
菜の花の彼―ナノカノカレ― 1
桃森ミヨシ,鉄骨サロ
マーガレット
菜の花の彼
恋愛に対してトラウマ持ちの菜乃花。 そんな菜乃花のトラウマを癒してくれた隼太。 そして菜乃花が恋愛に対してトラウマを持つ原因となった鷹人。 主人公は菜乃花(だと思う)のですが、それぞれの心理描写が丁寧に描かれているため、それぞれの気持ちを想像してもどかしくなったり切なくなったりと、ページをめくるごとにどんどん引き込まれていきます。 特に、菜乃花に対して異常な執着をみせる鷹人の心の内がうっかり出てしまう瞬間は、思わずページをめくる手が止まるくらいよかったです。 素直になれない鷹人の菜乃花に対する気持ちが表情とモノローグから溢れんばかりに伝わってきて、転げまわりそうになるくらい悶えました!
1投稿日: 2016.03.12
私がモテてどうすんだ(7)
ぢゅん子
別冊フレンド
私がモテてどうすんだ
話が進むにつれて誰が主人公なのかわからない状態になってきたように思います。 花依が主人公のはずなのに、花依の気持ちが一番わからず共感もできません。 ギャグとして読むには花依をめぐる六人の関係を引っ張るし、その割には遅々として進まないし・・・ 仁科さんが花依とどういう関係になるのを望んでいるのかも、私にはよくわかりません。 つまらないわけではないけど、一巻のように思い切り笑えるシーンもなく、ひたすらイケメンにちやほやされる主人公を見るだけで、一度読めば十分というのが正直な感想です。
3投稿日: 2016.01.23この胸をどうしよう
高遠琉加
この胸をどうしよう
高遠琉加
アズ・ノベルズ
この胸をどうしよう
読んでいて胸がかきむしられるような一瞬がある一冊で、その感覚を忘れたころに読み返したくなる一冊でもあります。 これといって驚くような展開はないはずなのに、読んでいるうちに引き込まれて、文章から狂おしいほどの愛情が伝わってくるのが不思議です。 特に、架の変化に追いつめられた耀一の心境を想像すると、悶えるほど胸が苦しくなります。 一途な執着愛が好きな方におすすめしたい一冊です。
2投稿日: 2016.01.20一期ノ夢
宮本佳野
一期ノ夢
宮本佳野
バンブーコミックス 麗人セレクション
一期ノ夢
江戸で起こる事件を解決しつつ、ふたりの仲が発展していく・・・というようなストーリー展開にはなっていますが、どちらかというと事件の推理のほうをメインに描かれているのかな?という感じがします。 上司とできちゃっている奔放な性格の利助と、真面目で堅物(饅頭好き)な宗次郎。 利助に振り回されっぱなしの宗次郎が可哀想であり、かわいくもあります。 ほのぼのとした恋愛模様が微笑ましく、また、推理ものとしての面白さもあり、読み終わったあとも続きを期待したくなる一冊でした。 江戸っ子な利助の話し方もすごく良かったです。
1投稿日: 2016.01.20
ニィーニの森
SHOOWA
onBLUE
ニィーニの森
露骨な性描写がないからか、ReaderStoreではBLカテゴリーに入っていませんが内容はBLを含みます。 ぐちゃぐちゃドロドロとした恋愛劇での『愛』ではなく、もっと大きな意味での『愛』がテーマになっているのかなと思いました。 表紙絵とあらすじからは想像しなかったほど重いテーマが盛り込まれていましたし、萌えを求めて読んで、心が抉られるような話もありました。 特に保護者のように半獣のココを守り続けるオオカミのウルフの話は、願いごとが叶うファンタジーの世界でありながらすごくリアルな結末でした。 残念だったのは、電子書籍だと裏表紙が収録されていないこと。 特にこの本は裏表紙もあわせてひとつの絵になっているので、収録されていなくてがっかりしました。
2投稿日: 2014.12.02
ナルキッス
猫野まりこ
ビーボーイコミックス
ナルキッス
鈍感アホかわいいナルと、そんなナルに振り回されることになる外見中身ともにイケメンな護の話。 恋愛面の展開は少し性急かなとも思いましたが、それを補って余りある萌えがありました。 攻めが受けに振り回される系の話が好きな方に、特におすすめです。 笑いと甘さと切なさがちょうどいい感じで混じりあった、軽くて読みやすい一冊だと思います。 ちなみに書籍説明の文章で勘違いしそうになりますが、エロ盛りだくさんな話ではありません。
0投稿日: 2014.09.21好きというのになぜかしら
阿部あかね
好きというのになぜかしら
阿部あかね
ディアプラス
好きというのになぜかしら
甘いラブラブものを期待して読み始めると、がっかりされるかもしれません。 由一のことが好きと言いつつ、行動は妙にドライな武久のことが私はどうにも受け入れられませんでした。 確かに由一の行動は子どもっぽいですが、それにしてもそこに愛はあるのかと聞きたくなるような武久の言動に、心がガンガン削られていきます。 例え大人の男同士の恋愛だとしても、もうちょっと優しさとか思いやりを見せてくれてもいいのでは。 武久が由一を追いつめて試すようなことをするのが、本当に愛情からきているのか読んでいて悲しくなりました。 好みの絵柄ですが再読はしないと思うので★2つです。
0投稿日: 2014.09.21たつのおとしご
池玲文
たつのおとしご
池玲文
リンクス
たつのおとしご
年の差+年齢差な二人の、中華ファンタジー風ハートウォーミングストーリーです。 おかしな表現ですが、こんな感じの話が好きなひとはすごく好きな一冊だと思います。 ちょっと可笑しくて、ちょっとホロリとなって。 そして、メカ屋の肉体美を堪能しまくりな一冊でした。 表題作の他に短編が一作収録されています。 こちらも不思議な雰囲気の話で、おすすめです。
2投稿日: 2014.09.20
王子様と灰色の日々(1)
山中ヒコ
ARIA
王子様と灰色の日々(1)
灰色の日々、というタイトルから連想されるように、読んでいて鬱々としてくるような話でした。 まず、ろくでなしの父親を筆頭に、敦子を取り囲むキャラクターたちの人間性がとにかく酷いです。 誰も、敦子のことを大切にしてくれない。 そして、それを敦子が享受しているのがただただ悲しかったです。 たった1巻ですが、読んだあとしばらくの間暗い気持ちを引きずりました。 直接的な描写はありませんが、匂わせる程度のBL描写があるので苦手な人は注意された方がいいかと思います。
1投稿日: 2014.09.20
私がモテてどうすんだ(3)
ぢゅん子
別冊フレンド
私がモテてどうすんだ(3)
新キャラの登場や、主人公の体型がもとに戻ったりしたことで、恋愛面が大きく動きだしました。 「好き」って言っても、痩せて可愛くなった主人公の外見が好きなんでしょ、っていうのはきっと多くの読者が思っていたことですよね。 今後、それぞれのイケメンと主人公の話を掘り下げていくのか、それとも彼が一歩リードしたまま最終話を迎えるのか。 次巻が待ち遠しいです。
4投稿日: 2014.08.15
