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Stellaさんのレビュー
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  • メイドのエミリーは今日も笑わない【単話】(5)

    メイドのエミリーは今日も笑わない【単話】(5)

    大上貴子

    月刊flowers

    個性的なエミリーが魅力的

    メイドのエミリーと坊ちゃまとのラブストーリー。無表情なポーカーフェイスのエミリーが、ストーリーが進むにつれ坊ちゃまへの愛情が膨らみ、感情が表に出てくるのがいい。坊ちゃまが子どもから青年に成長したのに、エミリーは変わらず年齢不詳で魔女っぽい。

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    投稿日: 2024.05.06
  • マモノとムスメ【マイクロ】(2)

    マモノとムスメ【マイクロ】(2)

    和久原にこ

    プチコミック

    日常のファンタジー

    この作者には珍しい、マモノが恋の相手というファンタジーっぽいお話。1つのストーリーが主人公とマモノの両方の視点から描かれる2部作になっているのが面白い。ほのぼのとした雰囲気は他の作品と変わることなし。

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    投稿日: 2024.05.06
  • 薔薇色ノ約束(10)

    薔薇色ノ約束(10)

    宮坂香帆

    Cheese!

    歴史大河ロマン

    ラブストーリーは結婚というゴールで終ることが多いが、この作品はさらにその先へと続いていく。初めは少女だった彩葉が成長し新妻らしくなっている。新婚旅行から烈の子ども時代のエピソードになっていたが、未来に進む前に過去へと戻り2人の絆を強めている。

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    投稿日: 2024.05.06
  • 黎明のアルカナ(13)

    黎明のアルカナ(13)

    藤間麗

    Cheese!

    未来を視ることの大変さ

    未来を視ることができるという能力は、見たくないものまで見てしまうというストレスと、望ましくない未来を変えようとする試みの重圧をもたらす。ナカバがこの能力を使うときに行く、扉がいくつも並んだ廊下が印象的。最後に明かされるロキの真実は悲しいが、同時に納得いくものだった。

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    投稿日: 2024.05.05
  • 王の獣~掩蔽のアルカナ~(14)

    王の獣~掩蔽のアルカナ~(14)

    藤間麗

    Cheese!

    アルカナにつながり広がる世界

    卓越した画力で魅力的な人物と世界観を描き、まさに叙事詩というのにふさわしい。「黎明のアルカナ」のキャラクターが登場し、ストーリーのつながりと広がりが感じられる展開で、今後がますます楽しみ。

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    投稿日: 2024.05.05
  • 大江山花伝

    大江山花伝

    木原敏江

    プチフラワー

    鬼といえば木原敏江先生

    鬼と言えば、この作者のものがいちばん好き。美しさと哀しさを兼ね備えた世界で、悲しい結末のことも多いが心に残る。

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    投稿日: 2024.05.05
  • 蛇蝎-DAKATSU-(5)

    蛇蝎-DAKATSU-(5)

    秋里和国

    月刊flowers

    知らなかった世界

    この作品を読むまで蛇蝎のことを知らなかったので、興味深かったと同時に、気学がもたらすもののすごさに考えさせられた。最初は亜人大好きの世間知らずのお嬢様だった流香が蛇蝎についての事実を知っても、揺らがず亜人についていく女性になり、亜人もあまり表に出さないものの彼女を大切に想うところがいい。

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    投稿日: 2024.05.05
  • 青の花 器の森(9)

    青の花 器の森(9)

    小玉ユキ

    月刊flowers

    哀しさと温かさ

    うまくいかなかった恋の痛手のフラッシュバックから、龍生を信じていても遠く離れると帰ってこないのではという青子のおそれ、そう思ってしまう自分への嫌悪感が丁寧に描かれていて感情移入できる。恋人になってからも龍生が青子に敬語を使うところが、彼女を大切に思っている彼らしさの表れで好感が持てる。

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    投稿日: 2024.05.05
  • バルバラ異界(4)

    バルバラ異界(4)

    萩尾望都

    月刊flowers

    壮大なスケールの物語

    異次元空間、夢、宇宙、未来、不老不死。。。といった要素が絡み合って展開するストーリーは、謎解きより難解。一度読むだけでは不十分だが、嫌な難しさではなく、次々と驚きに目を見開かされることの連続。

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    投稿日: 2024.05.05
  • 白木蘭円舞曲(3)

    白木蘭円舞曲(3)

    さいとうちほ

    プチコミック

    女性の強さ

    ヒロインの湖都のしぶとさともいえる強さが、「風と共に去りぬ」のスカーレットを思わせる。サジット派、将臣派に好みがわかれるが、悲しい結末でもより心に残るのが将臣かと。ただし、最終的に終始優しく支えた龍一が報われそうなところがよい。

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    投稿日: 2024.05.05