
佇むひと リリカル短篇集
筒井康隆
角川文庫
ブラックテイスト
リリカルというか,シニカルというか,ブラックなテイストの短編集。だから何,というスタンスではなく,世界観を楽しむ種類の作品なんですよね,きっと。
0投稿日: 2021.06.06
時限病棟
知念実希人
実業之日本社文庫
まさに脱出ゲーム
前作よりもさらに脱出ゲームそのものに。 首謀者の一人はすぐに思い当たったのだけれど,もう一人は完全に抜け落ちていました。 これでスジが通っているのか(伏線が回収されているのか)なぁ,と思う所はなくもないですが,まずまず楽しめました。
0投稿日: 2021.06.06
仮面病棟
知念実希人
実業之日本社文庫
うーん,そう来たか
最後の一人は割とすぐに想像できたのだけど,理由はちょっとなぁ。 まぁ,最後の謎解きだけでも楽しめると思いますけれど。 脱出ゲームとかに抵抗があるようだと途中で嫌になっちゃうかも。
0投稿日: 2021.06.06
読心刑事・神尾瑠美
藤崎翔
双葉文庫
心が読める同僚、しかもデカ
読心が出来ちゃう女性刑事のいる警察。 すぐに犯人が分かっちゃうので、みんな彼女に頼りっぱなし。 そして、ほんのちょっとした妄想も筒抜けなので、やりにくいことこの上ない。 そんな職場はイヤですよね。 まぁ、恋愛もままならないので、本人は不幸でもありますけど。
0投稿日: 2021.02.22
パーフェクトフレンド
野崎まど
メディアワークス文庫
友だちとは何か
一言で言うと、『友だちとは何か』という話。 頭脳明晰な小学生が、友だちというものに興味を持ち、統計と数学を用いて、それを実証しようとするが… 最後は衝撃的な展開や、ファンタジーになってしまったりもするので、評価は分かれるとは思いますが、命題は面白かった。
0投稿日: 2021.02.22
イリュージョン 最終版
松岡圭祐
角川文庫
続編かどうか微妙
マジシャン の続編的な位置づけですが、だいぶ違うし、前作の続きでこんなあっさり状況が変わってしまうとは、前作のラストは何だったの? と言う気にもなります。 前作だけの方がまだ良かったかなぁ。
0投稿日: 2021.02.22
マジシャン 最終版
松岡圭祐
角川文庫
時代とともに
マジックも、時代とともに変わるもの。 今の時代にはちょっとそぐわない内容も含まれるものの、読み物としてまずまず面白かった。 ただ、ちょっと黒幕については、そんなことは無理そうな、やや強引な印象。
0投稿日: 2021.02.22
死体でも愛してる
大石圭
角川ホラー文庫
うーん
愛情とは違う、と執着と呼んだ方がよい、短編集。 空恐ろしいのはもちろんなのだが、何かそこまでの執着の元になるものが描ききれてないかなぁ、と。
0投稿日: 2020.11.17
スマイルメイカー
横関大
講談社文庫
誘拐させられる?
子供らしくない子供に強盗の片棒を担がされた、タクシードライバー。笑うのは下手だけど、お客に笑いを届けることを使命としているスマイルメイカー。 子供の家族も巻き込んで、はちゃめちゃな展開に。 こういう展開の話は結構好きです。 ルパンの娘シリーズにも通ずるところがありますよね。
0投稿日: 2020.11.17
幻想蒸気船
堀川アサコ
講談社文庫
鎖国継続中
いつものように、ひょんなことから、この世とあの世の挟まのポイントに引き寄せられてしまった主人公。 もちろん、幻想シリーズの一つなので、時々出てくる濃いキャラクターは前の作品を読んでいないとわからないのですが、まぁ、読んでなくとも問題ないレベル。 最後ははっちゃかめっちゃかで、オイオイって感じですが、まぁいつもこんな感じか。
0投稿日: 2020.11.17
