
JK III
松岡圭祐
角川文庫
えげつないけど面白い…
何だか高校事変シリーズと 被っちゃって、前の2作の内容が 頭の引き出しから出ていって しまったところへ、この第3作を 読んだ。 そしたら本当に高校事変と被った 話しも出てくるという、もしや?と 思わせる展開。 まぁ被るといっても、あまりに設定 違うから高校事変のキャラと共演 するのは厳しいっかなぁ。 それにしてもこのJKシリーズの 壮絶さ、高校事変シリーズとは別の 意味でハラハラドキドキする。 結局、主人公有坂紗奈に深手を 負わせた警察官の釜泉が、敵キャラ では一番強かったんじゃないだろうか。 他はコロリコロッとヤラれてたもんね。 紗奈はきっと生きてると思う。 続編望む。
0投稿日: 2023.12.30
伊桜里 高校事変 劃篇
松岡圭祐
角川文庫
待ってました!…
これこれ、これですよ! 高校事変シリーズってなぁ、こぉで なくっちゃ! てなわけで、ここへ来て随分と鳴りを 潜めていた初代高校事変・優莉家次女 の結衣の登場。 題名は伊桜里と付くも、ほぼ結衣の 活躍っぷりでした。 優莉家の血を引く伊桜里も、その資質 を結衣に引き出され、相変わらず 「んなバカな」と思うダークヒロイン への急成長ぶり。 しかし、これが読みたかった。 最近の高校事変は、ミサイルとか核弾頭 とか飛躍した話しが多過ぎて。 やっぱり肉弾戦と、その場にある アイテムすべてを駆使して敵を殲滅する このスタイルが刺激的。 面白かったわ。
0投稿日: 2023.10.20
高校事変 16
松岡圭祐
角川文庫
ややマンネリ化してきたか…
小説刊行の法定速度を一切 守らない高校事変シリーズも16巻。 ここまでくると、さすがに マンネリ化を感じてきたかなぁ。 ミサイルとか核弾頭とか、物騒な もんが出てきても 「どうせ想像もつかないことで 迎撃するんだろうな」と、あまり 絶体絶命さを感じなかった。 今回シリーズ中では多分、一番 控えめな死傷者数なのでは? 話しは壮大過ぎるほどデカいん だが、ドキドキ感は尻すぼみ。 スケバン刑事でいうところの 初代・優莉結衣も友情出演。 面白かったんだが何かが 足りない巻でもあった。 まだまだ続きそうなので、次巻も 楽しみにしたい。 劃篇もあるしね。
0投稿日: 2023.10.09
高校事変 15
松岡圭祐
角川文庫
マンネリ化したが面白い…
今回も時事ネタ挟んできましたね。 ジェンダー問題。 シリーズもすでに主人公を張る キャラは3人目。 闘う舞台は変われど、結局は3人 とも戦闘スタイルに大きな差は ないので、ややマンネリ化した かもなぁ。 ただそのマンネリが何度読んでも 面白いのが高校事変の見どころ。 敵キャラ的な女子高生が複数登場 するんだが、彼女らがどこでどう 主役の邪魔をするのかと思って いたら、それぞれ色んな意外性を 見せつつ立ちはだかり、話しを 引き立てていたなぁ。 例によって土台ムリだろ設定が ってのはスルーして読むべし。 引き続きものすごいスピードで 刊行予定されてる続編を楽しみに 待つとしよう。
0投稿日: 2023.06.26
高校事変 14
松岡圭祐
角川文庫
今後の敵は巨大…
前作で高校事変新キャラとして 鮮烈デビューを果たした瑠那。 結衣が主人公だった時もサブ キャラだったが、ここでも凜香 は、サブだったなぁ。 亜樹凪の変わりようには ちょっと違和感をおぼえたけど。 あと元特殊作戦群、蓮實教師… 頼りなさすぎるわ。 作り話とはいえ、特戦群とも あろう者がこんなメンタル弱く って、どうすんのよ的な。 以前は敵の傾向が半グレとか テロリストとかだったが、段々 と身内(日本国政府)が相手に 変貌してきてますね。 すでに次巻の刊行も目前だし これからどれだけエスカレート していくのか、目が離せない 展開ですね。楽しみ。
0投稿日: 2023.06.06
