
子どもたちは夜と遊ぶ(上)
辻村深月
講談社文庫
心理描写が上手い!
下巻もあわせてレビュー。 狐塚、月子、恭司、秋先生、浅葱、真紀チャン・・・・登場人物がみんな魅力的。 他の作品とリンクもあるので、リンクを調べてから読むとより楽しめます。 人が死んじゃいまうので、そういう描写が苦手な方はそれなりの心構えが必要かと。 殺し方がかなり残忍なので、天気の良い日にカフェで・・・って軽く読める内容ではありませんが、面白いです。純粋にストーリーが面白いです。やっぱり人が死んでしまうので、心穏やかではありませんが、上下巻1000ページにもなるボリュームですがそれを感じさせないほど、世界に引き込まれました。 心理描写が絶妙!
0投稿日: 2013.09.26愛がなんだ
角田光代
角川文庫
全力片想い
まさに角田さん!っていう作品。 こういう所に目をつけて、作品にしてしまうってすごいなぁと、どうでもいいところで感心してしまった。 登場人物はどいつもこいつもイラッとします。こんな奴がまわりにいたら絶対友達にはならない!って思うけど、確かにいる、こういう人たち。イラッとするけど、先が気になって最後まで読んでしまう、そういう作品です。
1投稿日: 2013.09.25のぼうの城 上
和田竜
小学館
痛快!
時代小説は読みにくいという印象を持っていたので、あまり読まなかったのですが、 本屋大賞2位や映画化などで話題になったこともあり挑戦。 登場するキャラクターがみんな魅力的で、そのやり取りも軽快なので、飽きることなく上下巻を一気に読了!面白い!
2投稿日: 2013.09.25太陽のパスタ、豆のスープ
宮下奈都
集英社文庫
タイトルがgood!
自分の気持ちに正直に生きたいと願う女性の物語。 結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽。 叔母に言われるまま「ドリフターズリスト」(やりたいことリスト)を作る。 リストを元に生活してみることは自分の心を見つめ直すこと。 私が選ぶもので私はつくられる。好んで選んだものも、ちょっと無理をして選んだものも、無意識に選びとっていたものもわたし。 『私が選ぶもので私はつくられる。』この言葉がずっとこころに残ってます。 物語のスピード感が良いです。 なによりもタイトルが好き。なにこれ!?って思ったタイトルですが、 読み終わると妙に納得。このセンスがいいですね。
3投稿日: 2013.09.25青のフェルマータ
村山由佳
集英社文庫
心が満たされる
村山さんの自然の描写が好きです。 頭の中にすっと浮かび上がる情景の描写がお見事。 海、空、イルカ、心・・・「青」という色が持ってる力を感じる作品。 読み終わって、静かに満たされてる満足感が良い!
0投稿日: 2013.09.25謎解きはディナーのあとで
東川篤哉
小学館文庫
気軽に読むにはおすすめ
気軽に読むにはおすすめです。 本格的な推理小説を期待して読み始めてしまったので、あまりにも内容が軽すぎて 読了できませんでした。 コミカルで面白いですが、最初の設定を高くしすぎました。。。
1投稿日: 2013.09.24塩の街
有川浩
角川文庫
不思議な世界
読み始めて最初の数ページは何を言ってるのかさっぱり理解できませんでした。理解できなかったのではなく、塩の世界が全く想像できなかっただけですが・・・ 慣れてないSF的なはじまり方だったので世界に引き込まれるのに少々時間がかかりましたが、とても読みやすい文章だし、登場人物がとても魅力的で、感情移入しやすいストーリーでした。 人間の強さ、弱さをうまく表現した素晴らしい作品だと思います。
14投稿日: 2013.09.24