
紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男
野崎幸助
講談社+α文庫
驚きの人生
スケベに人生をかけた一代記。しかし驚く努力と失敗が影にはあったことが綴られている。
0投稿日: 2018.04.01家康、江戸を建てる
門井慶喜
祥伝社
ラストの謎解きは驚くほど感動的。
江戸を作るプロジェクトX、なもなき男たちののドラマ。時代と人が飛び飛びの 連作小説。ただ最後の一編が重要な巻く引きのドラマになる。泣ける。
0投稿日: 2018.03.22AV女優消滅 セックス労働から逃げ出す女たち
中村淳彦
幻冬舎新書
嫌悪感を覚えるような業界迫真レポート
どっちもどっちと思ったのは私だけ?タイムリーな業界レポート。色管理の言葉に驚く。
0投稿日: 2018.03.12「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気
牧村康正,山田哲久
講談社+α文庫
想像遥かに越える壮絶人生。
ひとつの時代というよりはひとつの職業を作った先駆者の人生。 彼と全く会わずじまいだった山崎監督の最後のコメントが感動的。
0投稿日: 2018.01.28走らなあかん、夜明けまで
大沢在昌
講談社文庫
話はいまいち。でもムードあり。
大阪を知らない東京ものの一夜の冒険物語。 アイディアいいじゃないの。友情もちょっと感動的だった。
0投稿日: 2018.01.22日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」
水谷竹秀
集英社文庫
少しこの本をなめていた、感動作です。
真面目一筋の男が口移しのキャンディでフィリピーナにはまる悲しさ。 その夫に当てた妻からの手紙の更に悲しさ。 単なる社会ルポと言い切れないノンフィクションの秀作です。
0投稿日: 2017.12.29田中角栄回想録
早坂茂三
集英社文庫
超一級の政治資料
著者が角栄の口まねで書く文章が面白い。 古すぎる部分は飛ばしたが、いまだに当てはまる憲法改正の件などは驚きだ。
0投稿日: 2017.12.20合本 IT【文春e-Books】
スティーヴン・キング,小尾芙佐
文春e-Books
かなりきつい読書となってしまった。
映画に誘われ読み初めてしまったが、かなりきつい読書となってしまった。 正直難解な本だと思う。時系列の入れ替わりは見事。 ただそこに書き連ねられる時代描写と人物描写にはついていけず。 itが何かだけはわかった気がした。
0投稿日: 2017.12.17合本 夏草の賦【文春e-Books】
司馬遼太郎
文春e-Books
映画ゴッドファーザーを思い出させる男の一代記
前半の無垢な苛烈さと後半、長男を失ってからの抜け殼のような生き様が印象的。娘を失って廃人となるマイケルビトーを思い出させる。上手く戦国時代を一人の武将で切り取った傑作。
0投稿日: 2017.11.05アンダーグラウンド
村上春樹
講談社文庫
正直に本当に正直に言えば途中で少し飽きた。
確かに労作であり力作だ。 しかしさすがに同じ状況の反復は中盤から少し飽きた。 ただその登場人物のバックグラウンドを説明する著者の眼差しは温かく興味深かった。
0投稿日: 2017.09.26