蒼穹の昴(1)
浅田次郎
講談社文庫
今まで読んだ歴史小説の中でベスト
今まで読んだ歴史小説の中でベスト。清の黎明期、衰退期の壮大な歴史に胸を打つ。次に、登場人物が生き生きしている。何十年も科挙に落ち続けている老人、宦官の老人ホーム等、吹き出すエピソードが詰まっている。浅田次郎さんは史実にしばられず、フィクションをほり込んでくるところがうまい。
6投稿日: 2013.11.06カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
道尾秀介
講談社文庫
優しくなれる!
人と人とのつながりが一番大切って感じる。読後、周りの人に優しくなれる。
0投稿日: 2013.10.12のぼうの城 上
和田竜
小学館
一発逆転!
強大な国から虐げられ、蔑まれていた弱小国が知恵で一発逆転。痛快だ。このパターンは「半沢直樹」に通じるものがある。
1投稿日: 2013.10.12ロスジェネの逆襲
池井戸潤
ダイヤモンド社
自分で切り開け!
上の世代や社会の不満を言っても始まらない。「自分の道は自分で切り開け」っていうメッセージを感じた。前2作と同じく痛快だ。仕事に対するやる気がわいた。
0投稿日: 2013.10.12天地明察 上
冲方丁
角川文庫
元気が出る一冊!
渋川晴海は暦を変えるという大事業に臨む。しかも、三平方の定理、平方根などを駆使して。計算機がない江戸時代、どれだけ大変だったことだろう。また、仕事は自らおもしろくするものと教えてくれた。読後、元気になった。
6投稿日: 2013.10.12狐火の家
貴志祐介
角川文庫
貴志祐介の真骨頂!
前半は密室殺人事件の謎を丹念に解き明かしていく。ところが、ラストはぞっとするホラー。ホラーを書かせたら貴志さんの右に出る者はいない。
0投稿日: 2013.09.28MM9
山本弘
創元SF文庫
みごとなリアリティ!
台風〇号って感じで、怪獣が次々に日本に上陸する。突拍子もない設定だが、山本弘さんの筆力でみごとなリアリティが与えられている。特に放射能を発する飛行怪獣が日本に飛来するストーリーは原発事故を予見していたかのよう。
1投稿日: 2013.09.28SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室
富樫倫太郎
中公文庫
日本のFBI
日本のFBIのような組織の物語。未解決の白骨死体事件の謎を解き明かしていく部分たまらない。もともと歴史小説家の富樫さんが、ミステリーを読んで「おれならこうするのに」っていう感じでアイデアをため、満を持して発表したらしい。おもしろくないはずがない。
2投稿日: 2013.09.26アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂幸太郎
創元推理文庫
小説ならではのおもしろさ!
映画やドラマではなく、小説でしか描けないおもしろさって何?読めばわかります。私の中では伊坂幸太郎のベスト1です。
2投稿日: 2013.09.26硝子のハンマー
貴志祐介
角川文庫
驚愕のトリック!
ドラマ「鍵のかかった部屋」の原作本。密室殺人事件を扱う正統派ミステリーで、近来まれにみる傑作。単純にトリックがすごいだけでなく、現代社会の裏側を描いており、おもしろい。
4投稿日: 2013.09.26