の社会人(社畜)と彼ら彼女らの「日常」

    ひねくれ者故に友達も彼女もいない高校生・八幡(※ただし、残念ゆえの、一人ぼっちの信念が半端ない)が、「奉仕部」に入り、学園一の美少女(かつ才女)・雪乃(※ただし、突出しているがゆえの、一人ぼっちの信念が揺るぎない)と出会い、様々な人の問題を導いていく話。 10.5巻は、出版業界にまつわる皮肉を謳った回(いろはす回という側面あり)。 それゆえに今回は、問題そのものが「仕事を出す側の勝手な都合」に見えます。得てして社会の仕事にもこんな側面があるなぁなんて思える一冊です。 2時間くらいで読み終えることが出来ました。 今回の問題の解決方法は至極真っ当。真面目な仕事の進め方に、よくある見立ての甘さに、社畜っぽくハマっている八幡に、なんだか今までの解決策と比べると むしろ正攻法過ぎて、現実の社会人の「日常」のようでした。八幡なのに現実の社会人っぽい振る舞いが、楽しめるポイントかもしれません。 八幡は知人(友達ではない)が関わると、なんだかんだで社畜ルートまっしぐらだなぁ(笑)

    2
    投稿日: 2015.04.11
  • ゴールデンタイム3 仮面舞踏会

    ゴールデンタイム3 仮面舞踏会

    竹宮ゆゆこ,駒都えーじ

    電撃文庫

    仮面の下のそれぞれ

    大学デビュー、東京デビュー、一人暮らしデビューの多田万里と一見完璧に見える加賀香子、そして加賀香子に付きまとわれる柳澤光央の三人を中心に大学生活とその恋愛模様が描かれる話。 3巻は書籍説明にもある通り、「仮面」がキーワード。本当にみんな、様々な仮面をかぶっていることを匂わせる内容になっています。話自体は、自爆した光央と千波のその後のゴタゴタがメイン。 3時間くらいで読み終わりました。 それぞれの仮面は、プライドだったり、別の自分だったり、もう色々です。 著者の他の作品を見ても分かるように、淡い恋模様を存分に楽しめる作品です。そういうのが好きな方には断然おすすめです。

    0
    投稿日: 2015.03.01
  • バカとテストと召喚獣3.5

    バカとテストと召喚獣3.5

    井上堅二,葉賀ユイ

    ファミ通文庫

    本編に沿った短篇集

    進級テストの成績で厳しくクラス分けされる学校。秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備。最低Fクラスの備品はボロい卓袱台と腐った畳。今回は短篇集。なぜ明久は観察処分者になったのか?という話や、如月ハイランドのドタバタなど、本編に関わる周辺の話が描かれています。 とにかく、言葉の使い方や、Fクラスのバカたちの絡みや幕間のテストとその回答が秀逸。多少の設定の無理矢理感なども素通り出来るくらい楽しめます。 テンポよく読めるため、すぐに読みきれてしまうと思います。 今回は、どちらかと言うと世界観により入り込むための一冊。こんな高校生活は、まあ楽しいだろうなと思わせます。 軽いテンポで終始明るい雰囲気で話が進んでいくので、楽しい気分になりたい方には、ぜひともお勧めです。

    0
    投稿日: 2015.03.01
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか5

    ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか5

    大森藤ノ,ヤスダスズヒト

    GA文庫

    中級者への第一歩が一番危ない

    ・オンラインRPGのような世界観における、少年の成長を描いた王道ファンタジー。中層になり、ひとつの不幸なめぐり合わせから一気にピンチになる。また、冒険者同士の諍いや、人の悪意について描かれています。 ・じっくり読んで、2時間30分くらいの読書時間でした。 ・ファンタジーの世界で、ストレートで実直な感動を味わいたい人にとっては、作品名で避けてしまうのはもったいない作品です。実際、主人公は不幸ではあるけど、ゲームとして考えてしまうとかなり効率の良い経験ができてしまっている気がする・・・。

    0
    投稿日: 2015.02.15
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか6

    ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか6

    大森藤ノ,ヤスダスズヒト

    GA文庫

    人間とモンスターの「敵」としての差

    ・オンラインRPGのような世界観における、少年の成長を描いた王道ファンタジー。他神に目を付けられた主人公が理不尽なやり取りにはまりつつも、強大な敵の人間たちに立ち向かう物語。 ・じっくり読んで、3時間くらいの読書時間でした。 ・ファンタジーの世界で、ストレートで実直な感動を味わいたい人にとっては、作品名で避けてしまうのはもったいない作品です。今作は敵が 「人間」であることが重要なポイントになっています。人だからこその戦いづらさや、戦いやすさが描かれています。あとがきでも書かれていましたが、ダンジョンが一切出てきません・・・。

