間 文理さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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火花
又吉直樹 / 文春文庫
元気があって、よろしい。
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遅ればせながらの、購読。
元気があって、よろしい。理系と見なされている文系の世界に生きている私には、ちょっと、違和感が拭えませんでしたが。小説に、不条理を期待する人と、納得を期待する人で、感想はかわる…かも。
(追記)最初三ツ星にしていたのですが、理系の血が半分の悲しさ、みんな三つ星〜五つ星では、役に立たんやろ、と情緒ではなく理屈が頭をもたげてきました。私の個人的評価として二つ星にしますが、先に書いたように、読む人で感想がかわると思います。ご自身で、読んでみてください!? 続きを読む投稿日:2016.02.03
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NHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのか―法・ルール・規範なきガバナンスに支配される日本
上村達男 / 東洋経済新報社
ちょっとくどいかなと思いつつ
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がんばって読みました。わたしたちの社会を、よりよいものにしたいと思う人たちが、知っていなければならないことをしっかりと書いているので、確かに勧めないといけない。けど、ちょっと。。。陰性感情が目立つなあ…、読むのが辛いなあ、と、三ツ星にしようかなと思ったのですが。「おわりに」を読んで心が安らぎましたので、四つ星にします。
「・・・・・は、人工的な一神教でした。しかし日本は本来、一神教の国ではありません。日本人が慣れ親しんできた神道は、身の回りの自然の中に神を感じる、自然信仰に近いものです。」 続きを読む投稿日:2016.02.04
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カンタ
石田衣良 / 文春文庫
はらはらどきどきしながら、
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一気に、読み切りました。二人の男の子の、大人の世間との戦い、すこし離れて不思議な温度を放つ、お姫様。
子どもたちの親の葛藤も。
巧みな、そして力強い展開ですね。
そのうえ、最後は、ハッピーエンド(だと…私は思うのだけど)なので、はらはらしながら、でも安心して読んでください。ハンカチは、人によっては持っておいたほうがいいかも。 続きを読む投稿日:2016.02.04
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予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
ダン・アリエリー, 熊谷淳子 / ハヤカワ文庫NF
行動経済学という名前には、違和感がありますが、
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ついつい忘れてしまう、でもとても大事な視点を、思い出させてくれる名著です。
金銭的なincentiveを提示すると、その大小で行動が決定されてしまう。
選択肢が多ければ多いほど、選択できなかった可能性…が増え、不幸に感じてしまう。
そうではなく、自分がすべきことの意義を、理念を、思い起こすことの方が大事。
残念なのは、記載が定性的で、それが本当にどれだけの大きさで、意味を持つのかが、明確ではないところがあったことでしょうか。元の論文にあたれって? そんな時間、ありませんがな。 続きを読む投稿日:2016.02.08
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山月記・李陵 他九篇
中島敦 / 岩波文庫
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キャロル
パトリシア・ハイスミス, 柿沼瑛子 / 河出文庫
美しいものがたりです。
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たまたま、この本を手に取る(じゃなくって、指で押す)数日前に、BBCのpodcast、Outlookで、妻との生活に伴う違和感に耐えきれず、その結婚から逃げ出すために北朝鮮を脱出し、韓国で初めてhom…osexualという概念をしり、自分自身を理解できた方の話がありました。今までよくわからなかったことが、このときなぜか理解でき、一種感動しました。
そのpodcastの後だったからでしょうか。よい本でした。特に、ハッピーエンド好きの私には。 続きを読む投稿日:2016.04.08