サラリーマン田中K一がゆく!カラー版
田中圭一
はぁとふる書房
おもちゃ業界の裏話でしたが、面白かったです。
作者の実体験のようですが、昔のおもちゃ業界の無茶苦茶振りを面白おかしく漫画にしてあります。相変わらず手塚治虫や本宮ひろ志調の作画でしたが、私個人は面白く読むことができました。 ただし、全体的に文字が小さいので、画面の小さなスマホでは読みずらく、ストレスがたまると思います。
0投稿日: 2021.03.04岸和田少年愚連隊
中場利一
集英社文庫
原作の方の疾走感に圧倒されました!
映画を見て原作から入りました。 正直なところ、作者の自伝的小説ということを聞いていましたが、 非常に読みやすい文章で、自分が岸和田におり、主人公である チュンバになったように感じました。 流れるような文章の中に、キレのあるボケとツッコミ。 これぞ、関西ピカレスク小説の真骨頂。 出てくる登場人物が全て癖がありすぎて、腹を抱えて笑い 続けました。 私個人は映画も面白かったですが、原作の方の疾走感に圧倒 されました。 まだお読みになっていない方は、ぜひ読んでみてください。
1投稿日: 2017.05.06ザ・ファブル(9)
南勝久
ヤングマガジン
ウツボ編 開始です。
前巻続きから、ヨウコvsプレイボーイ・ユウキの決着から始まり、宇津帆率いるチームが動き始め、 鈴木vsフード・コート、そして佐藤(兄)が自分の過去の仕事に関わった女性と再開することまで 収録されています。ややゆっくり進行している“ウツボ編”ですが、起の章だけあってまだまだ謎が多い です。しかし登場人物もなにやらきな臭い人だらけで、相変わらず面白そうな展開でした。 現在のヤングマガジンも“ウツボ編”が転の章を迎えており、読み直すとよりわかりやすかったです。
0投稿日: 2017.03.05刃牙道 15
板垣恵介
週刊少年チャンピオン
本部さんの活躍に☆5個を・・・
本部以蔵vs宮本武蔵の開幕から完結までと、その後の余韻に浸る回まで掲載。 馬鹿馬鹿しい展開ですが、やはり描写力があるのか、圧倒されました。 ところどころ笑いどころがありましたが、これはこれで面白かったです。 ストーリーが破たんし過ぎて、評価の仕様がない本作品ですが、今回だけは 本部以蔵をかっこよく描写できていたことで、☆を5つ上げてください。
0投稿日: 2017.01.30おかん
もりやまつる
ビッグオリジナル
母親の無償の愛にただただ感動。もりやまつる節 全開の良作です!
貧しい母子家庭の生活を、主人公の少年が青年になり、そして子を持ち、母との別れまでを描いた良作。 大阪の下町を舞台にしていますが、母親の無償の愛(アガペー)にただただ感動。 美輪明宏のヨイトマケの唄のような怒涛の感動の波を感じました。 もりやまつるの独特の描写も素晴らしく、最終話は涙なくしては読めないです。 親が生きている間に親孝行しないといけないな、と反省させられました。 親不孝をしてきた方には、是非一度は読んでほしい。
1投稿日: 2017.01.26ジョジョの奇妙な冒険 第8部 ジョジョリオン 14
荒木飛呂彦
ウルトラジャンプ
“ウォーキング・ハート・ブレイキング・ハート”は前巻から読み返さないと、あっけにとられるような感じ。
前巻からの続きで、東方鳩と田最環との戦い“ウォーキング・ハート・ブレイキング・ハート”から始まり、 東方常敏の短編“ミラグロマン”、そして東方花都が登場し、東方家に現れるところまで収録。 “ミラグロマン”は、今までのジョジョのショートストーリーにありがちな内容でしたが、面白かったです。 常敏が、岸辺露伴とか、ポルナレフのような位置づけなんでしょうか?色々、巻き込まれていますね。 さて、14巻というと物語の折り返し地点になるとおもいますが、ジョジョリオンは当初意味不明なまま 読んでおりましたが、ここ数巻で大きく物語が進展し、面白くなってきました。 とくに(見た目から言うと)意外な強敵、田最環は魅力的でした。 “ウォーキングハート・ブレイキング・ハート”は前巻がクライマックス手前というところで終わっており、 田最さんの巻き返しが見たくて悶々としていましたが、あっけない終わり方で少し残念。 前巻から読み返さないと、この戦いの面白さが半減しますので、13巻を読み直してからどうぞ。
0投稿日: 2017.01.23ケンガンアシュラ(17)
サンドロビッチ・ヤバ子,だろめおん
裏少年サンデー
おまけ漫画が面白い!