恋愛禁止
長江俊和
角川ホラー文庫
現実世界にありそう…
かなり狂気の沙汰な話しではある。 でもホラーというから、もっと 化け物じみたり霊的なものが 出たりするのかと思ったけど 出てくるのはすべて人間。 まぁ、化け物や幽霊より現実味が あって、実際にいそうな感じが余計 に怖く感じるとも言えるのかも。 「怖さ」という薬物に対し耐性が ある僕でして…。 比較的、怖い系の本ばかり読んでる と、もっともっととなってしまい ますね。 この本を読んだら、自分の心の キャパを広げるため、もっと色んな ジャンルにチャレンジせねばと 思いました。 といいつつ、きっと次も積読から 怖い本をチョイスするんだろう なぁ(๑´ω`๑)
0投稿日: 2023.05.20
妖の掟
誉田哲也
文春文庫
吸血一族の華と掟、続きは絆…
シリーズの「華」を読んでから 時間が経ちすぎていて、どんな ストーリーだったか、トンと 思い出せずに読み始め。 あぁ、吸血鬼的な話しだったな と思い出す。 主人公?である数百年を生きて きた紅鈴は吸血女子。 紅鈴と連れそった欣治。 普通の人間で暴力団の下働き的 な男、圭一。 ひょんなことから3人は奇妙な 共同生活を始める。 義理人情に厚い欣治と、軽い ノリの圭一、数百年生きてきた キャリアの紅鈴のやりとりは 面白い。 残念な人物が亡くなることが 惜しい。 あと自分らのルーツをたどり 一族の殲滅を目論むハラハラ度 もたまらなかった。 次作「絆」も楽しみな作品。
0投稿日: 2023.01.31
JK II
松岡圭祐
角川文庫
グロさ増し増し…
同作者の高校事変シリーズが 終わると同時に始まったJKシリーズ。 同じ女子高生をダークヒロイン化 した物語だが、戦う理由がまったく 違う。 でも正直、無理やり新キャラの物語 書かなくても、高校事変続けてりゃ いいじゃんって気もする。 ドラゴンボールみたく、敵が飛躍し 過ぎて続かないんで、あえて別仕立て で書いた感が拭えない。 と悲観的な感想をしつつ 高校事変が終了し寂しく感じて いたので、JK始まって良かったかも。 はたして第3弾はあるのだろうか。 高校事変と違い超肉弾戦なぶん グロさは増すが、個人的に目を 離せない作品だと感じている。
0投稿日: 2022.11.05
JK
松岡圭祐
角川文庫
期待し過ぎたかなぁ…
高校事変シリーズの終了と 入れ違いにして、始まったJK。 意味は女子高生ならぬ、 ジョアキム・カランブー。 雑にいうと「慣れ」。 ちなみにかなりグロい…。 しかしまぁ、いかなる事情が あれど普通の女子高生が3ヶ月 足らずで殺戮マシンに変身するのは 設定上無理がある。 その辺の特殊部隊ですら3ヶ月程度 の訓練では1人前にゃなれん。 ま、そこがフィクションたるものか。 何だかこのストーリーなら 高校事変終わらせずに続き書いてた 方が良かった気もするが。 続編もあるのだろうか? 続編を書くには難しい展開で終わった。 期待し過ぎて残念… 高校事変ほどハマらなかったなぁ。
0投稿日: 2022.05.26
高校事変 XII
松岡圭祐
角川文庫
読み終えた達成感と虚脱感…
わ~!とぉとぉ終わっちゃった よ!名残惜し過ぎる~! 作り話と承知した上で、結衣を 縛っていた運命から解き放して あげたいと思いつつ、読みに 読んだ全12巻。 ラストはドキドキが止まらん やったわ。 千里眼、探偵の探偵シリーズを 読んでれば、なおワクワクできた みたいですが。 そんな予備知識なくても、全巻 通して読み終え、真っ白な灰に なっちまった。 何を書いてもネタバル直結なので うまく感想が書けないけど。 伏線といい、意外な人物が意外な 事をする、という点だけでも 「えぇっ」と思います。 番外編でもいいから、単品続編を 出してほしいわぁ~。 いっそのこと、大学事変 願う。
0投稿日: 2022.04.13
