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間 文理さんのレビュー
いいね!された数20
  • コード・ブッダ 機械仏教史縁起

    コード・ブッダ 機械仏教史縁起

    円城塔

    文春e-book

    仏教の本を読んで、もう一度読んでみようと思った。

    くらい、面白かったです。(ここで投稿しようとしたら、字数が足らないとケラれました。。。) 問答のような問答でないような話で誤魔化されたのか理解できていないのかわからな状況に放り出され、ストリーは発散し、まとまることは放棄され、元に戻り、なんとなくハッピーエンドな、見事なエンターテイメント、だと思いました。

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    投稿日: 2024.12.19
  • くたばれPTA(新潮文庫)

    くたばれPTA(新潮文庫)

    筒井康隆

    新潮文庫

    うん10年ぶりに筒井を読むと、きびしい。。。

    中学校の頃、筒井康隆、結構読んでたけど。 還暦すぎて読むと、ちょっと厳しかったです。若い時の記憶は、そのままにしておいた方がいいのかも。。。

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    投稿日: 2023.10.02
  • ガザに地下鉄が走る日

    ガザに地下鉄が走る日

    岡真理

    みすず書房

    衝撃の光景が、目の前に。

    とても辛い、でも直視せざるをえないと思わせる、強力な経験でした。 パレスチナ人が経験している筆舌に尽くし難いことを、筆に表していただいたことに感謝しています。そして、著者の思いがこの地上に広がることを、切に願っています。 私の小さな慰めは、この本の著者が、日本という国で、指定国立大学法人に属しておられることです。。。

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    投稿日: 2019.06.02
  • このゴミは収集できません ~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~

    このゴミは収集できません ~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~

    マシンガンズ滝沢秀一

    白夜書房

    地球の将来を決するゴミ問題の、入り口として、最良の書の一つ。

    いいですね。とてもいいですね。難しい問題を、攻撃的にならず、かつ、多分あまり歪めることなく、呈示しているように見えます。 地球の将来を決するゴミ問題の、入り口として、日本人全員に読んでもらってもいいように思いました。

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    投稿日: 2019.06.02
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

    樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

    ペーター ヴォールレーベン,長谷川 圭

    ハヤカワ文庫NF

    心地よい、たとえ夢物語であっても、心地よい。

    夢物語なのか、現実の物語なのか、不勉強にして、判断できませんでした。参考文献をあげてくれているので、本当はそれを当たるべきなのでしょうが、残念ながらそれは私の能力を超えています。 それでも、(植物の社会生活という)素晴らしい世界を垣間見せてくれました。私の視点を180度転換させ、展開してくれる、心地よい体験でした。

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    投稿日: 2019.05.12
  • AI vs. 教科書が読めない子どもたち

    AI vs. 教科書が読めない子どもたち

    新井紀子

    東洋経済新報社

    AIもどきか、AIか。

    とても、勉強になりました。AIが、人間の知的作業を現時点で代替できるものではない、という著者の主張は、納得できるものでした。少し、安心した、というのが本音です。そして、読解力、国語の能力が人間に(現時点で)固有の、AIにとって代わられることのない資質である、との言明に、深く共感しました。 ただ、ただですね、脳も多分、電気活動なんですよね。だったら、AIが、真の読解力を持たないとは、確信できないのです。。。

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    投稿日: 2019.05.12
  • 孤独の発明 または言語の政治学

    孤独の発明 または言語の政治学

    三浦雅士

    講談社

    とても、難解でした。

    文系の正式な教育を受けていない私には、理解が困難でした。 ただ、日本の哲学の理解には、仏教の理解が必要であること、そしてそれが現時点の私には困難であることがわかりました。引退したら、仏教を勉強してみようかな、という気に、なったのは事実です。

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    投稿日: 2019.05.12
  • 日本再興戦略

    日本再興戦略

    落合陽一

    NewsPicks Book

    よくわかりませんでした。

    冒頭の、自己紹介を読んで、とてもワクワクしました。きっと、刺激的な、そして建設的な、知性の総括を教えてもらえると予感し。。 でも私の知識と読解力の問題だったのでしょう、よくわかりませんでした。作者の披露する日本の歴史の正当性でさえ、判断できない私には、なんとも。。。 士農工商の話には、深く共感し、小学校3年生の息子と話し合うときの参考にさせていただきましたが。

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    投稿日: 2019.05.12
  • 戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

    戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

    加藤陽子

    朝日出版社

    この講義をきけた、生徒が羨ましい。

    とても大事な歴史の勉強もせずに、日本国籍を有していることに、恥ずかしい思いをしましたが、でも、この歳になって、このように素晴らしい学習をできるのだから、やっぱり、人生というのは、いいものですね。とても読みやすい文章ですので、ぜひ、ぜひ、一読を。

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    投稿日: 2019.03.11
  • 誰のために法は生まれた

    誰のために法は生まれた

    木庭顕

    朝日出版社

    目から鱗の、法律!

    法は、必要悪かと思っていたのですが、そうではないのですね! すごく感動しました。法が悪いのではなく、それを正しく使用すれば、個々の人が助けられる。徒党を組み、自分たちの利益を謀る連中から、個々の人を守る。是非、法に、本来の力を取り戻して欲しい、と切に、思いました。読みやすいので、ぜひ、一読を。

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    投稿日: 2019.03.11