2回戦 第2仕合 呉雷庵vs十鬼蛇王馬と、第3仕合 ユリウス・ラインホルトvs若槻武士、 そして第4仕合 ムテバ・ギゼンガvs関林ジュンのイントロまで掲載。 第2仕合は予定通りの結末でしたが、ん?という終わり方でした。その後の山下一夫はかっこよかった。 第3仕合は、ん?という展開、そしてん?という結末。おまけ漫画の伏線? 第4仕合はイントロまでですが、なかなかの熱戦になりそう。 おまけ漫画は東洋電力チーム6人が出会うシーンが中心。ギャグ漫画調でしたが、 こういう消えて行ったキャラクターに光を当てるのは嬉しい。そして面白かったです。 ちょっと今巻は仕合の結末が、ん?というものが多かったですが、おまけ漫画でかなり救われた気がします。 おまけ漫画目当てに読むのもいいかもしれませんね。
1投稿日: 2016.09.15ヴィンランド・サガ(18)
幸村誠
アフタヌーン
懐かしい顔ぶれ登場。"侠気のトルフィン"に鳥肌。
17巻のヒルドとの悶着が終わったところから、トルフィンがヨーム戦士団の次期団長を勧められるところまで 掲載されています。 懐かしい顔ぶれの登場に思わず、嬉しくなりました。 またトルフィンも"侠気のトルフィン"と呼ばれていたころを髣髴させる戦闘シーンの描写に鳥肌でした。 久しぶりの新巻なので忘れていた設定もちらほら。久しぶりに読み直そうと思います。 あと"シグやん"がどんどん好きになってきた・・・こういうキャラも本作の魅力ですね。
4投稿日: 2016.08.24闇金ウシジマくん(37)
真鍋昌平
ビッグスピリッツ
逃亡者くんが続きます・・・
逃亡者として、沖縄で金融屋をするマサルが、徐々にウシジマに追い詰められていきます。 ウシジマ達がマサルを襲撃する10分前まで掲載。 淡々と物語が進んでいますが、キャラクターが見せる少しの間に、それぞれの苦渋がうまく 表現できているように感じました。前巻に比べるとあまり大きなアクションはないですが、 次巻への期待が持てる展開でした。 なお整形しても、すぐにばれているマサルにどことなく悲しさを感じました。
0投稿日: 2016.07.30狂四郎2030 1
徳弘正也
スーパージャンプ
名作。本当に色々な人に読んでほしい。
『ジャングルの王者ターちゃん』の作者、徳弘正也の名作です。 もう20年近く前の作品ですが、善悪とはなにか?愛とは何か?という重いテーマが散りばめられており、 そのテーマの元、現代社会に通ずる社会情勢を舞台に、主人公;廻狂四朗と、ヒロイン:ユリカが それらに振り回されながらも、たくましく生き抜く姿が、圧倒的な表現力で描写されていきます。 連載当初、徳弘正也ファンの私も、1話から下ネタ全開でずっこけましたが、読むにつれて、 その世界観にはまってしまいました。 まずは“八木編”が完結する5巻まで読んでみてください。5巻までにこの漫画、いや作者の徳弘正也の 魅力(私は良い意味での陰湿さだと思いますが・・・)が詰まっていると思います。本当に大好きな作品です。 是非、お読みになってください。
4投稿日: 2016.07.01