シシンさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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小説 四月は君の嘘 6人のエチュード
時海結以, 新川直司 / KCデラックス
視点が変わると見えてくる世界もある。
14
視点はかをり・武士・絵美・椿・渡の視点で描かれてます。
プロローグがガラコン出場が決まったあたりなので、読むならそれ以降のほうが話としては面白いのかな。
漫画で描かれてない部分があって非常に面白い。…ただ、最後のあとがきでは原作者の新川さんのコメントがのってないのでどこまで意図が反映されてるのは分かりませんが…
そういうみがった見方をしなければ武士や絵美の演奏スタイル・そして二人の公生に対する想い等がわかる。
特に、渡に姉がいたこと、そしてかをりと二人で姉の大学の文化祭でデートする話。
ここでの話は非常に興味深い。大学の文化祭でかをりが愛の喜びを弾くシーンがある。愛の悲しみではなく、なぜ喜びを弾くのか?渡とのやり取りで渡の良さもよく出てるし非常に見せ方がうまかった。
渡が心でのセリフ。かをり公生をよく見てるというセリフがストンと入ってくる。
挿絵は使いまわし(だと思うの)ですが、冒頭ページはカラーもあるので、タブレットでみてもいい。
今更だけど、アニメ最終回見て思った事。渡のスマフォの待ち受けのかをりと二人で映ってるシーンは姉の文化祭に行った時の写真ではと思って読むと面白い。 続きを読む投稿日:2014.12.10
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現代語訳 信長公記
太田牛一, 中川太古 / 新人物文庫
だれもが知ってる信長
12
授業や小説・ゲームなどで名前は聞いたことあっても信長公記読んだことある人は少ないのでは?
現代語訳されている上に注釈もあるので解りやすいです。
信長が生まれてから本能寺の変そして徳川家康が堺から退去し…たところで終わってます。
小説のような起伏はないので、そこをどうとらえるかによって面白味は変わると思います。
個人的に最初のほうは、よく似た名前も多い上に、事実を並べてるだけと感じてしまい、
非常に読みにくかったです。
信長が成人したあたりからは慣れてきたのか違和感なく読めてきました。
特に桶狭間や本能寺の変は面白い。
桶狭間の描写は、信長が敦盛を舞い、誰が戦功をたてたのか非常に細やかに書かれてます。
本能寺の変の信長・二条での信忠切腹の項目は討死にした配下の名前が記載されているのが非常に胸をうちます。
武田家の滅亡など小説とは違った面白さがあります。T3で981ページと大容量。
目次も細かくあるので好きな所から読んでもいいし、気長にゆっくり読んでも楽しめる一冊だと思います。 続きを読む投稿日:2014.02.12
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パナティーア異譚1 英雄のパンドラ
竹岡葉月, 屡那 / ファミ通文庫
純粋に面白い
10
主人公が異世界に飛ばされ世界を救うという設定はよくある。一度救った国を再度救う旅にでるといのも珍しいことではないとおもう。少年が青年になる六年間、時間の流れがうまいこと書かれていて非常に興味深かった。…また、主人公が何かを引き替えに世界を救ったという描写が最初からでてきます。それが何か?僕には予想ができなかった展開。そして結末。ちょっと無理があるんじゃと思うところもあるけど、全体を通して非常に面白かった。その後にもう一度最初から読むとなるほどと思える展開もよかった。
そして主人公が普通の子です。ラノベにありがちな、普通の高校生がそんなにキレのあるツッコミは無理とか思ったりもすることもあるけど、この主人公は、本当におとなしい子供で周りに合わせるそんなどこにでもいる高校生。ピーマンが嫌いでレギュラーにもなれない、そんな子供が世界を救った過去の話と仲間との逸話。まさに出木杉です。非常に纏まった話なのに続刊がでるみたいなので、期待大です 続きを読む投稿日:2014.03.28
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りゅうおうのおしごと!
白鳥士郎, しらび / GA文庫
JSでも遅い
8
最年少でタイトルホルダーを手に入れたが、そこから勝てなくなった主人公のもとに才能あふれる小学生が弟子入りするために押し掛けてきたところから始まる。
将棋の駒の動かし方ぐらいからしらない自分にはラノベ…の「王手桂香」は難しかった。
棋譜より勝負を重んじ将棋のちょっとした世界や、ルールがぐらいで文章としてはおもしろくよめた。
最近将棋を題材にした小説漫画も色々あるけど、タイトル持ってたり、弟子を取ってるというのは珍しい
特にあとがきを読んでなぜ竜王なのか?それはちょっといい話 続きを読む投稿日:2016.09.18
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俺を好きなのはお前だけかよ
駱駝, ブリキ / 電撃文庫
純粋に面白い
7
起承転結大事だと感じた作品
どこにでもいる普通の高校生から始まり天真爛漫な幼馴染
美人でクールな生徒会長
爽やか野球エースの親友
テンプレ通りでいらんはとかんじたところから続くEtcEtc502ページ…と大量。
主人公視点で話は進むが面白い。
最初はいらねぇと思って読み続けるとおぉっという展開は是非読んでほしい。
予想外の展開で始まるとたまに視点が変わって話が繰り返すという小説もあるけど、
これは驚きつつも話は進む進む。これで終わりかなと思ったらここでこう来るかという感想。
細かい部分でひょっとしたらという部分がちりばりになっていて物語にちゃんと合致していくのも良かった。
あざとい所もあるけどそれはそれで気にならなかった。
主人公の性格もきにならない。口調もよかったな。タイトルに偽りなし。
このまま終わってもいい感じだけど次巻どうつながるのか。純粋に面白かった。久しぶりに面白かったのでこのまま続いていってほしい 続きを読む投稿日:2016.04.11
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神様のお仕事
幹, 蜜桃まむ / 講談社ラノベ文庫
ヒロインが魅力的
6
一言でいうとノリがいい。主人公がいいやつ
ある日神様になったという主人公。精神科に行こうという親友
ヒロインにいわれるがまま神になり依頼をこなしいてくが・・・なぜ彼は神様になれたのか?
まぁ色々あるけ…ど、面白い。忠誠心?なのかヒロインの主人公にたいする態度とか好感がもてる
バトルとかそういうのはぱっとしないけど、神様として依頼をこなし行くというのは結構よかった
続きを読む投稿日:2014.01.16