
主題歌
柴崎友香
講談社文庫
アラサー女子のありふれた日常のおはなし
柴崎さんらしい作品です。 アラサー女子のなんでもない日常のお話です。これだけ聞くと(読むと)何のはなしかさっぱりわからないと思うのですが、皆が感じているけどわざわざ口にしたりしないことを、柴崎さんの表現で文字にしたお話です。 当然理解できる人、できない人がいると思いますが、視点がすごいなぁと思います。日常を切り取って描くのがとても上手い作家さんだなぁと思います。
0投稿日: 2018.03.13わが家
井沢満
竹書房文庫
家族について考える良い機会になりました
作品情報は少々大袈裟なような気もします。 物語のなかの家族に共感するところはあまりなかったが、物語も通して自分の家族、家族観を考えるきっかけになりました。 軽く読める内容ではありませんが、読みやすい文体でさくっと読めました。
0投稿日: 2018.03.13ワン・モア
桜木紫乃
角川文庫
今回も独特の世界観
独特の世界観ですが、最後は珍しく(?)ハッピーエンドです。 切ないけどあたたかい、よい物語でした。
0投稿日: 2018.03.13さいはての彼女
原田マハ
角川文庫
爽やかな短編集
連作短編集です。 重たい内容ではないので、さらっと読めます。 こんな素敵な旅をしてみたいです。 読めば元気になれる爽やかで素敵な物語でした。
0投稿日: 2018.03.13チャンネルファンタズモ
加藤実秋
角川文庫
お気楽オカルトミステリ
何も考えずにお気楽に読むには良いと思います。 (失礼な言い方ですが)読み終えた充実感とか、何か大きな問題を突きつけられるとかそういうことはまったくなく、なんだかよくわからなかったけど面白かったと思える作品でした。 パロディ商品には”うまいっ!”って思ってしまうナイスなネーミングでした。
0投稿日: 2017.06.29桜姫
近藤史恵
角川文庫
歌舞伎が観たくなります
ビックリするようなトリックが出てくるわけではありませんが、ぐいぐい引き込まれました。 読みやすくきれいな文章で歌舞伎ファンでなくても歌舞伎の世界に引き込まれます。 歌舞伎という自分にとって縁のない世界のお話だからなのか、結末のせいなのか・・・いままで感じたことのない何とも表現し難い読後感です。
0投稿日: 2017.06.29リケジョ!
伊与原新
角川文庫
お気楽科学ミステリ
貧乏大学院生の律と科学大好き小学生 里緒の迷コンビが日常の謎を解き明かしていくというお話です。 堅苦しい科学のお話ではないので、気楽に楽しめました。 本格ミステリを読みたい方にはちょっと向かないかも。
0投稿日: 2017.06.29癒し屋キリコの約束
森沢明夫
幻冬舎文庫
良い気分に浸れる作品です
結構ベタな展開ですが、不思議と楽しめました。 キリコさん素敵です。 キャラ設定が上手いですね。どのキャラも個性的で読み終わってみると、「あのキャラ必要?」って思う登場人物はいないです。 読み終えて、なんとも言えない良い気分になれる作品でした。
1投稿日: 2017.06.29天下布武 上 夢どの与一郎
安部龍太郎
角川文庫
世界史の視点で本能寺の変をとらえた物語(上)
世界史から見た本能寺の変の解釈が面白いです。 上巻ではこの物語の主人公で長岡与一郎(のちの細川忠興)が妻ガラシャを娶るところから始まり、本願寺との戦い、荒木村重謀反あたりまでのお話です。 世界史の視点でみると、この頃の世界はポルトガルがスペインに併合され、スペインから独立したオランダやイギリスなどが台頭してきたりという時代です。このような世界情勢が本能寺の変に大きな影響を与えたいうお話はとても興味深いものでした。 ポルトガル、スペインと交渉を進めながら、天下布武を目指し、本願寺、毛利と戦う信長、その信長の壮大な目標を支える若い与一郎達の奮闘振りは読み応えがあります。 下巻が楽しみです。
8投稿日: 2017.04.25史上最強の内閣
室積光
小学館
こんな内閣があったら・・・
あまりにも現実離れしてますし、こんなに上手くいくわけないってわかりますけど、こんな内閣があったらって期待してしまうほど痛快です。 北朝鮮の金正男をイメージさせるような登場人物がいい味をだしていて、なんであんな人が暗殺されしまうのか!?って現実世界とごちゃ混ぜでアレコレ考えてる自分が面白かったです。 良くも悪くも日本人だなぁって思いますし、きっとこの時代は強烈なリーダーシップを持った人を求めてるんだろうなぁ。
10投稿日: 2017.04.05