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litsさんのレビュー
いいね!された数354
  • 六花の勇者 archive1 Don't pray to the flower

    六花の勇者 archive1 Don't pray to the flower

    山形石雄,宮城

    ダッシュエックス文庫DIGITAL

    まさにシリーズファン向けの短編集

    おお~ついに待望の新刊か!と思ったら、短編集・・。おあずけをくらった気分で読み始めたのですが、普通に面白いです。アスレイやリーンリルなど名前しか登場しなかった聖者も出てきたり、シビアな戦闘の続く本編から少し離れて、各人物の横顔がちらりとうかがえます。特にモウラさんの話は笑っちゃいました。いくつかある断章は、アニメ版DVDのおまけピクチャードラマに近い印象かな。 これから新章なので、次につながる要素をついつい探してしまいますが、肩の力をぬいて読むのが一番かなと思います。完全にシリーズファン向けです。最後の一輪の聖者と祈りについては次につながりそうな要素なのかな。ちょっぴりだけどね。消えたのではなくて他の場所に流れ込んでるとしたら・・?副題もまさにそれですしね。 7巻がよけい待ち遠しくなっちゃいました。作者さんもいろいろあるんだろうとおもいますが、設定忘れちゃう前にお願いしたいです(笑)。

    1
    投稿日: 2016.05.07
  • ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者

    ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者

    櫛木理宇,ヤマウチシズ

    角川ホラー文庫

    5巻!

    副題の「恋する終末論者」である果那はとても好感のもてるキャラ。小山内ともどもサブキャラとして、これからもちょくちょく登場してほしいですね。ストーカーのくだりは、幽霊話より息が詰まりました! 卒業文集の森司の欄とこの巻の最後のセリフはかけてあって、果那の茶目っ気がふわっと香るようでほほえましかったです。それと、明日世界が終わるとしたら~?の質問の森司の答えが、いかにも彼らしいです。 内容はいつものクオリティですので、シリーズが好きなら安心して楽しめると思います。登場人物がどことなく猟奇的なのも変わらず。そろそろ雪大関係者は病んでる人の巣窟になってきました、、

    1
    投稿日: 2016.05.03
  • ゲーマーズ!4 亜玖璃と無自覚クリティカル

    ゲーマーズ!4 亜玖璃と無自覚クリティカル

    葵せきな,仙人掌

    富士見ファンタジア文庫

    やや迷走気味?

    3巻の最後のひき(?)は最高だっただけに、千秋がどうするのか楽しみだったのですが、またまた妙な具合にすれ違いが生じることに!?まさか妹さんまで参戦してくるとは。 読んでいて面白いところは面白いのですが、物語としてみると、そろそろ次の展開に移ってもよい気がします。すれ違いはよいのですが、少し冗長に感じてしまったので。 本編とは関係ないのですが、kindle版よりも発売が1ヵ月以上遅いのはなんとかなりませんか・・。

    2
    投稿日: 2016.05.02
  • ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁

    ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁

    櫛木理宇,ヤマウチシズ

    角川ホラー文庫

    ホラーと謎解き要素が低めでサクサク読めます

    いままでの巻よりホラーと謎解き要素は低めで、麟太郎と泉水の幼少時代、オカ研の夏合宿に大きなウェイトが置かれています。オカ研メンバーをいままでより少し深く知ることができて、さらに愛着がわきました。藍については、次巻以降なのかな?楽しみです。 表題となっている「死者の花嫁」は、古い家族制度の中でのかなしいお話なのですが、こよみの家族が登場してこよみの別の一面がみられたり、暗くなりすぎないあたりはこのシリーズっぽさがあってよかったです。大叔母さんはまた登場するのかなあ。 個人的に好きなシーンは、幼少の麟太郎が泉水に「ぼくたちってなかよしなのかなあ?」と、とぼけたことを聞くシーンと、あわてたこよみが顔が見えないほど高速で手を振るシーン。くすりと笑ってしまう可笑しさがありました。「俺から離れるな」と森司が男気を見せるシーンもよかった。 しかし、この作者さんは宴会が好きなんですね!いつも描写が楽しげで混ざりたくなります(笑)。

    1
    投稿日: 2016.05.01
  • たいようのいえ(5)

    たいようのいえ(5)

