新装版 銀行総務特命
池井戸潤
講談社文庫
極めてシリアス
ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作本。同じ原作本の「不祥事」に比べて、極めてシリアス。8話の短編からなるが、どれもハラハラさせられるサスペンス。かつ非常にリアル。池井戸さんは7年間の銀行勤務の経験を存分に発揮されている。つくづく銀行家って大変だなあと感じた。
2投稿日: 2014.07.17新装版 不祥事
池井戸潤
講談社文庫
やっぱ痛快!
ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作本。半沢直樹の女性版。彼女は銀行のトラブルを抱えた支店の改善を図る。銀行を良くしたいという信念で、偉い人だろうと何だろうと、悪いやつをバッサリやる。やっぱ、このパターン痛快だ。
4投稿日: 2014.07.06万能鑑定士Qの事件簿 IX
松岡圭祐
角川文庫
モナ・リザの謎
映画化原作本。主人公凜田莉子がモナ・リザの謎に臨む。それも、解かなければ身に危険が及ぶという、かなりオカルト的な謎。結構ドキドキさせてくれる。美術品に関するウンチクも満載でやっぱおもしろい。
3投稿日: 2014.06.29万能鑑定士Qの事件簿 II
松岡圭祐
角川文庫
怒涛のごとく
最後までどうなるのかハラハラするが、怒涛のごとく、力士シール、偽札の謎が解ける。それぞれのエピソードが伏線となっていて、ミステリーの醍醐味を感じる。主人公の凛田莉子も魅力的で、このシリーズはまりそうだ。
5投稿日: 2014.06.24万能鑑定士Qの事件簿 I
松岡圭祐
角川文庫
正直、おもしろい!
映画の原作本1巻目。主人公凜田莉子の生い立ちがわかる。彼女の博識に基づいた推理がすばらしい。現代版女シャーロック・ホームズっていう感じ。様々なうんちくに富んだエピソードがつまっており、正直、おもしろい。
6投稿日: 2014.06.19イザベラ・バードの日本紀行(上)
イザベラ・バード,時岡敬子
講談社学術文庫
タイムマシンのようだ。
明治維新から10年後の、イギリス人女性の東北-北海道旅行記。当時の日本人の未開っぷりは、はんぱない。不潔から来る眼病、皮膚病。家の中は悪臭、蚤。一方、礼儀正しさと教育の行き届いた様子がうかがえ、何だか誇らしかった。タイムマシンに乗ったような一冊。
4投稿日: 2014.06.12陽気なギャングが地球を回す
伊坂幸太郎
祥伝社文庫
軽妙洒脱!
軽妙洒脱なコメディ。最初から最後まで笑いっぱなし。お笑い好きのぼくにはたまらなかった。ぼくの中では伊坂さんの作品の中で結構上位。
5投稿日: 2014.05.31沈黙
遠藤周作
新潮社
壮絶な生き方
命をかけて、神を信じているのに、報いの言葉をかけてはくれない。神は永遠に沈黙している。自分がロドリゴの立場だったら、ここまでがんばれるのか。ロドリゴの壮絶な生き方に感動した。
3投稿日: 2014.05.25SRO3 キラークィーン
富樫倫太郎
中公文庫
敵が魅力的なほどおもしろい!
キラークイーンが大暴れする。残虐の限りをつくし、SROと対決する。完全な悪役だけど、好きになってしまった。それは彼女が自分の欲望に忠実だからだ。敵が魅力的なほどおもしろい。
3投稿日: 2014.05.24テロリストのパラソル
藤原伊織
角川文庫
リアル感あふれる!
主人公の島村はアル中のバーテンダー。彼は爆弾テロに巻き込まれ、容疑者にされ、真犯人を探さざるを得なくなる。アクションシーンやエピソードも日本で起こり得る物ばかりで、リアル感にあふれている。島村に気負ったところがなく、ひょうひょうとしているのも気に入った。
0投稿日: 2014.05.24