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KKさんのレビュー
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  • 天冥の標 II 救世群

    天冥の標 II 救世群

    小川一水

    ハヤカワ文庫JA

    現代へ

    1巻から突然数百年戻って現代へ。 「冥王班」のアウトブレイク。これが,物語の中の一つのキーになるのだろうか。この巻だけで読んでも,十分面白く感じられると思うが,やはり,「天冥の標」というシリーズがこれからどうなっていくのか,とても気になる。

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    投稿日: 2016.02.14
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

    天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

    小川一水

    ハヤカワ文庫JA

    続きを読まずにはいられない

    ちょっと予想外の進展。とにかく話を広げまくって,序章が終わったのか?これからどうなる? とにかく,続きを読まずにはいられなくなります。

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    投稿日: 2016.01.30
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

    天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

    小川一水

    ハヤカワ文庫JA

    世界の入口

    全10巻のストーリーの入口ということだけど,いろいろ盛りだくさんで,この後どうなっていくのだろうか。非常に楽しみ。 今のところ,まだ「メニー・メニー・シープ」のほんの一部しか見えていない気がする。いろいろなものがチラチラと見えて,すごく思わせぶり。きっと,これからのストーリーに関わってくるのだろう。

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    投稿日: 2016.01.30
  • at Home

    at Home

    本多孝好

    角川文庫

    家族の形

    家族,今,自分の家族は,日本のかなり典型的な家族像なんじゃないかと思っている。 父親(自分),母親,子ども二人。 at Homeというタイトルから思いつく,一見そんな家族。でも,どこかちょっと違う。そんな家族たちが登場している。 家族は,いつも一緒に生活しているせいか,いいところだけでなく悪いところも見えてしまう。そんなとき,これを読むと,家族を見直すきっかけになるかも。

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    投稿日: 2016.01.23
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

    つぶやきのクリーム The cream of the notes

    森博嗣

    講談社文庫

    合理的な思考

    森博嗣さんのエッセイは,なかなか面白い。 別に,啓発のための本というわけでもなく,森さんの思ったことが淡々と順不同に並んでいるだけだけど,当たり前ながらなかなか言えないことなんてのも,結構ある。「理系作家」なんていうレッテル貼りはしたくないんだけど,工学系っぽい合理性はやっぱりうらやましい。(自分では,ここまで合理的にできないので) まあ,この本にも書かれているとおり,「身も蓋もない」ことも結構あって,鼻につく部分もないわけじゃないけど。でも,それが森さんなんだと思う。

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    投稿日: 2016.01.03
  • 勝者の混迷──ローマ人の物語[電子版]III

    勝者の混迷──ローマ人の物語[電子版]III

    塩野七生

    新潮社

    共和制の末期のローマ

    ポエニ戦争後から共和制ローマの末期にかけて。 ローマとその周辺国家の関係,ローマ国内の諸問題,そういったものがさまざま浮き上がってきた時代。 ローマはこの時代大きくなりすぎたのだろうか。それに対して,政治体制がついて行けなくなっていたのだろうか。 ローマの歴史が克明に描かれており,興味深く読み進められるだろう。

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    投稿日: 2015.12.26
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

    つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

    森博嗣

    講談社文庫

    そうそう!その通り

    なぜか,シリーズものの3巻から買ってしまった。 とはいえ,エッセイ(ショートエッセイ)集なので,まあ,途中から読んでもそんなに困らない。 それにしても,森博嗣さんの考え方はすごくしっくりくる。この本には100のショートエッセイが収録されているのだけど,その中のほとんどが「うん,そうだよね」って言いたくなる。理系とか工学系とかそういうのじゃない。もっと,考え方の根本なんじゃないかなと思う。 個人的には「一人で遊べる人は寂しいとは感じない。」というのがすごくいい。そう,一人で遊べる人は,放っておかれても全然苦にならない。逆に,群れたがる人の方が寂しい人なんだろう。その通りだと思う。自分は,そこまで放っておいてくれというほどじゃない(まあ,適当に群れているのもそれほど苦にならない)けど,お一人様全然OK。ご飯もどちらかというと一人で食べる方が気楽だ。まあ,なので,SNSなんかも無くなったら無くなったで多分そんなに困らない気もする。 でも,実はこの本にいきなりだまされた。。。。

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    投稿日: 2015.12.14
  • ローマは一日にして成らず──ローマ人の物語[電子版]I

    ローマは一日にして成らず──ローマ人の物語[電子版]I

    塩野七生

    新潮社

    ローマの歴史の始まり

    昔から,ずっと読みたいと思っていた本。 「覚える」というのが苦手なので,いわゆる歴史のお勉強はあまり得意じゃなかった。でも,歴史というのは非常に面白い。 「ローマ」,もちろん,中学校・高校と歴史(世界史)を一応はやってきたので,知っているつもりだった。でも,それはローマの歴史の中のほんの一部の固有名詞を局所的に知っただけのことだった。 もちろん,学校の勉強の中で,ここまでローマに特化することはないし,その必要もないと思う。ただ,やはり,狭く深く知るというのは面白い。 イタリア・ローマに行ってみたい。

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    投稿日: 2015.11.28
  • 人工知能は人間を超えるか

    人工知能は人間を超えるか

    松尾豊

    角川EPUB選書

    人工知能に興味があるのなら読んでみよう

    人工知能。ディープラーニング。最近ちょくちょく耳にする。大学入試を受ける人工知能なども,話題になっている。 でも,一体どういうものなのかというと,説明は上手くできない。また,人工知能の研究が進むと,人間の仕事を奪ってしまう,人間に危害を与えるという危惧も聞かれる。 この本は,人工知能の最先端の研究者が,こういった疑問に対する答えを与えてくれる。人工知能は,これまでどのような研究がなされ,今どういったことができるようになってきたのか。そして,これからどのようなことができるようになるのだろうか。

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    投稿日: 2015.11.28
  • 旅人 ある物理学者の回想

    旅人 ある物理学者の回想

    湯川秀樹

    角川ソフィア文庫

    科学者とは

    こちらもノーベル賞物理学者,湯川秀樹博士の反省を綴った自叙伝。昭和30年代に朝日新聞に連載されたもののよう。 ただ,前に読んだ「ご冗談でしょうファインマンさん」と比べてしまうと,ちょっといまいち感が。 湯川博士は,研究者一家の出身ということで,幼い頃からそのような進路を漠然と考えていたようだ。また,学校もいわゆるエリートコースを進み,先生や友人たちにも恵まれていた様子がわかる。その意味では,非常に恵まれた環境で育ったのだろう。 ただ,その環境を活かしてノーベル賞を取るまでの成果を出せたのは,博士の才能と努力の結果なのだろう。 現代の日本でも,このようなエリート教育というのはできるのだろうか。本当に恵まれた才能を伸ばすためには,エリート教育は必要だろう。

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    投稿日: 2015.11.03