    タアモ

    デザート

    それぞれが想いを胸に動き出す

    私のこと好き?で始まった5巻。登場人物達はそれぞれの想いを胸に動きます。列挙するとあらすじになっちゃうくらいです(笑)。 真魚が基の影響を受けて変わりつつある中で、基も真魚への気持ちに変化が見られます。 真魚の遅い!と言うコマがミトン付きで可愛らしかったです。大樹の送別会も良かった。おまけ漫画の、高校時代の基と真魚のやりとりもほほえましい。行くぁない!(笑)。

    1
    投稿日: 2016.04.26
  • たいようのいえ(4)

    たいようのいえ(4)

    タアモ

    デザート

    登場人物の関係が変化していきます

    真魚と大樹がバイトをはじめます。それと並行して、ラジカルさんと真魚の関係も大きく変わっていきます。あの席で言うべきだったのかな~?とも感じましたが、真魚なりの誠意のあらわれなんだと思います。ラジカルさんと基の関係が進展しなかったことに安堵しつつ、ほっとしちゃってごめん・・と思うあたりが真魚らしいです! 他のシーンではお墓参りがよかったです。ささやかなところですが、真魚が基と大樹のことをどう思ってるのか、ほほえましく読めました。オマケ漫画は、ちーちゃんと織田くんのお話。わたしバカなんじゃない?ってちーちゃんのコマには笑いました(笑)。

    1
    投稿日: 2016.04.22
  • たいようのいえ(3)

    たいようのいえ(3)

    タアモ

    デザート

    ちーちゃんがすてきすぎます

    この巻は、笑えるところは少なめで、ラブ成分とシリアス成分多めです。 真魚の学校の友達であるちーちゃんと織田君が本格的に登場。ちーちゃんとの友情はいいなあ。真魚は彼女の存在にどれだけ助けられているかというのも伝わってきます。真魚の悪い噂が流れたら、ほんとはこうなんだよ~とすかさず芽をつむところとか。おそろいのポーチを買った時の笑顔も素敵です。織田君はおまけ漫画で好感度UPって感じですかね(笑)。

    0
    投稿日: 2016.04.21
  • たいようのいえ(2)

    たいようのいえ(2)

    タアモ

    デザート

    好きな人ってどんな人?う~ん、お母さん?

    基と大樹の両親が亡くなったのは雨の日。 でも、ささやかな思い出もある雨の日。 それをオーバーラップさせるシーンが一番印象に残りました。 1巻では、ほぼ基と真魚だけでしたが、 2巻からは、大樹とラジカルさんが本格的に(?)登場。 人間関係の輪がすこし広がります。 基本的にさびしげな雰囲気はつづくのですが、 さびしくもあたたかい気持ちにさせてくれるのは1巻と変わりません。

    0
    投稿日: 2016.04.21
  • ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下

    ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下

    櫛木理宇,ヤマウチシズ

    角川ホラー文庫

    サボテンの名前が気になります

    オカ研をめぐる関係性がかたまってきたので、新キャラ(?)登場。さわやかな誰もが認める男前、普通にいいやつでかわいらしいところもある。憎めない彼に塩をおくりまくる森司の姿がほほえましいです。ここで邪険にしたら彼ではないと思うので(笑)。 こよみがサボテンにつけてる名前はどう考えても・・!?森司がこよみに告白したら、このシリーズ終わっちゃうんじゃないかなあと、逆に心配になったりの3巻です。

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    投稿日: 2016.04.18
  • ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート

    ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート

    櫛木理宇,ヤマウチシズ

    角川ホラー文庫

    読後感があたたかなものにしているのが一番の魅力かも

    あたたかい日常描写ではじまり、心霊現象まじりの事件にまきこまれ(くびをつっこみ?)、最後にほほえましい恋愛要素を加える。全編このパターンを踏襲していて、事件が少々生臭くても読後感をあたたかなものにしているのが、このシリーズの一番の魅力でしょうか。同じパターンがつづいても、マンネリ感を出さない技量もいいです。 副題にもあるように、バレンタインのエピソードを含んでいます。表紙の絵がどのシーンを描いたものかがわかると、ちょっとほほえましい気分になるかも!しかし、さすがに大学生になったら、バレンタインでそわそわはしないように思いますが(笑)。

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    投稿日: 2016.04.18
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