    1
    投稿日: 2015.02.15
  • ゴールデンタイム2 答えはYES

    ゴールデンタイム2 答えはYES

    竹宮ゆゆこ,駒都えーじ

    電撃文庫

    問題への拒絶

    大学デビュー、東京デビュー、一人暮らしデビューの多田万里と一見完璧に見える加賀香子、そして加賀香子に付きまとわれる柳澤光央の三人を中心に大学生活とその恋愛模様が描かれる話。 2巻はそれぞれの、登場人物たち同士の親交が進行(深行)していきます。主人公が、記憶を失う前の自分の人間関係の葛藤が描かれてます。 3時間くらいで読み終わりました。 著者の他の作品を見ても分かるように、淡い恋模様を存分に楽しめる作品です。そういうのが好きな方には断然おすすめです。

    0
    投稿日: 2015.01.18
  • バカとテストと召喚獣3

    バカとテストと召喚獣3

    井上堅二,葉賀ユイ

    ファミ通文庫

    女子風呂を堂々と覗くための奮闘

    進級テストの成績で厳しくクラス分けされる学校。秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備。最低Fクラスの備品はボロい卓袱台と腐った畳。強化合宿での奮闘。脅された主人公はその犯人を探す。しかし、目的は変わっていって・・・ とにかく、言葉の使い方や、Fクラスのバカたちの絡みや幕間のテストとその回答が秀逸。多少の設定の無理矢理感なども素通り出来るくらい楽しめます。 テンポよく読めるため、すぐに読みきれてしまうと思います。 大人数で堂々と覗くという暴挙の裏にある生徒側の意図と、教師側の対応とは・・・? 軽いテンポで終始明るい雰囲気で話が進んでいくので、楽しい気分になりたい方には、ぜひともお勧めです。

    0
    投稿日: 2015.01.18
  • バカとテストと召喚獣2

    バカとテストと召喚獣2

    井上堅二,葉賀ユイ

    ファミ通文庫

    学園祭での奮闘

    進級テストの成績で厳しくクラス分けされる学校。秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備。最低Fクラスの備品はボロい卓袱台と腐った畳。今回は、学園祭での奮闘。 とにかく、言葉の使い方や、Fクラスのバカたちの絡みや幕間のテストとその回答が秀逸。多少の設定の無理矢理感なども素通り出来るくらい楽しめます。 テンポよく読めるため、すぐに読みきれてしまうと思います。 読み終わる前に、校長がFクラスの2人に依頼した本当の意図が読みきれるとすごい・・・。 軽いテンポで終始明るい雰囲気で話が進んでいくので、楽しい気分になりたい方には、ぜひともお勧めです。

    0
    投稿日: 2015.01.18
  • バカとテストと召喚獣

    バカとテストと召喚獣

    井上堅二,葉賀ユイ

    ファミ通文庫

    バカがテストの点数を力に奮闘

    進級テストの成績で厳しくクラス分けされる学校。秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備。最低Fクラスの備品はボロい卓袱台と腐った畳。そんな学校のFクラスにいる主人公が、Aクラスの設備を奪うために、テストの点数が召喚獣の力となる「試招戦争」で奮闘する話。 とにかく、言葉の使い方や、Fクラスのバカたちの絡みや幕間のテストとその回答が秀逸。多少の設定の無理矢理感なども素通り出来るくらい楽しめます。 テンポよく読めるため、すぐに読みきれてしまうと思います。 軽いテンポで終始明るい雰囲気で話が進んでいくので、楽しい気分になりたい方には、ぜひともお勧めです。

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    投稿日: 2015.01.04
  • ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト

    ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト

    竹宮ゆゆこ,駒都えーじ

    電撃文庫

    別の自分を持つ人達の物語

    大学デビュー、東京デビュー、一人暮らしデビューの多田万里と一見完璧に見える加賀香子、そして加賀香子に付きまとわれる柳澤光央の三人を中心に大学生活とその恋愛模様が描かれる話。 1巻はまさに、大学デビューをした主人公が様々な人々と出会い、関係を築いていく話。 2時間くらいで読み終わりました。ページ数の割にテンポよく読めました。 このレビューの題名がヒントでもあるが、本作では冒頭と終わりに若干の仕掛けがあります。冒頭で橋の上で俯いているのが誰であるのかが、最後の10ページまでには、分かるようになっているかと思います。それがどういう意味であるかは次巻以降かに見えます。楽しみです。 著者の他の作品を見ても分かるように、淡い恋模様を存分に楽しめる作品です。そういうのが好きな方には断然おすすめです。

    1
    投稿日: 2015.01.04