あゆみのパパさんのレビュー
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38
このユーザーのレビュー
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合本 真田十勇士【文春e-Books】
柴田錬三郎 / 文春e-Books
血湧き肉踊る活劇を期待したが
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執筆当時の事情かエピソード集のような内容。
ただ一種グロいエロスが織り込まれているのは楽しい。
何でもありのエロスが淀君、秀頼など歴史上の人物も交え
描かれる。コミケの二次創作の世界だ!投稿日:2016.04.03
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凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂
桜木紫乃 / 小学館
隠れた傑作
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「隠れた」と思うのは私だけか?「ゼロの焦点」を思わせる女たちの悲しい過去と現代の事件が交錯する。そういう意味では「人間の証明」も思い出される。ただ推理小説としてはこなれていない部分もあり。
投稿日:2016.05.07
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後妻業
黒川博行 / 文春文庫
関西弁の圧倒的迫力ドラマ
2
読んでいるうちに、まともな生活がバカらしくなるほど浮き世ばなれした関西弁のドラマ。果てしなく続くかと思いきや、アッサリと物語をたたむ鮮やかさ。爽快感すら残る。
投稿日:2016.08.28
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昨夜のカレー、明日のパン
木皿泉 / 河出文庫
私は乗れませんでした、昭和のホームドラマ。
2
昭和のホームドラマ的なムードで展開するほのぼの小説。
唯一よかったのが、職場のお局様のエピソード。しかしこの言葉も死語。時代の行ったり来たりはうまいな!投稿日:2017.04.06
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幻の女
香納諒一 / 角川文庫
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熊と踊れ 下
アンデシュ・ルースルンド, ステファン・トゥンベリ, ヘレンハルメ美穂, 羽根由 / ハヤカワ・ミステリ文庫
仰天の面白さの犯罪小説
2
緻密なリアリティーで綴る北欧犯罪小説。
軍人ギャングというド派手なストーリーの影に
数十年に及ぶ陰惨な家族の歴史がある。
やっぱり北欧ミステリーは翻訳ものの中でも
突出した存在だ。投稿日:2017.01.12