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らくださんのレビュー
いいね!された数490
  • 舟を編む

    舟を編む

    三浦しをん

    光文社文庫

    面白いから、物足りない。

    おもしろい、とは聞いていたけれどなかなか読む機会がなくて、ついに読みました。 読み始めたらスイスイ読めたし、読んでいて感情移入もできたし、面白かったのですが、期待が大きすぎたのかな? 読んだ後の満足感は、軽めな感じがしました。 辞書製作のスタートとゴールが描かれているのですが、途中ももう少し見たかったな、と思いました。 主人公の変人ぶりが面白くて、製作途中でこんなエピソードがあった、という部分がもっとあったらますます面白かったんじゃないかと感じました。 しをんさんの本にはよく、その道のプロ、が登場するけれど、いつも素敵に掘り下げてあって面白いです。

    4
    投稿日: 2014.06.25
  • 給食のおにいさん

    給食のおにいさん

    遠藤彩見

    幻冬舎文庫

    美味しいものと栄養との関係

    調理師免許と小学生の娘を持つ私としては、 「へー、学校給食ってこういう感じなんだ~」というのが正直な感想です。 でも、主人公の上司の栄養士、なんかイヤだな~。 味より安全、って… 私は、自分が食べるものは自分で決めたいし、美味しいものだけ食べたいです。 でも、食育はやっぱり大切なんですね。 美味しいものだけ食べて、栄養もバッチリ!な食事を子供に与えられるようにしたいです。

    1
    投稿日: 2014.06.15
  • 駅物語

    駅物語

    朱野帰子

    講談社文庫

    何が正しいのか、誰が正しいのか???

    いったんページを開いたら一気に最後まで読んでしまった。そういうことは久しぶりでした。 人助けをするような正義感のある人だからといって、順風満帆な生活をしている人徳者というわけではないし、一見、トラブルの多い人だと見受けられるからといって、間違っているわけではない。 普段、正しいことや前向きなことをいっているからといって 思考も正しいというわけではない… 言葉にするのは難しいけど、作者の言いたいことって、こういうことなのかな?と感じました。 人を見る目を養わなくちゃいけないな、思いました。

    3
    投稿日: 2014.06.14
  • 空の中

    空の中

    有川浩

    角川文庫

    想像力が要求されます。

    分厚い本だったので、読めるか心配でしたが、なんとか読み切りました。 他の有川作品が好きなので、なんとか読み切ったけど、 謎の生物、とか、かなり非現実的な内容で、普段だったら途中で投げ出しちゃっていたかも… 自衛隊3部作の一つだそうで、確かに女性自衛官パイロットがでてきます。 でも、今回は自衛隊あまり関係ないかなぁ?と思いました。

    0
    投稿日: 2014.05.10
  • 偉大なる、しゅららぼん

    偉大なる、しゅららぼん

    万城目学

    集英社文庫

    登場人物を想像するだけでもおもしろい。

    面白かったです。 何が起こるんだろ??と読み進めて行ったのですか、 終わり方がちょっと地味かな?と思いました。 最後の最後、棗くんが引っ越してきたのかな?という感じに終わったのは 良かったです。 万城目さんの世界、ジワジワとのめりこんでいきそうです。

    2
    投稿日: 2014.05.10
  • 空飛ぶ広報室

    空飛ぶ広報室

    有川浩

    幻冬舎文庫

    自前の広告代理店?

    自衛隊のお仕事紹介ストーリー、ですね。 それだけでも、それなりに面白かったのですが、 おもてなし課のように、チョコチョコ恋愛を挟んでくるかな?とおもっていたら、 恋愛ストーリーはありませんでした。 有川さんの恋愛話が好きな(こう公言するのは、ちょっと恥ずかしいのですが)ので、ちょっぴり物足りない気がしました。

    1
    投稿日: 2014.05.06
  • 県庁おもてなし課

    県庁おもてなし課

    有川浩

    角川文庫

    脱、お役所仕事。

    読み始めたら徹夜でした。 面白かったです。 チョコチョコ挟まれてる恋愛話もいいです。 きっと、徹底的に取材をして、取材に基づいて作られている部分が多いのでしょう、 おかげで、有川さんの本を読むとき、どこまでが実話でどこからが作り話かが気になるようになってしまいました。 ある意味、有川さんのファンになってしまったということですね。

    1
    投稿日: 2014.05.06
  • 鹿男あをによし

    鹿男あをによし

    万城目学

    幻冬舎文庫

    こんなことないと思うけど・・・

    おもしろかったです。 途中から俄然面白くなりました。 鹿が話しかけてくるとか、現実にはありえないことなので、 イメージできずに読み進めることができなかったのですが、 剣道の試合あたりから一気に読みました。 不思議な話なんだけど、登場人物はみんな普通で、やぼったい感じの人が多いのが逆に魅力。 おかげで、ますますホントにありそうに感じてしまう。

    3
    投稿日: 2014.05.06
  • ホルモー六景

    ホルモー六景

    万城目学

    KADOKAWA

    ホルモーにはまった人は是非。

    鴨川ホルモーを読んでから時間がたっていたので、登場人物の把握に時間がかかりました。 鴨川ホルモーの世界が面白くて好きだったので、この本を手に取りましたが、少なくとも、鴨川ホルモーを読んだ人でないと、面白みはないかもしれません。 万城目さんらしいストーリーに、楽しさが散らばっています。 あ、そういうことね・・・と、何度も感じました。 全部読んでから、もう一度プロローグを読むと、またもや あ、そういうことね…と。 やっぱり、万城目さんのお話はすごいです。

    2
    投稿日: 2014.05.06
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

    ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

    原田マハ

    集英社文芸単行本

    有名な画家の人となり

    短編集です。 著名な画家のお話を当時の知り合いに教えてもらっている気持ちにさせられます。 でも、私に絵の知識がなくて、多分、お話の半分くらいも理解できていないかもしれません。 そういう意味では、楽園のカンヴァスのほうが読みやすかったかもしれません。

    0
    投稿日: 2014.05.06