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AkiraFさんのレビュー
いいね!された数660
  • 蒼穹の昴(1)

    蒼穹の昴(1)

    浅田次郎

    講談社文庫

    今まで読んだ歴史小説の中でベスト

    今まで読んだ歴史小説の中でベスト。清の黎明期、衰退期の壮大な歴史に胸を打つ。次に、登場人物が生き生きしている。何十年も科挙に落ち続けている老人、宦官の老人ホーム等、吹き出すエピソードが詰まっている。浅田次郎さんは史実にしばられず、フィクションをほり込んでくるところがうまい。

    6
    投稿日: 2013.11.06
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    道尾秀介

    講談社文庫

    優しくなれる!

    人と人とのつながりが一番大切って感じる。読後、周りの人に優しくなれる。

    0
    投稿日: 2013.10.12
  • のぼうの城 上

    のぼうの城 上

    和田竜

    小学館

    一発逆転!

    強大な国から虐げられ、蔑まれていた弱小国が知恵で一発逆転。痛快だ。このパターンは「半沢直樹」に通じるものがある。

    1
    投稿日: 2013.10.12
  • ロスジェネの逆襲

    ロスジェネの逆襲

    池井戸潤

    ダイヤモンド社

    自分で切り開け!

    上の世代や社会の不満を言っても始まらない。「自分の道は自分で切り開け」っていうメッセージを感じた。前2作と同じく痛快だ。仕事に対するやる気がわいた。

    0
    投稿日: 2013.10.12
  • 天地明察 上

    天地明察 上

    冲方丁

    角川文庫

    元気が出る一冊!

    渋川晴海は暦を変えるという大事業に臨む。しかも、三平方の定理、平方根などを駆使して。計算機がない江戸時代、どれだけ大変だったことだろう。また、仕事は自らおもしろくするものと教えてくれた。読後、元気になった。

    6
    投稿日: 2013.10.12
  • 狐火の家

    狐火の家

    貴志祐介

    角川文庫

    貴志祐介の真骨頂!

    前半は密室殺人事件の謎を丹念に解き明かしていく。ところが、ラストはぞっとするホラー。ホラーを書かせたら貴志さんの右に出る者はいない。

    0
    投稿日: 2013.09.28
  • MM9

    MM9

    山本弘

    創元SF文庫

    みごとなリアリティ!

    台風〇号って感じで、怪獣が次々に日本に上陸する。突拍子もない設定だが、山本弘さんの筆力でみごとなリアリティが与えられている。特に放射能を発する飛行怪獣が日本に飛来するストーリーは原発事故を予見していたかのよう。

    1
    投稿日: 2013.09.28
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

    SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

    富樫倫太郎

    中公文庫

    日本のFBI

    日本のFBIのような組織の物語。未解決の白骨死体事件の謎を解き明かしていく部分たまらない。もともと歴史小説家の富樫さんが、ミステリーを読んで「おれならこうするのに」っていう感じでアイデアをため、満を持して発表したらしい。おもしろくないはずがない。

    2
    投稿日: 2013.09.26
  • アヒルと鴨のコインロッカー

    アヒルと鴨のコインロッカー

    伊坂幸太郎

    創元推理文庫

    小説ならではのおもしろさ!

    映画やドラマではなく、小説でしか描けないおもしろさって何?読めばわかります。私の中では伊坂幸太郎のベスト1です。

    2
    投稿日: 2013.09.26
  • 硝子のハンマー

    硝子のハンマー

    貴志祐介

    角川文庫

    驚愕のトリック!

    ドラマ「鍵のかかった部屋」の原作本。密室殺人事件を扱う正統派ミステリーで、近来まれにみる傑作。単純にトリックがすごいだけでなく、現代社会の裏側を描いており、おもしろい。

    4
    投稿日: 2013.09.26